JPH0844420A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JPH0844420A
JPH0844420A JP6176270A JP17627094A JPH0844420A JP H0844420 A JPH0844420 A JP H0844420A JP 6176270 A JP6176270 A JP 6176270A JP 17627094 A JP17627094 A JP 17627094A JP H0844420 A JPH0844420 A JP H0844420A
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JP
Japan
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hot water
control
control device
energization
integrated value
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Application number
JP6176270A
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English (en)
Inventor
Daisuke Konishi
大輔 小西
Hiroshi Maeda
博司 前田
Yoshio Fujimoto
藤本  善夫
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Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Publication date
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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用期間を適切なものとして判断することが
可能となる給湯装置を提供する。 【構成】 給湯部Kの動作を通電状態において制御する
制御ユニットCが備えられている給湯装置において、制
御ユニットCに通電が行われている通電時間を積算する
タイマーTMが備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被制御部の動作を通電
状態において制御する制御部が備えられている制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】上記制御装置において、従来では、制御
装置における所定の箇所に、生産ロット番号を記載した
ラベルが付設されており、例えば、制御部に用いられる
部品等が故障して、部品の交換等のメンテナンス作業が
行われる際において、メンテナンス作業者が前記生産ロ
ット番号に基づいて装置が初期設置されてから現在まで
の経過時間を、制御装置の使用期間と推定して、部品等
の耐用期間の判断等を行うようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記制御装置
においては、前記生産ロット番号に対応する生産時点か
ら、前記メンテナンス作業が行われる時点に到るまでの
期間が、常に、部品等の耐用期間等を判断するための装
置使用期間に合致するとは限らないものであった。
【0004】つまり、制御装置が生産された後、使用者
に販売されるまでの期間が長い場合や、あるいは、新築
建物内に設置された場合であっても、建物に入居者が入
居するまでに長期間が経過する場合等もあり、このよう
な期間中においては、制御装置は、給湯使用は勿論、制
御部に対する通電も行われない状態となっており、この
ような場合には、上述したような耐用期間等が誤った情
報として判断されるおそれがあり、使用部品等の耐久性
の判断等が不適切なものになってしまう不利があった。
【0005】尚、制御装置の使用期間を判断する構成と
して、使用されている期間、つまり、被制御部におい
て、動作が実行されている時間を積算して、その積算値
に基づいて、装置各部の耐久性の判断等を行う構成が考
えられる。
【0006】例えば、制御装置の一例として給湯装置を
例にとれば、被制御部の一例としての給湯部においてバ
ーナが燃焼し、給湯動作が実行されている時間を積算す
るような構成である。
【0007】しかし、このような構成では、実際に被制
御部における各部の耐久性の判断は可能となるが、被制
御部が動作していない状態であっても通電されている制
御部に用いられている部品等についての各部の耐久性の
判断は出来ないという不利な面があった。
【0008】本発明は、上述したような不具合点を解消
し、合理的な改良によって、制御装置の使用期間を適切
なものとして判断することが可能となる制御装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
被制御部の動作を通電状態において制御する制御部が備
えられている制御装置において、前記制御部に通電が行
われている通電時間を積算する通電時間積算手段が備え
られている点にある。
【0010】第2発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記制御部への通
電が停止されたことを検出する通電停止状態検出手段
と、無通電状態であっても記憶状態を維持することが可
能な記憶手段とが備えられ、前記制御部は、前記通電停
止状態検出手段により通電が停止されたことが検出され
ると、前記通電時間積算手段の積算値を、前記記憶手段
に記憶させるように構成されている点にある。
【0011】第3発明の特徴構成は、第2発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記通電時間積算
手段は、通電が再開されると、前記記憶手段に記憶され
ている前記積算値に加算する状態で通電時間を積算する
ように構成されている点にある。
【0012】第4発明の特徴構成は、第1、第2又は第
3発明の実施に好適な構成を特定するものであって、前
記通電時間積算手段の積算値を表示する表示手段が備え
られている点にある。
【0013】第5発明の特徴構成は、第4発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記表示手段は、
指令手段の指令に基づいて、前記積算値を表示する積算
値表示状態と、前記被制御部の給湯動作情報を表示する
給湯動作情報表示状態とに切り換え可能に構成されてい
る点にある。
【0014】第6発明の特徴構成は、第1、第2又は第
3発明の実施に好適な構成を特定するものであって、前
記制御部に、外部検査装置が通信可能な状態で接続する
ことができる接続部が設けられ、前記積算値を、前記接
続部を介して、前記外部検査装置に通信させる通信制御
手段が備えられている点にある。
【0015】第7発明の特徴構成は、第1、第2、第
3、第4、第5又は第6発明の実施に好適な構成を特定
するものであって、前記被制御部が燃焼式の給湯部であ
る点にある。
【0016】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、装置が初期設置
された後、制御動作が可能な状態にするために、例え
ば、商用電源等から制御部に対して通電が開始される
と、通電時間積算手段により、制御部に通電が行われて
いる時間を積算して行くのである。
【0017】従って、制御装置が生産されてから建物内
に設置されるまでの期間や、商用電源が供給されていな
いような、装置が設置されている建物への未入居状態等
においては、上述したような積算は行われず、常に、制
御部に対して通電されている時間(使用期間)だけが正
確に積算されることになる。
【0018】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。例えば、
停電が生じた場合、あるいは、長期の不在のために、制
御装置への電源供給が人為的に停止された場合等におい
て、制御部に対する通電が停止されたことが、通電停止
状態検出手段により検出されると、通電時間積算手段の
積算値が記憶手段に記憶されるのである。そして、この
記憶手段は、例えば、不揮発性メモリやバックアップ電
源付きのメモリ等、無通電状態であっても記憶状態を維
持する記憶手段にて構成されるから、通電停止中であっ
ても積算値情報を確実に記憶保持できる。
【0019】第3発明の特徴構成によれば、第2発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。上述した
ように制御部に対する通電が停止された後に、通電が再
開された場合には、記憶手段に記憶されている前記積算
値に加算する状態で通電時間の積算が続行されるのであ
る。従って、通電停止状態が間欠的に複数回発生したよ
うな場合であっても、制御部に対して通電が行われてい
る時間だけを確実に積算することができる。
【0020】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による作用に加えて次の作用が
ある。表示手段に通電時間の積算値を表示させることに
よって、制御装置の使用期間を容易に確認することがで
きる。
【0021】第5発明の特徴構成によれば、第4発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。指令手段
の指令に基づいて、例えば、通常の制御動作状態におい
ては、表示手段を給湯動作情報表示状態に切り換え、部
品の交換修理等のメンテナンス作業を行う際には、表示
手段を積算値表示状態に切り換える等、状況に応じて適
切な表示状態を選択できる。
【0022】第6発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による作用に加えて次の作用が
ある。制御部に設けられた接続部に外部検査装置が接続
された状態で、通信制御手段によって、前記積算値が制
御部側から接続部を介して外部検査装置側に対して通信
されるのである。従って、必要に応じて適宜、接続され
る外部検査装置により、制御部に対する総通電時間(使
用期間)を容易に判別することができるものでありなが
ら、制御装置には前記接続部を設けるだけの簡単な改良
で対応できる。
【0023】第7発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による作用に加えて次の作用が
ある。被制御部が燃焼式の給湯部である場合、制御部に
対する正確な通電時間の積算値(装置使用期間)が得ら
れることによって、使用部品の耐用期間の判断の誤りに
起因して制御部の誤動作により燃焼式給湯部において燃
焼状態が異常になる等の不利を未然に回避できるものと
なる。
【0024】
【発明の効果】第1発明の特徴構成によれば、制御装置
の実際の使用期間とみなすことができる、制御部に対し
て通電されている時間を積算することで、正確な使用期
間を判別することが可能となり、例えば、制御部におけ
る使用部品が故障したような場合に、実際に使用された
期間(耐用期間)がどの程度であるかを正確に判別する
ことが可能となった。
【0025】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。制御部に
対する通電が停止された場合であっても、それまでの通
電時間の積算値を確実に記憶保持させることができる。
【0026】第3発明の特徴構成によれば、第2発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。通電停止
状態の発生にかかわらず、制御部に対する通電時間の累
積された積算値を正確に記憶保持させることが可能とな
る。
【0027】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による効果に加えて次の効果が
ある。表示手段に表示された積算値を目視することで、
制御装置の使用期間を容易に確認することができる。
【0028】第5発明の特徴構成によれば、第4発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。表示手段
の表示状態を切り換える構成とすることで、制御装置の
使用期間を容易に確認することが可能なものでありなが
ら、上記各情報を各別に表示させる複数の表示手段を設
ける場合に比較して、構成が簡素化できる。
【0029】第6発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による効果に加えて次の効果が
ある。制御装置の構造を大幅に複雑化させることなく、
通電時間の積算値情報を外部検査装置により得ることが
できる。又、例えば、故障等のメンテナンス作業の際
に、そのメンテナンス作業情報も合わせて、外部検査装
置に入力することによって、部品の耐久性に関する情報
収集、及び、情報管理等が可能となる等の利点がある。
【0030】第7発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3、第4、第5又は第6発明の特徴構成による効
果に加えて次の効果がある。制御部での耐久性の判断の
誤りに起因して燃焼式給湯部が誤動作するといった不利
を未然に回避できて、使用上の安全性の向上を図ること
が可能となる。
【0031】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に本発明に係る制御装置の一例である給湯装置が示され
ている。この給湯装置は、給湯器本体A、給湯器本体A
に動作制御指令を与える指令手段としての、メインリモ
コンR1及び風呂リモコンR2で構成され、前記メイン
リモコンR1は台所に設置され、風呂リモコンR2は風
呂場に設置される。
【0032】前記給湯器本体Aは、被制御部としての給
湯部Kと、給湯部Kの動作を制御する制御部としての制
御ユニットCで構成され、給湯部Kは、水加熱用の熱交
換器1、この熱交換器1に対して加熱作用するバーナ
2、バーナ2に燃焼用空気を供給するファン3等が備え
られ、熱交換器1には、水が供給される給水路W1と、
加熱された湯を図示しない給湯栓又は浴槽に給湯する給
湯路W2が接続され、給水路W1の途中部から分岐した
バイパス路W3が、混合比率を変更調整自在な混合バル
ブ9を介して給湯路W2の途中部に接続されている。前
記給水路W1には、熱交換器1への入水温度を検出する
入水温センサS2と、熱交換器1への給水量を検出する
水量センサS1とが設けられ、給湯路W2には、熱交換
器1の出湯温を検出する出湯温センサS3と、混合バル
ブ9における混合湯温を検出する混合湯温センサS4が
設けられている。又、ファン3にはファン3の回転数を
検出する回転数センサS5が備えられている。
【0033】前記バーナ2に対する燃料ガス供給路G1
には、燃料ガス供給を断続する二つの開閉弁4,5及び
燃料ガス供給量を調整する電磁式のガス量調整弁6が設
けられ、バーナ2の近くには、点火用のイグナイタ7
と、バーナ2が着火したか否かを検出する検出手段とし
てのフレームロッド8とが備えられている。
【0034】又、検出手段としての前記各センサS1〜
S5の検出情報に基づいて、給湯制御を行う制御部とし
ての制御ユニットCが備えられている。この制御ユニッ
トCは、マイクロコンピュータ10(以下、給湯器マイ
コンと略称する)と、各センサからの入力信号を給湯器
マイコン10に入力するための信号処理を行うと共に、
各動作部に対して制御駆動信号を出力する制御回路11
と、前記各リモコンR1,R2に対して信号を伝送する
リモコン通信回路12、及び、各センサの検出情報や、
各動作部の動作情報等を記憶する、電気的に書き込み消
去可能な不揮発性メモリ13(EEPROM又はフラッ
シュメモリ)等で構成される。給湯器マイコン10は、
UART(Universal Asynchrono
us Receiver transmitter)ポ
ートが1チャンネルの8ビットワンチップマイクロコン
ピュータを用いている。
【0035】又、前記制御回路11には、制御ユニット
Cに対する電源供給即ち通電が停止された場合に、その
ことを検出する通電停止状態検出手段としての停電検出
回路40が備えられると共に、通電が停止された後にお
いても短い時間内だけ、後述するように、給湯器マイコ
ン10等の動作を可能にさせるバックアップコンデンサ
41が備えられている。
【0036】そして、給湯器マイコン10には、制御ユ
ニットCに対して通電が行われている時間を積算する通
電時間積算手段としてのタイマーTMが備えられてい
る。そして、この給湯装置が初期設置され、コンセント
42から商用電源の供給が開始され、電源回路43を介
して所定電圧に調整された状態で、制御ユニットCに電
源が供給されると、前記タイマーTMが通電時間の積算
を開始し、通電が行われている間は、給湯動作の有無に
かかわらず、常に通電時間を積算するように構成されて
いる。
【0037】前記不揮発性メモリ13は、後述するよう
な給湯制御が実行されるときに、何らかの異常が発生し
た場合に、その異常が発生したときの、各センサの検出
情報及び各動作部の動作情報等を順次、記憶させるよう
に構成され、しかも、前記停電検出回路40によって通
電停止状態が検出されると、前記タイマーTMにより積
算された通電時間の積算値を記憶させるように構成され
ている。
【0038】前記リモコン通信回路12は、制御ユニッ
トCと各リモコンR1,R2とを、調歩同期式シリアル
通信方式(シリアル伝送式標準通信規格)にて信号を伝
送するように構成されると共に、リモコンR1,R2側
の制御回路に対して電力を供給するように構成され、し
かも、これらの間の接続配線を簡単にするために、電力
供給用の2芯ケーブル14にデジタル信号を重畳して伝
送するように構成されている。
【0039】つまり、図2に示すように、給湯器マイコ
ン10に備えられた調歩同期式シリアル通信用の接続端
子(UARTポート)15Aから出力されるシリアルデ
ータを、ASK(Amplitude Shift K
eying)方式にて250KHZ の交流波形のON/
OFF信号に変換する変調部16、変調された信号を増
幅する電力増幅部17、電源回路42から各リモコンR
1,R2に対して電源を供給する電力線である2芯ケー
ブル14に、接続端子15を介して、前記変調信号を重
畳してリモコン側に送信する電力線重畳部18、同様に
してリモコン側から、電力線に重畳されて送信される変
調信号のノイズ成分を除去するフィルタ部19、及び、
変調信号を元のシリアルデータに変換する復調部20と
で構成されている。
【0040】前記メインリモコンR1には、運転の開始
・停止を指令する運転スイッチ21、給湯温度をデジタ
ル数字表示にて表示する表示部22、給湯温度設定器2
3等が備えられている。風呂リモコンR2には、運転ス
イッチ24、表示部25、給湯温度設定器26等が備え
られている。又、各リモコンR1,R2には、後述する
ようなメンテナンス制御モードに切り換え設定する制御
モード切換指令手段としてのメンテナンススイッチSW
が備えられている。前記各スイッチの入切信号及び表示
部の表示内容や設定温度等のデータが、上記したように
2芯ケーブル14によって伝送される。
【0041】前記給湯器マイコン10には、通常動作制
御モードにおいて実行される給湯制御の制御プログラム
及びメンテナンス制御モードにおいて実行されるメンテ
ナンス用制御プログラムが図示しないメモリ内に予め設
定記憶され、メインリモコンR1あるいは風呂リモコン
R2の操作に基づいて、制御を実行するように構成され
ている。
【0042】つまり、通常動作制御モードにおいては、
運転スイッチ21,24のON操作に伴って制御が開始
され、給湯栓が開栓されて水量センサS1による検出水
量が設定値を越えると、バーナ2の点火制御を実行し、
入水温センサS2の検出情報、水量センサS1の検出情
報及び出湯温センサS3の検出情報に基づいて、給湯温
度が設定温度に維持されるようにガス量調整弁6を制御
する。又、湯張りが行われる場合には、バーナ3の燃焼
量を最大燃焼量に設定すると共に、混合湯温度が設定温
度になるように、熱交換器1からの高温湯と給水される
低温水との混合バルブ9における混合比率を調整するよ
うに制御する。
【0043】そして、停電あるいは長期間にわたって使
用しないような場合等において、制御ユニットCへの通
電が停止された場合には、停電検出回路40によって、
そのことが検出され、その通電が停止された時点から、
設定時間が経過するまでの間、バックアップコンデンサ
41により供給されるバックアップ電源によって、給湯
器マイコン10は、制御回路11等の動作を停止して消
費電流を抑制しながら、前記タイマーTMによってそれ
までに積算された通電時間の積算値を、前記不揮発性メ
モリ13に書き込み記憶させるように制御する。又、制
御ユニットCに対する通電が再開された場合には、給湯
器マイコン10は、不揮発性メモリ13に書き込み記憶
されている積算値を読み出して、当該記憶値を初期値と
してこの値に加算していく状態で、再度、通電時間の積
算動作を再開する。このような積算値の記憶、あるい
は、読みだし動作は通電停止が発生した場合に、その都
度、実行されるようになっている。
【0044】そして、この給湯装置が給湯使用に伴っ
て、故障や給湯動作異常等が発生して、修理交換等のメ
ンテナンス作業を実行する場合には、前記メンテナンス
スイッチSWのON操作に伴って、給湯器マイコン10
がメンテナンス制御モードに切り換えられ、メンテナン
ス作業の際に適宜接続される外部検査装置Bによって、
各種の検査が行えるようになっている。
【0045】図3に示すように、前記外部検査装置B
は、バッテリ駆動型のパーソナルコンピュータ27と、
給湯器マイコン10に対する入出力情報を、パーソナル
コンピュータ27における調歩同期式シリアル通信方式
(シリアル伝送式標準通信規格)に基づく伝送情報に変
換する信号変換手段としての中継回路ユニット28とで
構成され、中継回路ユニット28とパーソナルコンピュ
ータ27とは、接続ケーブル29を介して通信用標準規
格(RS−232C)にて接続するようになっている。
パーソナルコンピュータ27は、人為操作可能なキー入
力装置30、積算値を表示する表示手段Hとしてのグラ
フィック表示形式の液晶表示部31等が備えられてい
る。
【0046】前記中継回路ユニット28は、給湯器マイ
コン10に対して入出力されるシリアルデータを、RS
−232Cの規格に適合するように信号変換するための
マイクロコンピュータ32(以下、中継マイコンと略称
する)と、RS−232Cラインドライバ、レシーバ回
路33、及び、RS−232Cの規格に基づく25ピン
標準コネクタ34とで構成される。
【0047】そして、前記給湯器の制御ユニットCに
は、中継マイコン32に対して電力を供給すると共に、
シリアルデータを伝送するための5ピンの接続端子35
(接続部の一例)が設けられ、中継マイコン32には、
制御ユニットCの接続端子35に対応する5ピンの接続
端子36が設けられている。前記接続端子35は、電力
供給用の2本線(Vcc、GND)と、シリアルデータ
の出力用端子SOUT 、シリアルデータの入力用端子
IN、及び、データの転送タイミングを取るためのクロ
ック出力端子SCLK で構成されている。そして、各端子
が夫々対応するように、5本線からなる接続分離自在な
5芯ケーブル37によって接続される。このように、中
継マイコン32には給湯器側から電源供給されるので、
外部検査装置Bは商用電源を用いることなく、検査を行
える。
【0048】給湯器マイコン10と中継マイコン32と
の間での信号の通信方法について説明する。図4に示す
ように、給湯器マイコン10側のクロック出力端子S
CLK から出力されるクロック信号は、一定周期でON
(5ボルト)とOFF(0ボルト)とを交互に繰り返す
信号であるが、このクロック信号がOFFからONに切
り換わる時点で、給湯器マイコン10が1ビット目のデ
ータを出力する。そして、中継マイコン側で、クロック
信号がONからOFFに切り換わったことが検出される
と、1ビット目の信号を読み込むと共に、返信データを
出力する。次に、クロック信号がOFFからONに切り
換わる時点で、給湯器マイコン10側から2ビット目の
データを出力すると共に、中継マイコン32側からの前
記返信データを読み込む。以降、上記した手順を繰り返
して、順次、シリアルデータを入出力することになる。
【0049】メンテナンス制御動作について説明する。
給湯器マイコン10の接続端子35に外部検査装置Bを
接続して、メインリモコンR1あるいは風呂リモコンR
2のメンテナンススイッチSWをONすると、給湯器マ
イコン10がメンテナンス制御モードに切り換わる。そ
して、パーソナルコンピュータ27のキー入力装置30
の中で、予め定められているキーを操作して、メンテナ
ンス制御を開始させると、上述したような手順に基づい
て、給湯器マイコン10側に制御指令が与えられ、前記
不揮発性メモリ13に予め記憶されている前記積算値情
報が、順次、中継マイコン32を介してパーソナルコン
ピュータ27に送出される。そして、パーソナルコンピ
ュータ27は、前記積算値情報を、図5に示すように、
液晶表示部31に表示させる。従って、給湯器マイコン
10を利用して、通信制御手段Eが構成されることにな
る。
【0050】このとき、メンテナンス作業者は、修理交
換等が行われた部品の情報と、通電時間の積算値(給湯
装置の総使用時間)とを、パーソナルコンピュータ27
に記憶させることができ、このようなデータを蓄積する
ことで、部品等の耐久性に関する統計的なデータの解析
等を行うことが可能となる。尚、給湯装置の総使用時間
として用いられる積算値は、装置が設置されていない状
態や、通電が行われないときの時間は積算されていず、
正確な使用時間の総計として利用することができる。
【0051】又、パーソナルコンピュータ27のキー入
力装置30の中で、別のキーの操作に基づいて、給湯器
マイコン10に、前記不揮発性メモリ13に記憶されて
いる過去の異常発生時の検出情報を、順次、パーソナル
コンピュータ27側に伝送させる制御を実行させ、この
情報を、液晶表示部31に同時に表示させることがで
き、しかも、各動作部の動作状態や各センサの検出状態
を、所定の順序でチェックして、その検出値等を表示さ
せることもできるように構成されている。
【0052】〔別実施例〕 (1)上記実施例では、外部検査装置Bとして、パーソ
ナルコンピュータ27を用いたが、表示手段を備えた専
用の検査装置を、前記接続端子35に接続させて検査を
行うように構成してもよい。 (2)上記実施例では、外部検査装置Bから給湯器マイ
コン10に対して制御指令を出力する構成としたが、外
部検査装置としては、モニター装置が備えられ、給湯器
マイコンから各種情報が入力され、それらを表示するだ
けの機能を持たせるものでもよい。 (3)上記実施例では、外部検査装置Bに表示手段Hが
備えられる構成としたが、表示手段Hに代えて、例え
ば、プリンター等の印字手段によって前記積算値を印字
させるようにしてもよい。 (4)上記実施例では、外部検査装置Bを接続して、前
記通電時間の積算値を表示させる構成としたが、このよ
うな構成に代えて、指令手段としての前記メンテナンス
スイッチSWの操作に基づいて、図6に示すように、メ
インリモコンR1における表示部22、あるいは、風呂
リモコンR2における表示部25での表示状態を、給湯
温度(給湯動作情報の一例)を表示する給湯動作表示状
態(イ)から前記通電時間積算値を表示させる積算値表
示状態(ロ)に切り換えるように構成するものでもよ
い。尚、図中(KHR)は、千時間の単位を表し、図に
示される例では、30000時間が表示されることにな
る。このように構成すると、積算値の専用の表示手段を
設ける必要がなく、構成が簡素化できる。この場合、前
記表示部22あるいは表示部25にて積算値を表示する
表示手段Hが構成されることになる。 (5)上記実施例では、記憶手段としての不揮発性メモ
リに前記積算値が記憶され、通電が再開すれば、記憶さ
れている積算値に加算する状態で通電時間の積算を再開
する構成としたが、このような構成に代えて、複数の記
憶手段が備えられ、通電が停止される毎に、複数の記憶
手段に、順次、通電が再開されてから通電が停止するま
での通電時間の積算値を記憶させていくように構成して
もよい。 (6)上記実施例では、記憶手段として、電気的に書き
込み消去可能な不揮発性メモリ13(EEPROM又は
フラッシュメモリ)に代えて、バックアップ電池付きの
ダイナミックRAMあるいは磁気ディスクメモリ等を用
いてもよい。 (7)上記実施例では、通信制御手段として、給湯器マ
イコンが用いられる構成としたが、これに限らず、外部
検査装置側において、記憶手段に記憶されている積算値
情報を通信する通信制御を実行するように構成してもよ
い。 (8)上記実施例では、制御装置として給湯装置の場合
を例示したが、本発明は、給湯装置に限定されるもので
は無く、被制御部を通電状態において制御する制御部が
備えられている制御装置であれば適用できる。
【0053】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯装置のブロック図
【図2】リモコン通信回路のブロック図
【図3】外部検査装置のブロック図
【図4】通信タイミングチャート
【図5】表示状態を示す図
【図6】別実施例の表示状態を示す図
【符号の説明】
13 記憶手段 35 接続部 40 通電停止状態検出手段 B 外部検査装置 C 制御部 E 通信制御手段 H 表示手段 K 被制御部 TM 通電時間積算手段 SW 指令手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御部(K)の動作を通電状態におい
    て制御する制御部(C)が備えられている制御装置であ
    って、 前記制御部(C)に通電が行われている通電時間を積算
    する通電時間積算手段(TM)が備えられている制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御部(C)への通電が停止された
    ことを検出する通電停止状態検出手段(40)と、 無通電状態であっても記憶状態を維持することが可能な
    記憶手段(13)とが備えられ、 前記制御部(C)は、 前記通電停止状態検出手段(40)により通電が停止さ
    れたことが検出されると、前記通電時間積算手段(T
    M)の積算値を、前記記憶手段(13)に記憶させるよ
    うに構成されている請求項1記載の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記通電時間積算手段(TM)は、 通電が再開されると、前記記憶手段(13)に記憶され
    ている前記積算値に加算する状態で通電時間を積算する
    ように構成されている請求項2記載の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記通電時間積算手段(TM)の積算値
    を表示する表示手段(H)が備えられている請求項1、
    2又は3記載の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段(H)は、 指令手段(SW)の指令に基づいて、前記積算値を表示
    する積算値表示状態と、前記被制御部(K)の給湯動作
    情報を表示する給湯動作情報表示状態とに切り換え可能
    に構成されている請求項4記載の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部(C)に、外部検査装置
    (B)が通信可能な状態で接続することができる接続部
    (35)が設けられ、 前記積算値を、前記接続部(35)を介して、前記外部
    検査装置(B)に通信させる通信制御手段(E)が備え
    られている請求項1、2又は3記載の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記被制御部(K)が燃焼式の給湯部で
    ある請求項1、2、3、4、5又は6記載の制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010121788A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Panasonic Corp 浴室換気乾燥機
JP2019207082A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 東邦瓦斯株式会社 ガス機器、ガス機器用使用期間表示方法、ガス機器用使用期間表示システム、及び、情報表示装置

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