JPH07307098A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH07307098A
JPH07307098A JP21803094A JP21803094A JPH07307098A JP H07307098 A JPH07307098 A JP H07307098A JP 21803094 A JP21803094 A JP 21803094A JP 21803094 A JP21803094 A JP 21803094A JP H07307098 A JPH07307098 A JP H07307098A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源電圧が低い場合でも誤動作の危険がな
く、また動作の複雑化を招くことなく、動作所要時間が
短い書込みベリファイ動作を実現することを可能とした
半導体記憶装置を提供すること。 【構成】 セルアレイと、センス動作と書込みデータの
ラッチ動作を行うデータラッチ兼センスアンプと、セル
アレイの所定範囲のメモリセルに対しデータ書込みを行
い、かつ書込み不十分のセルには再書込みを行うベリフ
ァイ制御回路と、ベリファイ動作時に書込み状態に応じ
て再書込みデータを自動設定する回路と、ベリファイ動
作時に書込みを終了するか否かを判定する回路とを備え
た半導体記憶装置において、判定する回路は、直列接続
された同極性のトランジスタQn11,Qn12 を備え、デー
タラッチ兼センスアンプのノードN1がQn11 のゲート
に入力され、Qn12 のソースが接地電位に接続されるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的書替え可能な半
導体記憶装置に係わり、例えばNANDセル構成のメモ
リセルアレイを有するEEPROMを用いたメモリセル
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の一つとして、高集積化
が可能なNANDセル型EEPROMが知られている。
これは、複数のメモリセルをそれらのソース,ドレイン
を隣接するもの同士で共用する形で直列接続し、これを
一単位としてビット線に接続するものである。メモリセ
ルは通常、電荷蓄積層と制御ゲートが積層されたFET
MOS構造を有する。メモリセルアレイは、p型基板又
はn型基板に形成されたp型ウェル内に集積形成され
る。NANDセルのドレイン側は選択ゲートを介してビ
ット線に接続され、ソース側はやはり選択ゲートを介し
てソース線(基準電位配線)に接続される。メモリセル
の制御ゲートは、行方向に連続的に接続されてワード線
となる。
【0003】NANDセル型EEPROMの動作は、次
の通りである。データ書込みの動作は、ビット線から最
も離れた位置のメモリセルから順に行う。選択されたメ
モリセルの制御ゲートには高電圧Vpp(=20V程度)
を印加し、それよりビット線側にあるメモリセルの制御
ゲート及び選択ゲートには中間電圧Vm (=10V程
度)を印加し、ビット線にはデータに応じて0V又は中
間電圧を与える。ビット線に0Vが与えられたとき、そ
の電位は選択メモリセルのドレインまで伝達されて、ド
レインから浮遊ゲートに電子注入が生じる。これにより
その選択されたメモリセルのしきい値は正方向にシフト
する。この状態を例えばデータ“1”とする。ビット線
に中間電位が与えられたときは電子注入が起こらず、従
ってしきい値は変化せず、負に止まる。この状態はデー
タ“0”である。
【0004】データ消去は、NANDセル内の全てのメ
モリセルに対して同時に行われる。即ち、全ての制御ゲ
ート,選択ゲートを0Vとし、ビット線及びソース線を
浮遊状態として、p型ウェル及びn型基板に高電圧20
Vを印加する。これにより、全てのメモリセルで浮遊ゲ
ートの電子がp型ウェルに放出され、しきい値は負方向
にシフトする。
【0005】データ読出し動作は、選択されたメモリセ
ルの制御ゲートを0Vとし、それ以外のメモリセルの制
御ゲート及び選択ゲートを電源電位Vccとして、選択メ
モリセルで電流が流れるか否かを検出することにより行
われる。
【0006】以上の動作説明から明らかなように、NA
NDセル型EEPROMでは、書込み及び読出し動作時
には非選択メモリセルは転送ゲートとして作用する。こ
の観点から、書込みがなされたメモリセルのしきい値電
圧には制限が加わる。例えば“1”書込みされたメモリ
セルのしきい値の好ましい範囲は、0.5〜3.5V程
度となる。データ書込み後の経時変化、メモリセルの製
造パラメータのばらつきや電源電位にばらつきを考慮す
ると、データ書込み後のしきい値分布はこれより小さい
範囲であることが要求される。
【0007】しかしながら、従来のような書込み電位及
び書込み時間を固定して全メモリセルを同一条件でデー
タ書込みする方式では、“1”書込み後のしきい値範囲
を許容範囲に収めることが難しい。例えば、メモリセル
は製造プロセスのばらつきからその特性にもばらつきが
生じる。従って書込み特性を見ると、書込まれやすいメ
モリセルと書込まれにくいメモリセルがある。これに対
して、各々のメモリセルのしきい値が所望の範囲に収ま
るよう書込まれるように、書込み時間を調節してベリフ
ァイを行いながら書込むという方法が提案されている
(特願平3−343363号)。
【0008】また、消去がなされたメモリセルのしきい
値電圧は、負の値になっていなければならない。この状
態を確実に実現するため、消去時間を調節してベリファ
イを行いながら消去するという方法がある。このような
書込みベリファイ読出しや消去ベリファイ読出しの動作
タイミングの一例を図35,36に示す。
【0009】但し、図35,36のタイミング図は共
に、センスアンプ兼データラッチ回路及びラッチデータ
検知回路として図34の回路を用いた場合のものであ
る。図34の回路には、書込み若しくは消去状態確認
後、各メモリセルのデータを1つ1つ外部に出力するこ
となく、書込み若しくは消去状態が十分であるかを検知
することを可能とした回路(破線Aで囲んだ部分)が含
まれている(特願平3−343363号)。
【0010】動作タイミング図の中で注目すべき部分は
図35の☆、図36の*の部分である。まず、図35の
動作タイミングについて説明する。
【0011】最初にビット線を全てVccに充電した後
に、ワード線(制御ゲート)及び選択ゲートを“H”と
することにより、“1”データを持つメモリセルに接続
されたビット線はVccのまま保たれ、“0”データを持
つメモリセルに接続されたビット線はVcc→0Vとな
る。続いて、書込みデータが“1”であるメモリセルに
接続されたビット線は0V→VH (“H”レベルと判定
される電圧)まで充電された後、ビット線がセンスされ
る。続いて、信号RSTがVcc→0VとなってノードN
0が0V電位のままフローティングとなった後、APC
ONが0V→Vccとなる。このとき、ノードN2が
“L”レベル、つまり0Vにあると、ノードN0は0V
のまま保たれるため、Qn46 はオフのままである。
【0012】また、ノードN2が“H”レベル、例えば
Vccにあると、ノードN0は(Vcc−Vthn )まで充電
される。(Vcc−Vthn )>Vthn であればQn46 はオ
ン状態となるため、このときフローティング状態にある
VDTC はVcc→0Vとなる。この場合に、全てのデータ
ラッチ回路のノードN1が“H”、N2が“L”レベル
である状態にあれば、VDTC はVccのまま保たれたまま
であり、これは全ての選択メモリセルに対する書込みが
終了した状態に対応するため、これで書込みが終了す
る。
【0013】また、全てのデータラッチ回路のうち少な
くとも1つでノードN1が“L”、N2が“H”である
状態にあれば、VDTC はVcc→0Vとなり、これは少な
くとも1つの選択メモリセルにおいて書込みが不十分で
あることを示しているため、続けて書込みが行われる。
これが正常な状態である。
【0014】ところが、Vcc−Vthn <Vthn であれば
常にQn46 がオフ状態にあるため、前記のようなデータ
ラッチ回路のデータの一括検知をすることができなくな
り、誤動作を起こす危険が高まる。Vcc−Vthn <Vth
n という状態は、Vccが低くなるほど起こりやすくなる
ため、図34に示した回路では電源電圧の低減化を行う
ことが困難になる。
【0015】同様のことは図36の*の部分においても
言える。
【0016】この問題を解決する一つの方法として、信
号APCONやAECONを☆や*の間Vccよりも高い
電圧に設定するというものがあるが、これを用いると、
動作が複雑になる上に、Vccよりも高い電圧を発生させ
るための所要時間が必要となり、動作所要時間が長くな
る、回路増加を招く、等の問題がある。
【0017】また、書込み・消去ベリファイ読出しを行
う回路として、図34の回路の代わりに図37の回路を
用いることもできる。図37では、書込みベリファイ読
出し時の一括検知用ノードVDTCPと消去ベリファイ読出
し時の一括検知用ノードVDTCEがあり、それぞれにノー
ドN2,N1をゲートに受けるnチャネルトランジスタ
のドレインが接続されている。この回路を用いると、検
知用トランジスタQn47,Qn48 のゲートには“H”レベ
ルとしてはVccがそのまま入力されるので、Vccの低減
化が進んでも、Vcc>Vthである限り、誤動作を起こさ
なくなる。
【0018】しかしながら、図37の回路では配線数が
1本増える(一括検知用ノード用配線がVDTC 1本から
VDTCPとVDTCEの2本になる)ため、パターン面積の増
加を招くことになる。
【0019】一方、従来のNANDセル型EEPROM
では図34に示したセンスアンプ兼データラッチ回路を
ビット線1本に1個の割合で設ける必要があり、またセ
ンスアンプ兼データラッチ回路は多くの素子を含むた
め、センスアンプ兼データラッチ回路のパターン面積が
大きくなる。従って、図38(a)のように、パターン
上ではセンスアンプ兼データラッチ回路(図38(a)
の中のS/Ai(i=1,2,…)の一つのエリアがセ
ンスアンプ兼データラッチ回路1個+ラッチデータ検知
回路1個(図34中のA,図37)に相当)のパターン
図を作成するためにはビット線4本ピッチ程度の幅が必
要となり、従ってセンスアンプ兼データラッチ回路のパ
ターン図は4段積みとなることがある。そして、その下
にカラムデコーダ3が設けられる(図38(a)参
照)。
【0020】この場合には、書込み・消去終了検出信号
のノードは、図38(b)のようになる。図38(b)
から分かるように、書込み・消去終了検出信号ノードが
センスアンプ兼データラッチ回路パターンの中まで伸び
ているため、書込み・消去終了検出信号ノードの配線長
が非常に長くなり、従って書込み・消去終了検出信号ノ
ードの容量が大きくなっていた。図38の方式だと、書
込み・消去終了検知動作は書込み・消去終了検出信号ノ
ード(図38中のVDTC に相当)を一度Vcc電位に充電
した後、トランジスタQn46 を介してVDTC ノードが放
電されるか否かを調べる動作であり、VDTC ノードの容
量が大きい場合には、電位の充・放電所要時間が長くな
るため、書込み・消去終了検知動作の所要動作が長くな
り、最終的には書込み・消去ベリファイ読出し所要時間
の長時間化を招く。
【0021】上記した充・放電動作のうち、VDTC ノー
ドの充電動作に関しては、図38中のトランジスタQp6
の寸法を大きくすることにより高速化は可能であり、ま
たトランジスタQp6はチップ全体で1個しかないので、
Qp6の寸法を大きくしてもチップ全体としての面積増加
は殆どないため、VDTC ノードの充電動作高速化は容易
に実現できる。ところが、VDTC ノードの放電動作に関
しては、高速化を実現するためにはトランジスタQn46
の寸法を大きくするしかないが、トランジスタQn46 は
それぞれビット線の数と同数あるため(通常数千個〜数
万個)、寸法を大きくするとパターン面積の増大も大き
く、チップ面積の大幅な増加につながる。しかも、1個
でも書込み又は消去不十分なメモリセルが存在する場合
には書込み・消去終了検知結果を未終了とせねばならな
いため、最悪の場合には、VDTCノード放電所要時間内
に、1個のトランジスタQn46 を介してVDTC ノードが
放電されねばならない。
【0022】従って、VDTC ノード容量が大きい場合に
は、書込み・消去終了検知動作の信頼性を保つために
は、“L”レベルへの放電がVDTC ノード放電時間内に
完了するように、VDTC ノード放電時間を長くとる必要
があり、これは書込み・消去終了検知動作の長時間化、
即ち書込み・消去ベリファイ読出し動作の長時間化を招
く、という問題があり、VDTC ノード放電時間を短縮す
るために放電用のトランジスタ寸法を大きくするとチッ
プ面積の大幅な増大を招く、という問題点があった。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のN
ANDセル型EEPROM等の半導体記憶装置において
は、電源電圧が低くなると、書込み・消去ベリファイ読
出しの所要時間が長くなる、誤動作の危険が高くなる等
の問題があった。
【0024】また、書込み・消去ベリファイ読出し動作
中に選択されたメモリセルの全てにおいて、書込み・消
去が十分に行われているか否か、即ち書込み・消去を終
了すべきかどうかを検知する際の被検知ノード(=一括
検知ノード、図38中のVDTC ノードに相当)の配線長
が長いため、被検知ノードの容量が大きくなり、被検知
ノードの充・放電所要時間が長時間化し、書込み・消去
ベリファイ読出し動作の所要時間が長くなるという問題
があった。さらに、被検知ノードの充・放電所要時間を
短縮するために、充・放電を行うトランジスタの寸法を
大きくすると、このトランジスタの個数が数千〜数万個
程度あるため、チップ面積の大幅な増大を招くという問
題があった。
【0025】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、電源電圧が低い場合で
も誤動作の危険がなく、また動作の複雑化やパターン面
積の増大等を招くことなく、動作所要時間が短い書込み
・消去ベリファイ読出し動作を実現することを可能とし
た半導体記憶装置を提供することにある。
【0026】また、本発明の他の目的は、チップ面積を
殆ど増加させることなく、書込み・消去終了検知動作の
所要時間を短縮し、高速な書込み・消去ベリファイ読出
し動作を実現することを可能とした半導体記憶装置を提
供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、次のような構成を採用している。
【0028】即ち本発明(請求項1)は、半導体基板に
データを記憶するメモリセルが配列形成されたメモリセ
ルアレイと、このメモリセルアレイのビット線方向の一
端部に設けられ、書込みデータのラッチ動作を行うデー
タラッチ回路と、複数個のデータラッチ回路にラッチさ
れた複数個のデータが全て所定のデータと同じか否かを
判定する手段とを具備した半導体記憶装置において、判
定する手段は、直列接続された同極性の第1及び第2の
トランジスタを備え、データラッチ回路のノードの一端
が第1若しくは第2のトランジスタのゲートに入力さ
れ、直列接続されたトランジスタの一端が電源電位若し
くは接地電位に設定されていることを特徴とする。
【0029】また、本発明(請求項2)は、半導体基板
に電荷蓄積層と制御ゲートが積層形成され、電荷蓄積層
と基板の間の電荷の授受により電気的書替えが行われる
メモリセルが配列形成されたメモリセルアレイと、この
メモリセルアレイのビット線方向の一端部に設けられ、
センス動作と書込みデータのラッチ動作を行うセンスア
ンプ兼データラッチ回路と、メモリセルアレイの所定範
囲のメモリセルに単位書込み・消去時間を設定して同時
にそれぞれデータ書込み・消去を行った後、そのメモリ
セルデータを読出して書込み・消去不十分のメモリセル
がある場合にそれぞれ再書込み・消去を行うベリファイ
制御手段と、書込みベリファイ動作時に、読出されたメ
モリセルのデータとセンスアンプ兼データラッチ回路に
ラッチされている書込みデータとの論理をとって、書込
み状態に応じてビット毎にデータラッチ兼センスアンプ
の再書込みデータを自動設定する手段と、書込み・消去
ベリファイ動作時に、それぞれデータラッチ回路にラッ
チされた再書込みデータ・消去データを検出し、それぞ
れ書込み・消去を終了するか否かを判定する手段とを具
備した半導体記憶装置において、判定する手段は、直列
接続された同極性の第1及び第2のトランジスタを備
え、センスアンプ兼データラッチ回路のノードの一端が
第1若しくは第2のトランジスタのゲートに入力され、
直列接続されたトランジスタの一端が電源電位若しくは
接地電位に設定されていることを特徴とする。
【0030】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1) メモリセルを複数個直列接続してNANDセルを構
成し、このNANDセルを配列形成して不揮発性メモリ
セルアレイが構成されていること。 (2) 同極性の第1及び第2のトランジスタの直列接続回
路(第1のトランジスタのソースと第2のトランジスタ
のドレインが接続された回路)が2組設けられること。 (3) (2) の構成に加え、一方の組の第1のトランジスタ
のゲートにはセンスアンプ兼データラッチ回路のノード
の一端が接続され、他方の組の第1のトランジスタのゲ
ートにはセンスアンプ兼データラッチ回路のノードの他
端が接続され、各々の組の第2のトランジスタのソース
は電源端若しくは接地端に接続され、各々の組の第1の
トランジスタのドレインには一括検知用ノード用配線が
接続されること。 (4) (3) の構成に加え、一方の組の第2のトランジスタ
のゲートには書込みベリファイデータ検知信号が入力さ
れ、他方の組の第2のトランジスタのゲートには消去ベ
リファイデータ検知信号が入力されること。
【0031】また、本発明(請求項3)は、半導体基板
にデータを記憶するメモリセルが配列形成されたメモリ
セルアレイと、このメモリセルアレイのビット線方向の
一端部に設けられた、センス動作と書込みデータのラッ
チ動作を行うセンスアンプ兼データラッチ回路とを備え
た半導体記憶装置において、複数のセンスアンプ兼デー
タラッチ回路からなるデータラッチ群に含まれる複数の
センスアンプ兼データラッチ回路にラッチされた複数個
のデータが全て第1のデータと同一か否かを判定し、同
一の場合と同一でない場合で第1のノードの電位レベル
が異なるように制御する手段と、複数のデータラッチ群
のそれぞれに対応する、複数の第1のノードの電位を受
けて、複数のデータラッチ群に含まれるセンスアンプ兼
データラッチ回路にラッチされたデータが全て第1のデ
ータと同一か否かを判定し、同一の場合と同一でない場
合で第2のノードの電位レベルが異なるように制御する
手段と、第2のノードの電位レベルを受けて、複数のデ
ータラッチ群に含まれるセンスアンプ兼データラッチ回
路にラッチされたデータが全て第1のデータと同一か否
かの判定結果を出力する手段とを具備してなることを特
徴とする。
【0032】また、本発明(請求項4)は、半導体基板
に電荷蓄積層と制御ゲートが積層形成され、電荷蓄積層
と基板の間の電荷の授受により電気的書替えが行われる
メモリセルが配列形成されたメモリセルアレイと、この
メモリセルアレイのビット線方向の一端部に設けられ
た、センス動作と書込みデータのラッチ動作を行うセン
スアンプ兼データラッチ回路と、メモリセルアレイの所
定範囲のメモリセルに単位書込み・消去時間を設定して
同時にそれぞれデータ書込み・消去を行った後、そのメ
モリセルデータを読出して書込み・消去不十分のメモリ
セルがある場合にそれぞれ再書込み・消去を行うベリフ
ァイ制御手段とを備えた半導体記憶装置において、書込
みベリファイ動作時に、読出されたメモリセルのデータ
とセンスアンプ兼データラッチ回路にラッチされている
書込みデータとの論理をとって、書込み状態に応じてビ
ット毎にセンスアンプ兼データラッチ回路の再書込みデ
ータを自動設定する手段と、書込み・消去ベリファイ動
作時に、それぞれデータラッチ回路にラッチされた再書
込みデータ・消去データを検出し、それぞれ書込み・消
去を終了するか否かを判定する手段と、複数個のメモリ
セルを含むメモリセル群中の書込み又は消去不十分なメ
モリセルの有無を判定し、有る場合と無い場合とで第1
ノードの電位が異なるように制御する手段と、複数個の
メモリセル群のそれぞれに対応する、複数の第1ノード
の電位を受けて複数個のメモリセル群中の書込み又は消
去不十分なメモリセルの有無を判定し、それぞれの場合
で第2ノードの電位が異なるように制御する手段とを具
備してなることを特徴とする。
【0033】
【作用】本発明(請求項1,2)においては、データ書
込み・消去を行った後に、メモリセルの制御ゲートに所
定のベリファイ電位(例えば電源電位と接地電位の中間
に設定される)を与えてメモリセルのしきい値電圧をビ
ット線制御回路によって評価する。そして、所望のしき
い値に達していないメモリセルがあれば、そのメモリセ
ルについてのみ書込み・消去動作を追加する。その後、
再度しきい値の評価を行う。この操作を繰り返し行い、
全てのメモリセルのしきい値が所望の許容範囲に収まっ
ていることを確認したら書込み・消去動作を終了する。
【0034】このとき本発明においては、データラッチ
回路の出力を、直列接続された検知用トランジスタの一
方のゲートに直接入力することにより、ラッチデータを
検知している。このため、データラッチ回路の“H”レ
ベルをVccとすると、トランジスタのゲートにはVcc−
VthではなくVccが直接加わることになり、しきい値分
の電圧降下を抑制することができる。
【0035】このようにして本発明によれば、電源電圧
が低い場合でも信頼性が高く、また高速な書込み・消去
ベリファイ読出し動作を実現できる。
【0036】また、本発明(請求項3,4)において
は、被検知ノードを分割する方式を用いている。具体的
には、(n×k)個のデータラッチ回路にラッチされた
(n×k)個のデータが全て同じか否かを判定する手段
として、n個のデータラッチ回路にラッチされたデータ
が同じか否かを判定し、そのn個のデータの判定結果を
出力信号として出力する回路k個と、前記出力信号が示
す判定結果がk個共データ一致状態にあるか否かを検知
し、その検知結果を出力する回路を備えている。つま
り、(n×k)個のフリップフロップと接続されていた
従来の被検知ノードを、n個数のフリップフロップと接
続された被検知ノードk個とこのk個の被検知ノードの
検知結果を受けて全フリップフロップの検知結果を表す
ノードの2種類に分割(従来の被検知ノードを(k+
1)個に分割)し、各ノードを別々の検知回路で検知す
る。
【0037】このようにして本発明によれば、チップ面
積を殆ど増加させることなく、書込み・消去終了検知動
作の所要時間を短縮し、高速な書込み・消去ベリファイ
読出し動作を実現できる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)図1は、本発明の第1の実施例に係わるN
ANDセル型EEPROMの構成を示すブロック図であ
る。メモリセルアレイ1に対して、データ書込み,読出
し,再書込み,書込みベリファイ読出し及び消去ベリフ
ァイ読出しを行うために、ビット線制御回路2が設けら
れている。このビット線制御回路2は、データ入出力バ
ッファ6につながり、アドレスバッファ4からのアドレ
ス信号を受けるカラムデコーダ3の出力を入力として受
ける。また、メモリセルアレイ1に対して制御ゲート及
び選択ゲートを制御するためにロウデコーダ5が設けら
れ、メモリセルアレイ1が形成されるp基板(又はp型
ウェル)の電位を制御するための基板電位制御回路7が
設けられている。
【0039】ラッチデータ検知回路Aはビット線制御回
路2にラッチされているデータを検知し、書込み・消去
終了検知回路8はこの検知結果を受けて、書込み終了信
号若しくは消去終了信号を出力する。書込み終了信号若
しくは消去終了信号は、データ入出力バッファ6から外
部へ出力される。
【0040】ビット線制御回路2は、主にCMOSフリ
ップフロップからなり、書込むためのデータのラッチや
ビット線の電位を読むためのセンス動作、また書込み後
及び消去後のベリファイ読出しのためのセンス動作、さ
らに再書込みデータのラッチを行う。
【0041】図2(a)(b)は、メモリセルアレイの
一つのNANDセル部分の平面図と等価回路図であり、
図3(a)(b)はそれぞれ図2(a)のA−A′及び
B−B′断面図である。素子分離酸化膜12で囲まれた
p型シリコン基板(又はp型ウェル)11に、複数のN
ANDセルからなるメモリセルアレイが形成されてい
る。一つのNANDセルに着目して説明するとこの実施
例では、8個のメモリセルM1 〜M8 が直列接続されて
一つのNANDセルを構成している。
【0042】メモリセルはそれぞれ、基板11にゲート
絶縁膜13を介して浮遊ゲート14(141 、142
…,148 )を形成し、この上に層間絶縁膜15を介し
て制御ゲート16(161 ,162 ,…,168 )を形
成して、構成されている。これらのメモリセルのソース
・ドレインであるn型拡散層19は、隣接するもの同士
共用する形で接続され、これによりメモリセルが直列接
続される。
【0043】NANDセルのドレイン側及びソース側に
は、メモリセルの浮遊ゲート,制御ゲートと同時に形成
された選択ゲート149 ,169 及び1410,1610
それぞれ設けられている。素子形成された基板上はCV
D酸化膜17により覆われ、この上にビット線18が配
設されている。ビット線18はNANDセルの一端のド
レイン側拡散層19にはコンタクトさせている。行方向
に並ぶNANDセルの制御ゲート14は、共通に制御ゲ
ート線CG1 ,CG2 ,…,CG8 として配設されてい
る。これら制御ゲート線はワード線となる。選択ゲート
149 ,169及び1410,1610もそれぞれ行方向に
連続的に選択ゲート線SG1 ,SG2 として配設されて
いる。
【0044】なお、選択ゲート149 ,1410と基板1
1との間のゲート絶縁膜13をメモリセル部のゲート絶
縁膜13より厚くして、その信頼性を高めるようにして
もよい。
【0045】図4は、このようなNANDセルがマトリ
ックス配列されたメモリセルアレイの等価回路を示して
いる。
【0046】図5は、図1中のビット線制御回路2及び
ラッチデータ検知回路Aの具体的な構成を示す。この実
施例でのセンスアンプ兼データラッチ回路を構成するC
MOSフリップフロップFFは、Eタイプ,pチャネル
MOSトランジスタQp1,Qp2とEタイプ,nチャネル
MOSトランジスタQn3,Qn4により構成された信号同
期式CMOSインバータと、Eタイプ,pチャネルMO
SトランジスタQp3,Qp4とEタイプ,nチャネルMO
SトランジスタQn5、Qn6により構成された信号同期式
CMOSインバータと、により構成されている。
【0047】このCMOSフリップフロップFFの出力
ノードN1とビット線BLi との間は、信号φF により
制御されるEタイプ,nチャネルMOSトランジスタQ
n7を介して接続されている。
【0048】ビット線BLi と電源Vccの間には、フリ
ップフロップFFの出力ノードN1により制御されるE
タイプ,nチャネルMOSトランジスタQn8と、信号φ
V により制御されるEタイプ,nチャネルMOSトラン
ジスタQn9とが直列接続されている。そして、これらの
トランジスタにより、書込みベリファイ読出し時にCM
OSフリップフロップFFのデータに応じてビット線B
Li がVcc−Vthに充電される。
【0049】Eタイプ,pチャネルMOSトランジスタ
Qp5とDタイプ,nチャネルMOSトランジスタQD1
は、ビット線BLi をVccにプリチャージする回路であ
る。トランジスタQD1は、消去時や書込み時にトランジ
スタQp5に高電圧が印加されるのを防止するために設け
られている。Eタイプ,nチャネルMOSトランジスタ
Qn10 は、ビット線BLi を0Vにリセットするための
リセットトランジスタである。
【0050】CMOSフリップフロップFFの2つのノ
ードは、カラム選択信号CSLi により制御されるトラ
ンスファゲートであるEタイプ,nチャネルMOSトラ
ンジスタQn1とQn2を介してそれぞれ入出力線IO,/
IOに接続されている。
【0051】また、以下にラッチデータ検知回路Aの構
成を説明する。CMOSフリップフロップFFの出力ノ
ードN1により制御されるEタイプ,nチャネルMOS
トランジスタQn11 と、信号AECONにより制御され
るEタイプ,nチャネルMOSトランジスタQn12 とが
直列接続されている。これらのトランジスタにより、消
去ベリファイ読出し時にN1が“H”レベルにある場合
に書込み・消去終了検出信号VDTC を“L”レベルとす
る。さらに、CMOSフリップフロップの出力ノードN
2により制御されるEタイプ,nチャネルMOSトラン
ジスタQn13 と、信号APCONにより制御されるEタ
イプ,nチャネルMOSトランジスタQn14 とが直列接
続されている。これらのトランジスタにより、書込みベ
リファイ読出し時にN2が“H”レベルにある場合に書
込み・消去終了検出信号VDTC を“L”レベルとするよ
うになっている。
【0052】図6に、ビット線制御回路2,ラッチデー
タ検知回路Aとメモリセルアレイ1及び書込み・消去終
了検知回路8の一部の接続関係を示す。
【0053】書込み・消去終了検知回路8の一部を構成
するEタイプ,pチャネルMOSトランジスタQp6は、
書込み・消去終了検出信号VDTC のVccへのプリチャー
ジを書込み・消去終了検知動作の前に行う。なお、図6
中に破線で囲ったように、FFは便宜上記号化してあ
る。この実施例の書込み及び書込み確認(書込みベリフ
ァイ読出し)時の回路動作を次に説明する。なお、以下
の説明では、1つのNANDセルを8個のメモリセルの
直列回路で構成したものとするが、1つのNANDセル
中のメモリセル数が8個以外(例えば4個,16個,3
2個)の場合も同様に適用することが可能である。。ま
た、書込み・消去終了検知回路8は、トランジスタQp6
以外にVDTC 電位検知回路(図20)も含む。
【0054】書込みの前にメモリセルのデータは、セル
が形成されるp基板(又はpウェル)を約20V(Vp
p)に印加し、制御ゲートCG1 〜CG8 を0Vとして
消去される。このとき、メモリセルのしきい値は0V以
下となっている。消去動作については、後に詳しく説明
する。
【0055】図7は、書込み/書込み確認時の動作を示
している。書込みデータが入出力線IO,/IOからC
MOSフリップフロップFFにラッチされた後、プリチ
ャージ信号φP が“H”、/φP が“L”となって、ビ
ット線BLi がVccにプリチャージされる。続いて、電
圧VMBとφF はVccから中間電位Vm (〜10V)とな
る。ラッチしたデータによってビット線BLi は0Vか
Vm となる。“1”書込みの場合は0V、“0”書込み
の場合はVm である。このとき、選択ゲートSG1 はV
m 、SG2 は0V、制御ゲートはCG2 が選択されてい
る場合、CG1がVm 、CG2 が高電圧Vpp(〜20
V)で、CG3 〜CG8 はVm である。
【0056】選択ゲートSG1 ,SG2 、制御ゲートC
1 〜CG8 が0Vにリセットされた後、信号φF が
“L”、リセット信号φR が“H”となって、ビット線
BLiは0Vにリセットされる。続いて書込み確認動作
となる。
【0057】書込み確認動作は、まずプリチャージ信号
φP が“H”、/φP が“L”となって、ビット線BL
i がVccにプリチャージされる。この後、ロウデコーダ
5により選択ゲート,制御ゲートが駆動される。選択ゲ
ートSG1 ,SG2 、制御ゲートCG1 〜CG8 がリセ
ットされた後、書込みベリファイ信号φV が“H”とな
り、“0”書込みをしたビット線BLi にのみVcc−V
thが出力される。
【0058】この後、φSP,φRPが“H”、φSN,φRN
が“L”となり、φF が“H”となる。信号φSPが
“L”、φSNが“H”となってビット線電位がセンスさ
れた後、信号φRPが“L”、φRNが“H”となって、再
書込みデータがラッチされる。このとき、書込みデータ
とメモリセルのデータと再書込みデータの関係は、下記
の(表1)の通りである。
【0059】
【表1】 この後、書込み・消去終了検知信号/φDVが“L”、ま
た書込みベリファイデータ検知信号APCONが“H”
となって、もし全ての再書込みデータが“0”、つまり
全てのデータラッチ回路中のN2ノードが全て“L”レ
ベルであれば、書込み・消去終了検出信号VDTC が
“H”となる。1つでもデータ“1”、つまり1つでも
N2ノードが“H”レベルにあるFFがあれば、VDTC
は“L”である。書込み・書込み確認動作は、VDTC が
“H”となるまで繰り返される。そして、この検出結果
は、データ入出力ピン或いはREADY/BUSYピンから外部に
出力される。
【0060】次に、図5、6の回路を用いた消去及び消
去確認(消去ベリファイ読出し)動作時の回路動作を説
明する。
【0061】図8は消去/消去確認時の動作を示してい
る。消去動作に入ると、全ての選択ゲート、非選択ブロ
ック中の制御ゲート、メモリセルが構成されているpウ
ェル若しくはp基板、メモリセル中のソース線(図2、
4中のVsource)が0V→Vccとなる。この時には、ビ
ット線が(Vcc−Vj )(但し、Vj はpウェルとn+
で構成されるpn接合が順バイアスにある時の電位降下
量)より高い電圧にあるときにはそのままの電圧に保た
れ、ビット線が(Vcc−Vj )より低い電圧にあるとき
には、pウェルからn+ にpn接合順バイアス電流が流
れるため、ビット線は(Vcc−Vj )に充電される(図
3(a)参照)。
【0062】続いて、全ての選択ゲート、非選択ブロッ
ク中の制御ゲート、メモリセルが構成されているpウェ
ル若しくはp基板、さらにメモリセル中のソース線がV
cc→Vpp(VppはVccより高い電圧であり、〜20V)
となると、ビット線は(Vcc−Vj )→(Vpp−Vj )
となる。この状態がしばらく保たれた後に、全ての選択
ゲート、非選択ブロック中の制御ゲート、メモリセルが
構成されているpウェル若しくはp基板、メモリセル中
のソース線がVpp→0Vとなった後、ビット線リセット
信号φR が0V→Vccとなりビット線BLi が0Vにリ
セットされる。続いて、消去確認動作となる。
【0063】消去確認動作は、まずプリチャージ信号φ
P が“H”、/φP が“L”となって、ビット線BLi
がVccにプリチャージされる。この後、ロウデコーダ5
により選択ゲート、制御ゲートが駆動される。選択ゲー
トSG1 ,SG2 、制御ゲートCG1 〜CG8 がリセッ
トされた後、φSP,φRPが“H”、φSN,φRNが“L”
となり、φF が“H”となる。信号φSPが“L”、φSN
が“H”となってビット線電位がセンスされた後、信号
φRPが“L”、φRNが“H”となって読出しデータがラ
ッチされる。
【0064】この後、書込み・消去終了検知信号/φDV
が“L”、また消去ベリファイデータ検知信号AECO
Nが“H”となって、もし全てのデータラッチ回路中の
N1ノードが“L”レベルであれば、書込み・消去終了
検出信号VDTC が“H”となる。一つでもN1ノードが
“H”にあるデータラッチ回路があれば、VDTC は
“L”である。消去・消去確認動作は、VDTC が“H”
となるまで繰り返される。そして、検出結果は、データ
入出力ピン或いはREADY/BUSYピンから外部に出力され
る。
【0065】この実施例での消去,書込み,読出し,書
込み確認,消去確認時のビット線BLi 、線服ブロック
内の選択ゲートSG1 ,SG2 、選択ブロック内の制御
ゲートCG1 〜CG8 等の電位を、下記の(表2)に示
す。ここでは、CG2 が選択された場合を示している。
また、(表2)中では、Vcc=3Vの場合を例にとって
示してある。
【0066】
【表2】 このように本実施例では、データ書込みを行った後に、
メモリセルの制御ゲートに所定のベリファイ電位(例え
ば電源電位と接地電位の中間に設定される)を与えてメ
モリセルのしきい値電圧をビット線制御回路2によって
評価する。そして、所望のしきい値に達していないメモ
リセルがあれば、そのメモリセルについてのみ書込み動
作を追加し、その後に再度しきい値の評価を行う。この
操作を繰り返し行い、全てのメモリセルのしきい値が所
望の許容範囲に収まっていることを確認したら書込み動
作を終了する。つまり、データ書込みをその進行の程度
をチェックしながら小刻みに繰り返すことによって、最
終的にデータ書込みが終了したメモリセルアレイのしき
い値分布を小さいものとすることができる。
【0067】また、本実施例では、CMOSフリップフ
ロップFFのノードN1を検知用トランジスタQn11 の
ゲート、ノードN2を検知用トランジスタQn13 のゲー
トに直接接続して、Qn11,Qn13 によりラッチデータを
検知している。このため、図34の構成に比較すると、
検知用トランジスタのゲートには“H”レベル電位とし
てVcc−VthではなくVccが加わることになり、しきい
値分の電圧降下を抑制することができる。従って、電源
電圧が低い場合でも信頼性が高く、また高速な書込み・
消去ベリファイ読出し動作を実現できる。 (実施例2)図9は、本発明の第2の実施例に係わるN
ANDセル型EEPROMのビット線制御回路部及びラ
ッチデータ検知回路部の構成を示す図である。EEPR
OMの基本構成は図1と同様である。
【0068】この実施例でのセンスアンプ兼データラッ
チ回路を構成するCMOSフリップフロップFFは、E
タイプ,pチャネルMOSトランジスタQp7,Qp8とE
タイプ,nチャネルMOSトランジスタQn17 により構
成された信号同期式CMOSインバータと、Eタイプ,
pチャネルMOSトランジスタQp9,Qp10 とEタイ
プ,nチャネルMOSトランジスタQn18 により構成さ
れた信号同期式CMOSインバータと、により構成され
ている。
【0069】このCMOSフリップフロップFFの出力
ノードN1とビット線BLi との間は、信号BLCDに
よって制御されるEタイプ,nチャネルMOSトランジ
スタQn20 と、信号BLTRにより制御されるDタイ
プ,nチャネルMOSトランジスタQd2とを介して接続
されている。
【0070】CMOSフリップフロップFFの出力ノー
ドN2とVss(0V電位)との間には、トランジスタQ
n20 とQd2が接続されているノードN3により制御され
るEタイプ,nチャネルMOSトランジスタQn16 と、
信号BLSENにより制御されるEタイプ,nチャネル
MOSトランジスタQn15 とが直列接続されている。こ
れらのトランジスタにより、通常読出し時・書込みベリ
ファイ読出し時・消去ベリファイ読出し時にビット線の
電圧により“0”又は“1”のメモリセルデータが読出
される。
【0071】CMOSフリップフロップFFの出力ノー
ドN1とVss(0V電位)との間には、信号LRSTに
より制御されるEタイプ,nチャネルMOSトランジス
タQn19 が接続され、信号LRSTが“H”レベルとな
るときに、フリップフロップFFのラッチデータのリセ
ット動作、つまりノードN1を“L”レベルとする動作
を行う。
【0072】Eタイプ,pチャネルMOSトランジスタ
Qp11 は、ビット線をVcc,Vm 或いはVppにプリチャ
ージする動作を制御する素子である。トランジスタQd2
は、消去動作時にトランジスタQn16 に高電圧が印加さ
れるのを防止するために設けられている。
【0073】CMOSフリップフロップFFの2つのノ
ードは、カラム選択信号CSLi により制御されるトラ
ンスファゲートであるEタイプ,nチャネルMOSトラ
ンジスタQn1とQn2を介して、それぞれ入出力線IO,
/IOに接続されている。
【0074】また、以下ではラッチデータ検知回路Aの
構成を説明する。CMOSフリップフロップFFの出力
ノードN1により制御されるEタイプ,nチャネルMO
SトランジスタQn11 と、信号AECONにより制御さ
れるEタイプ,nチャネルMOSトランジスタQn12 と
が直列接続されている。これらのトランジスタにより、
消去ベリファイ読出し時にN1が“H”レベルにある場
合に書込み・消去終了検出信号VDTC を“L”レベルと
する。さらに、CMOSフリップフロップの出力ノード
N2により制御されるEタイプ,nチャネルMOSトラ
ンジスタQn13と、信号APCONにより制御されるE
タイプ,nチャネルMOSトランジスタQn14 とが直列
接続されている。これらのトランジスタにより、書込み
ベリファイ読出し時にN2が“H”レベルにある場合に
書込み・消去終了検出信号VDTCを“L”レベルとする
ようになっている。
【0075】図10に、ビット線制御回路2,ラッチデ
ータ検知回路Aとメモリセルアレイ1及び書込み・消去
終了検知回路8の一部の接続関係を示す。
【0076】書込み・消去終了検知回路8の一部を構成
するEタイプ,pチャネルMOSトランジスタQp6は、
書込み・消去終了検出信号VDTC のVccへのプリチャー
ジを書込み・消去終了検知動作の前に行う。なお、図1
0中に破線で囲ったように、FFは便宜上記号化してあ
る。この実施例の書込み及び書込み確認(書込みベリフ
ァイ読出し)時の回路動作を次に説明する。なお、以下
の説明では、1つのNANDセルを8個のメモリセルの
直列回路で構成したものとする。また、書込み・消去終
了検知回路8は、トランジスタQp6以外にVDTC 電位検
知回路(図20)も含む。
【0077】書込みの前にメモリセルのデータは、セル
が形成されるp基板(又はpウェル)を約20V(Vp
p)に印加し、制御ゲートCG1 〜CG8 を0Vとして
消去される。このとき、メモリセルのしきい値は0V以
下となっている。消去動作については、後に詳しく説明
する。
【0078】図11は、書込み/書込み確認時の動作を
示している。書込みデータが入出力線IO,/IOから
CMOSフリップフロップFFにラッチされた後、プリ
チャージ信号BLCUBが“L”となって、ビット線B
Li がVccにプリチャージされる。続いて、プリチャー
ジ電圧BLCRLがVccからVm となるため、ビット線
BLi もVccからVm となった後、プリチャージ信号B
LCUBがVm となり、トランジスタQp11 がオフ状態
となる。
【0079】続いて、信号BLCDがVccとなり、ラッ
チしたデータによってビット線がVm のまま保たれるか
若しくは0Vとなる。“1”書込みの場合は0V、
“0”書込みの場合はVm である。続いて、VMBがVm
となり、また信号BLTR及び信号BLCDもVm とな
る。続いて、選択ゲートSG1 はVm 、SG2 は0V、
制御ゲートはCG2 が選択されている場合、CG1 がV
m 、CG2 が高電圧Vpp(〜20V)で、CG3 〜CG
8 はVm の状態となり、しばらくこの状態が保たれる。
【0080】選択ゲートSG1 ,SG2 、制御ゲートC
1 〜CG8 が0Vにリセットされた後、信号BLCD
が“L”、続いて信号BLCUBが“L”となる。この
時には、BLCRLはVcc電位にあるので、ビット線B
Li はVccとなる。続いて、書込み確認動作となる。
【0081】書込み確認動作は、まずプリチャージ信号
BLCUBが“L”となり、ビット線BLi がVccにプ
リチャージされる。この後、ロウデコーダ5により選択
ゲート、制御ゲートが駆動される。選択ゲートSG1
SG2 、制御ゲートCG1 〜CG8 がリセットされた
後、ビット線電位検知信号BLSENが“H”となる。
この時には、ラッチのノードN1が書込み確認動作前か
ら“H”となっているフリップフロップFFではビット
線の電圧によらずラッチデータは不変であり、ノードN
1が“H”のままである。また、ラッチのノードN1が
書込み確認動作前から“L”となっているフリップフロ
ップFFでは、ビット線の電圧がトランジスタQn16 の
しきい値電圧より低い場合にはノードN1が“L”のま
ま保たれ、またビット線の電圧がトランジスタQn16 の
しきい値電圧より高い場合にはトランジスタQn16 がオ
ン状態となり、ノードN1は“L”→“H”(ノードN
2が“H”→“L”となるため)となる。このようにし
て、再書込みのデータがフリップフロップFFに読出さ
れラッチされる。このとき、書込みデータとメモリセル
のデータと再書込みデータの関係は、前記の(表1)の
通りである。
【0082】この後、書込み・消去終了検知信号/φDV
が“L”となってVDTC ノードをVccにプリチャージし
た後、書込み・消去終了検知信号φDVが“H”に戻り、
続いて書込みベリファイデータ検知信号APCONが
“H”となる。この時には、もし全ての再書込みデータ
が“0”、つまり全てのFF中のN2ノードが“L”レ
ベルであれば、書込み・消去終了検出信号VDTC が
“H”となる。一つでもデータ“1”、つまり一つでも
N2ノードが“H”レベルにあるFFがあれば、VDTC
は“L”となる。書込み・書込み確認動作は、VDTC が
“H”となるまで繰り返される。そして、検出結果は、
データ入出力ピン或いはREADY/BUSYピンから外部に出力
される。
【0083】次に、図9、10の回路を用いた消去及び
消去確認(消去ベリファイ読出し)動作時の回路動作を
説明する。
【0084】図12は消去/消去確認時の動作を示して
いる。消去動作に入ると、まず信号BLTRが“L”と
なる。また、全ての選択ゲート、非選択ブロック中の制
御ゲート、メモリセルが構成されているpウェル若しく
はp基板、メモリセル中のソース線(図2、4中のVso
urce)が0V→Vccとなる。この時に、プリチャージ信
号BLCUBが“L”となるため、ビット線もBLCR
L電位、つまりVccに充電される。
【0085】続いて、全ての選択ゲート、非選択ブロッ
ク中の制御ゲート、メモリセルが構成されているpウェ
ル若しくはp基板、メモリセル中のソース線がVcc→V
pp(VppはVccより高い電圧であり、〜20V)とな
る。この時には、BLCRLもVcc→Vppとなるため、
ビット線もVcc→Vppのように充電される。この状態が
しばらく保たれた後に、全ての選択ゲート、非選択ブロ
ック中の制御ゲート、メモリセルが構成されているpウ
ェル若しくはp基板、メモリセル中のソース線がVpp→
0Vとなる。
【0086】続いて、プリチャージ信号BLCUBが0
V→Vppとなってビット線へのVpp電位の印加を止め
る。また信号SAPをVccとしてトランジスタQP9をオ
フにした後に、信号BLTR、BLCD、LRSTをV
cc電位としてビット線BLi を0Vにリセットする。続
いて、消去確認動作となる。
【0087】消去確認動作は、まずプリチャージ信号B
LCUBが“L”となり、ビット線BLi がVccにプリ
チャージされる。また、信号SAPをVccとしてトラン
ジスタQP9をオフにした後に、信号LRSTをVccとし
て全てのフリップフロップFFのノードN1を“L”レ
ベルにリセットする。この後、ロウデコーダ5により選
択ゲート、制御ゲートが駆動される。
【0088】選択ゲートSG1 ,SG2 、制御ゲートC
1 〜CG8 がリセットされた後、ビット線電位検知信
号BLSENが“H”となる。信号BLSENが“H”
となる前には、全てのラッチのノードN1が“L”とな
っているため、ビット線の電圧がトランジスタQn16 の
しきい値電圧より高い場合にはノードN1が“L”→
“H”となり、またビット線の電圧がトランジスタQn1
6 のしきい値電圧より低い場合にはノードN1が“L”
のまま保たれる。このようにして、選択ブロック内のメ
モリセルのデータがフリップフロップFFに読出され、
データラッチされる。
【0089】この後、書込み・消去終了検知信号/φDV
が“L”となってVDTC ノードをVccにプリチャージし
た後、書込み・消去終了検知信号/φDVが“H”に戻
り、続いて消去ベリファイデータ検知信号AECONが
“H”となる。この時には、もし全ての再書込みデータ
が“0”、つまり全てのFF中のN1ノードが“L”レ
ベルであれば、書込み・消去終了検出信号VDTC が
“H”となる。一つでもデータ“1”、つまり一つでも
N1ノードが“H”レベルにあるFFがあれば、VDTC
は“L”である。消去・消去確認動作は、VDTC が
“H”となるまで繰り返される。そして、検出結果は、
データ入出力ピン或いはREADY/BUSYピンから外部に出力
される。
【0090】この実施例での消去,書込み、読出し、書
込み確認、消去確認時のビット線BLi 、選択ブロック
内の選択ゲートSG1 ,SG2 、選択ブロック内の制御
ゲートCG1 〜CG8 の電位を、前記の(表2)に示
す。ここでは、CG2 が選択された場合を示している。
また、(表2)中では、Vcc=3Vの場合を例にとって
示してある。このように、図9、10の回路構成の場合
でも、図5、6の回路構成の場合と表2中の各部分の電
圧は同じ値(消去時ビット線BLi を除く)となる。 (実施例3)図13は、本発明の第3の実施例に係わる
NANDセル型EEPROMの概略構成を示すブロック
図である。基本構成は図1と同様であるが、この実施例
ではセルアレイ1が2つのブロック1A,1Bに分けら
れ、これらのセルブロック1A,1Bに共通にビット線
制御回路2が設けられている。
【0091】図14、15はそのビット線制御回路2,
ラッチデータ検知回路Aと書込み・消去終了検知回路8
の部分の構成である。Eタイプ,nチャネルMOSトラ
ンジスタQn25,Qn26 と、Eタイプ,pチャネルMOS
トランジスタQp13,Qp14 とでFFを構成している。E
タイプ,nチャネルMOSトランジスタQn23,Qn24は
FFのイコライズ用トランジスタである。
【0092】Eタイプ,nチャネルMOSトランジスタ
Qn27 とEタイプ,pチャネルMOSトランジスタQp1
2 はFF活性化用トランジスタ、Eタイプ,nチャネル
MOSトランジスタQn28,Qn29 はFFの2つのノード
N1,N2とセルアレイ・ブロック1A,1B内のビッ
ト線BLai (i=0,1,2,…),BLbi (i=
0,1,2,…)との接続用トランジスタ、Eタイプ,
nチャネルMOSトランジスタQn30 〜Qn33 はデータ
に応じてビット線をVcc−Vthに充電するためのトラン
ジスタ、Qn34,Qn35 はビット線プリチャージ、リセッ
ト用のトランジスタである。
【0093】また、フリップフロップFFの出力ノード
N1により制御されるEタイプ,nチャネルMOSトラ
ンジスタQn36 と、信号Lにより制御されるEタイプ,
nチャネルMOSトランジスタQn37 とが直列接続され
ている。これらのトランジスタにより、書込みベリファ
イ読出し時又は消去ベリファイ読出し時にN1が“H”
レベルにある場合に書込み・消去終了検出信号VDTC を
“L”レベルとする。さらに、CMOSフリップフロッ
プ出力ノードN2により制御されるEタイプ,nチャネ
ルMOSトランジスタQn38 と、信号Rにより制御され
るEタイプ,nチャネルMOSトランジスタQn39 とが
直列接続されている。これらのトランジスタにより、書
込みベリファイ読出し時又は消去ベリファイ読出し時に
N2が“H”レベルにある場合に書込み・消去終了検出
信号VDTC を“L”レベルとするようになっている。
【0094】また、書込み・消去終了検知回路8の一部
を構成するEタイプ,pチャネルMOSトランジスタQ
p15 は、書込み・消去終了検出信号VDTC を出力する。
なお、書込み・消去終了検知回路8は、トランジスタQ
p15 以外にVDTC 電位検知回路(図20)も含む。
【0095】次に、このように構成されたEEPROM
の書込み動作確認動作を図16に従って説明する。ここ
では、メモリセルアレイ1Aのビット線BLai が選択
されているとする。
【0096】先の実施例と同様に、選択された制御ゲー
トに0Vの代りに例えば0.5Vが印加される。まず、
ビット線BLai 選択信号Aが“H”となる。続いて、
ビット線BLai が2Vに、BLbi が1.5Vにプリ
チャージされ、その後プリチャージ信号φPAとφPBが
“L”レベルになって、ビット線BLai ,BLbi は
フローティングとなる。制御ゲートと選択ゲートは、ロ
ウデコーダ5に選択されて、SG1 ,SG2 ,CG1
CG3 〜CG8 がVcc、CG2 が例えば0.5Vとされ
る。通常の読出しでは、メモリセルのしきい値電圧が0
V以上であれば“1”と読まれるが、書込みベリファイ
読出しでは0.5V以上でないと“1”と読めないこと
になる。
【0097】この後、ビット線BLai はもし“0”書
込みをした後であれば、書込みベリファイ信号φAVによ
りVcc−Vthに充電される。ここで、書込みベリファイ
信号によって行われるプリチャージの電圧レベルは、選
択ビット線のプリチャージ電圧以上であればよい。イコ
ライズ信号φE がVccとされてCMOSフリップフロッ
プFFがリセットされた後、φA ,φB が“H”となっ
てノードN1,N2がそれぞれビット線BLai ,BL
bi と接続され、φPが“L”レベル、φNが“H”レ
ベルとなってビット線BLai のデータが読出される。
【0098】読出されたデータはラッチされ、次の再書
込みのデータとなる。このとき、再書込みデータは前回
の書込みデータによって書込みベリファイ読出し時のメ
モリセルのデータから変換される。このデータ変換は、
先の実施例の(表1)と同じである。
【0099】この後、/φDVが“L”、書込みベリファ
イデータ検出信号APCONが“H”となって先の実施
例と同様に、書込み終了であればVDTC が“H”とな
り、書込み動作は終了する。このとき、検出結果はデー
タ入出力ピン或いはREADY/BUSYピンから外部に出力され
る。
【0100】この実施例のベリファイ読出し/再書込み
によっても、先の実施例と同様に、“1”書込みされる
メモリセルの不必要なしきい値の上昇は抑えられる。
【0101】次に、図14、図15の構成のEEPRO
Mの消去動作確認動作を図17に従って説明する。ここ
でも、書込み動作確認動作の場合と同様にメモリセルア
レイ1Aのビット線BLai が選択されているとする。
【0102】まず、ビット線BLai 選択信号Aが
“H”となる。続いて、ビット線BLai が2Vに、B
Lbi が1.5Vにプリチャージされ、その後プリチャ
ージ信号φPAとφPBが“L”レベルになって、ビット線
BLai ,BLbi はフローティングとなる。制御ゲー
トと選択ゲートはロウデコーダ5に選択されて、S
1 ,SG2 がVcc、CG1 〜CG8 が0Vとされる。
【0103】この後、イコライズ信号φE がVccとされ
てCMOSフリップフロップがリセットされた後、φA
,φB が“H”となってノードN1,N2がそれぞれ
ビット線BLai ,BLbi と接続され、φPが“L”
レベル、φNが“H”レベルとなってビット線BLai
のデータが読出される。読出されたデータはラッチされ
る。
【0104】この後、/φDVが“L”、消去ベリファイ
データ検出信号AECONが“H”となって先の実施例
と同様に、消去終了であればVDTC が“H”となり、消
去動作は終了する。このとき、検出結果はデータ入出力
ピン或いはREADY/BUSYピンから外部に出力される。
【0105】また、BLaiの代わりにBLbiが選択
される場合には図16、17中の信号AとB,φPAとφ
PB、VSAとVSB,φAVとφBV,φA とφB ,BLaiとB
Lbiを入れ替えたような動作となる。
【0106】この実施例における消去、書込み、読出し
(通常読出し)、書込みベリファイ読出し、消去ベリフ
ァイ読出し時の制御ゲートCG1 〜CG8 及び選択ゲー
トSG1 ,SG2 の電位は下記の(表3)に示される通
りである。(表3)では制御ゲートCG2 が選択され、
ビット線BLai が選択され、またVcc=3Vの場合の
電位関係を示している。
【0107】
【表3】 図18にラッチ回路及びラッチデータ検知回路(図5,
9,15の(A)の部分)の他の実施例を示す。これ
は、VDTC のノードをトランジスタを介して0V若しく
はVccに充電する場合の実施例である。図18中の
(c)(d)(e)では信号APCONやAECONを
インバータに入力し、このインバータの出力ノードをp
チャネルトランジスタのゲートに入力しているが、この
インバータはビット線制御回路又はラッチデータ検知回
路中にある必要はなく、ビット線制御回路やラッチデー
タ検知回路の外からこのインバータの出力信号がビット
線制御回路内に入力されるようにしてもよい。
【0108】また、図19にVDTC ノードをプリチャー
ジする部分(書込み・消去終了検知回路8の一部)の回
路構成を示す。図19の(a)は図18(a)(b)を
用いる場合、図19の(b)は図18(c)を用いる場
合、図19の(c)は図18(d)(e)を用いる場合
のプリチャージ部分回路構成である。
【0109】次に、図20を簡単に説明する。書込み・
消去動作の終了は前記ラッチデータの一括検知動作の結
果によって判定される。この場合に一括検知動作結果
は、VDTC 電位が“H”,“L”レベルのいずれにある
かにより判定される。この判定は、図20(a)中のV
DTC 電位検知回路により行われる。このVDTC 電位検知
回路は書込み・消去終了検知回路8の一部を構成してお
り、図19のVDTC ノードのプリチャージ回路と合わせ
て書込み・消去終了検知回路8を形成する。
【0110】図20(b)(c)はVDTC 電位検知回路
の実施例を示す。(b)では、インバータの回路しきい
値電圧が、(c)ではVref が“H”,“L”レベルの
境界の電位となる。この一括検知動作結果を表わすVDT
C 検知回路の出力は、直接若しくは他の回路を介してチ
ップ外部まで出力される。
【0111】次に、これまで説明してきた実施例を用い
たときの利点を説明する。前記図34の回路の動作で特
徴的な部分(図7、8の動作と大きく異なる部分)は図
35中の(☆)や図36中の(*)の部分である。つま
り、書込み・消去ベリファイ読出し動作時のラッチデー
タの一括検知動作である。
【0112】図34の回路では、一括検知動作の際には
ノードN0をnチャネルトランジスタQn40 又はQn41
を介して充電するため、“L”レベル電圧は0V、
“H”レベル電圧は(Vcc−Vthn )(但し、Vthn は
Qn40 又はQn41 のしきい値電圧)となる。従って、こ
の回路が正常動作をするためにはトランジスタQn43 が
ゲート電圧=0Vのときはオフ状態、ゲート電圧=(V
cc−Vthn )のときはオン状態となることが必要条件と
なる。
【0113】ところが、電源電圧低減化が進むと、(V
cc−Vthn )の値は低くなりやすく、従ってトランジス
タQn43 のしきい値電圧より(Vcc−Vthn )の値が低
くなり、一括検知動作が誤動作する可能性が高くなるた
め、図34の回路の使用は電源電圧の低減化の妨げとな
り得る。
【0114】また、図37の回路を用いる場合には、検
知用トランジスタのゲートにノード1又は2、つまりV
cc若しくは0Vのいずれかが入力されるため、電源電圧
低減化が進んでも正常動作を保てるが、一括検知用ノー
ドが従来の1個から2個となるため、パターン中の配線
の本数が1本増えることになり、パターン面積増加につ
ながり易い(従来の問題点に関しては従来例中の説明を
参照)。
【0115】ところが、図34の(A)の部分の代わり
に、図5,6,9,10,15,18で示した回路を用
いると、ノードN1又はノードN2の電圧がそのまま検
知用トランジスタのゲートに入力されるため、トランジ
スタのゲートにはVcc若しくは0Vが入力される。さら
に、検知用トランジスタがnチャネルの場合には0V電
源、pチャネルの場合にはVcc電源に接続されるため、
検知ノードVDTC はVcc,0Vのいずれかの電圧とな
る。この場合には、電源電圧の低減化が進んでもVccが
各トランジスタのしきい値電圧より低くならない限り、
回路の一括検知動作が正常動作を保つことができる。
【0116】従って、本発明の回路を用いると、電源電
圧の低減化が進んだ場合においても、書込み・消去ベリ
ファイ読出し動作時に信頼性の高い一括検知動作を実現
でき、また配線数の増加に伴うパターン面積増加を招く
こともなく、前記一括検知動作における電源電圧低減化
の実現が可能となる。 (実施例4)上記した実施例1〜3では、電源電圧が低
い場合でも誤動作の危険がなく、また動作の複雑化やパ
ターン面積の増大、等を招くことのない、書込み・消去
ベリファイ読出し動作を実現できる。しかしながら、こ
のような技術を用いた場合には、(従来技術)の項でも
述べるような問題点がある。
【0117】NANDセル型EEPROMでは図9に示
したセンスアンプ兼データラッチ回路をビット線1本に
1個の割合で設ける必要があり、またセンスアンプ兼デ
ータラッチ回路は多くの素子を含むため、パターン面積
が大きくなる。従って、図38(a)のように、パター
ン上ではセンスアンプ兼データラッチ回路のパターン図
を作成するためにはビット線4本ピッチ程度の幅が必要
となり、従ってセンスアンプ兼データラッチ回路のパタ
ーン図は4段積みとなることがある。そして、その下に
カラムデコーダ3が設けられる。この場合には、書込み
・消去終了検出信号のノードは、図38(b)のように
なる。図38(b)から分かるように、書込み・消去終
了検出信号ノードがセンスアンプ兼データラッチ回路パ
ターンの中まで伸びているため、書込み・消去終了検出
信号ノードの配線長が非常に長くなり、従って書込み・
消去終了検出信号ノードの容量が大きくなる。
【0118】図5,図9の回路を例にとって説明する。
図38の方式だと、書込み・消去終了検知動作は書込み
・消去終了検出信号ノードVDTC を一度Vcc電位に充電
した後、トランジスタQn11,Qn12 直列回路やQn13,Q
n14 直列回路を介してVDTCノードが放電されるか否か
を調べる動作であり、VDTC ノードの容量が大きい場合
には、電位の充・放電所要時間が長くなるため、書込み
・消去終了検知動作の所要動作が長くなり、最終的には
書込み・消去ベリファイ読出し所要時間の長時間化まで
招く。上記した充・放電動作のうち、VDTC ノードの充
電動作に関しては、図38中のトランジスタQp6の寸法
を大きくすることにより高速化は可能であり、またトラ
ンジスタQp6は全体で1個しかないので、Qp6の寸法を
大きくしてもチップ全体としての面積増加は殆どないた
め、VDTC ノードの充電動作高速化は容易に実現でき
る。
【0119】ところが、VDTC ノードの放電動作に関し
ては、高速化を実現するためにはトランジスタQn11 〜
14の寸法を大きくするしかないが、トランジスタQn11
〜14はそれぞれビット線の数と同数あるため(通常数千
個〜数万個)、寸法を大きくするとパターン面積の増大
も大きく、チップ面積の大幅な増加につながる。しか
も、1個でも書込み又は消去不十分なメモリセルが存在
する場合には書込み・消去終了検知結果を未終了とせね
ばならないため、最悪の場合には、VDTC ノード放電所
要時間内に、1個のトランジスタQn11,Qn12 直列回路
又は1個のQn13,Qn14 直列回路を介してVDTC をノー
ド放電させばならない。
【0120】従って、VDTC ノード容量が大きい場合に
は、書込み・消去終了検知動作の信頼性を保つために
は、トランジスタQn11,Qn12 直列回路又はQn13,Qn1
4 直列回路のうち1個の回路のみでVDTC ノードを放電
する場合にも“L”レベルへの放電がVDTC ノード放電
時間内に完了するように、VDTC ノード放電時間を長く
とる必要があり、これは書込み・消去終了検知動作の長
時間化、即ち書込み・消去ベリファイ読出し動作の長時
間化を招く。さらに、VDTC ノード放電時間を短縮する
ために放電用のトランジスタ寸法を大きくすると、チッ
プ面積の大幅な増大を招くことになる。
【0121】そこで以下の実施例では、チップ面積を殆
ど増加させることなく、書込み・消去終了検知動作の所
要時間を短縮し、高速な書込み・消去ベリファイ読出し
動作を実現することを可能としている。
【0122】図21は、本発明の第4の実施例に係わる
NANDセル型EEPROMシステム構成を示すブロッ
ク図である。メモリセルアレイ1に対して、データ書込
み,読出し,再書込み,書込みベリファイ読出し及び消
去ベリファイ読出しを行うために、ビット線制御回路2
が設けられている。このビット線制御回路2は、データ
入出力バッファ6につながり、アドレスバッファ4から
のアドレス信号を受けるカラムデコーダ3の出力を入力
として受ける。また、メモリセルアレイ1に対して制御
ゲート及び選択ゲートを制御するためにロウデコーダ5
が設けられ、メモリセルアレイ1が形成されるp基板
(又はp型ウエル)の電位を制御するための基板電位制
御回路7が設けられている。
【0123】ラッチデータ検知回路Aは、ビット線制御
回路2にラッチされているデータを検知する。この検知
結果を複数のラッチデータ検知回路から受けて、複数カ
ラム書込み・消去終了検知回路8aは、複数カラム書込
み終了信号若しくは複数カラム消去終了信号を出力す
る。全カラム書込み・消去終了検知回路8bは、2個以
上の複数カラム書込み終了信号若しくは複数カラム消去
終了信号を受け、検知して、全カラム書込み終了信号若
しくは全カラム消去終了信号を出力する。全カラム書込
み終了信号若しくは全カラム消去終了信号は、データ入
出力バッファ6から外部へ出力される。
【0124】ビット線制御回路2は、主にCMOSフリ
ップフロップからなり、書込むためのデータのラッチや
ビット線電位を読むためのセンスの動作、また書込み後
及び消去後のベリファイ読出しのためのセンス動作、さ
らに再書込データのラッチを行う。
【0125】メモリセルアレイの一つのNANDセル部
分の構成は前記図2及び図3と同様であり、またこのよ
うなNANDセルがマトリックス配列されたメモリセル
アレイの等価回路は前記図4と同様である。
【0126】図22は、図21中のビット線制御回路2
及びラッチデータ検知回路Aの具体的な構成を示す。こ
の構成は基本的には前記図9と同様であり、異なるの
は、図9中の書込み・消去終了検出信号VDTC が、図2
2中では複数カラム書込み・消去終了検出信号Vcol と
なっている部分だけである。
【0127】図23に、ビット線制御回路2,ラッチデ
ータ検知回路Aとメモリセルアレイ1及び複数カラム書
込み・消去終了検知回路8aとの関係を示す。
【0128】複数カラム書込み・消去終了検知回路8a
は、Eタイプ,pチャネルMOSトランジスタQp16 及
びEタイプ,pチャネルMOSトランジスタQp17 によ
り構成されている。Qp16 は複数カラム書込み・消去終
了検出信号Vcol のVccへのプリチャージを書込み・消
去終了検知動作の前に行う。Qp17 は、複数カラム書込
み・消去終了検出信号Vcol を受けて、信号Vcol の電
位レベルを検知し、複数カラム書込み・消去が終了して
いるか否かを判定し、判定結果を全カラム書込み・消去
終了検出信号/Vallに出力する。なお、図23中に
破線で囲ったように、FFは便宜上記号化してある。ま
た、図23では、複数カラム書込み・消去終了検出信号
Vcol はn個のフリップフロップと接続されている。つ
まり、1個の複数カラム書込み・消去終了検知回路8a
において検出する再書込みデータの数(検出カラムの
数)がn個の場合の回路構成を示している。
【0129】また、図24に、複数カラム書込み・消去
終了検知回路8aと全カラム書込み・消去終了検知回路
8bの一部の接続関係を示す。但し、図24中の8a
(破線で囲まれた部分のうち上側の方)は複数カラム書
込み・消去終了検知回路8aに対応する部分であり、図
24中の8b(破線で囲まれた部分のうち下側の方)は
全カラム書込み・消去終了検知回路8bの一部に対応す
る部分である。
【0130】全カラム書込み・消去終了検知回路8bの
一部は、Eタイプ,nチャネルMOSトランジスタQn4
0 により構成されており、書込み・消去終了検知動作の
前に全カラム書込み・消去終了検出信号/Vallのリ
セットを行う。なお、全カラム書込み・消去終了検知回
路8bは、トランジスタQn40 以外に/Vall電位検
知回路(実施例1〜3における図20と同じものをVa
ll電位検知回路として用いることができる)を含む。
また、図24では、全カラム書込み・消去終了検出信号
/Vallはトランジスタを介してk個のVcoli(i=
1〜k)と接続されている。つまり、対応する複数カラ
ム書込み・消去終了検出信号Vcoliによってフリップフ
ロップFFやビット線がk個の群に分割されていること
になり、つまり、(n×k)=ビット線数(フリップフ
ロップFFの数)となっている。
【0131】この実施例の書込み確認(書込みベリファ
イ読出し)時の回路動作を、次に説明する。
【0132】書込み・書込みベリファイ読出し動作中の
図22,23中の各信号の動作は前記図11を参照(但
し、図25中の信号に関しては図25の動作タイミング
を優先)し、ここでは、書込み終了検知動作近傍(図1
1中における複数カラム書込み・消去終了検知信号/φ
DVや信号APCONが変化するあたりの動作:図11
中に“図25”と示されている部分)における、書込み
終了検知動作に関わる信号のみの説明を行う。
【0133】図25に書込みベリファイ読出し中の書込
み終了検知動作の動作タイミング図を示す。書込み終了
動作に入る前は、複数カラム書込み・消去終了検出信号
Vcoli(i=1〜k)や全カラム書込み・消去終了検出
信号/Vallは0V〜Vccの範囲のいずれかの電位レ
ベルにある。複数カラム書込み・消去終了検知信号/φ
DVが“L”となってVcoli(i=1〜k)ノードをV
ccにプリチャージした後、複数カラム書込み・消去終了
検知信号/φDVが“H”に戻り、VcoliがVcc電位の
ままフローティング状態となる。
【0134】また、全カラム書込み・消去終了検知信号
φDVが“H”となって/Vallノードを0Vにプリ
チャージした後、全カラム書込み・消去終了検知信号φ
DVが“L”に戻り、Vallが0V電位のままフロー
ティング状態となる。続いて、書込みベリファイデータ
検知信号APCONが“H”となる。この時には、もし
Vcoliが接続しているn個の全ての再書込みデータ(=
書込みベリファイ読出し時のデータ,前記図11を参
照)が“0”、つまり対応するn個のフリップフロップ
FF中のN2ノードが“L”レベルであれば、複数カラ
ム書込み・消去終了検出信号Vcoliが“H”となる。さ
らに、全てのフリップフロップFF中のN2ノードが
“L”レベルであれば、つまりk個のVcoliが全て
“H”レベルにあれば、全カラム書込み・消去終了検出
信号/Vallが“L”となり(図25(b)に相
当)、全選択メモリセルの書込み終了が判定される。
【0135】一方、一つでもデータ“1”、つまり一つ
でもN2ノードが“H”レベルにあるフリップフロップ
FFがあれば、このフリップフロップFFに対応する複
数カラム書込み・消去終了検出信号Vcoliが“L”とな
り(図25(a)の信号Vcol2に相当)、この時には/
Vallは“H”となって、全選択メモリセル中最低1
個は書込み不十分のものが存在する、と判定される。書
込み・書込み確認動作は、/Vallが“L”となるま
で繰り返され、検出結果は、データ入出力ピン或いはR
EADY/BUSYピンから外部に出力される。
【0136】以上、書込み確認(書込みベリファイ読出
し)時の書込み終了検知動作近傍の回路動作の実施例を
図25を用いて説明したが、消去確認(消去ベリファイ
読出し)時の消去終了検知動作近傍(図12中における
複数カラム書込み・消去終了検知信号/φDVや信号A
ECONが変化するあたりの動作:図12中に“図2
6”と示されている部分)の回路動作も同様に実現でき
る。但し、消去終了検知動作に関わる信号の動作タイミ
ングは図26を、それ以外の消去・消去ベリファイ読出
し動作中の図22,23中の各信号の動作は前記図12
(但し、図26中の信号に関しては、図26の動作タイ
ミングを優先)を参照すればよい。以下に、図26を用
いて簡単に動作説明を行う。
【0137】消去終了検知動作に入る前は、複数カラム
書込み・消去終了検出信号Vcoliや全カラム書込み・消
去終了検出信号/Vallは0V〜Vccの範囲のいずれ
かの電位レベルにある。複数カラム書込み・消去終了検
知信号/φDVが“L”となってVcoli(i=1〜k)
ノードをVccにプリチャージした後、複数カラム書込み
・消去終了検知信号/φDVが“H”に戻り、Vcoliが
Vcc電位のままフローティング状態となる。
【0138】また、全カラム書込み・消去終了検知信号
φDVが“H”となって/Vallノードを0Vにプリ
チャージした後、全カラム書込み・消去終了検知信号φ
DVが“L”に戻り、/Vallが0V電位のままフロ
ーティング状態となる。続いて、消去ベリファイデータ
検知信号AECONが“H”となる。この時には、もし
Vcoliが接続しているn個全ての消去ベリファイ読出し
動作時の読出しデータ(前記図12を参照)が“1”、
つまり対応するn個のフリップフロップFF中のN1ノ
ードが全て“L”レベルであれば、複数カラム書込み・
消去終了検出信号Vcoliが“H”となる。さらに、全て
のフリップフロップFF中のN1ノードが“L”レベル
であれば、つまりk個のVcoliが全て“H”レベルにあ
れば、全カラム書込み・消去終了検出信号/Vallが
“L”となり(図26(b)に相当)、消去ベリファイ
読出しを行ったメモリセル全ての消去終了が判定され
る。
【0139】一方、一つでもデータ“0”、つまり一つ
でもN1ノードが“H”レベルにあるフリップフロップ
FFがあれば、このフリップフロップFFに対応する複
数カラム書込み・消去終了検出信号Vcoliが“L”とな
り(図26(a)の信号Vcol2に相当)、この時には/
Vallは“H”となって、消去ベリファイ読出しを行
ったメモリセル中最低1個は消去不十分のものが存在す
る、と判定される。消去・消去確認動作は、/Vall
が“L”となるまで繰り返され、検出結果は、データ入
出力ピン或いはREADY/BUSYピンから外部に出
力される。
【0140】以上、本発明を実施例を用いて説明した
が、次に、本発明の従来技術に対する長所を述べる。図
27(a)に本実施例を用いた際の、センスアンプ兼デ
ータラッチ回路周辺の回路パターン・配線のレイアウト
概略図を、また図38(a)に従来の回路パターン・配
線のレイアウト概略図を示す。また、図27(b),3
8(b)はそれぞれ図27(a),38(a)において
書込み・消去終了検出信号ノード配線のみを抜き出した
図である。なお、ここでは、図38の例においても実施
例2に示したラッチデータ検知回路を用いるものとす
る。
【0141】NANDセル型EEPROMでは図22に
示したセンスアンプ兼データラッチ回路をビット線1本
に1個の割合で設ける必要があり、また前記センスアン
プ兼データラッチ回路は多くの素子を含むため、パター
ン面積が大きくなる。従って図27(a)や図38
(a)のように、パターン上ではセンスアンプ兼データ
ラッチ回路(図27(a)や図38(a)の中のS/A
i(i=1,2,…)の一つのエリアがセンスアンプ兼
データラッチ回路1個+ラッチデータ検知回路1個に相
当)のパターン図を作成するためにはビット線4本ピッ
チ程度の幅が必要となり、従ってセンスアンプ兼データ
ラッチ回路のパターン図は4段積みとなることがある。
そして、その下に図27(a)ではカラムデコーダ3や
複数カラム一括検知回路が、図38(a)ではカラムデ
コーダ3が設けられる。但し、図27では、複数カラム
書込み・消去終了検出信号Vcoliが接続するフリップフ
ロップFFの数n=8の場合のパターン概略図を例にと
って示してある。
【0142】この場合には、書込み・消去終了検出信号
のノードは、本発明,従来方式を用いた場合にはそれぞ
れ図27,38それぞれの(b)のようになる。従来技
術を用いた場合には、図38(b)から分かるように、
書込み・消去終了検出信号ノードがS/Ai中のラッチ
データ検知回路部まで伸びているため、書込み・消去終
了検出信号ノードの配線長が非常に長くなり、従って書
込み・消去終了検出信号ノードの容量が大きくなってい
た。
【0143】図38の方式だと、書込み・消去終了検知
動作は書込み・消去終了検出信号ノード(図38中のV
DTC に相当)を一度Vcc電位に充電した後、トランジス
タQn11,Qn12 直列回路やQn13,Qn14 直列回路を介し
てVDTC ノードが放電されるか否かを調べる動作であり
(前記図9〜12の実施例参照)、VDTC ノードの容量
が大きい場合には、電位の充・放電所要時間が長くなる
ため、書込み・消去終了検知動作の所要時間が長くな
り、最終的には書込み・消去ベリファイ読出し所要時間
の長時間化まで招く。上記した充・放電動作のうち、V
DTC ノードの充電動作に関しては、図38中のトランジ
スタQp6の寸法を大きくすることにより高速化は可能で
あり、またトランジスタQp6は全体で1個しかないの
で、Qp6の寸法を大きくしてもチップ全体としての面積
には増加は殆どないため、VDTC ノードの充電動作高速
化は容易に実現できる。
【0144】ところが、VDTC ノードの放電動作に関し
ては、高速化を実現するためにはトランジスタQn11 〜
14の寸法を大きくするしかないが、トランジスタQn11
〜14はそれぞれビット線の数と同数あるため(通常数千
個〜数万個)、寸法を大きくするとパターン面積の増大
も大きく、チップ面積の大幅な増加につながる。しか
も、1個でも書込み又は消去不十分なメモリセルが存在
する場合には書込み・消去終了検知結果を未終了とせね
ばならないため、最悪の場合には、VDTC ノード放電所
要時間内に、1個のトランジスタQn11,Qn12 直列回路
又は1個のQn13,Qn14 直列回路を介してVDTC ノード
が放電されねばならない。
【0145】従って、従来例のようにVDTC ノード容量
が大きい場合には、書込み・消去終了検知動作の信頼性
を保つためには、トランジスタQn11,Qn12 直列回路又
はQn13,Qn14 直列回路のうち1個の回路のみでVDTC
ノードを放電する場合にも“L”レベルへの放電がVDT
C ノード放電時間内に完了するように、VDTC ノード放
電時間を長くとる必要があり、これは書込み・消去終了
検知動作の長時間化、即ち書込み・消去ベリファイ読出
し動作の長時間化を招く、という問題があり、VDTC ノ
ード放電時間を短縮するために放電用のトランジスタ寸
法を大きくするとチップ面積の大幅な増大を招く、とい
う問題点があった。
【0146】これに対し本発明では、図27に示すよう
に、従来例での書込み・消去終了検出ノードVDTC が複
数カラム書込み・消去終了検出ノードVcoli(i=1〜
k)と全カラム書込み・消去終了検出ノード/Vall
に分かれており、従来例でのVDTC ノード容量に比べV
coli,/Vallノード容量は数分の1から数十分の1
程度になっている。従って、使用するトランジスタの寸
法が同程度の場合には、Vcoliノードの充・放電や/V
allノードの充・放電の所要時間は、従来例中のVDT
C ノード充・放電の所要時間に比べて、数倍以上高速化
できる。
【0147】また、トランジスタの増加も複数カラム検
知動作用のQp16-i ,Qp17-i (i=1,2,…,k)
の2種類(2k個:従来例中のQn11,Qn12 直列回路や
Qn13,Qn14 直列回路中素子数(4×n×k)個の1/
(2×n))だけであり、また/Vallノード容量が
小さいため、この2種類のトランジスタの寸法を小さく
抑えることができる。従って、本発明を用いても、チッ
プ面積の大幅な増大を招くことはない。
【0148】以上述べたように、本発明を用いることに
より、チップ面積を殆ど増大させることなく、従来より
書込み・消去終了検知動作の所要時間(図25,26中
の(#)の部分に相当)を短縮でき、従って高速な書込
み・消去ベリファイ読出し動作を実現できる。
【0149】以上、実施例を用いて本発明の説明を行っ
たが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0150】例えば、図25,26中の実施例中では、
Vcoliノードや/Vallノードをセンスする前に、ま
ずそれぞれをVcc,0Vにプリチャージし、その後フロ
ーティング状態にした後に、信号APCONやAECO
Nを“H”としてフローティングノードの電位が変化す
るか否かを判定したが、図28,29に示した実施例の
ように、Vcoliノードや/Vallノードのプリチャー
ジ信号である/φDVやφDVを信号APCONやAE
CONと同時に変化させた状態で、Vcoliノードや/V
allノードの電位を検知して書込み・消去終了の検知
を行う方式もある。この場合には、検知する全てのメモ
リセルにおいて書込み・消去が十分である場合(図28
(b)や図29(b)に相当)には、トランジスタQn1
1 〜14やQp17 はオフ状態にあるため、Vcoliノードと
/VallノードはそれぞれVcc,0V電位に落ち着
き、図25(b),26(b)と同じ状態になり、書込
み・消去が十分であると検知される。
【0151】一方、検知するメモリセルの中で、一つで
も書込み・消去が不十分なメモリセルが存在する場合に
は、トランジスタQn11,Qn12 直列回路又はQn13,Qn1
4 直列回路のうちの1個以上、及びQp17-i のうち1個
以上がオン状態となる。すると、オン状態となった前記
いずれかの直列回路と接続されたVcoliノードでは、V
cc電位,Qp16-i ,Vcoliノード,前記いずれかの直列
回路,0V電位という経路で電流が定常的に流れている
状態にある。この状態にあるときには、Vcoliノードは
VL 電位という“L”レベル電位になるように設定で
き、このときには複数カラム書込み・消去終了の検知の
結果は書込み・消去不十分となる。この場合には、この
Vcoliノードをゲートに入力されたトランジスタQp17-
i がオン状態となる。すると、Vcc電位,Qp17-i ,/
Vallノード,Qn40 ,0V電位という経路で電流が
定常的に流れている状態にある。この状態にある時に
は、/VallノードはVH 電位という“H”レベル電
位になるように設定でき、このときには全カラム書込み
・消去終了の検知の結果は書込み・消去不十分となる。
【0152】また、図30〜32に示したような、図2
2中のラッチデータ検知回路Aに対応する部分や複数カ
ラム書込み・消去終了検知回路8a中に、特にヒューズ
を入れた場合も本発明は有効である。但し、図30,3
1中の8a(破線で囲まれた部分のうち上側の方)は複
数カラム書込み・消去終了検知回路8aに対応する部分
であり、図30,31中の8b(破線で囲まれた部分の
うち下側の方)は全カラム書込み・消去終了検知回路8
bの一部に対応する部分である。
【0153】図30,31のようなヒューズの入れ方
は、リーク電流を流すなどの不良があるビット線をリダ
ンダンシーと置き換える際に、Vcoliノードを共通とす
るフリップフロップFFの群、つまりビット線群を一塊
にして置き換える場合に特に有効であり、不良ビット線
と接続したフリップフロップFFのラッチデータ(書込
み・消去ベリファイ読出しデータ)は無視することにす
るため、リダンダンシーと置き換えた不良ビット線に対
応するヒューズを切ることにより、不良ビット線におい
て読出し不良が起こっても書込み・消去終了検知動作が
誤ることを防ぐことができる。また、図32に示したよ
うなヒューズの入れ方は、各フリップフロップごとにヒ
ューズが入っているため、前記不良ビット線のリダンダ
ンシーへの置き換え単位がフリップフロップFF1個、
つまりビット線1本である場合に特に有効となる。
【0154】また、本発明は、図24中の回路構成に限
られるものではなく、例えば図33(a)(b)(c)
のような回路構成を用いる場合も有効である。但し、図
33中の8a(破線で囲まれた部分のうち上側の方)は
複数カラム書込み・消去終了検知回路8aに対応する部
分であり、図33中の8b(破線で囲まれた部分のうち
下側の方)は全カラム書込み・消去終了検知回路8bの
一部に対応する部分である。
【0155】また、図22中のラッチデータ検知回路A
の部分の回路構成を変えた場合でも本発明は有効であ
り、例えば、前記図18中の(a)〜(c)のような回
路構成を用いる場合も有効である。この場合には、図2
2中のラッチデータ検知回路A,図18中の(a)
(b)と組み合わせる回路は、図24,図33(a)と
し、また図18中の(c)と組み合わせる回路は、図3
3(b)(c)とする。すると、図25,26や図2
8,29と同様の動作を実現できる。但し、図33中の
Vallは図24,33中の/Vallの逆相信号
(“L”と“H”のタイミングを入れ替えた信号)、図
33中の/Vcoliは図24,33中のVcoliノードの逆
相信号となるので、このことを考慮する必要がある。
【0156】つまり、逆相信号では、メモリセルの書込
み・消去が十分か不十分かを判定する電圧レベルが逆と
なる。例えば、図24,33中の信号/Vallにおい
て“L”,“H”レベルの場合はそれぞれ書込み・消去
が十分,不十分に相当するが、図24中の信号Vall
においては“L”,“H”レベルの場合はそれぞれ書込
み・消去が不十分,十分に相当する。同様に、図24,
33中の信号Vcoliにおいて“L”,“H”レベルの場
合はそれぞれ書込み・消去が不十分,十分に相当する
が、図24中の信号Vcoliにおいては“L”,“H”レ
ベルの場合はそれぞれ書込み・消去が十分,不十分に相
当する。
【0157】また、前記図34中のラッチデータ検知回
路Aや同じく図37のQn47,Qn48,Qp19,Qp20 などと
本発明中図24や図33(a)を組み合わせるなど、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で前記実施例から変更して
使用した場合においても本発明は有効である。
【0158】また、前記実施例中では、NANDセル型
EEPROMを用いて説明を行ったが、NORセル型や
その他(AND,DINOR)の不揮発性半導体記憶装
置においても同様に用いることができる。さらに、不揮
発性半導体記憶装置に限らず、複数個のデータラッチ兼
センスアンプにラッチされた複数のデータが同じか否か
を判定する回路を含むものであれば、ダイナミック型半
導体記憶装置に適用することも可能である。
【0159】また、実施例では、センスアンプと読出し
・書込みデータラッチ回路が同じ回路である場合を例に
とって説明したが、例えばビット線電位センス回路と読
出し・書込みデータラッチ回路が異なる別の回路で構成
されている場合においてもデータラッチ回路の内容を検
知する際に用いる場合にも有効であることは言うまでも
ない。
【0160】また、実施例では、センスアンプ兼データ
ラッチ回路中のデータの一括検知方式について説明を行
ったが、他の複数の回路中のデータ一括検知動作時、例
えばロウデコーダ中にデータが保持されている場合のデ
ータ一括検知動作などの場合に使用した場合においても
本発明が有効であることは言うまでもない。その他、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施する
ことができる。
【0161】
【発明の効果】以上説明したように本発明(請求項1,
2)によれば、複数個のデータラッチ回路にラッチされ
た複数個のデータが全て同じか否かを判定する手段とし
て、直列接続された同極性の第1及び第2のトランジス
タを用い、データラッチ回路のノードの一端を第1若し
くは第2のトランジスタのゲートに入力し、直列接続さ
れたトランジスタの一端を電源若しくは接地電位に設定
することにより、配線数増加による回路面積の増大を抑
制しながら、電源電圧が低減化された場合にも正常な書
込み・消去ベリファイ読出し動作の高速化を実現できる
半導体記憶装置を実現することが可能となる。
【0162】また、本発明(請求項3,4)によれば、
(n×k)個のデータラッチ回路にラッチされた(n×
k)個のデータが全て同じか否かを判定する手段とし
て、n個のデータラッチ回路にラッチされたデータが同
じか否かを判定し、そのn個のデータの判定結果を出力
信号として出力する回路k個と、出力信号が示す判定結
果がk個ともデータ一致状態にあるか否かを検知し、そ
の検知結果を出力する回路を備えることにより、チップ
面積を殆ど増加させることなく、書込み・消去終了検知
動作の所要時間を短縮し、高速な書込み・消去ベリファ
イ読出し動作を持つ半導体記憶装置を実現することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1,第2の実施例に係わるNANDセル型E
EPROMの概略構成を示すブロック図。
【図2】第1,第2の実施例におけるNANDセルのレ
イアウトと等価回路図。
【図3】図2の矢視A−A′及びB−B′断面図。
【図4】第1,第2の実施例におけるメモリセルアレイ
の等価回路図。
【図5】第1の実施例におけるビット線制御回路部及び
ラッチデータ検知回路部の構成を示す図。
【図6】第1の実施例におけるビット線制御回路部と他
の回路との接続を示す図。
【図7】第1の実施例におけるデータ書込み/書込み確
認動作を示すタイミング図。
【図8】第1の実施例におけるデータ消去/消去確認動
作を示すタイミング図。
【図9】第2の実施例におけるビット線制御回路部及び
ラッチデータ検知回路部の構成を示す図。
【図10】第2の実施例におけるビット線制御回路部と
他の回路との接続を示す図。
【図11】第2の実施例におけるデータ書込み/書込み
確認動作を示すタイミング図。
【図12】第2の実施例におけるデータ消去/消去確認
動作を示すタイミング図。
【図13】第3の実施例に係わるNANDセル型EEP
ROMの概略構成を示すブロック図。
【図14】第3の実施例におけるビット線制御回路部の
構成を示す図。
【図15】第3の実施例におけるラッチデータ検知回路
及び書込み消去終了検知回路の構成を示す図。
【図16】第3の実施例における書込み確認動作を示す
タイミング図。
【図17】第3の実施例における消去確認動作を示すタ
イミング図。
【図18】ラッチデータ検知回路Aの変更例を示す図。
【図19】書込み・消去終了検知回路のうち、書込み・
消去終了検出信号のプリチャージ回路部分を示す図。
【図20】書込み・消去終了検知回路のうち、書込み・
消去終了検出信号の検知回路部分を示す図。
【図21】第4の実施例に係わるNANDセル型EEP
ROMシステム構成を示すブロック図。
【図22】図21中のビット線制御回路2及びラッチデ
ータ検知回路Aの具体的な構成を示す図。
【図23】ビット線制御回路2,ラッチデータ検知回路
Aとメモリセルアレイ1及び複数カラム書込み・消去終
了検知回路8aとの接続関係を示す図。
【図24】複数カラム書込み・消去終了検知回路8aと
全カラム書込み・消去終了検知回路9aの一部の接続関
係を示す図。
【図25】書込みベリファイ読出し中の書込み終了検知
動作に係わる信号の動作タイミング図。
【図26】消去ベリファイ読出し中の消去終了検知動作
に関わる信号の動作タイミング図。
【図27】第3の実施例を用いた際のセンスアンプ兼デ
ータラッチ回路周辺の回路パターン・配線のレイアウト
概略図。
【図28】書込みベリファイ読出し中の書込み終了検知
動作の別の実施例の動作タイミング図。
【図29】消去ベリファイ読出し中の消去終了検知動作
の別の実施例の動作タイミング図。
【図30】複数カラム書込み・消去終了検知回路8中に
ヒューズを入れた場合の一実施例を示す図。
【図31】複数カラム書込み・消去終了検知回路8中に
ヒューズを入れた場合の別の実施例を示す図。
【図32】図22中のラッチデータ検知回路Aの部分に
ヒューズを入れた場合のビット線制御回路部と他の回路
との接続を示す図。
【図33】図24の回路構成の変更例を示す図。
【図34】第1の従来例におけるビット線制御回路部及
びラッチデータ検知回路部の構成を示す図。
【図35】第1の従来例における書込み確認動作を示す
タイミング図。
【図36】第1の従来例における消去確認動作を示すタ
イミング図。
【図37】第2の従来例におけるビット線制御回路部及
びラッチデータ検知回路部の構成を示す図。
【図38】従来例を用いた際のセンスアンプ兼データラ
ッチ回路周辺の回路パターン・配線のレイアウト概略
図。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ 2…ビット線制御回路 3…カラムデコーダ 4…アドレスバッファ 5…ロウデコーダ 6…データ入出力バッファ 7…基板電位制御回路 8…書込み・消去終了検知回路 8a…複数カラム書込み・消去終了検知回路 8b…全カラム書込み・消去終了検知回路 A…ラッチデータ検知回路 FF…CMOSフリップ・フロップ(センスアンプ兼デ
ータラッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今宮 賢一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板にデータを記憶するメモリセル
    が配列形成されたメモリセルアレイと、このメモリセル
    アレイのビット線方向の一端部に設けられた、書込みデ
    ータのラッチ動作を行うデータラッチ回路と、複数個の
    前記データラッチ回路にラッチされた複数個のデータが
    全て所定のデータと同じか否かを判定する手段とを具備
    した半導体記憶装置において、 前記判定する手段は、直列接続された同極性の第1及び
    第2のトランジスタを備え、前記データラッチ回路のノ
    ードの一端が第1若しくは第2のトランジスタのゲート
    に入力され、前記直列接続されたトランジスタの一端が
    電源電位若しくは接地電位に設定されていることを特徴
    とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】半導体基板に電荷蓄積層と制御ゲートが積
    層形成され、電荷蓄積層と基板の間の電荷の授受により
    電気的書替えが行われるメモリセルが配列形成されたメ
    モリセルアレイと、 このメモリセルアレイのビット線方向の一端部に設けら
    れた、センス動作と書込みデータのラッチ動作を行うセ
    ンスアンプ兼データラッチ回路と、 前記メモリセルアレイの所定範囲のメモリセルに単位書
    込み・消去時間を設定して同時にそれぞれデータ書込み
    ・消去を行った後、そのメモリセルデータを読出して書
    込み・消去不十分のメモリセルがある場合にそれぞれ再
    書込み・消去を行うベリファイ制御手段と、 書込みベリファイ動作時に、読出されたメモリセルのデ
    ータと前記センスアンプ兼データラッチ回路にラッチさ
    れている書込みデータとの論理をとって、書込み状態に
    応じてビット毎に前記センスアンプ兼データラッチ回路
    の再書込みデータを自動設定する手段と、 書込み・消去ベリファイ動作時に、それぞれ前記データ
    ラッチ回路にラッチされた再書込みデータ・消去データ
    を検出し、それぞれ書込み・消去を終了するか否かを判
    定する手段とを具備してなり、 前記判定する手段は、直列接続された同極性の第1及び
    第2のトランジスタを備え、前記センスアンプ兼データ
    ラッチ回路のノードの一端が第1若しくは第2のトラン
    ジスタのゲートに入力され、前記直列接続されたトラン
    ジスタの一端が電源電位若しくは接地電位に設定されて
    いることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】半導体基板にデータを記憶するメモリセル
    が配列形成されたメモリセルアレイと、 このメモリセルアレイのビット線方向の一端部に設けら
    れた、センス動作と書込みデータのラッチ動作を行うセ
    ンスアンプ兼データラッチ回路と、 複数のセンスアンプ兼データラッチ回路からなるデータ
    ラッチ群に含まれる前記複数のセンスアンプ兼データラ
    ッチ回路にラッチされた複数個のデータが全て第1のデ
    ータと同一か否かを判定し、同一の場合と同一でない場
    合で第1のノードの電位レベルが異なるように制御する
    手段と、 複数のデータラッチ群のそれぞれに対応する、複数の第
    1のノードの電位を受けて、前記複数のデータラッチ群
    に含まれるセンスアンプ兼データラッチ回路にラッチさ
    れたデータが全て第1のデータと同一か否かを判定し、
    同一の場合と同一でない場合で第2のノードの電位レベ
    ルが異なるように制御する手段と、 第2のノードの電位レベルを受けて、前記複数のデータ
    ラッチ群に含まれるセンスアンプ兼データラッチ回路に
    ラッチされたデータが全て第1のデータと同一か否かの
    判定結果を出力する手段と、を具備してなることを特徴
    とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】半導体基板に電荷蓄積層と制御ゲートが積
    層形成され、電荷蓄積層と基板の間の電荷の授受により
    電気的書替えが行われるメモリセルが配列形成されたメ
    モリセルアレイと、 このメモリセルアレイのビット線方向の一端部に設けら
    れた、センス動作と書込みデータのラッチ動作を行うセ
    ンスアンプ兼データラッチ回路と、 前記メモリセルアレイの所定範囲のメモリセルに単位書
    込み・消去時間を設定して同時にそれぞれデータ書込み
    ・消去を行った後、そのメモリセルデータを読出して書
    込み・消去不十分のメモリセルがある場合にそれぞれ再
    書込み・消去を行うベリファイ制御手段と、 書込みベリファイ動作時に、読出されたメモリセルのデ
    ータと前記センスアンプ兼データラッチ回路にラッチさ
    れている書込みデータとの論理をとって、書込み状態に
    応じてビット毎に前記センスアンプ兼データラッチ回路
    の再書込みデータを自動設定する手段と、 書込み・消去ベリファイ動作時に、それぞれ前記データ
    ラッチ回路にラッチされた再書込みデータ・消去データ
    を検出し、それぞれ書込み・消去を終了するか否かを判
    定する手段と、 複数個のメモリセルを含むメモリセル群中の書込み又は
    消去不十分なメモリセルの有無を判定し、有る場合と無
    い場合とで第1ノードの電位が異なるように制御する手
    段と、 複数個のメモリセル群のそれぞれに対応する、複数の第
    1ノードの電位を受けて複数個のメモリセル群中の書込
    み又は消去不十分なメモリセルの有無を判定し、それぞ
    れの場合で第2ノードの電位が異なるように制御する手
    段とを具備してなることを特徴とする半導体記憶装置。
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