JP2603674B2 - 人体検知スイッチ - Google Patents

人体検知スイッチ

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JP2603674B2
JP2603674B2 JP63015044A JP1504488A JP2603674B2 JP 2603674 B2 JP2603674 B2 JP 2603674B2 JP 63015044 A JP63015044 A JP 63015044A JP 1504488 A JP1504488 A JP 1504488A JP 2603674 B2 JP2603674 B2 JP 2603674B2
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哲 上野
豊 小島
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱線センサを有し、熱線センサの検知エリ
ア内に侵入者があると、接点出力が得られる人体検知ス
イッチに関するものである。
[従来の技術] 一般に、この種の人体検知スイッチは、トイレなどに
入るときに自動的に照明を点灯させたり、換気扇を作動
させたりするのに用いられるものである。したがって、
使用環境に応じて検知エリアや動作条件を適宜に変更す
ることが必要になる。
[発明が解決しようとする課題] 従来の人体検知スイッチでは、一般に検知エリアが固
定されていたものであるから、使用環境に応じて設置場
所を変更しなければならず、設置場所が限定されている
ような場所では、使用に制限が生じるという問題があっ
た。また、使用する時間帯などによっては回路動作を変
更したい場合があるが、従来の人体検知スイッチでは回
路動作を変更するための操作部が存在しないか、あるい
は存在していても施工者以外の使用者には操作できない
部位に設けられている。
本発明は上述したような問題点を解決することを目的
とするものであり、検知エリアや動作条件を変更可能と
することによって、使用環境の自由度を高くした人体検
知スイッチを提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 請求項1の発明は、上記目的を達成するために、配線
器具用の取付枠に設けた保持孔に挿入される係止爪22を
両側縁に突設したケース1(ケース1はボデイ10とカバ
ー20からなる)と、ケース1の前面に対して回動自在で
あって熱線センサ(実施例では焦電素子P)が一体に回
動するように納装された回動枠30と、ケース1の前方に
形成される熱線センサの検知エリア内への侵入者を検知
すると接点出力を発生する回路部(実施例ではプリント
基板40,42,43に実装されている)とを備え、回路部の動
作を変更可能な操作部(実施例ではハンドル71、ハンド
ル72)がケース1の前面に露出することを特徴とする。
請求項2の発明は、上記目的を達成するために、配線
器具用の取付枠に設けた保持孔に挿入される係止爪22を
両側縁に突設し互いに離間して対向する一対の回動枠保
持板24a,24bを前面に突出したケース1と、互いに離間
して対向する一対の回転板31a,31bを一体に結合して形
成され上記一対の回動枠保持板24a,24bに各回転板31a,3
1bがそれぞれ回動可能に保持されることにより両回転板
31a,31bの中心を結ぶ直線の回りでケース1に対して回
動自在となった回動枠30と、回動枠39の中に回動枠30と
一体に回動するように納装された熱線センサ(実施例で
は焦電素子P)と、ケース1の前方に形成される熱線セ
ンサの検知エリア内への侵入者を検知すると接点出力を
発生する回路部(実施例ではプリント基板40,42,43に実
装されている)とを備え、回路部の動作を変更可能な操
作部(実施例ではハンドル71、ハンドル72)がケース1
の前面に露出することを特徴とする。
請求項3の構成のように、ケース1と回動枠30との対
向面の一方には回動枠30の周方向に沿って凹凸部91を形
成し、他方には凹凸部91に関連して回動枠30の回転を段
階的に係止する係止手段(実施例では、ばね片92、弾性
片93、突起95)を形成するのが望ましい。
また、請求項4の構成のように、熱線センサによる検
知に連動した接点出力が得られる自動モードを選択可能
とする手動のスイッチSWを設け、前記操作部をこのスイ
ッチSWの操作部(実施例ではハンドル71)とするのが望
ましい。
あるいはまた、請求項5の構成のように、熱線センサ
による検知とは無関係に常時オンにするモードに切り換
える手動のスイッチSWを設け、前記操作部をこのスイッ
チSWの操作部(実施例ではハンドル71)とするのが望ま
しい。
[作用] 請求項1、2の発明の構成によれば、ケースに対して
回動自在な回動枠内に熱線センサを回動枠と一体に回動
するように納装しているから、施工場所に応じて検知エ
リアの向きを変更することができるのである。また、回
路部の動作を変更可能な操作部をケースの前面に露出さ
せているから、回路部の動作を時間帯などによって変更
したい場合に、容易に操作することができる。しかも、
ケースの両側縁には配線器具用の取付枠に設けた保持孔
に挿入される係止爪が突設されているから、通常の配線
器具の施工技術や施工部材を適用して壁面などに容易に
取り付けることができる。
また、回動枠とケースとを凹凸部と係止手段とにより
段階的に係止するようにして、回動枠を回動させるもの
では、検知エリアの向きを可変とし、しかも位置固定が
行ないやすいものとなる。
さらに、自動モードと常時オンのモードとの切り換え
が行なえる手動のスイッチの操作部をケースの前面に露
出させた場合には、人が検知エリアに存在するかどうか
には無関係に、接点出力を連続してオン状態に設定する
ことができるものである。
[実施例1] 第1図ないし第3図に示すように、ケース1は、合成
樹脂成型品よりなるボデイ10とカバー20とを結合して形
成され、JIS規格に定められた配線器具の大角形3個モ
ジュールに相当する寸法を有し、配線器具工業会の工業
会規格に定められた金属製取付枠や合成樹脂製取付枠に
取着できるように取付部が形成されている。取付部は、
カバー20の両側面にそれぞれ形成され、金属製取付枠に
対しては、カバー20の左右両側面にそれぞれ一対ずつ穿
設された係止孔21に金属製取付枠の突片が挿入されるこ
とによって結合されるのであり、合成樹脂製取付枠に対
しては、カバー20の両側縁にそれぞれ4個ずつ穿設され
た係止爪22を合成樹脂製取付枠に形成された保持孔に挿
入することによって結合される。カバー20の下面の左右
両側縁と後側縁とにはそれぞれフック23が1個ずつ突設
され、フック23はボデイ10の周壁に形成された嵌合孔11
にボデイ10の周壁の内側から嵌合して、ボデイ10とカバ
ー20とを結合する。
ボデイ10内は、仕切リブ12により回路部収納室13と一
対の端子収納室14とに分離されており、回路部収納室13
の左右両側壁の内周面には各一対の保持リブ15が突設さ
れて、保持リブ15間の溝に回動枠支持板16の左右両端部
が保持されるようになっている。回動枠支持板16に対向
してボデイ10の後壁の内周部には回動枠支持リブ17が形
成されている。回動枠支持板16および回動枠支持リブ17
の上面は、それぞれ中央部が凹んだ弧状の回転面16a,17
aを形成しており、回動枠支持板16と回動枠支持リブ17
との上面間に回動枠30が回動自在に支持される。ボデイ
10内には電源回路部が実装された第1のプリント基板40
が納装される。プリント基板40には、回動枠支持板16の
回転面16aと回動枠支持リブ17の回転面17aとを露出させ
る切欠部41a,41bがそれぞれ形成されている。このプリ
ント基板40は、仕切リブ12等の上に載置され、ボデイ10
の内底面とプリント基板40との間に空間が形成されるの
であって、プリント基板40に実装された回路部品がこの
空間内に納装されるようになっている。とくに、回路部
収納室13に対応する部位には、プリント基板40上の主要
な回路部品が納装されることになる。また、回路部収納
室13には、ボデイ10の内底面からボス18が突設され、こ
のボス18に螺合する固定ねじ19により第2のプリント基
板42が保持される。このプリント基板42の周縁には固定
ねじ19が挿入される固定用切欠43が形成され、可変抵抗
器VRが実装される。可変抵抗器VRはスライド式であっ
て、操作用のハンドル72が上記第1のプリント基板40の
周縁に形成された切欠部41aを通って露出するようにな
っている。
端子収納室14には端子50が納装される。端子50は、端
子板51と、端子板51に向かうばね力を有した鎖錠ばね52
と、鎖錠ばね52をばね力に抗して押圧できる解除釦53と
を有し、速結端子として周知の構造を有している。1つ
の端子収納室14には一対の端子板51と一対の鎖錠ばね52
とが納装されており、解除釦53は両鎖錠ばね52に共用さ
れるように配設される。ボデイ10の底壁には各鎖錠ばね
52に対応して電線挿通孔(図示せず)が穿設されてお
り、また、解除釦53の一部が露出してドライバ等の治具
によって鎖錠ばね52のばね力に抗して解除釦53を押圧で
きるようになっている。ここに、端子50は一般住宅配線
用の直径1.6mm、あるいは2.0mmの銅単線が接続できるよ
うに構成される。端子板51の一所には接続片54が上方に
向かって突設されており、この接続片54が上記プリント
基板40に半田固定されて、端子50とプリント基板40上の
回路部とが電気的に接続される。
回動枠30は、円盤状に形成され互いに離間して対向す
る一対の回転板31a,31bを、互いに平行な一対の側枠32
で連結した枠状に形成されていて、熱線センサとしての
焦電素子Pおよびその周辺回路部を実装した第3のプリ
ント基板44が装着される。回転板31a,31bが上記回転面1
7a,16a上に載置されることで、回動枠30がボデイ10に対
して回動できるようになっているのである。プリント基
板44の一辺には固定用切欠45が形成され、この一辺に対
向する一辺には固定用突片46が突設されている。回動枠
30の一方の回転板31aには内側面に沿う形で固定用切欠3
1aに対応するボス33が形成されており、また他方の回転
板31bには固定用突片46が嵌合する支持孔34が形成され
る。したがって、固定用突片46を支持孔34に嵌合させ、
固定用切欠45を通してタッピングねじよりなる固定ねじ
35をボス33に螺合させることにより、プリント基板44が
回動枠30に対して固定されるのである。一方の回転板31
aの周面には回動枠30のボデイ10に対する角度を調節す
る際に操作する角度調節溝36が形成される。また、両回
転板31a,31bの外側面にはカバー20の内周面に当接する
ことにより回動枠30の回動範囲を規制するストッパ37a,
37bがそれぞれ突設されている。
ところで、回動枠30において回転面16a,17aに対向す
る部位の周面には、第4図に示すように、凹凸部91が形
成されており、この凹凸部91に対向して回転面16a,17a
の一部には、凹凸面91に弾接するばね片92が設けられて
いる。凹凸面91は、回動枠30の周方向に沿って形成され
ているものであって、回動枠30が回動すると、ばね片92
が凹凸部91の凹部に落ち込んで係止されるから、回動枠
30が段階的に係止されてクリックが付与されるのであ
り、操作感が確実になるのである。また、ほこりを払う
ときなどに、回動枠30に軽く触れても回動枠30が動かな
いから、検知エリアが不用意に変化してしまうことを防
止できるのである。さらに、角度調節が段階的であるか
ら、角度調節の再現性がよいのである。
クリックを付与する手段としては、第5図に示すよう
に、回動枠30の回転板31a,31bに弾性片93を一体に形成
し、回転板31a,31bに対向する回動枠保持板24a,24bの内
周面に複数のリブ94を突設することにより凹凸部91を形
成するようにしてもよい。この場合、リブ94間に弾性片
93が落ち込むことでクリックが付与されるのである。さ
らに、第6図に示すように、回動枠30にばね片96を延設
してばね片96に凹凸部91を形成し、回転面16a,17aに突
起95を形成するようにしてもよい。
上述した各プリント基板40,42,44は、フラットケーブ
ルよりなるジャンパ線47を介して互いに接続されてい
る。ボデイ10内の第1のプリント基板40および第2のプ
リント基板42と回動枠30内の第3のプリント基板44とを
接続するジャンパ線47は、第1のプリント基板40に形成
された切欠部41aに挿通されるようになっている。プリ
ント基板40の上面には絶縁シート48が配設されており、
プリント基板44の回路部と短絡しないようになってい
る。
ところで、プリント基板44に実装された焦電素子P
は、両側枠32の間で第1図の上面側が検知面となるよう
に配置されており、焦電素子Pの検知面の前方には、検
知エリアを設定するためのレンズ板60が配設される。レ
ンズ板60は高密度ポリエチレン等の赤外線が透過する材
料で形成された平板状のフレネルレンズであって、矩形
状に形成され、両側縁には各一対の係合フック61が突設
される。このレンズ板60は、回動枠30の回転板31a,31b
の周縁に沿う形で形成された支持リブ39上にレンズ板60
の周部を載置することにより、かまぼこ形に湾曲した形
で回動枠30に保持されるようになっている。レンズ板60
は複数の領域で構成される。各領域ごとの焦点が焦電素
子Pの検知面に設定されるのはもちろんのことである。
このように、レンズ板60によって検知エリアを制御する
から、検知エリアの異なる製品を得る場合には、レンズ
板60のみを交換すればよく、経済的に設計変更が行なえ
るのである。また、上述のように平板状のレンズ板60を
湾曲させるから製造も容易であり、その点でも低コスト
化できるものである。
カバー20の前面(すなわち、ケース1の前面であって
第1図では上面)には、回動枠30の回転板31a,31bをそ
れぞれ保持する一対の回動枠保持板24a,24bが突設され
る。回動枠保持板24a,24bはそれぞれ周壁を有し、周壁
の内周面に沿って回転板31a,31bが回動する。すなわ
ち、回転板31a,31bは、回動枠保持板24a,24bの周壁内周
面と、上記回動枠支持板16および回動枠保持リブ17の回
転面16a,17aとの間に挟持された形で回動するわけであ
る。つまり、回動枠30は両回転板31a,31bの中心を結ぶ
直線の回りに回動することになる。言い換えると、回動
枠30はケース1の前面に略直交する面内で回動するので
ある。回動枠30の回動範囲は上述したようにストッパ37
a,37bがカバー20の内周面に当接することで規制されて
いるのであり、その範囲は左右に略40゜に設定されてい
る。すなわち、回動枠30を固定している状態での検知エ
リアは略90゜であるから、回動枠30を回動させることに
より、検知エリアを170゜の範囲で調節できるのであ
る。カバー20の前面で、回動枠保持板24a,24bとは異な
る部位には、後述するスイッチSWのハンドル71が露出す
るハンドル挿通孔25、受光素子PDが露出する受光孔26、
発光ダイオードよりなる表示素子LDが露出する表示孔27
がそれぞれ形成される。ハンドル挿通孔25、受光孔26、
表示孔27に跨がる部位には銘板28が配設される。ここ
に、銘板28は、ハンドル挿通孔25に対応する部位に透孔
28aを有し、受光孔26および表示孔27に対応する部位に
それぞれ透光部28b,28cを有している。カバー20の一方
の側面の中央部には、上記可変抵抗器VRの操作ハンドル
72が露出するハンドル露出孔29が形成される。この部位
は、第7図に示すように、ケース1を取付枠に装着しJI
S規格のフラッシュプレート99をケース1の前面側に配
設したときに、フラッシュプレート99によって覆われる
部位であって、施工者以外の人が操作ハンドル72に誤っ
て触れることがないようにしている。
カバー20において回動枠保持板24a,24b間には、赤外
線が透過可能な合成樹脂成型品よりなるレンズカバー64
が装着される。レンズカバー64はかまぼこ形に形成され
ており、その両側縁には各一対の係止片65が突設され
る。この係止片65が、第3図に示すように、カバー20の
内周面に係止されてレンズカバー64がカバー20に対して
固定されるのである。レンズカバー64は、レンズ板60の
外側面に略密着するように配置されるのであって、レン
ズ板60に直接手が触れるのを防止し、レンズ板60の汚れ
による検知感度の変化が防止できるようにしている。こ
こに、レンズ板60はフレネルレンズであって薄肉であり
撓みやすいから、汚れが付着するとふきとりにくいもの
であるが、レンズカバー64は表面が滑らかであって、汚
れが付着にしくく、しかも硬質であって多少の汚れは簡
単にふきとることができるから、検知感度の変化を防止
できるのである。
回路部は、第8図に示すように構成されている。上述
の4個の端子50は、それぞれ商用電源の入力端子と、商
用電源との間にリレーRyの接点rを挿入した出力端子と
を構成している。商用電源は電源回路81で整流平滑化さ
れ、定電圧回路82で安定化される。こうして得られた直
流電源は、焦電素子Pが接続される処理回路ICに給電さ
れる。処理回路ICは、たとえば、CF1651Cなどの名称で
市販されている集積回路に周辺部品を外付して構成さ
れ、焦電素子Pにより人体から放射される赤外線が検知
されると、出力端子OUTの出力レベルが一定時間“H"と
なるように構成されている。この時間は、可変抵抗器VR
を調節することにより変更できるようになっている。こ
の調節範囲は、たとえば、約10秒から約6分というよう
に設定される。さらに、イネーブル端子ENAにはCdSより
なる受光素子PDが接続されており、受光素子PDでの受光
光量が多くなると、処理回路ICの動作が停止するように
設定されている。処理回路ICの出力端子OUTは、スイッ
チSWを介してリレー制御回路83に接続されている。リレ
ー制御回路83は、トランジスタよりなるスイッチ素子Q
とリレーコイルLと発光ダイオードよりなる表示素子LD
との直列回路を電源回路81に接続したものであって、ス
イッチ素子Qの制御端子が“H"となる間、リレーRyの接
点rが閉じ表示素子LDが点灯するようになっている。ス
イッチSWは、3接点のスライドスイッチであって、リレ
ー制御回路83の制御端子を“H"、“L"のいずれかに設定
する状態と、処理回路ICの出力端子OUTに接続する状態
との3状態を選択できるようになっている。したがっ
て、スイッチSWを操作してリレー制御回路83の制御端子
を“H"と“L"とのいずれかに手動で設定すれば、それに
応じて接点rはオン、オフのいずれかの状態になる。ま
た、リレー制御回路83の制御端子を処理回路ICの出力端
子OUTに接続する状態を選択すれば、焦電素子Pによっ
て人体が検知されると、一定時間だけ接点rをオンにす
るのである。
ここに、電源回路81、定電圧回路82、リレー制御回路
83、スイッチSW、受光素子PDは上記第1のプリント基板
40に実装され、可変抵抗器VRは上記第2のプリント基板
42に実装され、処理回路ICは上記第3のプリント基板44
に実装される。
[実施例2] 本実施例は、第9図ないし第12図に示すように、製品
であるスイッチを用いずに、ケース1内に組み込んだ部
品を用いてスイッチSWを構成している。また、スイッチ
SWを収納するスイッチ収納室75の両側に端子収納室14を
形成している。スイッチSWは、波動型の双投スイッチで
あって、一方の端子収納室14に配設される一対の端子板
51のうちの一方はスイッチ収納室75内に延設され、その
先端部に固定接点76aが設けられる。この端子板51はプ
リント基板40に接続するための接続片が形成されていな
いものである。スイッチ収納室75内には接点板77が配設
されており、この接点板77に設けられた固定接点76b
が、上記固定接点76aに対向する。両固定接点76a,76b間
には可動子78が配設され、可動子78に設けた接点78aが
上記両固定接点76a,76bのいずれか一方に接触するよう
に、可動子78は支点板79上で揺動自在に配設される。支
点板79はプリント基板40の導電パターンを介して、ある
いは、ジャンパ線47aを介して(第13図参照)端子50の
1つに接続される。可動子78は略コ形に形成されてお
り、この可動子78とハンドル71との間にはコイルスプリ
ングよりなる反転ばね74が介装される。ハンドル71はケ
ース1に対して揺動自在に取着されており、ハンドル71
を揺動させると、周知の波動スイッチと同様に反転ばね
のばね力により可動子78がスナップ動作で反転し、一方
の固定接点76a,76bに接触するのである。しかるに、支
点板79を共通接点とする双投スイッチが形成されるので
あって、第14図に示すように、電源側の一方の端子50と
負荷側の一方の端子50とを接続し、一方の固定接点76a
を負荷側の他方の端子に接続するとともに、共通接点を
電源側の他方の端子50に接続し、さらに、リレー制御回
路83により制御されるリレーRyの接点rを両固定接点76
a,76b間に接続する。これにより、負荷LがリレーRyの
接点rに連動してオン、オフされる状態と、常時給電さ
れる状態とをスイッチSWで選択できるのである。すなわ
ち、検知エリア内に人が入ると負荷Lに給電される自動
モードと、検知エリアでの人の存在とは無関係に負荷L
に給電される常時オンモードとが選択できるのである。
この構成によれば、負荷Lが照明であるとして自動モ
ードにおいて焦電素子Pで人が検知されたときに、一定
時間だけ照明が点灯するのであり、処理回路ICやリレー
Ryへの通電時間が限定されているから、内部での発熱量
を小さくすることができるのである。また、一定時間だ
け照明が点灯するようにしていると、その場所に長く滞
在したいときに不便であるが、照明が点灯した後に、ス
イッチSWを切り換えれば、常時オンモードになって、照
明を点灯させ続けることができるから、不便のないもの
となる。他の構成は実施例1と同様であるから説明を省
略する。
[発明の効果] 請求項1、2の発明は、ケースに対して回動自在な回
動枠内に熱線センサを回動枠と一体に回動するように納
装しているものであり、熱線センサがケースに対して揺
動できるから、施工場所に応じて検知エリアの向きを変
更することができるのであり、設置の自由度が高いとい
う利点を有する。また、回路部の動作を変更可能な操作
部をケースの前面に露出させているので、回路部の動作
を時間帯などによって変更したい場合に、容易に操作す
ることができるという利点を有する。しかも、ケースの
両側縁には配線器具用の取付枠に設けた保持孔に挿入さ
れる係止爪が突設されているから、通常の配線器具の施
工技術や施工部材を適用して壁面などに容易に取り付け
ることができるという効果もある。
また、ケースと回動枠とのいずれか一方の対向面に回
動枠の周方向に沿って凹凸部を形成し、他方の対向面に
凹凸部に関連して回動枠の回転を段階的に係止する係止
手段を形成している場合には、回動枠を揺動させる場合
に、凹凸部と係止手段とにより、回動枠の位置決めを行
なうことができるから、検知エリアの向きを可変としな
がらも、位置固定が行ないやすくなるのである。その結
果、検知エリアの設定の再現性が高くなるという利点を
有する。
さらに、熱線センサに連動した接点出力が得られる自
動モードと、熱線センサによる検知とは無関係に常時オ
ンにするモードとに切り換える手動のスイッチの操作部
をケースの前面に露出させている場合には、人が検知エ
リアに存在するかどうかには無関係に、接点出力を連続
してオン状態に設定することができるという利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す分解斜視図、第2図は
同上の同上の縦断面図、第3図は同上の横断面図、第4
図ないし第6図の各(a)(b)はそれぞれ同上の要部
の正面図と断面図、第7図は同上の概略横断面図、第8
図は同上に用いる回路部の回路図、第9図は本発明の他
の実施例を示す分解斜視図、第10図は同上の一部切欠正
面図、第11図は同上の横断面図、第12図は同上の概略縦
断面図、第13図は同上のスイッチ周辺の正面図、第14図
は同上のブロック図である。 1……ケース、30……回動枠、91……凹凸部、92……ば
ね片、93……弾性片、94……リブ、95……突起、P……
焦電素子、SW……スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−277531(JP,A) 特開 昭61−281929(JP,A) 実開 昭61−92831(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配線器具用の取付枠に設けた保持孔に挿入
    される係止爪を両側縁に突設したケースと、ケースの前
    面に対して回動自在であって熱線センサが一体に回動す
    るように納装された回動枠と、ケースの前方に形成され
    る熱線センサの検知エリア内への侵入者を検知すると接
    点出力を発生する回路部とを備え、回路部の動作を変更
    可能な操作部がケースの前面に露出することを特徴とす
    る人体検知スイッチ。
  2. 【請求項2】配線器具用の取付枠に設けた保持孔に挿入
    される係止爪を両側縁に突設し互いに離間して対向する
    一対の回動枠保持板を前面に突設したケースと、互いに
    離間して対向する一対の回転板を一体に結合して形成さ
    れ上記一対の回動枠保持板に各回転板がそれぞれ回動可
    能に保持されることにより両回転板の中心を結ぶ直線の
    回りでケースに対して回動自在となった回動枠と、回動
    枠の中に回動枠と一体に回動するように納装された熱線
    センサと、ケースの前方に形成される熱線センサの検知
    エリア内への侵入者を検知すると接点出力を発生する回
    路部とを備え、回路部の動作を変更可能な操作部がケー
    スの前面に露出することを特徴とする人体検知スイッ
    チ。
  3. 【請求項3】ケースと回動枠との対向面の一方には回動
    枠の周方向に沿って凹凸部が形成され、他方には凹凸部
    に関連して回動枠の回転を段階的に係止する係止手段が
    形成されて成ることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の人体検知スイッチ。
  4. 【請求項4】熱線センサによる検知に連動した接点出力
    が得られる自動モードを選択可能とする手動のスイッチ
    が設けられ、前記操作部はこのスイッチの操作部である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の人体検
    知スイッチ。
  5. 【請求項5】熱線センサによる検知とは無関係に常時オ
    ンにするモードに切り換える手動のスイッチが設けら
    れ、前記操作部はこのスイッチの操作部であることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の人体検知スイッ
    チ。
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