JP2863232B2 - 熱線感知式人体検知スイッチ - Google Patents

熱線感知式人体検知スイッチ

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JP2863232B2
JP2863232B2 JP1335429A JP33542989A JP2863232B2 JP 2863232 B2 JP2863232 B2 JP 2863232B2 JP 1335429 A JP1335429 A JP 1335429A JP 33542989 A JP33542989 A JP 33542989A JP 2863232 B2 JP2863232 B2 JP 2863232B2
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博史 金田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、人体から発生する熱線を検出する感熱素子
をケース内に内蔵し、感熱素子の出力信号に基づいて検
知領域内での人の存否を判定することにより負荷を制御
するようにした熱線感知式人体検知スイッチに関するも
のである。
【従来の技術】
従来より、この種の熱線感知式人体検知スイッチは、
室内での人の存否に応じて照明を自動的に点滅させたり
するなどの目的で使用されている。したがって、熱線感
知式人体検知スイッチのケースは、壁や天井に直付けす
るように構成されているのが一般的である。
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成では、熱線感知式人体検知スイッチを、
他のコンセントやスイッチ等の配線器具とは異なる施工
法で施工することが必要になり、施工業者にとって特別
な配慮を要するという問題を有していた。 本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、
コンセントやスイッチ等と同等の施工法で施工できるよ
うにし、施工作業を容易にした熱線感知式人体検知スイ
ッチを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の構成では、取
付面に固定されるケースと、ケースの前面に対して回動
自在な回動枠と、回動枠内に配設されケースの前面から
の熱線を受光する感熱素子とを備え、感熱素子の出力信
号に基づいて検知領域内での人の存否を検出するように
し、ケース内に、上記感熱素子の出力信号に基づいて負
荷制御用のスイッチ要素への制御信号を発生する信号処
理回路を納装し、ケースに、規格化された配線器具を最
大3個まで取り付けることができるように規格化されて
いる配線器具用の取付枠に取り付けることができる取付
部を設けるとともに、ケースを、上記配線器具の1個分
に相当する寸法に形成しているのである。 また、請求項2の構成では、ケース内に、感熱素子の
出力信号に基づいて負荷を制御するスイッチ要素と、ス
イッチ要素への制御信号を発生する信号処理回路とを納
装し、ケースに、規格化された配線器具を最大3個まで
取り付けることができるように規格化されている配線器
具用の取付枠に取り付けることができる取付部を設ける
とともに、ケースを、上記配線器具の2個分に相当する
寸法に形成しているのである。 請求項3の構成では、ケース内に、感熱素子の出力信
号に基づいて負荷を制御するスイッチ要素と、スイッチ
要素への制御信号を発生する信号処理回路とを納装し、
ケースに、規格化された配線器具を最大3個まで取り付
けることができるように規格化されている配線器具用の
取付枠に取り付けることができる取付部を設けるととも
に、ケースを、上記配線器具の3個分に相当する寸法に
形成しているのである。 請求項4の構成では、ケース内に、負荷の制御方法と
してのモードを選択するモード選択スイッチを納装し、
モード選択スイッチをロータリスイッチとし、操作ハン
ドルをケースの前面に露出させているのである。 請求項5の構成では、ケース内に、負荷の制御方法と
してのモードを選択するモード選択スイッチを納装し、
モード選択スイッチを押釦スイッチとし、操作ハンドル
をケースの前面に露出させているのである。 請求項6の構成では、回動枠に、感熱素子の前面を覆
うとともに、ケースの前面からの熱線を感熱素子に集光
するレンズを装着し、ケースにレンズの前面を覆う保護
カバーを装着し、保護カバーの要所に熱線を透過させる
スリットを穿設している。 請求項7の構成では、回動枠に感熱素子の前方で開口
窓を設け、感熱素子と開口窓との間の内周面に、開口窓
から入射した熱線を感熱素子に集光する反射層を設けて
いるのである。 請求項8の構成では、上記モード選択スイッチが、感
熱素子の出力信号に基づいて負荷を制御する自動モード
と、負荷を強制的にオンにするオンモードと、負荷を強
制的にオフにするオフモードとの少なくとも1つを選択
可能とされている。
【作用】
請求項1ないし請求項3の構成によれば、配線器具用
の取付枠に取り付けることができるようにケースを構成
しているので、コンセントやスイッチ等の配線器具と同
じ施工法で施工することができ、施工業者にとって施工
作業が容易になるのである。また、請求項1の構成で
は、ケースを配線器具の1個分に相当する寸法に形成し
ているので、配線器具を最大3個まで取り付けることが
できる規格化された通常の取付枠に対して最大3個まで
取り付けることができ、1箇所に複数個を設けることで
多機能化することが可能である。 請求項4および請求項5の構成では、モード選択スイ
ッチ設け、モード選択スイッチをロータリスイッチとし
たり押釦スイッチとすることで、限られた寸法内では比
較的大きな操作ハンドルを設けることができ、モード選
択スイッチの操作が容易になるという利点がある。 請求項6の構成では、感熱素子の前方にレンズを設け
ることにより、感熱素子への熱線の入射方向や入射量を
制御することができ、さらに、保護カバーによってレン
ズを保護するとともに、保護カバーに設けたスリットに
よっても感熱素子の視野等を制御することができるので
ある。すなわち、レンズおよび保護カバーのスリットに
よって、検知領域や感度を調節することができる。 請求項7の構成では、回動枠の内周面に形成した反射
層によって、感熱素子の視野を制御することができ、感
熱素子の視野を広げる必要があるときには有効な手段と
ある。 請求項8の構成では、モード選択スイッチが自動モー
ドとオンモードとオフモードとの少なくとも1つを選択
可能であるから、モード選択スイッチによってモードを
選択すれば、通常は負荷をオフあるいはオンにしておき
必要に応じて人の存否に応じて負荷をオンオフさせる状
態としたり、通常は人の存否に応じて負荷をオンオフさ
せるのに対して必要に応じて人の存否にかかわらず負荷
をオンまたはオフの状態に保つ状態とすることができ
る。つまり、負荷の制御方法の自由度が高くなり用途が
広がることになる。
【実施例1】 第1図ないし第4図に示すように、ケース1は、合成
樹脂成型品よりなり、ボディ10とカバー20とを結合して
形成される。ケース1は、JIS規格や日本配線器具工業
会で規格化されている大角形3個用の取付枠に最大3個
まで取り付けることができる配線器具寸法(単位寸法と
呼称する)の3倍に相当する寸法に形成されている。し
たがって、大角形3個用の取付枠に1個だけケース1を
取り付けることができるのである。 ケース1には、取付枠への取付部として、金属製取付
枠の保持爪が係合する取付孔21と、合成樹脂製取付枠の
保持孔に係合する取付爪22とが、それぞれカバー20の両
側面に形成されている。カバー20の背面には、先端部に
結合爪23aを備えた結合脚23が3箇所で突設され、各結
合脚23がボディ10の周部に穿孔された結合孔11に挿入さ
れて結合爪23aが結合孔11の周縁に係止されることによ
って、ボディ10にカバー20が結合されるのである。 ボディ10内には、回路部収納室12と端子収納室13とが
形成されている。また、ボディ10の底面には先端面が弧
状となった一対の支持リブ14が突設されている。回路部
収納室12には、電源回路部が実装された第1の回路基板
41や可変抵抗器VR等を実装した第2の回路基板42が納装
される。第1の回路基板41の表面には絶縁シート49が積
層される。端子収納室13には、速結端子よりなる端子50
が納装される。端子50は、鎖錠ばね51と端子板52と解除
釦53とからなり、ボディ10の底面に穿孔された電線挿入
孔15より挿入された電線を、鎖錠ばね51のばね力によっ
て鎖錠ばね51と端子板52との間に挟持することによって
保持する。また、ボディ10の底面に穿孔された釦操作孔
16よりドライバ等の治具を挿入して解除釦53を操作する
ことにより、鎖錠ばね51を撓ませて鎖錠ばね51を端子板
52から離し、電線が容易に抜けるようにする。端子板52
は、第1の回路基板41に対して半田付けされている。 回動枠30は、円板状に形成された一対の端板31を一対
の側枠32で連結した枠状に形成されている。回動枠30の
各端板31は、カバー20の前面に突設された半円状の保持
板24の周壁の内周面と、支持リブ14の先端面との間で、
支持リブ14の先端面に摺接して回動自在となるように保
持される。回動枠30の一部には方向調節つまみ30aが突
設され、方向調節つまみ30aを手で操作することによ
り、回動枠30を回動させることができるようにしている
のである。回動枠30において側枠32の後方には第3の回
路基板43が取着されている。第3の回路基板43には、焦
電素子よりなる感熱素子2、感熱素子2の出力信号に基
づいて人の存否を判定する集積回路よりなる信号処理回
路3が実装されている。また、回動枠30において側枠32
よりも前面側にはフレネルレンズよりなるレンズ33が端
板31の周面に沿うように湾曲した形で装着されている。
レンズ33は、熱線が透過しやすいように高密度ポリエチ
レン等の材料によって形成されており、複数の焦点を有
していて感熱素子2の検知領域を複数の領域に分割する
ようになっている。すなわち、感熱素子2である焦電素
子は微分型センサであって、入射する熱線量に変化が生
じたときにしか出力信号が得られないから、感熱素子2
の検知領域を複数の小さな領域に分割することにより、
人のわずかな動きを検出して出力を連続的に得るように
しているのである。レンズ33は薄肉であるから、レンズ
33の前面にはレンズ33を覆う保護カバー34が装着され
る。保護カバー34は、赤外線が透過すればよいから通常
は着色されており、回動枠30の内部を見えないようにす
る目隠しの機能も有している。保護カバー34は、レンズ
33と同様に赤外線が透過しやすいように、高密度ポリエ
チレン等の材料で形成される。 回路基板41〜43に実装された回路部は、第5図のよう
な構成を有している。すなわち、外部回路に接続される
端子50は5個であって、そのうちの2個は負荷Lに接続
される。また、残りの3個はモード選択スイッチSWおよ
び商用電源ACに接続される。モード選択スイッチSWは、
感熱素子2の出力に基づいて負荷を自動制御する自動モ
ードと、負荷を強制的にオンにするオンモードと、負荷
を強制的にオフにするオフモードとが選択できる3接点
のスイッチであって、共通接点は商用電源ACの一端に接
続されている。商用電源ACの他端は1つの端子50に接続
され、モード選択スイッチSWの接点のうちの自動モード
の接点とオンモードの接点とは、それぞれ端子50に接続
される。オンモードが選択されているときには、商用電
源ACの両端は負荷Lに接続される両端子にそれぞれ接続
される。オフモードが選択されると、商用電源ACは、負
荷Lから切り離される。自動モードでは、商用電源AC
は、電源回路44で整流平滑化され、定電圧回路45で安定
化されることになる。定電圧回路45の出力である直流電
流により、感熱素子2が接続される信号処理回路3への
給電がなされる。信号処理回路3は、たとえば、CF1651
Cなどの名称で市販されている集積回路に周辺部品を外
付して構成され、感熱素子2により人体から放射される
熱線が検知されると、出力端子OUTの出力レベルを一定
時間だけ“H"にするように構成されている。この時間
は、第2の回路基板42に実装された可変抵抗器VRを調節
することにより変更できるようになっている。また、イ
ネーブル端子ENAには、CdSよりなる受光素子PDが接続さ
れており、受光素子PDにより検出される受光光量が所定
量を越えると、信号処理回路3の動作が停止するように
なっている。信号処理回路3の出力端子OUTは、リレー
制御回路46に接続されている。リレー制御回路46は、ト
ランジスタよりなるスイッチ素子Qと、リレーRyと、発
光ダイオードよりなる表示素子LDとの直列回路を電源回
路45の両端間に接続したものであって、スイッチ素子Q
の制御端子が“H"である間、リレーRyの接点rが閉じ、
表示素子LDが点灯するようになっている。したがって、
感熱素子2により人体から放射される熱線が検出される
と、一定時間だけリレーRyの接点rがオンになるのであ
って、モード選択スイッチSWによって自動モードが選択
されているときに、接点rがオンになれば、商用電源AC
が接点rを介して負荷Lに接続され、負荷Lがオンにな
るのである。 受光素子PDおよび表示素子LDは、第6図に示すよう
に、回動枠30よりも下方でカバー20の前面に臨むように
配置される。また、可変抵抗器VRのハンドル47は、ケー
ス1の側部でケース1の前面に露出する。 ところで、壁面等への施工時には、ケース1は、配線
器具用の取付枠60に取着される。たとえば、金属製の取
付枠60は、第6図に示すように、一対の側辺61a,61bの
両端をそれぞれ取付片62により連結した枠状に形成され
ており、各側片61a,61bには、ケース1の側面に形成さ
れた取付孔21に挿入される保持爪(図示せず)が突設さ
れ、一方の側片61aにおける保持爪に対応する部位には
切欠孔63が穿孔され、切欠孔63にドライバ等の治具を挿
入してこじることで、保持爪が取付孔21内に挿入される
ように側枠61aの一部を塑性変形させることができるよ
うになっている。各取付片62には、取付枠60をスイッチ
ボックス等の埋込ボックスに取り付けることができるよ
うに、ボックスねじを挿入する長孔64が穿孔され、ま
た、取付枠60の前面を覆う化粧プレートが取り付けられ
るように、プレートねじが螺合するねじ孔65が形成され
ている。さらに、取付枠60との間で壁パネル等を挟持す
る周知のはさみ金具が取り付けられるように、金具取付
孔66が穿設されている。 上記構成によれば、人の存否を検出する感熱素子2を
備えたケース1と、負荷Lの動作モードを選択するモー
ド選択スイッチSWとを別に設けるようにしているから、
人の存否を検出しやすい位置にケース1を取り付け、モ
ード選択スイッチSWを人が操作しやすい場所に配置する
ことができるのである。
【実施例2】 本実施例は、第7図に示すように、ケース1を配線器
具の単位寸法の2個分の大きさに形成している。この場
合に、端子収納室13としては、4個の端子50を収納する
大きさしかとれないから、第8図に示すように、2個の
端子50を商用電源ACに接続するようにし、残りの2個の
端子50を負荷Lに接続するようにしている。したがっ
て、実施例1におけるモード選択スイッチSWは省略され
る。 この構成では、実施例1よりもケース1が小型化され
るから、ケース1を目立ちにくくする場合には有効であ
る。
【実施例3】 本実施例では、第9図および第10図に示すように、ケ
ース1を配線器具の単位寸法の1個分の大きさに形成し
ている。この構成の場合には、ケース1内の空間が小さ
くなるから、ケース1内には、第11図に示すように、感
熱素子2、信号処理回路3、受光素子PD、可変抵抗器VR
等の熱線の検知に必要な最小限の部品を納装し、端子50
も3個としている。したがって、電源部44、定電圧回路
45、リレー制御回路46は外付になる。 この構成によれば、取付枠50に最大3個までケース1
を取り付けることができるから、1箇所に複数の感熱素
子2を配置することも可能であり、使用用途を広げるこ
とができる。また、実施例2に比較してケース1を一層
小型化できるから、ケース1を目立ちにくくする場合に
は、とくに有効なものとなる。
【実施例4】 本実施例では、モード選択スイッチSWを、第14図に示
すような位置に設けている。すなわち、モード選択スイ
ッチSWの共通接点は、スイッチ素子Qであるトランジス
タのベースに接続され、他の接点のうちのオンモード用
の接点は定電圧回路45の正出力端、オフモード用の接点
は定電圧回路45の負出力端、自動モード用の接点は信号
処理回路3の出力端OUTに接続されている。しかして、
モード選択スイッチSWは、第1の回路基板41に実装され
るのである。モード選択スイッチSWはロータリスイッチ
よりなり、操作ハンドル48は、第12図および第13図に示
すように、回動枠30よりも下方でケース1の前面に露出
するように設けられる。 このように、ロータリスイッチよりなるモード選択ス
イッチSWをケース1内に組み込むようにすれば、限られ
たスペースでも操作ハンドル48を比較的大きくとること
ができ、モード選択スイッチSWの操作がしやすくなるの
である。また、切換時の操作感触も優れたものになる。
他の構成は実施例1と同様であるから説明を省略する。
【実施例5】 本実施例は、実施例4におけるモード選択スイッチSW
を押釦スイッチとしたものである。押釦スイッチにおい
ても、ロータリスイッチと同様に、限られたスペースで
操作ハンドルを比較的大きくとることができるから、モ
ード選択スイッチの操作がしやすくなる。他の構成は実
施例4と同様であるから説明を省略する。
【実施例6】 本実施例では、保護カバー34に対して第15図に示すよ
うなスリット35を形成している。保護カバー34に対して
スリット35を形成することにより、レンズ33に入射する
熱線量を部分的に制御することができるのである。保護
カバー34を熱線が透過する材料で形成すれば、スリット
35の部分とスリット35のない部分とで、透過光量に強弱
を付けることができる。また、保護カバー34を熱線が透
過しない材料で形成すれば、スリット35を透過する熱線
のみをレンズ33に入射することができる。 このように、スリット35によって熱線の入射光量や入
射方向を制御することにより、検知領域を所望の形状に
設定することができる。
【実施例7】 本実施例では、第16図および第17図に示すように、レ
ンズおよび保護カバーを除去している。代わりに、側枠
32の前方に、中央部に開口窓36を有した反射枠37を装着
している。反射枠37の内周面には、金属膜を貼着したり
メッキを施すことにより形成された反射層38が形成され
ており、反射層38によって凹面鏡が形成されている。反
射層38は反射枠37の内周面の全面に形成しても、また、
一部にのみ形成してもよい。 このような反射層38を形成したことにより、反射枠37
の開口窓36を通して感熱素子2に直接入射する熱線ばか
りでなく、反射層38で反射された熱線も感熱素子2に入
射することになり、検知領域を広げることができるので
ある。また、開口窓36の大きさや反射層38の形状を制御
することによって、検知領域の範囲を制御することが可
能であり、検知領域を所望の形状に設定することができ
るのである。
【発明の効果】
上述したように、請求項1ないし請求項3の構成によ
れば、配線器具用の取付枠に取り付けることができるよ
うにケースを構成しているので、コンセントやスイッチ
等の配線器具と同じ施工法で施工することができ、施工
業者にとって施工作業が容易になるという効果がある。
また、請求項1の構成では、ケースを配線器具の1個分
に相当する寸法に形成しているので、配線器具を最大3
個まで取り付けることができる規格化された通常の取付
枠に対して最大3個まで取り付けることができ、1箇所
に複数個を設けることで多機能化することが可能となる
利点がある。 請求項4および請求項5の構成では、モード選択スイ
ッチ設け、モード選択スイッチをロータリスイッチとし
たり押釦スイッチとすることで、限られた寸法内では比
較的大きな操作ハンドルを設けることができ、モード選
択スイッチの操作が容易になるという利点がある。 請求項6の構成では、感熱素子の前方にレンズを設け
ることにより、感熱素子への熱線の入射方向や入射量を
制御することができ、さらに、保護カバーによってレン
ズを保護するとともに、保護カバーに設けたスリットに
よっても感熱素子の視野等を制御することができるとい
う利点がある。すなわち、レンズおよび保護カバーのス
リットによって、検知領域や感度を調節することができ
るのである。 請求項7の構成では、回動枠の内周面に形成した反射
層によって、感熱素子の視野を制御することができ、感
熱素子の視野を広げる必要があるときには有効な手段と
なる。 請求項8の構成では、モード選択スイッチが自動モー
ドとオンモードとオフモードとの少なくとも1つを選択
可能であるから、モード選択スイッチによってモードを
選択すれば、通常は負荷をオフあるいはオンにしておき
必要に応じて人の存否に応じて負荷をオンオフさせる状
態としたり、通常は人の存否に応じて負荷をオンオフさ
せるのに対して必要に応じて人の存否にかかわらず負荷
をオンまたはオフの状態に保つ状態とすることができ
る。つまり、負荷の制御方法の自由度が高くなり用途が
広がるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1を示す縦断面図、第2図は同
上のカバーを外した正面図、第3図は同上の断面図、第
4図は同上の背面図、第5図は同上に用いる回路部の回
路図、第6図は同上を取付枠に取着した状態の正面図、
第7図は本発明の実施例2を示す断面図、第8図は同上
に用いる回路部の回路図、第9図は本発明の実施例3を
取付枠に取着した状態の正面図、第10図は同上の背面
図、第11図は同上に用いる回路部の回路図、第12図は本
発明の実施例4を示す縦断面図、第13図は同上のカバー
を外した正面図、第14図は同上に用いる回路部の回路
図、第15図(a)(b)はそれぞれ本発明の実施例6に
用いる保護カバーの斜視図、第16図は本発明の実施例7
を示す縦断面図、第17図は同上の断面図である。 1……ケース、2……感熱素子、3……信号処理回路、
21……取付孔、22……取付爪、30……回動枠、33……レ
ンズ、34……保護カバー、35……スリット、36……開口
窓、37……反射枠、38……反射層、48……操作ハンド
ル、50……取付枠、Ry……リレー、SW……モード選択ス
イッチ。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付面に固定されるケースと、ケースの前
    面に対して回動自在な回動枠と、回動枠内に配設されケ
    ースの前面からの熱線を受光する感熱素子とを備え、感
    熱素子の出力信号に基づいて検知領域内での人の存否を
    検出するようにし、ケース内には、上記感熱素子の出力
    信号に基づいて負荷制御用のスイッチ要素への制御信号
    を発生する信号処理回路が納装され、ケースは、規格化
    された配線器具を最大3個まで取り付けることができる
    ように規格化されている配線器具用の取付枠に取り付け
    ることができる取付部を備えるとともに、上記配線器具
    の1個分に相当する寸法に形成されて成ることを特徴と
    する熱線感知式人体検知スイッチ。
  2. 【請求項2】取付面に固定されるケースと、ケースの前
    面に対して回動自在な回動枠と、回動枠内に配設されケ
    ースの前面からの熱線を受光する感熱素子とを備え、感
    熱素子の出力信号に基づいて検知領域内での人の存否を
    検出するようにし、ケース内には、上記感熱素子の出力
    信号に基づいて負荷を制御するスイッチ要素と、スイッ
    チ要素への制御信号を発生する信号処理回路とが納装さ
    れ、ケースは、規格化された配線器具を最大3個まで取
    り付けることができるように規格化されている配線器具
    用の取付枠に取り付けることができる取付部を備えると
    ともに、上記配線器具の2個分に相当する寸法に形成さ
    れて成ることを特徴とする熱線感知式人体検知スイッ
    チ。
  3. 【請求項3】取付面に固定されるケースと、ケースの前
    面に対して回動自在な回動枠と、回動枠内に配設されケ
    ースの前面からの熱線を受光する感熱素子とを備え、感
    熱素子の出力信号に基づいて検知領域内での人の存否を
    検出するようにし、ケース内には、上記感熱素子の出力
    信号に基づいて負荷を制御するスイッチ要素と、スイッ
    チ要素への制御信号を発生する信号処理回路とが納装さ
    れ、ケースは、規格化された配線器具を最大3個まで取
    り付けることができるように規格化されている配線器具
    用の取付枠に取り付けることができる取付部を備えると
    ともに、上記配線器具の3個分に相当する寸法に形成さ
    れて成ることを特徴とする熱線感知式人体検知スイッ
    チ。
  4. 【請求項4】上記ケース内には、負荷の制御方法として
    のモードを選択するモード選択スイッチが納装され、モ
    ード選択スイッチは、ロータリスイッチであって、操作
    ハンドルがケースの前面に露出することを特徴とする請
    求項3記載の熱線感知式人体検知スイッチ。
  5. 【請求項5】上記ケース内には、負荷の制御方法として
    のモードを選択するモード選択スイッチが納装され、モ
    ード選択スイッチは、押釦スイッチであって、操作ハン
    ドルがケースの前面に露出することを特徴とする請求項
    3記載の熱線感知式人体検知スイッチ。
  6. 【請求項6】上記回動枠には、感熱素子の前面を覆うと
    ともに、ケースの前面からの熱線を感熱素子に集光する
    レンズが装着され、上記ケースにはレンズの前面を覆う
    保護カバーが装着され、保護カバーの要所には熱線を透
    過させるスリットが穿設されて成ることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の熱線感知式人体検知スイ
    ッチ。
  7. 【請求項7】上記回動枠は、感熱素子の前方に開口窓を
    有し、感熱素子と開口窓との間の部位の内周面に、開口
    窓より入射した熱線を感熱素子に集光する反射層を備え
    て成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の熱線感知式人体検知スイッチ。
  8. 【請求項8】上記モード選択スイッチは、感熱素子の出
    力信号に基づいて負荷を制御する自動モードと、負荷を
    強制的にオンにするオンモードと、負荷を強制的にオフ
    にするオフモードとの少なくとも1つを選択可能である
    ことを特徴とする請求項4または請求項5記載の熱線感
    知式人体検知スイッチ。
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