JP3247503U - 身飾品固定部材 - Google Patents

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高史 石部
俊明 椎橋
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株式会社G・T・B・T
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Figure 0003247503000001
【課題】高硬度を確保しつつ加工性に優れ、ダイヤモンド等の宝玉を留める爪部を小さく形成することを可能とした身飾品固定部材を得る。
【解決手段】ダイヤモンドを固定する身飾品固定部材1であって、4個の爪部2と、該爪部の下端同士を連結するU字連結部3を有し、ダイヤモンドを固定するための空間を中央に備えるように複数の爪部を形成し、ルテニウムを含有しプラチナ含有率が95%のプラチナ950を使用する素材から構成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、指輪等の身飾品に使用されるダイヤモンドなどの宝玉を固定するための金属製の爪を備えた身飾品固定部材に関する。
従来、例えば図4に示すように、カットされたダイヤモンド(不図示)を中央に取り付ける指輪100においては、リング本体101の基部104の上方に複数本の爪部105を立上げて形成し、その内側を切削して溝部106を設け、ダイヤモンドを載置して爪部105を内側に寄せるように折り曲げてダイヤモンドの側部であるガードルを溝部106に挟んで固定する手法が広く採用されている(特開2009-225837号)。
特開2009-225837号公報
しかしながら、従来の固定手法によると、指輪100におけるリング本体101の日常使用での形状変形を防止するため、リング本体101の素材の硬度を高くする必要があり、リング本体101を鍛造で形成することが行われている。その結果、リング本体101に対してダイヤモンドなどの宝玉を固定するために形成される爪部105を小さく加工することができないという問題点があった。
本考案は上記実情に鑑みて提案されたもので、高硬度を確保しつつ加工性に優れ、ダイヤモンド等の宝玉を留める爪部を小さく形成することを可能とした身飾品固定部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案に係る身飾品固定部材(請求項1)は、宝玉又は装飾石(ダイヤモンド30)を固定する身飾品固定部材(1)であって、
前記宝玉又は装飾石を固定するための空間(4)を中央に備えるように複数の爪部(2)を形成し、ルテニウムを含有しプラチナ含有率が95%のプラチナ950を使用する素材から構成することを特徴としている。
請求項2は、請求項1に記載の身飾品固定部材において、
前記身飾品固定部材(1)は、4個の爪部(2)と、該爪部の下端同士を連結するU字連結部(3)とから構成されることを特徴としている。
請求項3は、請求項3に記載の身飾品固定部材において、
前記爪部(2)は、折曲して前記宝玉又は装飾石を固定する先端折曲部(21)と、前記宝玉又は装飾石(ダイヤモンド30)と接触する接触部(22)を備え、
前記U字連結部(21)は、前記宝玉又は装飾石との間に隙間(40)を存在させることを特徴としている。
請求項4は、請求項3に記載の身飾品固定部材において、
前記爪部(2)の幅が、前記ダイヤモンド(30)を保持する水平方向において、0.5~0.6mmであることを特徴としている。
請求項5は、請求項3に記載の身飾品固定部材において、
前記素材の硬度がビッカース硬度188(平均値)であることを特徴としている。
本考案の身飾品部材(1)によれば、ルテニウムの含有率が高いプラチナ950を素材として使用することで、高硬度を確保しつつ加工性に優れ、ダイヤモンド(30)等の宝玉を留める爪部(2)を小さく(細く)することが出来る。
その結果、爪部(2)によりダイヤモンド(30)を覆う面積が少なくなり、ダイヤモンド(30)の輝きを際立たせることができる。
本考案の身飾品固定部材の一実施形態を示すもので(a)は平面説明図、(b)は正面説明図である。 身飾品固定部材にダイヤモンドを固定した状態を示すもので、(a)は平面説明図、(b)は正面説明図である。 身飾品固定部材にダイヤモンドを固定する手順を示す説明図である。 従来の指輪のリング本体部分を示す斜視説明図である。
本考案に係る身飾品固定部材の一実施形態について、図面を参照して説明する。
身飾品固定部材1は、図1に示すように、4個の爪部2と、各爪部の下端同士をそれぞれ連結するU字連結部3とから構成されている。4個の爪部2で囲まれた内側部分には、ダイヤモンドなどの宝玉又は装飾石を固定するための空間4が形成されている。
爪部2及びU字連結部3は、ルテニウムを含有しプラチナ含有率が95%のプラチナ950を使用する素材を鋳造加工することで一体的に形成される。身飾品固定部材1を構成する素材の硬度は、プラチナ以外の含有率5%のうち、ルテニウムの含有率を高くすることで、加工性を担保しつつビッカース硬度188(平均値)の高硬度とすることができる。
その結果、爪部2の幅2aについて、ダイヤモンドを保持する水平方向において、従前に比べ細い0.5~0,6mm(図1(b))で形成することができる。
身飾品固定部材1にダイヤモンド30を固定した状態を図2に示す。
爪部2は、折曲することでダイヤモンド30の上面を押し付ける先端折曲部21と、ダイヤモンド30下側面のガードル31に接触する接触部22を備えることで、ダイヤモンド30を4つの爪部2と各接触部22とで把持して身飾品固定部材1に固定する。
また、U字連結部3は、ダイヤモンド30の下側面に対して隙間40(図2(b))が存在するように爪部2に対して形成されている。この構造により、ダイヤモンド30の下方からの光を入射し易くし、輝き効果を向上させる。
続いて、身飾品固定部材1にダイヤモンド30を固定する手順について、図3を参照して説明する。
(1)ダイヤモンド30が傾かないように、石座(4個のU字連結部3)に対して水平になるように爪部2の接触部22にダイヤモンド30を載置する。
(2)爪部2の先端折曲部21を内側に均等に倒し、ダイヤモンド30がずれないように、石座に固定していく。
(3)先端折曲部21の先端の余分な長さを切断する。
(4)先端折曲部21の先端を短く整え、研磨する。
身飾品固定部材1にダイヤモンド30を固定した状態でチェーンを装着すればネックレスとなり、また、リング本体に身飾品固定部材1を固定すれば指輪として使用可能となる。
上述した身飾品固定部材の構造によれば、プラチナ含有率が95%でルテニウムの含有率が高い素材を使用することで、高硬度で良好な加工性を担保することができる。
この素材を使用することにより、ダイヤモンドを留める爪部を小さく(幅狭)することができる。
爪部を小さくすることで、ダイヤモンドを覆う面積が少なくなるため、ダイヤモンドを際立たせることができる。
1 身飾品固定部材
2 爪部
3 U字連結部
4 空間
21 先端折曲部
22 接触部
30 ダイヤモンド
40 隙間

Claims (5)

  1. 宝玉又は装飾石を固定する身飾品固定部材であって、
    前記宝玉又は装飾石を固定するための空間を中央に備えるように複数の爪部を形成し、
    ルテニウムを含有しプラチナ含有率が95%のプラチナ950を使用する素材から構成する、ことを特徴とする身飾品固定部材。
  2. 前記身飾品固定部材は、4個の爪部と、該爪部の下端同士を連結するU字連結部とから構成される請求項1に記載の身飾品固定部材。
  3. 前記爪部は、折曲して前記宝玉又は装飾石を固定する先端折曲部と、前記宝玉又は装飾石と接触する接触部位を備え、
    前記U字連結部は、前記宝玉又は装飾石との間に隙間を存在させる
    請求項2に記載の身飾品固定部材。
  4. 前記爪部の幅が、前記宝玉又は装飾石を保持する水平方向において、0.5~0,6mmである請求項3に記載の身飾品固定部材。
  5. 前記素材の硬度がビッカース硬度188(平均値)である請求項3に記載の身飾品固定部材。
JP2024001576U 2024-05-17 身飾品固定部材 Active JP3247503U (ja)

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