JPH07296694A - 電子スイッチ - Google Patents
電子スイッチInfo
- Publication number
- JPH07296694A JPH07296694A JP9242294A JP9242294A JPH07296694A JP H07296694 A JPH07296694 A JP H07296694A JP 9242294 A JP9242294 A JP 9242294A JP 9242294 A JP9242294 A JP 9242294A JP H07296694 A JPH07296694 A JP H07296694A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- terminal
- power supply
- load
- switch element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】交流電源のゼロクロス点から電源回路への通電
時間を一定にし、内部回路に安定的に給電する。 【構成】交流電源と換気扇との一端同士を接続し、交流
電源の他端を接続する電源端子T1 と換気扇の他端を接
続する制御端子T2 との間にトライアックQ1 を接続す
る。トライアックQ1 のオン・オフは、フォトカプラP
Cを介して制御回路1により制御される。また、トライ
アックQ1 の両端間には制御回路1に給電する電源回路
2が接続され、トライアックQ1 のオフ期間に電源回路
2に給電される。制御回路1は、交流電源のゼロクロス
点を検出し、換気扇を差動させるように指示されると、
交流電源の電圧波形の半サイクル毎にゼロクロス点から
一定時間だけトライアックQ1 をオフに保った後に、ト
ライアックQ1 をオンにする。
時間を一定にし、内部回路に安定的に給電する。 【構成】交流電源と換気扇との一端同士を接続し、交流
電源の他端を接続する電源端子T1 と換気扇の他端を接
続する制御端子T2 との間にトライアックQ1 を接続す
る。トライアックQ1 のオン・オフは、フォトカプラP
Cを介して制御回路1により制御される。また、トライ
アックQ1 の両端間には制御回路1に給電する電源回路
2が接続され、トライアックQ1 のオフ期間に電源回路
2に給電される。制御回路1は、交流電源のゼロクロス
点を検出し、換気扇を差動させるように指示されると、
交流電源の電圧波形の半サイクル毎にゼロクロス点から
一定時間だけトライアックQ1 をオフに保った後に、ト
ライアックQ1 をオンにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として浴室の換気に
用いられる換気扇を負荷として操作するための電子スイ
ッチに関するものである。
用いられる換気扇を負荷として操作するための電子スイ
ッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、換気扇Fを一定時間だけ動作
させる電子スイッチとして、図16に示すような構成の
ものが特開平5−102817号公報等によってすでに
知られている。この電子スイッチは、商用電源である交
流電源ACおよび換気扇Fにスイッチ要素としてのトラ
イアックQ0 を直列接続し、逆直列に接続したツェナー
ダイオードZD1 ,ZD2 とフォトカプラPC0 の受光
素子であるフォトトライアックPT0 と抵抗R0 との直
列回路をトライアックQ0 に並列接続し、さらに、フォ
トトライアックPT0 と抵抗R0 との接続点にトライア
ックQ0 のゲートを接続してある。また、トライアック
Q0 の両端間には全波整流器であるダイオードブリッジ
DB0 の交流側端子を接続し、ダイオードブリッジDB
0 の直流側端子に電源回路2′を接続することで、電源
回路2′からタイマ制御回路3への給電を行なうように
してある。タイマ制御回路3の出力にはフォトカプラP
C0の発光素子である発光ダイオードPE0 が接続さ
れ、発光ダイオードPE0 の点灯期間にトライアックQ
0 がオンになるようにしてある。また、電源回路2′に
は起動用のスイッチSW0 が設けられ、スイッチSW0
を操作することで、タイマ制御回路3への給電が開始さ
れ、タイマ制御回路3では設定された一定時間だけ発光
ダイオードPE0 を点灯させることで、換気扇Fを一定
時間だけ作動させるように制御する。
させる電子スイッチとして、図16に示すような構成の
ものが特開平5−102817号公報等によってすでに
知られている。この電子スイッチは、商用電源である交
流電源ACおよび換気扇Fにスイッチ要素としてのトラ
イアックQ0 を直列接続し、逆直列に接続したツェナー
ダイオードZD1 ,ZD2 とフォトカプラPC0 の受光
素子であるフォトトライアックPT0 と抵抗R0 との直
列回路をトライアックQ0 に並列接続し、さらに、フォ
トトライアックPT0 と抵抗R0 との接続点にトライア
ックQ0 のゲートを接続してある。また、トライアック
Q0 の両端間には全波整流器であるダイオードブリッジ
DB0 の交流側端子を接続し、ダイオードブリッジDB
0 の直流側端子に電源回路2′を接続することで、電源
回路2′からタイマ制御回路3への給電を行なうように
してある。タイマ制御回路3の出力にはフォトカプラP
C0の発光素子である発光ダイオードPE0 が接続さ
れ、発光ダイオードPE0 の点灯期間にトライアックQ
0 がオンになるようにしてある。また、電源回路2′に
は起動用のスイッチSW0 が設けられ、スイッチSW0
を操作することで、タイマ制御回路3への給電が開始さ
れ、タイマ制御回路3では設定された一定時間だけ発光
ダイオードPE0 を点灯させることで、換気扇Fを一定
時間だけ作動させるように制御する。
【0003】ここにおいて、上記公報では、上記構成に
ついて、次のような主旨の説明がなされている。すなわ
ち、スイッチSWをオンにしてタイマ制御回路3への給
電が開始され、発光ダイオードPE0 の発光によりフォ
トトライアックPT0 がオンになると、トライアックQ
0 がオンになり、トライアックQ0 と交流電源ACと換
気扇Fとをつなぐ電流経路が形成され、換気扇Fに電流
が流れて換気扇Fが駆動される。この間、ツェナーダイ
オードZD1 ,ZD2 の働きによりダイオードブリッジ
DB0 の交流側端子に加えられる交流電圧が減圧され、
ダイオードブリッジDB0 の直流側端子に発生する電圧
が電源回路2′で平滑、安定化されてタイマ制御回路3
への給電がなされる。
ついて、次のような主旨の説明がなされている。すなわ
ち、スイッチSWをオンにしてタイマ制御回路3への給
電が開始され、発光ダイオードPE0 の発光によりフォ
トトライアックPT0 がオンになると、トライアックQ
0 がオンになり、トライアックQ0 と交流電源ACと換
気扇Fとをつなぐ電流経路が形成され、換気扇Fに電流
が流れて換気扇Fが駆動される。この間、ツェナーダイ
オードZD1 ,ZD2 の働きによりダイオードブリッジ
DB0 の交流側端子に加えられる交流電圧が減圧され、
ダイオードブリッジDB0 の直流側端子に発生する電圧
が電源回路2′で平滑、安定化されてタイマ制御回路3
への給電がなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、発
光ダイオードPE0 がオンである期間には、交流電圧波
形の半サイクル毎にゼロクロス点でトライアックQ0 が
オフになると、その後、ツェナーダイオードZD1 ,Z
D2 がブレークオーバするまで電圧が上昇した時点でト
ライアックQ0 がオンになるのであって、ゼロクロス点
からトライアックQ0 がオンになるまでの期間に電源回
路2′に給電されるようにしてある。
光ダイオードPE0 がオンである期間には、交流電圧波
形の半サイクル毎にゼロクロス点でトライアックQ0 が
オフになると、その後、ツェナーダイオードZD1 ,Z
D2 がブレークオーバするまで電圧が上昇した時点でト
ライアックQ0 がオンになるのであって、ゼロクロス点
からトライアックQ0 がオンになるまでの期間に電源回
路2′に給電されるようにしてある。
【0005】しかし、この構成では、電圧変動によって
ツェナーダイオードZD1 ,ZD2のブレークオーバの
時点が変化することがあり、換気扇Fへの通電時間が安
定しないという問題がある。本発明は上記問題点の解決
を目的とするものであり、電圧変動があっても負荷への
通電時間を一定にして、負荷を安定的に動作させること
ができるようにした電子スイッチを提供しようとするも
のである。
ツェナーダイオードZD1 ,ZD2のブレークオーバの
時点が変化することがあり、換気扇Fへの通電時間が安
定しないという問題がある。本発明は上記問題点の解決
を目的とするものであり、電圧変動があっても負荷への
通電時間を一定にして、負荷を安定的に動作させること
ができるようにした電子スイッチを提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、交流電源と負荷との間に挿入さ
れるスイッチ素子と、操作スイッチの操作に伴ってスイ
ッチ素子をオン・オフさせる制御回路と、スイッチ素子
の両端電圧を定電圧化した直流電圧を出力して制御回路
に給電する電源回路とを備え、制御回路は、交流電源の
ゼロクロス点を検出するゼロクロス検出部と、交流電源
の半サイクル毎にゼロクロス検出部により検出されたゼ
ロクロス点から一定時間の給電期間はスイッチ素子をオ
フに保った後にスイッチ素子をオンにして負荷に給電す
る通電制御部とを具備して成ることを特徴とする。
目的を達成するために、交流電源と負荷との間に挿入さ
れるスイッチ素子と、操作スイッチの操作に伴ってスイ
ッチ素子をオン・オフさせる制御回路と、スイッチ素子
の両端電圧を定電圧化した直流電圧を出力して制御回路
に給電する電源回路とを備え、制御回路は、交流電源の
ゼロクロス点を検出するゼロクロス検出部と、交流電源
の半サイクル毎にゼロクロス検出部により検出されたゼ
ロクロス点から一定時間の給電期間はスイッチ素子をオ
フに保った後にスイッチ素子をオンにして負荷に給電す
る通電制御部とを具備して成ることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、換気能力を高能力に設
定する強端子と換気能力を低能力に設定する弱端子と強
端子および弱端子と対になる共通端子とを備えた換気扇
を負荷として負荷への給電状態を制御する電子スイッチ
であって、交流電源の一端と換気扇の強端子との間に挿
入される第1のスイッチ素子と、交流電源の一端と換気
扇の弱端子との間に挿入される第2のスイッチ素子と、
操作スイッチの操作に伴って各スイッチ素子をそれぞれ
オン・オフさせる制御回路と、一方のスイッチ素子の両
端電圧を定電圧化した直流電圧を出力して制御回路に給
電する電源回路とを備え、制御回路は、交流電源のゼロ
クロス点を検出するゼロクロス検出部と、交流電源の半
サイクル毎にゼロクロス検出部により検出されたゼロク
ロス点から一定時間の給電期間は両スイッチ素子をオフ
に保った後に操作スイッチで選択された一方のスイッチ
素子をオンにして換気扇に給電する通電制御部とを具備
し、第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とにおい
て交流電源に接続される一端を共通接続した電源端子
と、第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子との各他
端を各別に接続した強制御端子および弱制御端子との3
端子を備えることを特徴とする。
定する強端子と換気能力を低能力に設定する弱端子と強
端子および弱端子と対になる共通端子とを備えた換気扇
を負荷として負荷への給電状態を制御する電子スイッチ
であって、交流電源の一端と換気扇の強端子との間に挿
入される第1のスイッチ素子と、交流電源の一端と換気
扇の弱端子との間に挿入される第2のスイッチ素子と、
操作スイッチの操作に伴って各スイッチ素子をそれぞれ
オン・オフさせる制御回路と、一方のスイッチ素子の両
端電圧を定電圧化した直流電圧を出力して制御回路に給
電する電源回路とを備え、制御回路は、交流電源のゼロ
クロス点を検出するゼロクロス検出部と、交流電源の半
サイクル毎にゼロクロス検出部により検出されたゼロク
ロス点から一定時間の給電期間は両スイッチ素子をオフ
に保った後に操作スイッチで選択された一方のスイッチ
素子をオンにして換気扇に給電する通電制御部とを具備
し、第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とにおい
て交流電源に接続される一端を共通接続した電源端子
と、第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子との各他
端を各別に接続した強制御端子および弱制御端子との3
端子を備えることを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2において、操作スイッチとしてそれぞれ押操作スイッ
チである連続動作スイッチとタイマ動作スイッチとを備
え、制御回路は、連続動作スイッチの押操作時に負荷を
始動し停止が指示されるまでは負荷を継続して作動させ
るようにスイッチ素子を制御する連続制御部と、タイマ
動作スイッチの押操作時に負荷を始動し設定された動作
時間が経過すると負荷を停止させるようにスイッチ素子
を制御するタイマ制御部と、連続動作スイッチとタイマ
動作スイッチとのうち後で押操作したほうに対応させて
連続制御部とタイマ制御部との一方を作動させる動作選
択部と、負荷の動作中に負荷の始動時と同じ操作スイッ
チが押操作されると負荷を停止させる停止制御部とを備
えることを特徴とする。
2において、操作スイッチとしてそれぞれ押操作スイッ
チである連続動作スイッチとタイマ動作スイッチとを備
え、制御回路は、連続動作スイッチの押操作時に負荷を
始動し停止が指示されるまでは負荷を継続して作動させ
るようにスイッチ素子を制御する連続制御部と、タイマ
動作スイッチの押操作時に負荷を始動し設定された動作
時間が経過すると負荷を停止させるようにスイッチ素子
を制御するタイマ制御部と、連続動作スイッチとタイマ
動作スイッチとのうち後で押操作したほうに対応させて
連続制御部とタイマ制御部との一方を作動させる動作選
択部と、負荷の動作中に負荷の始動時と同じ操作スイッ
チが押操作されると負荷を停止させる停止制御部とを備
えることを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項1ないし請求子
3において、回路部および操作スイッチを納装する器体
が、操作スイッチの操作部を前面に備えたカバーと、カ
バーの後部に結合されるボディとにより形成され、カバ
ーの前面には可撓性を有する薄肉のメンブレンシートを
略全面に覆着した化粧カバーが装着されて成ることを特
徴とする。
3において、回路部および操作スイッチを納装する器体
が、操作スイッチの操作部を前面に備えたカバーと、カ
バーの後部に結合されるボディとにより形成され、カバ
ーの前面には可撓性を有する薄肉のメンブレンシートを
略全面に覆着した化粧カバーが装着されて成ることを特
徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項4において、負
荷ないし制御回路の動作状態を表示する表示器を設け、
表示器を器体の前面側に露出させ、メンブレンシートに
おいて少なくとも表示器の露出部位を覆う部分は透光性
を有することを特徴とするのである。
荷ないし制御回路の動作状態を表示する表示器を設け、
表示器を器体の前面側に露出させ、メンブレンシートに
おいて少なくとも表示器の露出部位を覆う部分は透光性
を有することを特徴とするのである。
【0011】
【作用】請求項1の発明の構成によれば、交流電源と負
荷との間にスイッチ素子を挿入するとともに、スイッチ
素子の両端電圧を定電圧化して制御回路に給電する電源
回路を設け、交流電源のゼロクロス点から一定時間の給
電期間にスイッチ素子をオフに保ち、給電期間の経過後
にスイッチ素子をオンにして負荷に給電することによっ
て、交流電源の電圧波形の半サイクル毎に一定の給電期
間を設定して電源回路への給電を行なうことができる。
すなわち、制御回路への給電のために別途に電源を設け
ることなく、負荷と交流電源との間にスイッチ素子を挿
入するように接続するだけで、制御回路への給電もなさ
れ、一般のスイッチと容易に置換することができるので
ある。しかも、交流電源の半サイクル毎にゼロクロス点
から一定時間ずつ電源回路に給電することによって、電
圧変動があっても電源回路への給電量が安定しており、
負荷への通電時間も安定するのであって、負荷を安定的
に動作させることができる。
荷との間にスイッチ素子を挿入するとともに、スイッチ
素子の両端電圧を定電圧化して制御回路に給電する電源
回路を設け、交流電源のゼロクロス点から一定時間の給
電期間にスイッチ素子をオフに保ち、給電期間の経過後
にスイッチ素子をオンにして負荷に給電することによっ
て、交流電源の電圧波形の半サイクル毎に一定の給電期
間を設定して電源回路への給電を行なうことができる。
すなわち、制御回路への給電のために別途に電源を設け
ることなく、負荷と交流電源との間にスイッチ素子を挿
入するように接続するだけで、制御回路への給電もなさ
れ、一般のスイッチと容易に置換することができるので
ある。しかも、交流電源の半サイクル毎にゼロクロス点
から一定時間ずつ電源回路に給電することによって、電
圧変動があっても電源回路への給電量が安定しており、
負荷への通電時間も安定するのであって、負荷を安定的
に動作させることができる。
【0012】請求項2の発明の構成によれば、負荷とし
て換気能力を切り換える強端子と弱端子とを備える換気
扇を用いる場合において、換気扇の強端子と交流電源と
の間に挿入する第1のスイッチ素子と、換気扇の弱端子
と交流電源との間に挿入する第2のスイッチ素子とを設
け、一方のスイッチ素子の両端電圧を電源回路により定
電圧化するようにしているのであって、第1のスイッチ
素子と第2のスイッチ素子との一方を制御回路で択一的
にオンにすることで、換気扇の換気能力を高能力と低能
力とに切り換えることができるのである。
て換気能力を切り換える強端子と弱端子とを備える換気
扇を用いる場合において、換気扇の強端子と交流電源と
の間に挿入する第1のスイッチ素子と、換気扇の弱端子
と交流電源との間に挿入する第2のスイッチ素子とを設
け、一方のスイッチ素子の両端電圧を電源回路により定
電圧化するようにしているのであって、第1のスイッチ
素子と第2のスイッチ素子との一方を制御回路で択一的
にオンにすることで、換気扇の換気能力を高能力と低能
力とに切り換えることができるのである。
【0013】請求項3の発明の構成によれば、停止が指
示されるまでは負荷を継続して作動させるようにスイッ
チ素子を制御する連続制御部と、設定された動作時間が
経過すると負荷を停止させるようにスイッチ素子を制御
するタイマ制御部とを備えるとともに、連続制御部とタ
イマ制御部とをそれぞれ作動させる連続動作スイッチと
タイマ動作スイッチとを設けているから、負荷を連続的
に動作させる状態と一定時間だけ動作させる状態とを選
択することができる。しかも、連続動作スイッチとタイ
マ動作スイッチとのうち後で押操作したほうに対応させ
て連続制御部とタイマ制御部との一方を作動させる動作
選択部を設けていることで、負荷の動作中でも必要に応
じて連続動作とタイマ動作とを切り換えることができる
のである。さらに、負荷の動作中に負荷の始動時と同じ
操作スイッチが押操作されると負荷を停止させる停止制
御部を設けていることで、停止を指示するための別のス
イッチを設ける必要がなく、限られた面積内で比較的多
くの機能を操作することが可能になる。
示されるまでは負荷を継続して作動させるようにスイッ
チ素子を制御する連続制御部と、設定された動作時間が
経過すると負荷を停止させるようにスイッチ素子を制御
するタイマ制御部とを備えるとともに、連続制御部とタ
イマ制御部とをそれぞれ作動させる連続動作スイッチと
タイマ動作スイッチとを設けているから、負荷を連続的
に動作させる状態と一定時間だけ動作させる状態とを選
択することができる。しかも、連続動作スイッチとタイ
マ動作スイッチとのうち後で押操作したほうに対応させ
て連続制御部とタイマ制御部との一方を作動させる動作
選択部を設けていることで、負荷の動作中でも必要に応
じて連続動作とタイマ動作とを切り換えることができる
のである。さらに、負荷の動作中に負荷の始動時と同じ
操作スイッチが押操作されると負荷を停止させる停止制
御部を設けていることで、停止を指示するための別のス
イッチを設ける必要がなく、限られた面積内で比較的多
くの機能を操作することが可能になる。
【0014】請求項4の発明の構成によれば、操作スイ
ッチの操作部を前面に備えた器体の前面にメンブレンシ
ートを覆着した化粧カバーを装着していることによっ
て、操作スイッチの操作部の可動部分と器体の固定部分
との間の隙間をメンブレンシートで覆うことになり、結
果的に防塵性が高くなる。請求項5の発明の構成によれ
ば、表示器を設けて動作状態を表示し、かつ器体におい
て表示器が露出する部位を透光性を有するメンブレンシ
ートで覆うことにより、表示器の表示状態を視認可能と
しながらも防塵性を高めることができるのである。
ッチの操作部を前面に備えた器体の前面にメンブレンシ
ートを覆着した化粧カバーを装着していることによっ
て、操作スイッチの操作部の可動部分と器体の固定部分
との間の隙間をメンブレンシートで覆うことになり、結
果的に防塵性が高くなる。請求項5の発明の構成によれ
ば、表示器を設けて動作状態を表示し、かつ器体におい
て表示器が露出する部位を透光性を有するメンブレンシ
ートで覆うことにより、表示器の表示状態を視認可能と
しながらも防塵性を高めることができるのである。
【0015】
(実施例1)本実施例では、負荷としての換気扇ともに
照明負荷も接続できるようにした電子スイッチを例示す
る。図1に示すように、外部回路を接続する端子として
は、商用電源の一端に接続される電源端子T1 と、換気
扇の一端に接続される制御端子T2 と、照明負荷の一端
に接続される照明端子T3 との3端子を備えている。電
源端子T1 と制御端子T2 との間には、コンデンサC1
とインダクタL1 とからなるノイズフィルタを介してス
イッチ素子としてのトライアックQ1 が挿入され、トラ
イアックQ1 が導通すると電源から換気扇に給電される
ようにしてある。また、電源端子T1 と制御端子T2 と
の間にはバリスタなどのサージ吸収素子ZNRが接続さ
れている。
照明負荷も接続できるようにした電子スイッチを例示す
る。図1に示すように、外部回路を接続する端子として
は、商用電源の一端に接続される電源端子T1 と、換気
扇の一端に接続される制御端子T2 と、照明負荷の一端
に接続される照明端子T3 との3端子を備えている。電
源端子T1 と制御端子T2 との間には、コンデンサC1
とインダクタL1 とからなるノイズフィルタを介してス
イッチ素子としてのトライアックQ1 が挿入され、トラ
イアックQ1 が導通すると電源から換気扇に給電される
ようにしてある。また、電源端子T1 と制御端子T2 と
の間にはバリスタなどのサージ吸収素子ZNRが接続さ
れている。
【0016】トライアックQ1 には、一対の抵抗R1 ,
R2 の間にフォトカプラPCの受光素子となるフォトト
ライアックPTを直列接続した直列回路が並列接続さ
れ、抵抗R1 とフォトトライアックPTとの接続点はト
ライアックQ1 のゲートに接続される。また、一方の抵
抗R1 にはコンデンサC2 が並列接続される。フォトカ
プラPCの発光素子である発光ダイオードPEは抵抗R
3 を介してトランジスタQ2 のエミッタ−コレクタ間に
直列接続され、このトランジスタQ2 は後述する制御回
路1によりオン・オフが制御される。
R2 の間にフォトカプラPCの受光素子となるフォトト
ライアックPTを直列接続した直列回路が並列接続さ
れ、抵抗R1 とフォトトライアックPTとの接続点はト
ライアックQ1 のゲートに接続される。また、一方の抵
抗R1 にはコンデンサC2 が並列接続される。フォトカ
プラPCの発光素子である発光ダイオードPEは抵抗R
3 を介してトランジスタQ2 のエミッタ−コレクタ間に
直列接続され、このトランジスタQ2 は後述する制御回
路1によりオン・オフが制御される。
【0017】ところで、トライアックQ1 の両端間には
電源回路2が接続される。この電源回路2は、トライア
ックQ1 の両端が交流側端子に接続されたダイオードブ
リッジDBと、ダイオードブリッジDBの直流側端子に
接続された直列制御型の定電圧回路2a(たとえば、1
00Vから17Vに降圧する)と、集積回路よりなる3
端子レギュレータ2b(たとえば、17Vから5Vに降
圧する)とを備え、さらに3端子レギュレータ2bの入
力側と出力側とにはそれぞれ平滑用のコンデンサC3 ,
C4 が接続される。この構成では、トライアックQ1 が
オフである期間に電源回路2に給電されるのであって、
後述するように、商用電源の電圧波形の半サイクル毎に
ゼロクロス点から一定時間だけトライアックQ1 をオフ
にすることで、電源回路2への給電を行ない、電源回路
2の出力がほぼ一定に保たれるようにしてある。この電
源回路2により制御回路1への給電がなされる。
電源回路2が接続される。この電源回路2は、トライア
ックQ1 の両端が交流側端子に接続されたダイオードブ
リッジDBと、ダイオードブリッジDBの直流側端子に
接続された直列制御型の定電圧回路2a(たとえば、1
00Vから17Vに降圧する)と、集積回路よりなる3
端子レギュレータ2b(たとえば、17Vから5Vに降
圧する)とを備え、さらに3端子レギュレータ2bの入
力側と出力側とにはそれぞれ平滑用のコンデンサC3 ,
C4 が接続される。この構成では、トライアックQ1 が
オフである期間に電源回路2に給電されるのであって、
後述するように、商用電源の電圧波形の半サイクル毎に
ゼロクロス点から一定時間だけトライアックQ1 をオフ
にすることで、電源回路2への給電を行ない、電源回路
2の出力がほぼ一定に保たれるようにしてある。この電
源回路2により制御回路1への給電がなされる。
【0018】ダイオードブリッジDBの直流側端子間に
は一対の抵抗R4 ,R5 を直列接続した分圧回路が接続
され、ダイオードブリッジDBの直流出力電圧を分圧回
路で分圧した交流電圧波形を制御回路1で監視すること
により商用電源のゼロクロス点が検出される。制御回路
1は専用のマイクロコンピュータよりなり、分圧回路を
構成する抵抗R4 ,R5 の接続点が5番端子に接続され
る。制御回路1では内部のゼロクロス検出部でほぼ0V
に設定した閾値電圧と5番端子への入力電圧とを比較す
ることによって、商用電源のゼロクロス点を検出するの
である。また、制御回路1ではゼロクロス点を検出する
と、内部に設けた通電制御部を介して25番端子の出力
をLレベルから一定時間(ここでは、2msec に設定し
てある)だけHレベルに立ち上げ、この一定時間だけ上
述したトランジスタQ2 をオフにする。トランジスタQ
2 のエミッタ−コレクタ間には抵抗R3 を介してフォト
カプラPCの発光ダイオードPEが直列接続され、この
直列回路は電源回路2の出力端間に接続されているか
ら、トランジスタQ2 がオフであると発光ダイオードP
Eは消灯し、したがってフォトトライアックPTがオフ
であるから、トライアックQ1 にはゲード電流が流れな
いのであって、トライアックQ1 は商用電源のゼロクロ
ス点から上記一定時間はオフに保たれる。しかるに、こ
のオフ期間を給電期間として商用電源から電源回路2に
給電するのである。
は一対の抵抗R4 ,R5 を直列接続した分圧回路が接続
され、ダイオードブリッジDBの直流出力電圧を分圧回
路で分圧した交流電圧波形を制御回路1で監視すること
により商用電源のゼロクロス点が検出される。制御回路
1は専用のマイクロコンピュータよりなり、分圧回路を
構成する抵抗R4 ,R5 の接続点が5番端子に接続され
る。制御回路1では内部のゼロクロス検出部でほぼ0V
に設定した閾値電圧と5番端子への入力電圧とを比較す
ることによって、商用電源のゼロクロス点を検出するの
である。また、制御回路1ではゼロクロス点を検出する
と、内部に設けた通電制御部を介して25番端子の出力
をLレベルから一定時間(ここでは、2msec に設定し
てある)だけHレベルに立ち上げ、この一定時間だけ上
述したトランジスタQ2 をオフにする。トランジスタQ
2 のエミッタ−コレクタ間には抵抗R3 を介してフォト
カプラPCの発光ダイオードPEが直列接続され、この
直列回路は電源回路2の出力端間に接続されているか
ら、トランジスタQ2 がオフであると発光ダイオードP
Eは消灯し、したがってフォトトライアックPTがオフ
であるから、トライアックQ1 にはゲード電流が流れな
いのであって、トライアックQ1 は商用電源のゼロクロ
ス点から上記一定時間はオフに保たれる。しかるに、こ
のオフ期間を給電期間として商用電源から電源回路2に
給電するのである。
【0019】上記一定時間が経過するとトランジスタQ
2 がオンになり、フォトトライアックPTの導通によっ
てトライアックQ1 にゲート電流が流れてトライアック
Q1もオンになるから、電源端子T1 と制御端子T2 と
の間が導通する。しかるに、商用電源と換気扇との間に
トライアックQ1 が挿入されるように電源端子T1 と制
御端子T2 とを商用電源と換気扇とに接続しておけば、
交流電源の半サイクル毎にゼロクロス点からの一定時間
(2msec )である給電期間を除く時間には換気扇に給
電することができるのである。すなわち、交流電圧波形
の半サイクル毎にトライアックQ1 のオフ期間とオン期
間とを設けて、電源回路2への給電と換気扇への給電と
を時分割的に行なうことで、商用電源および換気扇に対
して機械的スイッチと同様に2端子のみで接続できるよ
うにしながらも、制御回路1に給電することができるの
である。
2 がオンになり、フォトトライアックPTの導通によっ
てトライアックQ1 にゲート電流が流れてトライアック
Q1もオンになるから、電源端子T1 と制御端子T2 と
の間が導通する。しかるに、商用電源と換気扇との間に
トライアックQ1 が挿入されるように電源端子T1 と制
御端子T2 とを商用電源と換気扇とに接続しておけば、
交流電源の半サイクル毎にゼロクロス点からの一定時間
(2msec )である給電期間を除く時間には換気扇に給
電することができるのである。すなわち、交流電圧波形
の半サイクル毎にトライアックQ1 のオフ期間とオン期
間とを設けて、電源回路2への給電と換気扇への給電と
を時分割的に行なうことで、商用電源および換気扇に対
して機械的スイッチと同様に2端子のみで接続できるよ
うにしながらも、制御回路1に給電することができるの
である。
【0020】換気扇のオン・オフは、制御回路1の8番
端子と9番端子とにそれぞれ接続された連続動作スイッ
チSW1 とタイマ動作スイッチSW2 との2つの操作ス
イッチにより操作される。連続動作スイッチSW1 およ
びタイマ動作スイッチSW2は、ストロークの小さい小
型押釦スイッチであるタクトスイッチよりなり、連続動
作スイッチSW1 を1回押操作すると、制御回路1の内
部の連続制御部が作動し、次にオフの指示がなされるま
での間、トライアックQ1 は上述した半サイクル毎のオ
ン・オフを繰り返すことになる。また、タイマ動作スイ
ッチSW2 を1回押操作すると、制御回路1の内部のタ
イマ制御部が作動し、6番端子に接続されている可変抵
抗器VR1 によって設定した動作時間にのみトライアッ
クQ1 が上述した半サイクル毎のオン・オフを繰り返
し、動作時間の経過後にはトライアックQ1 をオフに保
つようになっている。また、トライアックQ1 が半サイ
クル毎のオン・オフを繰り返している期間(すなわち、
換気扇の動作期間)において、換気扇を始動したのと同
じ操作スイッチを再び操作すると、トライアックQ1を
オフにするように制御回路1には停止制御部が設けられ
ている。要するに、連続動作スイッチSW1 とタイマ動
作スイッチSW2 とは同じものを2回続けて押操作する
と、トライアックQ1 をオフにして換気扇を停止させる
のである。さらに、制御回路1は連続動作スイッチSW
1 とタイマ動作スイッチSW2 とのうち後で押操作した
ほうに対応させて連続制御部とタイマ制御部との一方を
作動させる動作選択部を備えている。すなわち、連続動
作スイッチSW1 とタイマ動作スイッチSW2 とは後押
し優先になっている。
端子と9番端子とにそれぞれ接続された連続動作スイッ
チSW1 とタイマ動作スイッチSW2 との2つの操作ス
イッチにより操作される。連続動作スイッチSW1 およ
びタイマ動作スイッチSW2は、ストロークの小さい小
型押釦スイッチであるタクトスイッチよりなり、連続動
作スイッチSW1 を1回押操作すると、制御回路1の内
部の連続制御部が作動し、次にオフの指示がなされるま
での間、トライアックQ1 は上述した半サイクル毎のオ
ン・オフを繰り返すことになる。また、タイマ動作スイ
ッチSW2 を1回押操作すると、制御回路1の内部のタ
イマ制御部が作動し、6番端子に接続されている可変抵
抗器VR1 によって設定した動作時間にのみトライアッ
クQ1 が上述した半サイクル毎のオン・オフを繰り返
し、動作時間の経過後にはトライアックQ1 をオフに保
つようになっている。また、トライアックQ1 が半サイ
クル毎のオン・オフを繰り返している期間(すなわち、
換気扇の動作期間)において、換気扇を始動したのと同
じ操作スイッチを再び操作すると、トライアックQ1を
オフにするように制御回路1には停止制御部が設けられ
ている。要するに、連続動作スイッチSW1 とタイマ動
作スイッチSW2 とは同じものを2回続けて押操作する
と、トライアックQ1 をオフにして換気扇を停止させる
のである。さらに、制御回路1は連続動作スイッチSW
1 とタイマ動作スイッチSW2 とのうち後で押操作した
ほうに対応させて連続制御部とタイマ制御部との一方を
作動させる動作選択部を備えている。すなわち、連続動
作スイッチSW1 とタイマ動作スイッチSW2 とは後押
し優先になっている。
【0021】制御回路1の26番端子には電源回路2と
の間に発光ダイオードよりなる動作表示灯LD1 が接続
され、トランジスタQ2 がオンになってトライアックQ
1 がオンになっている期間に動作表示灯LD1 を点灯さ
せることで、換気扇が動作中であることを表示できるよ
うにしてある。また、制御回路1の19番端子から22
番端子には電源回路2との間に発光ダイオードよりなる
残時間表示灯LD2 〜LD5 が接続され、可変抵抗器V
R1 で設定した動作時間の残時間を表示するようにして
ある。すなわち、タイマ動作スイッチSW2 の押操作時
点からの経過時間を動作時間から減算した値の動作時間
に対する百分率を求め、残時間表示灯LD2 〜LD5 で
はこの百分率を0〜25%、26〜50%、51〜75
%、76〜100%の4段階に表示するのである。ここ
に、各段階ごとに1つの残時間表示灯LD2 〜LD5 を
点灯させても、また最初はすべての残時間表示灯LD2
〜LD5 を点灯させ、時間の経過に伴って1つずつ順に
消灯させるようにしてもよい。
の間に発光ダイオードよりなる動作表示灯LD1 が接続
され、トランジスタQ2 がオンになってトライアックQ
1 がオンになっている期間に動作表示灯LD1 を点灯さ
せることで、換気扇が動作中であることを表示できるよ
うにしてある。また、制御回路1の19番端子から22
番端子には電源回路2との間に発光ダイオードよりなる
残時間表示灯LD2 〜LD5 が接続され、可変抵抗器V
R1 で設定した動作時間の残時間を表示するようにして
ある。すなわち、タイマ動作スイッチSW2 の押操作時
点からの経過時間を動作時間から減算した値の動作時間
に対する百分率を求め、残時間表示灯LD2 〜LD5 で
はこの百分率を0〜25%、26〜50%、51〜75
%、76〜100%の4段階に表示するのである。ここ
に、各段階ごとに1つの残時間表示灯LD2 〜LD5 を
点灯させても、また最初はすべての残時間表示灯LD2
〜LD5 を点灯させ、時間の経過に伴って1つずつ順に
消灯させるようにしてもよい。
【0022】さらに、制御回路1には、内部クロック信
号を発生させるための水晶振動子やセラミック振動子な
どの発振用振動子X、および電源投入時に電源回路2の
出力により制御回路1をリセットするリセット回路Yが
接続される。一方、電源端子T1 と照明端子T3 との間
にはリレーRyの主接点r1 が挿入される。この主接点
r1 を商用電源と照明負荷との間に挿入すれば、主接点
r1のオン・オフによって照明負荷を点灯・消灯させる
ことができるのである。リレーRyはラッチングリレー
であって、セットコイルSCとリセットコイルRCとを
備え。セットコイルSCとリセットコイルRCとには、
それぞれトランジスタQ3 ,Q4 のエミッタ−コレクタ
間が直列接続され、各トランジスタQ3 ,Q4のベース
には、それぞれトランジスタQ5 ,Q6 のエミッタ−コ
レクタ間を介して電源回路2が接続される。したがっ
て、トランジスタQ5 ,Q6 のいずれか一方が制御回路
1の12番端子または13番端子の出力によってオンに
なると、対応するトランジスタQ3 ,Q4 がオンにな
り、そのトランジスタQ3 ,Q4 に接続されたセットコ
イルSCまたはリセットコイルRCに通電されるのであ
る。ここに、リレーRyはラッチングリレーであるか
ら、トランジスタQ5 ,Q6 は主接点r1 のオン・オフ
が反転できる程度の短時間だけオンになるように制御さ
れる。また、制御回路1の12番端子と13番端子とは
トランジスタQ5 ,Q6 を択一的にオンにし、同時にオ
ンにならないように出力を発生する。また、トランジス
タQ3 ,Q4 、トランジスタQ5 ,Q6 はそれぞれペア
トランジスタを用いて構成されている。
号を発生させるための水晶振動子やセラミック振動子な
どの発振用振動子X、および電源投入時に電源回路2の
出力により制御回路1をリセットするリセット回路Yが
接続される。一方、電源端子T1 と照明端子T3 との間
にはリレーRyの主接点r1 が挿入される。この主接点
r1 を商用電源と照明負荷との間に挿入すれば、主接点
r1のオン・オフによって照明負荷を点灯・消灯させる
ことができるのである。リレーRyはラッチングリレー
であって、セットコイルSCとリセットコイルRCとを
備え。セットコイルSCとリセットコイルRCとには、
それぞれトランジスタQ3 ,Q4 のエミッタ−コレクタ
間が直列接続され、各トランジスタQ3 ,Q4のベース
には、それぞれトランジスタQ5 ,Q6 のエミッタ−コ
レクタ間を介して電源回路2が接続される。したがっ
て、トランジスタQ5 ,Q6 のいずれか一方が制御回路
1の12番端子または13番端子の出力によってオンに
なると、対応するトランジスタQ3 ,Q4 がオンにな
り、そのトランジスタQ3 ,Q4 に接続されたセットコ
イルSCまたはリセットコイルRCに通電されるのであ
る。ここに、リレーRyはラッチングリレーであるか
ら、トランジスタQ5 ,Q6 は主接点r1 のオン・オフ
が反転できる程度の短時間だけオンになるように制御さ
れる。また、制御回路1の12番端子と13番端子とは
トランジスタQ5 ,Q6 を択一的にオンにし、同時にオ
ンにならないように出力を発生する。また、トランジス
タQ3 ,Q4 、トランジスタQ5 ,Q6 はそれぞれペア
トランジスタを用いて構成されている。
【0023】リレーRyの主接点r1 のオン・オフは、
制御回路1の11番端子に接続された照明用スイッチS
W4 により操作される。照明用スイッチSW4 は、連続
動作スイッチSW1 やタイマ動作スイッチSW2 と同様
にタクトスイッチであって、押操作のたびにリレーRy
の主接点r1 のオン・オフを反転させるようにしてあ
る。すなわち、照明用スイッチSW4 を押操作するたび
に制御回路11の12番端子と13番端子との出力が交
互に短時間だけHレベルになるのであって、照明用スイ
ッチSW4 の押操作毎にセットコイルSCとリセットコ
イルRCとに交互に通電されるのである。ここで、リレ
ーRyには主接点r1 に連動する補助接点r2 が設けら
れており、この補助接点r2 をオン・オフさせることに
よって制御回路1の23番端子への入力レベルを主接点
r1 の開閉状態に対応させるようにしてある。この23
番端子への入力レベルの変化によって制御回路1の16
番端子と電源回路2との間に挿入した発光ダイオードよ
りなる位置表示灯LD8 を点灯・消灯させる。位置表示
灯LD8 は照明負荷の消灯時に点灯し、暗がりで位置が
容易にわかるようにするものである。
制御回路1の11番端子に接続された照明用スイッチS
W4 により操作される。照明用スイッチSW4 は、連続
動作スイッチSW1 やタイマ動作スイッチSW2 と同様
にタクトスイッチであって、押操作のたびにリレーRy
の主接点r1 のオン・オフを反転させるようにしてあ
る。すなわち、照明用スイッチSW4 を押操作するたび
に制御回路11の12番端子と13番端子との出力が交
互に短時間だけHレベルになるのであって、照明用スイ
ッチSW4 の押操作毎にセットコイルSCとリセットコ
イルRCとに交互に通電されるのである。ここで、リレ
ーRyには主接点r1 に連動する補助接点r2 が設けら
れており、この補助接点r2 をオン・オフさせることに
よって制御回路1の23番端子への入力レベルを主接点
r1 の開閉状態に対応させるようにしてある。この23
番端子への入力レベルの変化によって制御回路1の16
番端子と電源回路2との間に挿入した発光ダイオードよ
りなる位置表示灯LD8 を点灯・消灯させる。位置表示
灯LD8 は照明負荷の消灯時に点灯し、暗がりで位置が
容易にわかるようにするものである。
【0024】次に、図2を参照しながら上記回路部を納
装する器体10について説明する。上記回路部を構成す
る電子部品はプリント配線板に実装され合成樹脂の器体
10に納装される。ここで、動作表示灯LD1 、残時間
表示灯LD2 〜LD5 、位置表示灯LD8 は、器体10
の前面に開口する複数個の表示孔11にそれぞれ臨み、
各表示孔11を通して器体10の外部から点灯・消灯の
状態を視認できるように配置される。また、可変抵抗器
VR1 は操作つまみ12が器体10の前面上部に露出
し、さらに連続動作スイッチSW1 、タイマ動作スイッ
チSW2 、照明用スイッチSW4 の操作部にそれぞれ対
応するスイッチハンドル131 ,132 ,134 が器体
10の前面に設けられている。各スイッチハンドル13
1 ,132,134 は、それぞれ一端部を器体10に一
体に連続させるとともに、残りの周部と器体10との間
に隙間を設けて形成されており、スイッチハンドル13
1 ,132 ,134 の他端部に対応する位置に連続動作
スイッチSW1 、タイマ動作スイッチSW2 、照明用ス
イッチSW4 の各操作部を配置して、スイッチハンドル
131 ,132 ,134 に押力を作用させたときに、対
応するスイッチが押操作されるようにしてある。ここに
おいて、各スイッチハンドル131 ,132 ,134 に
おいて押力を作用させる部位には器体10の前面よりも
前方に突出する釦部141 ,142 ,144 が形成され
ている。
装する器体10について説明する。上記回路部を構成す
る電子部品はプリント配線板に実装され合成樹脂の器体
10に納装される。ここで、動作表示灯LD1 、残時間
表示灯LD2 〜LD5 、位置表示灯LD8 は、器体10
の前面に開口する複数個の表示孔11にそれぞれ臨み、
各表示孔11を通して器体10の外部から点灯・消灯の
状態を視認できるように配置される。また、可変抵抗器
VR1 は操作つまみ12が器体10の前面上部に露出
し、さらに連続動作スイッチSW1 、タイマ動作スイッ
チSW2 、照明用スイッチSW4 の操作部にそれぞれ対
応するスイッチハンドル131 ,132 ,134 が器体
10の前面に設けられている。各スイッチハンドル13
1 ,132,134 は、それぞれ一端部を器体10に一
体に連続させるとともに、残りの周部と器体10との間
に隙間を設けて形成されており、スイッチハンドル13
1 ,132 ,134 の他端部に対応する位置に連続動作
スイッチSW1 、タイマ動作スイッチSW2 、照明用ス
イッチSW4 の各操作部を配置して、スイッチハンドル
131 ,132 ,134 に押力を作用させたときに、対
応するスイッチが押操作されるようにしてある。ここに
おいて、各スイッチハンドル131 ,132 ,134 に
おいて押力を作用させる部位には器体10の前面よりも
前方に突出する釦部141 ,142 ,144 が形成され
ている。
【0025】器体10の前面には、操作つまみ12に対
応する部位を除いて全面に亙ってメンブレンシート21
を前面側に被着した化粧カバー20が覆着される。化粧
カバー20には各表示窓11および釦部141 ,1
42 ,144 に対応する部位が前後に貫通する。また、
メンブレンシート21は、可撓性を有する透明ないし半
透明の合成樹脂シートであって、スイッチハンドル13
1 ,132 ,134 の釦部141 ,142 ,144 に対
してメンブレンシート21を介して押力を作用させるこ
とができ、かつ動作表示灯LD1 、残時間表示灯LD2
〜LD5 、位置表示灯LD8 の点灯・消灯の状態をメン
ブレンシート21を介して視認できるようになってい
る。この化粧カバー20は、後面側に突設された結合爪
(図示せず)を器体10の前部周面に設けた結合凹所1
5に凹凸係合させることで、器体10に保持される。こ
のように、メンブレンシート21を被着した化粧カバー
20を器体10の前面に覆着したことによって、器体1
0の開口部分からの埃の侵入を防止することができ防塵
性が保たれるのである。
応する部位を除いて全面に亙ってメンブレンシート21
を前面側に被着した化粧カバー20が覆着される。化粧
カバー20には各表示窓11および釦部141 ,1
42 ,144 に対応する部位が前後に貫通する。また、
メンブレンシート21は、可撓性を有する透明ないし半
透明の合成樹脂シートであって、スイッチハンドル13
1 ,132 ,134 の釦部141 ,142 ,144 に対
してメンブレンシート21を介して押力を作用させるこ
とができ、かつ動作表示灯LD1 、残時間表示灯LD2
〜LD5 、位置表示灯LD8 の点灯・消灯の状態をメン
ブレンシート21を介して視認できるようになってい
る。この化粧カバー20は、後面側に突設された結合爪
(図示せず)を器体10の前部周面に設けた結合凹所1
5に凹凸係合させることで、器体10に保持される。こ
のように、メンブレンシート21を被着した化粧カバー
20を器体10の前面に覆着したことによって、器体1
0の開口部分からの埃の侵入を防止することができ防塵
性が保たれるのである。
【0026】ところで、器体10は、図2に示すよう
に、前面開口したボディ16と、ボディ16の前面側に
結合される後面開口したカバー17とを互いに係合させ
たものであって、JIS規格等により規格化されている
大角形3個用の取付枠に3個まで取着される単位寸法の
配線器具の3個分の寸法に相当する寸法に形成される。
この器体10は、合成樹脂により形成された大角形3個
用の取付枠30に取着され、取付枠30はスイッチボッ
クスのように壁面等に埋め込まれた埋込ボックス50に
取り付けられる。すなわち、取付枠30は、中央部に形
成されている矩形状の開口窓31の周部後面に保持片3
2が突設され、この保持片32に形成された保持孔33
に対して器体10に設けた取付爪18が挿入係合される
ことによって、器体10が取付枠30に保持されるよう
にしてある。取付枠30の上下両辺にはそれぞれボック
スねじ51が挿通される長孔状の固定孔34が形成さ
れ、この固定孔34を通して埋込ボックス50の舌片5
2に螺合するボックスねじ51によって取付枠30が埋
込ボックス50に取着されるのである。
に、前面開口したボディ16と、ボディ16の前面側に
結合される後面開口したカバー17とを互いに係合させ
たものであって、JIS規格等により規格化されている
大角形3個用の取付枠に3個まで取着される単位寸法の
配線器具の3個分の寸法に相当する寸法に形成される。
この器体10は、合成樹脂により形成された大角形3個
用の取付枠30に取着され、取付枠30はスイッチボッ
クスのように壁面等に埋め込まれた埋込ボックス50に
取り付けられる。すなわち、取付枠30は、中央部に形
成されている矩形状の開口窓31の周部後面に保持片3
2が突設され、この保持片32に形成された保持孔33
に対して器体10に設けた取付爪18が挿入係合される
ことによって、器体10が取付枠30に保持されるよう
にしてある。取付枠30の上下両辺にはそれぞれボック
スねじ51が挿通される長孔状の固定孔34が形成さ
れ、この固定孔34を通して埋込ボックス50の舌片5
2に螺合するボックスねじ51によって取付枠30が埋
込ボックス50に取着されるのである。
【0027】さらに、取付枠30の上下両辺にはねじ孔
であるプレート取付孔35も形成され、化粧プレート4
0の下枠41に挿通されたプレートねじ42がプレート
取付孔35に螺合することによって、下枠41が取付枠
30に結合されるようになっている。下枠41の周部前
面には外側が後方に下がった段差部43が形成されてお
り、また下枠41の周部にはプレート保持孔44が形成
されている。下枠41の前面側は化粧枠45で覆われ、
化粧枠45の後面側に突設された保持爪(図示せず)が
プレート保持孔44に係合することによって、下枠41
に対して化粧枠45が保持されるようにしてある。ここ
に、下枠41の周部に段差部43を形成することによっ
て、下枠41に対する化粧枠45の位置ずれを防止し、
かつ下枠41と化粧枠45との間に隙間ができないよう
にしてある。化粧枠45は下枠41に対して保持爪で係
合しているだけであるから、下枠41と化粧枠45との
間にマイナスドライバの先端部などを挿入することで、
化粧枠45を下枠41から取り外すこともできるように
してある。化粧枠45には、上記化粧カバー20の外周
形状に一致する内周形状を有した開口窓46が形成さ
れ、開口窓46を通して化粧カバー20が前面側に露出
するのである。
であるプレート取付孔35も形成され、化粧プレート4
0の下枠41に挿通されたプレートねじ42がプレート
取付孔35に螺合することによって、下枠41が取付枠
30に結合されるようになっている。下枠41の周部前
面には外側が後方に下がった段差部43が形成されてお
り、また下枠41の周部にはプレート保持孔44が形成
されている。下枠41の前面側は化粧枠45で覆われ、
化粧枠45の後面側に突設された保持爪(図示せず)が
プレート保持孔44に係合することによって、下枠41
に対して化粧枠45が保持されるようにしてある。ここ
に、下枠41の周部に段差部43を形成することによっ
て、下枠41に対する化粧枠45の位置ずれを防止し、
かつ下枠41と化粧枠45との間に隙間ができないよう
にしてある。化粧枠45は下枠41に対して保持爪で係
合しているだけであるから、下枠41と化粧枠45との
間にマイナスドライバの先端部などを挿入することで、
化粧枠45を下枠41から取り外すこともできるように
してある。化粧枠45には、上記化粧カバー20の外周
形状に一致する内周形状を有した開口窓46が形成さ
れ、開口窓46を通して化粧カバー20が前面側に露出
するのである。
【0028】(実施例2)上記実施例では、換気扇とし
てオン・オフの制御のみが行なえるものを用いる例を示
したが、本実施例では、換気扇として換気能力が2段階
に設定できるものを用いる例を示す。すなわち、換気扇
は、換気能力を高くする強端子と、換気能力を低くする
弱端子と、強端子への給電時と弱端子への給電時とに共
用される共通端子との3端子を備え、共通端子と強端子
との間に通電すれば換気能力が高く設定され、共通端子
と弱端子との間に通電すれば換気能力が低く設定される
ようになっている。この種の換気扇の構成には各種のも
のが知られているが、たとえば、駆動源に誘導電動機を
用いる場合には、誘導コイルにタップを設けたものなど
を用いることができる。
てオン・オフの制御のみが行なえるものを用いる例を示
したが、本実施例では、換気扇として換気能力が2段階
に設定できるものを用いる例を示す。すなわち、換気扇
は、換気能力を高くする強端子と、換気能力を低くする
弱端子と、強端子への給電時と弱端子への給電時とに共
用される共通端子との3端子を備え、共通端子と強端子
との間に通電すれば換気能力が高く設定され、共通端子
と弱端子との間に通電すれば換気能力が低く設定される
ようになっている。この種の換気扇の構成には各種のも
のが知られているが、たとえば、駆動源に誘導電動機を
用いる場合には、誘導コイルにタップを設けたものなど
を用いることができる。
【0029】しかして、電子スイッチも換気扇に対して
3端子が必要とされるのであって、図3に示すように、
電源端子T1 、強制御端子T21、弱制御端子T22を換気
扇用として設けてある。すなわち、実施例1においては
制御端子T2 を1個だけ設けていたのに対して、本実施
例では強制御端子T21、弱制御端子T22との2個の端子
を設けているのである。このため、強制御端子T21およ
び弱制御端子T22と電源端子T1 との間にそれぞれスイ
ッチ素子としてのトライアックQ11,Q12をノイズフィ
ルタを介して挿入してある。ここに、トライアック
Q11,Q12の一端は共通接続され、ノイズフィルタを構
成するインダクタL1 を介して電源端子T1に接続され
る。電源回路2は、トライアックQ11の両端に接続され
るが、両トライアックQ11,Q12がともにオフである期
間には、交流電源から換気扇の共通端子と強端子とを通
して電流が流れるから、実施例1と同様に動作する。
3端子が必要とされるのであって、図3に示すように、
電源端子T1 、強制御端子T21、弱制御端子T22を換気
扇用として設けてある。すなわち、実施例1においては
制御端子T2 を1個だけ設けていたのに対して、本実施
例では強制御端子T21、弱制御端子T22との2個の端子
を設けているのである。このため、強制御端子T21およ
び弱制御端子T22と電源端子T1 との間にそれぞれスイ
ッチ素子としてのトライアックQ11,Q12をノイズフィ
ルタを介して挿入してある。ここに、トライアック
Q11,Q12の一端は共通接続され、ノイズフィルタを構
成するインダクタL1 を介して電源端子T1に接続され
る。電源回路2は、トライアックQ11の両端に接続され
るが、両トライアックQ11,Q12がともにオフである期
間には、交流電源から換気扇の共通端子と強端子とを通
して電流が流れるから、実施例1と同様に動作する。
【0030】ノイズフィルタは、強制御端子T21および
弱制御端子T22と電源端子T1 との間にそれぞれ接続さ
れたコンデンサC11,C12と上記インダクタL1 とによ
り構成され、各コンデンサC11,C12にそれぞれサージ
吸収素子ZNR1 ,ZNR2が並列接続される。また、
2個のトライアックQ11,Q12を設けているから、トラ
イアックQ11,Q12を各別にオン・オフさせることがで
きるように、2個ずつの抵抗R21,R31,R22,R32と
フォトカプラPC1 ,PC2 の受光素子であるフォトト
ライアックPT1 ,PT2 との直列回路が、それぞれ各
トライアックQ 11,Q12と並列に接続され、各抵抗
R21,R22と各フォトトライアックPT1 ,PT2 との
接続点には各トライアックQ11,Q12のゲートが接続さ
れる。また、各抵抗R21,R22には、それぞれコンデン
サC21,C22が並列接続される。
弱制御端子T22と電源端子T1 との間にそれぞれ接続さ
れたコンデンサC11,C12と上記インダクタL1 とによ
り構成され、各コンデンサC11,C12にそれぞれサージ
吸収素子ZNR1 ,ZNR2が並列接続される。また、
2個のトライアックQ11,Q12を設けているから、トラ
イアックQ11,Q12を各別にオン・オフさせることがで
きるように、2個ずつの抵抗R21,R31,R22,R32と
フォトカプラPC1 ,PC2 の受光素子であるフォトト
ライアックPT1 ,PT2 との直列回路が、それぞれ各
トライアックQ 11,Q12と並列に接続され、各抵抗
R21,R22と各フォトトライアックPT1 ,PT2 との
接続点には各トライアックQ11,Q12のゲートが接続さ
れる。また、各抵抗R21,R22には、それぞれコンデン
サC21,C22が並列接続される。
【0031】各フォトトライアックPT1 ,PT2 とと
もにそれぞれフォトカプラPC1 ,PC2 を構成する発
光ダイオードPE1 ,PE2 は、それぞれトランジスタ
Q21,Q22のエミッタ−コレクタ間に抵抗R31,R32を
介して直列接続され、各トランジスタQ21,Q22のベー
スは、それぞれ制御回路1の25番端子と24番端子と
に接続されることによって、各トランジスタQ21,Q22
が個別にオン・オフされるようになっている。ここに、
制御回路1では両トランジスタQ21,Q22が同時にオン
にならないように制御する。
もにそれぞれフォトカプラPC1 ,PC2 を構成する発
光ダイオードPE1 ,PE2 は、それぞれトランジスタ
Q21,Q22のエミッタ−コレクタ間に抵抗R31,R32を
介して直列接続され、各トランジスタQ21,Q22のベー
スは、それぞれ制御回路1の25番端子と24番端子と
に接続されることによって、各トランジスタQ21,Q22
が個別にオン・オフされるようになっている。ここに、
制御回路1では両トランジスタQ21,Q22が同時にオン
にならないように制御する。
【0032】制御回路1においてどちらのトランジスタ
Q21,Q22をオンにするかは、制御回路1の10番端子
に接続された強弱切換スイッチSW3 により選択され
る。強弱切換スイッチSW3 はタクトスイッチよりな
り、押操作毎にオンにすべきトランジスタQ21,Q22を
切り換える。また、強弱切換スイッチSW3 はどちらの
トランジスタQ21,Q22をオンにすべきかを選択するの
みであって、実際にオンにするには連続動作スイッチS
W1 とタイマ動作スイッチSW2 とのいずれか一方を押
操作する。
Q21,Q22をオンにするかは、制御回路1の10番端子
に接続された強弱切換スイッチSW3 により選択され
る。強弱切換スイッチSW3 はタクトスイッチよりな
り、押操作毎にオンにすべきトランジスタQ21,Q22を
切り換える。また、強弱切換スイッチSW3 はどちらの
トランジスタQ21,Q22をオンにすべきかを選択するの
みであって、実際にオンにするには連続動作スイッチS
W1 とタイマ動作スイッチSW2 とのいずれか一方を押
操作する。
【0033】さらに、本実施例では、オンにすべきトラ
ンジスタQ21,Q22としてどちらが選択されているかを
示すために、制御回路1の18番端子および17番端子
と電源回路2との間に発光ダイオードよりなる強動作表
示灯LD6 と弱動作表示灯LD7 とが設けられている。
強動作表示灯LD6 と弱動作表示灯LD7 とは強弱切換
スイッチSW3 の押操作毎に一方が択一的に点灯する。
他の回路構成および動作については実施例1と同様であ
る。
ンジスタQ21,Q22としてどちらが選択されているかを
示すために、制御回路1の18番端子および17番端子
と電源回路2との間に発光ダイオードよりなる強動作表
示灯LD6 と弱動作表示灯LD7 とが設けられている。
強動作表示灯LD6 と弱動作表示灯LD7 とは強弱切換
スイッチSW3 の押操作毎に一方が択一的に点灯する。
他の回路構成および動作については実施例1と同様であ
る。
【0034】ところで、上述した回路部は、図7ないし
図10に示すように2枚のプリント配線板61,62に
分割して実装される。各プリント配線板61,62は両
面配線基板であって、図12に示すように、それぞれボ
ディ16とカバー17とに分割して納装され、それぞれ
固定ねじ63を用いてボディ16およびカバー17に固
定される。また、両プリント配線板61,62の間の電
気的接続には、両端部を合成樹脂の支持体64で結束し
た複数本のジョイント線65が用いられる。このジョイ
ント線65は、図11に示すように、一方の端部を表面
側に折り返して略90度に交差させ、他方の端部を裏面
側に折り返して略90度に交差させることによって、も
っとも内側のジョイント線65が残りのジョイント線6
5の外側を囲むようにしてある。各ジョイント線65は
単線であって、ジョイント線65の各端部では支持体6
4よりも先端側で導電部が露出するから、導電部の露出
部位を各プリント配線板61,62に挿通して半田付け
することにより、両プリント配線板61,62の間での
電気的接続がなされるのである。一方のプリント配線板
61においてボディ16の後壁との対向面には、図13
のように、電源端子T1 、強制御端子T21、弱制御端子
T22、照明用端子T3 である速結端子70が実装され
る。速結端子70は、プリント配線板61に半田により
実装された断面略コ形の端子板71と、端子板71の中
に配置されコ字の一方の脚片との間に電線を挟持する鎖
錠ばね72と、端子板71と鎖錠ばね72との間に挟持
された電線を引き抜く際に鎖錠ばね72を撓ませる解除
釦73とからなる周知の構成を有している。鎖錠ばね7
2は、ばね材料の帯板の長手方向の一端部をJ字状に曲
成して鎖錠片72aを形成し、他端部をS字状に曲成し
て接触片72bを形成したものであって、端子板71と
の間に鎖錠片72a側から電線を導入すると、接触片7
2bと端子板71との間に電線が挟まれて電気的接触が
確保され、かつ鎖錠片72aの先端縁が電線に食い込む
ことによって電線が抜けないように保持されるのであ
る。解除釦73は、鎖錠片72aの一部に対向し、解除
釦73に対して押力を作用させると、解除片72aが端
子板71から離れる向きに撓んで電線を引き抜くことが
できるのである。ここに、ボディ16の後壁には、端子
板71と鎖錠ばね72との間に電線を導入するための電
線挿入孔74(図6参照)が穿孔され、また解除釦73
に対応する部位にはマイナスドライバの先端部などで解
除釦73に押力を作用させることができるように釦操作
孔75(図6参照)が穿設されている。この速結端子7
0は、図14に示すように、ボディ16に形成された端
子収納室19に納装されるのであって、この状態でプリ
ント配線板61をボディ16に固定し、速結端子70を
プリント配線板61に実装すればよい。
図10に示すように2枚のプリント配線板61,62に
分割して実装される。各プリント配線板61,62は両
面配線基板であって、図12に示すように、それぞれボ
ディ16とカバー17とに分割して納装され、それぞれ
固定ねじ63を用いてボディ16およびカバー17に固
定される。また、両プリント配線板61,62の間の電
気的接続には、両端部を合成樹脂の支持体64で結束し
た複数本のジョイント線65が用いられる。このジョイ
ント線65は、図11に示すように、一方の端部を表面
側に折り返して略90度に交差させ、他方の端部を裏面
側に折り返して略90度に交差させることによって、も
っとも内側のジョイント線65が残りのジョイント線6
5の外側を囲むようにしてある。各ジョイント線65は
単線であって、ジョイント線65の各端部では支持体6
4よりも先端側で導電部が露出するから、導電部の露出
部位を各プリント配線板61,62に挿通して半田付け
することにより、両プリント配線板61,62の間での
電気的接続がなされるのである。一方のプリント配線板
61においてボディ16の後壁との対向面には、図13
のように、電源端子T1 、強制御端子T21、弱制御端子
T22、照明用端子T3 である速結端子70が実装され
る。速結端子70は、プリント配線板61に半田により
実装された断面略コ形の端子板71と、端子板71の中
に配置されコ字の一方の脚片との間に電線を挟持する鎖
錠ばね72と、端子板71と鎖錠ばね72との間に挟持
された電線を引き抜く際に鎖錠ばね72を撓ませる解除
釦73とからなる周知の構成を有している。鎖錠ばね7
2は、ばね材料の帯板の長手方向の一端部をJ字状に曲
成して鎖錠片72aを形成し、他端部をS字状に曲成し
て接触片72bを形成したものであって、端子板71と
の間に鎖錠片72a側から電線を導入すると、接触片7
2bと端子板71との間に電線が挟まれて電気的接触が
確保され、かつ鎖錠片72aの先端縁が電線に食い込む
ことによって電線が抜けないように保持されるのであ
る。解除釦73は、鎖錠片72aの一部に対向し、解除
釦73に対して押力を作用させると、解除片72aが端
子板71から離れる向きに撓んで電線を引き抜くことが
できるのである。ここに、ボディ16の後壁には、端子
板71と鎖錠ばね72との間に電線を導入するための電
線挿入孔74(図6参照)が穿孔され、また解除釦73
に対応する部位にはマイナスドライバの先端部などで解
除釦73に押力を作用させることができるように釦操作
孔75(図6参照)が穿設されている。この速結端子7
0は、図14に示すように、ボディ16に形成された端
子収納室19に納装されるのであって、この状態でプリ
ント配線板61をボディ16に固定し、速結端子70を
プリント配線板61に実装すればよい。
【0035】本実施例の外観は、図4ないし図6に示す
通りであって、図4のように、実施例1の構成に加え
て、強弱切換スイッチSW3 に対応する操作部22
3 と、強動作表示灯LD6 および弱動作表示灯LD7 に
それぞれ対応した表示窓236 ,237 とをメンブレン
シート21に設けた構成になっている。すなわち、連続
動作スイッチSW1 、タイマ動作スイッチSW2 、照明
用スイッチSW4 にそれぞれ対応する操作部221 、2
22 、224 および動作表示灯LD1 、残時間表示灯L
D2 〜LD5 、位置表示灯LD8 にそれぞれ対応する表
示窓231 〜235 、238 に加えて、上記操作部22
3 と表示窓236 ,237 とを備えるのである。また、
図6に示すように、器体10の背面には4個の電線挿入
孔74が設けられ、それぞれが電源端子T1 、強制御端
子T21、弱制御端子T22、照明端子T3に対応する。
通りであって、図4のように、実施例1の構成に加え
て、強弱切換スイッチSW3 に対応する操作部22
3 と、強動作表示灯LD6 および弱動作表示灯LD7 に
それぞれ対応した表示窓236 ,237 とをメンブレン
シート21に設けた構成になっている。すなわち、連続
動作スイッチSW1 、タイマ動作スイッチSW2 、照明
用スイッチSW4 にそれぞれ対応する操作部221 、2
22 、224 および動作表示灯LD1 、残時間表示灯L
D2 〜LD5 、位置表示灯LD8 にそれぞれ対応する表
示窓231 〜235 、238 に加えて、上記操作部22
3 と表示窓236 ,237 とを備えるのである。また、
図6に示すように、器体10の背面には4個の電線挿入
孔74が設けられ、それぞれが電源端子T1 、強制御端
子T21、弱制御端子T22、照明端子T3に対応する。
【0036】上記構成の電子スイッチを用いて換気扇F
および照明負荷Lを制御するには、図15に示すような
結線を行なえばよい。すなわち、換気扇Fの共通端子と
照明負荷Lの一端とを共通接続して商用電源の一端に接
続し、換気扇Fの強端子を強制御端子T21に接続すると
ともに、換気扇Fの弱端子を弱制御端子T22に接続し、
さらに照明負荷Lの他端を照明端子T3 に接続する。ま
た、電源端子T1 は商用電源の他端に接続する。このよ
うに接続すれば、スイッチ素子T11のオンで換気扇Fの
共通端子と強端子との間に通電され、またスイッチ素子
T12のオンで換気扇Fの共通端子と弱端子との間に通電
される。スイッチ素子T11,T12は択一的にオンになり
同時にオンにならないように制御回路1で制御されてい
る。さらに、照明負荷Lは、リレーRyの主接点r1 が
オンになることによって通電される。他の構成および動
作は実施例1と同様であるから説明を省略する。
および照明負荷Lを制御するには、図15に示すような
結線を行なえばよい。すなわち、換気扇Fの共通端子と
照明負荷Lの一端とを共通接続して商用電源の一端に接
続し、換気扇Fの強端子を強制御端子T21に接続すると
ともに、換気扇Fの弱端子を弱制御端子T22に接続し、
さらに照明負荷Lの他端を照明端子T3 に接続する。ま
た、電源端子T1 は商用電源の他端に接続する。このよ
うに接続すれば、スイッチ素子T11のオンで換気扇Fの
共通端子と強端子との間に通電され、またスイッチ素子
T12のオンで換気扇Fの共通端子と弱端子との間に通電
される。スイッチ素子T11,T12は択一的にオンになり
同時にオンにならないように制御回路1で制御されてい
る。さらに、照明負荷Lは、リレーRyの主接点r1 が
オンになることによって通電される。他の構成および動
作は実施例1と同様であるから説明を省略する。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明は、交流電源と負荷との
間にスイッチ素子を挿入するとともに、スイッチ素子の
両端電圧を定電圧化して制御回路に給電する電源回路を
設け、交流電源のゼロクロス点から一定時間の給電期間
にスイッチ素子をオフに保ち、給電期間の経過後にスイ
ッチ素子をオンにして負荷に給電するので、交流電源の
電圧波形の半サイクル毎に一定の給電期間を設定して電
源回路への給電を行なうことができるのであって、制御
回路への給電のために別途に電源を設けることなく、負
荷と交流電源との間にスイッチ素子を挿入するように接
続するだけで制御回路への給電もなされ、一般のスイッ
チと容易に置換することができるという利点があり、し
かも、交流電源の半サイクル毎にゼロクロス点から一定
時間ずつ電源回路に給電することによって、電圧変動が
あっても電源回路への給電量が安定しており、負荷への
通電時間も安定するのであって、負荷を安定的に動作さ
せることができるという利点がある。
間にスイッチ素子を挿入するとともに、スイッチ素子の
両端電圧を定電圧化して制御回路に給電する電源回路を
設け、交流電源のゼロクロス点から一定時間の給電期間
にスイッチ素子をオフに保ち、給電期間の経過後にスイ
ッチ素子をオンにして負荷に給電するので、交流電源の
電圧波形の半サイクル毎に一定の給電期間を設定して電
源回路への給電を行なうことができるのであって、制御
回路への給電のために別途に電源を設けることなく、負
荷と交流電源との間にスイッチ素子を挿入するように接
続するだけで制御回路への給電もなされ、一般のスイッ
チと容易に置換することができるという利点があり、し
かも、交流電源の半サイクル毎にゼロクロス点から一定
時間ずつ電源回路に給電することによって、電圧変動が
あっても電源回路への給電量が安定しており、負荷への
通電時間も安定するのであって、負荷を安定的に動作さ
せることができるという利点がある。
【0038】請求項2の発明は、負荷として換気能力を
切り換える強端子と弱端子とを備える換気扇を用いる場
合において、換気扇の強端子と交流電源との間に挿入す
る第1のスイッチ素子と、換気扇の弱端子と交流電源と
の間に挿入する第2のスイッチ素子とを設け、一方のス
イッチ素子の両端電圧を電源回路により定電圧化するよ
うにしているので、第1のスイッチ素子と第2のスイッ
チ素子との一方を制御回路で択一的にオンにすること
で、換気扇の換気能力を高能力と低能力とに切り換える
ことができ、換気扇の換気能力を切り換える制御を行な
う電子スイッチとして一般的なスイッチとの置換が可能
になるという利点を有する。
切り換える強端子と弱端子とを備える換気扇を用いる場
合において、換気扇の強端子と交流電源との間に挿入す
る第1のスイッチ素子と、換気扇の弱端子と交流電源と
の間に挿入する第2のスイッチ素子とを設け、一方のス
イッチ素子の両端電圧を電源回路により定電圧化するよ
うにしているので、第1のスイッチ素子と第2のスイッ
チ素子との一方を制御回路で択一的にオンにすること
で、換気扇の換気能力を高能力と低能力とに切り換える
ことができ、換気扇の換気能力を切り換える制御を行な
う電子スイッチとして一般的なスイッチとの置換が可能
になるという利点を有する。
【0039】請求項3の発明は、停止が指示されるまで
は負荷を継続して作動させるようにスイッチ素子を制御
する連続制御部と、設定された動作時間が経過すると負
荷を停止させるようにスイッチ素子を制御するタイマ制
御部とを備えるとともに、連続制御部とタイマ制御部と
をそれぞれ作動させる連続動作スイッチとタイマ動作ス
イッチとを設けたことによって、負荷を連続的に動作さ
せる状態と一定時間だけ動作させる状態とを選択するこ
とができ、しかも連続動作スイッチとタイマ動作スイッ
チとのうち後で押操作したほうに対応させて連続制御部
とタイマ制御部との一方を作動させる動作選択部を設け
ているので、負荷の動作中でも必要に応じて連続動作と
タイマ動作とを切り換えることができるという利点を有
するのである。また、負荷の動作中に負荷の始動時と同
じ操作スイッチが押操作されると負荷を停止させる停止
制御部を設けているので、停止を指示するための別のス
イッチを設ける必要がなく、限られた面積内で比較的多
くの機能を操作することが可能になるという利点を有す
る。
は負荷を継続して作動させるようにスイッチ素子を制御
する連続制御部と、設定された動作時間が経過すると負
荷を停止させるようにスイッチ素子を制御するタイマ制
御部とを備えるとともに、連続制御部とタイマ制御部と
をそれぞれ作動させる連続動作スイッチとタイマ動作ス
イッチとを設けたことによって、負荷を連続的に動作さ
せる状態と一定時間だけ動作させる状態とを選択するこ
とができ、しかも連続動作スイッチとタイマ動作スイッ
チとのうち後で押操作したほうに対応させて連続制御部
とタイマ制御部との一方を作動させる動作選択部を設け
ているので、負荷の動作中でも必要に応じて連続動作と
タイマ動作とを切り換えることができるという利点を有
するのである。また、負荷の動作中に負荷の始動時と同
じ操作スイッチが押操作されると負荷を停止させる停止
制御部を設けているので、停止を指示するための別のス
イッチを設ける必要がなく、限られた面積内で比較的多
くの機能を操作することが可能になるという利点を有す
る。
【0040】請求項4の発明は、操作スイッチの操作部
を前面に備えた器体の前面にメンブレンシートを覆着し
た化粧カバーを装着しているので、操作スイッチの操作
部の可動部分と器体の固定部分との間の隙間をメンブレ
ンシートで覆うことになり、結果的に防塵性が高くなる
という利点がある。請求項5の発明は、表示器を設けて
動作状態を表示し、かつ器体において表示器が露出する
部位を透光性を有するメンブレンシートで覆うので、表
示器の表示状態を視認可能としながらも防塵性を高める
ことができるという利点がある。
を前面に備えた器体の前面にメンブレンシートを覆着し
た化粧カバーを装着しているので、操作スイッチの操作
部の可動部分と器体の固定部分との間の隙間をメンブレ
ンシートで覆うことになり、結果的に防塵性が高くなる
という利点がある。請求項5の発明は、表示器を設けて
動作状態を表示し、かつ器体において表示器が露出する
部位を透光性を有するメンブレンシートで覆うので、表
示器の表示状態を視認可能としながらも防塵性を高める
ことができるという利点がある。
【図1】実施例1を示す回路図である。
【図2】実施例1を示す分解斜視図である。
【図3】実施例2を示す回路図である。
【図4】実施例2を示す正面図である。
【図5】実施例2を示す側面図である。
【図6】実施例2を示す背面図である。
【図7】実施例2におけるプリント配線板を示す正面図
である。
である。
【図8】実施例2におけるプリント配線板を示す背面図
である。
である。
【図9】実施例2におけるプリント配線板を示す下面図
である。
である。
【図10】実施例2におけるプリント配線板を示す側面
図である。
図である。
【図11】実施例2におけるプリント配線板間を接続す
るジョイント線の折り曲げ方を示す工程図である。
るジョイント線の折り曲げ方を示す工程図である。
【図12】実施例2におけるボディとカバーとを開いた
状態の展開図である。
状態の展開図である。
【図13】実施例2における速結端子近傍の断面図であ
る。
る。
【図14】実施例2における速結端子近傍の正面図であ
る。
る。
【図15】実施例2の結線図である。
【図16】従来例を示す回路図である。
1 制御回路 2 電源回路 10 器体 16 ボディ 17 カバー 20 化粧カバー 21 メンブレンシート 221 操作部 222 操作部 223 操作部 224 操作部 231 表示窓 232 表示窓 233 表示窓 234 表示窓 235 表示窓 236 表示窓 237 表示窓 F 換気扇 LD1 動作表示灯 LD2 残時間表示灯 LD3 残時間表示灯 LD4 残時間表示灯 LD5 残時間表示灯 LD6 強動作表示灯 LD7 弱動作表示灯 Q1 トライアック Q11 トライアック Q12 トライアック SW1 連続動作スイッチ SW2 タイマ動作スイッチ SW3 強弱選択スイッチ T1 電源端子 T2 制御端子 T21 強制御端子 T22 弱制御端子
Claims (5)
- 【請求項1】 交流電源と負荷との間に挿入されるスイ
ッチ素子と、操作スイッチの操作に伴ってスイッチ素子
をオン・オフさせる制御回路と、スイッチ素子の両端電
圧を定電圧化した直流電圧を出力して制御回路に給電す
る電源回路とを備え、制御回路は、交流電源のゼロクロ
ス点を検出するゼロクロス検出部と、交流電源の半サイ
クル毎にゼロクロス検出部により検出されたゼロクロス
点から一定時間の給電期間はスイッチ素子をオフに保っ
た後にスイッチ素子をオンにして負荷に給電する通電制
御部とを具備することを特徴とする電子スイッチ。 - 【請求項2】 換気能力を高能力に設定する強端子と換
気能力を低能力に設定する弱端子と強端子および弱端子
と対になる共通端子とを備えた換気扇を負荷として負荷
への給電状態を制御する電子スイッチであって、交流電
源の一端と換気扇の強端子との間に挿入される第1のス
イッチ素子と、交流電源の一端と換気扇の弱端子との間
に挿入される第2のスイッチ素子と、操作スイッチの操
作に伴って各スイッチ素子をそれぞれオン・オフさせる
制御回路と、一方のスイッチ素子の両端電圧を定電圧化
した直流電圧を出力して制御回路に給電する電源回路と
を備え、制御回路は、交流電源のゼロクロス点を検出す
るゼロクロス検出部と、交流電源の半サイクル毎にゼロ
クロス検出部により検出されたゼロクロス点から一定時
間の給電期間は両スイッチ素子をオフに保った後に操作
スイッチで選択された一方のスイッチ素子をオンにして
換気扇に給電する通電制御部とを具備し、第1のスイッ
チ素子と第2のスイッチ素子とにおいて交流電源に接続
される一端を共通接続した電源端子と、第1のスイッチ
素子と第2のスイッチ素子との各他端を各別に接続した
強制御端子および弱制御端子との3端子を備えることを
特徴とする電子スイッチ。 - 【請求項3】 操作スイッチとしてそれぞれ押操作スイ
ッチである連続動作スイッチとタイマ動作スイッチとを
備え、制御回路は、連続動作スイッチの押操作時に負荷
を始動し停止が指示されるまでは負荷を継続して作動さ
せるようにスイッチ素子を制御する連続制御部と、タイ
マ動作スイッチの押操作時に負荷を始動し設定された動
作時間が経過すると負荷を停止させるようにスイッチ素
子を制御するタイマ制御部と、連続動作スイッチとタイ
マ動作スイッチとのうち後で押操作したほうに対応させ
て連続制御部とタイマ制御部との一方を作動させる動作
選択部と、負荷の動作中に負荷の始動時と同じ操作スイ
ッチが押操作されると負荷を停止させる停止制御部とを
備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
電子スイッチ。 - 【請求項4】 回路部および操作スイッチを納装する器
体が、操作スイッチの操作部を前面に備えたカバーと、
カバーの後部に結合されるボディとにより形成され、カ
バーの前面には可撓性を有する薄肉のメンブレンシート
を略全面に覆着した化粧カバーが装着されて成ることを
特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
電子スイッチ。 - 【請求項5】 負荷ないし制御回路の動作状態を表示す
る表示器を設け、表示器を器体の前面側に露出させ、メ
ンブレンシートにおいて少なくとも表示器の露出部位を
覆う部分は透光性を有することを特徴とする請求項4記
載の電子スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9242294A JPH07296694A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 電子スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9242294A JPH07296694A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 電子スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07296694A true JPH07296694A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=14053993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9242294A Withdrawn JPH07296694A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 電子スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07296694A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11134991A (ja) * | 1997-10-31 | 1999-05-21 | Toshiba Lighting & Technology Corp | タイマ装置 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP9242294A patent/JPH07296694A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11134991A (ja) * | 1997-10-31 | 1999-05-21 | Toshiba Lighting & Technology Corp | タイマ装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5958684B2 (ja) | 調光器 | |
JP5122861B2 (ja) | 熱線センサ付自動スイッチ | |
JP5870292B2 (ja) | 調光器 | |
JP4453561B2 (ja) | タイマスイッチ | |
JPH07296694A (ja) | 電子スイッチ | |
JP3726616B2 (ja) | 換気扇スイッチ | |
JP3788089B2 (ja) | タイマスイッチ | |
JP3540811B2 (ja) | 調光器 | |
JPH0855550A (ja) | 遅れスイッチ | |
JPH0945482A (ja) | 電子スイッチ | |
JP6355044B2 (ja) | 調光スイッチ | |
JPH11168367A (ja) | 接点入力装置 | |
JP2000100293A (ja) | タイマスイッチ | |
JP2001307887A (ja) | 調光器 | |
JPH038054B2 (ja) | ||
JPH11195363A (ja) | タイマ装置 | |
JP5870291B2 (ja) | 調光器 | |
JP3175969B2 (ja) | タイマスイッチ | |
JP4168923B2 (ja) | 常時換気設備制御用スイッチ | |
JPH0457079B2 (ja) | ||
JP2000100294A (ja) | タイマスイッチ | |
JPH07240127A (ja) | 遅れ停止操作装置 | |
JP2000100292A (ja) | タイマスイッチ | |
JPH0896681A (ja) | タイマスイッチ | |
JP4457468B2 (ja) | タイマ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010703 |