JP3620347B2 - 熱線センサ付自動スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体から放射される熱線を検出して、負荷をオン/オフさせる熱線センサ付自動スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の熱線センサ付自動スイッチとしては、所定の検知領域において、人体から放射される熱線を、レンズにより例えば焦電センサからなる人体検知センサに集光し、人体検知センサの人体検知信号に基づいて負荷(例えば照明負荷)のオン/オフ制御を行うものがあった。この熱線センサ付自動スイッチは、玄関や廊下などの壁面(施工面)に固定された取付枠を用いて埋込配線され、人の出入りや往来を検知して、自動的に照明負荷を点灯/消灯させるために用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の熱線センサ付自動スイッチでは、スイッチの動作モードを切り換えたり、各種の設定を行うためのスイッチが器体の内部に収納されており、器体の前面側から操作できないため、設定作業がやりにくいという問題があった。
【0004】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは設定作業を容易に行える熱線センサ付自動スイッチを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、人体から放射される熱線を検知することにより検知領域内における人の存否を検知する人体検知部と、人体検知部が検知信号を発生すると所定の動作保持時間だけ負荷をオンさせる制御信号を発生する制御回路、2個の接続端子を介して商用電源及び負荷の直列回路が接続され前記制御信号に応じて負荷への電源供給をオン/オフする負荷制御回路、負荷制御回路と並列に接続され負荷制御回路のオフ時に負荷が駆動するに至らないレベルの入力インピーダンスを有し負荷制御回路のオフ時に制御回路へ動作電源を供給するオフ時電源回路、及び負荷制御回路のオン時に制御回路へ動作電源を供給するオン時電源回路よりなる回路部と、人体検知部および回路部を収納する器体とを備え、上記器体は前面が略矩形状に形成され、壁面のような施工面に固定される取付枠に結合される取付け部を有し、上記器体の短幅方向の寸法は、施工面に固定される取付枠の開口窓の短幅方向寸法と略同じ寸法に形成されると共に、上記器体の長手方向の寸法は、取付枠の開口窓の長手方向寸法の略3分の2に形成され、開口窓から露出する器体前面の部位に、人体検知部と、動作保持時間を切り換える時間設定部と、制御回路の動作モードを人体検知部の検知信号に応じて自動的に負荷をオン/オフさせる自動モード、検知信号と無関係に負荷を強制的にオン又はオフさせる連続入モード、連続切モードの何れかに切り換えるモード設定部とを配置したことを特徴とし、器体には取付枠に結合される取付け部が形成されているので、既製の取付枠を利用して施工面に取り付けることができ、且つ、器体の長手方向の寸法は、取付枠の開口窓の長手方向寸法の略3分の2の寸法(開口窓の長手方向寸法の略3分の1の寸法を1個モジュール寸法(例えばJIS規格で規格化された大角形連用配線器具の単位寸法)といい、その略2倍の寸法、以下2個モジュール寸法という。)に形成されているので、1個モジュール寸法の埋込型配線器具とともに並設することができる。しかも、取付枠の開口窓から露出する器体前面の部位に人体検知センサと時間設定部とモード設定部とが配置されているので、動作保持時間や動作モードの設定作業を前面側から行うことができ、設定作業を容易に行うことができる。そのうえ、2個の接続端子間には負荷と商用電源の直列回路が接続されているので、商用電源が接続される接続端子と負荷が接続される接続端子とを別々に設けた場合に比べて、接続端子の数を少なくでき、接続端子を収納する空間が小さくて済むので、器体を小型化できる。
【0006】
そのうえ、請求項1の発明では不要な領域からの熱線を検知領域制限カバーで遮蔽することにより、人体検知センサの誤動作を防止することができ、且つ、検知領域制限カバーはスライド自在に設けられているので、遮光する領域を容易に変更でき、さらに検知領域制限カバーを第1及び第2のカバー支持部材の間に挟持すると、径の違いによって検知領域制限カバーに第1及び第2のカバー支持部材から力が加わり、検知領域制限カバーと第1及び第2のカバー支持部材との接触抵抗を大きくできる。したがって、検知領域制限カバーに誤って接触したり、振動などが発生したとしても、検知領域制限カバーが移動しにくく、調整位置が変化するのを防止できる。また、検知領域制限カバーは第1及び第2のカバー支持部材により撓められた状態で取り付けられるので、組立時のずれや部品寸法のばらつきを吸収できる。
【0007】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、時間設定部とモード設定部と人体検知部とを上から順番に配置したことを特徴とし、請求項1の発明と同様の効果がある。
【0008】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、検知領域制限カバーはレンズ表面との間に隙間をおいて取り付けられたことを特徴とし、検知領域制限カバーがレンズ表面に密着した場合はレンズ面に複数の方向から熱線が入射したとしても、検知領域制限カバーにより全ての熱線が遮蔽されるが、検知領域制限カバーとレンズ表面との間に隙間をもたせているので、レンズ面に複数の方向から入射する熱線を別々に遮蔽することができる。
【0009】
請求項4の発明では、請求項1の発明において、第1又は第2のカバー支持部材の何れか一方に、検知領域制限カバーに設けられた係止部と凹凸係止する被係止部を設けたことを特徴とし、検知領域制限カバーを移動させると、被係止部と係止部とが凹凸係止することによって、クリック感が発生し、調整位置を容易に見つけることができる。
【0010】
請求項5の発明では、請求項1の発明において、第1及び第2のカバー支持部材に、検知領域制限カバーに設けられた係止部と凹凸係止する被係止部をそれぞれ設けたことを特徴とし、検知領域制限カバーを移動させると、被係止部と係止部とが凹凸係止することによって、クリック感が発生し、調整位置を容易に見つけることができる。
【0011】
請求項6の発明では、請求項1の発明において、人体検知センサの検知領域の少なくとも一部を検知領域制限カバーが制限するのを防止するストッパを設けたことを特徴とし、いたずら等によって検知領域制限カバーが閉じられたとしても、ストッパは検知領域制限カバーが検知領域の少なくとも一部を制限するのを防止しているので、検知不能となるのを防止できる。
【0012】
請求項7の発明では、請求項1の発明において、検知領域制限カバーは複数枚の板片から構成されることを特徴とし、検知領域制限カバーを一枚の板片から形成した場合に比べて個々の板片の大きさを小さくできるから、検知領域制限カバーを収納するための空間を小さくでき、器体の小型化を図ることができる。
【0013】
請求項8の発明では、請求項1の発明において、検知領域制限カバーは蛇腹状に伸縮する伸縮部を有することを特徴とし、伸縮部は蛇腹状に折り畳まれるので、検知領域制限カバーを一枚の板片から形成した場合に比べて、検知領域制限カバーを収納するための空間を小さくでき、器体の小型化を図ることができる。
【0014】
請求項9の発明では、請求項1の発明において、レンズと一体に形成されレンズの前面を覆うレンズカバーを設けたことを特徴とし、レンズの前面をレンズカバーで覆っているので、外観の見栄えを良くすることができ、且つ、レンズカバーはレンズと一体に形成されているので、部品点数が増加することがない。
【0015】
請求項10の発明では、請求項1の発明において、時間設定部が配置された器体前面の部位を開閉自在に覆う扉を設けたことを特徴とし、時間設定部は扉によって覆われているので、いたずらなどによって時間設定部の設定が変更されるのを防止できる。
【0016】
請求項11の発明では、請求項10の発明において、器体に設けられた軸受け部に軸支される略円筒状の軸を扉に設け、軸の付け根を付け根側ほど径が大きくなるような断面形状に形成したことを特徴とし、軸の付け根は付け根側ほど径が大きくなるような断面形状に形成されているので、扉を全閉状態からさらに開こうとして軸に無理な力を加えても、軸を折れにくくできる。
【0017】
請求項12の発明では、請求項10の発明において、器体に設けられた軸受け部に軸支される軸を扉に設け、開閉時に器体表面と対向する扉の部位に、扉の端縁と軸との間の距離が、軸と器体表面との間の距離よりも長くなる部位を設けたことを特徴とし、扉を開閉する際に扉の端縁と器体とが接触して、軸の形成された扉の部位が外側に撓められるので、扉を開いた状態又は閉じた状態に移動させるような力が働くため、扉を開いて設定操作を行う際に扉が閉じることがなく、設定操作の邪魔になるのを防止でき、且つ、扉が閉じた状態から勝手に開くのを防止できる。
【0018】
請求項13の発明では、請求項1の発明において、時間設定部の切換操作に応じて動作保持時間が対数的に変化するので、短時間側は短い時間間隔、長時間側は長い時間間隔で動作保持時間が変化し、動作保持時間の調整範囲が広い場合でも1つの時間設定部で対応することができる。
【0019】
請求項14の発明では、請求項13の発明において、時間設定部の切換操作によって、制御回路の動作モードが、人体検知センサの検知信号と無関係に負荷を強制的にオン又はオフさせる連続入モード、連続切モードに設定されることを特徴とし、時間設定部によりモード設定部を兼用でき、部品点数を削減することができる。
【0020】
請求項15の発明では、請求項1乃至14の何れか1つの発明において、回路部を構成する回路部品に熱結合された放熱板を器体の内部に収納し、放熱板と対向する器体の面に器体の内部と連通する連通孔を複数設けるとともに、放熱板における連通孔に対応する部位以外の部位に貫通孔を穿設したことを特徴とし、器体の連通孔及び放熱板の貫通孔を介して器体の内部へ外気が流入したり、器体内部の空気が外部へ流出するため、放熱効果を高めることができ、且つ、連通孔に対応する部位以外の放熱板の部位に貫通孔が形成されているので、貫通孔には放熱板が臨んでおり、器体内部を遮蔽しているので、外観の見栄えを良くできる。
【0021】
請求項16の発明では、請求項1乃至14の何れか1つの発明において、上記負荷制御回路は、2個の接続端子間に接続されたトライアックを有することを特徴とし、望ましい実施態様である。
【0022】
請求項17の発明では、請求項1乃至14の何れか1つの発明において、上記負荷制御回路は、2個の接続端子間にリレー接点が接続されたリレーを有することを特徴とし、負荷制御回路をトライアックで構成した場合に比べて、発熱を少なくできる。
【0023】
請求項18の発明では、請求項1乃至14の何れか1つの発明において、上記負荷制御回路は、2個の接続端子間に接続されたトライアックと、トライアックにリレー接点が並列接続されたリレーとを有し、上記制御回路は負荷への電源供給開始時にトライアックがオンした状態でリレー接点をオンすることを特徴とし、負荷への電源供給開始時にはトライアックが先にオンするため、リレー接点に突入電流が流れることはなく、突入電流の大きな負荷に対しても小型のリレーで対応でき、且つ、トライアックのみの場合に比べてトライアックに流れる電流が低減するから、発熱を少なくできる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態の熱線センサ付自動スイッチを、図1乃至図30を参照して説明する。この熱線センサ付自動スイッチのブロック図を図26に、回路図を図27に、要部回路図を図28にそれぞれ示す。熱線センサ付自動スイッチの2つの接続端子t1,t2間には、負荷(例えば白熱灯や蛍光灯やインバータ照明器具などの照明負荷)Lと商用電源ACの直列回路が接続される。
【0025】
また、接続端子t1,t2間には、カレントトランスCTの1次巻線と、負荷Lへの電源供給をオン/オフ制御するトライアックTRCを有する負荷制御回路101とが直列に接続され、負荷制御回路101と並列に全波整流器DB1が接続されている。全波整流器DB1の直流出力端子間には、例えばマイクロコンピュータよりなる制御用IC103から入力される信号によりトリガされ、トライアックTRCのゲートに制御信号を与えてターンオンさせるサイリスタSCRを有する駆動回路102と、制御用IC103の動作電源を生成する定電圧回路104に負荷制御回路101のオン時(負荷Lの非駆動時)に電源供給するオフ時電源回路105が接続される。また、カレントトランスCTや、カレントトランスCTの二次巻線に発生する電流を全波整流する全波整流器DB2などから、負荷制御回路101のオフ時(負荷Lの駆動時)に定電圧回路104に電源供給するオン時電源回路106が構成される。ここに、制御用IC103および駆動回路102から制御回路が構成され、負荷制御回路101、制御回路、定電圧回路104およびオフ時電源回路105などから回路部が構成される。尚、図27中の111は制御用IC103の動作クロックを発生するクロック回路であり、図27中の115は電源投入時に制御用IC103をリセットするためのリセットICである。
【0026】
制御用IC103の入力端子IN1には、所定の検知領域における人体から放射される熱線を検出して人体検知信号を発生する例えば焦電素子からなる人体検知センサ107の検出信号が入力され、入力端子IN2には、硫化カドミウム(CdS)セルのような光電変換素子からなり周囲の明るさを検出する明るさセンサ108の検出信号が入力されており、制御用IC103は人体検知センサ107及び明るさセンサ108の検出信号に基づいて、駆動回路102を動作させる制御信号を発生する。なお、明るさセンサ108は、周囲の明るさが所定のしきい値よりも明るい場合はHレベルの検出信号を発生し、周囲の明るさが所定のしきい値よりも暗い場合はLレベルの検出信号を発生する。
【0027】
この熱線センサ付自動スイッチの動作を図30のタイムチャートを参照して以下に簡単に説明する。明るさセンサ108の検出信号がHレベル、すなわち周囲の明るさが所定のしきい値よりも明るい場合には、人体検知センサ107から人体検知信号が入力されたとしても、制御用IC103は駆動回路102を動作させる制御信号を駆動回路102に出力しない。
【0028】
一方、明るさセンサ108の検出信号がLレベル、すなわち周囲の明るさが所定のしきい値よりも暗い場合に、人体検知センサ107から人体検知信号が入力されると、制御用IC103は駆動回路102を動作させる制御信号を出力端子OUT1から駆動回路102に出力する。駆動回路102では制御用IC103から入力された制御信号によりサイリスタSCRがオンし、トライアックTRCのゲートにトリガ電流が流れて、トライアックTRCがターンオンし、負荷Lに電源が供給される。
【0029】
制御用IC103は、人体検知センサ107から入力された人体検知信号に基づいて、駆動回路102に制御信号を出力すると同時に、所定の動作保持時間T1の限時を開始し、動作保持時間T1内に再度人体検知センサ107から人体検知信号が入力された場合には、動作保持時間T1を再度最初から限時しなおすことで、制御信号の出力時間すなわち負荷Lの動作時間を延長するようになっている。つまり、本実施形態においては所謂リトリガブル機能を有している。そして、動作保持時間T1の限時が完了したら制御用IC103は制御信号の出力を停止し、サイリスタSCRがトリガされなくなり、トライアックTRCのゲートにトリガ電流が流れなくなって、トライアックTRCがオフし、負荷Lへの電源供給が遮断される。
【0030】
また、全波整流器DB1の直流出力端子間に接続された抵抗R4,R5の直列回路などから、商用電源ACのゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路113が構成されており、全波整流器DB1の出力電圧を抵抗R4,R5で分圧した電圧が制御用IC103の入力端子IN8に入力されている。図29に示すように、制御用IC103はこの分圧電圧から全波整流器DB1の出力電圧VDB1と所定のしきい値電圧Vzxとの高低を比較し、ゼロクロス検出信号Szxを発生する。すなわち制御用IC103は、出力電圧VDB1がしきい値電圧Vzxよりも高い間はゼロクロス検出信号Szxの論理を“1”とし、出力電圧VDB1がしきい値電圧Vzx以下の間はゼロクロス検出信号Szxの論理を“0”とする。而して、制御用IC103はゼロクロス検出回路113の出力から商用電源ACのゼロクロス点を検出しており、サイリスタSCRをトリガする位相を制御する。
【0031】
ここで、制御用IC3の入力端子IN3〜IN4には時間設定部たるスイッチSW3が接続されており、スイッチSW3の切換操作に応じて入力端子IN3〜IN4の電圧レベルが変化し、動作保持時間T1を複数の段階(例えば10秒〜30分)に切り換えられる。ところで、スイッチSWに、操作量に比例して動作保持時間T1が変化するようなボリュームを用いた場合、動作保持時間T1の設定範囲が例えば10秒〜30分のように広くなると、短時間側(例えば1分)の調整がやりにくいという問題があった。そこで、本実施形態ではスイッチSW3にロータリ式のディップスイッチを用いており、図23(a)に示すようにスイッチSW3の切換操作に応じて、動作保持時間T1を対数的に変化させている。すなわち、動作保持時間T1の設定間隔を短時間側は短く、長時間側は長くすることにより、一つのスイッチSW3で短時間側から長時間側まで容易に時間設定を行うことができる。また、図23(b)に示すように、スイッチSW3の切り換えによって、連続切(負荷Lを強制的にオフさせる状態)又は連続入(負荷Lを強制的にオンさせる状態)の状態に設定できるようにしても良く、制御回路の動作モードを連続切モード(人体検知センサ107および明るさセンサ108の検出信号と無関係に負荷制御回路101を強制的にオフさせるモード)や連続入モード(人体検知センサ107および明るさセンサ108の検出信号と無関係に負荷制御回路101を強制的にオンさせるモード)に切り換えるためのスイッチを別途設ける必要がなくなるので、スイッチの数を削減でき、コストダウンを図ることができる。
【0032】
また、スイッチSW2の切換操作によって、明るさのしきい値を明(例えば14〜80ルクス)、暗(例えば5〜20ルクス)の2段階に切り換えたり、明るさセンサ108の出力と無関係に人体検知センサ107の検出信号のみに基づいて制御用IC103を動作させる状態(切状態)に設定することができる。また、制御用IC103のモード設定端子MODE1,MODE2には、モード設定部たるモード切換スイッチSW1が接続されており、モード切換スイッチSW1の切換操作に応じて、モード設定端子MODE1の信号レベルが“L”レベルになると、本回路の動作モードは連続入モードに切り換えられ、モード設定端子MODE2の信号レベルが“L”レベルになると、本回路の動作モードは連続切モードに切り換えられる。また、モード設定端子MODE1,MODE2の信号レベルが共に“H”レベルになると、本回路の動作モードは自動モード(制御用IC103が人体検知センサ107及び明るさセンサ108の検出信号に基づいて駆動回路102に制御信号を出力し、負荷制御回路101を自動的にオン/オフさせるモード)に切り換えられる。
【0033】
ところで、図28に示すように、オフ時電源回路105は、全波整流器DB1の出力によって充電されるコンデンサC1を有する充電回路105aと、全波整流器DB1からコンデンサC1に流れる充電電流をオン/オフする充電制御回路105bと、コンデンサC1からの放電電流が供給され、コンデンサC1の両端電圧を降圧した略一定の電圧を発生する電圧変換回路105cと、コンデンサC1から電圧変換回路105cに流れる放電電流をオン/オフする放電制御回路105dとで構成される。
【0034】
ここで、充電制御回路105bは、全波整流器DB1の高電位側の直流出力端子と充電回路105aとの間にエミッタ・コレクタ間が接続されたトランジスタよりなるスイッチング素子Q1を備えており、スイッチング素子Q1は制御用IC103の出力端子OUT2から入力される信号に応じてオン/オフされる。充電回路105aは、全波整流器DB1の直流出力端子間にスイッチング素子Q1を介して接続された抵抗R1、ダイオードD1及びコンデンサC1の直列回路から構成される。放電制御回路105dは、ダイオードD1及びコンデンサC1の接続点と、電圧変換回路105cとの間にエミッタ・コレクタ間が接続されたトランジスタよりなるスイッチング素子Q2を備えており、スイッチング素子Q2は制御用IC103の出力端子OUT3から入力される信号に応じてオン/オフされる。電圧変換回路105cは、コンデンサC1の両端間にスイッチング素子Q2を介して接続されたインダクタL1、ダイオードD2及びコンデンサC2の直列回路と、スイッチング素子Q2及びインダクタL1の接続点にカソードが接続されるとともにコンデンサC1,C2の接続点にアノードが接続されたダイオードD3と、コンデンサC3と逆並列に接続されたツェナダイオードZD1から構成され、所謂降圧チョッパを構成している。
【0035】
また、全波整流器DB1の直流出力端子間に接続された抵抗R2,R3の直列回路などから、コンデンサC1の充電電圧を検出するためのチャージ電圧検出回路112が構成されており、抵抗R2,R3の接続点の電位は制御用IC103の入力端子IN7に入力される。制御用IC103は、抵抗R2,R3の接続点の電位から、全波整流器DB1の出力電圧VDB1と所定のチャージ電圧Vcgとの高低(すなわちコンデンサC1の充電電圧VC1と予め設定されたしきい値電圧との高低)を比較し、チャージ電圧検出信号Scgを発生する。すなわち制御用IC103は、出力電圧VDB1がチャージ電圧Vcgよりも高い間、チャージ電圧検出信号Scgの論理を“1”とし、出力電圧VDB1がしきい値電圧Vcg以下の間、チャージ電圧検出信号Scgの論理を“0”とする。
【0036】
ここで、負荷制御部101のオフ時における電源回路105の動作について図29を参照して簡単に説明する。スイッチング素子Q1,Q2が共にオフしている状態で、商用電源ACの電源電圧がゼロクロス点を超え、ゼロクロス検出信号Szxの論理が“0”から“1”に立ち上がると、制御用IC103はスイッチング素子Q1をオンにする。この時、全波整流器DB1→スイッチング素子Q1→抵抗R1→ダイオードD1→コンデンサC1→全波整流器DB1の径路で電流が流れ、コンデンサC1が充電される。
【0037】
コンデンサC1の両端電圧VC1が上昇し、予め設定されたしきい値電圧まで充電され、チャージ電圧検出信号Scgの論理が“0”から“1”に立ち上がると、制御用IC103はスイッチング素子Q1をオフにして、コンデンサC1の充電を停止する。スイッチング素子Q1をオフしてから一定時間T2が経過すると、制御用IC103はスイッチング素子Q2をオンし、コンデンサC1の放電電流が、コンデンサC1→スイッチング素子Q2→インダクタL1→ダイオードD2→コンデンサC2→コンデンサC1の径路で流れて、インダクタL1およびコンデンサC2にエネルギが供給される。而して、コンデンサC2およびツェナダイオードZD1からなる定電圧回路の両端間に一定電圧が発生し、この電圧がさらに定電圧回路104のレギュレータIC109,110で安定化されて、制御用IC103に供給される。
【0038】
その後、商用電源ACの電源電圧がゼロクロス点付近まで低下し、ゼロクロス検出信号Szxの論理が“1”から“0”に立ち下がると、制御用IC103はスイッチング素子Q2をオフにして、コンデンサC1から電圧変換回路105cへの放電を停止させる。さらに、商用電源ACの電源電圧がゼロクロス点を超え、ゼロクロス検出信号Szxの論理が“0”から“1”に再び立ち上がると、制御用IC103はスイッチング素子Q1をオンにして、全波整流器DB1からコンデンサC1へ充電電流を流し、上述の処理を繰り返す。尚、図29の領域Aは負荷Lが整流作用を有している場合を示しているが、全波整流器DB1からオフ時電源回路105に半波しか入力されない場合でも、オフ時電源回路105は動作可能である。
【0039】
一方、負荷制御回路101のオン時には、オン時電源回路106のカレントトランスCTの2次側に負荷電流に応じた電流が発生し、この電流は整流器DB2で整流され、抵抗R6及びダイオードD4を介してコンデンサC2を充電し、コンデンサC2およびツェナダイオードZD1からなる定電圧回路に一定電圧が発生して、定電圧回路104に電源供給される。
【0040】
上述のように本回路では、オフ時電源回路105は負荷制御回路101と並列に接続されているが、オフ時電源回路105の入力インピーダンスは、負荷制御回路101のオフ時に負荷Lが駆動するに至らないような高いインピーダンスに設定されているので、オフ時電源回路105には僅かな入力電流しか流れず、負荷Lがグロー式放電灯からなる場合でも負荷Lは駆動には至らない。また、本回路は、2個の接続端子t1,t2間に負荷Lおよび商用電源ACの直列回路が接続される2線式の回路方式を採用しているので、商用電源ACが接続される2個の電源用接続端子と、負荷Lが接続される2個の負荷用接続端子とを備えた所謂4線式の回路方式を採用した場合に比べて接続端子の個数を減らすことができ、接続端子を収納する空間が小さくて済むから熱線センサ付自動スイッチの器体を小型化できる。
【0041】
次に、上述した人体検知センサ107や明るさセンサ108や回路部を収納する器体1の構造について説明する。器体1は、例えばメラミンフェノール樹脂などの合成樹脂から形成された前面が開口する略箱状のボディ2と、例えばABS樹脂などの合成樹脂から形成されたボディ2の前面を覆うカバー3から構成される。
【0042】
ボディ2の両側面にはそれぞれ側方に突出する係止凸部4が2個づつ突設されている。また、ボディ2の内部は隔壁によって、上述した回路部がそれぞれ実装された2枚のプリント基板27,28を収納するプリント基板収納部5aと、鎖錠ばね41及び解除釦42から構成される従来周知の速結端子構造の端子が収納される端子収納部5bとに区切られている。端子収納部5bの底面には、ボディ2の底面側から電線を挿入する電線挿通孔6と、ボディ2の底面側からドライバなどの工具を挿入して端子収納部5b内に収納された解除釦42を操作し、鎖錠ばね41と電線との接続状態を解除するための操作孔7とが穿設されている。
【0043】
ここで、接続端子t1,t2が速結端子構造の端子から構成されているので、電線挿通孔6から電線の芯線を挿入するだけで、電線と鎖錠ばね41とを接続することができ、しかも電線を取り外す際は操作孔7から工具を挿入して解除釦42を操作することにより、鎖錠ばね41と電線の芯線との接続状態が外れるので、電線の着脱作業を容易に行うことができる。なお、速結端子構造の端子の代わりにねじ端子を用いても良く、速結端子構造の端子に比べて端子の収納する空間が小さくて済むので、器体1をさらに小型化することができる。
【0044】
ボディ2内には、2枚のプリント基板27,28が、オフ時電源回路105やオン時電源回路106などの電源回路が実装されたプリント基板28をボディ2の底面側、制御用IC103などの弱電回路が実装されたプリント基板27を前面側にして収納されており、2枚のプリント基板27,28の間は図示しない電線を介して電気的に接続されている。また、プリント基板28には速結端子の端子板が半田付されている。弱電回路が実装されたプリント基板27は略矩形状であって、プリント基板27の長手方向における一側には人体検知センサ107および明るさセンサ108が実装され、略中央にはモード切換スイッチSW1が実装され、長手方向における他側にはスイッチSW2,SW3が実装されている。
【0045】
また、図3乃至図6に示すようにプリント基板収納部5a内には、例えばアルミニウムなどの熱伝導性の良好な材料から形成された略コ字状の放熱板38が収納されている。放熱板38は、中央片38aと、中央片38aの両側縁から一方向に突出する側片38b,38cとを有し、中央片38aには基板に実装された発熱部品116がねじ39を用いて熱結合される。ここで、放熱板38は、各側片38b,38cをボディ2の上下面(ボディ2を施工面に取り付けた状態で上下となるボディ2の面)と対向させてボディ2内に収納されている。また、ボディ2の上下面には、ボディ2の内部と外部を連通する長孔(連通孔)40が、ボディ2の背面側から前面側に向かって複数穿設されている。一方、各側片38b,38cにおける長孔40に対応する部位以外の部位には、各長孔40と略平行に複数の長孔(貫通孔)38dが穿設されており、放熱板38をボディ2内に収納すると、ボディ2に穿設された長孔40と、放熱板38に穿設された長孔38dの位置が互い違いに配置される。
【0046】
従来の熱線センサ付自動スイッチではボディ2のみに放熱用の孔を穿設しており、ボディ2内に収納される放熱板38には孔が穿設されていなかったため、器体1内部への空気の出入りがしにくく、放熱板38と外気との間で熱交換を行うことにより器体1内部の熱を逃がしていたので、放熱効果が不十分であった。それに対して、本実施形態ではボディ2の上下面に放熱用の長孔40を穿設すると共に、ボディ2の上下面に対応する放熱板38の側片38b,38cにも放熱用の長孔38dを穿設し、長孔38d,40を互い違いに配置しているので、長孔38d,40を介して器体1内部への空気の出入りがしやすくなり、放熱効果を高めることができる。尚、空気の出入りがしやすいように、ボディ2内壁と放熱板38との間には隙間が設けられている。
【0047】
また、長孔38d,40は器体1の上下方向に形成されており、暖かい空気は上昇するので、ボディ2の下面に設けられた長孔40から、側片38cに設けられた長孔38dを介して器体1内に外気が流入し、器体1内部の空気は側片38bに設けられた長孔38dからボディ2上面に設けられた長孔40を介して器体1の外部に流出するため、空気の対流によって空気の出入りがしやすくなっている。また、長孔38d,40は互い違いに配置されており、ボディ2の長孔40内には放熱板38が臨んでいるので、外部から器体1の内部を見ることはできず、見栄えを良くできる。しかも、放熱板38はボディ2の内部に収納されており、長孔40の間隔は十分小さい間隔に設定されているので、外部から放熱板38に直接触れることはできず、安全性が向上する。
【0048】
一方、カバー3は前面が略矩形状に形成され、カバー3の前面には略直方体状の突台8が形成されており、突台8の両側には突台8よりも一段低くなった段部9が形成されている。各段部9の側縁には側方に突出する一対の係止爪片10が2組突設され、各段部9には側方に開口する結合凹所11が2個形成されている。ここに、係止爪片10及び結合凹所11から取付枠に結合するための取付け部が構成され、係止爪片10又は結合凹所11の何れかを利用して金属製の取付枠あるいは合成樹脂製の取付枠の何れにも器体1を取り付けることができるようになっている。
【0049】
突台8の長手方向における一側には、突台8よりも一段低くなった略矩形状の凹所12が設けられ、凹所12にはスイッチSW2,SW3の操作つまみをそれぞれ臨ませる開口13,14が穿設されている。凹所12の一側には、カバー3に開閉自在に取り付けられる扉15の軸15aを軸支する軸受け部16が設けられるとともに、凹所12の他側には孔17が穿設されている。また突台8の略中央にはモード切換スイッチSW1の操作つまみを臨ませる開口18が設けられ、突台8の長手方向における他側には人体検知センサ107や明るさセンサ108の受光面を臨ませるセンサ窓19が設けられている。またカバー3の両側縁からは、それぞれ、一対の舌片20が背面側に突設されており、各舌片20にはボディ2の係止凸部4と係止離脱自在に係止する係止孔20aが穿設されている。
【0050】
而して、ボディ2に突設された係止凸部4と、カバー3に設けられた舌片20の係止孔20aとを係止させることによって、ボディ2とカバー3とを容易に結合することができる。なお、係止凸部4の前縁には傾斜面4aが形成されており、カバー3をボディ2に取り付ける際に、舌片20の先端が傾斜面4aに案内され、係止孔20aと係止凸部4とが係止するので、取付作業を容易に行うことができる。
【0051】
カバー3のセンサ窓19は、外部の光(熱線を含む)を人体検知センサ107や明るさセンサ108の受光面に集光するためのレンズが形成されたレンズ体21によって閉塞される。ここに、人体検知センサ107及びレンズ体21などから人体検知部が構成される。レンズ体21は例えば高密度ポリエチレン(HDPE)などの透光性材料から形成されており、図7及び図8に示すようにレンズ体21の前面にはフレネルレンズからなる略半球状のレンズ23が一体的に設けられている。また、レンズ23の前面を覆ってレンズ23を保護するレンズカバー26を設けており、レンズカバー26は、センサ窓19から前方に露出する中央片26aと、中央片26aの両側縁から夫々連続一体に設けられた中央片26aよりも幅寸法の狭い固定片26b,26cとで構成され、レンズカバー26は一方の固定片26bを介してレンズ体21に連結されており、レンズカバー26はレンズ体21と一体に形成されている。
【0052】
レンズ体21の上下片にはレンズカバー26を支持する略半月状のレンズカバー支持枠25,25が設けられており、レンズ体21の左右両側面には夫々側方に突出する爪片21a,21aが突設されている。また、レンズカバー支持枠25,25の上下には、レンズカバー支持枠25,25よりも径が大きい略半月状のカバー支持枠24,24が形成されている。さらに、センサ窓19の上下縁には略半月状の覆い部29,29が突設されており、覆い部29,29によってレンズ支持枠25,25が覆われている。一方、各爪片21aに対応する固定片26bの部位には、各爪片21aと係合する係合孔26eが穿設されている。ここに、覆い部29及びカバー支持枠24から、後述するエリア制限カバー43を挟持する1及び第2のカバー支持部材が構成される。
【0053】
また、 図8(c)に示すように固定片26bにおけるレンズ体21との連結部付近には薄肉のヒンジ部26fが形成されており、レンズカバー26はヒンジ部26fで折り曲げられるようになっている。尚、固定片26bにおけるレンズ体21との連結部付近には孔26dが略中央に設けられているので、レンズカバー26を曲げやすくなっている。而して、図7(b)及び図8(d)に示すように、レンズカバー26をヒンジ部26fで折り曲げ、レンズカバー支持枠25,25の表面に沿ってレンズ体21に巻き付け、レンズ体21の両側面に突設された爪片21aとレンズカバー26の係合孔26eとを係止させることによって、レンズカバー26がレンズ体21に取り付けられる。ところで、熱線センサ付自動スイッチを壁面に取り付ける場合、レンズ23がむき出しになっていると美観が損なわれるので、レンズカバー26を設ける必要があるが、レンズカバー26がレンズ体21と別体になっていると、部品点数が増加するという問題がある。本実施形態では、レンズカバー26をレンズ体21と一体に形成し、レンズカバー26をヒンジ部26fで折り曲げ、レンズ体21の爪片21aをレンズカバー26の係合孔26eと係止させることによって、レンズカバー26をレンズ体21に取り付けているので、部品点数を少なくできる。
【0054】
プリント基板27に実装される人体検知センサ107には、略円筒状であって表面にクロムメッキなどの反射面30aが形成された反射部材30が被着されており、反射部材30は下縁から突設された突起(図示せず)をプリント基板27の孔(図示せず)に挿入することにより、プリント基板27に取り付けられる。而して、レンズ23に外部から熱線が入射すると、入射した熱線の一部は反射部材30の反射面で反射され、人体検知センサ107に入射されるようになっているので、熱線センサ付自動スイッチの配設された壁面のような施工面(造営面)に沿って移動する人を検知するための検知ビームを、レンズ23と反射部材30とで配置することができ、熱線センサ付自動スイッチの水平方向における検知範囲を約180度とすることができる。従来は、人体検知センサの水平方向における検知範囲が約90度であるので、人体検知センサを収納した回転体を回動自在に器体に取り付け、回転体を回動させることによって検知領域の調整を行っていたため、回転体の回動機構を収納する空間を確保する必要があったが、本実施形態では反射部材30でレンズ23に入射する熱線を反射することによって水平方向における検知範囲を広げており、水平方向における検知範囲を例えば約180度まで広げることができ、従来のように回転体の回動機構を設ける必要が無く、器体1の小型化を図ることができる。
【0055】
またレンズカバー26の前面には、不要な領域から入射する熱線によって誤動作するのを防止するため、熱線の検知領域を制限する遮光性を有する一対のエリア制限カバー(検知領域制限カバー)43,43が、カバー支持枠24の周面に沿ってスライド自在に取り付けられており、カバー3とレンズ体21との間に挟持される。尚、エリア制限カバー43は可視光を透過し、且つ、熱線を遮断する材料(例えばポリカーボネイトなど)から形成されているので、レンズ23内に配置された明るさセンサ108に入射する光を減少させることなく、不要な領域からの熱線の入射のみを遮断することができる。
【0056】
図9(a)〜(d)に示すようにエリア制限カバー43は略矩形板状であって、断面が略円弧状に形成されている。エリア制限カバー43におけるカバー支持枠24と対向する部位には、カバー支持枠24の表面と当接する突起43aが両端部に突設され、エリア制限カバー43における覆い部29裏面と対向する部位には突起43bが突設されている。またエリア制限カバー43における覆い部29側の面の端部には開閉操作を行うための操作つまみ43cが突設されている。
【0057】
ところで、図11に示すようにエリア制限カバー43の断面は略円弧状に形成されているが、その半径r1は、カバー支持枠24の外周面の半径r3や、覆い部29の内周面の半径r2よりも小さくなっている(r2,r3>r1)。したがって、エリア制限カバー42を覆い部29の内周面とカバー支持枠24の外周面との間で挟持すると、図10に示すように、覆い部29の内周面と当接する突起43bに図中下向きの力が加わると共に、カバー支持枠24の外周面と当接する突起43aに図中上向きの力が加わるため、エリア制限カバー43の突起43aとカバー支持枠24の外周面との接触圧や、突起43bと覆い部29の内周面との接触圧が大きくなる。而して、エリア制限カバー43が移動しにくくなり、振動やエリア制限カバー43に誤って接触するなどしてエリア制限カバー43が移動するのを防止できる。また、エリア制限カバー43は撓められた状態で取り付けられるので、組込時のずれや部品寸法のばらつきを吸収でき、エリア制限カバー43をスライドさせる際の感触が安定する。尚、図10中の破線は外力が加わっていない状態のエリア制限カバー43の形状を示している。
【0058】
上述のように人体検知センサ107には反射部材30が取り付けられているので、複数の方向からレンズ23の同じレンズ面に入射した熱線を人体検知センサ107に集光させることができるが、エリア制限カバー43がレンズ23表面に密着して取り付けられた場合、レンズ23の同じレンズ面に入射した複数の方向からの熱線は全てエリア制限カバー43によって遮蔽されてしまう。しかしながら、本実施形態ではエリア制限カバー43はレンズ23表面との間に隙間をおいて取り付けられているので、図12に示すように、レンズ23の同じレンズ面に入射する複数の方向からの熱線を別々に遮蔽することができる。尚、レンズ23の1つのレンズ面に1方向からの熱線しか入射しないのであれば、エリア制限カバー43をレンズ23表面に密着させて取り付けても良い。
【0059】
検知領域を制限する必要のない場合、エリア制限カバー43,43はカバー3内に収納されており、検知領域を制限したい場合は、操作つまみ43cを操作して、エリア制限カバー43をカバー支持枠24の周面に沿ってカバー3内から引き出すことにより、検知領域を熱線センサ付自動スイッチが取り付けられた造営面側から制限することができる。従来の熱線センサ付自動スイッチでは、検知領域を制限するために遮光性を有するシールをレンズに貼り付けるなどして、検知領域を制限していたが、本実施形態ではエリア制限カバー43がスライド自在に取り付けられているので、シールを貼り付ける場合に比べて検知領域の調整が容易に行え、検知領域の変更にも容易に対応することができる。なお、熱線センサ付自動スイッチの正面方向の検知領域のみを制限したい場合は、レンズカバー26の前方に所定の領域からの熱線を遮光する遮光部材(図示せず)を後付けするようにしても良く、正面方向の検知領域のみを制限することもできる。
【0060】
ところで、図14に示すように、エリア制限カバー43の突起43aと係止する溝24aをカバー支持枠24の表面に形成しても良く、エリア制限カバー43をスライドさせると、係止部たる突起43aと被係止部たる溝24aとが凹凸係止して、クリック感が発生するので、エリア制限カバー43の調整位置を容易に見つけることができる。また、図15に示すように、エリア制限カバー43の突起43bと凹凸係止する被係止部としての段部29a及び溝29bを覆い部29の内周面に形成しても良く、エリア制限カバー43をスライドさせると、突起43bが段部29a又は溝29bと係止して、クリック感が発生するので、エリア制限カバー43の調整位置を容易に見つけることができる。尚、カバー支持枠24の表面にエリア制限カバー43の突起43aと係止する溝24aを形成する場合に比べて、突起43bが段部29a又は溝29bと係止する際に、覆い部29の内周面が突起43bを押圧することによってエリア制限カバー43に力が加えられる方向に移動するエリア制限カバー43の移動量が大きいので、より大きなクリック感を得ることができる。
【0061】
また、図16に示すように、エリア制限カバー43の突起43aと係止する溝24aをカバー支持枠24の表面に形成するとともに、エリア制限カバー43をカバー3内に収納した状態で、エリア制限カバー43の突起43bと係止する段部29aを覆い部29の内周面に形成しても良く、外側から見られる覆い部29の部位には溝を形成せず、カバー支持枠24の表面に溝24aを形成してクリック感を発生させているので、見栄えを良くすることができる。また、段部29aは、外側から見ることのできない覆い部29の部位に形成されており、エリア制限カバー43をカバー3内に収納すると、突起43bと段部29aとが係止するので、誤って接触したり、振動などによってエリア制限カバー43がスライドするのを防止し、確実にカバー3内に収納することができる。
【0062】
また、図17に示すように、覆い部29内面の略中央にエリア制限カバー43のスライドを規制するストッパ29cを設けても良く、エリア制限カバー43をスライドさせると、エリア制限カバー43がストッパ29cと当接し、それ以上スライドさせることができないので、検知領域を少なくとも一部確保することができる。したがって、いたずら等によりエリア制限カバー43が閉じられ、人体検知センサ107の検知領域が全て遮蔽され、検知不能となるのを防止できる。
【0063】
なお、上述の実施形態ではエリア制限カバー43を一枚の板片で構成しているが、図18に示すように、エリア制限カバー43を略矩形板状であって断面略円弧状の複数枚(例えば2枚)の扉(板片)44,45で構成しても良く、各扉44,45の大きさを小さくできるから、エリア制限カバー43を1枚の板片で構成した場合に比べてエリア制限カバー43の収納スペースを小さくできる。2枚の扉44,45は、一方の扉44を背面側、他方の扉45を前面側にして、カバー3とレンズ体21との間に挟持される。扉44におけるカバー支持枠24と対向する部位には、カバー支持枠24の表面と当接する突起44aが両端部に突設され、扉44における覆い部29裏面と対向する部位には突起44bが突設されている。また扉44における覆い部29側の面の端部には、開閉操作を行うための操作つまみ44cが突設されている。一方、扉45には、扉44に周方向に沿って形成された溝44dと係止する突起45aが突設されている。
【0064】
而して、扉44,45が収納された状態で操作つまみ44cを用いて扉44を引き出すと、溝44dの後縁と突起45aとが係止し、扉45が扉44とともに引き出されて、人体検知センサ107の検知領域を制限する。一方、扉44,45をカバー3内に収納する際は、操作つまみ44cを用いて扉44をカバー3内に移動させると、扉44の突起44bと扉45とが係止し、扉45が扉44とともに移動して、カバー3内に収納される。尚、扉44の断面の半径は、カバー支持枠24の外周面の半径r3や、覆い部29の内周面の半径r2よりも小さくなっているので、上述と同様、扉44を覆い部29の内周面とカバー支持枠24の外周面との間で挟持すると、突起44aとカバー支持枠24の外周面との接触圧や、突起44bと覆い部29の内周面との接触圧が大きくなり、扉44に誤って接触したり、振動などによって扉44が移動するのを防止できる。尚、覆い部29の内面には扉45の移動を規制する段部29dが形成されており、段部29dと扉45とが当接することによって、扉44,45の移動範囲が規制される。
【0065】
また図19に示すように、エリア制限カバー43の端部に蛇腹状に伸縮する伸縮部43dを設けても良く、エリア制限カバー43を一枚の板片で構成する場合に比べて、エリア制限カバー43の収納スペースを小さくできる。
【0066】
ところで、従来の熱線センサ付自動スイッチでは、人体検知センサ107などの検知部が配置される器体1の取付部位の表面形状は、前面に突出する曲面形状に形成されているが、モード切換スイッチSW1やスイッチSW2,SW3が配設される器体1の部位は平面形状に形成されているので、見栄えが悪いという問題があった。また、モード切換スイッチSW1の操作つまみ32が小さいため、操作しづらく、また現在の切換位置が判別しにくいという問題があった。
【0067】
そこで、本実施形態では、モード切換スイッチSW1の操作つまみ32に操作ハンドル33を被着しており、操作ハンドル33のつまみ部33aがカバー3の開口18から前方に突出している。而して、操作ハンドル33を操作することによって、モード切換スイッチSW1の操作つまみ32の切換操作を行い、動作モードを切り換えることができ、モード切換スイッチSW1の操作つまみ32に比べて操作ハンドル33は大型であるので操作性が向上する。一方、プリント基板27に実装されたスイッチSW2,SW3の操作つまみ35,36は、それぞれ、カバー3の表面に穿設された開口13,14からカバー3の前面側に突出しており、スイッチSW3の操作つまみ36には鍔37が取り付けられている。
【0068】
また、スイッチSW2,SW3が配置された器体1の凹所12は扉15により開閉自在に覆われている。図20(a)〜(c)に示すように、扉15の表面形状は前方に突出する曲面形状に形成されており、両側縁には略半月状の側板15d,15dが設けられている。側板15d,15dの一端部には、それぞれ、カバー3に設けられた軸受け部16の孔16aに軸支される軸15a,15aが突設されている。軸15aは略円筒状であって、先端には径が一定の筒部が設けられ、軸15aにおける側板15dとの接合部は、側板15d側ほど径が大きくなるような略円錐台状の断面形状に形成されている。また、カバー3の孔17に対応する扉15の部位には裏面側に突出する弾性を有する係止片15bが突設されており、係止片15bの先端には側方に突出する爪15cが突設されている。
【0069】
図21(a)〜(g)及び図22に示すように、扉15の軸15a,15aを軸受け部16の孔16aと係止させることにより、扉15がカバー3の前面に開閉自在に取り付けられる。尚、図22のG−G’線より上側は扉15が閉じた状態を示し、図22のG−G’線より下側は扉15が図21(c)に示す位置まで開いた状態を示している。
【0070】
ここで、軸15aとカバー3表面との間の距離をr4とし、軸15aを中心とする半径r4の円Ra(図20(c)に二点鎖線で示す)を描いた場合、扉15を開閉する際にカバー3と対向する側板15の端縁15eが円Raよりも外側に突出するような形状に側板15dは形成されている。扉15が閉じている状態(図21(a)参照)から、扉15を図21中反時計回りに回転させ、図21(b)に示す位置まで移動させると、側板15の端縁15eと軸15aとの間の距離は半径Raよりも長いので、側板15の端縁15eがカバー3の表面と接触し、図22中の矢印の方向の力が扉15に加わる。この時、扉15の側板15dが外側に押し撓められ、軸受け部16と軸15aとの接触位置が円筒部分に移動するので、扉15を閉じようとする力が発生する。さらに扉15を反時計回りに回転させ、図21(d)に示す位置まで移動させると、今度は扉15を開こうとする力が発生し、扉15は完全に開いた状態(図21(g)参照)となる。
【0071】
扉15が完全に開いた状態では、カバー3の表面と側板15dとが接触しておらず、側板15dを外側に撓めようとする力が発生しない。したがって、扉15が完全に開いた状態から扉15を閉じようとすると、側板15dの端縁15eとカバー3表面とが接触して、側板15dを外側に撓めようとする力が発生し、扉15を開こうとする力が発生するため、扉15に誤って触れた程度では扉15は閉じず、扉15を開けてスイッチSW2,SW3の操作を行う際に扉15が勝手に閉まって操作を妨げることがない。また、軸15aの根元は円錐台状に形成されているので、扉15を全開状態からさらに開こうとしたとしても、側板15dが外側に撓んで、軸15aと軸受け部16との係止状態が外れるだけであり、軸15aが折れることはないので、再び扉15を取り付けることができる。
【0072】
一方、扉15を閉じる際は、扉15を図22中時計回りに回転させると、扉15に突設された係止片15bが孔17内に挿入され、爪15cが孔17の端面に当たって係止片15bが内側に押し撓められ、爪15cが孔17の端面を乗り越えてカバー3の内面と係止するので、扉15が閉じられた状態でラッチされる。なお、扉15を閉じた状態で、扉15を図22中反時計回りに回転させると、爪15cが孔17の端面に当たって係止片15bが内側に押し撓められ、爪15cが孔17の端面を乗り越えて爪15cとカバー3内面との係止状態が外れるので、扉15を容易に開けることができる。
【0073】
このように、スイッチSW2,SW3が配設されたカバー3の部位は扉15によって開閉自在に覆われているので、スイッチSW2,SW3が不用意に操作させるのを防止することができる。また、扉15の表面は曲面形状に形成されており、人体検知センサ107が配設されたカバー3の取付部位の表面形状と同様の形状に形成されているので、見栄えを良くすることができ、且つ、扉15内の空間を大きくとることができるから、スイッチSW3の操作つまみ36に操作ハンドル37を取り付けることができ、スイッチSW3の操作性を向上させることができる。
【0074】
本実施形態では、器体1を造営面に取り付けた状態で、器体1の前面に人体検知センサ107、モード切換スイッチSW1及びスイッチSW2,SW3を配置しているので、器体1の前面側から各種の設定を容易に行える。また、人体検知センサ107及び明るさセンサ108の取付部位を器体1の下側に配置し、モード切換スイッチSW1を器体1の中央に配置し、スイッチSW2,SW3を器体1の上側に配置しており、発熱部品と人体検知センサ107とをできるだけ離して器体1内に納めているので、人体検知センサ107が器体内部の発熱の影響を受けにくくなる。さらに、人体検知センサ107を器体1の下側に配置した場合は、発熱部品から直接放射される輻射熱の影響を低減できるとともに、器体1内部の熱の循環による影響を低減することもでき、発熱部品の発熱の影響をさらに受けにくくできる。
【0075】
ところで本実施形態においては、ボディ2とカバー3から成る器体1を壁面のような造営面に埋込配設するために、埋込型の配線器具用に規格化された既製の取付枠に取り付けることができる寸法に形成してある。このような取付枠としては、例えばJISで規格化されている大角形連用配線器具の取付枠(JISC8375参照)がある。そして、本実施形態では器体1の長手方向の寸法を、大角形連用配線器具の1連の取付枠の開口窓の長手方向寸法の略3分の2の寸法(2個モジュール寸法)に形成している。
【0076】
図24は前記2個モジュール寸法に器体1が形成された熱線センサ付自動スイッチと、大角形連用配線器具の1個モジュール寸法のスイッチ90を一連の金属製の取付枠60に取り付けた状態を示している。この取付枠60は、中央に開口窓60aを有する矩形枠状に形成されており、長手方向に対向する取付片61に図示しない埋込ボックスに取り付けるためのボックスねじ用の長孔62と、壁を構成する石膏ボードなどに取り付けるための従来周知のはさみ金具(図示せず)が取着される取着孔63と、前面にプレート枠(図示せず)等を取り付けるためのプレートねじ用のねじ孔64とが少なくとも設けてある。また、取付枠60の開口窓60a両側の各側片65には固定爪(図示せず)と可動爪66とが設けてある。而して、カバー3の結合凹所11の一方に固定爪を挿入したのち、可動爪66を他方の結合凹所11に押し込んで係止することで器体1を取付枠60に容易に取り付けることができる。このように器体1を3個モジュール寸法の取付枠60に取り付ければ、器体を2個モジュール寸法に形成してあるため、取付枠60の残りの1個モジュール寸法の空間にスイッチ90やコンセント、モジュラージャックなどの他の配線器具(大角連用形配線器具)を取り付けることができ、取付枠60によって他の配線器具と容易に並設できる。
【0077】
また図25は熱線センサ付自動スイッチとスイッチ90を合成樹脂製の取付枠70に取り付けた状態を示している。ここで、この取付枠70は、長手方向に対向する取付片71にボックスねじ用の長孔72と、はさみ金具が取着される取着孔(図示せず)と、プレートねじ用のねじ74とが少なくとも設けてある。また、取付枠70の一方の側片75には2つで1組となった係止孔(図示せず)が3組ずつ並設され、他方の側片76には横長の板片77が垂設されている。この板片77には開口部79が3つ並設され、各開口部79の下縁には突出片78が上方へ突設してある。而して、カバー3の一方の係止爪片10を側片75の係止孔に挿入したのち、反対側の係止爪片10を突出片78の肩80に載せるようにして開口部79に挿入すれば、器体1を取付枠70に取り付けることができる。なお、この場合における器体1の長手方向の寸法は、取付枠70の開口窓70aの長手方向寸法の略3分の2に形成されている(2個モジュール寸法)。
【0078】
ところで、図25に2点破線で示すように、合成樹脂製の取付枠70の前面にはプレート取付枠81を介してプレート82が取り付けられるようになっている。このプレート82は取付枠70の開口窓70aよりも大きな寸法の開口部を有しており、そのままではプレート82の開口部から取付枠70の一部が露出してしまう。そこで、取付枠70の前面にプレート82の開口部と熱線センサ付自動スイッチの前面との隙間を塞ぐ化粧カバー83が取り付けてある。これにより、所謂ピアノハンドルスイッチのような配線器具に対応して大きな開口部を有するプレート82にも容易に対応が可能となる。
【0079】
なお、図24、図25では、スイッチ90が熱線センサ付自動スイッチに対して上側になるように取付枠60,70に取り付けているが、スイッチ90を操作する際に手の影が明るさセンサ108に入らないようにするため、スイッチ90が熱線センサ付自動スイッチに対して下側にくるようにして、スイッチ90と熱線センサ付自動スイッチとを取付枠60,70に並設しても良い。
【0080】
(実施形態2)
本実施形態の熱線センサ付自動スイッチの回路図を図31に示す。実施形態1では、接続端子t1,t2間にカレントトランスCTの一次巻線を介してトライアックTRCを有する負荷制御回路101を接続しているが、本実施形態ではトライアックTRCの代わりに、例えばセットコイル又はリセットコイルへの通電によって接点状態が切り換えられ、磁力などで切り換わった接点状態を保持するラッチングタイプのリレーRYを用いている。すなわち、実施形態1の熱線センサ付自動スイッチにおいて、接続端子t1,t2間にカレントトランスCTの一次巻線を介してリレー接点ryを接続している。また駆動回路102の代わりに、リレーRYを開閉駆動するためのリレー駆動回路114を設けている。尚、リレー接点ry及びリレー駆動回路114以外の構成は上述した実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0081】
リレー駆動回路114は、コンデンサC2の両端間にそれぞれ接続されたセットコイルS及びトランジスタQ3の直列回路、リセットコイルR及びトランジスタQ4の直列回路を備えており、トランジスタQ3,Q4は、それぞれ、制御用ICの出力端子OUT1a,OUT1bから出力される信号によってオン/オフされる。
【0082】
この熱線センサ付自動スイッチの動作を図32のタイムチャートを参照して説明する。明るさセンサ108の検出信号がHレベル、すなわち周囲の明るさが所定のしきい値よりも明るい場合には、人体検知センサ107から人体検知信号が入力されたとしても制御用IC103はリレー駆動回路114に制御信号を出力しない。一方、明るさセンサ108の出力信号がLレベル、すなわち周囲の明るさが所定のしきい値よりも暗い場合に、人体検知センサ107から人体検知信号が入力されると、制御用IC103は出力端子OUT1aからトランジスタQ3をオンさせる信号をリレー駆動回路114に出力する。この時、トランジスタQ3を介してリレーRYのセットコイルSに電流が流れ、リレー接点ryがオンし、負荷Lに電源が供給される。なお、リレーRYはラッチングタイプのリレーであるので、セットコイルSへの通電が終了してもリレー接点ryはオン状態を保持し、負荷Lへの電源供給が継続される。したがって、リレーRYのコイルに電流を流し続ける必要はなく、省エネを図ることができる。
【0083】
制御用IC103は、人体検知センサ107から入力された人体検知信号に基づいて、リレー駆動回路114に制御信号を出力すると同時に、所定の動作保持時間T1の限時を開始し、動作保持時間T1内に再度人体検知センサ107から人体検知信号が入力された場合には、動作保持時間T1を再度最初から限時しなおすことで、制御信号の出力時間すなわち負荷Lの動作時間を延長するようになっている。そして、動作保持時間T1の限時が完了すると、制御用IC103は出力端子OUT1bからトランジスタQ4をオンさせる制御信号を出力する。この時、トランジスタQ4を介してリレーRYのリセットコイルRに電流が流れ、リレー接点ryがオフし、負荷Lへの電源供給が停止される。
【0084】
このように、本実施形態では負荷制御回路114をリレー接点ryで構成しているので、トライアックTRCを用いた場合に比べて、回路部品の発熱を小さくできる。
【0085】
(実施形態3)
本実施形態の熱線センサ付自動スイッチの回路図を図33に示す。実施形態1では、接続端子t1,t2間にカレントトランスCTの一次巻線を介してトライアックTRCを有する負荷制御回路101を接続しているが、本実施形態では、例えばセットコイル又はリセットコイルへの通電によって接点状態が切り換えられ、磁力などで切り換わった接点状態を保持するラッチングタイプのリレーRYのリレー接点ryを、トライアックTRCと並列に接続している。すなわち、実施形態1の熱線センサ付自動スイッチにおいて、接続端子t1,t2間にカレントトランスCTの一次巻線を介してトライアックTRC及びリレー接点ryの並列回路を接続している。また、オン時電源回路106の抵抗R6とダイオードD4との間にツェナダイオードZD2を逆直列に接続し、ツェナダイオードZD2のカソードと回路のグランドとの間にコンデンサC4を接続している。コンデンサC4と並列に実施形態2で説明したリレー駆動回路114を接続しており、コンデンサC4の両端電圧を制御用IC103の入力端子IN9に入力する。尚、負荷制御回路101、リレー駆動回路114及びオン時電源回路106以外の構成は実施形態1又は2と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0086】
この熱線センサ付自動スイッチの動作を図34のタイムチャートを参照して説明する。明るさセンサ108の検出信号がHレベル、すなわち周囲の明るさが所定のしきい値よりも明るい場合には、人体検知センサ107から人体検知信号が入力されたとしても制御用IC103はリレー駆動回路114に制御信号を出力しない。
【0087】
一方、明るさセンサ108の出力信号がLレベル、すなわち周囲の明るさが所定のしきい値よりも暗い場合に、人体検知センサ107から人体検知信号が入力されると、制御用IC103は出力端子OUT1から駆動回路102を動作させる制御信号を駆動回路102に出力し、駆動回路102では制御用IC103から入力された制御信号によりサイリスタSCRがオンし、トライアックTRCのゲートにトリガ電流が流れて、トライアックTRCがターンオンし、負荷Lに電源が供給される。ここで、制御用IC103は入力端子IN9に入力されたコンデンサC4の両端電圧をモニタしており、コンデンサC4が所定の電圧まで充電されると、出力端子OUT1aからトランジスタQ3をオンさせる信号を出力する。この時、トランジスタQ3を介してリレーRYのセットコイルSに電流が流れ、リレー接点ryがオンし、リレー接点ry及びトライアックTRCの並列回路を介して負荷Lに電源が供給される。
【0088】
制御用IC103は、人体検知センサ107から入力された人体検知信号に基づいて、駆動回路102に制御信号を出力すると同時に、所定の動作保持時間T1の限時を開始し、動作保持時間T1内に再度人体検知センサ107から人体検知信号が入力された場合には、動作保持時間T1を再度最初から限時しなおすことで、制御信号の出力時間すなわち負荷Lの動作時間を延長するようになっている。そして、動作保持時間T1の限時が完了すると、制御用IC103は出力端子OUT1bからトランジスタQ4をオンさせる制御信号を出力する。この時、トランジスタQ4を介してリレーRYのリセットコイルRに電流が流れ、リレー接点ryがオフする。その後、制御用IC103は出力端子OUT1から駆動回路102への制御信号の出力を停止し、サイリスタSCRがトリガされなくなり、トライアックTRCのゲートにトリガ電流が流れなくなって、トライアックTRCがオフし、負荷Lへの電源供給が停止される。
【0089】
上述のように、負荷Lの動作時にリレー接点ry及びトライアックTRCの並列回路を介して負荷Lに電源が供給されるので、負荷制御回路101をトライアックTRCのみで構成した場合に比べて、トライアックTRCに流れる電流が低減され、トライアックTRCの発熱を抑制することができる。また、リレー接点ryはトライアックTRCが導通した後にオンするので、リレー接点ryに突入電流が流れることはなく、インバータ照明器具などの突入電流の大きな負荷Lでも小型のリレーRYで構成することができる。
【0090】
尚、本回路では、リレー駆動回路114の両端間に、コンデンサC4の両端電圧にツェナダイオードZD2のツェナ電圧を加えた電圧が印加されるので、電圧変換回路105の出力電圧よりも高い電圧でリレーRYを駆動することができる。
【0091】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、人体から放射される熱線を検知することにより検知領域内における人の存否を検知する人体検知部と、人体検知部が検知信号を発生すると所定の動作保持時間だけ負荷をオンさせる制御信号を発生する制御回路、2個の接続端子を介して商用電源及び負荷の直列回路が接続され前記制御信号に応じて負荷への電源供給をオン/オフする負荷制御回路、負荷制御回路と並列に接続され負荷制御回路のオフ時に負荷が駆動するに至らないレベルの入力インピーダンスを有し負荷制御回路のオフ時に制御回路へ動作電源を供給するオフ時電源回路、及び負荷制御回路のオン時に制御回路へ動作電源を供給するオン時電源回路よりなる回路部と、人体検知部および回路部を収納する器体とを備え、上記器体は前面が略矩形状に形成され、壁面のような施工面に固定される取付枠に結合される取付け部を有し、上記器体の短幅方向の寸法は、施工面に固定される取付枠の開口窓の短幅方向寸法と略同じ寸法に形成されると共に、上記器体の長手方向の寸法は、取付枠の開口窓の長手方向寸法の略3分の2に形成され、開口窓から露出する器体前面の部位に、人体検知部と、動作保持時間を切り換える時間設定部と、制御回路の動作モードを人体検知部の検知信号に応じて自動的に負荷をオン/オフさせる自動モード、検知信号と無関係に負荷を強制的にオン又はオフさせる連続入モード、連続切モードの何れかに切り換えるモード設定部とを配置したことを特徴とし、器体には取付枠に結合される取付け部が形成されているので、既製の取付枠を利用して施工面に取り付けることができ、且つ、器体の長手方向の寸法は、取付枠の開口窓の長手方向寸法の略3分の2の寸法(2個モジュール寸法)に形成されているので、1個モジュール寸法の埋込型配線器具とともに並設できるという効果があり、しかも取付枠の開口窓から露出する器体前面の部位に人体検知部と時間設定部とモード設定部とが配置されているので、動作保持時間や動作モードの設定作業を前面側から行うことができ、設定作業を容易に行えるという効果がある。そのうえ、2個の接続端子間には負荷と商用電源の直列回路が接続されているので、商用電源が接続される接続端子と負荷が接続される接続端子とを別々に設けた場合に比べて、接続端子の数を少なくでき、接続端子を収納する空間が小さくて済むので、器体を小型化できるという効果がある。
【0092】
そのうえ、請求項1の発明では、不要な領域からの熱線を検知領域制限カバーで遮蔽することにより、人体検知部の誤動作を防止することができ、且つ、検知領域制限カバーはスライド自在に設けられているので、遮光する領域を容易に変更でき、さらに検知領域制限カバーを第1及び第2のカバー支持部材の間に挟持すると、径の違いによって検知領域制限カバーに第1及び第2のカバー支持部材から力が加わり、検知領域制限カバーと第1及び第2のカバー支持部材との接触抵抗を大きくできるという効果がある。したがって、検知領域制限カバーに誤って接触したり、振動などが発生したとしても、検知領域制限カバーが移動しにくく、調整位置が変化するのを防止できるという効果がある。また、検知領域制限カバーは第1及び第2のカバー支持部材により撓められた状態で取り付けられるので、組立時のずれや部品寸法のばらつきを吸収できるという効果もある。
【0093】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、時間設定部とモード設定部と人体検知部とを上から順番に配置したことを特徴とし、請求項1の発明と同様の効果がある。
【0094】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、検知領域制限カバーはレンズ表面との間に隙間をおいて取り付けられたことを特徴とし、検知領域制限カバーがレンズ表面に密着した場合はレンズ面に複数の方向から熱線が入射したとしても、検知領域制限カバーにより全ての熱線が遮蔽されるが、検知領域制限カバーとレンズ表面との間に隙間をもたせているので、レンズ面に複数の方向から入射する熱線を別々に遮蔽できるという効果がある。
【0095】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、第1又は第2のカバー支持部材の何れか一方に、検知領域制限カバーに設けられた係止部と凹凸係止する被係止部を設けたことを特徴とし、検知領域制限カバーを移動させると、被係止部と係止部とが凹凸係止することによって、クリック感が発生し、調整位置を容易に見つけることができるという効果がある。
【0096】
請求項5の発明は、請求項1の発明において、第1及び第2のカバー支持部材に、検知領域制限カバーに設けられた係止部と凹凸係止する被係止部をそれぞれ設けたことを特徴とし、検知領域制限カバーを移動させると、被係止部と係止部とが凹凸係止することによって、クリック感が発生し、調整位置を容易に見つけることができるという効果がある。
【0097】
請求項6の発明は、請求項1の発明において、人体検知部の検知領域の少なくとも一部を検知領域制限カバーが制限するのを防止するストッパを設けたことを特徴とし、いたずら等によって検知領域制限カバーが閉じられたとしても、ストッパは検知領域制限カバーが検知領域の少なくとも一部を制限するのを防止しているので、検知不能となるのを防止できるという効果がある。
【0098】
請求項7の発明は、請求項1の発明において、検知領域制限カバーは複数枚の板片から構成されることを特徴とし、検知領域制限カバーを一枚の板片から形成した場合に比べて個々の板片の大きさを小さくできるから、検知領域制限カバーを収納するための空間を小さくでき、器体の小型化を図ることができるという効果がある。
【0099】
請求項8の発明は、請求項1の発明において、検知領域制限カバーは蛇腹状に伸縮する伸縮部を有することを特徴とし、伸縮部は蛇腹状に折り畳まれるので、検知領域制限カバーを一枚の板片から形成した場合に比べて、検知領域制限カバーを収納するための空間を小さくでき、器体の小型化を図ることができるという効果がある。
【0100】
請求項9の発明は、請求項1の発明において、レンズと一体に形成されレンズの前面を覆うレンズカバーを設けたことを特徴とし、検知領域からの熱線を人体検知部に集光するレンズの前面をレンズカバーで覆っているので、外観の見栄えを良くすることができるという効果があり、且つ、レンズカバーはレンズと一体に形成されているので、部品点数が増加することがないという効果がある。
【0101】
請求項10の発明は、請求項1の発明において、時間設定部が配置された器体前面の部位を開閉自在に覆う扉を設けたことを特徴とし、時間設定部は扉によって覆われているので、いたずらなどによって時間設定部の設定が変更されるのを防止できるという効果がある。
【0102】
請求項11の発明は、請求項10の発明において、器体に設けられた軸受け部に軸支される略円筒状の軸を扉に設け、軸の付け根を付け根側ほど径が大きくなるような断面形状に形成したことを特徴とし、軸の付け根は付け根側ほど径が大きくなるような断面形状に形成されているので、扉を全閉状態からさらに開こうとして軸に無理な力を加えても、軸を折れにくくできるという効果がある。
【0103】
請求項12の発明は、請求項10の発明において、器体に設けられた軸受け部に軸支される軸を扉に設け、開閉時に器体表面と対向する扉の部位に、扉の端縁と軸との間の距離が、軸と器体表面との間の距離よりも長くなる部位を設けたことを特徴とし、扉を開閉する際に扉の端縁と器体とが接触して、軸の形成された扉の部位が外側に撓められるので、扉を開いた状態又は閉じた状態に移動させるような力が働くため、扉を開いて設定操作を行う際に扉が閉じることがなく、設定操作の邪魔になるのを防止でき、且つ、扉が閉じた状態から勝手に開くのを防止できるという効果がある。
【0104】
請求項13の発明は、請求項1の発明において、時間設定部が切換操作に応じて動作保持時間を対数的に変化させることを特徴とし、短時間側は短い時間間隔、長時間側は長い時間間隔で動作保持時間が変化するので、動作保持時間の調整範囲が広い場合でも1つの時間設定部で対応することができるという効果がある。
【0105】
請求項14の発明は、請求項13の発明において、時間設定部の切換操作によって、制御回路の動作モードが、人体検知部の検知信号と無関係に負荷を強制的にオン又はオフさせる連続入モード、連続切モードに設定されることを特徴とし、時間設定部によりモード設定部を兼用でき、部品点数を削減できるという効果がある。
【0106】
請求項15の発明は、請求項1乃至14の発明において、回路部を構成する回路部品に熱結合された放熱板を器体の内部に収納し、放熱板と対向する器体の面に器体の内部と連通する連通孔を複数設けるとともに、放熱板における連通孔に対応する部位以外の部位に貫通孔を穿設したことを特徴とし、器体の連通孔及び放熱板の貫通孔を介して器体の内部へ外気が流入したり、器体内部の空気が外部へ流出するため、放熱効果を高めることができ、且つ、連通孔に対応する部位以外の放熱板の部位に貫通孔が形成されているので、貫通孔には放熱板が臨んでおり、器体内部を遮蔽しているので、外観の見栄えを良くできるという効果がある。
【0107】
請求項16の発明は、請求項1乃至14の発明において、上記負荷制御回路は、2個の接続端子間に接続されたトライアックを有することを特徴とし、望ましい実施態様である。
【0108】
請求項17の発明は、請求項1乃至14の発明において、上記負荷制御回路は、2個の接続端子間にリレー接点が接続されたリレーを有することを特徴とし、負荷制御回路をトライアックで構成した場合に比べて、発熱を少なくできるという効果がある。
【0109】
請求項18の発明は、請求項1乃至14の発明において、上記負荷制御回路は、2個の接続端子間に接続されたトライアックと、トライアックにリレー接点が並列接続されたリレーとを有し、上記制御回路は負荷への電源供給開始時にトライアックがオンした状態でリレー接点をオンすることを特徴とし、負荷への電源供給開始時にはトライアックが先にオンするため、リレー接点に突入電流が流れることはなく、突入電流の大きな負荷に対しても小型のリレーで対応でき、且つ、トライアックのみの場合に比べてトライアックに流れる電流が低減するから、発熱を少なくできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の熱線センサ付自動スイッチの分解斜視図である。
【図2】(a)は同上の正面図であり、(b)は同上の側面図である。
【図3】同上のボディに放熱板を組み込んだ状態を前面側から見た図である。
【図4】同上のボディに放熱板を組み込んだ状態を背面側から見た図である。
【図5】(a)は同上の放熱板の上面図であり、(b)は同上のボディに放熱板を組み込んだ状態を上方から見た図である。
【図6】(a)は同上の放熱板の下面図であり、(b)は同上のボディに放熱板を組み込んだ状態を下方から見た図である。
【図7】同上のレンズ体を示し、(a)はレンズカバーを固定する前の状態を前面側から見た図、(b)はレンズカバーを固定した状態を前面側から見た図である。
【図8】同上のレンズ体を示し、(a)は下面図、(b)は図7のE−E’断面図、(c)は要部拡大断面図、(d)はレンズカバーを固定する状態を下側から見た断面図である。
【図9】同上のエリア制限カバーを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は背面図である。
【図10】同上のエリア制限カバーの取付状態を説明する図である。
【図11】同上のエリア制限カバーをカバーとレンズ体との間で挟持する状態を説明する図である。
【図12】同上のエリア制限カバーにより検知領域を制限する状態を説明する図である。
【図13】同上のエリア制限カバーをカバーに組み込んだ状態を背面側から見た図である。
【図14】同上の別のエリア制限カバーの組込状態を説明する図である。
【図15】同上のまた別のエリア制限カバーの組込状態を説明する図である。
【図16】同上のさらに別のエリア制限カバーの組込状態を説明する図である。
【図17】同上の別のエリア制限カバーの組込状態を説明する図である。
【図18】同上のまた別のエリア制限カバーの組込状態を説明する図である。
【図19】同上のさらに別のエリア制限カバーの組込状態を説明する図である。
【図20】同上の扉を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下方から見た断面図である。
【図21】(a)〜(g)は同上の扉の開閉操作時の状態を示す図である。
【図22】同上の扉の開閉状態を示す図である。
【図23】(a)(b)は同上のスイッチの設定時間を説明する図である。
【図24】同上の使用状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図25】同上の使用状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図26】同上のブロック図である。
【図27】同上の回路図である。
【図28】同上の要部回路図である。
【図29】同上の動作を説明するタイムチャートである。
【図30】同上の別の動作を説明するタイムチャートである。
【図31】実施形態2の熱線センサ付自動スイッチの回路図である。
【図32】同上の動作を説明するタイムチャートである。
【図33】実施形態3の熱線センサ付自動スイッチの回路図である。
【図34】同上の動作を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
1 器体
10 係止爪片
11 結合凹所
21 レンズ体
23 レンズ
36 操作ハンドル
37 鍔
107 人体検知センサ
SW1,SW3 スイッチ
Claims (18)
- 人体から放射される熱線を検知することにより検知領域内における人の存否を検知する人体検知部と、人体検知部が検知信号を発生すると所定の動作保持時間だけ負荷をオンさせる制御信号を発生する制御回路、2個の接続端子を介して商用電源及び負荷の直列回路が接続され前記制御信号に応じて負荷への電源供給をオン/オフする負荷制御回路、負荷制御回路と並列に接続され負荷制御回路のオフ時に負荷が駆動するに至らないレベルの入力インピーダンスを有し負荷制御回路のオフ時に制御回路へ動作電源を供給するオフ時電源回路、及び負荷制御回路のオン時に制御回路へ動作電源を供給するオン時電源回路よりなる回路部と、人体検知部および回路部を収納する器体とを備え、上記器体は前面が略矩形状に形成され、壁面のような施工面に固定される取付枠に結合される取付け部を有し、上記器体の短幅方向の寸法は、施工面に固定される取付枠の開口窓の短幅方向寸法と略同じ寸法に形成されると共に、上記器体の長手方向の寸法は、取付枠の開口窓の長手方向寸法の略3分の2に形成され、開口窓から露出する器体前面の部位に、人体検知部と、動作保持時間を切り換える時間設定部と、制御回路の動作モードを人体検知部の検知信号に応じて自動的に負荷をオン/オフさせる自動モード、検知信号と無関係に負荷を強制的にオン又はオフさせる連続入モード、連続切モードの何れかに切り換えるモード設定部とを配置し、所定の検知領域から入射される熱線を人体検知部に集光するレンズを器体の前面に設けると共に、人体検知部の検知領域を制限する断面略円弧状に形成された検知領域制限カバーと、検知領域制限カバーの前面又は背面と当接する面がそれぞれ断面略円弧状に形成され、前記検知領域制限カバーを間に挟持することによって前記検知領域制限カバーをスライド自在に器体に取り付ける第1及び第2のカバー支持部材とを設け、検知領域制限カバーの断面の径と、第1及び第2のカバー支持部材の断面の径とを異ならせたことを特徴とする熱線センサ付自動スイッチ。
- 時間設定部とモード設定部と人体検知部とを上から順番に配置したことを特徴とする請求項1記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 検知領域制限カバーはレンズ表面との間に隙間をおいて取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 第1又は第2のカバー支持部材の何れか一方に、検知領域制限カバーに設けられた係止部と凹凸係止する被係止部を設けたことを特徴とする請求項1記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 第1及び第2のカバー支持部材に、検知領域制限カバーに設けられた係止部と凹凸係止する被係止部をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 人体検知部の検知領域の少なくとも一部を検知領域制限カバーが制限するのを防止するストッパを設けたことを特徴とする請求項1記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 検知領域制限カバーは複数枚の板片から構成されることを特徴とする請求項1記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 検知領域制限カバーは蛇腹状に伸縮する伸縮部を有することを特徴とする請求項1記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- レンズと一体に形成されレンズの前面を覆うレンズカバーを設けたことを特徴とする請求項1記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 時間設定部が配置された器体前面の部位を開閉自在に覆う扉を設けたことを特徴とする請求項1記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 器体に設けられた軸受け部に軸支される略円筒状の軸を扉に設け、軸の付け根を付け根側ほど径が大きくなるような断面形状に形成したことを特徴とする請求項10記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 器体に設けられた軸受け部に軸支される軸を扉に設け、開閉時に器体 表面と対向する扉の部位に、扉の端縁と軸との間の距離が、軸と器体表面との間の距離よりも長くなる部位を設けたことを特徴とする請求項10記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 前記時間設定部は切換操作に応じて動作保持時間を対数的に変化させることを特徴とする請求項1記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 時間設定部の切換操作によって、制御回路の動作モードが、人体検知部の検知信号と無関係に負荷を強制的にオン又はオフさせる連続入モード、連続切モードに設定されることを特徴とする請求項13記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 回路部を構成する回路部品に熱結合された放熱板を器体の内部に収納し、放熱板と対向する器体の面に器体の内部と連通する連通孔を複数設けるとともに、放熱板における連通孔に対応する部位以外の部位に貫通孔を穿設したことを特徴とする請求項1乃至14の何れか1つに記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 上記負荷制御回路は、2個の接続端子間に接続されたトライアックを有することを特徴とする請求項1乃至14の何れか1つに記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 上記負荷制御回路は、2個の接続端子間にリレー接点が接続されたリレーを有することを特徴とする請求項1乃至14の何れか1つに記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 上記負荷制御回路は、2個の接続端子間に接続されたトライアックと、トライアックにリレー接点が並列接続されたリレーとを有し、上記制御回路は負荷への電源供給開始時にトライアックがオンした状態でリレー接点をオンすることを特徴とする請求項1乃至14の何れか1つに記載の熱線センサ付自動スイッチ。
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