JP6356321B1 - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源スイッチ操作の有無に拘わらず、停電を検知できるようにする。【解決手段】LED用DC電源回路12には、電源スイッチ20の操作の有無に拘わらず、所定の電源電圧が供給される。DC電源回路の出力側に得られる電源スイッチの操作に関連した出力信号がマイコン制御回路27に供給される。この出力信号を監視することでLED照明器14に供給される駆動電流が制御されるので、DC電源回路に電源電圧が印加され続けても、電源スイッチの操作に応じてLED照明器を点灯制御できる。DC電源回路の入力側には停電検知回路35が接続されているので、停電の有無に対応した停電検知信号が得られる。停電時は非常用電源26からLED照明器に駆動電圧が供給される。【選択図】 図1

Description

この発明は、照明器具特に、LEDなどの半導体発光素子を光源として使用した照明器具に関し、特に停電対策を講じた照明器具に関する。
家庭などでの停電を検知して部屋に据付られた照明器具を内蔵のバッテリーで点灯させるに当たり、発光素子を内蔵した電源スイッチ(いわゆる蛍スイッチ)を流れる微弱電流によって、停電の有無を検知する技術が知られている(例えば特許文献1)。
特許5400990号
上述した特許文献1は、照明器具がオフ(消灯)しているときに蛍用発光素子を流れる微弱電流を検知するものであって、停電時はこの微弱電流が流れなくなるので、そのときの検知出力に基づいて照明器具に内蔵したバッテリーから照明器具に電源を供給するように構成したものである。
したがって、特許文献1に係る技術は、蛍用発光素子を内蔵した電源スイッチを使用する照明器具のみに適用できるものである。
一般家庭用などとして広く使用されている照明器具用の電源スイッチとしては、蛍スイッチの他に、蛍機能を備えていないシーソースイッチ又はオルターネートスイッチ等があるので、これらのスイッチには特許文献1の技術は適用できない。
そこで、この発明はこのような課題を解決したものであって、電源スイッチとして蛍機能を有していない場合でも、停電を確実に検知できるようにした照明器具を提案するものである。
請求項1記載のこの発明に係る発光素子からなる照明器具は、商用電源に接続された照明器具制御用の電源スイッチと
上記電源スイッチの操作の有無に拘わらず、常時所定の電源電圧が出力側に供給されるように、上記電源スイッチに取り付けられたモーメンタリースイッチ機能を有する操作変換器と
上記発光素子に対するDC電源回路と、
上記発光素子と上記DC電源回路との間に接続され、上記発光素子に駆動電流を供給する電流回路と、
非常用電源回路と、
上記DC電源回路の出力電圧から得られた上記電源スイッチの操作に関連した出力信号が供給される上記電流回路制御用の制御回路と、
上記電源スイッチの出力側であって、上記DC電源回路の入力側に接続される停電検知回路とからなり、
上記制御回路で上記DC電源回路の出力が監視されて上記電源スイッチのオンオフ操作に対応するように、上記電流回路の出力が上記制御回路によって制御されると共に、停電検知信号が得られたとき、上記非常用電源回路から上記発光素子に駆動電圧が供給される
ことを特徴とする。
請求項2記載のこの発明に係る照明器具は、光センサが設けられ、
この光センサからのセンサ出力が上記制御回路に供給され、
上記センサ出力によって停電時の点灯状態が制御される
ことを特徴とする。
請求項3記載のこの発明に係る照明器具は、請求項2記載の照明器具において、
上記センサ出力の断続に応じて停電時における明るさが制御されることを特徴とする。
請求項1に記載したこの発明に係る照明器具によれば、照明器具制御用の電源スイッチの操作の有無に拘わらず常時所定の電源電圧が出力側に供給されるように、上記電源スイッチにモーメンタリースイッチ機能を有する操作変換器を取り付けることで、電源スイッチの操作の有無に拘わらず、所定の電源電圧が発光素子に対するDC電源回路に供給されるように構成すると共に、電源スイッチの操作を内蔵制御回路で監視し、電源スイッチの操作に対応した点灯制御(オンオフ制御)を行えるようにしたものであり、さらにDC電源回路の入力側に流れる電流によって停電の有無を検知し、停電が検知されたときには非常用電源回路から発光素子が駆動されるようにして、発光素子からなる照明器を非常灯として使用できるようにしたものである。

照明器具制御用の電源スイッチのオンオフ操作の有無に拘わらず、所定の電源電圧が発光素子に対するDC電源回路に供給されるようにすれば、停電時には電源電圧の供給がなくなるから、この電源電圧の有無を検知すれば停電の有無を確実に検知できる。そのため、微弱電流から停電を検知するのではないため、どのような電源スイッチであっても、その種類に拘わらず、停電を検知できる特徴を有する。
請求項2記載のこの発明に係る照明器具では、電源スイッチの操作の有無に拘わらず、常時所定の電源電圧が出力側に供給されるように、電源スイッチにモーメンタリースイッチ機能を備えた操作変換器を付加したものである。さらに、内蔵の制御回路でDC電源回路の出力を監視し、電源スイッチのオンオフ操作に関連して得られるDC電源回路の出力によって、点灯か消灯かを判断してそれに応じて照明器への駆動電流を制御するようにしたものである。
これによれば、DC電源回路に常時電源電圧が供給されている場合であっても、電源スイッチのオンオフ操作を電気的に把握できるので、そのスイッチ操作に対応して照明器具を点灯させたり、消灯することができる。
既存の電源スイッチを改変することなく単に操作変換器を付け加えるだけで停電システムを構築できるので、非常に有用である。
請求項3記載のこの発明に係る照明器具では、光センサからのセンサ出力によって停電時における照明の明るさを制御することができる。例えば日中に停電が発生したようなときは、停電であっても点灯させる必然性はないからである。しかし、日没以降も停電が継続しているようなときは自動的に点灯し、非常灯として機能することになる。
請求項4記載のこの発明に係る照明器具では、センサ出力を断続させることで明るさを調整できるから、予め設定した明るさよりもう少し暗くしたりする光量制御が可能になる。明るさを絞ることによって長時間の停電にも対応できる。センサ出力を断続させるには光を遮る時間を変えるとか、光を遮る数を変えるなどで対応できる。
この発明に係る照明器具の一例を示す要部の系統図である。 照明器具の使用状態の動作例を示すタイミングチャート図である。 電源スイッチのオンオフ操作と停電時の動作例を示すフローチャート図である。 充電時の説明に供するフローチャートである。 この発明に係る照明器具に使用される電源スイッチのカバーに操作変換器を付け加えたときの一例を示す斜視図である。 操作変換器の正面からみたときの分解斜視図である。 操作変換器を裏面からみたときの分解斜視図である。 操作変換器を電源スイッチに取り付けたときのオン操作状態の横断面図である。 電源スイッチをオフ状態に操作したときの図8と同様な横断面図である。 図7の平面図である。 電源スイッチの他の例に適用したときの操作変換器の取り付け状態を示す斜視図である。
続いて、この発明に係る照明器具の一例を、図面を参照して説明する。
図1は、照明器具の要部の系統図である。以下の例はLEDなどの発光素子をベースにした照明器を例示する。一例としてLEDが10個直列に接続され、その一列に60mAの電流を流し、そのブロックが10列並列に接続され、全体で100個のLEDが使用されたプリント基板を有し、全体で600mAの定電流を流すように構成されたLED照明器(LED集合ユニット)について説明する。
このLED照明器全体を灯具に組み込んだり、現状の蛍光灯と互換するチューブ(管体)の中に組み込んだりして光源として使用される。
図1において、照明器具10は照明器具制御用の電源スイッチ20の操作の有無に拘わらず、所定の電源電圧が供給される、LED用のDC電源回路12と、LED照明器14とそのDC電源回路12との間に接続されてLEDに上述した駆動電流を供給する電流回路(定電流回路)16と、主制御回路25で構成される。
DC電源回路12はLED集合ユニット14に対する駆動電圧とマイコンで構成された主制御回路25に対する動作電圧とを供給するためのもので、35V,600mAのDC電圧に変換され、主制御回路25には非常用電源として使用される二次電池26を有し、上述したDC電圧は充電制御回路30と制御回路用電源回路28とに供給される。ダイオードDa,Dbはいずれも逆流防止用のダイオードである。
DC電源回路12からマイコン制御回路27に所定の動作電圧が供給される。マイコン制御回路27によって上述した充電制御回路30の他に、定電流回路16、昇圧回路33などが制御される。
まず、定電流制御回路16に対してはLED集合ユニット14に対する点灯・消灯をDC出力電圧の出力状態に応じて制御するための制御信号が供給される。DC出力電圧の出力状態は図2Bに示すように電源スイッチ20の操作に応じて変化するからである。
マイコン制御回路27では二次電池26の充電電圧が監視される。この例では、1.2Vのニッケル水素電池が4個直列接続されたものが使用されており、充電制御回路30を介して充電電流がこの二次電池26に供給されるように構成されている。マイコン制御回路27ではそのトータル充電電圧が監視され、充電が完了するまで充電電流が二次電池26に供給される。充電制御回路30はDC出力電圧(35ボルト)を充電に適した電圧に変換するためのものである。
充電電圧は昇圧回路33で、この例では30〜35ボルトの駆動電圧に昇圧され、昇圧された駆動電圧はスイッチング素子(トランジスタ)Tr及び逆流阻止用素子(ダイオード)Dcを介してLED集合ユニット14に供給される。昇圧回路33はDC−DCコンバータ等で構成できる。
昇圧回路33及びスイッチングトランジスタTrはいずれも、停電時のみに動作するようにマイコン制御回路27によって制御される。
主制御回路25には停電検知回路35の出力が供給される。この例ではDC電源回路12の入力側、したがって電源スイッチ20の出力側の交流電圧の有無を検知できるように停電検知回路35が設けられている。この例では電流制御用抵抗Rを介してホトカプラー36のホトダイオード36aに交流電流が印加され、交流電流が流れることによってホトダイオード36aからの光がホトトランジスタ36bによって検知される。このホトトランジスタ36bの出力が電圧検知回路29を経てマイコン制御回路27に供給される。交流電流が得られなくなると、つまり交流源が停電になったときには停電検知信号がゼロになるから、この検知信号の有無で停電の状態を検知できる。
電源スイッチ20には後述する操作変換器70が取り付けられる。この操作変換器70は、電源スイッチ20がオフに切り換えられたときでも即座にオン状態に強制的に切り換えることによって、交流電圧がほぼ途切れることになくDC電源回路12に印加されるようにするためのモーメンタリースイッチ機能を備えた機械的変換器である。詳細は後述する。
マイコン制御回路27には光センサー31からのセンサー出力が供給され、停電が夜間(周囲が暗いとき)に発生したときにのみ非常灯として点灯させる。詳細は後述する。
マイコン制御回路27にはスピーカを内蔵したLED表示器32が接続されている。LED表示器32は、外部からの操作信号を受信したとき、受信の都度断続的に点灯状態が制御される。外部からの操作は非常時を考慮し、特定のリモコン等は使用せず光を発する物、例えば懐中電灯やスマートホン等の画面そのものの明かりでも良く、その点滅制御は、例えば0.5秒間だけ点灯し、その後3秒間消灯するようなサイクルを1サイクルとして数サイクルで完了するような制御が考えられる。明かりを遮っての点灯/消灯による点灯制御でも良い。
停電時に非常灯として使用する場合、点灯時間が長くなって電池の容量が減少し、一定の電圧以下であることがマイコン制御回路27で検出されたようなときには、LED集合ユニット14自体を点滅制御表示すると共に、スピーカを駆動して注意喚起を促すような機能も備えている。
このように構成された照明器具10の動作を図2〜図4を参照して説明する。上述した操作変換器70は、電源スイッチ20に替わる操作スイッチとして機能するもので、電源スイッチ20のノブを操作する押しボタン100(図5参照)が設けられている。
上述した操作変換器70を電源スイッチ20に取り付ける前は、電源スイッチ20はオフしておく。この状態で操作変換器70を取り付けると、後述するように操作変換器70に設けられた可動部80の作用によって電源スイッチ20はオン状態に切り替えられた状態と同じ状態となるので、操作変換器70を取り付けた直後(時点t1まで)では、DC電源回路12から所定の出力電圧(図2B)が得られ、このとき、マイコン制御回路27には最初のトリガーが入力するも、この最初のトリガーでは定電流回路16からは駆動電圧が出力されないような初期設定されているものとする(図2C)。したがって、LED集合ユニット14は消灯状態を保持する(図2D)。
次に、押しボタン100を操作(1度目操作)すると(図2A 時点t2)、操作変換器70の作用(可動部80の反作用)で、電源スイッチ20は一旦オフに切り替えられるが、その直後にオン状態に自動的に復帰する。その結果、DC出力電圧は図2Bのように瞬電の後再び所定の出力電圧が得られると共に、マイコン制御回路24ではこの1度目操作状態が検知され、定電流回路16からの電流がLED集合ユニット14に供給されてLED集合ユニット14が点灯する。以後は押しボタン100の操作と1対1に対応して、時点t2,t3,・・・のように消灯―点灯―消灯―・・・が繰り返される。
以上の動作を実現するフローチャートを、図3を用いて説明する。
図3に示すように、まずAC100Vラインが接続されているかどうかがチェックされ(ステップ41)、接続されているときには初期設定として消灯処理が行われる(ステップ42)。ここに、AC100Vラインとは図1に示すように電源スイッチ20に接続された交流源21の電源ラインのことであり、操作変換器70が設置されることによって電源ラインが接続されたものと判断する。
その後、DC電源回路12からのDC出力の有無が確認され(ステップ43)、DC出力電圧が出力されているときには電源スイッチ20の操作確認モードに遷移する(ステップ44)。電源スイッチ20の操作確認は、操作変換器70に設けられた押しボタン100が操作されたかどうかの判断であって、図2Aのように1度目の操作が行われ、続けてもう1度操作されたかどうか、つまり再度の操作が判断される(ステップ45)。連続操作ではなく、単独操作であるときにはLED集合ユニット14が点灯状態に制御される(ステップ46)。1度目の操作に対し、再度の操作が行われたときには消灯状態に制御される(ステップ45,47)。
LED集合ユニット14が消灯してもAC100Vラインは接続された状態であるのでDC電源回路12にはAC100Vが供給された状態が保持される(図2B,C)。これは押しボタン100の操作とその解除で、電源スイッチ20は一旦オフするも、直後にオン状態に強制復帰するからである(図2A)。
AC100Vが供給されない状態は停電したと判断できるから(ステップ43)、この場合には停電による非常灯点灯処理に遷移し、瞬電よりも長く停電が続いたときには、停電と判断する。そのためマイコン制御回路27でこの停電状態が検知されると(ステップ48)、光センサー31からの光量の多少(センサー出力)が判別される(ステップ49)。地震などによる停電は昼夜の如何を問わずいずれの時間帯でも発生するが、昼間では停電してもLEDを点灯させる必要はないので消灯のままとなる(ステップ50)。
しかし、周囲が暗いときには光量も少ないので、既定光量以下のセンサ出力と判断したときには、LEDを点灯させ(ステップ51)、非常灯として使用する。これによって、周囲が暗いときに、LED集合ユニット14が取り付けられた居間などの灯りを確保できる。
非常灯として点灯させたときのLEDの明るさは、予め定められた明るさ(例えば、通常の1/2の明るさ)となるように設定されているが、調光すべき情報が光センサ31の光量変化として確認されたときには、調光処理が行われる(ステップ52,53)。
調光すべき情報としては、光センサ出力を断続させて行うことが考えられる。例えば1回目の光遮断で、より明るく調光し(最大調光)、2回目の遮断で今度は消灯から、段階的に明るさを増すようなサイクル制御が考えられる。これとは逆に、1回目の光遮断で明るさを最小限に絞り込み、2回目の遮断から消灯のあと、段階的に光量を増すようなサイクル制御も考えられる。
このような調光処理、例えば光量を絞る調光は、停電が長引くと判断したとき、長時間非常用灯として使用できるようにするためであり、長い時間に亘り非常灯として使用する代わりに、明るさを多少犠牲にする処理である。周囲が明るくなってきたときは、積極的に灯りを消す。
このようにDC電圧を常時監視しながら、操作変換器70の操作を検知することで、LEDを通常通り点灯と消灯の制御を行うと共に、交流源21から直接停電を検知できるようにして非常灯としても活用できるようにしたものである。
図1の電圧検知回路29で停電が検知され、マイコン制御回路27で瞬電以外の停電であることが判断されると、その制御出力で昇圧回路33とスイッチングトランジスタTrが制御される。つまり、停電が生じたときにはスイッチングトランジスタTrがオンになされると共に、二次電池26からの充電電圧(4.6V位)が昇圧回路33で昇圧され、30〜35Vまで昇圧された電圧が、LED駆動に必要な電圧(30V程度)として、逆流阻止用のダイオードDcを介してLED集合ユニット14に印加される。
この制御処理によって停電時でもLED集合ユニット14を非常灯として使用することができる。二次電池26の充電電圧はマイコン制御回路27で充電状態が監視されると共に、逆流阻止用のダイオードDbを介して制御回路用電源回路28にもその動作電圧として供給される。
図4は二次電池26に対する充電処理フローの一例を示すもので、DC電源回路12からのDC出力電圧を確認した上で、充電電圧(電池電圧)が監視され(ステップ61,62)、規定電圧以下のときは充電を続行するため、充電制御回路30から充電用の電圧が二次電池26にダイオードDaを介して供給される(ステップ64)。
充電が完了したときは、充電用電圧の供給が停止され、充電オフの状態となる(ステップ65)。このような充電制御がDC出力電圧をみながら継続される。
続いて、電源スイッチをオフにしても直ちにオン状態に復帰させるための操作変換器(モーメンタリー変換器)70について図5以下を参照して説明する。
この操作変換器は配線工事を伴う事無く、電源スイッチとしてのシーソースイッチやオルタネートスイッチをモーメンタリースイッチに変換する装置である。
室内に設置された壁スイッチとしては、シーソースイッチやオルタネートスイッチが有るが、この例ではシーソースイッチを例示する。図5に示す電源スイッチ20は、壁に埋め込まれたスイッチ筐体22の内側にシーソー型のノブ24があり、通常はこのノブ24の左右いずれかを押すことでスイッチのオン・オフが行われる。図の位置はオン状態を示す。
操作変換器70は内部に操作機構が配された箱型の収納部72を有する。収納部72は中が空洞であって、スイッチ筐体22の外側に嵌め込める大きさ(幅及び高さ)となされている。収納部72の左右両辺の底部側には貼着片73が収納部72と一体形成されている。貼着片73の壁面側には両面接着片74が貼り付けられ、両面接着片74を壁に押し当てることで、収納部72、したがって操作変換器70そのものを電源スイッチ20と一体化出来る構成が採用されている。
収納部72の外側には収納部72の外側をすっぽり覆うことができるような中空形成をなす箱状の押しボタン100がスライド自在に取り付けられる。
図6は操作変換器70における操作機構を示す分解斜視図である。図8に示す横断面図を参照しながら説明する。
収納部72の内部の上下には軸係合用凹部75が設けられ、ここに支軸82を有する可動部80が軸支されて、図7に示すように支軸82を中心に上下方向に動けるようになっている。
可動部80は支軸82の左右では形状が異なり、左片83は平板であるのに対し、右片84は内部が一部空洞となされたハンマーヘッドである。右片内部構造は図7からも明らかなように中央部に梁85があり、この梁85がハンマーヘッドの役目をなす。
可動部80には図8及び図10に示すように、支軸82に巻き付けられたつる巻きバネ86が左右両片83.84側に差し渡されている。この側ではつる巻きバネ86の一端(右端)が図6及び図8に示すように収納部72の内面に設けられた係止片77に係止され、他端(左端)の先端が折り曲げられて左片83の上面に接触するように取り付けられる(図10参照)。
つる巻きバネ86をこのように取り付けることによって、図8のようにつる巻きバネ86の偏倚力が左側にかかるため、可動部80は図8のように常に左側に倒された状態となる。これが定常状態である。
この定常状態のとき、梁85はノブ24の頂部24aに当接するように可動部80の取り付け位置関係が選定されている。
可動部80の上面のうち左片83側を覆うように収納部72の上下両内面に差し渡って平板状の押え板90が取り付けられる。押え板90の一端には、軸係合用凹部75に軸支される支軸82を上面側より押さえる押え片92(図7参照)を有する。押え板90はつる巻きバネ86を可動部80に取り付けることによって、この可動部80に加わる上方への力によっても、支軸82が外れないようにするためである。
押しボタン100の内側四隅には、図7に示すように押しボタン100のスライドをスムーズに行うためのスライド片102が一体形成され、一方これら4枚のスライド片102と対向するように、収納部72の内側四隅にはスライド片102に対するガイド片78が設けられると共に、スライド片102の先端に設けられた突起104(図7)に対する係止部79(図8)がガイド片78の内側に設けられている。
押しボタン100を収納部72に挿着するとき、係止部79を乗り越えて突起104の付いたスライド片102をガイド片78内に嵌め込めば、突起104と係止部79とが押しボタン100に対するストッパとして働き、つる巻きバネ86の偏倚力が押しボタン100に作用しても押しボタン100が収納部72から抜け落ちるようなことがなくなる。
なお、110は銘板であって、銘板110には「オンオフ」スイッチのような内容を刻み込んでおく。
図5に示すように収納部72の上部左右両側面間にはロック金具120が回動自在に取り付けられている。このロック金具120は押しボタン100の操作を規制するためのもので、押しボタン100側に設けられたロック片100aにロック金具120を係止することで押しボタン100が押された状態を保持するから、これによってノブ24はオフの回動位置にロックされる。これは前述したようにLED集合ユニット14への電源供給を遮断するためである。長期に亘り家を空けるようなときの対策として有効である。
ロック金具120を使用しないときは収納部72側に設けられた係止片72aにロック金具120を係止しておくことになる。
続いて、図5〜図7のように構成された操作変換器70の動作を説明する。
図8は電源スイッチ20がオン状態に切り替えられているときの断面図で、ノブ24は左側に倒れている。つる巻きバネ86は可動部80の左片上面に当接しているので、つる巻きバネ86の偏倚力によって可動部80も左側に倒れており、これでノブ24がオン位置を保持することになる。
図示の状態では、可動部80に設けられた梁85がノブ24の頂部24aに接触した状態にあり、しかもこの状態では押しボタン100の内面に右片84の頂部84aが当接した状態となっている。
図8の状態にあるとき、押しボタン100を押すと、つる巻きバネ86の偏倚力に抗してその押圧力が可動部80を介してノブ24に伝わるから、押しボタン100を押し切ると図9のようにノブ24はオフの位置に移動する。このとき可動部80の左片83はノブ24と接触している。
この状態で押しボタン100から手を離すと、押圧力がゼロとなるのに対し、今度はつる巻きバネ86の偏倚力が可動部80を介してノブ24を下方向に押し下げるように働く。その結果ノブ24は図8の元位置に復帰する。
このようにシーソー式の電源スイッチ20はオン位置から1度の操作で、オフ位置に至り、その直後にオン位置に自動復帰する一連の操作(オン・オフ操作)が完結する。
したがって、図3で説明したように、1度目の操作を検知して、LED集合ユニット14を点灯させ、次の操作(再度操作)を検知して消灯するサイクルを1サイクルとすれば、このサイクル操作で、LED集合ユニット14を点灯・消灯制御できる。同時にDC電源電圧も瞬電させるだけで継続的に電源スイッチ20からの交流電圧を、DC電源回路12に印加し続けることができる。
その結果、停電したときはDC電源回路12に印加される交流電圧がゼロとなり、これによって停電の有無も確実に検知できる。
図11は通常の建物内で使用されているシーソースイッチのバリエーションへの対応例を示す。 図11Aは1回路スイッチの場合であり、同図Bは2回路スイッチの場合であり、同図Cは3回路スイッチへの対応例である。
モーメンタリー変換器70はシーソースイッチのサイズに合わせて設計されており、粘着両面テープによりどのスイッチにも取り付けられるように作られているので、停電対策した照明器用のスイッチがどの回路に充てられてもそのスイッチ上に装着できるようにしたものである。
スイッチ操作盤としていわゆるワイドサイズの電源スイッチも存在するが、このような電源スイッチにもこの発明を適用できる。この場合にはスイッチ操作盤自体が押下されるので、操作変換器70もスイッチ操作盤自体の動きに対応させる必要がある。
この発明は、壁スイッチとしては、いわゆる蛍機能の有無を問わず、どのような壁スイッチにも適用できる。
この発明は、室内の照明器具を停電時の非常灯として適用して好適である。
10・・・照明器具
12・・・DC電源回路
14・・・LED集合ユニット(照明器)
16・・・定電流回路
20・・・電源スイッチ
24・・・ノブ
25・・・主制御回路
26・・・非常用電源(二次電池)
27・・・マイコン制御回路
29・・・電圧検知回路
30・・・充電制御回路
35・・・停電検知回路
31・・・光センサ
70・・・操作変換器
72・・・収納部
80・・・可動部
90・・・押え板
100・・・押しボタン

Claims (3)

  1. 発光素子からなる照明器具において、商用電源に接続された照明器具制御用の電源スイッチと、
    上記電源スイッチの操作の有無に拘わらず、常時所定の電源電圧が出力側に供給されるように、上記電源スイッチに取り付けられたモーメンタリースイッチ機能を有する操作変換器と
    上記発光素子に対するDC電源回路と、
    上記発光素子と上記DC電源回路との間に接続され、上記発光素子に駆動電流を供給する電流回路と、
    非常用電源回路と、
    上記DC電源回路の出力電圧から得られた上記電源スイッチの操作に関連した出力信号が供給される上記電流回路制御用の制御回路と、
    上記電源スイッチの出力側であって、上記DC電源回路の入力側に接続される停電検知回路とからなり、
    上記制御回路で上記DC電源回路の出力が監視されて上記電源スイッチのオンオフ操作に対応するように、上記電流回路の出力が上記制御回路によって制御されると共に、停電検知信号が得られたとき、上記非常用電源回路から上記発光素子に駆動電圧が供給されることを特徴とする照明器具。
  2. 光センサが設けられ、
    この光センサからのセンサ出力が上記制御回路に供給され、
    上記センサ出力によって停電時の点灯状態が制御される
    ことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 上記センサ出力の断続に応じて停電時における明るさが制御されることを特徴とする請求項2記載の照明器具。
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