JPH07304391A - 自動車用ドアミラー - Google Patents

自動車用ドアミラー

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Publication number
JPH07304391A
JPH07304391A JP9725294A JP9725294A JPH07304391A JP H07304391 A JPH07304391 A JP H07304391A JP 9725294 A JP9725294 A JP 9725294A JP 9725294 A JP9725294 A JP 9725294A JP H07304391 A JPH07304391 A JP H07304391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
visor
mirror
gyroscope
motor
vibration
Prior art date
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Pending
Application number
JP9725294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Tsujiuchi
好夫 辻内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP9725294A priority Critical patent/JPH07304391A/ja
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の走行時に発生するバイザー4並びに
ミラー本体1の振動を、バイザー4を補強したり、制振
バネのような角度調整の操作性を阻害する部材を設けた
りせずに防止する。 【構成】 バイザー4の内面もしくはミラー本体1の裏
面にジャイロスコープ5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ドアミラーに
関し、特に、ミラー本体と、そのケーシングであるバイ
ザーが自動車の走行時に振れるのを防止するための構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の走行時に、自動車用
ドアミラーのバイザーが車体の振動に伴って、あるいは
風圧を受けて振動し、さらにその振動がミラー本体に伝
達され、鏡面が振動して後方視界がぶれることがあっ
た。また、車両走行時に風がバイザーの前方から鏡面の
方へ回り込むことが原因でミラー本体が振動することも
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、ミラーの
振動は、バイザーの振動が原因になっている場合と、風
が原因でミラーが直接振動する場合があった。前者の場
合、バイザー自体の振動を避けるには、例えばバイザー
の補強等が必要となり、バイザーの構造が複雑になると
ともに全体重量が必要以上に増大するという問題があっ
た。また、風によるミラー本体のぶれを防止するには、
例えばミラー本体の裏面付近に制振のためのバネや接触
子等を設けてバイザー側と連結する必要があり、そうす
ると、構造上ミラーの角度調整が困難になるという問題
があった。
【0004】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、車体の走行振動や風圧に起因するバイザーの振動
に伴うミラーの振動をバイザーを補強せずに防止するこ
とと、制振バネのような角度調整の操作性を阻害する部
材を設けずに鏡面への風の回り込みによるミラーの振動
を防止することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の技
術的課題を解決するため、本発明に係る自動車用ドアミ
ラーは、バイザーの内面にジャイロスコープを備えたこ
とを特徴としている。
【0006】上記構成においては、自動車の走行時にジ
ャイロスコープを作動させると、車体の振動に伴うバイ
ザーの振動や風圧によるバイザーの振動が、ジャイロス
コープの制振効果により抑えられる。したがって、バイ
ザーの振動がミラー本体に伝わって鏡面が振動し、後方
視界が悪化するという問題が生じるのを防止できる。ま
た、このように構成すればバイザーの補強が不要になる
から、バイザーの構造の複雑化や全体重量が必要以上に
大きくなるのも防止できる。
【0007】また、上記構成においては、ジャイロスコ
ープを、バイザーを車体に取り付けた状態で回転軸が大
略該車体の左右方向へ延在するように配置することが好
ましい。バイザーの振動は、車体へのバイザー取付位置
を中心として、その外側端部が上下へ、もしくは前後へ
振れる動きであるが、ジャイロスコープをこのように配
置すると、その振動がいずれもジャイロスコープの軸を
傾動させようとする動きになるから、制動効果が最もよ
く得られることになる。したがって、バイザー及び鏡面
の振動を最も効果的に防止することができる。
【0008】また、上記構成においては、ジャイロスコ
ープを、バイザーの外側端部寄りの位置に配置すること
が好ましい。上述したように、バイザーは車体への取付
位置を中心として、外側端部が上下もしくは前後へ振れ
るから、外側端部の動きが最も大きいことになる。した
がって、このようにジャイロスコープをバイザーの外側
端部よりに配置しておけば、バイザーの振動をより効果
的に抑えることができる。
【0009】また、本発明によれば、ミラー本体の裏面
にジャイロスコープを備えたことを特徴とする自動車用
ドアミラーが提供される。このようにミラー本体の裏面
にジャイロスコープを配置すると、車両走行時に風がバ
イザーの前方から鏡面の方へ回り込むことが原因でミラ
ー本体が直接振動するのを防止できる。したがって、こ
の構成においても後方視界が悪くなるのを防止できる。
また、この構成では、制振のためのバネや接触子が不要
であるから、ミラーの角度調整が困難になることもな
い。
【0010】なお、ミラー本体は、長手方向の両岸部が
最も大きな振れ幅で振動するため、この位置でのミラー
本体の振動を抑えるために、ジャイロスコープは、回転
軸がミラー本体の長手方向沿いに延在するように配置す
ることが好ましい。
【0011】
【実施例】以下に、図1から図4に示した本発明の第1
施例に係る自動車用ドアミラーについて詳細に説明す
る。
【0012】図1はこのドアミラーの正面図、図2は部
分平面図、図3は図1のIII−III線断面図である。図に
おいて、1はミラー本体であり、2は、ミラー本体1を
背面から保持するミラーホルダーである。ミラーホルダ
ー2は角度調整機構3を介してバイザー4に保持され、
ミラー本体1の角度を運転者の目の位置に応じて調整で
きるようになっている。
【0013】バイザー4の内面には、小型の直流モータ
6と、その出力軸6aに固定されたバランサ7とからな
るジャイロスコープ5が配置されている。ジャイロスコ
ープ5は、図1に示すように、バイザー4の外側端部寄
りの位置で、バイザー4を車体に取り付けた状態で回転
軸6aが車体の左右方向へ延在するように配置されてい
る。なお、図4にジャイロスコープ5の取付部の詳細を
分解斜視図に示しているように、バイザー4の内面にモ
ータ保持部4aが形成され、このモータ保持部4aにモ
ータ6をはめ込んで保持している。一方、モータ6への
配線8はバイザー4内を通って車体側へ導入され、モー
タ動作用スイッチ9を介してバッテリー10と接続され
ている。
【0014】本実施例では、バイザー4の補強が不要で
あり、かつ小型直流モータ6が軽量でしかも安価である
ため、全体重量の増加やコストアップをわずかに抑える
ことができる。また、本実施例においては、自動車の走
行時にバイザー4に振動が生じた場合、スイッチ9をオ
ンにしてモータ6を起動することにより、バランサ7を
回転させて振動を抑えることができる。なお、スイッチ
9は手動の操作スイッチとすることも可能であるが、例
えば、振動の生じやすい高速走行時に車速を検知して自
動的にオンになるセンサとすることも可能である。ま
た、必要な制振効果を得るためには、バランサ7の重量
やモータ6の回転数を適宜定めればよい。
【0015】本実施例においては、ジャイロスコープ5
をバイザーの外側端部よりの位置で回転軸6aが車体の
左右方向に延在するように配置しているので、図1に矢
印Aで示しているバイザー4の上下方向への振動と、図
2に矢印Bで示しているバイザー4の前後方向への振動
を効果的に防止できる。これに対して、例えば、バラン
サ7が図1に7aで示している仮想線の位置になるよう
に回転軸を上下方向沿いに配置すると矢印B方向への振
動時にジャイロスコープ5が平行移動することになって
十分な制振効果が得られず、また、バランサが図2に7
bで示している位置になるように回転軸を前後方向沿い
に配置すると矢印A方向への振動時に十分な制振効果が
得られないことになる。
【0016】なお、本実施例においては、ジャイロスコ
ープ5をバイザー4の高さ方向ほぼ中央の位置に配置し
ているが、これよりも上方または下方に配置してもよ
い。また、バイザー内部の設置スペースの関係で、ジャ
イロスコープ5を幾分傾けて配置してもよい。さらに
は、上記実施例ではジャイロスコープ5を1つだけ配置
した構成となっているが、ジャイロスコープ5を並設す
る構成としてもよい。
【0017】次に、図5から図7に示した第2実施例に
ついて説明する。この実施例は、ミラー本体1の裏面に
ジャイロスコープを取り付けた例であり、ドアミラーと
しての基本的な構成自体は第1実施例と共通しているの
で、共通した部分については第1実施例と同一の符号を
付け、詳しい説明は省略する。
【0018】図5はドアミラーの正面図、図6は図5の
VI−VI線断面図、図7はミラー本体の裏面側を示す斜視
図である。図示するように、本実施例においては、ジャ
イロスコープ15は、ミラー本体1を裏面側から保持す
るミラーホルダー12を正面から見て、右上のコーナー
部に配置されている。このジャイロスコープ15は、小
型直流モータ16とバランサー17とから構成され、ミ
ラーホルダー12の裏面に形成された保持部12aにモ
ータ16が保持されている。本実施例では、ミラーホル
ダー12がその中心部で角度調整機構3と連結される関
係でジャイロスコープ15をコーナー部に配置している
が、その位置は、裏面側の設置スペースに応じて適宜設
定すればよい。
【0019】ミラー本体1は角度調整機構3との連結部
を中心としてあらゆる方向へ振動し得るが、ミラー本体
1は一般に横長であるため、左右両端部の振れが後方視
界に影響しやすい。そのため、ジャイロスコープ15
は、ミラー本体1のC方向(図7)への振れに対して十
分な制振効果が得られるように、回転軸16aがミラー
本体1の長手方向に沿うような向きで配置することが好
ましい。
【0020】このようにミラー本体1の裏面側にジャイ
ロスコープ15を設ければ、車両走行時に風がバイザー
の前方から鏡面の方へ回り込むことが原因でミラー本体
が直接振動するのを防止し、後方視界が悪くなるのを防
止できる。また、制振バネなどのバイザー4側と連結す
る部材が不要であるから、ミラー本体1の角度調整の操
作性が悪くなることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係るドアミラーの正面
図である。
【図2】 図1のドアミラーの部分平面図である。
【図3】 図1のIII−III線断面図である。
【図4】 ジャイロスコープの取付部の詳細を示す分解
斜視図である。
【図5】 第2実施例に係るドアミラーの正面図であ
る。
【図6】 図5のVI−VI線断面図である。
【図7】 ミラーホルダーの裏面を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ミラー本体 2,12 ミラーホルダー 12a 保持部 3 角度調整機構 4 バイザー 4a 保持部 5,15 ジャイロスコープ 6,16 モータ 6a,16a 回転軸 7,17 バランサー 8 配線 9 スイッチ 10 バッテリー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラー本体(1)と、該ミラー本体
    (1)を角度調整可能に保持するバイザー(4)とを備
    えた自動車用ドアミラーであって、 上記バイザー(4)の内面にジャイロスコープ(5)を
    備えたことを特徴とする自動車用ドアミラー。
  2. 【請求項2】 上記ジャイロスコープ(5)は、上記バ
    イザー(4)を車体に取り付けた状態で回転軸(6a)
    が大略該車体の左右方向沿いに延在するように配置され
    たことを特徴とする請求項1記載の自動車用ドアミラ
    ー。
  3. 【請求項3】 上記ジャイロスコープ(5)は、上記バ
    イザー(4)の外側端部寄りの位置に配置されたことを
    特徴とする請求項1または2記載の自動車用ドアミラ
    ー。
  4. 【請求項4】 ミラー本体(1)と、該ミラー本体
    (1)を角度調整可能に保持するバイザー(4)とを備
    えた自動車用ドアミラーであって、 上記ミラー本体(1)の裏面側にジャイロスコープ(1
    5)を備えたことを特徴とする自動車用ドアミラー。
  5. 【請求項5】 上記ジャイロスコープ(15)は、回転
    軸(16a)が上記ミラー本体(1)の長手方向沿いに
    延在するように配置されたことを特徴とする請求項4記
    載の自動車用ドアミラー。
JP9725294A 1994-05-11 1994-05-11 自動車用ドアミラー Pending JPH07304391A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9725294A JPH07304391A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 自動車用ドアミラー

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JP9725294A JPH07304391A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 自動車用ドアミラー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07304391A true JPH07304391A (ja) 1995-11-21

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ID=14187382

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JP9725294A Pending JPH07304391A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 自動車用ドアミラー

Country Status (1)

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JP (1) JPH07304391A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012131380A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Murakami Corp 車両用ミラーのミラーホルダー
JP2012144151A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Tokai Rika Co Ltd 車両用ミラー装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012131380A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Murakami Corp 車両用ミラーのミラーホルダー
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