JP3979469B2 - 腕時計用装飾具及び腕時計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、腕時計本体に着脱可能に取り付けてなる腕時計用装飾具及び腕時計用装飾具が着脱自在に取り付けられる腕時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、腕時計を豪華に装飾するために、腕時計本体の文字盤や枠体上に高価な宝石や貴金属類などの装飾具を直接取り付けることが一般に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようにして作られた腕時計は、腕時計本体が壊れると装飾具の転用等がきかず、装飾具を含めた腕時計全体の値打ちがほとんどなくなってしまう。このように、腕時計本体に直接取り付けられた装飾具は、高価であるにもかかわらず、永続的な価値がないという問題がある。また、装飾具を直接腕時計本体とうい限られた場所に取り付けるためにデザイン上の自由度が低いという問題もある。
【0004】
一方、登録実用新案第3012120号に見られるような、腕時計本体のバンドを取り付けるバネ杆に着脱可能に取り付ける革バンド付腕時計が提案されているが、この革バンド付腕時計では着脱のたびにバネ杆及び革バンドを腕時計本体から取り外さなければならず非常に不便である。また、バネ杆と革バンドを腕時計本体から取り外すには、バネ杆が小さな部品であるが故に人の指先で外すことができず、必ず道具が必要であるという問題がある。
【0005】
そこでこの発明は、高価な装飾具の価値が腕時計本体やベルト等に従属する不具合を解消すると共に、デザイン上の自由度が高く、かつ着脱が簡便である腕時計用装飾具及び腕時計を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し目的を達成するため、この発明に係わる腕時計用装飾具は請求項1の記載によれば、腕時計本体と、該腕時計本体の互いに対向する周辺部に配設され、各々に該腕時計のベルトの一端が取り付けられると共に該周辺部に互いに所定間隔だけ離間するように突出した一対の取付片を有する一対の取付部と、を備える腕時計に、着脱自在に取り付けられる腕時計用装飾具であって、開口した一端を有する第一の筒状体と、開口した一端を有し、該一端が前記第一の筒状体の前記一端に嵌合すると共に、前記第一の筒状体の軸方向に沿って相対移動可能に取り付けられる第二の筒状体と、前記第一の筒状体と前記第二の筒状体とを互いに離間させるように付勢する付勢力発生手段と、前記第一の筒状体と前記第二の筒状体との各々から突出する一対の脚部とを具備し、前記第一の筒状体と前記第二の筒状体とが前記付勢力発生手段によって内側から外側に向けて付勢されることで前記一対の脚部が前記一対の取付片に弾性的に係止されることを特徴とする。
【0007】
また、この発明に係わる腕時計用装飾具は請求項2の記載によれば、前記第一の筒状体は、軸線方向に延出するガイド孔を備え、前記第二の筒状体は、前記ガイド孔に対応する位置に突設されると共に、前記ガイド孔に沿って相対的に移動可能なガイドピンを備えることを特徴とする。
【0008】
さらに、この発明に係わる腕時計用装飾具は請求項3の記載によれば、前記第一の筒状体は、軸線方向に延出する一対のガイド孔であって、前記一対のガイド孔を結ぶ線が前記第一の筒状体の軸中心近傍を通らない一対のガイド孔を備え、前記第二の筒状体は、前記一対のガイド孔に対応する位置に架け渡されると共に、前記ガイド孔に沿って相対移動可能なガイドピンを備えることを特徴とする。
【0009】
さらにまた、この発明に係わる腕時計用装飾具は請求項4の記載によれば、前記付勢力発生手段がスプリング、スポンジ等の多孔質弾性体及びゴムのいずれか一つ若しくはその二つ以上の組み合わせであることを特徴とする。
【0010】
またさらに、この発明に係わる腕時計用装飾具は請求項5の記載によれば、前記付勢力発生手段は、前記第一の筒状体と前記第二の筒状体との内部に配設され、その一端は前記第一の筒状体内部に係止され、他端は前記第二の筒状体内部に係止されることを特徴とする。
【0011】
そして、この発明に係わる腕時計用装飾具は請求項6の記載によれば、前記第一の筒状体の他端は閉塞され、前記付勢力発生手段の一端が前記第一の筒状体の他端に当接されることで係止されることを特徴とする。
【0012】
そしてまた、この発明に係わる腕時計用装飾具は請求項7の記載によれば、前記第二の筒状体の他端は閉塞され、前記付勢力発生手段の他端が前記第二の筒状体の他端に当接されることで係止されることを特徴とする。
【0013】
またそして、この発明に係わる腕時計用装飾具は請求項8の記載によれば、前記第一の筒状体の他端の内部側及び前記第二の筒状体の他端の内部側のいずれか一方若しくは両方に配設されると共に、前記第一の筒状体と前記第二の筒状体との内部に配設される前記付勢力発生手段を支持する突起部を備えることを特徴とする。
【0014】
さらにそして、この発明に係わる腕時計用装飾具は請求項9の記載によれば、前記一対の脚部の先端部に外側に屈曲された脱落防止部を備えることを特徴とする。
【0015】
そしてさらに、この発明に係わる腕時計用装飾具は請求項10の記載によれば、前記第一の筒状体及び前記第二の筒状体のいずれか一方若しくは両方に意匠を施したことを特徴とする。
【0016】
上述した課題を解決し目的を達成するため、この発明に係わる腕時計は請求項11の記載によれば、腕時計本体と、該腕時計本体の互いに対向する周辺部に配設され、該腕時計のベルトの一端が取り付けられる一対の取付部であって、該周辺部に互いに所定間隔だけ離間するように突出した一対の取付片を有する一対の取付部と、該取付部のいずれか一方若しくは両方に着脱自在に取り付けられる腕時計用装飾具とを具備することを特徴とする。
【0017】
また、この発明に係わる腕時計は請求項12の記載によれば、前記腕時計用装飾具は、開口した一端を有する第一の筒状体と、開口した一端を有し、該一端が前記第一の筒状体の前記一端に嵌合すると共に、前記第一の筒状体の軸方向に沿って相対移動可能に取り付けられる第二の筒状体と、前記第一の筒状体と前記第二の筒状体とを互いに離間させるように付勢する付勢力発生手段と、前記第一の筒状体と前記第二の筒状体との各々から突出する一対の脚部とを備え、前記第一の筒状体と前記第二の筒状体とが前記付勢力発生手段によって内側から外側に向けて付勢されることで前記一対の脚部が前記一対の取付片に弾性的に係止されることを特徴とする。
【0018】
さらに、この発明に係わる腕時計は請求項13の記載によれば、前記第一の筒状体は、軸線方向に延出するガイド孔を備え、前記第二の筒状体は、前記ガイド孔に対応する位置に突設されると共に、前記ガイド孔に沿って相対的に移動可能なガイドピンを備えることを特徴とする。
【0019】
さらにまた、この発明に係わる腕時計は請求項14の記載によれば、前記第一の筒状体は、軸線方向に延出する一対のガイド孔であって、前記一対のガイド孔を結ぶ線が前記第一の筒状体の軸中心近傍を通らない一対のガイド孔を備え、前記第二の筒状体は、前記一対のガイド孔に対応する位置に架け渡されると共に、前記ガイド孔に沿って相対移動可能なガイドピンを備えることを特徴とする。
【0020】
またさらに、この発明に係わる腕時計は請求項15の記載によれば、前記付勢力発生手段がスプリング、スポンジ等の多孔質弾性体及びゴムのいずれか一つ若しくはその二つ以上の組み合わせであることを特徴とする。
【0021】
そして、この発明に係わる腕時計は請求項16の記載によれば、前記付勢力発生手段は、前記第一の筒状体と前記第二の筒状体との内部に配設され、その一端は前記第一の筒状体内部に係止され、他端は前記第二の筒状体内部に係止されることを特徴とする。
【0022】
そしてまた、この発明に係わる腕時計は請求項17の記載によれば、前記第一の筒状体の他端は閉塞され、前記付勢力発生手段の一端が前記第一の筒状体の他端に当接されることで係止されることを特徴とする。
【0023】
またそして、この発明に係わる腕時計は請求項18の記載によれば、前記第二の筒状体の他端は閉塞され、前記付勢力発生手段の他端が前記第二の筒状体の他端に当接されることで係止されることを特徴とする。
【0024】
さらにそして、この発明に係わる腕時計は請求項19の記載によれば、前記第一の筒状体の他端の内部側及び前記第二の筒状体の他端の内部側のいずれか一方若しくは両方に配設されると共に、前記第一の筒状体と前記第二の筒状体との内部に配設される前記付勢力発生手段を支持する突起部を備えることを特徴とする。
【0025】
そしてさらに、この発明に係わる腕時計は請求項20の記載によれば、前記一対の脚部の先端部に外側に屈曲された脱落防止部を備えることを特徴とする。
【0026】
そしてさらに、この発明に係わる腕時計は請求項21の記載によれば、前記第一の筒状体及び前記第二の筒状体のいずれか一方若しくは両方に意匠を施したことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明に係わる腕時計用装飾具及び腕時計の一実施例を、添付図面を参照して以下に詳細に説明する。
【0028】
図1は、本実施例における腕時計用装飾具20を装着した腕時計10を示している。この腕時計10は、腕時計本体12と、一対のベルト14と、腕時計本体12の互いに対向する周辺部に配設される一対の取付部16と、腕時計用装飾具20と、から概略構成されている。また、各々の取付部16にはベルト14の一端が取り付けられると共に該周辺部に互いに所定間隔だけ離間するように突出した一対の取付片18を備えている。また、本実施例の腕時計用装飾具20の意匠であるてんとう虫は、腕時計本体12の文字盤中心を向くように美しく施されている。
【0029】
図2は本実施例における腕時計用装飾具20の正面透視図である。図3は第一の筒状部22の軸方向に延出するガイド孔34近傍を通る面で一部断面した正面図である。図4は第一の筒状部22及び第二の筒状部24の中心軸を通る一部断面した底面図である。図5は腕時計用装飾具20を脚部28を介して腕時計本体12の一対の取付片18に取り付けた様子を示す底面図である。尚、図3乃至図5では腕時計用装飾具20の意匠部30は省略されている。また、本実施例で説明する正面図とは腕時計用装飾具を腕時計に装着した際にてんとう虫等で構成される意匠部30のてんとう虫の背中方向から見た図であり、底面図とはてんとう虫の臀部方向から見た図である。
【0030】
図2乃至図4に示すように、この腕時計用装飾具20は、開口した一端を有する第一の筒状体22と、開口した一端を有する第二の筒状体24と、スプリング26と、脚部28と、てんとう虫と葉状の装飾とからなる意匠部30と、から概略構成されている。また、第二の筒状体24の開口した一端は、第一の筒状体22の開口した一端に嵌合すると共に、第一の筒状体22の軸方向に沿って相対移動可能に取り付けられている。
【0031】
また、この第一の筒状体22の他端22aは閉塞され、この他端22aにスプリング26の一端が当接されることで係止されている。さらに、第一の筒状体22は軸線方向に延出する一対のガイド孔34を備えており、この一対のガイド孔34を結ぶ線は第一の筒状体22の軸中心を通らない位置に配設されている。
【0032】
そして、この第二の筒状体24の他端24aは閉塞され、この他端24aにスプリング26の他端が当接されることで係止されている。また、この他端24aには、スプリング26を支持すると共にスプリング26の位置ずれ等を防止する突起部32が配設されている。さらに、第二の筒状体24は、第一の筒状体22が備える一対のガイド孔34に対応する位置に架け渡されたガイドピン36を備えており、このガイドピン36が一対のガイド孔34に沿って相対移動することにより、第二の筒状体24は第一の筒状体22の軸方向に沿って相対移動する。
【0033】
さらに、一対の脚部28の先端部は各々外側に屈曲された脱落防止部28aを備えている。さらにまた、意匠部30のてんとう虫は背中が珊瑚等の宝玉、背中の星がダイヤモンド等の輝石でデザインされると共に、葉状の装飾は、金・銀・プラチナ等の貴金属や各種輝石・宝玉でデザインされている。
【0034】
上述した構成を持つ腕時計用装飾具20は、スプリング26による付勢力によって、第一の筒状体22と第二の筒状体24とが互いに離間する方向で付勢されている。また、ガイドピン36は、ガイド孔34の一端に当接されて係止されることにより、第一の筒状体22と第二の筒状体24との嵌合の解除を防止している。
【0035】
この腕時計用装飾具20の腕時計10への着脱は、第一の筒状体22と第二の筒状体24との嵌合の重なりが大きくなるように外側から押圧し、一対の脚部28を離間した一対の取付片18の間に通すことで行う。またこの時、ガイドピン36は、ガイド孔34の他端に当接されて係止されることにより、筒状体や意匠部等の変形・破壊を防止している。
【0036】
また、ガイドピン36は、一対のガイド孔34に架け渡されているので、第一の筒状体22と第二の筒状体24との軸回転方向の回転を防止している。さらに、一対のガイド孔34を結ぶ線は第一の筒状体22の軸中心を通らない位置に配設されているので、ガイドピン36のスプリング26への接触が防止されている。
【0037】
さらに、スプリング26を支持する突起部32は、スプリング26の位置ずれ防止をすると共に、腕時計用装飾具20の着脱動作でかかる押圧力によるスプリング26の座屈を防止している。
【0038】
また、図5に示すように、腕時計用装飾具20の一対の脚部28は、スプリング26による付勢力により、一対の取付片18に弾性的に当接され係止される。さらに、脱落防止部28aは、腕時計10の使用時に発生する接触や衝撃による腕時計用装飾具20の脱落を防止している。
【0039】
以上のように、本実施例における腕時計用装飾具及び腕時計は、着脱可能であるので、高価な各種宝玉・貴金属の価値が腕時計本体に従属する不具合を解消することができる。また、腕時計本体に直接装飾する場合に発生するデザインスペースの問題が全くなく、意匠部にどのようなデザインでも施すことができる。
【0040】
また、この腕時計用装飾具及び腕時計は、一対のガイド孔34とガイドピン36とによる第一の筒状体22と第二の筒状体24との嵌合解除防止、変形・破壊防止や軸回転方向への回転防止が図られていると共に、ガイドピン36のスプリング26への接触防止やスプリング26のずれ・座屈防止等も図られている。これらの形状・機構の工夫により、腕時計用装飾具20は、腕時計本体12に簡便・確実かつ何らの道具も必要とせずに着脱することが可能である。
【0041】
尚、この発明は、上述した実施例の構成に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
【0042】
例えば、本実施例において、意匠部は第一及び第二の筒状体の両方に施されていたが、この発明はこのような構成に限定されることなく、腕時計用装飾具としてのデザインを損なわない範囲であれば、第一又は第二の筒状体のいずれか一方のみに意匠部を施してもよいことは言うまでもない。また、第一及び第二の筒状体のいずれか一方若しくは両方の材質を金・銀・プラチナ等の貴金属にすることで筒状体自身を装飾具とすれば、別個独立の意匠部を設けなくてもよいことは言うまでもない。
【0043】
また、本実施例において、付勢力発生手段はスプリングで構成されていると説明したが、この発明はこの構成に限定されることなく、スポンジ等の多孔質弾性体やゴム等で構成されていても良いことは言うまでもない。尚、スポンジやゴム等で付勢力発生手段を構成する場合には、本実施例において説明した第一及び第二の筒状体の各々の他端を閉塞させずに、スポンジやゴム等の一部を第一及び第二の筒状体の各々の内部に接着等で係止しても良い。
【0044】
さらに、本実施例において、第一及び第二の筒状体の各々の閉塞された他端にスプリングを当接させると説明したが、この発明はこのような構成に限定されることなく、第一及び第二の筒状体の各々の他端のいずれか一方または両方ともが開口していても良いことは言うまでもない。尚、開口している他端でのスプリングは、接着やピン止め等で係止されることになる。
【0045】
さらにまた、本実施例において、一対のガイド孔を第一の筒状体の軸中心を通らない位置に配設されるよう説明したが、この発明はこのような構成に限定されることなく、付勢力発生手段であるスプリングの位置を第一の筒状体及び第二の筒状体の軸中心を通らないように配設したり、スプリングの直径を小さくすることで、一対のガイド孔を第一の筒状体の軸中心を通る位置に配設しても良いことは言うまでもない。また、スプリングの代わりにスポンジやゴム等を使用する場合には、このスポンジやゴム等に、一対のガイド孔に架け渡されたガイドピンが相対移動するための貫通孔を設ければ、ガイド孔の位置は第一の筒状体の軸中心やそれ以外のどこに配設されていても問題がないことは言うまでもない。
【0046】
またさらに、本実施例において、この一対のガイド孔にガイドピンが架け渡されていると説明したが、この発明はこのような構成に限定されることなく、1つのガイド孔とそのガイド孔に挿入される突設したガイドピン等のようにその機能を損なわないものであれば構成は限定されないことは言うまでもない。
【0047】
そして、本実施例において、突起部は、第二の筒状体の閉塞された他端に配設されていると説明したが、この発明はこのような構成に限定されることなく、第一の筒状体の閉塞された他端にのみ配設したり、第一及び第二の筒状体の閉塞された各々の他端の両方に配設しても良いことは言うまでもない。また、スプリングのずれや座屈が発生せず、腕時計用装飾具としての不具合がなければ突設部を設けなくとも良い。
【0048】
そしてまた、本実施例において、腕時計用装飾具は腕時計のベルトを取り付ける一対の取付部の片方に取り付けるよう説明したが、この発明はこのような構成に限定されることなく、一対の取付部の両方に取り付けても良いことは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明による腕時計用装飾具及び腕時計は、付勢力発生手段により腕時計のベルトの取付部に腕時計用装飾具を係止させ得るようにしたものである。そのため、腕時計本体が壊れた際に腕時計用装飾具を別個の腕時計へ付け替えることや、複数の腕時計の間での腕時計用装飾具の共用ができることになる。このことにより、腕時計用装飾具は、腕時計本体と独立した永続的価値をもつことになる。しかも、腕時計本体にのみ装飾が施されていた従来手法に比べて、本発明による腕時計用装飾具及び腕時計はスペースや形状に依存するものがないために、デザイン上の自由度が格段に向上すると共に、従来にはない斬新なデザインを施したり、格調の高い豪華な腕時計を提供する上でも極めて有用なものとなり得る。
【0050】
また、本発明による腕時計用装飾具及び腕時計に設けられた様々な形状・機構の工夫により、非常に高価でありまた繊細で小さくかつ壊れやすい腕時計用装飾具を、変形・破壊することなく、しかも何らの道具を必要としないで、簡便・確実に着脱することが可能である。このことにより、本発明による腕時計用装飾具及び腕時計の所有者は、時や場所に合わせて躊躇なく気軽に腕時計用装飾具及び腕時計を交換することができるので、所有者に極めて有用な装飾具となり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における腕時計用装飾具20を装着した腕時計10である。
【図2】本実施例における腕時計用装飾具20の正面透視図である。
【図3】本実施例における腕時計用装飾具20を一部断面した正面図である。
【図4】本実施例における腕時計用装飾具20を一部断面した底面図である。
【図5】本実施例における腕時計用装飾具20を一対の取付片18に取り付けた様子を示す底面図である。
【符号の説明】
10 腕時計
12 腕時計本体
14 ベルト
16 取付部
18 取付片
20 腕時計用装飾具
22 第一の筒状体
22a 第一の筒状体の他端
24 第二の筒状体
24a 第二の筒状体の他端
26 スプリング
28 脚部
28a 脱落防止部
30 意匠部
32 突起部
34 ガイド孔
36 ガイドピン

Claims (4)

  1. 腕時計本体と、該腕時計本体の互いに対向する周辺部に配設され、各々に該腕時計のベルトの一端が取り付けられると共に該周辺部に互いに所定間隔だけ離間するように突出した一対の取付片を有する一対の取付部と、を備える腕時計に、着脱自在に取り付けられる腕時計用装飾具であって、
    開口した一端と、閉塞した他端と、軸線方向と平行に延出する一対のガイド孔であって、前記一対のガイド孔を結ぶ線が前記第一の筒状体の軸中心近傍を通らない一対のガイド孔とを有する第一の筒状体と、
    開口した一端と、閉塞した他端と、前記一対のガイド孔に対応する位置に架け渡されると共に、前記ガイド孔に沿って相対移動可能なガイドピンと、該他端の前記第二の筒状体の内部の略中心に突設される突起部とを有し、該一端が前記第一の筒状体の前記一端を覆うように嵌合すると共に、前記第一の筒状体の軸方向に沿って相対移動可能に取り付けられる第二の筒状体と、
    一端が前記第一の筒状体の閉塞した他端に当接することで係止され、他端が前記第二の筒状体の閉塞した他端に当接することで係止され、前記第一の筒状体と前記第二の筒状体との内部に前記第一の筒状体の閉塞した他端から前記第二の筒状体の閉塞した他端に架け渡されるように配設され、前記第一の筒状体と前記第二の筒状体とを互いに離間させるように付勢する付勢力発生手段としてのスプリングと、
    前記第一の筒状体と前記第二の筒状体との各々から突出し、先端部に前記スプリングにより付勢される方向に屈曲された脱落防止部を有する一対の脚部とを具備し、
    前記スプリングが前記突起部により前記第二の筒状体の略中心に支持されて前記第一の筒状体と前記第二の筒状体とを互いに離間させる方向に付勢することで前記一対の脚部が前記一対の取付片に弾性的に係止されることを特徴とする腕時計用装飾具。
  2. 前記第一の筒状体及び前記第二の筒状体のいずれか一方若しくは両方に意匠を施したことを特徴とする請求項1に記載の腕時計用装飾具。
  3. 腕時計本体と、
    該腕時計本体の互いに対向する周辺部に配設され、該腕時計のベルトの一端が取り付けられる一対の取付部であって、該周辺部に互いに所定間隔だけ離間するように突出した一対の取付片を有する一対の取付部と、
    前記取付部のいずれか一方若しくは両方に着脱自在に取り付けられる腕時計用装飾具であって、
    開口した一端と、閉塞した他端と、軸線方向と平行に延出する一対のガイド孔であって、前記一対のガイド孔を結ぶ線が前記第一の筒状体の軸中心近傍を通らない一対のガイド孔とを有する第一の筒状体と、
    開口した一端と、閉塞した他端と、前記一対のガイド孔に対応する位置に架け渡されると共に、前記ガイド孔に沿って相対移動可能なガイドピンと、該他端の前記第二の筒状体の内部の略中心に突設される突起部とを有し、該一端が前記第一の筒状体の前記一端を覆うように嵌合すると共に、前記第一の筒状体の軸方向に沿って相対移動可能に取り付けられる第二の筒状体と、
    一端が前記第一の筒状体の閉塞した他端に当接することで係止され、他端が前記第二の筒状体の閉塞した他端に当接することで係止され、前記第一の筒状体と前記第二の筒状体との内部に前記第一の筒状体の閉塞した他端から前記第二の筒状体の閉塞した他端に架け渡されるように配設され、前記第一の筒状体と前記第二の筒状体とを互いに離間させるように付勢する付勢力発生手段としてのスプリングと、
    前記第一の筒状体と前記第二の筒状体との各々から突出し、先端部に前記スプリングにより付勢される方向に屈曲された脱落防止部を有する一対の脚部とを備え、
    前記スプリングが前記突起部により前記第二の筒状体の略中心に支持されて前記第一の筒状体と前記第二の筒状体とを互いに離間させる方向に付勢することで前記一対の脚部が前記一対の取付片に弾性的に係止される腕時計用装飾具と、を具備することを特徴とする腕時計。
  4. 前記腕時計用装飾具は、前記第一の筒状体及び前記第二の筒状体のいずれか一方若しくは両方に意匠を施したことを特徴とする請求項3に記載の腕時計。
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