JP3991898B2 - 給湯装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、元電源(たとえば商用電源)が投入されることにより給湯運転が可能な給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、給湯装置としては、一般に給湯装置本体と、それに2芯線などによって接続されたリモコン装置とを備えて構成されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平2−140509号公報
【0004】
給湯装置本体は、給湯を行うためのものであり、給湯用、風呂追い焚き用および温水暖房用などの熱交換器を備える燃焼ユニットと、この燃焼ユニットを制御するマイクロコンピュータ(以下、単に「マイコン」という。)を備える制御部とが主要部として設けられている。一方、リモコン装置は、給湯装置本体の給湯運転を遠隔操作するためのものであり、操作スイッチやたとえば蛍光表示管や液晶表示器などで構成される表示部が主要部として備えられている。リモコン装置は、給湯装置本体から2芯線などの接続線を介して電源が供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような給湯装置においては、給湯装置が給湯動作を全くしておらず、リモコン装置からも全く操作情報が入力されない状態(いわゆる運転待機状態)が継続する場合は、その状態であっても給湯装置本体およびリモコン装置に搭載されたマイコンや電気回路などによって、ある程度の電力が消費されているため、節電の観点からは、その消費電力を可能な限り抑制することが好ましい。具体的には、たとえば運転待機状態においては、給湯装置本体に供給される商用電源を電源スイッチにより遮断して、消費電力を抑制するモード(以下、「消費電力抑制モード」という)に移行させるとよい。
【0006】
すなわち、給湯運転が通常の運転動作モードであるときには、上記電源スイッチをオン動作させて給湯装置本体に商用電源を供給し、消費電力抑制モードに移行するときには上記電源スイッチをオフ動作させて商用電源の供給を遮断する必要がある。
【0007】
この場合、給湯装置を設置場所に設置する場合などにおいて、ユーザが電源コンセントに給湯装置本体の電源プラグを差し込むと、給湯装置本体に商用電源が投入されることになるので、上記電源スイッチは、商用電源が投入されることによりそれに連動してオン動作することが、自然であり好ましい。すなわち、商用電源が投入されていないときには、電源スイッチは、オン、オフのいずれの状態であっても不都合がないが、商用電源が投入されているときには、これに連動してオンになるように構成されることが必要である。
【0008】
そして、たとえば給湯装置本体が消費電力抑制モードに移行するときには、商用電源が投入されている状態が前提とされている。そのため、上記のように商用電源の投入と電源スイッチのオンとが連動し、消費電力抑制モードに移行する際には、その連動状態が継続されることのないように、電源スイッチをオフ動作させることが必要である。
【0009】
【発明の開示】
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、商用電源の供給を許可または遮断する電源スイッチを商用電源の投入に連動してオン動作させ、かつ上記電源スイッチを消費電力を抑制するモードに対応してオフ動作させることのできる給湯装置を提供することを、その課題とする。
【0010】
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0011】
本願発明に係る給湯装置は、元電源が投入されることに基づいて給湯装置の各回路に所定の電源電圧を供給する電圧源を備え、前記電圧源が前記各回路に所定の電源電圧を供給することにより給湯運転が可能な給湯装置であって、前記元電源を伝送する電源ラインに設けられ、通電によってオン状態を保持することにより前記電圧源に前記元電源による電源電圧の供給を許可するとともに、非通電によってオフ状態を保持することにより前記電圧源に前記元電源による電源電圧の供給を遮断する第1のスイッチ手段と、この第1のスイッチ手段に対する通電または非通電を制御する第2のスイッチ手段と、前記元電源が投入されたことに基づいて充電する充電手段と、前記充電手段によって充電された充電電荷に基づいてオン動作することにより、前記第2のスイッチ手段をオン動作させて通電状態とさせる第3のスイッチ手段と、所定の条件を満足したとき、前記第2のスイッチ手段をオフ動作させて非通電状態とするための制御信号を出力する制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0012】
ここで、元電源としては、商用電源や自家発電による電源などが適用される。また、上記所定の条件を満足したときとは、たとえば、給湯装置が運転オンモードにある場合であって、各種の給湯運転を行っておらず、リモコン装置における入力操作も行われていない状態が所定時間継続したときをいう(この場合、たとえば消費電力抑制モードに移行する)。また、運転オンモードとは、一般給湯や風呂追い焚きなどの運転が可能なモードをいい、一方、運転オフモードとは、いくら給湯栓が開かれても、あるいは、運転スイッチ以外の一般給湯や風呂追い焚きなどのためのスイッチ操作が行われても、給湯運転や風呂運転が行われないモードをいう。たとえば運転オンモードと運転オフモードとは、運転スイッチの操作により交互に切り替わる。また、上記所定の条件を満足したときとは、上述したときに限らず、たとえば運転スイッチ操作により運転動作モードが運転オンモードから運転オフモードに切り替えられてから所定時間が経過したときとしてもよい。この移行条件は、これらに限らず、適宜設計変更可能である。
【0013】
この発明によれば、元電源が投入されると、それに基づいて充電手段が充電され、その充電電荷に基づいて第3のスイッチ手段がオン動作して、第2のスイッチ手段を通電状態とする。第2のスイッチ手段は、自己が通電することにより、第1のスイッチ手段を通電してオン状態に制御する。そのため、元電源が投入されることに基づいて、第1のスイッチ手段がそのオン状態を保持するので、元電源の投入に連動して第1のスイッチ手段をオンさせることができる。そのため、給湯装置には元電源が確実に供給される。
【0014】
また、所定の条件を満足したとき(たとえば消費電力抑制モードに移行する条件が満足したとき)、制御手段は、制御信号を出力することにより第2のスイッチ手段を非通電状態とするので、これにより、第1のスイッチ手段が非通電となり、そのオフ状態を保持する。そのため、元電源の投入に連動してオン動作した第1のスイッチ手段をオフ状態に切り換えることができ、たとえば消費電力抑制モードに良好に移行させることができる。
【0016】
また、他の好ましい実施の形態によれば、前記充電手段は、コンデンサによって構成され、前記コンデンサに充電された充電電荷を放電するための放電手段を備える。たとえば元電源が遮断された後、比較的短時間で元電源が再び投入されると、充電されたコンデンサの残留電荷によってトランジスタがオンしなくなり、サイリスタを良好にオンさせることができなくなることがある。そのため、コンデンサに充電された充電電荷を放電するための放電手段を備えることにより、元電源の供給が遮断されたとき、コンデンサに充電された充電電荷を放電させることにより、上記のようにトランジスタがオンしなくなることを防止することができる。この場合、放電手段は、コンデンサに並列に接続された抵抗素子によって構成されればよく、コンデンサにおける充電電荷を即座に放電させるには、たとえば抵抗素子の定数を小さく設定すればよい。
【0017】
他の好ましい実施の形態によれば、前記放電手段は、前記コンデンサに並列に接続された、抵抗素子およびこの抵抗素子に直列に接続された第4のスイッチ手段によって構成されており、前記第4のスイッチ手段は、前記元電源が投入されたときオフ状態であり、かつ前記元電源が投入されないとき、前記コンデンサの充電電荷に基づく通電によってオン動作するものである。この場合、前記第4のスイッチ手段は、電界効果トランジスタによって構成されていてもよい。
【0018】
上記コンデンサに並列に接続された抵抗素子が元電源の入力端子に接続されている場合、抵抗素子において比較的大きな電力を消費してしまうことがある。そのため、放電手段を、抵抗素子およびこの抵抗素子に直列に接続された第4のスイッチ手段によって構成し、第4のスイッチ手段に、元電源が投入されたときオフ状態であり、かつ元電源が投入されないとき、コンデンサの充電電荷に基づく通電によってオン動作するものを採用すれば、元電源が投入されたとき、第4のスイッチ手段はオフ状態であるため、抵抗素子において電力が消費しない。また、元電源が投入されていないとき、第4のスイッチ手段はオン状態となるため、コンデンサにおける充電電荷を抵抗素子を通して即座に放電させることができる。
【0019】
本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
【0021】
図1は、本願発明に係る給湯装置を示す概略構成図である。この給湯装置は、給湯装置本体1と、これに2芯線3を介して接続されたリモコン装置2とによって構成されている。なお、リモコン装置2は、複数設けられていてもよい。
【0022】
給湯装置本体1は、たとえば住宅の屋外に設置され、給湯用、風呂追い焚き用、または温水暖房用の熱交換器、各種燃焼器、および各種バルブなどを含む燃焼ユニット10と、給湯装置本体1の全体動作を制御する制御部11とを主要部として備えている。
【0023】
制御部11は、たとえば電子部品が搭載された1枚のプリント基板によって構成され、マイクロコンピュータ12(以下、「本体側マイコン12」という)、EEPROM13、および通信部14などを有している。本体側マイコン12は、給湯装置本体1の制御中枢となるものであり、図示しないROMに記憶されている運転実行プログラム、給湯装置本体1が備える各種センサ(図示略)の検出信号、あるいはリモコン装置2や図示しない暖房用機器などから送られる操作信号などに基づいて、各種燃焼器の燃焼状態や各種バルブの開閉状態を制御する。
【0024】
EEPROM13は、各種のデータを必要に応じて記憶するものである。
【0025】
通信部14は、リモコン装置2との通信を行うためのものであり、所定の変復調方式に基づいた変復調回路によって構成されている。給湯装置本体1からリモコン装置2に対しては、2芯線3を介して電源供給(たとえばDC15V)がされており、上記通信部14において変調された制御信号などのデータ信号は、電源電圧に重畳され、この2芯線3を介してリモコン装置2に伝達される。また、リモコン装置2から上記2芯線3を介して伝達された操作信号などのデータ信号は、上記通信部14において復調され、本体側マイコン12に送られる。
【0026】
また、本実施形態に係る給湯装置本体1は、たとえば給湯動作もリモコン装置2からの操作情報も入力されない状態が所定時間以上継続すると、通常の運転動作モードから消費電力抑制モードに自動的に移行する機能を備えている。消費電力抑制モードとは、後述するように商用電源PWを遮断して電力消費を抑制するモードである。
【0027】
一方、リモコン装置2は、台所および風呂場などの屋内に設置され、給湯装置本体1を遠隔操作するものである。リモコン装置2は、マイクロコンピュータ15(以下、「リモコン側マイコン15」という)、および通信部16などを有している。
【0028】
たとえば台所に設置されるリモコン装置2は、図2に示すように、本体ケース2Aの表面に運転スイッチ21aを含む各種の操作スイッチからなる操作部21、表示部22およびスピーカ23が設けられている。
【0029】
操作スイッチ21は、ユーザによって給湯運転や暖房運転などを行うために操作されるものである。特に、運転スイッチ21aは、給湯装置本体1の給湯運転のモードをオンモードとオフモードとに切り替える操作スイッチであり、ユーザによる押下操作があるたびに、給湯装置のオン状態とオフ状態とが交互に切り替わる。運転スイッチ21aがオン状態のときに、給湯栓(図示略)が開かれ、かつ所定流量以上の通水があると、一般給湯が行われる。
【0030】
表示部22は、たとえば多数の蛍光体をドットマトリクス状に配置した蛍光管や液晶ディスプレイなどからなる。
【0031】
リモコン側マイコン15は、リモコン装置2の制御中枢となるものであり、図示しないROMに記憶されている運転実行プログラム、あるいは操作部21の操作内容に基づいて、各部の動作制御やデータ処理を実行し、表示部22にたとえば給湯温度、風呂湯温の設定温度やバーナの点火状況などを必要に応じて表示したり、スピーカ23から音声を出力したりする。
【0032】
通信部16は、本体側マイコン12との通信を行うためのものであり、所定の変復調方式に基づいた変復調回路によって構成されている。
【0033】
図3は、上記給湯装置本体1の電源系統におけるブロック図である。同図では、燃焼ユニット10などは省略されている。給湯装置本体1の電源系統は、スイッチ部4と、レギュレータ部RGと、スイッチ切換制御部5と、省電力モード制御部6と、制御部11とによって構成されている。
【0034】
スイッチ部4は、給湯装置本体1に電源ケーブルCを介して電源コンセント(図示略)などから供給される商用電源PW(たとえばAC100V)を遮断または許可するためのものである。スイッチ部4は、リレー接点(後述)を含み、このリレー接点がスイッチ切換制御部5からの切換信号によってオン、オフ動作されることにより、商用電源PWの供給を遮断または許可する。これによって、消費電力抑制モードにおいては、商用電源PWをオフにして電力消費を抑制する機能を果たす。なお、商用電源PWに代えて、自家発電による電源が採用されてもよい。
【0035】
レギュレータ部RGは、スイッチ部4を介して供給される交流電圧を所定の直流電圧に変換して、制御部11、および省電力モード制御部6などに対して供給するものである。
【0036】
スイッチ切換制御部5は、スイッチ部4のリレー接点をオン、オフするためのものであり、後述するように、スイッチ部4のリレー接点を駆動させるリレー(図示略)と、そのリレーを動作させるための制御回路とによって構成されている。スイッチ切換制御部5は、制御部11の本体側マイコン12からの遮断指令信号および省電力モード制御部6からの制御信号に基づいて、スイッチ部4をオン、オフ制御する。
【0037】
省電力モード制御部6は、リモコン装置2からの操作信号に基づいてスイッチ切換制御部5に対してスイッチ部4をオンさせるための制御信号を出力するものである。なお、省電力モード制御部6には、後述する充電用コンデンサC4を備え、リモコン装置2からの運転スイッチ21aによる操作信号に基づく充電用コンデンサC4の放電動作によって、スイッチ切換制御部5に対してスイッチ部4をオンさせるための制御信号を出力し、消費電力抑制モードから通常の運転動作モードに移行する機能を有している。
【0038】
図4は、給湯装置本体1およびリモコン装置2の電源系統における詳細回路を示す図である。
【0039】
同図によると、スイッチ部4では、端子a1,a2が、電源ケーブルCを介して電源コンセントなどに接続され、これにより、給湯装置本体1に商用電源PW(たとえばAC100V)が供給される。給湯装置本体1内において、端子a1,a2は、電源線CCに接続され、電源線CCは、リレー接点SWを介してレギュレータRGに接続されている。電源線CCの一方の線には、リレー接点SWの上流側においてヒューズFUが介装されている。ヒューズFUの下流側は、一次側グランドに接地されている。リレー接点SWは、商用電源PWのスイッチであり、消費電力抑制モードにおいては商用電源PWをオフにして電力消費を抑制する機能を果たすものである。リレー接点SWは、後述するリレーコイルRYへの通電状態によってオン、オフ動作される。
【0040】
レギュレータRGは、図示しないが、たとえば内部にトランス回路や平滑回路などを備えたスイッチング電源やシリーズレギュレータなどによって構成されており、給湯装置本体1の本体側マイコン12や他の制御回路に対して所定の電圧を供給するものである。
【0041】
スイッチ切換制御部5では、電源線CCの他方の線に、抵抗R1を介して整流用ダイオードD1が接続され、さらにこの整流用ダイオードD1には、平滑用コンデンサC1が接続されている。整流用ダイオードD1および平滑用コンデンサC1は、後述するリレーコイルRY、スイッチングトランジスタQ1などの能動素子のための駆動電源(直流電源)を生成する回路である。
【0042】
整流用ダイオードD1のカソード端子には、スイッチ部4のリレー接点SWをオン、オフ動作させるためのリレーコイルRYの正極側が接続されている。また、リレーコイルRYの負極側は、抵抗R2を介してサイリスタSのアノード側に接続されている。サイリスタSは、リレーコイルRYへの通電を制御するスイッチ素子であり、抵抗R2は、サイリスタSに流れる電流を制限する抵抗である。
【0043】
また、リレーコイルRYの正極側には、抵抗R3を介してPNP型のスイッチングトランジスタQ1のエミッタ端子が接続されており、このスイッチングトランジスタQ1のコレクタ端子には、サイリスタSのゲート端子が接続されている。スイッチングトランジスタQ1のコレクタ端子およびサイリスタSのカソード端子間には、抵抗R4と、コンデンサC2とが並列に接続されている。また、サイリスタSのカソード端子は、一次側グランドに接地されている。
【0044】
スイッチングトランジスタQ1はサイリスタSのオン動作を制御するものであり、スイッチングトランジスタQ1がオンになると、サイリスタSのゲート端子に駆動電圧が印加され、サイリスタSはオンになる。すなわち、リレーコイルRYに通電され、リレー接点SWがオン(商用電源PWの供給状態)になる。
【0045】
サイリスタSのアノード端子およびカソード端子間は、フォトカプラPC3のフォトトランジスタに接続されている。フォトカプラPC3のフォトダイオードのアノード端子側は、本体側マイコン12に接続され、フォトダイオードのカソード端子側は、ニ次側グランドに接地されている。
【0046】
なお、フォトカプラPC3は、マイコン12からの制御信号によりサイリスタSをオフするスイッチ素子である。すなわち、マイコン12によりフォトカプラPC3が一時的にオンになると、サイリスタSの両端が短絡されて電流が流れなくなり、サイリスタSはオフになる。これにより、リレーコイルRYの通電が遮断され、リレー接点SWはオフ(商用電源PWの遮断状態)になる。
【0047】
スイッチングトランジスタQ1のエミッタ端子、ベース端子間には、抵抗R5が並列に接続され、そのベース端子には抵抗R6を介して電解コンデンサC3の正極側が接続されている。電解コンデンサC3の負極側は、一次側グランドに接地されている。
【0048】
電解コンデンサC3には、並列に抵抗R7が接続され、電解コンデンサC3の両端には、正極側に抵抗R8を介して、省電力モード制御部6のフォトカプラPC1のフォトトランジスタと、省電力モード制御部6のフォトカプラPC2のフォトトランジスタとがそれぞれ接続されている。抵抗R7は、電解コンデンサC3に充電された電荷を放電するためのものである。
【0049】
ここで、電解コンデンサC3は、たとえば電源ケーブルCが電源コンセントなどに接続され、商用電源PWが供給されるときのサイリスタSのオン、オフ動作の状態を間接的に規定するものである。すなわち、上記のように電源ケーブルCが電源コンセントなどに接続され、商用電源PWが供給されると、サイリスタSがオンするのに十分なだけの期間、電解コンデンサC3に電流が流れる。そして、スイッチングトランジスタQ1がオンになり、サイリスタSのゲート端子に駆動電圧が印加されて、サイリスタSがオンする。サイリスタSがオンした後は、スイッチングトランジスタQ1は、そのベース電位が上がるのでオフとなる。サイリスタSは、ゲート端子に電圧が印加されると、オン状態を維持するので、フォトカプラPC3によるサイリスタSのオフが可能になる。
【0050】
省電力モード制御部6のフォトカプラPC2は、後述する充電用コンデンサC4(リモコン装置2の運転スイッチ21aの操作により消費電力抑制モードを通常の運転動作モードに復帰可能にするために、当該リモコン装置2にバックアップ電源を供給するコンデンサ)の充電電圧が所定の電圧以下に低下したとき、その検出信号(後述する)により当該コンデンサC4を充電するべくサイリスタSをオンするスイッチ素子である。
【0051】
充電用コンデンサC4の電圧低下の検出信号によりフォトカプラPC2がオンになると、スイッチングトランジスタQ1がオンになり、サイリスタSのゲート端子に駆動電圧が印加されてサイリスタSはオンになる。これにより、リレーコイルRYに通電され、リレー接点SWがオン(商用電源PWの供給状態)になる。商用電源PWが通電されると、レギュレータRGが起動し、当該レギュレータRGから給湯装置本体1内の回路とリモコン装置2内の回路に対する駆動電源(所定電圧の直流電源)が供給されるため、その電源により充電用コンデンサC4は充電される。
【0052】
また、フォトカプラPC1は、消費電力抑制モードにおいてリモコン装置2の運転スイッチ21aが操作されたとき、その操作信号により消費電力抑制モードを通常の運転動作モードに復帰させるために、サイリスタSをオンするスイッチ素子である。なお、ここでいう運転動作モードとは、給湯運転を行うモードだけをいうのではなく、商用電源PWが通電されている全ての状態モードをいう。
【0053】
運転スイッチ21aの操作信号によりフォトカプラPC1がオンになると、スイッチングトランジスタQ1がオンになり、サイリスタSのゲート端子に駆動電圧が印加されてサイリスタSはオンになる。これにより、リレーコイルRYに通電され、リレー接点SWがオンになる。商用電源PWが通電されると、レギュレータRGが起動し、給湯装置本体1は消費電力抑制モードから通常の運転動作モードに復帰する。
【0054】
省電力モード制御部6では、フォトカプラPC1のフォトダイオードの両端に抵抗R9が接続され、フォトダイオードのアノード端子側には、抵抗R10を介してPNP型のスイッチングトランジスタQ2のコレクタ端子が接続されている。スイッチングトランジスタQ2は、消費電力抑制モードにおいてリモコン装置2の運転スイッチ21aが操作されると、その操作信号によりオンになり、充電用コンデンサC4から電源を供給してフォトカプラPC1をオンさせるものである。スイッチングトランジスタQ2のエミッタ端子、ベース端子間には、抵抗R11が接続され、スイッチングトランジスタQ2のベース端子には、抵抗R12、逆電流防止用のダイオードD2、およびコイルL1が直列に接続されている。
【0055】
ダイオードD2のカソード端子には、電圧端子(たとえばDC15V)にアノード側が接続された逆電流防止用のダイオードD3が接続されている。このDC15Vは、リモコン装置2に与えられる電圧である。コイルL1の下流側は、リモコン装置2に接続するための一方の端子b1に接続され、他方の端子b2は、二次側グランドに接地されている。
【0056】
フォトカプラPC2のフォトダイオードの両端には、抵抗R13が接続され、フォトダイオードのアノード端子側は、抵抗R14を介してリセットIC24の入力端子24aに接続されている。
【0057】
ここで、リセットIC24は、後述する充電用コンデンサC4の充電量を検出するものであり、充電用コンデンサC4の充電量が所定電圧以下になれば、「LOW」信号を出力端子24bから出力する。リセットIC24の出力端は、フォトカプラPC2のフォトダイオードのカソード端子に接続されている。
【0058】
また、リセットIC24の入力端子24aには、充電用コンデンサC4の正極側が接続されているとともに、抵抗R15およびダイオードD4を介して電圧端子(たとえば5V)が接続されている。
【0059】
ここで、充電用コンデンサC4は、たとえば最大1F(ファラッド)の電荷を蓄えるための充電機能を有する素子(スーパキャパシタンスともいう)である。なお、この充電用コンデンサC4に代えて、汎用の充電池などが用いられてもよい。
【0060】
充電用コンデンサC4の負極側は、二次側グランドに接地されている。また、充電用コンデンサC4の正極側には、抵抗R15およびダイオードD4を介して電圧端子(たとえば5V)が接続されている。
【0061】
次に、リモコン装置2の電源系統における回路構成について詳述する。リモコン装置2は、給湯装置本体1と繋ぐための2芯線3が接続される端子c1,c2を有している。端子c1,c2は、給湯装置本体1からの電圧を整流するためのブリッジダイオードBDに接続され、ブリッジダイオードBDは、コイルL2、運転スイッチ21a(図2参照)、および抵抗R17,R18による閉回路に接続されている。また、抵抗R17,R18の間には、抵抗R19を介してリモコン側マイコン15が接続されている。なお、リモコン側マイコン15は、その電源がスイッチングトランジスタQ3の下流側に備えられた図示しないレギュレータから供給されている。
【0062】
また、コイルL2は、PNP型のスイッチングトランジスタQ3のエミッタ端子に接続され、スイッチングトランジスタQ3のベース端子には、ツェナーダイオードZDのカソード端子が接続されている。スイッチングトランジスタQ3のコレクタ端子とツェナーダイオードZDのアノード端子との間には、負荷26が接続されており、この場合、負荷26としては表示部22などが挙げられる。ツェナーダイオードZDのアノード端子は、二次側グランドに接地されている。なお、この二次側グランドは、実際にはリモコン装置2内のブリッジダイオードBDのダイオードを介して給湯装置本体1の二次側グランドと接続されている。
【0063】
運転スイッチ21aはモメンタリーのワンプッシュスイッチからなり、運転スイッチ21aが押し下げられると、コイルL2と抵抗R17とが接続され、給湯装置本体1から供給される電源により抵抗R17および抵抗R18の閉回路に電流が流れて抵抗R18に電圧が生じる。抵抗R18に生じた電圧は抵抗R19を介してリモコン側マイコン15に入力され、これによりリモコン側マイコン15は運転スイッチ21aが操作されたことを認識する。
【0064】
また、消費電力抑制モードにおいて運転スイッチ21aが押し下げられると、コイルL2と抵抗R17とが接続され、給湯装置本体1側に設けられた充電コンデンサC4の放電経路を形成する。すなわち、給湯装置本体1の抵抗R11,R12,ダイオードD2,コイルL1と2芯線3とリモコン装置2側のブリッジダイオードBD,コイルL2,R17およびR18により放電経路が形成される。したがって、充電用コンデンサC4に充電された電荷がこの放電経路により放電され、これにより給湯装置本体1のスイッチングトランジスタQ2がオンになり、さらに上述したようにフォトカプラPC1、スイッチングトランジスタQ1がオンになり、リレーコイルRYを通電してリレー接点SWがオン(商用電源PWの供給状態)になるので、消費電力抑制モードから通常の運転動作モードに復帰する。
【0065】
次に、上記の構成における作用について説明する。
【0066】
上記構成において、商用電源PWが投入されると(電源コンセントなどに給湯装置本体1の電源プラグが差し込まれると)、スイッチ切換制御部5の電解コンデンサC3において充電が行われる。電解コンデンサC3において充電が行われている間に、スイッチングトランジスタQ1がオンする。これにより、サイリスタSのゲート端子に電圧が印加され、リレーコイルRYに電流が流れることにより、リレー接点SWがオンする。サイリスタSは、一旦、ゲート端子に電圧が印加されると、そのオン状態を保持するので、リレーコイルRYに電流が流れ続け、リレー接点SWのオン状態を保持することができる。すなわち、商用電源PWの給湯装置本体1に対する供給が保持される。そのため、レギュレータRGに対し商用電源PWが供給され、レギュレータRGによって各部に対して駆動電源が供給される。
【0067】
このように、電解コンデンサC3が充電される間、スイッチングトランジスタQ1のオンによりサイリスタSをオンさせてリレーコイルRYのオン状態を継続させることができるので、リレー接点SWをオンさせることができる。したがって、商用電源PWが投入されることにより、それに連動してリレー接点SWをオンさせることができる。
【0068】
次に、通常の運転動作モードから運転スイッチ21aによる操作によって消費電力抑制モードに移行する場合を説明すると、リモコン装置2において運転スイッチ21aが押し下げられると、リモコン側マイコン15は、その操作に基づく信号を2芯線3および通信部14を介して給湯装置本体1の本体側マイコン12に送る。本体側マイコン12は、フォトカプラPC3をオンさせ、サイリスタSに流れる電流を阻止させる。これにより、リレーコイルRYには、電流が流れなくなり、リレー接点SWがオンからオフになり、商用電源PWの供給を遮断する。すなわち、消費電力抑制モードに移行すると、レギュレータRG自体の電力消費がゼロになり、消費電力の削減を図ることができる。また、サイリスタSを用いることにより、リレー接点SWを容易にオフさせて、消費電力抑制モードに移行させることができる。
【0069】
この場合、給湯装置本体1には、電源電圧が供給されなくなり、本体側マイコン12などの動作が停止する。また、リモコン装置2にも電源電圧が供給されなくなり、リモコン側マイコン15などの動作も停止する。すなわち、上記状態では、給湯装置本体1およびリモコン装置2には、電源電圧が供給されていないことになり、消費電力を抑制することができる。ただし、充電用コンデンサC4には、商用電源PWが供給されている間に、ダイオードD4を介してDC5Vが供給されて充電が行われている。
【0070】
なお、本体側マイコン12は、リモコン側マイコン15から運転スイッチ21aが押し下げられたことに基づく信号を受けると、フォトカプラPC3をオンさせる前に、商用電源PWの供給が遮断される前の所定の処理を行ってもよい。たとえば、本体側マイコン12は、給湯運転中に運転スイッチ21aが押し下げられたことに基づく信号を受けると、燃焼用ファン(図示略)のポストパージ運転を完了させてからフォトカプラPC3をオンさせるようにする。あるいは、たとえば電源遮断前の状態に基づく各種データを図示しない不揮発性メモリに記憶させるようにする。
【0071】
次いで、消費電力抑制モードから通常の運転動作モードに移行される場合を説明すると、運転動作を開始するために、ユーザの操作によってリモコン装置2の運転スイッチ21aが押し下げられた場合、充電用コンデンサC4に蓄えられていた電荷は、スイッチングトランジスタQ2、抵抗R12、ダイオードD2、コイルL1、ブリッジダイオードBD、コイルL2などを通じて運転スイッチ21aに電流として流れる。これにより、オン動作されたスイッチングトランジスタQ2によってフォトカプラPC1がオンする。
【0072】
その結果、電解コンデンサC3に電流が流れるとともに、スイッチングトランジスタQ1がオンし、サイリスタSのゲート端子に電圧が印加され、リレーコイルRYに電流が流れることにより、リレー接点SWがオンする。そのため、商用電源PWが給湯装置本体1に供給されることになる。
【0073】
ところで、図3に示した回路構成においては、たとえば商用電源PWを供給するための電源ケーブルCを電源コンセントなどから比較的短時間で抜き差しした場合であっても、スイッチングトランジスタQ1をオンできるようにするため、電源ケーブルCを電源コンセントなどから抜いたとき、電解コンデンサC3における電荷を即座に放電させる必要がある。すなわち、電源ケーブルCを比較的短時間で抜き差しした場合、電解コンデンサC3に電荷が残ったままであると、スイッチングトランジスタQ1は、そのベース電位が高くなりオンせず、サイリスタSをオンできないといった不都合があるからである。
【0074】
そこで、上記実施形態においては、電解コンデンサC3に充電された充電電荷を即座に放電させるために、電解コンデンサC3に並列に抵抗R7を接続するようにし、その抵抗R7の定数を小さく設定するようにしている。
【0075】
しかしながら、抵抗R7は、端子a2に間接的に接続されているため、商用電源PWが投入されているときは常時(電源ケーブルCが電源コンセントなどに接続されている間)、抵抗R7において比較的大きな電力が消費されてしまう。そこで、図5に示すように、電源ケーブルCが電源コンセントなどから抜かれている間、オンし、電源ケーブルCが電源コンセントなどに接続されている間、オフする電界効果トランジスタFET1を抵抗R7と直列に接続するとよい。
【0076】
具体的な回路構成を説明すると、スイッチ切換制御部5において、スイッチングトランジスタQ1のベース端子に、ダイオードD11のアノード端子が接続され、そのカソード端子が抵抗R6の一端に接続されている。また、抵抗R7の一端には、電界効果トランジスタFET1のドレイン端子が接続されている。電界効果トランジスタFET1のソース端子は、一次側グランドに接地されている。電界効果トランジスタFET1のゲート端子は、電解コンデンサC3に対して並列に接続された抵抗R35,R36の中点に接続されているとともに、電界効果トランジスタFET2のドレイン端子に接続されている。電界効果トランジスタFET1のゲート端子と一次側グランドとの間には、コンデンサC5が介在されている。電界効果トランジスタFET2のソース端子は、一次側グランドに接地され、そのゲート端子は、抵抗R37の一端に接続され、抵抗R37の他端は、一次側グランドに接地されている。また、電界効果トランジスタFET2のゲート端子は、抵抗R38を介してスイッチングトランジスタQ1のベース端子に接続されている。
【0077】
この回路によると、電源ケーブルCが電源コンセントなどに接続されているときは、電界効果トランジスタFET2のゲート端子に電圧が印加されて、ソース−ドレイン間に電流が流れ、電界効果トランジスタFET2はオン状態となる。一方、電界効果トランジスタFET1は、そのゲート端子に電圧が印加されず、オフ状態となる。
【0078】
逆に、電源ケーブルCが電源コンセントなどから抜かれると、電界効果トランジスタFET2は、ゲート端子に電圧が印加されずオフ状態となり、その状態で、電解コンデンサC3に所定量の電荷が残っていると、その残留電荷が電界効果トランジスタFET1のゲート端子に印加されることにより、電界効果トランジスタFET1はソース−ドレイン間に電流が流れ、オン状態となる。その結果、電解コンデンサC3の残留電荷が主として抵抗R7および電界効果トランジスタFET1を通じて放電される。
【0079】
そのため、電解コンデンサC3に並列に抵抗R7が接続されていても、電源ケーブルCが電源コンセントなどに接続されているときには、電界効果トランジスタFET1がオフになっているため、抵抗R7において電力が消費されることはない。
【0080】
一方、電源ケーブルCが電源コンセントなどに接続されているときは、抵抗R35,抵抗R36および抵抗R38,抵抗R37に通電されるため、抵抗R35〜R38の抵抗値を比較的大きくすることにより、商用電源PWが供給されているときの電力消費を小さくすることができるといった利点を有する。
【0081】
このように、電界効果トランジスタFET1および電界効果トランジスタFET2によって、電解コンデンサC3における充電電荷を放電させることができる上、放電を行うための抵抗R7における電力消費を抑制することができる。
【0082】
もちろん、この発明の範囲は上述した実施の形態に限定されるものではない。たとえば、図4および図5において説明したスイッチ切換制御部5や省電力モード制御部6における各回路部品については、上記実施形態に限定されるものではなく、同機能を有するものであればそれを適用することができる。また、スイッチ部4は、機械的に動作するリレー接点によって構成されることに限らず、たとえば半導体接点によって構成されてもよい。また、本実施形態に係る給湯装置としては、燃焼器で使用される燃料としてガスまたは石油などを用いるタイプの給湯装置が適用可能である。また、本実施形態に係る給湯装置としては、たとえば、二酸化炭素や他のガスを熱媒体とするヒートポンプ給湯装置、電気温水器などが適用可能である。さらに、本実施形態に係る給湯装置としては、一般給湯機能、風呂注湯機能、風呂追い焚き機能、および温水暖房機能などのうち、少なくとも一つの機能を備えた給湯装置に適用することができる。その他、本願発明が奏する効果と同様の効果が得られるものであれば、種々の装置、およびそれらの装置を備えるシステムに適用可能である。
【0083】
【発明の効果】
本願発明によれば、元電源が投入されると、それが第1の通電制御手段によって検知され、第2のスイッチ手段を通電状態とする。第2のスイッチ手段は、自己が通電することにより、第1のスイッチ手段を通電してオン状態に制御する。そのため、元電源が投入されることに基づいて、第1のスイッチ手段がそのオン状態を保持するので、元電源の投入に連動して第1のスイッチ手段をオンさせることができる。そのため、給湯装置には元電源が確実に供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る給湯装置を示す概略構成図である。
【図2】図1に示すリモコン装置の正面図である。
【図3】給湯装置本体の電源系統におけるブロック図である。
【図4】給湯装置本体およびリモコン装置の電源系統における詳細回路を示す図である。
【図5】給湯装置本体およびリモコン装置の電源系統における他の詳細回路を示す図である。
【符号の説明】
1 給湯装置本体
2 リモコン装置
4 スイッチ部
5 スイッチ切換制御部
11 制御部
12 本体側マイコン
C3 電解コンデンサ
FET1,FET2 電界効果トランジスタ
Q1 スイッチングトランジスタ
R7 抵抗
RY リレーコイル
S サイリスタ
SW リレー接点
PW 商用電源
Claims (5)
- 元電源が投入されることに基づいて給湯装置の各回路に所定の電源電圧を供給する電圧源を備え、前記電圧源が前記各回路に所定の電源電圧を供給することにより給湯運転が可能な給湯装置であって、
前記元電源を伝送する電源ラインに設けられ、通電によってオン状態を保持することにより前記電圧源に前記元電源による電源電圧の供給を許可するとともに、非通電によってオフ状態を保持することにより前記電圧源に前記元電源による電源電圧の供給を遮断する第1のスイッチ手段と、
この第1のスイッチ手段に対する通電または非通電を制御する第2のスイッチ手段と、
前記元電源が投入されたことに基づいて充電する充電手段と、
前記充電手段によって充電された充電電荷に基づいてオン動作することにより、前記第2のスイッチ手段をオン動作させて通電状態とさせる第3のスイッチ手段と、
所定の条件を満足したとき、前記第2のスイッチ手段をオフ動作させて非通電状態とするための制御信号を出力する制御手段と、
を備えることを特徴とする、給湯装置。 - 前記充電手段は、コンデンサによって構成され、
前記コンデンサに充電された充電電荷を放電するための放電手段を備える、請求項1に記載の給湯装置。 - 前記放電手段は、前記コンデンサに並列に接続された抵抗素子によって構成されている、請求項2に記載の給湯装置。
- 前記放電手段は、前記コンデンサに並列に接続された、抵抗素子およびこの抵抗素子に直列に接続された第4のスイッチ手段によって構成されており、
前記第4のスイッチ手段は、前記元電源が投入されたときオフ状態であり、かつ前記元電源が投入されないとき、前記コンデンサの充電電荷に基づく通電によってオン動作するものである、請求項2に記載の給湯装置。 - 前記第4のスイッチ手段は、電界効果トランジスタによって構成されている、請求項4に記載の給湯装置。
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