JP3068636U - 耳飾り - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耳朶の縁に沿って装飾部分を機能的に装着で
きる事を目的とする。 【構成】 この耳飾りは、凹カーブ及び凸カーブを有す
る放物線の一部を組合せたカーブ部材を、耳朶の裏側か
ら耳朶の稜線を回して、装飾品の取付け領域を有する先
端部分を耳朶の表側に乗せる、すなわち耳朶の端を挟む
構成である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ピアスホールが一つあいていれば、耳朶の縁にも装飾品を装着する 事ができる、ピアス用ジャケットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図１２のように、耳朶の縁に沿って耳朶の外側に宝石類の付いた先端部分が出 る、一枚の平面状のピアス用ジャケット。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のピアス用ジャケットは １、装着後安定性がなく、定位置に固定する事が出来なかった。 ２、着脱が困難であった。 ３、個人差のある耳朶の形にフィットしにくかった。 以上の３点を改良する事を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

耳朶の裏側から耳朶の稜線を回した部材を、凹カーブ及び凸カーブを有する放 物線の一部を組合せる形態にする事により、耳朶に密着させ、かつ耳朶を挟むこ とにより、問題点を解決している。

【０００５】

【考案の実施の形態】

この耳飾りは、ピアスと併用して、耳朶の縁を挟む形をとるため、装着時に定 位置に固定させることができ、個人差のある耳朶にもフィットし、且つ着脱時に は、装飾部分を指で摘む事が出来るので、着脱を容易にした。

【０００６】

【実施例】

図１〜３のａは耳飾り本体を指し、それぞれ図１は、カーブ部材を一本とした 時の図であり、図２は、カーブ部材を二股にした時の図であり、図３は、カーブ 部材を三叉以上にした時の図である。図１〜３のｂは、それぞれの本体に装飾品 を取付けた時の図である。この場合、装飾品の取付け方法は、問わない。 図４〜６はそれぞれ図１〜３で示した耳飾りの側面図であり、図１０〜１１は 、実際に耳に装着した時の図であり、使用時には、まずピアス本体を、通常のピ アスを使用する時と同様にピアスホールに通し、更に耳朶の裏側に出た針にジャ ケットの他端にある、調整機能を持つ穴（４）を通し、キャッチ（１３）で押さ える。この際（１）のカーブは耳朶に密着しており、装飾品取付位置である先端 （２）で、耳朶を挟み固定させることにより、従来のピアス用ジャケットのよう に体の動きにより不安定に揺れることが無くなり、従来のピアス用ジャケットに 比べ着脱が容易となる。又（３）に示す調整機能がある為、各自ピアスホールの 位置、及び耳の形に適応させることができる。この際ピアスはデザイン、素材を 問わず手持ちのピアスを使用する事が可能であり、ユーザーが各自で工夫して、 オリジナルを楽しむ事ができる、又ジャケットは耳朶の裏側に装着するので、ピ アスに付いている宝石類を傷める事がない。キャッチ（１３）の形状及び素材は 問わないが、図８のように他端（３）にピアス針を固定して耳朶の裏側から表側 通し、表側に出た針を装飾品兼用のキャッチ（１４）で押さえたり、図９のよう に本体にキャッチを予め装着して、着脱時のキャッチ紛失を防ぐと共に、より着 脱を容易にする事も可能である。直、この場合もキャッチの形状、素材は問わな い。 本体の素材としては、貴金属、非鉄金属とその合金の他に、セラミック、プラ スチック等用いる事が可能である為、金属アレルギーの人や、寒冷地での使用も 可能となる。又、形状記憶合金を使用すれば、耳朶を挟む強度を増す事ができる 。同様に先端（２）にある、装飾品取付領域に取付ける装飾品も、貴石、半貴石 、真珠、人工合成石、砂、硝子、ドライフラワー、ドライウッド、貝殻、布、粘 土、紙、プラスチック成型品に至るまで使用可能である為、高級宝飾品から、低 価格のアクセサリーに至る迄、幅広いニーズに応えられる耳飾りである。

【０００７】

【発明の効果】 この耳飾りは、従来のピアス独自のデザインを損なわずに、１つのピアスホー ルで耳朶の縁にも装飾品を付ける事ができ、更に耳朶を挟む事により機能性を追 及した耳飾りある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 ジャケットの正面図である

【図２】 ジャケットの正面図である

【図３】 ジャケットの正面図である

【図４】 ジャケットの側面図である

【図５】 ジャケットの側面図である

【図６】 ジャケットの側面図である

【図７】 ジャケットの実施例を示す側面図である

【図８】 ジャケットの実施例を示す側面図である

【図９】 ジャケットの実施例を示す側面図である

【図１０】 ジャケットの実施例を示す装着時の正面図
である。

【図１１】 ジャケットの実施例を示す装着時の正面図
である。

【図１２】 従来のジャケットを示す装着時の正面図で
ある。

【符号の説明】

１、・・・カーブ部材 ２・・・先端 ３・・・他端 ４・・・調節機能 ５・・・頂点 ６・・・装飾品 ７・・・耳朶の稜線 ８・・・耳朶の表側 ９・・・耳朶の裏側 １０・・・耳朶の断面 １１・・・ピアス １２・・・キャッチ １３・・・ピアス針 １４・・・装飾付きキャッチ

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 耳朶の裏側より耳朶の稜線（７）を回し
   たカーブ部材（１）で構成され、先端（２）が耳朶の表
   側に来ることにより耳朶の縁を挟み、且つ耳朶の表側に
   なる部分には装飾品の取付領域を有するピアス用ジャケ
   ット型耳飾り。
2. 【請求項２】 ジャケット本体は凹カーブ及び凸カーブ
   を有する放物線の一部を組合せたカーブ部材で構成され
   た、請求項１記載の耳飾り。
3. 【請求項３】 ジャケットの他端（３）は、当該ジャケ
   ットのカーブの頂点（５）から、キャッチの位置までの
   長さを調節する調整手段を有する請求項１〜２記載の耳
   飾り。
4. 【請求項４】 ジャケットの先端（２）にある、装飾品
   取付領域の装飾部分の位置を底辺として、ピアス針の位
   置が正三角形の略頂点近くである請求項１〜３記載の耳
   飾り。