JPH07305843A - 給湯器のメンテナンス装置 - Google Patents

給湯器のメンテナンス装置

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JPH07305843A
JPH07305843A JP6099524A JP9952494A JPH07305843A JP H07305843 A JPH07305843 A JP H07305843A JP 6099524 A JP6099524 A JP 6099524A JP 9952494 A JP9952494 A JP 9952494A JP H07305843 A JPH07305843 A JP H07305843A
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大輔 小西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給湯器の構造を複雑化させることなく、各種
の検査を容易に行うことができる給湯器のメンテナンス
装置を提供する。 【構成】 複数の給湯用の動作部Dと、各動作部Dの動
作状態、又は、動作部Dにより制御される対象物の状態
を検出する複数の検出手段S1〜S5と、検出手段S1
〜S5の検出情報及び制御指令情報に基づいて各動作部
Dの動作を制御する制御部10と、制御部10に対して
制御指令を与える指令手段R1,R2とが備えられてい
る給湯器のメンテナンス装置において、制御部10に、
モニター装置31が備えられた外部検査装置Bが、通信
可能な状態で接続することが可能な接続部35が設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の給湯用の動作部
と、各動作部の動作状態、又は、前記動作部により制御
される対象物の状態を検出する複数の検出手段と、前記
検出手段の検出情報及び制御指令情報に基づいて前記各
動作部の動作を制御する制御部と、前記制御部に対して
制御指令を与える指令手段とが備えられている給湯器の
メンテナンス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記給湯器においては、前記制御部が給
湯器本体側に設けられ、制御部に対して制御指令を与え
る指令手段が、例えば、給湯器本体から離れた箇所であ
る風呂場や台所等に備えられ、この指令手段に、給湯用
の設定温度あるいは給湯温度を表示する表示部が備えら
れる構成となっていた。そして、上記各検出手段の検出
状況や、各動作部の動作状態の検査が容易に行えるよう
にするために、前記制御部が、通常動作モードとメンテ
ナンス制御モードに切り換え自在に設けられ、メンテナ
ンス制御モードに設定された状態では、各種の検査結果
を、前記指令手段における表示部を利用して表示させる
ように構成されていた。又、前記表示部は、構造の簡素
化と低コストの目的から必要最小限度の表示内容に限定
され、例えば、デジタル数字表示等で温度を表示するよ
うに構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
成においては、指令手段に備えられる表示部を利用し
て、各種の検査結果、例えば、各種の検出手段の検出結
果や故障内容の表示等を行わせる場合、表示形態が例え
ば少ない桁数のデジタル数字表示に限定される等、表示
内容が限られるものとなっていた。その結果、給湯器が
設置された後に各動作部の動作チェック等を行う場合
等、検査項目が多数になる場合には、前記表示部に、検
査処理の手順番号を表示することができるだけとなる
等、その表示内容だけから検査内容を判断することがで
きず、別途用意された検査項目一欄表を見ながら、チェ
ックを行う等、検査作業が煩わしいものになる不利があ
った。
【0004】そこで、このような不利を解消する方法と
して、例えば、前記指令手段における表示部を、複数の
表示内容を同時に表示可能なものに変更することも考え
られるが、このように構成する場合には、表示部の構造
が複雑になると共に、制御部と指令手段との接続構造も
複雑で、制御部の制御内容も複雑となり、給湯器全体と
して、構造が複雑で且つコスト高になる不利がある。本
発明は、かかる点に着目してなされたものであって、そ
の目的は、給湯器の構造を複雑化させることなく、各種
の検査を容易に行うことができる給湯器のメンテナンス
装置を提供する点になる。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
複数の給湯用の動作部と、各動作部の動作状態、又は、
前記動作部により制御される対象物の状態を検出する複
数の検出手段と、前記検出手段の検出情報及び制御指令
情報に基づいて前記各動作部の動作を制御する制御部
と、前記制御部に対して制御指令を与える指令手段とが
備えられている給湯器のメンテナンス装置であって、前
記制御部に、モニター装置が備えられた外部検査装置
が、通信可能な状態で接続することが可能な接続部が設
けられている点にある。
【0006】第2発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記接続部は、前
記外部検査装置からの検査用指令情報が入力されると共
に、前記各動作部の動作情報及び前記各検出手段の検出
情報を前記外部検査装置に出力されるように構成されて
いる点にある。
【0007】第3発明の特徴構成は、第1又は第2発明
の実施に好適な構成を特定するものであって、前記外部
検査装置が、パーソナルコンピュータと、前記制御部に
対する入出力情報を、前記パーソナルコンピュータにお
けるシリアル伝送式標準通信規格に基づく伝送情報に変
換する信号変換手段とで構成されている点にある。
【0008】第4発明の特徴構成は、第1、第2又は第
3発明の実施に好適な構成を特定するものであって、前
記各動作部の動作情報及び前記各検出手段の検出情報を
記憶する記憶手段が備えられ、前記制御部は、前記外部
検査装置からの検査用指令情報に基づいて、前記記憶手
段の記憶情報を、前記接続部を介して、前記外部検査装
置に出力させるように構成されている点にある。
【0009】第5発明の特徴構成は、第1、第2、第3
又は第4発明の実施に好適な構成を特定するものであっ
て、前記制御部に対して、通常動作制御モードとメンテ
ナンス制御モードとの切り換えを指令する制御モード切
換指令手段が備えられ、前記制御部は、前記メンテナン
ス制御モードに切り換えられた状態で、前記外部検査装
置に対して情報を出力するように構成されている点にあ
る。
【0010】第6発明の特徴構成は、第1、第2、第
3、第4又は第5発明の実施に好適な構成を特定するも
のであって、前記制御部がマイクロコンピュータで構成
され、このマイクロコンピュータと、前記指令手段と
が、シリアル伝送式標準通信規格に基づいて、情報を伝
送するように構成されている点にある。
【0011】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、各動作部の動作
状態や各検出手段の検出結果について検査を行う場合に
は、制御部に備えられた接続部に、外部検査装置を接続
した状態で、この外部検査装置に備えられたモニター装
置によって、各動作部の動作情報や各検出手段の検出情
報を表示させることによって、各種の情報を容易に判断
することができ、メンテナンス作業が能率よく行えるよ
うにすることが可能となる。しかも、外部検査装置は、
メンテナンス作業を行う場合にのみ、適宜、接続させる
だけでよく、給湯器側の構造は複雑化することがない。
【0012】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。接続部を
介して制御部に対して外部検査装置が接続された状態
で、外部検査装置からの検査用指令情報が入力される
と、例えば、その検査用指令情報に基づいて、各動作部
の動作情報や各検出手段の検出情報が外部検査装置に出
力させることが可能で、外部検査装置に操作指令を与え
るだけでメンテナンス作業を行うことができる。
【0013】第3発明の特徴構成によれば、第1又は第
2発明の特徴構成による作用に加えて次の作用がある。
制御部に対する入出力情報が、シリアル伝送式標準通信
規格に基づく伝送情報に変換される状態で、一般に広く
普及しているパーソナルコンピュータを用いることによ
って、パーソナルコンピュータ側の通信手段を特殊な通
信手段に改造することなく、しかも、メンテナンス作業
専用の検査装置を設ける必要がない。
【0014】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による作用に加えて次の作用が
ある。前記各動作部の動作情報及び前記各検出手段の検
出情報を記憶する記憶手段が備えられるから、例えば、
給湯器の過去の通常動作状態において、何らかの異常が
発生した場合に、そのときの、前記動作情報や前記検出
情報を記憶させることができ、そのような異常時の情報
を、外部検査装置に出力させることで容易に判別でき、
その後の対応が容易に行える。
【0015】第5発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3又は第4発明の特徴構成による作用に加えて次
の作用がある。制御部はメンテナンス制御モードに切り
換えられた状態で接続部から出力され、通常動作制御モ
ードにおいては接続部から出力されないので、通常動作
制御モードにおいて誤って接続部に他の外部装置が接続
された場合であっても、制御動作が異常になることはな
い。
【0016】第6発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3、第4又は第5発明の特徴構成による作用に加
えて次の作用がある。制御部がマイクロコンピュータで
構成され、指令手段に対する情報伝送が、シリアル伝送
式標準通信規格に基づいて、シリアル信号で行われる構
成であるから、制御部と指令手段との接続配線が、少な
い本数で済み、給湯器の構成が簡単になる。
【発明の効果】第1発明の特徴構成によれば、給湯器の
構造を複雑化させることなく、メンテナンス作業を能率
よく行うことが可能となる給湯器のメンテナンス装置を
提供できるに至った。
【0017】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。メンテナ
ンス作業においては、外部検査装置の操作だけで対応で
き、給湯器側の操作部分を操作させることなく、メンテ
ナンス作業が更に能率よく行えるものとなる。
【0018】第3発明の特徴構成によれば、第1又は第
2発明の特徴構成による効果に加えて次の効果がある。
汎用性の高いパーソナルコンピュータを、そのまま用い
ることによって、メンテナンス処理を、低コストで、能
率よく行うことが可能となる。
【0019】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による効果に加えて次の効果が
ある。過去に発生した異常であっても、その異常時にお
ける各動作部の動作情報や検出手段の検出結果を容易に
判別することが可能となって、その後のメンテナンス処
理が行い易いものとなる。
【0020】第5発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3又は第4発明の特徴構成による効果に加えて次
の効果がある。通常動作制御モードにおいて、制御部の
接続部に誤った情報が与えられることがあっても、その
ことによって、制御動作に不具合を与えるおそれが少な
い。
【0021】第6発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3、第4又は第5発明の特徴構成による効果に加
えて次の効果がある。制御部と指令手段とが離間した箇
所に設置される場合であっても、これらの間の接続構造
が簡素に構成でき、給湯器の構造が簡単になる。
【0022】尚、第3発明の特徴構成に対してこの第6
発明の特徴構成を限定した場合には、更に次の効果があ
る。制御部としてのマイクロコンピュータにおけるシリ
アル伝送式標準通信規格に基づく接続端子に指令手段が
接続された場合であっても、前記接続部からの入出力情
報が、外部検査装置に備えられる信号変換手段によっ
て、シリアル伝送式標準通信規格に基づく伝送情報に変
換されるから、マイクロコンピュータ側に、シリアル伝
送式標準通信規格に基づく接続端子を2組以上設ける必
要がなく、給湯器側に備えられるマイクロコンピュータ
を低コストのもので済ませられる利点がある。
【0023】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に本発明に係る給湯器のメンテナンス装置が示されてい
る。この装置は、給湯器本体A、給湯器本体Aに動作制
御指令を与える指令手段としての、メインリモコンR1
及び風呂リモコンR2、及び、給湯器本体Aに接続分離
可能な外部検査装置Bで構成される。前記メインリモコ
ンR1は台所に設置され、風呂リモコンR2は風呂場に
設置される。
【0024】前記給湯器本体Aは、複数の動作部Dとし
て、水加熱用の熱交換器1、この熱交換器1に対して加
熱作用するバーナ2、バーナ2に燃焼用空気を供給する
ファン3等が備えられ、熱交換器1には、水が供給され
る給水路W1と、加熱された湯を図示しない給湯栓又は
浴槽に給湯する給湯路W2が接続され、給水路W1の途
中部から分岐したバイパス路W3が、混合比率を変更調
整自在な、動作部Dとしての混合バルブ9を介して給湯
路W2の途中部に接続されている。前記給水路W1に
は、熱交換器1への入水温度を検出する入水温センサS
2と、熱交換器1への給水量を検出する水量センサS1
とが設けられ、給湯路W2には、熱交換器1の出湯温を
検出する出湯温センサS3と、混合バルブ9における混
合湯温を検出する混合湯温センサS4が設けられてい
る。又、ファン3にはファン3の回転数を検出する回転
数センサS5が備えられている。前記バーナ2に対する
燃料ガス供給路G1には、動作部Dとしての、燃料ガス
供給を断続する二つの開閉弁4,5及び燃料ガス供給量
を調整する電磁式のガス量調整弁6が設けられ、バーナ
2の近くには、その他の動作部Dとしての点火用のイグ
ナイタ7と、バーナ2が着火したか否かを検出する検出
手段としてのフレームロッド8とが備えられている。
【0025】又、検出手段としての前記各センサS1〜
5の検出情報に基づいて、給湯制御を行う制御ユニット
Cが備えられている。この制御ユニットCは、制御部と
してのマイクロコンピュータ10(以下、給湯器マイコ
ンと略称する)と、各センサからの入力信号を給湯器マ
イコン10に入力するための信号処理すると共に、各動
作部に対して制御駆動信号を出力する制御回路11と、
前記各リモコンR1,R2に対して信号を伝送するリモ
コン通信回路12、及び、各センサの検出情報や、各動
作部の動作情報を記憶する記憶手段としての、電気的に
書き込み消去可能な不揮発性メモリ13(EEPROM
又はフラッシュメモリ)等で構成される。給湯器マイコ
ン10は、UART(Universal Async
hronous Receiver transmit
ter)ポートが1チャンネルの8ビットワンチップマ
イクロコンピュータを用いている。前記不揮発性メモリ
13は、後述するような給湯制御が実行されるときに、
何らかの異常が発生した場合に、その異常が発生したと
きの、各センサの検出情報及び各動作部の動作情報等を
順次、記憶させるように構成されている。
【0026】前記リモコン通信回路12は、制御ユニッ
トCと各リモコンR1,R2とを、調歩同期式シリアル
通信方式(シリアル伝送式標準通信規格)にて信号を伝
送するように構成されると共に、リモコンR1,R2側
の制御回路に対して電力を供給するように構成され、し
かも、これらの間の接続配線を簡単にするために、接続
端子15を介して電力供給用の2芯ケーブル14にデジ
タル信号を重畳して伝送するように構成されている。つ
まり、図2に示すように、給湯器マイコン10に備えら
れた調歩同期式シリアル通信用の接続端子(UARTポ
ート)15Aから出力されるシリアルデータを、ASK
(Amplitude Shift Keying)方
式にて250KHZ の交流波形のON/OFF信号に変
換する変調部16、変調された信号を増幅する電力増幅
部17、各リモコンR1,R2に対する電力線である2
芯ケーブル14に、前記変調信号を重畳してリモコン側
に送信する電力線重畳部18、同様にしてリモコン側か
ら、電力線に重畳されて送信される変調信号のノイズ成
分を除去するフィルタ部19、及び、変調信号を元のシ
リアルデータに変換する復調部20とで構成されてい
る。
【0027】前記メインリモコンR1には、運転を開始
・停止を指令する運転スイッチ21、給湯温度をデジタ
ル数字表示にて表示する給湯温度表示器22、給湯温度
設定器23等が備えられている。風呂リモコンR2に
は、運転スイッチ24、給湯温度表示部25、給湯温度
設定器26等が備えられている。又、各リモコンR1,
R2には、後述するようなメンテナンス制御モードに切
り換え設定するメンテナンススイッチSW(制御モード
切換指令手段の一例)が備えられている。前記各スイッ
チの入切信号及び温度表示部の表示内容や設定温度等の
データが、上記したように2芯ケーブル14によって伝
送される。
【0028】前記給湯器マイコン10には、通常動作制
御モードにおいて実行される給湯制御の制御プログラム
及びメンテナンス制御モードにおいて実行されるメンテ
ナンス用制御プログラムが図示しないメモリ内に予め設
定記憶され、メインリモコンR1あるいは風呂リモコン
R2の操作に基づいて、制御を実行するように構成され
ている。つまり、通常動作制御モードにおいては、運転
スイッチ21,24のON操作に伴って制御が開始さ
れ、給湯栓が開栓されて水量センサS1による検出水量
が設定値を越えると、バーナ2の点火制御を実行し、入
水温センサS2の検出情報、水量センサS1の検出情報
及び出湯温センサS3の検出情報に基づいて、給湯温度
が設定温度に維持されるようにガス量調整弁6を制御す
る。又、湯張りが行われる場合には、バーナ3の燃焼量
を最大燃焼量に設定すると共に、混合湯温度が設定温度
になるように、熱交換器1からの高温湯と給水される低
温水との混合バルブ9における混合比率を調整するよう
に制御する。
【0029】前記メンテナンススイッチSWをON操作
するに伴って、給湯器マイコン10はメンテナンス制御
モードに切り換えられ、外部検査装置Bによって、各種
の検査が行えるようになっている。
【0030】図3に示すように、前記外部検査装置B
は、バッテリ駆動型のパーソナルコンピュータ27と、
給湯器マイコン10に対する入出力情報を、パーソナル
コンピュータ27における調歩同期式シリアル通信方式
(シリアル伝送式標準通信規格)に基づく伝送情報に変
換する信号変換手段としての中継回路ユニット28とで
構成され、中継回路ユニット28とパーソナルコンピュ
ータ27とは、接続ケーブル29を介して通信用標準規
格(RS−232C)にて接続するようになっている。
パーソナルコンピュータ27は、人為操作可能なキー入
力装置30、モニター装置としてのグラフィック表示形
式の液晶表示部31等が備えられている。
【0031】前記中継回路ユニット28は、給湯器マイ
コン10に対して入出力されるシリアルデータを、RS
−232Cの規格に適合するように信号変換するための
マイクロコンピュータ32(以下、中継マイコンと略称
する)と、RS−232Cラインドライバ、レシーバ回
路33、及び、RS−232Cの規格に基づく25ピン
標準コネクタ34とで構成される。
【0032】そして、前記給湯器の制御ユニットCに
は、中継マイコン32に対して電力を供給すると共に、
シリアルデータを伝送するための5ピンの接続端子35
(接続部の一例)が設けられ、中継マイコン32には、
制御ユニットCの接続端子35に対応する5ピンの接続
端子36が設けられている。前記接続端子35は、電力
供給用の2本線(Vcc、GND)と、シリアルデータ
の出力用端子SOUT 、シリアルデータの入力用端子
IN、及び、データの転送タイミングを取るためのクロ
ック出力端子SCLK で構成されている。そして、各端子
が夫々対応するように、5本線からなる5芯ケーブル3
7によって接続される。このように、中継マイコン32
には給湯器側から電源供給されるので、外部検査装置B
は商用電源を用いることなく、検査を行える。
【0033】給湯器マイコン10と中継マイコン32と
の間での信号の通信方法について説明する。図4に示す
ように、給湯器マイコン10側のクロック出力端子S
CLK から出力されるクロック信号は、一定周期でON
(5ボルト)とOFF(0ボルト)とを交互に繰り返す
信号であるが、このクロック信号がOFFからONに切
り換わる時点で、給湯器マイコン10が1ビット目のデ
ータを出力する。そして、中継マイコン側で、クロック
信号がONからOFFに切り換わったことが検出される
と、1ビット目の信号を読み込むと共に、返信データを
出力する。次に、クロック信号がOFFからONに切り
換わる時点で、給湯器マイコン10側から2ビット目の
データを出力すると共に、中継マイコン32側からの前
記返信データを読み込む。以降、上記した手順を繰り返
して、順次、シリアルデータを入出力することになる。
【0034】各動作部の動作チェックを行う場合のメン
テナンス制御動作について説明する。制御ユニットCの
接続端子35に外部検査装置Bを接続して、メインリモ
コンR1あるいは風呂リモコンR2のメンテナンススイ
ッチSWをONすると、給湯器マイコン10がメンテナ
ンス制御モードに切り換わる。そして、パーソナルコン
ピュータ27のキー入力装置30の中で、予め定められ
ているキーを操作して、メンテナンス制御を開始させる
と、第1番目のチェック項目である水量センサS1の動
作チェックを実施する。つまり、パーソナルコンピュー
タ28の液晶表示部31に、図5に示すような表示を行
い、給湯器マイコン10に対して、水量が最小流量
(2.5l/min)から最大流量(14.0l/mi
n)まで設定時間おきに変化するように混合弁を自動調
節するように制御させる。そして、そのときの水量セン
サS1の検出値を読み込み、予め設定記憶されている正
常値と合わせて同時に液晶表示部31に表示する。次
に、前記キーの操作に基づいて、次のチェック項目に移
行し、液晶表示部31に、図6に示すような表示を行
い、ファン3の回転数を最小回転数から最大回転数まで
設定時間おきに増減変更させるようにファン3の回転数
を制御し、そのときの回転数センサS5の検出値と、予
め設定されている正常値とを同時に表示する。以降、こ
のような手順を順次繰り返して、各動作部の動作チェッ
ク並びに各センサの検査を行う。
【0035】又、パーソナルコンピュータ27のキー入
力装置30の中で、別のキーの操作に基づいて、給湯器
マイコン10に、前記不揮発性メモリ13に記憶されて
いる過去の異常発生時の検出情報を、順次、パーソナル
コンピュータ27側に伝送させる制御を実行させ、この
情報を、液晶表示部31に同時に表示させることができ
るように構成されている。
【0036】〔別実施例〕 (1)上記実施例では、外部検査装置Bとして、パーソ
ナルコンピュータ27を用いたが、モニター装置を備え
た専用の検査装置を、前記接続端子35に接続させて検
査を行うように構成してもよい。 (2)上記実施例では、外部検査装置Bから制御部(給
湯器マイコン10)に対して制御指令を出力する構成と
したが、外部検査装置としては、モニター装置が備えら
れ、制御部から各種情報が入力され、それらを表示する
だけの機能を持たせるものでもよい。 (3)上記実施例では、不揮発性メモリ13を備えさせ
て、各種の情報を記憶させるようにしたが、このよな不
揮発性メモリを用いないで、リアルタイムで検出情報や
動作情報を伝送させる構成としてもよい。 (4)上記実施例では、給湯器マイコン10が、通常動
作制御モードとメンテナンス制御モードとの切り換え
を、メンテナンススイッチSWの操作に基づいて行うよ
うにしたが、前記接続端子35にモード切り換え用の制
御端子を設けると共に、外部検査装置側の対応する端子
に、制御信号を与えるように構成して、この接続端子に
ケーブルを接続するだけで、通常動作制御モードからメ
ンテナンス制御モードに切り換えられるように構成して
もよい。 (5)上記実施例では、制御部としてマイクロコンピュ
ータを用いる構成を例示したが、本発明は、これに限ら
ず、例えば、ゲートアレーを用いた専用の制御回路を用
いてもよい。
【0037】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯器のメンテナンス装置の構成図
【図2】リモコン通信回路のブロック図
【図3】外部検査装置の構成図
【図4】データ伝送のタイミングチャート
【図5】メンテナンス制御における表示内容を示す図
【図6】メンテナンス制御における表示内容を示す図
【符号の説明】
10 制御部 13 記憶手段 27 パーソナルコンピュータ 28 信号変換手段 31 モニター装置 35 接続部 B 外部検査装置 D 動作部 R1,R2 指令手段 S1〜S5 検出手段 SW 制御モード切換指令手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の給湯用の動作部(D)と、各動作
    部(D)の動作状態、又は、前記動作部(D)により制
    御される対象物の状態を検出する複数の検出手段(S1
    〜S5)と、前記検出手段(S1〜S5)の検出情報及
    び制御指令情報に基づいて前記各動作部(D)の動作を
    制御する制御部(10)と、前記制御部(10)に対し
    て制御指令を与える指令手段(R1),(R2)とが備
    えられている給湯器のメンテナンス装置であって、 前記制御部(10)に、モニター装置(31)が備えら
    れた外部検査装置(B)が、通信可能な状態で接続する
    ことが可能な接続部(35)が設けられている給湯器の
    メンテナンス装置。
  2. 【請求項2】 前記接続部(35)は、前記外部検査装
    置(B)からの検査用指令情報が入力されると共に、前
    記各動作部(D)の動作情報及び前記各検出手段(S1
    〜S5)の検出情報を前記外部検査装置(B)に出力さ
    れるように構成されている請求項1記載の給湯器のメン
    テナンス装置。
  3. 【請求項3】 前記外部検査装置(B)が、 パーソナルコンピュータ(27)と、前記制御部(1
    0)に対する入出力情報を、前記パーソナルコンピュー
    タ(27)におけるシリアル伝送式標準通信規格に基づ
    く伝送情報に変換する信号変換手段(28)とで構成さ
    れている請求項1又は2記載の給湯器のメンテナンス装
    置。
  4. 【請求項4】 前記各動作部(D)の動作情報及び前記
    各検出手段(S1〜S5)の検出情報を記憶する記憶手
    段(13)が備えられ、 前記制御部(10)は、 前記外部検査装置(B)からの検査用指令情報に基づい
    て、前記記憶手段(13)の記憶情報を、前記接続部
    (35)を介して、前記外部検査装置(B)に出力させ
    るように構成されている請求項1、2又は3記載の給湯
    器のメンテナンス装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部(10)に対して、通常動作
    制御モードとメンテナンス制御モードとの切り換えを指
    令する制御モード切換指令手段(SW)が備えられ、 前記制御部(10)は、 前記メンテナンス制御モードに切り換えられた状態で、
    前記外部検査装置(B)に対して情報を出力するように
    構成されている請求項1、2、3又は4記載の給湯器の
    メンテナンス装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部(10)がマイクロコンピュ
    ータで構成され、このマイクロコンピュータと、前記指
    令手段(R1),(R2)とが、シリアル伝送式標準通
    信規格に基づいて、情報を伝送するように構成されてい
    る請求項1、2、3、4又は5記載の給湯器のメンテナ
    ンス装置。
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