JPH11195363A - タイマ装置 - Google Patents

タイマ装置

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Publication number
JPH11195363A
JPH11195363A JP6348198A JP6348198A JPH11195363A JP H11195363 A JPH11195363 A JP H11195363A JP 6348198 A JP6348198 A JP 6348198A JP 6348198 A JP6348198 A JP 6348198A JP H11195363 A JPH11195363 A JP H11195363A
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JP
Japan
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timer
circuit
timer device
boss
unit
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JP6348198A
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English (en)
Inventor
Kansei Torii
寛成 鳥居
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】電子式でありながら、フラッシュプレートの1
個用の窓孔に嵌合するサイズのボス部を備えていて、操
作が容易で、しかも確実に操作できるタイマ装置を提供
する。 【解決手段】上端に開口を備えたボディ21aおよび規
格化されたフラッシュプレートの1個用の窓孔に嵌合す
るサイズのボス部21bを備えたカバー21bにより
ケース21を形成し、複数のタイマ動作時間を選択する
第1の操作およびタイマ動作を開始させる第2の操作を
行う操作部をボス部に配設し、操作部の操作に応動する
電子化タイマ回路Tをケース内に収納した。ケースのボ
ディおよびカバーの部分を1モジュールサイズ、1.5
モジュールサイズまたは2モジュールサイズにすること
ができるが、ボス部は1モジュールサイズに対応するフ
ラッシュプレートの1個用の窓孔に嵌合するサイズにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子化されたタイマ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】主として家庭用の屋内配線においては、
照明器具のオン、オフを操作するスイッチと、テレビジ
ョン受像機、ラジオなどの固定形の負荷や電気掃除機な
どの移動形の負荷を電源に接続するためのコンセントと
が最も数多く配設される。
【0003】しかし、その他にたとえば玄関の照明やト
イレの換気扇などの負荷においては、オフ操作後一定時
間後に負荷が自動的にオフするのが望ましい場合があ
り、このような負荷用として遅動スイッチも使用されて
いる。また、負荷の使用目的に応じて遅延時間を、予め
設定された範囲で、使用者が任意に都度設定できるよう
に構成したタイマースイッチも使用されている。以下、
本明細書においては、これらの遅動スイッチやタイマー
スイッチを包括的にタイマ装置と呼称する。
【0004】一方、屋内配線においては、壁面埋込形配
線器具が一般的に採用されており、取付寸法やフラッシ
ュプレートの窓孔寸法などが規格化されていて、原則と
して異なるメーカーの配線器具であっても互換性がある
ように構成されている。この場合、埋込用の個々の配線
器具は、まず取付枠に取り付けられ、次に壁面に予め埋
設された配線ボックス内で所要の配線を行ってから、取
付枠を配線ボックスにねじ止めする。最後に、配線ボッ
クスを覆い、かつ配線器具のボス部を前面に露出させて
フラッシュプレートを取付枠に取り付けて、配線器具の
施工が完了する。
【0005】規格化された取付枠は、最少単位の配線器
具を3個連接して1個の配線ボックスに取り付けること
ができるように構成されている。この最少単位を1モジ
ュールという。個々の配線器具は、1モジュール、1.
5モジュール、2モジュールまたは3モジュールのいず
れかのサイズになるように実際上標準化されている。そ
して、通常のスイッチや一口用のコンセントは1モジュ
ールのサイズで構成されている。すなわち、配線器具の
標準サイズは1モジュールである。
【0006】ところで、従来のタイマ装置においては、
ぜんまいばねおよび時計機構を用いた機械式のものであ
った。このものは、殆どが1モジュールサイズに構成さ
れている。このため、他の負荷用の一般のスイッチなど
と任意に組み合わせて、最大3個の配線器具を1つの配
線ボックスに取り付けることができるので、好評で多用
されている。
【0007】また、浴室換気スイッチにおいては、一部
電子式のものが見受けられるが、このものは照明スイッ
チ機能が付設されているとはいうものの、3モジュール
サイズである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の1モジュールサ
イズのタイマ装置は、機械式であるために、設定時間に
ばらつきを生じやすいとともに、長期間にわたる高い信
頼性を得にくいという問題がある。
【0009】これに対して、電子式のタイマ装置は、そ
の原理上上記の問題を克服しやすい利点がある。しか
し、電子式のタイマ装置は、換気扇や照明器具の負荷電
流をオン、オフできる所要の電流容量を確保しながら、
装置をコンパクトなサイズにすることが回路の実装上困
難で、1モジュールサイズにすることができなかった。
【0010】本発明は、電子式でありながら、フラッシ
ュプレートの1個用窓孔に嵌合するボス部を備えてい
て、操作が容易で、しかも確実に操作することができる
タイマ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明のタイマ
装置は、上端に開口を備えたボディ、ならびにボディの
開口に覆合し上面に左右方向に細長いボス部およびボス
部の左右両側に一対の取付枠装着部を備えたカバーを含
み、少なくともボス部の外形がフラッシュプレートの規
格化された1個用の窓孔に嵌合するサイズに形成されて
いるとともに、一対の取付枠装着部が規格化された取付
枠に装着可能に形成されているケースと;ケースのボス
部に配設され、複数のタイマ動作時間から任意のタイマ
動作時間を選択する第1の操作およびタイマ動作を開始
させる第2の操作を行うことができる操作部と;負荷回
路用電子スイッチ回路および負荷回路用電子スイッチ回
路のスイッチングを制御するタイマ制御回路を備えてケ
ース内に収納され、操作部の第1の操作に連動してタイ
マ動作時間を設定し、第2の操作に連動してタイマ動作
を開始する電子化タイマ回路と;を具備していることを
特徴としている。
【0012】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0013】ケースについてケースは、ボディおよびこ
れに覆合するカバーを含んで構成される。
【0014】ボディは、上端に開口を備え、内部が中空
で電子化タイマ回路、端子金具などの部品または回路ブ
ロックが収納される。また、端子金具に外部から電線を
挿入するための電線挿入孔が形成される。
【0015】カバーは、上面にボス部を、またボス部の
左右両側に一対の平坦な取付枠装着部を、それぞれ備え
ている。
【0016】「ボス部」とは、フラッシュプレートの窓
孔にその裏面側から嵌合してフラッシュプレートの外面
に露出するための突出した部分をいう。ボス部のフラッ
シュプレートの外面への露出は、フラッシュプレートの
外面と面一またはいくらか突出した状態のいずれでもよ
い。フラッシュプレートの窓孔は、規格化されていて、
1個用、2個用および3個用がある。1個用は、フラッ
シュプレートの中央に配置されていて、1個のボス部が
露出できる。2個用は、フラッシュプレートの中央の上
下に1個用の窓孔が2個離間して配置されていて、2個
のボス部を露出できる。3個用は、上下に連続して1個
の縦長の窓孔として形成されていて、3個のボス部が上
下に連続して露出できる。
【0017】そうして、本発明においてはボス部は、そ
の外形がフラッシュプレートの1個用の窓孔に嵌合する
サイズに形成されている。すなわち、本発明において
は、ボス部の外形が上記のように規定されていれば、ケ
ースのその他の部分たとえばボディおよびその開口に覆
合するカバーの該当部分が1モジュールサイズでもよい
し、1.5モジュールサイズや2モジュールサイズであ
ってもよい。ボス部がフラッシュプレートの1個用の窓
孔に嵌合するサイズになると、その面積が狭いため、タ
イマ装置の視認性および操作性を良好に維持することが
困難になるので、本発明が効果的である。
【0018】ところで、ケースのボディおよびカバーが
1モジュールサイズである場合には、その短方向の外形
寸法が、規格化された取付枠の細長い長手方向のほぼ1
/3に形成される。なお、「ほぼ」というのは、ボス部
以外のケースの部分が上記の1/3よりは幾分小さく形
成されているものを許容する意味である。
【0019】また、ケースのボディおよびカバーが1.
5〜2モジュールサイズの場合であっても、ボス部は既
述のとおりフラッシュプレートの1個用の窓孔に嵌合す
るサイズに規定されているものとする。
【0020】次に、「取付枠装着部」とは、後述する規
格化された取付枠にタイマ装置を取り付けるために機能
する部分である。
【0021】ボディは、適当な手段によってカバーに固
定されることにより、ケースが一体化して構成される。
たとえば、ボディにカバーを覆合してから、両者に跨っ
てバンド状で金属製の結合具を添設し、結合具を加締め
てボディをカバーに固定することができる。また、カバ
ーおよびボディのいずれか一方から係合脚を一体に形成
し、他方に係合脚が係合する係止突起または段部を一体
に形成して、ボディとカバーとを単に合わせるだけで係
合脚を係止突起または段部に係止させて、両者を固定し
てもよい。さらに、両者の接合面を接着剤または超音波
溶接などによって固着することができるし、ねじなどの
固着具を用いて結合してもよい。
【0022】最後に、ケースの構成材料について言及す
ると、ケースは、合成樹脂のような絶縁性材料にて形成
されていることが望ましいが、これは必須ではない。導
電性材料からなる場合であっても、収納部品をケースに
対して絶縁しておけばよい。
【0023】操作部について操作部は、ボス部に配設さ
れており、したがってフラッシュプレートから外部に露
出し、使用者がタイマ動作を行わせる場合に操作する部
分である。本発明においては、複数のタイマ動作時間か
ら任意のタイマ動作時間を選択する第1の操作と、タイ
マ動作を開始させる第2の操作とを行うことができるよ
うに構成されている。
【0024】第1の操作と第2の操作を行う操作部は、
単一の操作部であってもよいし、各別の操作部であって
もよい。
【0025】また、操作部は、それが単一および複数の
いずれであっても、回動、スライド揺動および押圧など
既知の各種動作形態のいずれであってもよい。
【0026】さらに、操作部は、使用者による第1の操
作により、後述する電子化タイマ回路が連動してタイマ
動作時間が設定される。すなわち、予め用意された複数
のタイマ動作時間の中から所望のタイマ動作時間が選択
されたり、可変のタイマ動作時間範囲の中から適当なタ
イマ動作時間を設定するなどの選択が行われる。
【0027】複数のタイマ動作時間の一例としては、た
とえば連続動作、相対的に短時間タイマ動作および相対
的に長時間タイマ動作の組み合わせ、または相対的に短
時間タイマ動作、相対的に中間時間タイマ動作および相
対的に長時間タイマ動作などを設定することができる。
【0028】また、可変時間範囲としては、たとえば1
00分以下、5時間以下または10時間以下などに設定
することができる。
【0029】さらに、操作部は、使用者による第2の操
作により、タイマ動作を開始するために必要な後述する
可変部品を連動させる。第2の操作の開始と同時に負荷
回路をオンするか、オフするかは設計上の問題であると
ともに、使用者が切り換えできるように構成することも
できる。
【0030】電子化タイマ回路について電子化タイマ回
路とは、負荷回路のオン、オフ動作およびそのタイマ制
御が電子回路によって構成されているものをいう。本発
明を実施するに際して、電子化タイマ回路は、負荷回路
をオン、オフする負荷回路用電子スイッチ回路と、タイ
マ制御を行うタイマ制御回路とにより構成することがで
きる。
【0031】負荷回路用電子スイッチ回路は、たとえば
半導体スイッチ素子、雑音防止回路素子およびサージ吸
収素子などを含むパワー系回路素子ならびに端子金具な
どにより構成することができる。そして、その具体的回
路構成は自由である。
【0032】また、タイマ制御回路は、たとえば操作部
に連動する可変部品およびタイマ動作回路要素を含んで
構成することができる。そして、その具体的回路構成も
自由である。
【0033】さらに、電子化タイマ回路をケース内に実
装するに際しては、たとえば負荷回路用電子スイッチ回
路を第1の配線基板の主として下面に実装することがで
きる。また、タイマ制御回路を第2の配線基板の上下に
分散して実装することができる。 さらにまた、電子化
タイマ回路を操作部の操作に連動させるために、操作部
に連動する可変部品を用いることができる。この場合、
可変部品を第2の配線基板の上面に実装すれば、操作部
との連動が容易になる。また、実装のバランスを図るた
めに、タイマ動作回路要素などを第2の配線基板の下面
に実装することができる。
【0034】さらにまた、第2の配線基板を第1の配線
基板の上方に離間して固定することができる。この場
合、第2の配線基板を離間するために、配線と無関係の
スペーサを介在させてもよいし、第1の配線基板と第2
の配線基板との間を接続するリード線を利用してもよ
い。
【0035】端子金具は、必要に応じて自己鎖錠片を併
用することにより、絶縁被覆を除去した電線を電線挿入
孔からケース内へ挿入するだけで、自己鎖錠片が電線を
端子金具に圧接して所要の接続を得られるように構成す
ることができる。この場合に、さらにリリース釦を付設
することにより、接続されている電線に当接している鎖
錠片を強制的に電線から離間させて接続を解除すること
ができるように構成することもできる。
【0036】上記のように、自己鎖錠片およびリリース
釦を端子金具に付設する場合、ボディ内部の電線挿入孔
の周囲に予め自己鎖錠片およびリリース釦を組み込み、
その後電子化タイマ回路をボディに落とし込むことによ
り、同様に容易に組み立てることができる。また、場合
によっては、端子金具内に予め自己鎖錠片およびリリー
ス釦を組み付けてから、ボディに落とし込むようにして
もよい。端子金具の構造によっていずれか好都合の態様
を選択すればよい。
【0037】作用について本発明のタイマ装置の一般的
な使用態様としては、壁面埋込配線器具のように設置さ
れて使用される。すなわち、本発明のタイマ装置をケー
スの一部を構成するカバーのボス部の左右両側にある取
付枠装着部を取付枠に装着し、必要な配線をしてから、
壁面に埋設した配線ボックスなどにボックスねじを用い
て取り付ける。次に、フラッシュプレートを取付枠にプ
レートねじを用いて取り付ける。すると、タイマ装置の
ボス部はフラッシュプレートの窓孔から露出する。
【0038】本発明のタイマ装置のケース全体が1モジ
ュールサイズである場合には、タイマ装置の他に通常の
1モジュールサイズのスイッチなどの配線器具を最大2
個まで併設することができる。フラッシュプレートの窓
孔は、他の配線器具の併設の有無およびその個数に応じ
て1個用ないし3個用の中から適当なものを選択すれば
よい。たとえば、本発明のタイマ装置がボディおよびカ
バーが1.5モジュールサイズのケースを備えている場
合には、他に1モジュールサイズのスイッチなどを1個
または1.5モジュールサイズのスイッチなどを1個併
設することができる。また、同様にタイマ装置のケース
が2モジュールサイズの場合には、1モジュールサイズ
のスイッチなどを1個併設できる。
【0039】本発明のタイマ装置を動作させるには、ま
ず操作部を用いて第1の操作により、所望のタイマ動作
時間を選択する。
【0040】次に、操作部を用いて第2の操作により、
タイマ動作を開始させる。
【0041】以上の操作により、電子化タイマ回路は、
負荷回路を所定時間の間タイマ制御する。
【0042】本発明においては、電子化タイマ回路を用
いているので、ボス部には操作部およびこれに付随する
操作表示部、さらには必要に応じて動作表示部を配設す
るだけでよい。電気的な接続には自由度があるので、ボ
ス部が1モジュールサイズに対応するフラッシュプレー
トの1個用の窓孔に嵌合する小さなものであっても、操
作部のレイアウトが容易で、したがって操作性の良好な
レイアウトを採用することができる。
【0043】また、電子化タイマ回路によりタイマ動作
を行うので、回路の複雑化を伴わないで複数のタイマ動
作時間を選択可能に構成することが極めて容易である。
このため、小さなボス部であるにもかかわらず複数のタ
イマ動作時間を選択でき、多様な使い方ができる。
【0044】さらに、タイマ動作時間の選択を第1の操
作で行い、タイマ動作開始を第2の操作で行うので、操
作が容易で、しかも確実に行うことができる。
【0045】さらにまた、電子化タイマ回路を用いてい
ることにより、タイマ時間計時が正確で、また長時間の
タイマ動作を行わせることも容易である。
【0046】請求項2の発明のタイマ装置は、請求項1
記載のタイマ装置において、ケースは、ボディおよびカ
バーの上下方向の外形寸法が、規格化された取付枠の細
長い取付孔の長手方向のほぼ1/3に納まるサイズに形
成されていることを特徴としている。
【0047】本発明は、ケース全体が1モジュールサイ
ズに構成されていることを規定している。ケースが1モ
ジュールサイズであるから、一般の1モジュールサイズ
の配線器具2個または2モジュールサイズの配線器具1
個を取付枠に併設することができる。
【0048】請求項3の発明のタイマ装置は、請求項1
記載のタイマ装置において、ケースは、ボディおよびカ
バーの上下方向の外形寸法が、規格化された取付枠の細
長い取付孔の長手方向のほぼ1.5/3〜2/3に納ま
るサイズに形成されていることを特徴としている。
【0049】本発明は、ケースのボディおよびカバーの
部分が1.5〜2モジュールサイズに構成されているこ
とを規定している。しかし、ボス部は1モジュールサイ
ズに対応するフラッシュプレートの1個用の窓孔に嵌合
するサイズに形成されている。
【0050】したがって、タイマ装置に組み合わせるフ
ラッシュプレートは、1個用または2個用の窓孔を備え
たものとなる。2個用の窓孔を備えたフラッシュプレー
トは、1.5モジュールサイズのタイマ装置を2個併設
するか、1モジュールサイズまたは1.5モジュールサ
イズの他の配線器具を併設する場合に用いる。
【0051】ケースを1.5〜2モジュールサイズにす
ると、負荷電流容量を1モジュールサイズの場合より大
きくするなど余裕ある構成にできる。
【0052】請求項4の発明のタイマ装置は、請求項1
ないし3のいずれか一記載のタイマ装置において、操作
部は、単一の操作部からなり、第1の操作として回動操
作が、および第2の操作として押圧操作が、それぞれ許
容されていることを特徴としている。
【0053】本発明においては、操作部が単一でありな
がら、回動および押圧の操作を使い分けることにより、
第1および第2の操作を行うように構成したので、狭い
ボス部に無理なく配設することができる。すなわち、最
初に操作部を回動させてタイマ動作時間を選択し、次に
操作部を押圧する。押圧操作により、タイマ動作を開始
する。このため、とりわけ操作が容易で、しかも確実に
操作することが可能になる。
【0054】電子化タイマ回路は、操作部の回動操作に
連動して複数のタイマ動作時間を切り換える手段と、操
作部の押圧操作に連動してタイマ動作を開始する手段と
を備えているものである。
【0055】請求項5の発明のタイマ装置は、請求項1
ないし3のいずれか一記載のタイマ装置において、操作
部は、単一の操作部からなり、第1の操作としてスライ
ド操作が、および第2の操作として押圧操作が、それぞ
れ許容されていることを特徴としている。
【0056】本発明は、回動操作とは異なる操作部の他
の操作態様であるスライド操作を採用しているものであ
るが、単一の操作部である点において共通している。
【0057】単一の操作部を用いているので、ボス部が
小さくても無理なくレイアウトができるという利点は本
質的に同じである。
【0058】請求項6の発明のタイマ装置は、請求項1
ないし3のいずれか一記載のタイマ装置において、操作
部は、第1の操作としてスライド操作を行うスライド操
作部および第2の操作として押圧操作を行う押圧操作部
を各別に備えていることを特徴としている。
【0059】本発明は、第1および第2のそれぞれの操
作を各別に配設した専用の操作部により行うようにした
ものである。これにより、操作の容易性を一層向上させ
ることができる。
【0060】しかし、狭いボス部に各別の操作部を配設
するので、操作部の構成およびレイアウトには配慮しな
ければならない。第1の操作は、通常の使用態様におい
ては、使用目的に応じて最初にタイマ動作時間を設定す
れば、その後は設定状態を都度変更する必要がないの
で、小さいスライド操作部を一方の側部に配置しても不
都合はない。これに対して、第2の操作は、タイマ動作
の都度行うものであるから、押圧操作しやすいようにな
るべく大きくするのがよい。また、押圧操作部の構成と
して、ボス部の表面とほぼ面一のゴムシートを介して押
圧するような防滴構造の押し釦スイッチを用いることが
できる。
【0061】請求項7の発明のタイマ装置は、請求項1
ないし3のいずれか一記載のタイマ装置において、操作
部は、第1の操作として回動操作を行う回動操作部およ
び第2の操作として押圧操作を行う押圧操作部を各別に
備えていることを特徴としている。
【0062】本発明は、第1および第2のそれぞれの操
作を各別に配設した専用の操作部により行う請求項6と
は異なる構成を規定するものである。これにより、操作
の容易性を一層向上させることができる。
【0063】狭いボス部に各別の操作部を配設するの
で、操作部の構成およびレイアウトには配慮しなければ
ならない。回動操作部をボス部の一側部に配設するため
に、回動操作部の殆どをボス部の内部に収納して、その
一部のみをボス部から露出させることができる。
【0064】請求項8の発明のタイマ装置は、請求項1
ないし7のいずれか一記載のタイマ装置において、ボス
部は、操作部を左右いずれかの方向に偏位して配設して
いるとともに、操作部に対面する操作表示部を配設して
いることを特徴としている。
【0065】本発明は、狭いボス部においてもなるべく
操作性を向上するために可能な限り大きい操作部を採用
することができるとともに、操作部を偏位して配設した
ことにより生じたスペースに操作表示部やさらには必要
に応じて動作表示部を配置することができる。したがっ
て、操作表示部をもなるべく大きな表示にすることがで
きる。
【0066】請求項9の発明のタイマ装置は、請求項1
ないし8のいずれか一記載のタイマ装置において、タイ
マ動作時間は、連続動作、相対的に短時間タイマ動作お
よび相対的に長時間タイマ動作のいずれかを選択可能に
構成されていることを特徴としている。
【0067】本発明においいては、操作部の第1の操作
により、連続動作、短時間タイマ動作および長時間タイ
マ動作のいずれかを選択する。これを実現するための電
子化タイマ回路の構成としては、たとえば可変部品とし
て切換スイッチを設けて、操作部の第1の操作に連動し
て切換スイッチを切り換えるようにする。そして、切換
スイッチに応動するようにマイコンまたはICを配設し
て切換スイッチの切換位置に応じて所定のタイマ動作時
間が設定されるようにすればよい。
【0068】また、タイマ動作時間を相対的に短時間お
よび長時間を具体的にどの程度の時間に設定するかは、
設計上の問題であるにすぎないが、たとえば短時間と長
時間とを表1にように設定することができる。
【0069】
【表1】 設定例のNo. 短時間動作 長時間動作 1 30秒 1分 2 3分 5分 3 15分 30分 4 30分 1時間 5 1時間 2時間 6 2時間 4時間 7 4時間 8時間 表1の設定例1は、たとえば玄関の照明の制御に好適で
ある。設定例2は、たとえばトイレの換気扇の制御に好
適である。また、設定例3ないし5は、浴室や部屋の換
気扇の制御に使用できる。さらに、設定例6または7
は、テレビジョン受像機などのおやすみタイマに使用す
ることができる。
【0070】従来の機械的タイマ装置の場合には、ぜん
まいばねなどの部品がタイマ動作時間によってそれぞれ
異なるために、部品の共通化を図ることができなかっ
た。
【0071】これに対して、本発明においては、電子化
タイマ回路を用いているために、マイコン、ICなどの
プログラムを単に切り換えるだけで容易にたとえば表1
の設定例1〜7のように種々の動作時間設定が可能にな
る。
【0072】以上のように、本発明においては、装置が
コンパクトでありながら、多様なタイマ動作時間を選択
できる。
【0073】請求項10の発明のタイマ装置は、請求項
1ないし9のいずれか一記載のタイマ装置において、ボ
ス部に配設されている単一の動作表示部を具備している
ことを特徴としている。
【0074】本発明においては、「動作表示部」とは、
電源電圧の有無、タイマ動作時間の区別、タイマ動作時
間の進行程度などタイマ装置の動作に関する表示を行う
部分であればよく、上記に関するどのような内容を表示
してもよい。
【0075】電源電圧の有無は、タイマ装置に電源電圧
が印加されていることを表示し、したがって表示が行わ
れていれば、タイマ動作が可能であることを意味する。
【0076】タイマ動作時間の区別は、タイマ装置のど
のタイマ動作時間が選択されているかを表示する。
【0077】タイマ動作時間の残り時間は、タイマ動作
中にあって、今どの程度までタイマ動作時間が進行して
いるかを表示する。
【0078】そうして、本発明においては、動作表示部
がボス部に配設されていることにより、前方および斜め
方向から表示を確認しやすいので、動作表示部が比較的
小さくても十分所要の表示効果を得ることができる。
【0079】また、動作表示部は、発光、音または色な
どによって表示することができ、その表示の態様を変化
させることにより、動作表示部が単一であっても、複数
内容の表示を行うことができる。
【0080】さらに、動作表示部は、単一であるから、
規格化されたフラッシュプレートの1個用の窓孔に嵌合
する大きさのボス部であっても、操作部とともに、無理
なくボス部に配設することができる。
【0081】なお、ボス部を中空にして、内部に電子化
タイマ回路の一部を配置することにより、空間利用率を
向上して、一層のコンパクト化を図ることができる。
【0082】また、動作表示を発光ダイオードなどの発
光表示によって行う場合には、表示効果が大きいうえ
に、表示素子を小形化できるので、規格化されたフラッ
シュプレートの1個用の窓孔に嵌合するボス部を備えた
タイマ装置において、ボス部がコンパクトさを維持しな
がら、所要の表示を行う場合に有意義である。
【0083】請求項11の発明のタイマ装置は、請求項
10記載のタイマ装置において、操作部は、3種類のタ
イマ動作時間を選択でき;動作表示部は、タイマ動作時
間に応じて少なくとも2種類以上の表示態様で動作表示
が可能である;ことを特徴としている。
【0084】本発明において、3種類のタイマ動作時間
とは、連続動作、相対的に短時間タイマ動作および相対
的に長時間タイマ動作の態様または相対的に短時間タイ
マ動作、相対的に中間時間タイマ動作および相対的に長
時間タイマ動作などの組み合わせ例が挙げられる。な
お、ここで相対的というのは、具体的な時間は必要に応
じてマイコン、ICなどのプログラムによって任意に設
定することができるからである。
【0085】また、動作表示部の表示態様が2種以上で
あるとは、たとえば時間的に連続表示および断続表示、
表示の強度が大きい表示および小さい表示、色の異なる
表示などであることを許容する。なお、断続表示とは、
時間的に表示の有無が連続的に繰り返される状態を意味
するだけでなく、表示の強弱が連続的に繰り返される状
態をも含む。たとえば、動作時間が連続動作、時間が長
短2種類のタイマ動作の3種類である場合に、連続動作
時には、連続して表示し、長短のタイマ動作時にはいず
れも同一の断続表示を行うことが表示態様が2種以上に
含まれる。
【0086】しかし、本発明においては、2種を超える
数の表示態様を備えることが許容される。たとえば、相
対的に長時間のタイマ動作時には周期の長い断続表示を
行い、相対的に短時間のタイマ動作時には周期の短い断
続表示を行うことにより、どのようなタイマ動作を行っ
ているかを容易に認識することができる。
【0087】以上のように、本発明においては、動作表
示部が単一であっても複数の動作表示態様を備えるの
で、動作表示態様に応じて少なくとも動作態様が何であ
るかが概ね分かる。
【0088】請求項12の発明のタイマ装置は、請求項
10または11記載のタイマ装置において、動作表示部
は、タイマ動作時間終了の接近に伴って時間的変化が早
くなるように構成されていることを特徴としている。
【0089】タイマ動作時間終了の接近に伴って時間的
変化が早くなる表示を行うに際して、タイマ動作時間終
了の接近時間帯を予め設定し、当該時間帯になったとき
に時間的変化を早くするが、それ以前は時間的変化をさ
せない表示をすることができる。また、タイマ動作の初
期からタイマ時限までの間、徐々に時間的変化を与える
表示とすることもできる。
【0090】本発明の実施に際しては、タイマ動作時間
終了が接近すると、表示の時間的変化が早くなるから、
まもなくタイマ動作時間終了の到来が接近したことを認
識することができる。
【0091】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0092】図1は、本発明のタイマ装置の第1の実施
形態における回路構成を示す回路図である。
【0093】図において、Sは負荷回路用電子スイッチ
回路、Tはタイマ制御回路である。
【0094】負荷回路用スイッチ回路Sについて負荷回
路用電子スイッチ回路Sは、パワー系回路素子pおよび
端子金具tからなる。パワー系回路素子pは、半導体ス
イッチ素子1、雑音防止回路素子2、サージ吸収素子
3、全波整流回路4および電解コンデンサ5からなる。
【0095】半導体スイッチ素子1は、トライアック1
aおよびトライアック1aのゲート極と一方の主電極と
の間に接続された抵抗器1bからなる。
【0096】雑音防止回路素子2は、インダクタ2aお
よびコンデンサ2bからなる。インダクタ2aは、トラ
イアック1aと直列接並列接続されている。コンデンサ
2bは、トライアック2aおよびインダクタ2aの直列
回路に対して並列に接続されている。
【0097】サージ吸収素子3は、コンデンサ2bと並
列接続されている。
【0098】全波整流回路4は、トライアック2aの他
方の主極とゲート極との間に交流入力端子が接続され、
直流出力端子4a、4bはタイマ制御回路Tに制御電源
およびマイコン制御電源を供給する。
【0099】電解コンデンサ5は、その一端が全波整流
回路4の直流出力端子の負極4bに接続され、他端がタ
イマ制御回路Tの後述するマイコンに対するマイコン制
御電源の正極4cを構成している。
【0100】一方の端子金具tは、トライアック1aお
よびインダクタ2aの直列回路、コンデンサ2bならび
にサージ吸収素子3の各一端に接続している。他方の端
子金具tは、トライアック1aおよびインダクタ2aの
直列回路、コンデンサ2bならびにサージ吸収素子3の
各他端に接続している。そして、両端子金具t、tは負
荷回路中に直列接続される。
【0101】以上説明した負荷回路用電子スイッチ回路
Sは、後述する第1の配線基板に実装されることによっ
て構成される。
【0102】タイマ制御回路Tについてタイマ制御回路
Tは、制御電源入力端子6a、6b、マイコン制御電源
入力端子7、可変部品8、タイマ動作回路要素9、動作
モード切換回路10および表示回路11からなる。
【0103】可変部品8は、押し釦スイッチ8aおよび
切換スイッチ8bからなる。
【0104】タイマ動作回路要素9は、マイコン9a、
タイマ始動回路9b、自己保持回路9c、マイコン制御
電源リセット回路9dおよびタイマプログラム選択回路
9eからなる。
【0105】タイマ始動回路9bは、制御電源入力端子
6a、6b間に接続された抵抗器9b1、押し釦スイッ
チ8a、ダイオード9b2および定電圧ダイオード9b
3の直列回路、ダイオード9b2および定電圧ダイオー
ド9b3の直列回路の両端間にベース抵抗器9b4を介
してベース・エミッタが接続されたトランジスタ9b
5、ベース・エミッタ間に接続された抵抗器9b6、ト
ランジスタ9b5のコレクタおよびマイコン制御電源入
力端子7の間に接続された抵抗器9b7を備え、抵抗器
とコレクタとの接続点をマイコン9aのR80端子に接
続してなる。
【0106】自己保持回路9cは、制御電源入力端子6
aおよびマイコン9aのR40端子の間に限流抵抗器9
c1を介して接続したフォトカプラPCの発光ダイオー
ドPCDと、制御電源入力端子6aおよびマイコン制御
電源入力端子の間に接続された発光ダイオードPCD
応動するフォトトランジスタPCTおよび抵抗器9c2
とからなる。
【0107】マイコン制御電源リセット回路9dは、ト
ランジスタ9d1のベースをベース抵抗器9d2を介し
てマイコン9aのR41端子に接続し、ベース・エミッ
タ間を抵抗器9d3を接続し、トランジスタ9d1のコ
レクタ・エミッタをマイコン制御電源入力端子7および
制御電源入力端子6bを介して電解コンデンサ5の両端
間に接続してなる。
【0108】タイマプログラム選択回路9eは、ジャン
パ端子a、b、cおよびdを備えてなる。ジャンパ端子
aは、抵抗器9e1を介してマイコン制御電源入力端子
7に接続している。ジャンパ端子bは、抵抗器9e2を
介してマイコン制御電源入力端子7に接続するととも
に、マイコン9aのR81端子に接続している。ジャン
パ端子cおよびdは、制御電源入力端子6bに接続する
とともに、コンデンサ9e3を介してマイコン9aのX
IN端子に、またさらに抵抗器9e4を直列に介してマイ
コン9aのXOUT端子に接続に、それぞれ接続してい
る。
【0109】動作モード切換回路10は、切換スイッチ
8bをマイコン9aの該当端子に接続することにより構
成されている。すなわち、切換スイッチ8bは、3個の
切換接点e、f、gを備えていて、切換接点eをマイコ
ン9aのR50端子に、切換接点fを、同じくR51接
点に、切換接点gを同じくR52端子に、それぞれ接続
してなる。
【0110】動作表示回路11は、表示素子が発光ダイ
オード11aで、そのアノードをマイコン制御電源入力
端子7に接続し、カソードをそれぞれ限流抵抗器11
b、11cを介してマイコン9aのR43端子およびR
42端子に接続してなる。
【0111】さらに、マイコン9aのRESET端子がダイ
オード12を介してマイコン制御電源入力端子7に、ま
たコンデンサ13を介して制御電源入力端子6bに、そ
れぞれ接続している。
【0112】回路動作についてまず、動作モード切換回
路10について説明する。
【0113】本実施形態のタイマ装置は、可変部品8で
ある切換スイッチ8bを切換接点eに切り換えると、連
続通電動作のモードになる。また、切換接点fに切り換
えると、相対的に短時間タイマ動作のモードになる。さ
らに、切換接点gに切り換えると、相対的に長時間タイ
マ動作のモードになる。短時間動作のモードおよび長時
間動作のモードの絶対的な時間は、タイマプログラム切
換回路9eにより選択することができる。
【0114】次に、タイマプログラム切換回路9eにつ
いて説明する。
【0115】タイマプログラム切換回路9eは、ジャン
パ端子a、b、cおよびdを全て開放状態、ジャンパ端
子bおよびcの間を短絡状態、ジャンパ端子aおよびd
の間を短絡状態、全てのジャンパ端子a〜dを短絡状態
のいずれかを選択することにより、動作モード切換回路
10の切換接点e、f、gのいずれかの選択に応じて表
2に示すようにそれぞれ時限を設定することができる。
なお、タイマプログラム切り換えは、工場内における製
造段階または使用段階のいずれにおいて選択可能にする
かは設計の自由である。
【0116】
【表2】タイマフ゜ロク゛ラム 切換回路の選択 動作モード切換回路の切り換え 切換接点e 同f 同g 全シ゛ャンハ゜端子開放 連続通電 1時間通電 4時間通電シ゛ャンハ゜ 端子b−c短絡 連続通電 4時間通電 8時間通電シ゛ャンハ゜ 端子a−d短絡 連続通電 1時間通電 2時間通電 全シ゛ャンハ゜端子短絡 0.5時間通電 1時間通電 2時間通電 そうして、負荷回路への通電開始前には全波整流回路4
が開放されているから、1流出力端子4a、4b間に全
波整流された脈流の直流電圧が現れている。直流2力端
子4a、4bはタイマ制御回路Tの制御電源端子6a、
6bに直結している。
【0117】そこで、負荷回路に通電を開始するには、
押し釦スイッチ8aをオンさせる。これにより、抵抗器
9b1、押し釦スイッチ8aおよびダイオード9b2を
介して定電圧ダイオード9b3に制御電源から電流が流
れ、これに伴い定電圧ダイオード9b3の両端間に一定
の電圧が現れる。そして、電解コンデンサ5は、定電圧
によって充電される。電解コンデンサ5の端子電圧はマ
イコン9aの所定の端子にマイコン駆動電源として印加
されるので、マイコン9aは動作を開始する。すなわ
ち、全波整流回路4に通電するため、トライアック1a
のゲート極の電位が反対側の主電極の電圧に接近するの
で、ゲート電流が流れ、トライアック1aはオンする。
これにより、負荷に通電される。
【0118】上記と同時に、制御電源から抵抗器9b
1、押し釦スイッチ8aおよびベース抵抗器9b4を介
してトランジスタ9b5のベースにベース電流が流れて
トランジスタ9b5がオンする。これにより、マイコン
9aのR80端子の電位が低下してマイコン9aが動作
を開始する。
【0119】マイコン9aが動作すると、R40端子の
電位が低下する。このため、フォトカプラPCの発光ダ
イオードPCDが通電されて発光する。このため、フォ
トトランジスタPCTがオンする。
【0120】フォトトランジスタPCTがオンすると、
今度は電解コンデンサ5がフォトトランジスタPCT
よび抵抗器9c2を介して制御電源から充電される。す
なわち、マイコン制御電源は、フォトカプラPCによる
自己保持により、引き続きマイコン9aに供給され、マ
イコン9aは動作を継続して、予めプログラムにより設
定されたタイマ動作を行う。
【0121】所定のタイマ動作時間が経過すると、マイ
コン9aのR41端子の電位が低下するため、トランジ
スタ9d1がオンする。これにより、電解コンデンサ5
は短絡されて、マイコン制御電源は電圧が0になるた
め、マイコン9aは動作を停止するとともに、全波整流
回路4は開放状態になり、したがってトライアック1a
は再びオフする。すなわち、タイマ動作時間が経過する
と、負荷回路はオフされる。
【0122】最後に、動作表示について説明する。
【0123】切換スイッチ8bを切換接点eに切り換え
て連続通電動作のモードになると、発光ダイオード11
aはマイコン9aの制御により、連続発光する。
【0124】切換スイッチ8bを切換接点fに切り換え
ると、相対的に短時間タイマ動作のモードになるが、こ
の場合発光ダイオード11aはマイコン9aの制御によ
り、断続発光する。
【0125】切換スイッチ8bを切換接点gに切り換え
ると、相対的に長時間動作のモードになるが、この場合
にも発光ダイオード11aは断続発光する。
【0126】図2は、本発明のタイマ装置の第1の実施
形態における正面図である。
【0127】図3は、同じく左側面図である。
【0128】図4は、同じく平面図である。
【0129】図5は、同じく底面図である。
【0130】図において、21はケース、22は操作部
である。
【0131】ケース21は、ボディ21a、カバー21
bおよび結合具21cからなる。
【0132】ボディ21aは、上端が開放された箱状を
なし、内部が中央の回路部品収納室21a1と、その両
側に位置する端子収納室21a2、21a2に一対の隔
壁21a3、21a3を介して区画され、また端子収納
室21a2の底面には電線挿入孔2a4およびリリース
釦操作孔21a5が形成されている。ボディ21aの外
面には、係止段部21a6が一体成形されている。
【0133】カバー21bは、ボディ21aの開放端に
覆合され、中央にボス部21b1を、その両側に平坦な
取付枠装着部21b2、21b2を、またボス部21b
1には動作表示部21b3を、それぞれ備えている。な
お、ボス部21b1は、内部が中空に形成されている。
また、本実施形態においては、取付枠装着部21b2
は、後述する結合具21cと協働して取付枠に装着する
ように構成されている。
【0134】結合部21cは、金属板を打ち抜いてコ字
状に形成され、さらに両足部21c1の先端に加締め部
21c2を形成し、中間部に取付用耳部21c3および
係合片21c4を形成している。そして、ボディ21a
の開放端に覆合したカバー21bの平坦部21b2に結
合具21cの中間部を跨座させて、両足部21c1をボ
ディ21aに沿って垂下させ、係止段部21a2に加締
め部21c2を加締めてケース21を一体化させてい
る。係止用耳部21c3はボス部21b1の側面に当接
し、係合片21c4がケース21の両端面から突出させ
ている。
【0135】係止用耳部21c3および係合片21c4
は、本実施形態のタイマ装置を取付枠(図示しない。)
に装着する場合に、使用される。
【0136】操作部22は、ケース21のボス部21b
1の上面に配設され、回動操作および押圧動作をさせる
ことができる。すなわち、タイマ動作時間を選択する第
1の操作を操作部22を回動することにより行い、タイ
マ動作を開始させる第2の操作を操作部22の回動によ
り行うように構成されている。タイマ動作時間は、本実
施形態においては、連続通電、1時間通電および4時間
通電のいずれかを選択できるようになっている。
【0137】図6は、図5のVI−VI'線に沿う断面図で
ある。
【0138】図7は、本発明のタイマ装置の第1の実施
形態におけるボディを示す平面図である。
【0139】図8は、同じく自己鎖錠片およびリリース
釦を組み込んだ状態におけるボディの平面図である。
【0140】各図において、図2ないし図5と同一部分
については同一符号を付して説明は省略する。
【0141】ケース21のボディ21aの内部には、中
央に回路部品収納室21a1とその両側に端子収納室2
1a2、21a2が一対の隔壁21a3、21a3区画
されている。そして、端子収納室21a2の底面には電
線挿入孔21a4およびリリース釦操作孔2a5が形成
されている。
【0142】23は自己鎖錠片で、端子収納室21a2
の内部において、電線挿入孔21a4に対向して収納さ
れる。自己鎖錠片23は、ばね板を屈曲して図6に示す
ように一端に鎖錠部23a、他端に押圧部23bを、そ
れぞれ形成してなる。
【0143】24はリリース釦で、同じくリリース釦操
作孔21a5に下端部が嵌合して収納される。リリース
釦24は、合成樹脂を成形して自己鎖錠片23の鎖錠部
23aを強制的に変位させて鎖錠状態を解除するカム部
24aを両側に一体的に形成してなる。
【0144】そうして、図6に示すように負荷回路用電
子スイッチ回路Sをボディ21a内に落とし込んで収容
すると、端子金具tが枠形をなしているため、端子金具
t内に自己鎖錠片23およびリリース釦24が所定の位
置関係に組み込まれる。
【0145】図9は、本発明のタイマ装置の第1の実施
形態におけるカバーを示す平面図である。
【0146】図10は、同じく操作部を組み込んだ状態
におけるカバーの底面図である。
【0147】図6にも示すように、カバー21bのボス
部21b1の外面には操作部22に対応して凹溝21b
4と、凹溝21b4の中心に位置する挿通孔21b5
と、さらに凹溝21b3内に挿通孔21b5と同心の円
弧状の回動規制溝21b6とが形成されている。
【0148】さらに、ボス部21b1の内面には、後述
する回転カムを節動させる節動ガイド部21b7が一体
成形されている。
【0149】図6に示すように、操作部22と凹溝21
b2との間にコイルスばね25が介挿されて操作部22
を常時ボス部21b1から離反する方向へ偏位してい
る。
【0150】また、操作部22の回動軸22aの先端に
は、ボス部21b1の内面側において回転カム22cが
セルフタッピングねじ22dによって操作部22と一緒
に回動するように固定されている。
【0151】回転カム22cは、円盤の一部を切除して
弾接部22c1を形成し、弾接部22c1と対向する位
置に長孔22c2を形成し、さらにカバー21bの回動
規制溝21b6に係合するピン22c3を形成してい
る。
【0152】弾接部22c1がカバー21bに形成した
節動ガイド部21b7に当接しながら操作部22が回動
することにより、操作部22は所定の回動角ごとに節動
する。
【0153】長孔22c2に後述する可変部品が係合す
ることにより、操作部22を回動することにより、可変
部品8を操作できる。また、操作部22をコイルばね2
5の弾力に抗して押圧することにより、操作部22がカ
バー21bの凹溝21b4内に沈み込むため、回転カム
22cも連動して沈み込み可変部品8を操作できる。
【0154】図11は、本発明のタイマ装置の第1の実
施形態における電子化タイマ回路を示す平面図である。
【0155】図12は、同じく底面図である。
【0156】図13は、同じく側面図である。
【0157】各図において、図1と同一部分には同一符
号を付して説明は省略する。以下、図6をも参照して電
子化タイマ回路について説明する。
【0158】電子化タイマ回路は、負荷回路用電子スイ
ッチ回路S、タイマ制御回路Tからなる。
【0159】負荷回路用電子スイッチ回路Sは、パワー
系回路素子pおよび端子金具tに加えて第1の配線基板
26を備えている。
【0160】第1の配線基板26は、ボディ21aの開
放端を塞ぐように位置し、その下面中央ににパワー系回
路素子pおよび両端に端子金具t、tを実装している。
【0161】パワー系回路素子pは、図12に示すよう
に、トライアック1、雑音防止回路素子2としてのイン
ダクタ2aおよびコンデンサ2b、サージ吸収素子3、
全波整流回路4ならびに電解コンデンサ5からなり、回
路部品収納室21a1内に収納されている。
【0162】端子金具tは、図12に示すように、枠状
に形成され、第1の配線基板26への接続片taを第1
の配線基板26の両端部に形成した切欠部26aから上
面に突出させてはんだ26bにより配線基板のランドに
接続することにより、第の配線基板26の下面に実装さ
れている。そして、端子金具tは、端子収納室21a2
内に収納されている。
【0163】タイマ制御回路Tは、可変部品8、タイマ
動作回路要素9および発光ダイオード11aに加えて第
2の配線基板27を備えている。
【0164】第2の配線基板27は、第1の配線基板2
6に、その上方に離間した状態で固定されている。ま
た、第2の配線基板27は、図6に示すように、カバー
21bのボス部21b1内に配設されている。
【0165】可変部品8は、押し釦スイッチ8aおよび
切換スイッチ8bからなり、第2の配線基板27の上面
に実装されている。
【0166】押し釦スイッチ8aは、図6に示すよう
に、回転カム22cを介して操作部22を押圧した際に
オンし、操作部22の押圧を止めると、オフ状態にな
る。
【0167】切換スイッチ8bは、上面から突出してい
る摘み8b1を直線的に変位させることにより、その可
動接点が図1における固定接点e、f、gのいずれかに
選択的に接触して回路を切り換えることにより、タイマ
装置の動作モードを切り換えることができるように構成
されている。
【0168】タイマ動作回路要素9は、図1において説
明したように、マイコン、タイマ始動回路、自己保持回
路、マイコン制御電源リセット回路およびタイマプログ
ラム選択回路を含んでいるが、第2の配線基板27の下
面および上面に分散して実装されている。しかし、マイ
コンは第2の配線基板27の下面に実装されている。図
13に示すように、第1の配線基板26と第2の配線基
板27に実装されているタイマ動作回路要素9との間に
はポリエステルシートなどの絶縁シートが介在されてい
る。
【0169】図14は、本発明のタイマ装置の第1の実
施形態を取付枠に通常のスイッチとともに、装着した状
態を示す正面図である。
【0170】図において、28は取付枠、29はタイマ
装置、30、31は通常のスイッチである。
【0171】タイマ装置29は、そのケースの短方向の
外形寸法が規格化された取付枠28の後述する細長い取
付孔の長手方向のほぼ1/3に構成されている。また、
通常のスイッチも同様に構成されている。
【0172】図15は、取付枠の正面図である。
【0173】取付枠28は、中央に細長い取付孔28
a、取付孔28aの一側に配線器具の取付用耳部を係止
する係止孔28b、同じく他側に取付用耳部を着脱可能
に係止する変位係止部28c、さらに両端部に配線ボッ
クスへの取付孔28dとプレートねじ孔28eを備えて
いる。
【0174】タイマ装置29を取付枠28に装着するに
は、ケース21の結合具21cの片側の係止用耳部21
c4を取付枠28の係止孔28bに取付枠28の裏側か
ら挿入してから、反対側の係止用耳部21c4を変位係
止部28cに押し付ける。そうすると、変位係止部28
cが外側へ変位して変位係止部28cに係止されること
により、タイマ装置29は取付枠28に装着される。以
上の作業は通常のスイッチ29、30を装着する場合と
同じである。
【0175】タイマ装置などを装着した取付枠28を配
線ボックスに取り付けるには、取付孔28dにボックス
ねじを挿通して配線ボックスにねじ込む。挿通孔28d
は長孔に形成されているので、壁面に対して配線ボック
スが多少傾いて埋設されていていも、取付枠28を垂直
に取り付けることができる。
【0176】図16は、フラッシュプレートの化粧板の
正面図である。
【0177】図17は、同じくアダプターの正面図であ
る。
【0178】図において、フラッシュプレートは、化粧
板32およびアダプター33からなる。
【0179】化粧板32は、中央に細長い3個用の窓孔
32aを備えている。タイマ装置28のボス部21b1
は、窓孔32aから面一に露出する。化粧板32の背面
には、取付足(図示しない。)が複数突設されていて、
アダプター33に着脱自在に構成されている。
【0180】アダプター33は、壁面と化粧板32との
間に介在する。また、アダプター33は、枠状をなして
いて、上下方向の両端部にプレートねじ挿通孔33aを
形成するとともに、化粧板32の取付足を係止する取付
足係止孔33bを複数備えている。
【0181】そして、プレートねじ挿通孔孔33aにプ
レートねじ(図示しない。)を装着して、さらにプレー
トねじを取付枠28のプレートねじ孔28eにねじ込む
ことにより、アダプター33を取付枠28に取り付ける
ことができる。
【0182】最後に、化粧板32をその窓孔32aがタ
イマ装置29およびスイッチ30、31の各ボス部に嵌
合するように合わせてアダプター33に押し付けると、
化粧板32の背面から突出した取付足がアダプター33
の取付足係止孔に係止することにより、化粧板32が取
り付けられる。
【0183】図18は、本発明のタイマ装置の第1の実
施形態における第1の動作表示態様を示す波形図であ
る。
【0184】図19は、同じく第2の動作表示態様を示
す波形図である。
【0185】各図において、横軸は時間を、縦軸は明る
さを、いずれも任意値としてそれぞれ示す。
【0186】第1の動作表示態様は、連続通電動作のモ
ードおける表示として用いているもので、連続発光によ
る表示を行う。
【0187】第2の動作表示態様は、タイマ動作のモー
ドにおける表示として用いているもので、断続発光によ
る表示を行う。
【0188】図20は、本発明のタイマ装置の第2の実
施形態における第2の動作表示態様を示す波形図であ
る。
【0189】本実施形態においては、タイマ動作のモー
ド時に断続発光表示を行う点において一実施形態と同様
であるが、さらにタイマ動作時間終了が接近するに伴っ
てと、徐々に断続発光の周期が短くなり、そのために、
使用者はその接近の程度を表示によって認識することが
できる。
【0190】図21は、本発明のタイマ装置の第3の実
施形態を示す平面図である。
【0191】図22は、同じく正面図である。
【0192】図23は、同じく側面図である。
【0193】図24は、同じく底面図である。
【0194】図25は、図24のXXV−XXV'線に沿う電
子化タイマ回路を一部省略して示す断面図である。
【0195】図26は、ボディを省略して示す側面断面
図である。
【0196】図27は、同じく取付枠に2個のスイッチ
とともに装着した状態を示す正面図である。
【0197】図28は、同じく2個のスイッチとともに
壁面に埋設した状態を示す正面図である。
【0198】各図において、図2ないし図6と同一部分
には同一符号を付して説明は省略する。
【0199】本実施形態は、主としてケース21、操作
部22および操作表示部33が異なる。
【0200】ケース21についてケース21は、結合部
21c’がカバー21bと一体に合成樹脂で形成されて
いる。
【0201】ボディ21aの回路部品収納室21a1の
両側に配置されている一対の端子収納室21a2の両側
面には、斜面付係止段部21a6’が一体に形成されて
いる。
【0202】カバー21bには、ボディ21aの斜面付
係止段部21a6’に対向する位置に係合脚21c1’
が一体に形成されている。係合脚21c1’には、係合
窓21c5が形成されている。
【0203】そうして、カバー21bをボディ21aに
位置を合わせて嵌合させると、係合脚21c1’の先端
が斜面付係止段部21a6’の斜面に当接する。さら
に、カバー21bをボディ21aに押し当てると、係合
脚21c1’が斜面付係止段部21a6’の斜面に沿っ
て移動しながら弾性に抗して変形し、やがて斜面付係止
段部21a6’を乗り越えると、係合脚21c1’は弾
性により元の位置に戻り、そのときの係合窓21c5は
斜面付係止段部21a6’に係合してボディ21aとカ
バー21bとが結合され、ケース21が形成される。
【0204】カバー21bの内側には、斜面付係止段部
21a6’に対向し、かつボディ21aの内面に当接す
る位置に端子金具押さえ突片21b4が一体成形により
形成されている。この端子金具押さえ突片21b4は、
ボディ21aを係合脚21c1’と端子金具押さえ突片
21b4とで挟持する。このため、ボディ21aおよび
カバー21bの間に強い捻り力が作用してもボディ21
aとカバー21bとの結合が不本意に解除されることは
なくなる。また、端子金具押さえ突片21b4は、端子
金具tの上端を押さえて上方への不所望な移動を阻止す
るためのものであるが、上述の作用に加えてボディ21
aに対するカバー21bの覆合の際の位置決めの作用を
も行う。
【0205】さらに、カバー21bの内面には、ボディ
21aの両側面に対向する一対の端子金具押さえ突片2
1b4の中間にも端子金具押さえ突片21b4が一体成
形されている。
【0206】操作部22について操作部22は、第1の
操作として回動操作を許容し、第2の操作として押圧操
作を許容している点では第1の実施形態と同様である
が、そのサイズおよびレイアウトが大きく相違してい
る。
【0207】すなわち、操作部22をボス部21b1の
上下方向のサイズになるべく近い大きさとし、右側に偏
位させている。
【0208】なお、周囲にローレット22aを形成して
指が滑りにくいようにしているとともに、指示突起22
bを形成してタイマ動作時間(連続、4時間および1時
間)の選択を分かりやすくしている。
【0209】操作表示部33について 操作部22に対面して操作表示部33を配設している。
この操作表示部33は、ボス部21b1の左側に偏位し
て配設されているので、ボス部21b1が小さくてもな
るべく大きくして見やすくなっている。右側に操作部2
2を配置し、左側に操作表示部33を配置したことによ
り、特に右手で操作部22を操作することにより、操作
表示部33が一層見やすくなる。
【0210】なお、操作表示部33を粘着シールに表示
文字を印刷し、さらにその表面を透明シートで被覆した
ものからなり、所定場所に貼着している。
【0211】その他の構成について 動作表示部21b3は、カバー21bの一部に成形時に
透孔を形成し、ケース21の内部に透孔に対向させて電
源電圧の印加状態で発光する発光ダイオード(図示しな
い。)を配置し、操作表示部33の一部に透孔を形成し
て透明シートのみが残っているいる部分をカバー21b
の透孔に重ねることにより、発光ダイオードの発光をカ
バー21bの外側に導出するとともに、カバー21bの
透孔を防滴構造にすることができる。
【0212】また、図25および図26に示すように、
可変部品は、スライドスイッチ8aおよび押し釦スイッ
チ8bからなる。スライドスイッチ8aは、操作部22
の第1の操作である回動操作によりタイマ動作時間を切
り換える。また、押し釦スイッチ8bは、第2の操作で
ある操作部22の押圧操作によりタイマ動作を開始す
る。
【0213】図29は、本発明のタイマ装置の第4の実
施形態を示す斜視図である。
【0214】図30は、同じく側面図である。
【0215】各図において、図2ないし図6と同一部分
には同一符号を付して説明は省略している。
【0216】本実施形態は、主として操作部22Aが異
なる。
【0217】すなわち、操作部22Aは、第1の操作を
スライド操作により行い、第2の操作を押圧操作により
行うように構成されている。
【0218】また、カバー21bのボス部21b1およ
び操作部22Aの前面を上下方向に突曲させて外観を優
美にしている。
【0219】図31は、本発明のタイマ装置の第5の実
施形態を示す斜視図である。
【0220】図において、図29と同一部分には同一符
号を付して説明は省略している。
【0221】本実施形態は、第4に実施形態と近似して
いるが、ボス部21b1の前面は平坦で、操作部22A
のスライド範囲を少し凹陥させている。
【0222】図32は、本発明のタイマ装置の第6の実
施形態を示す斜視図である。
【0223】図において、図2ないし図6と同一部分に
は同一符号を付して説明は省略している。
【0224】本実施形態は、操作部を第1の操作部22
Bおよび第2の操作部22Cにより構成している。
【0225】すなわち、第1の操作部22Bは、スライ
ド操作により第1の操作を行う。第1の操作部22
Bは、上下方向にスライド操作され、ボス部21b1の
左側に偏位した位置に配設されている。
【0226】第2の操作部22Cは、押圧操作により第
2の操作を行う。第2の操作部22Cは、表面がボス部
21b1と同一面にあり、ゴム膜で防滴構造にされてい
る。内部に押し釦スイッチが配設されている。
【0227】図33は、本発明のタイマ装置の第7の実
施形態を示す斜視図である。
【0228】図において、図32と同一部分には同一符
号を付して説明は省略する。
【0229】本実施形態は、第1の操作部22B’が回
動操作により第1の操作を行う点で異なる。
【0230】すなわち、第1の操作部22B’は、回動
体の一部をボス部21b1の表面から露出させ、指の腹
を押し当てて回動操作を行うように構成されている。
【0231】図34は、本発明のタイマ装置の第8の実
施形態を示す斜視図である。
【0232】図において、図32と同一部分には同一符
号を付して説明は省略する。
【0233】本実施形態は、第1の操作部22B”が複
数の押し釦スイッチによって構成されている。また、こ
の押し釦スイッチはオン状態で発光表示を行うように構
成されている。
【0234】すなわち、第1の操作は、選択しようとす
るタイマ動作時間を割り当てられた押し釦スイッチを押
圧して作動させる。
【0235】図35は、本発明のタイマ装置の第9の実
施形態を示す平面図である。
【0236】図において、図23と同一部分には同一符
号を付して説明は省略している。
【0237】本実施形態は、ボディおよびカバー21
b’がそれぞれ1モジュールサイズの1.5倍すなわち
1.5モジュールサイズに形成されているが、ボス部2
1b1は1モジュールサイズに対応する規格化されたフ
ラッシュプレートの1個用の窓孔に嵌合するサイズに形
成されている。
【0238】図36は、本発明のタイマ装置の第10の
実施形態を示す平面図である。
【0239】図において、図2と同一部分には同一符号
を付して説明は省略している。
【0240】本実施形態は、ボディおよびカバー21
b”がそれぞれ1モジュールサイズの2倍すなわち2モ
ジュールサイズに形成されているが、ボス部21b1は
1モジュールサイズに対応する規格化されたフラッシュ
プレートの1個用の窓孔に嵌合するサイズに形成されて
いる。
【0241】
【発明の効果】請求項1ないし12の各発明によれば、
ボディおよび規格化されたフラッシュプレートの1個用
の窓孔に嵌合するサイズのボス部を備えたカバーにより
ケースを形成し、複数のタイマ動作時間から任意のタイ
マ動作時間を選択する第1の操作およびタイマ動作を開
始させる第2の操作を行う操作部をボス部に配設し、ケ
ースの内部に操作部の操作に応動する電子化タイマ回路
を収納したことにより、ボス部には操作部および必要に
応じてこれに付随する操作表示部や動作表示部を配設す
るだけでよく、操作性を良好にするようなレイアウトが
できるとともに、回路の複雑化を伴わないで複数のタイ
マ動作時間を選択可能に構成できて多様な使い方に対応
でき、さらに第1の操作および第2の操作の使い分けに
より操作性の良好なタイマ装置を提供することができ
る。
【0242】請求項2の発明によれば、加えてケース全
体が1モジュールサイズに構成されているコンパクトな
タイマ装置を提供することができる。
【0243】請求項3の発明によれば、加えてボディお
よびカバーの上下方向の外形寸法が1.5〜2モジュー
ルサイズで負荷電流容量を大きくするなど余裕ができる
が、ボス部が1モジュールサイズに対応するフラッシュ
プレートの1個用の窓孔に嵌合するサイズのタイマ装置
を提供することができる。
【0244】請求項4の発明によれば、加えて操作部が
単一で回動操作により第1の操作を行い、押圧操作によ
り第2の操作を行うことにより、狭いボス部に無理なく
操作部を配設できるとともに、操作性が良好なタイマ装
置を提供することができる。
【0245】請求項5の発明によれば、加えて操作部が
単一でスライド操作により第1の操作を行い、押圧操作
により第2の操作を行うことにより、狭いボス部に無理
なく操作部を配設できるとともに、操作性が良好なタイ
マ装置を提供することができる。
【0246】請求項6の発明によれば、加えて第1の操
作としてスライド操作を行うスライド操作部と、第2の
操作として押圧操作を行う押圧操作部とを各別に配設し
たことにより、操作の容易性を一層向上したタイマ装置
を提供することができる。
【0247】請求項7の発明によれば、加えて第1の操
作として回動操作を行う回動操作部と、第2の操作とし
て押圧操作を行う押圧操作部とを各別に配設したことに
より、操作の容易性を一層向上したタイマ装置を提供す
ることができる。
【0248】請求項8の発明によれば、加えて操作部を
左右いずれかの方向へ偏位して配設するすることによ
り、大きい操作部を採用できるとともに、操作部を偏位
して配設したことにより生じたスペースに操作表示部や
動作表示部を配置することができ、したがって視認性に
優れるとともに操作性がすこぶる良好なタイマ装置を提
供することができる。
【0249】請求項9の発明によれば、加えて連続動
作、相対的に短時間タイマ動作および相対的に長時間タ
イマ動作の各モードを選択可能に構成したことにより、
コンパクトでありながら、多様なタイマ動作時間を選択
可能なタイマ装置を提供することができる。
【0250】請求項10の発明によれば、加えてボス部
に単一の動作表示部を配設したことにより、前方および
斜め方向から表示を確認しやすいとともに、狭いボス部
であっても動作表示部が単一であるから、無理なく動作
表示部を配設できるタイマ装置を提供することができ
る。
【0251】請求項11の発明によれば、加えて動作表
示部が3種類のタイマ動作時間を選択できるとともに、
少なくとも2種類以上の動作表示態様で表示可能にした
ことにより、表示内容に応じて動作時間を概ね認識でき
るタイマ装置を提供することができる。
【0252】請求項12の発明によれば、加えてタイマ
動作時間終了の接近に伴って表示の時間的変化が早くな
るように構成したことにより、タイマ動作時間終了の到
来の接近を認識できるタイマ装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイマ装置の第1の実施形態における
回路構成を示す回路図
【図2】本発明のタイマ装置の第1の実施形態における
正面図
【図3】同じく左側面図
【図4】同じく平面図
【図5】同じく底面図
【図6】図5のVI−VI'線に沿う断面図
【図7】本発明のタイマ装置の第1の実施形態における
ボディを示す平面図
【図8】同じく自己鎖錠片およびリリース釦をを組み込
んだ状態におけるボディの平面図
【図9】本発明のタイマ装置の第1の実施形態における
カバーを示す平面図
【図10】同じく操作部を組み込んだ状態におけるカバ
ーの底面図
【図11】本発明のタイマ装置の第1の実施形態におけ
る電子化タイマ回路の実装状態を示す平面図
【図12】同じく底面図
【図13】同じく側面図
【図14】本発明のタイマ装置の第1の実施形態を取付
枠に通常のスイッチとともに装着した状態を示す正面図
【図15】取付枠の正面図
【図16】フラッシュプレートの化粧板の正面図
【図17】同じくアダプターの正面図
【図18】本発明のタイマ装置の第1の実施形態におけ
る第1の動作表示態様を示す波形図
【図19】同じく第2の動作表示態様を示す波形図
【図20】本発明のタイマ装置の第2の実施形態におけ
る第2の動作表示態様を示す波形図
【図21】本発明のタイマ装置の第3の実施形態を示す
平面図
【図22】同じく正面図
【図23】同じく側面図
【図24】同じく底面図
【図25】図24のXXV−XXV'線に沿う電子化タイマ回
路を一部省略して示す断面図
【図26】同じくボディを省略して示す側面断面図
【図27】同じく取付枠に2個のスイッチとともに装着
した状態を示す正面図
【図28】同じく2個のスイッチとともに壁面に埋設し
た状態を示す正面図
【図29】本発明のタイマ装置の第4の実施形態を示す
斜視図
【図30】同じく側面図
【図31】本発明のタイマ装置の第5の実施形態を示す
斜視図
【図32】本発明のタイマ装置の第6の実施形態を示す
斜視図
【図33】本発明のタイマ装置の第7の実施形態を示す
斜視図
【図34】本発明のタイマ装置の第8の実施形態を示す
斜視図
【図35】本発明のタイマ装置の第9の実施形態を示す
平面図
【図36】本発明のタイマ装置の第10の実施形態を示
す平面図
【符号の説明】
8…可変部品 9…タイマ動作回路要素 21…ケース 21a…ボディ 21a1…回路部品収納室 21a2…端子収納室 21a3…隔壁 21a4…電線挿入孔 21a5…リリース釦操作孔 21b…カバー 21b1…ボス部 21b2…平坦部 21b4…凹溝 21b5…挿通孔 21b7…節動ガイド部 21c…結合具 22…操作部 22c…回転カム 23…自己鎖錠片 23a…鎖錠部 23b…押圧部 24…リリース釦 25…コイルばね 26…第1の配線基板 27…第2の配線基板 p…パワー系回路素子 S…負荷回路用電子スイッチ回路 T…タイマ制御回路 t…端子金具

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端に開口を備えたボディ、ならびにボデ
    ィの開口に覆合し上面に左右方向に細長いボス部および
    ボス部の左右両側に一対の取付枠装着部を備えたカバー
    を含み、少なくともボス部の外形がフラッシュプレート
    の規格化された1個用の窓孔に嵌合するサイズに形成さ
    れているとともに、一対の取付枠装着部が規格化された
    取付枠に装着可能に形成されているケースと;ケースの
    ボス部に配設され、複数のタイマ動作時間から任意のタ
    イマ動作時間を選択する第1の操作およびタイマ動作を
    開始させる第2の操作を行うことができる操作部と;負
    荷回路用電子スイッチ回路および負荷回路用電子スイッ
    チ回路のスイッチングを制御するタイマ制御回路を備え
    てケース内に収納され、操作部の第1の操作に連動して
    タイマ動作時間を設定し、第2の操作に連動してタイマ
    動作を開始する電子化タイマ回路と;を具備しているこ
    とを特徴とするタイマ装置。
  2. 【請求項2】ケースは、ボディおよびカバーの上下方向
    の外形寸法が、規格化された取付枠の細長い取付孔の長
    手方向のほぼ1/3に納まるサイズに形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のタイマ装置。
  3. 【請求項3】ケースは、ボディおよびカバーの上下方向
    の外形寸法が、規格化された取付枠の細長い取付孔の長
    手方向のほぼ1.5/3〜2/3に納まるサイズに形成
    されていることを特徴とする請求項1記載のタイマ装
    置。
  4. 【請求項4】操作部は、単一の操作部からなり、第1の
    操作として回動操作が、および第2の操作として押圧操
    作が、それぞれ許容されていることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれか一記載のタイマ装置。
  5. 【請求項5】操作部は、単一の操作部からなり、第1の
    操作としてスライド操作が、および第2の操作として押
    圧操作が、それぞれ許容されていることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか一記載のタイマ装置。
  6. 【請求項6】操作部は、第1の操作としてスライド操作
    を行うスライド操作部および第2の操作として押圧操作
    を行う押圧操作部を各別に備えていることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれか一記載のタイマ装置。
  7. 【請求項7】操作部は、第1の操作として回動操作を行
    う回動操作部および第2の操作として押圧操作を行う押
    圧操作部を各別に備えていることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれか一記載のタイマ装置。
  8. 【請求項8】ボス部は、操作部を左右いずれかの方向に
    偏位して配設しているとともに、操作部に対面する操作
    表示部を配設していることを特徴とする請求項1ないし
    7のいずれか一記載のタイマ装置。
  9. 【請求項9】タイマ動作時間は、連続動作、相対的に短
    時間タイマ動作および相対的に長時間タイマ動作のいず
    れかを選択可能に構成されていることを特徴とする請求
    項1ないし8のいずれか一記載のタイマ装置。
  10. 【請求項10】ボス部に配設されている単一の動作表示
    部を具備している;ことを特徴とする請求項1ないし9
    のいずれか一記載のタイマ装置。
  11. 【請求項11】操作部は、3種類のタイマ動作時間を選
    択でき;動作表示部は、タイマ動作時間に応じて少なく
    とも2種類以上の表示態様で動作表示が可能である;こ
    とを特徴とする請求項10記載のタイマ装置。
  12. 【請求項12】動作表示部は、タイマ動作時間終了の接
    近に伴って時間的変化が早くなるように構成されている
    ことを特徴とする請求項10または11記載のタイマ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104183420A (zh) * 2014-08-25 2014-12-03 李卫泽 机械式旋转数显电子定时器

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