JP2522621Y2 - エンジンの姿勢制御装置 - Google Patents

エンジンの姿勢制御装置

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JP2522621Y2
JP2522621Y2 JP1988020973U JP2097388U JP2522621Y2 JP 2522621 Y2 JP2522621 Y2 JP 2522621Y2 JP 1988020973 U JP1988020973 U JP 1988020973U JP 2097388 U JP2097388 U JP 2097388U JP 2522621 Y2 JP2522621 Y2 JP 2522621Y2
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JP
Japan
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engine
vehicle body
roll
actuator
control device
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JP1988020973U
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JPH01125218U (ja
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信孝 今田
卓哉 長谷川
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コーナリング時に車体のロール量に対応し
て旋回方向内側にエンジンを傾斜させるようにしたエン
ジンの姿勢制御装置に関する。
(従来の技術) 乗用車のエンジンは、一般に車体の前部に搭載されて
おり、FR車等ではエンジンの回転軸を前後方向に位置さ
せる所謂縦置きエンジンとなっている。このエンジン
は、普通3点又は4点でサブフレームにゴム等の緩衝部
材を介して搭載されており、エンジンの振動がフレーム
に伝達されるのを防止すると共に、如何なる走行状態に
おいてもエンジンがふらつかないように、取り付けられ
ている。
(考案が解決しようとする課題) ところで車輌はコーナリング時に車体の荷重が旋回運
動の外側に移動してロールが発生するが、上記従来の乗
用車においては、重量物であるエンジンが車体に固定さ
れているために、車体の荷重と一緒にエンジンの荷重も
外側に移動し、この結果、車体のロールを助長して旋回
性能が低下するという問題がある。
本考案は上述の問題点を解決するためになされたもの
で、車体のロールに対応してエンジンを旋回方向内側
(ステア側)に傾斜させて車輌の旋回性能の向上を図る
ようにしたエンジンの姿勢制御装置を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) そこで、本考案では、この目的を達成するために、回
転軸が車体の前後方向に沿って配置される縦置きエンジ
ンを、当該エンジンの回転軸を中心に左右に揺動可能に
スプリングを介して搭載するエンジン架装手段と、当該
エンジンを車体に対して揺動させる、一端が車体に取付
けられ他端がエンジンに取付けられたアクチュエータ
と、車体のロールを検出するセンサと、該センサの出力
信号に応じて前記アクチュエータを駆動して前記エンジ
ンを旋回方向内側に傾斜させる制御手段とを備えたこと
を特徴とするエンジンの姿勢制御装置を提案する。
(作用) コーナリング時に、センサが車体のロールを検出して
対応する信号を出力する。制御手段は当該信号に基づき
アクチュエータを駆動してエンジンをステア側に傾斜さ
せ、エンジンの重心をステア側に移動させる。これによ
りコーナリング時のロールが抑制されて旋回性能が向上
する。
(実施例) 以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。
第1図は本考案に係るエンジンの姿勢制御装置の一実
施例を示し、車体1のクロスメンバ2には、エンジン架
装手段3を介してエンジン4が縦置きに搭載されてい
る。エンジン4は直列エンジンで、その前部4aの下部と
両側部4b、4cの下部とをエンジン架装手段3を構成する
3本のコイルスプリング5、6、7を介してクロスメン
バ2に3点支持構造で配設されており、当該エンジン4
は回転軸4dを中心に左右に揺動可能に支持されている。
アクチュエータ10は、例えば、油圧シリンダにより構
成されており、当該アクチュエータ10はエンジン4の一
側に略水平に配置され、シリンダバレル11の底端部はブ
ラケット13を介して車体1に回動可能に軸支され、ロッ
ド12の先端はブラケット14を介してエンジン4の側部4b
の上部に回動可能に軸支されている。
アクチュエータ10はロッド12が短縮するとエンジン4
を矢印Cで示す時計方向に回動させて2点鎖線4′で示
すように揺動させ、伸長するとエンジン4を矢印CCで示
す反時計方向に回動させて2点鎖線4″で示すように揺
動させる。また、このアクチュエータ10には位置検出セ
ンサ15が配設されており、ロッド12の長さを検出して対
応する位置信号を出力するようになっている。
更に、車体1には車体1のロール、すなわち車体の横
方向の加速度を検出するロール検出センサ16が配設され
ており、車体1のロールを検出して対応する信号を出力
する。このロール検出センサ16は、例えば加速度センサ
で構成されている。これらの位置検出センサ15及びロー
ル検出センサ16の各出力信号は制御装置20に入力され
る。
制御装置20はマイクロコンピュータを備えており、ロ
ール検出センサ16から入力される信号により車体1のロ
ールに応じてエンジン4の傾斜角を求めて制御信号を出
力し、図示しない電磁制御弁を制御してアクチュエータ
10を駆動し、ロッド12を所定の長さに伸長又は短縮させ
るようになっている。
以下作用を説明する。
車輌が直進走行している時にはロール検出センサ16の
出力は0であり、制御装置20は作動しない。この状態に
おいて、アクチュエータ10のロッド12は全ストロークの
半分程伸長しており、エンジン4を実線で示すように垂
直状態に保持する。今、車輌がこの直進走行から、例え
ば左旋回したとする。ロール検出センサ16はこの左旋回
に応じた信号を出力して制御装置20に加える。制御装置
20は入力せる信号に応じてエンジン4の傾斜角を求め、
アクチュエータ10のロッド12を短縮させて当該エンジン
4を矢印Cで示す旋回方向内側に傾斜(リーンイン)さ
せて当該エンジン4の重心を内側に移動させる。これに
より、車体1のロールが抑制され、当該車体1が円滑に
左旋回可能となり、旋回性能が向上する。
同様に右旋回した時には制御装置20はアクチュエータ
10のロッド12を伸長させてエンジン4を矢印CCで示す旋
回方向内側に傾斜させて当該エンジン4の重心を内側に
移動させる。
このようにして旋回時に旋回方向側にエンジンを傾斜
(リーンイン)させることにより重心をリーンインさせ
ることができ、旋回性能が向上する。
尚、本実施例においては、車体1のロール量を検出す
る場合に車体1の横方向の加速度を検出する加速度セン
サを用いたがこれに限るものではなく、他の例えば、舵
角センサと車速センサとにより車体1の旋回時における
ロールを検出するようにしてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、回転軸が車体の
前後方向に沿って配置される縦置きエンジンを、当該エ
ンジンの回転軸を中心に左右に揺動可能にスプリングを
介して搭載するエンジン架装手段と、当該エンジンを車
体に対して揺動させる一端が車体に取付けられ他端がエ
ンジンに取付けられるアクチュエータと、車体のロール
を検出するセンサと、該センサの出力信号に応じて前記
アクチュエータを駆動して前記エンジンを旋回方向内側
に傾斜させる制御手段とを備えるので、コーナリング時
にステア側にエンジンを傾けて当該エンジンの重心をリ
ーンインさせることができるため、車体のステア側の浮
き上がりが防止されてロール量が減少し、この結果、コ
ーナリング性能が向上するという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエンジンの姿勢制御装置を適用し
た車輌の一実施例を示す概略構成図である。 1…車体、3…エンジン架装手段、4…エンジン、5,6,
7…コイルスプリング、10…アクチュエータ、15…位置
検出センサ、16…ロール検出センサ、20…制御装置。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸が車体の前後方向に沿って配置され
    る縦置きエンジンを、当該エンジンの回転軸を中心に左
    右に揺動可能にスプリングを介して搭載するエンジン架
    装手段と、当該エンジンを車体に対して揺動させる、一
    端が車体に取付けられ他端がエンジンに取付けられたア
    クチュエータと、車体のロールを検出するセンサと、該
    センサの出力信号に応じて前記アクチュエータを駆動し
    て前記エンジンを旋回方向内側に傾斜させる制御手段と
    を備えることを特徴とするエンジンの姿勢制御装置。
JP1988020973U 1988-02-19 1988-02-19 エンジンの姿勢制御装置 Expired - Lifetime JP2522621Y2 (ja)

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JPH01125218U JPH01125218U (ja) 1989-08-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5969016U (ja) * 1982-10-30 1984-05-10 三菱自動車工業株式会社 エンジン懸架装置
JPS60196039U (ja) * 1984-06-02 1985-12-27 日産自動車株式会社 パワ−ユニツト支持装置
JPS63149219A (ja) * 1986-12-12 1988-06-22 Toyota Autom Loom Works Ltd 産業車両における駆動装置の支持装置

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