JPH05178586A - 産業車両のキャビン支持装置 - Google Patents

産業車両のキャビン支持装置

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Publication number
JPH05178586A
JPH05178586A JP3346330A JP34633091A JPH05178586A JP H05178586 A JPH05178586 A JP H05178586A JP 3346330 A JP3346330 A JP 3346330A JP 34633091 A JP34633091 A JP 34633091A JP H05178586 A JPH05178586 A JP H05178586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cabin
vehicle body
vibration
industrial vehicle
car body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3346330A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Ota
正博 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP3346330A priority Critical patent/JPH05178586A/ja
Publication of JPH05178586A publication Critical patent/JPH05178586A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】キャビンを装備した産業車両において、キャビ
ンの揺れを小さくし、車体からキャビンに伝達される振
動を一層低減させるようにする。 【構成】車体1に設けられた支持アーム3に吸振部材7
を介してキャビン6を吊持するように構成する。これに
より、車体1に揺れが発生すると、キャビン6はその重
心よりも外側(キャビンの天井側)となる支持ポイント
を支点として揺れエネルギの小さい内側(キャビンの底
側)が揺れるため、キャビン6の揺れは車体1の揺れよ
りも小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体前部に運転席を囲
包するキャビンを装備した産業車両のキャビン支持装置
に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、例えばフォークリフトなど産業
車両には、運転者の環境を防護するため運転席を囲包す
るキャビンを装備したものがある。このようなフォーク
リフトでは、エンジンの作動や走行に伴って車体側に発
生する振動が運転者に伝達されないようにするため、図
4に示すように、ゴムなどからなる吸振部材17を介在
させてキャビン16が車体11上に載置固定されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記フォーク
リフトでは、吸振部材17がキャビン16の床面と車体
11との間に介在されていることから、車体11に揺れ
が発生するとキャビン16の揺れが一層大きくなるとい
う問題がある。すなわち、図5及び図6に示すように、
車体11に対するキャビン16の支持ポイントがキャビ
ンの重心Oよりも内側(キャビンの底側)となり、キャ
ビン16は重心Oよりも内側となる支持ポイントを支点
として揺れエネルギの大きい外側(キャビンの天井側)
が揺れるため、キャビン16の揺れが車体11の最大の
揺れを越えて大きくなる。したがって、運転者は乗り物
酔いなど不快感が起こりやすい状態となって乗り心地が
悪く、また、吸振部材17は変形量が大きくなりその吸
振作用を充分に発揮できない状態となるため、キャビン
16に大きな共振が発生し、これに伴うキャビン16内
のこもり音が発生しやすい。
【0004】本発明は上記問題に鑑み案出されたもので
あり、キャビンの揺れを小さくし、車体からキャビンに
伝達される振動をより一層低減させるようにすることを
解決すべき課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、車体前部に運転席を囲包するキャビンを装備
した産業車両であって、該キャビンは車体に立設されて
ほぼ水平状に屈曲延在する支持アームに吸振部材を介し
て吊持されているという新規な構成を採用している。
【0006】
【作用】本発明に係る産業車両にあっては、キャビンが
支持アームに防振部材を介して吊持されているため、車
体に対するキャビンの支持ポイントがキャビン重心より
も外側(キャビンの天井側)となる。これにより、車体
に揺れが発生すると、キャビンはその重心よりも外側と
なる支持ポイントを支点として揺れエネルギの小さい内
側(キャビンの底側)が揺れるため、キャビンの揺れは
車体の揺れよりも小さくなる。したがって、防振部材は
変形量が少なくなりその防振作用を良好に発揮できる状
態を維持できるため、キャビンに発生する共振が小さく
なり、こもり音の発生も低減する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本実施例に係るキャビン支持装置を装備した
フォークリフトの側面図である。図において、1はフォ
ークリフトの車体であって、この車体1には車輪2が装
着され、図示しないエンジンなどの機器が内装されてい
る。そして、車体1の中央部には、上方に向かって突出
する基部3aとその先端から前方に向かって延在するア
ーム部3bとからなる断面逆L字形状の支持アーム3が
設けられている。アーム部3bの下面には、断面L字形
状に形成された前後一対の取付けブラケット4が固着さ
れており、この取付けブラケット4には、これと対応し
て断面逆L字形状に形成された取付けブラケット5を天
井に有するキャビン6が吊り下げられている。両取付け
ブラケット4、5の間には、防振ゴムからなる吸振部材
7が介在されており、キャビン6はこの部分のみで支持
されている。なお、キャビン6内には、フォークリフト
の運転操作用のハンドル8や図示しないブレーキペダル
などの操作機器が装備されており、これらは車体1側に
装着された被操作装置などと油圧ホース9や配線によっ
て接続されている。
【0008】以上のように構成された本実施例のフォー
クリフトでは、車体1に揺れが発生すると、図2及び図
3に示すように、キャビン6は両吸振部材7を支点とし
てキャビン6の底側が揺れる。この場合、キャビン6の
底側は重心Oの内側にあり天井側よりも揺れエネルギが
小さく、しかもキャビン6は元の静止位置へ復帰する方
向(車体1の揺れを補正する方向)へ揺れるため、キャ
ビン6の揺れは車体1の揺れよりも小さくなる。したが
って、キャビン6内の運転者の感じる揺れが小さくなる
ため、運転者は乗り物酔い状態などの不快感が起こりに
くくなり乗り心地が向上する。また、キャビン6の揺れ
が小さいと両吸振部材7の変形量も少なくなり、吸振部
材7は良好な吸振作用を発揮できる状態を維持するた
め、キャビン6に発生する共振が小さくなり、こもり音
の発生も低減する。
【0009】以上のように本実施例のフォークリフトに
よれば、キャビン6が車体1に設けられた支持アーム3
に吸振部材7を介して吊持されているため、車体1に揺
れが発生したときにキャビン6の揺れを小さくすること
ができ、したがって運転者の乗り心地の向上を図ること
ができる。さらに、キャビン6に伝達される振動をより
一層低減させることができるため、キャビン6の共振の
発生やこれに伴うキャビン6内のこもり音の発生を低減
することができる。
【0010】また、キャビン6の揺れを小さくすること
ができることから、吸振部材7を従来使用していたもの
より柔らかいものを使用することができるため、乗り心
地の一層の向上が可能となる。なお、本発明におけるキ
ャビン6の吊持箇所は、キャビン6の重心Oよりも外側
であればどこでもよいが、上記実施例のようにキャビン
6の重心Oから最も外側遠方となる天井がより効果的で
あり好ましい。
【0011】また、キャビン6の吊持手段は、上記実施
例に限定されるものではなく、例えば各取付けブラケッ
ト4、5の形状や個数を必要に応じて変更したり、ある
いは圧縮状態で機能する吸振部材7を引っ張り状態で機
能するように構成することも可能である。さらには、キ
ャビン6の底部側が所定以上に大きく揺れるのを防止、
規制するために、車体1側にストッパ部を設けることも
可能である。
【0012】
【発明の効果】本発明のキャビン搭載型産業車両によれ
ば、キャビンは車体に立設されてほぼ水平状に屈曲延在
する支持アームに吸振部材を介して吊持されているた
め、キャビンの揺れを小さくすることができ、これによ
り乗り心地の向上を図るとともに、キャビンの共振の発
生やこれに伴うキャビン内のこもり音の発生を低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るフォークリフトの側面図である。
【図2】実施例のフォークリフトの側面側からみた揺れ
発生状態を示す説明図である。
【図3】実施例のフォークリフトの正面側からみた揺れ
発生状態を示す説明図である。
【図4】従来のフォークリフトの側面図である。
【図5】従来のフォークリフトの側面側からみた揺れ発
生状態を示す説明図である。
【図6】従来のフォークリフトの正面側からみた揺れ発
生状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…車体 3…支持アーム 6…キャビン 7…
吸振部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前部に運転席を囲包するキャビンを
    装備した産業車両であって、該キャビンは車体に立設さ
    れてほぼ水平状に屈曲延在する支持アームに吸振部材を
    介して吊持されていることを特徴とする産業車両のキャ
    ビン支持装置。
JP3346330A 1991-12-27 1991-12-27 産業車両のキャビン支持装置 Pending JPH05178586A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3346330A JPH05178586A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 産業車両のキャビン支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3346330A JPH05178586A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 産業車両のキャビン支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05178586A true JPH05178586A (ja) 1993-07-20

Family

ID=18382683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3346330A Pending JPH05178586A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 産業車両のキャビン支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05178586A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1038826A1 (fr) 1999-03-19 2000-09-27 Sambron Engin de levage avec un mât pourvu d'un porte-équipement
US7648193B2 (en) 2005-11-18 2010-01-19 Bridgestone Corporation Vibration-isolating supporting structure
JP2011068303A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Sinfonia Technology Co Ltd 搬送台車
JP2011068302A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Sinfonia Technology Co Ltd 搬送台車

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1038826A1 (fr) 1999-03-19 2000-09-27 Sambron Engin de levage avec un mât pourvu d'un porte-équipement
US7648193B2 (en) 2005-11-18 2010-01-19 Bridgestone Corporation Vibration-isolating supporting structure
JP2011068303A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Sinfonia Technology Co Ltd 搬送台車
JP2011068302A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Sinfonia Technology Co Ltd 搬送台車

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