JP4457468B2 - タイマ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、規格化された取付枠に装着可能な電子化されたタイマ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
主として家庭用の屋内配線においては、照明器具のオン、オフを操作するスイッチと、テレビジョン受像機、ラジオなどの固定形の負荷や電気掃除機などの移動形の負荷を電源に接続するためのコンセントとが最も数多く配設される。
【0003】
しかし、その他にたとえば玄関の照明やトイレの換気扇などの負荷においては、オフ操作後一定時間後に負荷が自動的にオフするのが望ましい場合があり、このような負荷用として遅動スイッチも使用されている。また、負荷の使用目的に応じて遅延時間を、予め設定された範囲で、使用者が任意に都度設定できるように構成したタイマスイッチも使用されている。以下、本明細書においては、これらの遅動スイッチやタイマスイッチを包括的にタイマ装置と呼称する。
【0004】
一方、屋内配線においては、壁面埋込形配線器具が一般的に採用されており、取付寸法やフラッシュプレートの窓孔寸法などが規格化されていて、原則として異なるメーカーの配線器具であっても互換性があるように構成されている。この場合、埋込用の個々の配線器具は、まず取付枠に取り付けられ、次に壁面に予め埋設された配線ボックス内で所要の配線を行ってから、取付枠を配線ボックスにねじ止めする。最後に、配線ボックスを覆い、かつ配線器具のボス部を前面に露出させてフラッシュプレートを取付枠に取り付けて、配線器具の施工が完了する。
【0005】
規格化された取付枠は、最少単位の配線器具を3個連接して1個の配線ボックスに取り付けることができるように構成されている。この最少単位を1モジュールという。個々の配線器具は、1モジュール、1.5モジュール、2モジュールまたは3モジュールのいずれかのサイズになるように実際上標準化されている。そして、通常のスイッチや一口用のコンセントは1モジュールのサイズで構成されている。すなわち、配線器具の標準サイズは1モジュールである。
【0006】
ところで、従来のタイマ装置においては、ぜんまいばねおよび時計機構を用いた機械式のものであった。このものは、殆どが1モジュールサイズに構成されている。このため、他の負荷用の一般のスイッチなどと任意に組み合わせて、最大3個の配線器具を1つの配線ボックスに取り付けることができるので、好評で多用されている。
【0007】
また、浴室換気スイッチにおいては、一部電子式のものが見受けられるが、このものは照明スイッチ機能が付設されているとはいうものの、3モジュールサイズである。
【0008】
そこで、本発明者は、先に少なくとも1モジュールサイズに構成可能な電子化されたタイマ装置を発明した。この発明は、特願平10−63481号として出願されている。この先の出願の発明は、小形化された電子式のタイマ装置であって、遅動スイッチおよびタイマスイッチに対して包括的に適用し得る内容である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
これに対して、本発明は、先の出願の発明を基礎としてさらに改良の結果なされたもので、特に遅動スイッチに適用すると効果的である。
【0010】
本発明は、電子式でありながら、フラッシュプレートの1個用以上の大きさの窓孔に嵌合するボス部を備えていて、信頼性の高い動作を行うタイマ装置を提供することを一般的な目的とする。
【0011】
また、本発明は、加えて遅動スイッチに好適で構造が比較的簡単なタイマ装置を提供することを他の目的とする。
【0012】
【課題を達成するための手段】
請求項1の発明のタイマ装置は、上端に開口を備えるとともに開口端の一部をその他の部分より凹陥させて支承段部を形成したボディ、ならびにボディの開口に覆合し上面に左右方向に細長くて開口を備えたボス部およびボス部の左右両側に一対の取付枠装着部を備えたカバーを含み、少なくともボス部の外形がフラッシュプレートの規格化された1個用以上の大きさの窓孔に嵌合するサイズに形成されているとともに、一対の取付枠装着部が規格化された取付枠に装着可能に形成されているケースと;ケースのボス部の開口から操作部が露出して配設されてタイマ動作を開始させる操作部と;電子スイッチ回路および電子スイッチ回路のスイッチングを制御するタイマ制御回路を備えてケース内に収納され、少なくとも電子スイッチ回路の主要部を含む回路部分がボディの開口を覆うように配設された主配線基板に実装されている電子化タイマ回路と;主配線基板のボス部側の表面側において一部が主配線基板の前後両側縁から突出しているとともに下面に支持脚を突出形成し、この支持脚をボディの支承段部に当接した状態で支持することにより、ボディの開口端に跨座して配設された絶縁基体、ならびに絶縁基体に配設されて操作部の操作により作動して電子化タイマ回路をトリガーするトリガー接点を備えた接点機構と;を具備していることを特徴としている。
【0013】
本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。
【0014】
<ケースについて>
ケースは、ボディおよびこれに覆合するカバーを含んで構成される。
【0015】
ボディは、上端に開口を備え、かつ内部が中空で、そこに電子化タイマ回路、端子金具などの部品または回路ブロックが収納される。また、端子金具に外部から電線を挿入するための電線挿入孔が形成される。さらに、ボディの開口端には、後述する接点機構の絶縁基板の下面四隅に形成された支持脚に対向する位置を他の部分より凹陥させて支承段部が形成されている。
【0016】
カバーは、上面にボス部を、またボス部の左右両側に一対の平坦な取付枠装着部を、それぞれ備えている。
【0017】
「ボス部」とは、フラッシュプレートの窓孔にその裏面側から嵌合してフラッシュプレートの外面に露出するための突出した部分をいう。ボス部のフラッシュプレートの外面への露出は、フラッシュプレートの外面と面一またはいくらか突出した状態のいずれでもよい。フラッシュプレートの窓孔は、規格化されていて、1個用、2個用および3個用がある。1個用は、フラッシュプレートの中央に配置されていて、1個のボス部が露出できる。2個用は、フラッシュプレートの中央の上下に1個用の窓孔が2個離間して配置されていて、2個のボス部を露出できる。3個用は、上下に連続して1個の縦長の窓孔として形成されていて、3個のボス部が上下に連続して露出できる。
【0018】
そうして、本発明においてはボス部は、その外形がフラッシュプレートの1個用以上の大きさの窓孔に嵌合するサイズに形成されている。すなわち、本発明においては、ボス部の外形が1個用の大きさであれば、ケースのその他の部分たとえばボディおよびその開口に覆合するカバーの該当部分が1モジュールサイズでもよいし、1.5モジュールサイズ、2モジュールサイズ、さらには3モジュールサイズであってもよい。また、ボス部がフラッシュプレートの3個用の窓孔に嵌合するサイズであれば、その他の部分も3個用のサイズにすればよい。
【0019】
ところで、ケースのボディおよびカバーが1モジュールサイズである場合には、その短方向の外形寸法が、規格化された取付枠の細長い長手方向のほぼ1/3に形成される。なお、「ほぼ」というのは、ボス部以外のケースの部分が上記の1/3よりは幾分小さく形成されているものを許容する意味である。
【0020】
また、ケースのボディおよびカバーが1.5〜3モジュールサイズの場合であっても、上述の「ほぼ」の概念が適用されるものとする。
【0021】
次に、「取付枠装着部」とは、後述する規格化された取付枠にタイマ装置を取り付けるために機能する部分である。
【0022】
ボディは、適当な手段によってカバーに固定されることにより、ケースが一体化して構成される。たとえば、ボディにカバーを覆合してから、両者に跨ってバンド状で金属製の結合具を添設し、結合具を加締めてボディをカバーに固定することができる。また、カバーおよびボディのいずれか一方から係合脚を一体に形成し、他方に係合脚が係合する係止突起または段部を一体に形成して、ボディとカバーとを単に合わせるだけで係合脚を係止突起または段部に係止させて、両者を固定してもよい。さらに、両者の接合面を接着剤または超音波溶接などによって固着することができるし、ねじなどの固着具を用いて結合してもよい。
【0023】
最後に、ケースの構成材料について言及すると、ケースは、合成樹脂のような絶縁性材料にて形成されていることが望ましいが、これは必須ではない。導電性材料からなる場合であっても、収納部品をケースに対して絶縁しておけばよい。
【0024】
<操作部について>
操作部は、ボス部に配設されており、したがって一部がフラッシュプレートから外部に露出し、使用者がタイマ動作を行わせる場合に操作する部分である。そして、操作により少なくとも後述する電子化タイマ回路がトリガーされてタイマ動作時間が開始される。
【0025】
また、操作部は、複数の異なる負荷回路を各別に、しかし連動的に制御するように操作し得るように構成することができる。たとえば、トイレ用遅動スイッチなどにおいて、照明用の負荷回路と換気扇の負荷回路とに対応するため、前者には機械的な開閉接点をタイマ制御なしに操作し、後者には電子化タイマ回路がトリガーされてタイマ制御を行うように操作する構成にすることができる。この場合、操作部は、各付加回路の制御に関して共通に作用する。
【0026】
<電子化タイマ回路について>
電子化タイマ回路とは、負荷回路のオン、オフ動作およびそのタイマ制御が電子回路によって構成されているものをいう。本発明を実施するに際して、電子化タイマ回路は、負荷回路をオン、オフする電子スイッチ回路と、タイマ制御を行うタイマ制御回路とにより構成することができる。
【0027】
電子スイッチ回路は、たとえば半導体スイッチ素子、雑音防止回路素子およびサージ吸収素子などを含むパワー系回路素子ならびに端子金具などにより構成することができる。なお、その具体的回路構成は自由である。
【0028】
また、電子化タイマ回路をケース内に実装するに際して、少なくとも電子スイッチ回路の主要部を含む回路部分は、主配線基板に実装される。要すれば、タイマ制御回路の一部かたは全部およびその他の回路部分も主配線基板に一緒に実装することができる。しかし、設計が要求するならば、主としてタイマ制御回路の一部または全部を付加配線基板を用いてそこに実装することができる。この場合、付加配線基板を主配線基板に固定するか、さらに加えて配線することによって固定すると、付加配線基板の支持、配線基板間の配線およびケースへの収納作業の面で都合がよい。
【0029】
さらに、電子化タイマ回路は、トリガーされたときに電子スイッチ回路をオンして、タイマ時間終了により同回路をオフするように作動してもよいし、トリガーされたときに電子スイッチ回路をオフして、タイマ時間終了により同回路をオンするように作動してもよい。また、トリガーされる以前からオン状態にあった負荷回路用スイッチ回路をタイマ時間終了時にオフするように構成してもよい。
【0030】
<接点機構について>
接点機構は、少なくとも電子化タイマ回路をトリガーするために配設されるもので、主配線基板のボス部側の表面側において一部が後述する構造により主配線基板の前後両側縁から突出してボディの開口端に跨座して配設された絶縁基体、ならびに絶縁基体に配設されて操作部の操作により作動して電子化タイマ回路をトリガーするトリガー接点を少なくとも備えて配設されている。
【0031】
すなわち、絶縁基体は、主配線基板のボス部側の表面に配設されているが、その一部が主配線基板の前後両側縁から突出しているとともに、絶縁基板に支持脚を形成し、この支持脚がボディの開口端に形成した支承段部に当接することにより、ボディの開口端に跨座している。なお、好適には主配線基板の面に沿って延在する表面をボス部側に備える。また、絶縁基体の主配線基板から突出した部分が跨座するボディの開口端には、その一部分を、その他の部分より凹陥させて支承段部を形成することができる。この態様において、絶縁基板は、その四隅に支持脚を突出させる。これにより、接点機構がボディに対して所定位置からずれないようにすることができる。
【0032】
トリガー接点は、絶縁基体の好適にはボス部側の表面に配設されて、操作部の操作に応じて作動して電子化タイマ回路をトリガーする。トリガー接点は、電子化タイマ回路が保持機能を備えていれば、一時的に開閉するだけでトリガーすることができる。しかし、連続閉成中は電子化タイマ回路を連続的にオンまたはオフさせ、開放と同時にタイマ動作を開始して所定時間後にオフまたはオンさせるように構成することができる。
【0033】
また、トリガー接点に加えて負荷接点を併設することができる。この場合の負荷接点は、操作部の操作によりタイマ制御なしに直接開閉を行う。たとえば、トイレ用遅動スイッチにおいては照明負荷を開閉するのに利用される。また、電子化タイマ回路は、換気扇負荷をタイマ制御するのに利用することができる。この構成であると、照明を操作の都度開閉し、換気扇を照明オンと同時にオンさせ、照明オフ後所定時間の間換気扇を自動運転することができる。
【0034】
<その他の構成について>
1..端子金具について
タイマ装置には、屋内配線を結線するために、端子金具を付設することができる。この場合の端子金具には、必要に応じて自己鎖錠片を併用することにより、絶縁被覆を除去した電線を電線挿入孔からケース内へ挿入するだけで、自己鎖錠片が電線を端子金具に圧接して所要の接続を得られるように構成することができる。また、この場合に、さらにリリース釦を付設することにより、接続されている電線に当接している鎖錠片を強制的に電線から離間させて接続を解除することができるように構成することもできる。
【0035】
上記のように、自己鎖錠片およびリリース釦を端子金具に付設する場合、主配線基板の好適には下面に予め端子金具を実装しておくことにより、ボディ内部の電線挿入孔の周囲に予め自己鎖錠片およびリリース釦を組み込み、その後電子化タイマ回路をボディに落とし込むことにより、同様に容易に組み立てることができる。また、場合によっては、端子金具内に予め自己鎖錠片およびリリース釦を組み付けてから、ボディに落とし込むようにしてもよい。端子金具の構造によっていずれか好都合の態様を選択すればよい。
【0036】
2.動作表示部について
動作表示部は、所在表示、タイマ動作待機またはタイマ動作などを表示するもので、必要に応じて適当な位置に付設される。好適には発光表示手段、たとえば発光ダイオードやネオン放電表示管などを主配線基板に実装し、かつ接点機構および操作部を通過して外部に発光を導くように構成することができる。また、動作表示は、操作部を操作したとき、およびタイマ動作中に消灯し、タイマ動作終了と同時に点灯するように構成することができる。
【0037】
<本発明の作用について>
本発明のタイマ装置の一般的な使用態様としては、壁面埋込配線器具のように設置されて使用される。すなわち、本発明のタイマ装置をケースの一部を構成するカバーのボス部の左右両側にある取付枠装着部を取付枠に装着し、必要な配線をしてから、壁面に埋設した配線ボックスなどにボックスねじを用いて取り付ける。次に、フラッシュプレートを取付枠にプレートねじを用いて取り付ける。すると、タイマ装置のボス部はフラッシュプレートの窓孔から露出する。
【0038】
本発明のタイマ装置のケース全体が1モジュールサイズである場合には、タイマ装置の他に通常の1モジュールサイズのスイッチなどの配線器具を最大2個まで併設することができる。フラッシュプレートの窓孔は、他の配線器具の併設の有無およびその個数に応じて1個用ないし3個用の中から適当なものを選択すればよい。たとえば、本発明のタイマ装置がボディおよびカバーが1.5モジュールサイズのケースを備えている場合には、他に1モジュールサイズのスイッチなどを1個または1.5モジュールサイズのスイッチなどを1個併設することができる。また、同様にタイマ装置のケースが2モジュールサイズの場合には、1モジュールサイズのスイッチなどを1個併設できる。
【0039】
本発明のタイマ装置を動作させるには、操作部を操作すればよい。この操作により、電子化タイマ回路は、その構成に応じて、負荷回路を所定時間の間タイマ制御したり、トリガー接点のオン中負荷回路を連続的にさせ、さらに引き続いてオフ後所定時間タイマ制御したりする。
【0040】
本発明において、接点機構は、主配線基板のボス部側の表面に配設されている。そして接点機構の絶縁基板の一部が主配線基板の前後両側縁から突出しているとともに下面に支持脚を形成してる。そうして、接点機構は、上記支持脚がボディの開口端に形成した支承段部に当接していることにより、ボディの開口端に跨座しているので、トリガー接点に作用する押圧力がボディに受け止められる。このため、操作部の操作に伴い不都合な応力が主配線基板に作用しない。したがって、不都合応力が繰り返し主配線基板に作用して主配線基板が破損したり、配線ランドにクラックが生じたりするような不具合を防止できるとともに、トリガー接点またはおよび負荷接点の開閉動作の確実性および信頼性を向上させる。
【0041】
また、接点機構を主配線基板の表面に配設するに際して、絶縁基体を主配線基板に固定すれば、ボディに収納するのが容易になる。
【0042】
さらに、接点機構を主配線基板の表面に固定すれば、接点機構をボディに組み立てる際に同時に、主配線基板をボディ内へ収納することができ、組立が容易になる。加えて、主配線基板に端子金具を配設すれば、ボディに対する端子金具の位置を規制でき、屋内信頼性の配線結線の信頼性が高くなる。
【0043】
さらにまた、接点機構の絶縁基体を、その下面側に空間が形成されるように枠状に構成することにより、主配線基板の上面側にもタイマ回路の回路部品や動作表示装置の動作表示素子たとえば発光ダイオードなどを実装することができる。これにより実装密度を高めることができる。
【0044】
請求項2の発明のタイマ装置は、請求項1記載のタイマ装置において、接点機構は、トリガー接点が主配線基板に回路接続することにより主配線基板に固定されていることを特徴としている。
【0045】
本発明は、接点機構を主配線基板に固定する好適な構成を規定している。すなわち、接点機構は、電気回路上主配線基板と配線されるので、本発明のように構成することにより、配線が容易で、しかも配線の信頼性が向上する。
【0046】
また、接点機構をボディの開口端に跨座させることにより、主配線基板をボディ内の所定の位置に収納することができ、主配線基板および接点機構のケースに対する組立作業が容易になる。
【0047】
また、回路接続することにより接点機構を主配線基板に固定するので、格別な固定手段が必要ない。たとえば、トリガー接点などの接点から一体に舌片を突出しておき、これを主配線基板の所定の位置にはんだ接続付けすることにより接続および固定を行う。
【0048】
請求項3の発明のタイマ装置は、請求項1または2記載のタイマ装置において、操作部は、ボス部と接点機構との間で挟持していることを特徴としている。
【0049】
本発明は、操作部の支持構造を簡単にした構成を規定している。これにより、操作部、ボス部または接点機構の構造が簡単になる。
【0050】
請求項4の発明のタイマ装置は、請求項1ないし3のいずれか一記載のタイマ装置において、接点機構は、絶縁基体がカバーのボス部の内部に収納されており;操作部は、揺動するスイッチハンドルである;ことを特徴としている。
【0051】
本発明は、接点機構の好適な配置および操作部の好適な構成を規定している。すなわち、操作部をスイッチハンドルにすることにより、通常のスイッチと同じ感覚で操作できるので、使用者に違和感を与えないとともに、操作が容易である。また、操作部を薄く、すなわちボス部内で多くの空間を占有しないように構成することができる。このため、接点機構をボス部内に収納することができる。これに伴い、電子化タイマ回路のボディ内の収納スペースを大きくすることができる。
【0052】
請求項5の発明のタイマ装置は、請求項4記載のタイマ装置において、接点機構は、絶縁基体の表面に配設されたハンドル反転用板ばねを備えており;操作部のスイッチハンドルは、下面から突出した脚部を備え、脚部が反転用板ばねに摺接しながら揺動して反転するように構成されている;ことを特徴としている。
【0053】
本発明は、スイッチハンドルの反転構造の好適な構成を規定している。すなわち、スイッチハンドルに脚部を形成して、脚部を接点機構の絶縁基体の表面に配設した反転用板ばねに摺接させているので、反転して接点を速動的に開閉するとともに、薄形にしてタイマ装置の小形化に効果的である。ハンドルの脚部は、操作部と一体に成形してもよいし、操作ばねを湾曲状に整形してハンドルに反転に伴って変位可能に取り付けることによって形成してもよい。後者の場合には、接点機構に配設するハンドル反転用板ばねの変位量を少なくして、ハンドル反転用板ばねを薄形化できる。
【0054】
ハンドル反転用板ばねは、たとえば山形状に突出してスイッチハンドルの脚部に圧接する稜線部と、稜線部からその前後方向に形成された第1および第2の斜面部とを備えている。そして、スイッチハンドルは、その脚部がハンドル反転用板ばねの第1の斜面部に圧接した状態で第1の安定状態となって停止している。このときトリガー接点は、開放すなわちオンしている。この状態で電子化タイマ回路はオフまたはオンしているように構成される。なお、後述するように負荷接点を備えている場合、負荷接点も開放すなわちオンしている。
【0055】
次に、スイッチハンドルが操作されて揺動を開始すると、脚部はハンドル反転用板ばねの第1の斜面部に圧接した状態のまま回動する。このとき、ハンドル反転用板ばねは変形する。そして、スイッチハンドルがさらに揺動して、やがて脚部が稜線部に達すると、ハンドルの脚部が第2の斜面部をすべり降りるので、スイッチハンドルは速動的に反転し、第2の斜面部に沿って圧接しながら摺動して、第2の安定状態となって停止する。第2の安定状態において、トリガー接点はオンする。トリガー接点がオンすると、電子化タイマ回路がオンまたはオフする。
【0056】
請求項6の発明のタイマ装置は、請求項1ないし5のいずれか一記載のタイマ装置において、接点機構は、操作部の操作に連動して開閉する負荷接点を備えているとともに、トリガー接点も操作部の操作に連動して開閉するように構成されていることを特徴としている。
【0057】
本発明は、トイレ用の遅動スイッチに好適な接点配置を規定している。すなわち、操作部の操作によってその都度タイマ動作なしに直接開閉する第1の負荷回路たとえば照明負荷と、タイマ制御される第2の負荷回路たとえば換気扇負荷とを共通の操作で各別に制御する構成を規定している。そして、第1の負荷回路は、負荷接点により直接開閉される。負荷接点は、たとえば操作部の第1の操作によりオンし、第2の操作によりオフする。このような操作に好適な操作部は、揺動するスイッチハンドルや都度押圧操作され、最初の押圧で第1の操作が行われ、次の押圧で第2の操作が行われる押ボタンなどを採用することができる。
【0058】
これに対して、第2の負荷回路は、トリガー接点を介して制御される電子化タイマ回路で制御され、トリガー接点は開閉により電子化タイマ回路を請求項5において記述したように制御する。
【0059】
請求項7の発明のタイマ装置は、請求6記載のタイマ装置において、接点機構は、トリガー接点および負荷接点がそれぞれ絶縁基板の表面に沿って配設された固定接点板と、基端が絶縁基板に固定されるとともに先端側に固定接点板に離間対向した接点部が形成された可動接点板とから構成され、可動接点板が操作部の操作により固定接点板に接触するように構成されていることを特徴としている。
【0060】
本発明は、接点機構の好適な構成を規定している。すなわち、トリガー接点および負荷接点をそれぞれ接点板により形成して、それらを絶縁基体の表面に沿って配設しているので、全体を薄く、しかも小形に構成することができる。そのため、接点機構をボス部に収納して配設する場合に好適である。
【0061】
トリガー接点は、電子化タイマ回路の制御回路を開閉するだけであるから、一般的には小さな接点容量でよい。負荷接点は、負荷回路を直接開閉するので、負荷電流の開閉に支障ないような接点容量を備えているように構成する。
【0062】
請求項8の発明のタイマ装置は、請求項1ないし7のいずれか一記載のタイマ装置において、電子化タイマ回路は、電子スイッチ回路のスイッチングを制御するタイマ制御回路が主配線基板の一側縁近傍にほぼ直角に垂下して固定されるとともに、ボディの内壁面に沿って配設される付加配線基板に実装されていることを特徴としている。
【0063】
本発明は、電子化タイマ回路における制御回路の配置の好適な構成を規定している。すなわち、制御回路を付加配線基板に実装し、付加配線基板を主配線基板に対してL字形になるように固定して配置している。主配線基板に付加配線基板を固定するには、たとえば主配線基板の一側縁近傍にスリットを形成して、付加配線基板を上部を挿入し、両配線基板の所要部分間をはんだ付けして両者配線間を配線すると、両者は固定される。
【0064】
また、付加配線基板をボディ内の側面に沿って配設することにより、ボス部内の空間を操作部と接点機構の収納のために有効に利用することができる。
【0065】
さらに、負荷配線基板を収納するために、ボディ内に付加配線基板の一部または全部を覆う隔壁を配設して、付加配線基板を保護し、あるいは付加配線基板のボディ内への挿入をガイドさせることができる。
【0066】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0067】
図1は、本発明のタイマ装置の一実施形態における負荷回路との結線を示す回路図である。
【0068】
図において、ASは交流電源、TMはタイマ装置、Lは照明負荷、Fは換気扇負荷である。本実施形態は、本発明をトイレ用の遅動スイッチに適用したものである。
【0069】
交流電源ASは、商用100V交流電源である。照明負荷Lは、トイレの照明を行う。換気扇負荷Fは、トイレの換気扇でトイレ内を換気する。
【0070】
タイマ装置TMは、以下説明する構成を備えた本実施形態におけるものである。ケース1、操作部2、端子t0、t1、t2、負荷接点LC、トリガー接点TCおよびタイマ電子化タイマ回路ETCを備えている。
【0071】
ケース1は、内部に端子t0、t1、t2、負荷接点LC、トリガー接点TCおよびタイマ電子化タイマ回路ETCを内蔵するとともに、操作部2をケース1の外部に露出するように支持している。
【0072】
操作部2は、スイッチハンドル構造をなしていて、図において、操作によりオン方向であるところの時計回り方向へ回動したときに、通常のスイッチと同様にタイマ制御なしに負荷接点LCを直接オンさせる。また、トリガー接点TCも同時にオンする。次に、オフ方向であるところの半時計回り方向へ回動したときに、負荷接点LCおよびトリガー接点TCをオフさせる。
【0073】
端子t0は、2個直結構造であり、交流電源ASの一極に接続している共通線に接続する。端子t1は、照明負荷Lの一端に接続する。端子t2は、換気扇負荷Fの一端に接続する。
【0074】
照明負荷Lは、その他端を交流電源ASの他極に接続している。
【0075】
換気扇負荷Fは、その他端を交流電源ASの他極に接続している。
【0076】
次に、回路動作について説明する。
【0077】
本実施形態においては、トイレの使用者がトイレを使用するときに、タイマ装置の操作部2をオン方向へ操作すると、負荷接点LCがオンして照明負荷Lが点灯Bする。また、同時にトリガー接点TCがオンして電子化タイマ回路ETCがオンし、換気扇負荷Fが作動を開始する。この状態は、使用者がトイレを使用中継続する。トイレの使用後、使用者が操作部2をオフ方向へ操作すると、負荷接点LCおよびトリガー接点TCがオフする。これにより、照明負荷Lが消灯する。また、トリガー接点TCがオフすると、電子化タイマ回路ETCは、オン状態のままタイマ動作を開始する。そして、換気扇負荷Fは、継続して作動して換気による消臭を行う。そうして、タイマ時間が終了すると、電子化タイマ回路ETCはオフとなり、換気扇負荷Fの作動を停止させる。
【0078】
図2は、本発明のタイマ装置の一実施形態における内部回路構成を示す回路図である。
【0079】
図において、図1と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。タイマ装置の内部回路は、端子t0、t1、t2、負荷接点LC、電子化タイマ回路ETC、トリガー接点TCおよび動作表示部ODからなる。また、以上の各構成要素のうち、端子t0、t1、t2、負荷接点LC、電子化タイマ回路ETCの一部を除いた残余部分、トリガー接点TCおよび動作表示部ODは、として主配線基板PB1に実装されている。電子化タイマ回路ETCの主として後述するタイマ制御回路CCを構成する一部は、付加配線基板PB2に実装されている。そして、主配線基板PB1と付加配線基板PB2との間は、中継端子it1ないしit4を介して電気的および機械的に接続されている。
【0080】
負荷接点LCは、端子t0、t1間に接続されている。
【0081】
電子化タイマ回路ETCは、電子スイッチ回路ES、およびタイマ制御回路CCからなる。
【0082】
電子スイッチ回路ESは、サージ吸収素子SA、雑音防止回路回路NFおよび無接点スイッチNCSからなる。サージ吸収素子SAは、端子t0、t1間に接続されている。雑音防止回路素子2は、インダクタLおよびコンデンサC1からなる。インダクタLは、線路に直列に挿入されている。コンデンサC1は、端子t0、t1間に接続されている。
【0083】
無接点スイッチNCSは、トライアックTRIACおよびゲート回路GCからなる。トライアックTRIACは、端子t0、t1間に接続されている。ゲート回路GCは、全波整流回路FBR、抵抗器R1およびコンデンサC2からなる。全波整流回路FBRは、その交流入力端の一方がトライアックTRIACの非ゲート側の一方の主極に、他方がゲートに、それぞれ接続している。抵抗器R1およびコンデンサC2は、ゲート・ゲート側の主極間に並列接続している。
【0084】
タイマ制御回路CCは、全波整流回路FBRの直流出力端間に接続され、トランジスタQ1およびツェナーダイオードZD1の直列回路からなるゲート電流供給回路GF、トランジスタQ2、Q3およびダイオードDを主体とするタイマ動作スタート回路ST、タイマ用ICTIC、タイマ用コンデンサC3、ならびにトランジスタQ4を主体とする保持回路HCからなる。ゲート電流供給回路GFは、トランジスタQ1のコレクタが全波整流回路FBRの直流出力端の正極に接続し、エミッタが中継端子it2およびツェナーダイオードZD1を直列に介して同じく負極に接続していて、トライアックTRIACをオンさせる際のゲート電流が流れる。また、トランジスタQ1のコレクタ・ベース間には抵抗器R7およびコンデンサC4の配列回路が接続されている。タイマ動作スタート回路STは、トランジスタQ2、Q3が反転的に接続され、トランジスタQ2のベースに抵抗器R2を介してベース電流が供給されたときに、トランジスタQ2がオンし、トランジスタQ3がオフして、タイマ用ICTICのMR端子に電圧を印加し、0端子からオン出力を得る。また、ダイオードDは、そのアノードが中継端子it1に接続し、カソードが中継端子it2に接続している。タイマ用コンデンサC3は、その一端がタイマ用ICTICのC10端子に接続し、他端が抵抗器R3、R4を介してRIC端子、RS端子にそれぞれ接続している。保持回路HCは、トランジスタQ4のベースがベース抵抗器R5を介してタイマ用ICTICの0端子に接続し、コレクタが抵抗器R6、中継端子it3を直列に介してトランジスタQ1のベースに接続し、エミッタが中継端子it4を介して全波整流回路FBRの直流出力端の負極に接続している。
【0085】
トリガー接点TCは、その一端が抵抗器R7を介して全波整流回路FBRの直流出力端の正極に接続し、他端が抵抗器R8を介して中継端子it1に接続している。
【0086】
動作表示部ODは、発光ダイオードLEDおよび電流安定要素R9の直列回路からなり、全波整流回路FBRの直流出力端間に極性を一致させて接続されている。
【0087】
以下、回路動作について説明する。
【0088】
端子t0、t1間に印加されている交流電圧は、全波整流回路FBRにより整流されるので、その直流出力端間には半波整流波形の直流電圧が出力されている。 タイマ装置の操作部の操作によりトリガー接点TCが負荷接点LCとともにオンすると、タイマ動作スタート回路STが動作する。すなわち、抵抗器R7、トリガー接点TC、抵抗器R8、中継端子it1を介して抵抗器R2およびR10の直列回路に全波整流回路FBRの直流出力電圧が印加され、抵抗器R10の端子電圧に応じたベース電流がトランジスタQ2に流れる。また、抵抗器R7、トリガー接点TC、抵抗器R8、中継端子it1、ダイオードDを介してツェナーダイオードZD1の両端に上記直流電圧が印加される。これにより、ツェナーダイオードZD1によりクランプされた電圧がツェナーダイオードZD2を介してコンデンサC5の両端に印加されるので、コンデンサC5によって平滑化された直流電圧がその両端に得られる。この平滑化電圧は、トランジスタQ2、Q3のコレクタ、エミッタ間に抵抗器R11、R12を介して印加される。また、タイマ用ICTICにも印加され、スタンバイ状態になる。このため、トランジスタQ2はオンする。その結果、トランジスタQ3がオフし、タイマ用ICTICのMR端子の電位が低下する。これにより、タイマ用ICTICが動作して、その0端子からオン信号が出力され、抵抗器R5を介してトランジスタQ4にベース電流が流れるため、保持回路HCのトランジスタQ4はオンする。これに伴いトランジスタQ1のベース電位が低下するため、抵抗器R7を介して全波整流回路FBRの正極からベース電流が流れてトランジスタQ1がオンする。トランジスタQ1がオンすると、ゲート電流供給回路GFすなわちトランジスタQ1、中継端子it2を介して全波整流回路FBRの直流出力端間に電流が流れ、タイマ用ICTICに直流電圧を引き続き印加する。また、全波整流回路FBRの直流出力端間のゲート電流供給回路GFに電流が流れることにより、トライアックTRIACに所定のゲート電流が流れる。このため、無接点回路NCSのトライアックTRIACはオンし、電子化タイマ回路ETCの電子スイッチ回路ESは、オン状態となる。なお、この状態は、タイマ用ICTICがオン信号を送出している間継続する。すなわち、トランジスタQ1は、保持回路HCにより自己保持される。
【0089】
次に、タイマ装置の操作部の操作により、トリガー接点TCがオフすると、タイマ動作スタート回路STの抵抗器R2、R10への電圧印加が解除されるので、トランジスタQ2がオフ、Q3がオンして、タイマ用ICTICのMR端子の電位が低下するので、タイマ用ICTICはタイマ動作を開始する。なお、この時点では0端子からのオン信号は、引き続き送出されていて、したがって電子化タイマ回路ETCはオン状態を維持している。
【0090】
やがてタイマ用ICTICにおけるタイマ時間が終了すると、その0端子からのオン信号が停止する。これにより、保持回路HCのトランジスタQ4がオフして保持が解除されるので、ゲート電流供給回路GFのトランジスタQ1のベース電位が上昇してオフする。その結果、ゲート電流が遮断されるので、無接点スイッチNCSを構成するトライアックTRIACがオフする。
【0091】
一方、動作表示部ODは、トライアックTRIACがオフ状態のときに、全波整流回路FBRの直流出力により発光ダイオードLEDが点灯する。トライアックTRIACがオン状態のときは、トランジスタQ1がオンするため、上記直流出力電圧がツェナーダイオードZD1のツェナー電圧にクランプされ、発光ダイオードLEDの電位障壁に達しないので、発光ダイオードLEDは消灯する。
【0092】
図3は、本発明のタイマ装置の一実施形態における一部を除去して示す正面図である。
【0093】
図4は、同じく内部機構を説明する一部を除去して示す断面図である。
【0094】
タイマ装置TMは、ケース1、操作部2、接点機構3、電子化タイマ回路ETC、
端子t0、t1、t2、動作表示部ODから構成されている。なお、図3においては、右側の結合具を省略している。図4においては、両方の結合具、端子およびハンドル反転用板ばねを省略しているとともに、電子化タイマ回路ETCを点線で示している。以下、各構成要素ごとに説明する。
【0095】
<ケース1について>
ケース1は、ボディ1a、カバー1bおよび結合具1cからなる。
【0096】
(ボディ1aについて)
図5は、本発明のタイマ装置の一実施形態におけるボディを示す平面図である。
【0097】
図6は、図5におけるVI−VI´線に沿う断面図である。
【0098】
図7は、図5におけるVII−VII´線に沿う断面図である。
【0099】
図8は、図5におけるVIII−VIII´線に沿う断面図である。
【0100】
図9は、図5におけるIX−IX´線に沿う断面図である。
【0101】
なお、図3および図4と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
【0102】
ボディ1aは、上端が開口した箱状をなし、内部が中央の回路部品収納室1a1と、その両側に位置する端子収納室1a2、1a2に一対の隔壁1a3、1a3を介して区画されている。回路部品収納室1a1は、上方から見たときにエ字形をなしていて、点線で示す付加配線基板PB2の挿入を案内し、また適度に隔離して収納できるようになっている。また、端子収納室1a2の底面には電線挿入孔1a4およびリリース釦操作孔1a5が形成されている。図3に示すように、ボディ1aの外面の前面および背面には、両側に係止段部1a6および結合具嵌合溝1a7が一体成形されている。ボディ1aの開口端は、正面視において中央の回路部品収納室1a1の奥行が端子収納室1a2のそれより相対的に大きくなっている。したがって、回路部品収納室1a1と端子収納室1a2の間に段差部が形成されるとともに、この段差部を一段凹陥させて後述する接点機構3の支承段部1a8を開口端に前後左右に4個形成している。
【0103】
(カバー1bについて)
図10は、本発明のタイマ装置の一実施形態におけるカバーを示す正面図である。
【0104】
図11は、同じく平面図である。
【0105】
図12は、同じく底面図である。
【0106】
図13は、同じく中央縦断面図である。
【0107】
カバー1bは、ボディ1aの開口端に覆合され、中央にボス部1b1を、その両側に平坦な取付枠装着部1b2、1b2を、また取付枠装着部1b2、1b2の下面に嵌入部1b3を、それぞれ備えている。ボス部1b1は、形状および寸法が大ボス形配線器具の規格に適合する。また、ボス部1b1の上面には、後述する操作部2が挿通する開口1b11が形成されている。さらに、ボス部1b1は、その内部に中空部1b12が形成され、中空部1b12の前後の内側面には正対する一対の操作部枢支溝1b13が形成されている。取付枠装着部1b2は、後述する結合具1cと協働して規格化された取付枠に装着できるように構成されている。そして、取付枠装着部1b2の側面には、ボディ1aの結合具嵌合溝1a7に整合する結合具係止溝1b21を形成している。嵌入部1b3は、カバー1bをボディ1aの開口に覆合させたときに位置がずれないようにボディ1a内の四隅部分に嵌合する。
【0108】
(結合具1cについて)
図3に示すように、結合具1cは、金属板を打ち抜き、かつ折り曲げてコ字状に形成され、両足部1c1の先端に加締め部1c2を形成し、中間部に取付用耳部1c3および係合片1c4を形成している。そして、ボディ1aの開口端に覆合したカバー1bの取付枠装着部1b2に結合具1cの中間部を跨座させて、両足部1c1を取付枠装着部1b2の結合具係止溝1b21およびボディ1aの外側面の結合具嵌合溝1a7内に嵌合して垂下させ、加締め部1c2を加締めて係止段部1a6に係止させることによってケース1を一体化させている。係合片1c4はボス部1b1の側面に当接し、取付用耳部1c3がケース1の両端面から正面視において、両側方へ突出させている。なお、係止用耳部21c3および係合片21c4は、本実施形態のタイマ装置を取付枠(図示しない。)に装着する場合に、使用される。
【0109】
(操作部3について)
図14は、本発明のタイマ装置の一実施形態における操作部を示す正面図である。
【0110】
図15は、同じく平面図である。
【0111】
図16は、同じく中央縦断面図である。
【0112】
図17は、同じく脚部を構成する操作ばねを示す拡大正面図である。
【0113】
図18は、同じく拡大平面図である。
【0114】
図19は、同じく表示窓を示す拡大平面図である。
【0115】
図20は、同じく拡大中央縦断面図である。
【0116】
図21は、同じく透明カバーを示す中央縦断面図である。
【0117】
なお、図15および図16では脚部2dの図示を省略している。
【0118】
操作部2は、スイッチハンドル構造をなしていて、上面が緩やかな凹曲面を形成している操作部本体2a、表示窓2bおよび操作部本体2aを被覆した透明カバー2cからなる。
【0119】
操作部本体2aは、その下端周縁から外方へ突出したフランジ部2a1、操作部本体2aの前後両側面中央部の下部から外側方へ突出した枢軸部2a2、操作部本体2aの前後両側面の下部から下方へ突出した脚部2a3および表示窓用通孔2a4を備えている。枢軸部2a2は、その一対が操作部2の前後に正対して操作部本体2aと一体に整形されていて、さらにその上面が山形状をなしている。そして、ケース1のカバー1bにおけるボス部1b1内の中空部1b12に形成された一対の操作部枢支溝1b13に押し付けられて回動自在に係合する。脚部2a3は、図3に示すように、操作部本体2aの前後側面の下端面に一体成形により突出した突部2a31および操作ばね2a32によって構成されている。すなわち、突部2a31は、枢軸部2a2に連続して逆三角形状に形成されている。操作ばね2a32は、図17および図18に示すように、細長い板ばねの中央に逆三角形上に折り曲げた当接部2a321、当接部2a321から左右方向へ延在する平坦部2a322、および平坦部2a322の端部の両側から起立する起立部2a322、2a324を備えている。そして、当接部2a321を突部2a31に合わせ、平坦部2a322を操作部本体2aの前後側面の下端面に添接し、起立部2a322、2a324で操作部本体2aの前後側面を前後から挟持することにより、操作ばね2a32を操作部本体2aに装着している。表示窓用通孔2a4は、操作部本体2aの上面に貫通して長円形に形成され、内周縁に係止段部2a41および係止爪嵌合溝2a42を備えている。
【0120】
表示窓2bは、図19および図20に示すように、軟質の透明質合成樹脂を成形して長円形の伏せ盆状をなし、一対の係止脚2b1、2b1を一体に備えている。そして、操作部本体2aの表示窓用通孔2a4に嵌合し、下面が係止段部2a41に当接した状態で、係止脚2b1、2b1を係止爪嵌合溝2a42に挿通させし、かつ操作部本体2aの内面に係止することにより、操作部本体2aに装着されている。
【0121】
透明カバー2cは、図21、図3および図4に示すように、操作部本体2aと概略相似形をなしていて、の外側を包囲するように摩擦係合により装着されている。
【0122】
<接点機構3について>
図22は、本発明のタイマ装置の一実施形態における接点機構を示す平面図である。
【0123】
図23は、図22のXXII−XXII´線に沿う断面図である。
【0124】
図24は、本発明のタイマ装置の一実施形態における絶縁基板を示す平面図である。
【0125】
図25は、図24のXXV−XXV´線に沿う断面図である。
【0126】
図26は、図24のXXVI−XXVI´線に沿う断面図である。
【0127】
図27は、本発明のタイマ装置の一実施形態におけるハンドル反転用板ばねを示す正面図である。
【0128】
なお、図22において、図中の一点鎖線は、切断面の位置を示している。
【0129】
接点機構3は、絶縁基体3a、トリガー接点TC、負荷接点LCおよび一対のハンドル反転用板ばね3c、3cからなる。
【0130】
絶縁基体3aは、上面から見て四角形をなしていて、上面がほぼ平坦な面であるが、トリガー接点装着部3a1、負荷接点装着部3a2、ハンドル反転用板ばね装着部3a3および枢軸支承突部3a4が形成され、また下面の四隅に支持脚3a5が形成されている。支持脚3a5は、主配線基盤PB1の前後両側面の左右から外方へ突出して、ボディ1aの支承段部1a8に当接して支持される。また、発光ダイオード挿通孔3a6が上下方向に貫通して形成されている。トリガー接点装着部3a1は、トリガー接点TCを構成する固定接点圧入部溝3a11および可動接点圧入溝3a12からなる。負荷接点装着部3a2は、固定接点圧入部溝3a21および可動接点圧入溝3a22からなる。ハンドル反転用板ばね装着部3a3は、後述するハンドル反転用板ばね3cの両端を圧入する溝から構成されている。枢軸ストッパ3a4は、操作部2の枢軸部2a2が過度に押し下げられたときに枢軸部枢軸部2a2の下面に当接する位置に一対が互いに離間し突出して形成されている。
【0131】
トリガー接点TCは、固定接点TC1および可動接点TC2からなる。固定接点TC1は、固定接点圧入部溝3a11に圧入されて絶縁基体3aの上面に固定され、先端側に突状に折り曲げて形成した接点部TC11を、基端は絶縁基体3aの側面に添接して折り曲げてから絶縁基体3aの側方へ突出させた接続舌片TC12を、それぞれ備えている。可動接点TC2は、可動接点圧入部横溝3a12に圧入されて絶縁基体3aの上面に固定され、先端側に接点鋲TC21を、基端は絶縁基体3aの側面に添接して折り曲げてから絶縁基体3aの側方へ突出させた接続舌片TC22を、それぞれ備えている。そして、トリガー接点TCは、常開形に構成されている。
【0132】
負荷接点LCは、固定接点LC1および可動接点LC2からなる。固定接点LC1は、固定接点圧入部溝3a21に圧入されて絶縁基体3aの上面に固定され、先端側に接点鋲(図示しない。)を固着した接点部LC11を、基端は絶縁基体3aの側面に添接して折り曲げてから絶縁基体3aの側方へ突出させた接続舌片LC12を、それぞれ備えている。可動接点LC2は、可動接点圧入部横溝3a22に圧入されて絶縁基体3aの上面に固定され、先端側に接点鋲LC21を、基端は絶縁基体3aの側面に添接して折り曲げてから絶縁基体3aの側方へ突出させた接続舌片LC22を、それぞれ備えている。そして、負荷接点LCは、常開形に構成されている。
【0133】
ハンドル反転用板ばね3cは、図27に示すように、細長い板ばねを山形状に折り曲げて形成されていて、その両端をハンドル反転用板ばね装着部3a3の溝に圧入されて絶縁基体3aに装着されている。
【0134】
そうして、接点機構3は、後述する主配線基板PB1の所定の位置にトリガー接点TCの接続舌片TC11、TC22および負荷接点LCの接続舌片LC11、LC22をはんだ付けすることにより、主配線基板PB1の上面に接続および固定される。
【0135】
<電子化タイマ回路ETCについて>
電子化タイマ回路ETCは、図2において既に説明したように、主配線基板PB1および付加配線基板PB2に分割して実装されている。そして、主配線基板PB1および付加配線基板PB2は、図4、図5および図8に示すように、ケース1内に配置されている。すなわち、主配線基板PB1は、ボディ1aの開口端を覆合するような位置に固定されている。これは、接点機構3の絶縁基体3aの四隅に形成された脚部3a5がボディ1aの支承段部1a8に係止することにより、絶縁基体3aを介してボディ1a内に支持されるからである。そして、主配線基板PB1に実装された回路部品は、回路部品収納室1a1内に収納される。一方、付加配線基板PB2は、主配線基板PB1を介してボディ1a内の隔壁1a3によって主配線基板PB1に実装された回路部品と干渉しないように垂下した状態でボディ1a内に支持される。
【0136】
<端子t0、t1、t2について>
図28は、本発明のタイマ装置の一実施形態における機構動作を説明する縦断面説明図である。
【0137】
図29は、同じく接点機構および操作部の機構動作を説明する拡大縦断面説明図である。
【0138】
各図において、図3ないし図27と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。しかし、これらの図は図3ないし図27に示す機構とは細部について相違しているが、主として機構動作の説明用として理解されるべきである。
【0139】
図1および図2における端子t0、t1、t2は、図28に示すように、端子金具11、鎖錠舌片12およびリリース釦13からなり、ボディ1aの端子収納室1a4内に収納されている。
【0140】
<動作表示部ODについて>
動作表示部ODは、図28に示すように、その発光ダイオードLEDが主配線基板PB1の上面に実装され、接点機構3の絶縁基体3aの発光ダイオード挿通孔3a6を貫通して操作部2の表示窓2bに対向する位置に臨んでいる。このため、操作部2の外側にその発光が導出されて動作表示を行う。
【0141】
<機構動作について>
図28および図29に示す状態は、トリガー接点TCおよび図示していない負荷接点がオフした状態である。この状態で動作表示部ODの発光ダイオードLEDは点灯している。このため、タイマ装置の所在を表示するとともに、操作待ちであることを示す。
【0142】
今、操作部2を図において時計回り方向へ回動させると、操作部2は枢軸部2a2を回動中心として回動し、その脚部2a3が接点機構3のハンドル反転用板ばね3a3の図において右側の斜面の上をその弾力に抗して変形させながら摺接していき、やがてハンドル反転用板ばね3a3の稜線部を超えると、左側の反対側の斜面に移動すると、斜面に沿って急速に摺接して反転が行われる。これにより、操作部2の下面がトリガー接点TCの可動接点TC2を押圧するので、トリガー接点TCはオンする。電子化タイマ装置ETCの作用によりこれに接続している負荷はオンする。なお、負荷接点も同様にオンする。また、動作表示部ODは、消灯してタイマ装置がオンしていることを示す。
【0143】
次に、操作部2を反時計回り方向へ回動させると、今度は上記と反対に反転してトリガー接点TCはオフする。すると、電子化タイマ装置ETCはタイマ動作を開始し、タイマ時間終了まで引き続きこれにつながる負荷をオン状態に保持する。なお、負荷接点は、反転と同時にオフするので、これにつながる負荷はこの時点でオフする。
【0144】
タイマ時間が終了すると、電子化タイマ回路ETCはオフしてこれにつながる負荷を遅延してオフする。また、動作表示部ODは、再び点灯してタイマ装置の所在を示すとともに操作待ちであることを示す。
【0145】
【発明の効果】
請求項1ないし8の各発明によれば、開口端に支承段部を形成したボディおよびカバーを備えたケースと、操作部と、電子スイッチ回路およびタイマ制御回路を備えケース内に収納され少なくとも電子スイッチ回路の主要部を含む回路部分がボディの開口を覆うように配設された主配線基板に実装されている電子化タイマ回路と、主配線基板のボス部側の表面側において一部が主配線基板の前後両側から突出しているとともに下面に支持脚を形成し、この支持脚をボディの開口端に形成した支承段部に当接した状態で支持することにより、ボディの開口端に跨座した絶縁基体および電子化タイマ回路を制御するトリガー接点を備えた接点機構とを具備しているので、トリガー接点に作用する押圧力がボディに受け止められ、このため、操作部の操作に伴い不都合な応力が主配線基板に作用しないで、不都合配線な応力が繰り返し主配線基板に作用して主配線基板が破損したり、配線ランドにクラックが生じたりするような不具合を防止できるとともに、トリガー接点またはおよび負荷接点の開閉動作の確実性および信頼性を向上させるタイマ装置を提供することができる。
【0146】
請求項2の発明によれば、加えてトリガー接点を主配線基板に回路接続することによって接点機構を主配線基板に固定していることにより、配線が容易で、しかも配線の信頼性が向上するとともに、主配線基板をボディ内の所定の位置に収納できるとともに、主配線基板および接点機構のケースに対する組立作業が容易なタイマ装置を提供することができる。
【0147】
請求項3の発明によれば、加えて操作部をボス部と接点機構の間で挟持していることにより、ボス部または接点機構の構造が簡単なタイマ装置を提供することができる。
【0148】
請求項4の発明によれば、加えて接点機構の絶縁基体がカバーのボス部内に収納され、操作部がスイッチハンドルであることにより、操作部を薄くして、接点機構をボス部内に収納してボディ内の収納スペースを大きくするとともに操作が容易なタイマ装置を提供することができる。
【0149】
請求項5の発明によれば、加えて接点機構がハンドル反転用板ばねを備えるとともに、操作部の脚部が上記板ばねに摺接して反転するように構成されていることにより、反転機構が薄形で小形化に効果的なタイマ装置を提供することができる。
【0150】
請求項6の発明によれば、加えて操作部の操作に連動して開閉する負荷接点を備えていることにより、タイマ動作なしに開閉する第1の負荷回路とタイマ制御される第2の負荷回路とを共通の操作で各別に制御するトイレ用遅動スイッチなどとして好適なタイマ装置を提供することができる。
【0151】
請求項7の発明によれば、加えてトリガー接点と負荷接点とが絶縁基体の表面に沿って配設されていることにより、全体を薄く、しかも小形に構成したタイマ装置を提供することができる。
【0152】
請求項8の発明によれば、加えて電子化タイマ回路のタイマ制御回路を実装した付加配線基板が主配線基板に対してL字形に垂下して固定してなるとともにボディの内壁面に沿って配設されていることにより、ボス部内の空間を操作部と接点機構のために有効に利用することが可能なタイマ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイマ装置の一実施形態における付加回路との結線を示す回路図
【図2】本発明のタイマ装置の一実施形態における内部回路構成を示す回路図
【図3】本発明のタイマ装置の一実施形態における一部を除去して示す正面図
【図4】同じく内部機構を説明する一部を除去して示す断面図
【図5】本発明のタイマ装置の一実施形態におけるボディを示す平面図
【図6】図5におけるVI−VI´線に沿う断面図
【図7】図5におけるVII−VII´線に沿う断面図
【図8】図5におけるVIII−VIII´線に沿う断面図。
【図9】図5におけるIX−IX´線に沿う断面図
【図10】本発明のタイマ装置の一実施形態におけるカバーを示す正面図
【図11】同じく平面図
【図12】同じく底面図
【図13】同じく中央縦断面図
【図14】本発明のタイマ装置の一実施形態における操作部を示す正面図
【図15】同じく平面図
【図16】同じく中央縦断面図
【図17】同じく脚部を構成する操作ばねを示す拡大正面図
【図18】同じく拡大平面図
【図19】同じく表示窓を示す拡大平面図
【図20】同じく拡大中央縦断面図
【図21】同じく透明カバーを示す中央縦断面図
【図22】本発明のタイマ装置の一実施形態における接点機構を示す平面図
【図23】図22のXXII−XXII´線に沿う断面図
【図24】本発明のタイマ装置の一実施形態における絶縁基板を示す平面図
【図25】図24のXXV−XXV´線に沿う断面図
【図26】図24のXXVI−XXVI´線に沿う断面図
【図27】本発明のタイマ装置の一実施形態におけるハンドル反転用板ばねを示す正面図
【図28】本発明のタイマ装置の一実施形態における機構動作を説明する縦断面説明図
【図29】同じく接点機構および操作部の機構動作を説明する拡大縦断面説明図
【符号の説明】
1…ケース
1a…ボディ
1a1…回路部品収納室
1a2…端子収納室
1a3…隔壁
1a5…リリース釦操作孔
1a8…支承段部
1b…カバー
1b1…ボス部
1b11…開口
1b12…中空部
1b2…取付枠装着部
2…操作部
2a…操作部本体
2a3…脚部
2a31…突部
2a32…操作ばね
2b…表示窓
2c…透明カバー
3…接点機構
3a…絶縁基体
3a4…枢軸ストッパ
3a5…支持脚
PB1…主配線基板
PB2…付加配線基板
TC…トリガー接点
TC21…接続舌片
TC22…接続舌片

Claims (8)

  1. 上端に開口を備えるとともに開口端の一部をその他の部分より凹陥させて支承段部を形成したボディ、ならびにボディの開口に覆合し上面に左右方向に細長くて開口を備えたボス部およびボス部の左右両側に一対の取付枠装着部を備えたカバーを含み、少なくともボス部の外形がフラッシュプレートの規格化された1個用以上の大きさの窓孔に嵌合するサイズに形成されているとともに、一対の取付枠装着部が規格化された取付枠に装着可能に形成されているケースと;
    ケースのボス部の開口から操作部が露出して配設されてタイマ動作を開始させる操作部と;
    電子スイッチ回路および電子スイッチ回路のスイッチングを制御するタイマ制御回路を備えてケース内に収納され、少なくとも電子スイッチ回路の主要部を含む回路部分がボディの開口を覆うように配設された主配線基板に実装されている電子化タイマ回路と;
    主配線基板のボス部側の表面側において一部が主配線基板の前後両側縁から突出しているとともに下面に支持脚を突出形成し、この支持脚をボディの支承段部に当接した状態で支持することにより、ボディの開口端に跨座して配設された絶縁基体、ならびに絶縁基体に配設されて操作部の操作により作動して電子化タイマ回路をトリガーするトリガー接点を備えた接点機構と;
    を具備していることを特徴とするタイマ装置。
  2. 接点機構は、トリガー接点が主配線基板に回路接続することにより主配線基板に固定されていることを特徴とする請求項1記載のタイマ装置。
  3. 操作部は、ボス部と接点機構との間で挟持されていることを特徴とする請求項1または2記載のタイマ装置。
  4. 接点機構は、絶縁基体がカバーのボス部の内部に収納されており;
    操作部は、揺動するスイッチハンドルである;
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載のタイマ装置。
  5. 接点機構は、絶縁基体の表面に配設されたハンドル反転用板ばねを備えており;
    操作部のスイッチハンドルは、下面から突出した脚部を備え、脚部が反転用板ばねに摺接しながら揺動して反転するように構成されている;
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載のタイマ装置。
  6. 接点機構は、操作部の操作に連動して開閉する負荷接点を備えているとともに、トリガー接点も操作部の操作に連動して開閉するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載のタイマ装置。
  7. 接点機構は、トリガー接点および負荷接点がそれぞれ絶縁基板の表面に沿って配設された固定接点板と、基端が絶縁基板に固定されるとともに先端側に固定接点板に離間対向した接点部が形成された可動接点板とから構成され、可動接点板が操作部の操作により固定接点板に接触するように構成されていることを特徴とする請求6記載のタイマ装置。
  8. 電子化タイマ回路は、電子スイッチ回路のスイッチングを制御するタイマ制御回路が主配線基板の一側縁近傍にほぼ直角に垂下して固定されるとともに、ボディの内壁面に沿って配設される付加配線基板に実装されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一記載のタイマ装置。
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