JPH11134991A - タイマ装置 - Google Patents

タイマ装置

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JPH11134991A
JPH11134991A JP9299756A JP29975697A JPH11134991A JP H11134991 A JPH11134991 A JP H11134991A JP 9299756 A JP9299756 A JP 9299756A JP 29975697 A JP29975697 A JP 29975697A JP H11134991 A JPH11134991 A JP H11134991A
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JP
Japan
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circuit
timer
wiring board
case
cover
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JP9299756A
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English (en)
Inventor
Hiroshige Torii
寛成 鳥居
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】電子式でありながら、全体をコンパクトなサイ
ズに、1モジュールサイズに構成する。 【解決手段】底面に電線挿入孔21a4を形成し、短方
向の外形寸法を規格化された取付枠の細長い取付孔の長
手方向の1/3にするとともに、上端が開放されたボデ
ィ21aと、その開放端に覆合されるカバー21bとで
ケース21を構成し、ケースの内部に電子化タイマ回路
を収納するに際して、ボディに装着される第1の配線基
板26の下面にパワー系回路素子Pおよび端子金具tを
実装し、第1の配線基板の上方に離間して第2の配線基
板27を固定し、第2の配線基板の上面に可変部品8を
配設し、下面に可変部品に応じてタイマ動作を行うタイ
マ動作回路要素9を配設し、第2の配線基板をカバーの
ボス部21b1の内部に配設した。また、カバーの前面
に操作部22を可変部品が連動するように配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子化されたタイマ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】主として家庭用の屋内配線においては、
照明器具のオン、オフを操作するスイッチと、テレビジ
ョン受像機、ラジオなどの固定形の負荷や電気掃除機な
どの移動形の負荷を電源に接続するためのコンセントと
が最も数多く配設される。
【0003】しかし、その他たとえば玄関の照明やトイ
レの換気扇などの負荷においては、オフ操作後一定時間
後に負荷が自動的にオフするのが望ましい場合があり、
このような負荷用として遅動スイッチも使用されてい
る。また、負荷の使用目的に応じて遅延時間を、予め設
定された範囲で、使用者が任意に都度設定できるように
構成したタイマースイッチも使用されている。
【0004】以下、本明細書においては、これらの遅動
スイッチやタイマスイッチを包括的にタイマ装置と呼称
する。
【0005】一方、屋内配線においては、壁面埋込形配
線器具が一般的に採用されており、取付寸法などが規格
化されていて、原則として異なるメーカーの配線器具で
あっても互換性があるように構成されている。この場
合、埋込用の個々の配線器具は、まず取付枠に取り付け
られ、次に壁面に予め埋設された配線ボックス内で所要
の配線を行ってから、取付枠を配線ボックスにねじ止め
する。最後に、配線ボックスを覆い、かつ配線器具のボ
ス部を前面に露出させてフラッシュプレートを取付枠に
取り付けて、配線器具の施工が完了する。
【0006】規格化された取付枠は、最少単位の配線器
具を3個連接して1個の配線ボックスに取り付けること
ができるように構成されている。この最少単位を1モジ
ュールという。個々の配線器具は、1モジュール、1.
5モジュール、2モジュールまたは3モジュールのいず
れかのサイズになるように実際上標準化されている。そ
して、通常のスイッチや一口用のコンセントは1モジュ
ールのサイズで構成されている。すなわち、配線器具の
標準サイズは1モジュールである。
【0007】ところで、従来のタイマ装置においては、
ぜんまいばねおよび時計機構を用いた機械式のものであ
った。このものは、殆どが1モジュールサイズに構成さ
れている。このため、他の負荷用の一般のスイッチなど
と任意に組み合わせて、最大3個の配線器具を1つの配
線ボックスに取り付けることができるので、好評で多用
されている。
【0008】また、浴室換気スイッチにおいては、一部
電子式のものが見受けられるが、このものは照明スイッ
チ機能が付設されているとはいうものの、3モジュール
サイズである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の1モジュールサ
イズのタイマ装置は、機械式であるために、設定時間に
ばらつきを生じやすいとともに、長期間にわたる高い信
頼性を得にくいという問題がある。
【0010】これに対して、電子式のタイマ装置は、そ
の原理上上記の問題を克服しやすい利点がある。しか
し、電子式のタイマ装置は、換気扇や照明器具の負荷電
流をオン、オフできる所要の電流容量を確保しながら、
装置をコンパクトなサイズにすることが回路の実装上困
難で、1モジュールサイズにすることができなかった。
【0011】本発明は、電子式でありながら、全体をコ
ンパクトなサイズ、要すれば1モジュールサイズに構成
することができるタイマ装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明のタイマ
装置は、上端が開放されるとともに底面に電線挿入孔を
備えた箱状のボディおよびボディの開放端に覆合される
カバーからなり、短方向の外形寸法が、規格化された取
付枠の細長い取付孔の長手方向のほぼ1/3であるケー
スと;ケースの前面に配設された操作部と; 負荷回路
用電子スイッチ回路および負荷回路用電子スイッチ回路
のスイッチングを制御するタイマ制御回路を備え、負荷
回路用電子スイッチ回路はボディに装着された第1の配
線基板、第1の配線基板の下面に実装された半導体スイ
ッチ素子、雑音防止回路素子およびサージ吸収素子など
を含む主としてパワー系回路素子などならびに電線挿入
孔に対向して第1の配線基板の下面に実装された端子金
具を含み、タイマ制御回路は第1の配線基板の上方に離
間して固定された第2の配線基板、第2の配線基板の上
面に配設され操作部に連動する可変部品などおよび第2
の配線基板の下面に配設された可変部品に応じて所要の
タイマ動作を行うタイマ動作回路要素を含んで構成され
た電子化タイマ回路と;を具備していることを特徴とし
ている。
【0013】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0014】ケースについて ケースは、短方向の外形寸法が、規格化された取付枠の
細長い長手方向のほぼ1/3であるというのは、ケース
のサイズが小さいものを相対的に規定するためであっ
て、取付枠に取り付ける構造を備えていることを要求す
るものではない。しかし、ケースが取付枠に取り付ける
ことができるように構成されていることは、壁面埋込形
配線器具として用いることができることになるので、好
ましいことである。
【0015】また、ケースは、合成樹脂のような絶縁性
材料にて形成されていることが望ましいが、これは必須
ではない。導電性材料からなる場合であっても、収納部
品をケースに対して絶縁しておけばよいからである。
【0016】さらに、ケースは、ボディおよびカバーか
らなるが、これらを覆合して内部に所要の部品を収納す
る。ボディへのカバーの覆合は、適宜の手段により行う
ことができる。たとえば、両者の接合面を接着剤または
超音波溶接などによって固着することができるし、結合
具を用いてもよい。結合具には、加締めにより結合する
もの、ねじ式のものなどのいずれであってもよい。加締
めによる結合具を用いる場合には、取付枠に対する取り
付けのための構造を付設することができる。
【0017】操作部について 操作部は、使用者がタイマ動作を行わせる場合に操作す
る部分である。既知のタイマ装置におけるのと同様に、
操作部は揺動ハンドル式、回動式、押し釦式などどのよ
うな構造であってもよい。
【0018】使用者によって操作されることにより、操
作部はタイマ動作を開始するために必要な後述する可変
部品を連動させる。操作開始と同時に負荷回路をオンに
するか、オフにするか、したがってタイマ時限後にオフ
するか、オンにするかは設計上の問題であるとともに、
使用者がいずれをも切り換えできるように構成すること
もできる。
【0019】電子化タイマ回路について 電子化タイマ回路とは、負荷回路のオン、オフ動作およ
びそのタイマ制御が電子回路によって構成されているも
のをいう。負荷回路をオン、オフするため電子回路を負
荷回路用電子スイッチ回路といい、またタイマ制御を行
う電子回路をタイマ制御回路という。本発明において、
負荷回路用電子スイッチ回路は、半導体スイッチ素子、
雑音防止回路素子およびサージ吸収素子などを含むパワ
ー系回路素子ならびに端子金具により構成されている
が、その具体的回路構成は自由である。また、タイマ制
御回路は、操作部に連動する可変部品およびタイマ動作
回路要素を含んで構成されているが、その具体的回路構
成もまた自由である。
【0020】しかし、電子化タイマ回路は、その実装に
おいては負荷回路用電子スイッチ回路が第1の配線基板
の主として下面に実装される。また、タイマ制御回路が
第2の配線基板の上下に分散して実装される。すなわ
ち、可変部品などが第2の配線基板の上面に、タイマ動
作回路要素などが第2の配線基板の下面に実装される。
なお、タイマ動作回路要素の一部を実装のバランス上第
2の配線基板の上面に配置することができる。
【0021】さらに、第2の配線基板は第1の配線基板
の上方に離間して固定される。第2の配線基板を離間す
るために、配線と無関係のスペーサを介在させてもよい
し、第1の配線基板と第2の配線基板との間を接続する
リード線を利用してもよい。
【0022】タイマ時間は、一定時間のみを設定可能な
態様、段階的に複数種のタイマ時間を選択的に設定可能
な態様または所定の範囲内で連続的にタイマ時間を設定
可能な態様など任意に構成することができる。また、最
初オンでタイマ時間経過後にオフする態様、最初にオフ
でタイマ時間経過後にオンする態様または両者の任意に
選択可能な態様など任意に構成することができる。さら
に、連続通電(オン)と、タイマ時間動作とを選択操作
可能に構成することもできる。さらにまた、加えて連続
遮断(オフ)をも選択操作可能に構成することもでき
る。
【0023】端子金具は、必要に応じて自己鎖錠片を併
用することにより、絶縁被覆を除去した電線を電線挿入
孔からケース内へ挿入するだけで、自己鎖錠片が電線を
端子金具に圧接して所要の接続を得られるように構成す
ることができる。この場合に、さらにリリース釦を付設
することにより、接続されている電線に当接している鎖
錠片を強制的に電線から離間させて接続を解除すること
ができるように構成することができる。
【0024】上記のように、自己鎖錠片およびリリース
釦を端子金具に付設する場合、ボディ内部の電線挿入孔
の周囲に予め自己鎖錠片およびリリース釦を組み込み、
その後電子化タイマ回路をボディに落とし込むことによ
り、容易に組み立てることができる。また、場合によっ
ては、端子金具内に予め自己鎖錠片およびリリース釦を
組み付けてから、ボディに落とし込むようにしてもよ
い。端子金具の構造によっていずれか好都合の態様を選
択すればよい。
【0025】作用について 電子化タイマ回路は、第1および第2の配線基板が互い
に所定の関係に固定され、かつ、それぞれ実装されて一
体化されるので、ケースへの収納に当たっては負荷回路
用電子スイッチ回路すなわち第1の配線基板の下面に実
装されたパワー系回路部品および端子金具をボディ内に
向けて落とし込むことができる。落とし込みより、パワ
ー系回路部品はボディの所定の位置に定置されるととも
に、端子金具は電線挿入孔に対向して位置する。
【0026】カバーには、操作部を配設しておき、ボデ
ィの開放端に覆合すれば、第2の配線基板の上面に配設
された可変部品に操作部が連動するようにで、組立が終
了する。このように、本発明によれば、電子化されたタ
イマ装置にあっても落とし込みにより簡単に組立られる
ように構成することができる。
【0027】また、配線基板を第1および第2の配線基
板で構成し、しかも負荷回路用電子スイッチ回路を第1
の配線基板の下面に実装し、タイマ制御回路を第2の配
線基板に実装するに当たり、可変部品を上面に、タイマ
動作回路要素を主として下面に分離したことにより、タ
イマ装置全体をすこぶるコンパクトにすることが可能に
なる。
【0028】そうして、上記構成に伴って、1モジュー
ルサイズのケースを備えて電子化されたタイマ装置を構
成することができるようになったのである。
【0029】さらに、パワー系回路部品から構成される
負荷回路用電子スイッチ回路と、可変部品およびタイマ
動作回路要素から構成されるタイマ制御回路とは、第1
および第2および配線基板によって階層的に分離されて
いるから、それぞれ作動電圧が相違していても、絶縁処
理が容易になる。
【0030】請求項2の発明のタイマ装置は、請求項1
記載のタイマ装置において、カバーは、フラッシュプレ
ートから露出し、内部が中空のボス部を中央に備えてお
り;第1の配線基板は、ボディの開放端を塞ぐように配
設され;第2の配線基板は、カバーのボス部内に配設さ
れている;ことを特徴としている。
【0031】本発明は、カバーにボス部を形成し、ボス
部内に第2の配線基板を配設することにより、埋込形と
して好適であるとともに、一層コンパクトにできるもの
である。この場合にも、ケース内に収納する電子化タイ
マ回路を落とし込みにより、組立できること不変であ
る。
【0032】また、第1の配線基板は、ボディの開放端
を塞ぐように配設されるので、落とし込むだけで、電子
化タイマ回路をがたつくことなく組み込むことができ
る。
【0033】さらに、カバーのボス部内の空間を第2の
配線基板の配設に利用するので、空間利用率を向上させ
ることができる。
【0034】請求項3の発明のタイマ装置は、請求項1
または2記載のタイマ装置において、操作部は、押圧操
作および回動操作が許容され;電子化タイマ回路の可変
部品は、操作部の押圧操作に連動する押し釦スイッチお
よび操作部の回動操作に連動する切換スイッチを含んで
おり;タイマ動作回路要素は、マイコンを含んでいる;
ことを特徴としている。
【0035】本発明においては、操作部が押圧操作およ
び回動操作が許容されることにより、単一の操作部を用
いて異なる回路動作指令を電子化タイマ回路に与えるこ
とができる。このことは、装置のコンパクト化に多いに
有意義である。
【0036】回路動作指令としては、たとえば押圧操作
により、タイマ動作開始指令またはオン、オフ切り換え
などを指令することができる。
【0037】回動操作により、タイマ装置の動作モード
たとえば連続動作またはタイマ動作の選択あるいはタイ
マ時間設定などを指令することができる。
【0038】タイマ動作回路要素として、マイコンを用
いることにより、部品がコンパクトでありながら、タイ
マ時間計時が正確で信頼性の高いタイマ動作を行わせる
ことが可能になる。
【0039】マイコンは、偏平であるので、実装におい
ても高さを最小限に抑えることができ、第2の配線基板
の下面に実装するのに適している。
【0040】請求項4の発明のタイマ装置は、上端が開
放され内部に中央の回路部品収納室を形成し両側に少な
くとも下部側が隔壁により回路部品収納室と隔離された
一対の端子収納室を形成するとともに、端子収納室の底
面に電線挿入孔を備えた箱状のボディおよびボディの開
放端に覆合され回路部品収納室にほぼ対向する位置に中
空のボス部を備えたカバーからなるケースと;ケースの
前面に配設され押圧動作および回動動作を許容する操作
部と;負荷回路用電子スイッチ回路およびタイマ制御回
路を備え、負荷回路用電子スイッチ回路はボディの開放
端に嵌合された第1の配線基板、第1の配線基板の下面
に実装された半導体スイッチ素子、雑音防止回路素子お
よびサージ吸収素子などを含む主としてパワー系回路素
子などならびに電線挿入孔に対向して第1の配線基板の
下面に実装された端子金具を含み、タイマ制御回路は第
1の配線基板の上方に離間して固定されるとともに中空
のボス部内に配設された第2の配線基板、第2の配線基
板の上面に配設され操作部の押圧動作に連動する押し釦
スイッチおよび操作部の回動動作に連動する切換スイッ
チなどならびに第2の配線基板の下面に配設されたマイ
コンなどのタイマ動作回路要素を含んで構成された電子
化タイマ回路と;を具備していることを特徴としてい
る。
【0041】本発明は、ケースのサイズが限定されない
が、上記の構成により、かなりコンパクトなサイズにま
とめることができる。
【0042】ボディは、中央に回路部品収納室が、その
両側に端子収納室が、それぞれ形成されており、さらに
それらの間が隔壁によって隔離されているので、落とし
込みにより組み立てる際に端子金具と負荷回路用電子ス
イッチ回路との間の絶縁が自動的に図れるとともに、各
構成部分の動作の確実性を確保できる。
【0043】また、自己鎖錠片またはおよびリリース釦
を用いる場合に、落とし込みに先だって自己鎖錠片また
はおよびリリース釦をボディの端子収容室内に組み込
み、負荷回路用電子スイッチ回路を落とし込んだ際に端
子金具内の所定の位置に自己鎖錠片などを定置すること
が容易になる。
【0044】ケースのカバーにボス部を形成している点
については請求項2と同様であり、またタイマ動作回路
要素にマイコンを用いることおよび操作部に連動する押
し釦スイッチと切り換えスイッチとを用いる点について
は請求項3と同様である。
【0045】請求項5の発明のタイマ装置は、請求項1
ないし4のいずれか一記載のタイマ装置において、端子
金具は、導電板を枠状に曲成してなり、端子金具内に収
納される自己鎖錠片との間で挿入された電線を鎖錠する
とともに、自己鎖錠片をその弾力に抗して変位させるリ
リース釦により電線との接続状態を強制的に解除できる
ように構成されていることを特徴としている。
【0046】本発明においては、端子金具を自己鎖錠片
およびリリース釦と併用することにより、ケースの電線
挿入孔から絶縁被覆を除去した電線をケース内に挿入す
るだけで所要の接続が得られる。
【0047】また、必要に応じて接続されている電線を
リリース釦を操作して強制的に解除することができる。
【0048】請求項6の発明のタイマ装置は、請求項1
ないし5のいずれか一記載の電子化タイマ装置におい
て、ケースは、取付枠への取付部を備えボディとカバー
とを一体化する結合具を備えていることを特徴としてい
る。
【0049】本発明において、結合具は一般の配線器具
で用いられる結合具を用いることを許容するものであ
る。典型的な構造としては、コ字状をなしてカバーに跨
座し、両足部をボディの両側面に形成した突起に加締め
て固定することにより、ボディにカバーを固定してケー
スとして一体化する構成である。
【0050】取付枠への取付部は、ケースの長手方向の
両端面に位置する凹溝によって構成することができる。
【0051】請求項7の発明のタイマ装置は、請求項1
ないし6のいずれか一記載のタイマ装置において、ケー
スは、そのカバーのボス部に表示窓を備え;電子化タイ
マ回路は、第2の配線基板の上面に実装されて表示窓に
光導関係に配設された表示素子を備えている;ことを特
徴としている。
【0052】本発明において、表示素子は、一個または
複数個用いることができる。いずれの個数においても、
表示内容は一または複数の状態を表示するように構成す
ることができる。たとえば、一の状態としては、通電状
態すなわち負荷のオン状態または電源電圧の有無などを
表示することができる。また、複数の状態としては、上
記に加えて連続通電およびタイマ通電の区別、タイマ通
電時間の長短の程度、残り時間などを表示することがで
きる。
【0053】表示を行うための制御は、タイマ時間設定
のためにマイコンを用いている場合には、そのマイコン
を利用して容易にプログラムすることができる。
【0054】請求項8の発明のタイマ装置は、請求項1
ないし7のいずれか一記載のタイマ装置において、第2
の配線基板の下面に実装された回路部品と第1の配線基
板の上面との間に絶縁シートが介在していることを特徴
としている。
【0055】電子化されたタイマ装置において、装置を
なるべくコンパクトにするには、電子化タイマ回路の実
装密度を向上することが効果的な施策の一つである。
【0056】本発明においては、配線基板を第1および
第2の配線基板に分割し、かつそれらに階層構造を採用
し、さらに作動電圧が相対的に高いパワー系回路部品を
下面に実装した第1の配線基板の上に第2の配線基板を
離間して配設する配置とし、さらに第2の配線基板の下
面に相対的に低い電圧で作動するタイマ動作回路要素を
実装するので、タイマ動作回路要素と第1の配線基板と
が対面する。
【0057】より一層コンパクトにするには、第1の配
線基板とタイマ動作回路要素との間をなるべく接近させ
ることである。
【0058】本発明においては、両者の間にポリエステ
ル樹脂などの絶縁シートを介在したので、絶縁を考慮す
ることなく任意に接近させることができる。すなわち、
本発明においては、一層のコンパクトなタイマ装置を構
成することができる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0060】図1は、本発明のタイマ装置の一実施形態
における回路構成を示す回路図である。
【0061】図において、Sは負荷回路用電子スイッチ
回路、Tはタイマ制御回路である。
【0062】負荷回路用スイッチ回路について 負荷回路用電子スイッチ回路Sは、パワー系回路素子p
および端子金具tからなる。パワー系回路素子pは、半
導体スイッチ素子1、雑音防止回路素子2、サージ吸収
素子3、全波整流回路4および電解コンデンサ5からな
る。
【0063】半導体スイッチ素子1は、トライアック1
aおよびトライアック1aのゲート極と一方の主電極と
の間に接続されたゲート抵抗器1bからなる。
【0064】雑音防止回路素子2は、インダクタ2aお
よびコンデンサ2bからなる。インダクタ2aは、トラ
イアック1aと直列に接続されている。コンデンサ2b
は、トライアック2aおよびインダクタ2aの直列回路
に対して並列に接続されている。
【0065】サージ吸収素子3は、コンデンサ2bと並
列接続すなわち後述する端子金具間に接続されている。
【0066】全波整流回路4は、トライアック2aの他
方の主極とゲート極との間に交流入力端子が接続され、
直流出力端子4a、4bはタイマ制御回路Tに制御電源
および後述する電解コンデンサを介してマイコン制御電
源を供給する。
【0067】電解コンデンサ5は、その一端が全波整流
回路4の直流出力端子の負極4bに接続され、他端がタ
イマ制御回路Tの後述するマイコンに対するマイコン制
御電源の正極4cを構成している。
【0068】一方の端子金具tは、トライアック1aお
よびインダクタ2aの直列回路、コンデンサ2bならび
にサージ吸収素子3の各一端に接続している。他方の端
子金具tは、トライアック1aおよびインダクタ2aの
直列回路、コンデンサ2bならびにサージ吸収素子3の
各他端に接続している。そして、両端子金具t、tは負
荷回路中に直列接続される。
【0069】以上説明した負荷回路用電子スイッチ回路
Sは、後述する第1の配線基板に実装されることによっ
て構成される。
【0070】タイマ制御回路について タイマ制御回路Tは、制御電源入力端子6a、6b、マ
イコン制御電源入力端子7、可変部品8、タイマ動作回
路要素9、動作モード切換回路10および表示回路11
からなる。
【0071】可変部品8は、押し釦スイッチ8aおよび
切換スイッチ8bからなる。
【0072】タイマ動作回路要素9は、マイコン9a、
タイマ始動回路9b、自己保持回路9c、マイコン制御
電源リセット回路9dおよびタイマプログラム選択回路
9eからなる。
【0073】タイマ始動回路9bは、制御電源入力端子
6a、6b間に接続された抵抗器9b1、押し釦スイッ
チ8a、ダイオード9b2および定電圧ダイオード9b
3の直列回路、ダイオード9b2および定電圧ダイオー
ド9b3の直列回路の両端間にベース抵抗器9b4を介
してベース・エミッタが接続されたトランジスタ9b
5、トランジスタ9b5のベース・エミッタ間に接続さ
れた抵抗器9b6、トランジスタ9b5のコレクタおよ
びマイコン制御電源入力端子7の間に接続された抵抗器
9b7を備え、抵抗器とコレクタとの接続点をマイコン
9aのR80端子に接続してなる。
【0074】自己保持回路9cは、制御電源入力端子6
aおよびマイコン9aのR40端子の間に限流抵抗器9
c1を介して接続したフォトカプラPCの発光ダイオー
ドPCDと、制御電源入力端子6aおよびマイコン制御
電源入力端子の間に接続された発光ダイオードPCD
応動するフォトトランジスタPCTおよび抵抗器9c2
とからなる。
【0075】マイコン制御電源リセット回路9dは、ト
ランジスタ9d1のベースをベース抵抗器9d2を介し
てマイコン9aのR41端子に接続し、トランジスタ9
d1のベース・エミッタ間を抵抗器9d3を接続し、ト
ランジスタ9d1のコレクタ・エミッタをマイコン制御
電源入力端子7および制御電源入力端子6bを介して電
解コンデンサ5の両端間に接続してなる。
【0076】タイマプログラム選択回路9eは、ジャン
パ端子a、b、cおよびdを備えてなる。ジャンパ端子
aは、抵抗器9e1を介してマイコン制御電源入力端子
7に接続している。ジャンパ端子bは、抵抗器9e2を
介してマイコン制御電源入力端子7に接続するととも
に、マイコン9aのR81端子に接続している。ジャン
パ端子cおよびdは、制御電源入力端子6bに接続する
とともに、コンデンサ9e3を介してマイコン9aのX
IN端子に、また、さらに抵抗器9e4を直列に介してマ
イコン9aのXOUT端子に接続に、それぞれ接続してい
る。
【0077】動作モード切換回路10は、切換スイッチ
8bをマイコン9aの該当端子に接続することにより構
成されている。すなわち、切換スイッチ8bは、3個の
切換接点e、f、gを備えていて、切換接点eをマイコ
ン9aのR50端子に、切換接点fを、同じくR51接
点に、切換接点gを同じくR52端子に、それぞれ接続
してなる。
【0078】表示回路11は、表示素子が発光ダイオー
ド11aからなり、そのアノードをマイコン制御電源入
力端子7に接続し、カソードをそれぞれ限流抵抗器11
b、11cを介してマイコン9aのR43端子およびR
42端子に接続してなる。
【0079】さらに、マイコン9aのRESET端子がダイ
オード12を介してマイコン制御電源入力端子7に、ま
たコンデンサ13を介して制御電源入力端子6bに、そ
れぞれ接続している。
【0080】回路動作について まず、動作モード切換回路10について説明する。
【0081】本実施形態のタイマ装置は、可変部品8で
ある切換スイッチ8bを切換接点eに切り換えると、連
続通電動作のモードになる。また、切換接点fに切り換
えると、相対的に短時間タイマ動作のモードになる。さ
らに、切換接点gに切り換えると、相対的に長時間タイ
マ動作のモードになる。短時間動作のモードおよび長時
間動作のモードの絶対的な時間は、タイマプログラム切
換回路9eにより選択することができる。
【0082】次に、タイマプログラム切換回路9eにつ
いて説明する。
【0083】タイマプログラム切換回路9eは、ジャン
パ端子a、b、cおよびdを全て開放状態、ジャンパ端
子bおよびcの間を短絡状態、ジャンパ端子aおよびd
の間を短絡状態、ジャンパ端子a−d、b−cを短絡状
態のいずれかを選択することにより、動作モード切換回
路10の切換接点e、f、gのいずれかの選択に応じて
表1に示すようにそれぞれ時限を設定することができ
る。なお、タイマプログラム切り換えは、工場内におけ
る製造段階または使用段階のいずれにおいて選択可能に
するかは設計の自由である。
【0084】
【表1】タイマフ゜ロク゛ラム 切換回路の選択 動作モード切換回路の切り換え 切換接点e 同f 同g 全シ゛ャンハ゜端子開放 連続通電 1時間通電 4時間通電シ゛ャンハ゜ 端子b−c短絡 連続通電 4時間通電 8時間通電シ゛ャンハ゜ 端子a−d短絡 連続通電 1時間通電 2時間通電シ゛ャンハ゜ 端子a−d、b−c短絡 0.5時間通電 1時間通電 2時間通電 そうして、負荷回路への通電開始前には全波整流回路4
が開放されているから、トライアック1aのゲート極は
ゲート側の主電極と同電位のため、ゲート電流が流れな
いので、トライアックはオフ状態である。また、トライ
アック1aのゲート極と反対側の主電極との間に交流入
力電圧が印加されている全波整流回路の直流出力端子4
a、4b間に全波整流された脈流の直流電圧が現れてい
る。直流出力端子4a、4bはタイマ制御回路Tの制御
電源端子6a、6bに直結している。
【0085】そこで、負荷回路に通電を開始するには、
押し釦スイッチ8aをオンさせる。これにより、抵抗器
9b1、押し釦スイッチ8aおよびダイオード9b2を
介して定電圧ダイオード9b3に制御電源から電流が流
れ、これに伴い定電圧ダイオード9b3の両端間に一定
の電圧が現れる。そして、電解コンデンサ5は、定電圧
によって充電される。電解コンデンサ5の端子電圧はマ
イコン9aの所定の端子にマイコン駆動電源として印加
されるので、マイコン9aは動作を開始する。すなわ
ち、全波整流回路4に通電するため、トライアック1a
のゲート極の電位が反対側の主電極の電圧に接近するの
で、ゲート電流が流れ、トライアック1aはオンする。
これにより、負荷に通電される。
【0086】上記と同時に、制御電源から抵抗器9b
1、押し釦スイッチ8aおよびベース抵抗器9b4を介
してトランジスタ9b5のベースにベース電流が流れて
トランジスタ9b5がオンする。これにより、マイコン
9aのR80端子の電位が低下してマイコン9aが動作
を開始する。
【0087】マイコン9aが動作すると、R40端子の
電位が低下する。このため、フォトカプラPCの発光ダ
イオードPCDが通電されて発光する。このため、フォ
トトランジスタPCTがオンする。
【0088】フォトトランジスタPCTがオンすると、
今度は電解コンデンサ5がフォトトランジスタPCT
よび抵抗器9c2を介して制御電源から充電される。す
なわち、マイコン制御電源は、フォトカプラPCによる
自己保持により、引き続きマイコン9aに供給され、マ
イコン9aは動作を継続して、予めプログラムにより設
定された時限動作を行う。
【0089】所定時限が経過すると、マイコン9aのR
41端子の電位が低下するため、トランジスタ9d1が
オンする。これにより、電解コンデンサ5は短絡され
て、マイコン制御電源はリセットされて、その端子間電
圧が0になるため、マイコン9aは動作を停止するとと
もに、全波整流回路4は開放状態になり、したがってト
ライアック1aは再びオフする。すなわち、所定時限が
経過すると、負荷回路はオフされる。
【0090】図2は、本発明のタイマ装置の一実施形態
における正面図である。
【0091】図3は、同じく左側面図である。
【0092】図4は、同じく平面図である。
【0093】図5は、同じく底面図である。
【0094】図において、21はケース、22は操作部
である。
【0095】ケース21は、ボディ21a、カバー21
bおよび結合具21cからなる。
【0096】ボディ21aは、上端が開放された箱状を
なし、内部が中央の回路部品収納室21a1と、その両
側に位置する端子収納室21a2、21a2に一対の隔
壁21a3、21a3を介して区画され、また端子収納
室21a2の底面には電線挿入孔2a4およびリリース
釦操作孔21a5が形成されている。ボディ21aの外
面には、係止段部21a6が一体成形されている。
【0097】カバー21bは、ボディ21aの開放端に
覆合され、中央にボス部21b1を、その両側に平坦部
21b2、21b2を、またボス部21b1には表示窓
21b3を、それぞれ備えている。なお、ボス部21b
1は、内部が中空に形成されている。
【0098】結合部21cは、金属板を打ち抜いてコ字
状に形成され、さらに両足部21c1の先端に加締め部
21c2を形成し、中間部に取付用耳部21c3および
係合片21c4を形成している。そして、ボディ21a
の開放端に覆合したカバー21bの平坦部21b2に結
合具21cの中間部を跨座させて、両足部21c1をボ
ディ21aに沿って垂下させ、係止段部21a2に加締
め部21c2を加締めてケース21を一体化させてい
る。係止用耳部21c3はボス部21b1の側面に当接
し、係合片21c4がケース21の両端面から突出させ
ている。
【0099】係止用耳部21c3および係合片21c4
は、本実施形態のタイマ装置を取付枠(図示しない。)
に装着する場合に、使用される。
【0100】操作部22は、ケース21のボス部21b
1の上面に配設され、押圧動作および回動動作をさせる
ことができる。操作部22を押圧することにより、通電
開始させ、回動により動作モードを選択するように構成
されている。本実施形態においては、連続通電、1時間
通電および4時間通電のいずれかを選択するようになっ
ている。
【0101】図6は、図5のVI−VI'線に沿う断面図で
ある。
【0102】図7は、本発明のタイマ装置の一実施形態
におけるボディを示す平面図である。
【0103】図8は、同じく自己鎖錠片およびリリース
釦を端子収納室に組み込んだ状態におけるボディの平面
図である。
【0104】各図において、図2ないし図5と同一部分
については同一符号を付して説明は省略する。
【0105】ケース21のボディ21aの内部には、中
央に回路部品収納室21a1とその両側に端子収納室2
1a2、21a2が一対の隔壁21a3、21a3区画
されている。そして、端子収納室21a2の底面には電
線挿入孔21a4およびリリース釦操作孔2a5が形成
されている。
【0106】23は自己鎖錠片で、端子収納室21a2
の内部において、電線挿入孔21a4に対向して収納さ
れる。自己鎖錠片23は、ばね板を屈曲して図6に示す
ように一端に鎖錠部23a、他端に押圧部23bを、そ
れぞれ形成してなる。
【0107】24はリリース釦で、同じくリリース釦操
作孔21a5に下端部が嵌合して収納される。リリース
釦24は、合成樹脂を成形して自己鎖錠片23の鎖錠部
23aを強制的に変位させて鎖錠状態を解除するカム部
24aを両側に一体的に形成してなる。
【0108】そうして、図6に示すように負荷回路用電
子スイッチ回路Sをボディ21a内に落とし込んで収容
すると、端子金具tが枠形をなしているため、端子金具
t内に自己鎖錠片23およびリリース釦24が所定の位
置関係に組み込まれる。
【0109】図9は、本発明のタイマ装置の一実施形態
におけるカバーを示す平面図である。
【0110】図10は、同じく操作部を組み込んだ状態
におけるカバーの底面図である。
【0111】図6にも示すように、カバー21bのボス
部21b1の外面には操作部22に対応して凹溝21b
4と、凹溝21b4の中心に位置する挿通孔21b5
と、さらに凹溝21b3内に挿通孔21b5と同心の円
弧状の回動規制溝21b6とが形成されている。
【0112】さらに、ボス部21b1の内面には、後述
する回転カムを節動させる節動ガイド部21b7が一体
成形されている。
【0113】図6に示すように、操作部22と凹溝21
b2との間にコイルばね25が介挿されて操作部22を
常時ボス部21b1から離反する方向へ偏位している。
【0114】また、操作部22の回動軸22aの先端に
は、ボス部21b1の内面側において回転カム22cが
セルフタッピングねじ22dによって操作部22と一緒
に回動するように固定されている。
【0115】回転カム22cは、円盤の一部を切除して
弾接部22c1を一体に形成し、弾接部22c1と軸対
称の位置に長孔22c2を形成し、さらにカバー21b
の回動規制溝21b6に係合するピン22c3を一体に
形成している。
【0116】弾接部22c1がカバー21bに形成した
節動ガイド部21b7に当接しながら操作部22が回動
することにより、操作部22は所定の回動角ごとに節動
する。
【0117】長孔22c2に後述する可変部品の摘みが
係合することにより、操作部22を回動することによ
り、可変部品8を操作できる。また、操作部22をコイ
ルばね25の弾力に抗して押圧することにより、操作部
22がカバー21bの凹溝21b4内に沈み込むため、
回転カム22cも連動して沈み込み可変部品8を操作で
きる。
【0118】図11は、本発明のタイマ装置の一実施形
態における電子化タイマ回路の実装状態を示す平面図で
ある。
【0119】図12は、同じく底面図である。
【0120】図13は、同じく側面図である。
【0121】各図において、図1と同一部分には同一符
号を付して説明は省略する。以下、図6をも参照して電
子化タイマ回路について説明する。
【0122】電子化タイマ回路は、負荷回路用電子スイ
ッチ回路S、タイマ制御回路Tからなる。
【0123】負荷回路用電子スイッチ回路Sは、パワー
系回路素子pおよび端子金具tに加えて第1の配線基板
26を備えている。
【0124】第1の配線基板26は、ボディ21aの開
放端を塞ぐように位置し、その下面中央にパワー系回路
素子pおよび両端に端子金具t、tを実装している。
【0125】パワー系回路素子pは、図12に示すよう
に、トライアック1、雑音防止回路素子としてのインダ
クタ2aおよびコンデンサ2b、サージ吸収素子3、全
波整流回路4ならびに電解コンデンサ5からなり、回路
部品収納室21a1内に収納されている。
【0126】端子金具tは、図12に示すように、枠状
に形成され、第1の配線基板26への接続片taを第1
の配線基板26の両端部に形成した切欠部26aから上
面に突出させてはんだ26bにより第1の配線基板26
のランドに接続することにより、第の配線基板26の下
面に実装されている。そして、端子金具tは、端子収納
室21a2内に収納されている。
【0127】タイマ制御回路Tは、可変部品8、タイマ
動作回路要素9および発光ダイオード11aに加えて第
2の配線基板27を備えている。
【0128】第2の配線基板27は、第1の配線基板2
6に、その上方に離間した状態で固定されている。ま
た、第2の配線基板27は、図6に示すように、カバー
21bのボス部21b1内に配設されている。
【0129】可変部品8は、押し釦スイッチ8aおよび
切換スイッチ8bからなり、第2の配線基板27の上面
に実装されている。
【0130】押し釦スイッチ8aは、図6に示すよう
に、回転カム22cを介して操作部22を押圧した際に
オンし、操作部22の押圧を止めると、復帰してオフ状
態になる。
【0131】切換スイッチ8bは、上面から突出してい
る摘み8b1を直線的に変位させることにより、その可
動接点が図1における固定接点e、f、gのいずれかに
選択的に接触して回路を切り換えることにより、タイマ
装置の動作モードを切り換えることができるように構成
されている。
【0132】タイマ動作回路要素9は、図1において説
明したように、マイコン、タイマ始動回路、自己保持回
路、マイコン制御電源リセット回路およびタイマプログ
ラム選択回路を含んでいるが、第2の配線基板27の下
面および上面に分散して実装されている。しかし、マイ
コンは第2の配線基板27の下面に実装されている。図
13に示すように、第1の配線基板26と第2の配線基
板27に実装されているタイマ動作回路要素9との間に
はポリエステルシートなどの絶縁シート28が介在され
ている。
【0133】図14は、本発明のタイマ装置の一実施形
態を取付枠に通常のスイッチとともに装着した状態を示
す正面図である。
【0134】図において、28は取付枠、29はタイマ
装置、30、31は通常のスイッチである。
【0135】タイマ装置29は、そのケースの短方向の
外形寸法が、規格化された取付枠28の後述する細長い
取付孔の長手方向のほぼ1/3に構成されている。ま
た、通常のスイッチも同様に構成されている。
【0136】図15は、取付枠の正面図である。
【0137】取付枠28は、中央に細長い取付孔28
a、取付孔28aの一側に配線器具の取付用耳部を係止
する係止孔28b、同じく他側に取付用耳部を着脱可能
に係止する変位係止部28c、さらに両端部に配線ボッ
クスへの取付孔28dとプレートねじ孔28eを備えて
いる。
【0138】タイマ装置29を取付枠28に装着するに
は、ケース21の結合具21cの片側の係止用耳部21
c4を取付枠28の係止孔28bに取付枠28の裏側か
ら挿入してから、反対側の係止用耳部21c4を変位係
止部28cに押し付ける。そうすると、変位係止部28
cが外側へ変位して変位係止部28cに係止されること
により、タイマ装置29は取付枠28に装着される。以
上の作業は通常のスイッチ29、30を装着する場合と
同じである。
【0139】タイマ装置などを装着した取付枠28を配
線ボックスに取り付けるには、取付孔28dにボックス
ねじを挿通して配線ボックスにねじ込む。挿通孔28d
は長孔に形成されているので、壁面に対して配線ボック
スが多少傾いて埋設されていていも、取付枠28を垂直
に取り付けることができる。
【0140】図16は、フラッシュプレートの化粧板の
正面図である。
【0141】図17は、同じくアダプターの正面図であ
る。
【0142】図において、フラッシュプレートは、化粧
板31およびアダプター32からなる。
【0143】化粧板31は、中央に細長い窓孔31aを
備えている。タイマ装置28のボス部21b1は、窓孔
31aからほぼ面一に露出する。化粧板31の背面に
は、取付足(図示しない。)が複数突設されていて、ア
ダプター32に着脱自在に構成されている。
【0144】アダプター32は、壁面と化粧板31との
間に介在する。また、アダプター32は、枠状をなして
いて、上下方向の両端部にプレートねじ挿通孔32aを
形成するとともに、化粧板31の取付足を係止する取付
足係止孔32bを複数備えている。
【0145】そして、プレートねじ挿通孔孔32aにプ
レートねじ(図示しない。)を装着して、さらにプレー
トねじを取付枠28のプレートねじ孔28eにねじ込む
ことにより、アダプター32を取付枠28に取り付ける
ことができる。
【0146】最後に、化粧板31をその窓孔31aがタ
イマ装置29およびスイッチ29、30の各ボス部に嵌
合するように合わせてアダプター32に押し付けると、
化粧板31の背面から突出した取付足がアダプター32
の取付足係止孔32bに係止することにより、化粧板3
1が取り付けられる。
【0147】
【発明の効果】請求項1ないし8の各発明によれば、ボ
ディに装着される第1の回線基板の下面に主としてパワ
ー系回路素子および端子金具を含む負荷回路用電子スイ
ッチ回路を実装し、第1の配線基板の上方に離間して第
2の配線基板を固定し、第2の配線基板の上面に可変部
品などを実装し、かつ下面に可変部品に応じて所要のタ
イマ動作を行うタイマ動作回路要素などを実装するとと
もに、可変部品を操作する操作部をケースの前面に配設
したことにより、電子化タイマ回路をケースに対して落
とし込んで所定の位置に容易に組み立てることができ、
また全体をすこぶるコンパクトにすることができ、さら
に負荷回路用電子スイッチ回路とタイマ制御回路との間
の絶縁処理が容易で、コンパクト化しやすいタイマ装置
を提供することができる。
【0148】請求項1の発明によれば、加えてケースの
短方向の外形寸法を規格化された取付枠の細長い取付孔
の長手方向のほぼ1/3にしたことにより、規格化され
た配線器具と一緒に取付枠に取り付けて使用することが
できるタイマ装置を提供することができる。
【0149】請求項2の発明によれば、加えて第1の配
線基板をボディの開放端を塞ぐように配設するととも
に、第2の配線基板をカバーのボス部の内部に配設した
ことにより、一層コンパクト化しやすいタイマ装置を提
供することができる。
【0150】請求項3の発明によれば、加えて単一の操
作部を押圧および回動自在にするとともに、操作部の押
圧操作に連動する押し釦スイッチと回動操作に連動する
切換スイッチとを備えることにより、全体をコンパクト
にしながらタイマ制御を多様化したタイマ装置を提供す
ることができる。
【0151】請求項4の発明によれば、加えてボディの
内部を一対の隔壁により、回路部品収納室および一対の
端子収納室に区画し,タイマ制御回路のタイマ動作回路
要素にマイコンを用いてこれを第2の配線基板の下面に
実装したことにより、パワー系回路素子と端子金具との
隔離が容易になるとともに、自己鎖錠片およびリリース
釦を併用する場合であっても端子金具、自己鎖錠片およ
びリリース釦の組立が容易で、また可変部品を第2の配
線基板の所望の位置に配置しやすいタイマ装置を提供す
ることができる。
【0152】請求項5の発明によれば、加えて端子金具
を枠状に曲成するとともに自己鎖錠片およびリリース釦
と併用したことにより、一般の配線器具と同様に施工で
きるタイマ装置を提供することができる。
【0153】請求項6の発明によれば、加えてボディと
カバーとを結合具によってケースを一体化し、結合具に
は取付枠への取付部を備えていることにより、ケースの
構造が簡単で、しかも一般の配線器具と同様に施工でき
るタイマ装置を提供することができる。
【0154】請求項7の発明によれば、加えてカバーの
ボス部に表示窓を備え、第2の配線基板に表示素子を実
装したことにとり、コンパクトなサイズでありながら表
示機能を備えたタイマ装置を提供することができる。
【0155】請求項8の発明によれば、加えて第1の配
線基板と第2の配線基板に実装されたタイマ制御回路と
の間に絶縁シートを介在させたことにより、一層コンパ
クトにできるタイマ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイマ装置の一実施形態における回路
構成を示す回路図
【図2】本発明のタイマ装置の一実施形態における正面
【図3】同じく左側面図
【図4】同じく平面図
【図5】同じく底面図
【図6】図5のVI−VI'線に沿う断面図
【図7】本発明のタイマ装置の一実施形態におけるボデ
ィを示す平面図
【図8】同じく自己鎖錠片およびリリース釦を端子収納
室に組み込んだ状態におけるボディの平面図
【図9】本発明のタイマ装置の一実施形態におけるカバ
ーを示す平面図
【図10】同じく操作部を組み込んだ状態におけるカバ
ーの底面図
【図11】本発明のタイマ装置の一実施形態における電
子化タイマ回路の実装状態を示す平面図
【図12】同じく底面図
【図13】同じく側面図
【図14】本発明のタイマ装置の一実施形態を取付枠に
通常のスイッチとともに装着した状態を示す正面図
【図15】取付枠の正面図
【図16】フラッシュプレートの化粧板の正面図
【図17】同じくアダプターの正面図
【符号の説明】 8…可変部品 9…タイマ動作回路要素 21…ケース 21a…ボディ 21a1…回路部品収納室 21a2…端子収納室 21a3…隔壁 21a4…電線挿入孔 21a5…リリース釦操作孔 21b…カバー 21b1…ボス部 21b2…平坦部 21b4…凹溝 21b5…挿通孔 21b7…節動ガイド部 21c…結合具 22…操作部 22c…回転カム 23…自己鎖錠片 23a…鎖錠部 23b…押圧部 24…リリース釦 25…コイルばね 26…第1の配線基板 27…第2の配線基板 p…パワー系回路素子 S…負荷回路用電子スイッチ回路 T…タイマ制御回路 t…端子金具

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端が開放されるとともに底面に電線挿入
    孔を備えた箱状のボディおよびボディの開放端に覆合さ
    れるカバーからなり、短方向の外形寸法が規格化された
    取付枠の細長い取付孔の長手方向のほぼ1/3であるケ
    ースと;ケースの前面に配設された操作部と;負荷回路
    用電子スイッチ回路および負荷回路用電子スイッチ回路
    のスイッチングを制御するタイマ制御回路を備え、負荷
    回路用電子スイッチ回路はボディに装着された第1の配
    線基板、第1の配線基板の下面に実装された半導体スイ
    ッチ素子、雑音防止回路素子およびサージ吸収素子など
    を含む主としてパワー系回路素子などならびに電線挿入
    孔に対向して第1の配線基板の下面に実装された端子金
    具を含み、タイマ制御回路は第1の配線基板の上方に離
    間して固定された第2の配線基板、第2の配線基板の上
    面に配設され操作部に連動する可変部品などおよび第2
    の配線基板の下面に配設された可変部品に応じて所要の
    タイマ動作を行うタイマ動作回路要素などを含んで構成
    された電子化タイマ回路と;を具備していることを特徴
    とするタイマ装置。
  2. 【請求項2】第1の配線基板は、ボディの開放端を塞ぐ
    ように配設され;第2の配線基板は、カバーのボス部内
    に配設されている;ことを特徴とする請求項1記載のタ
    イマ装置。
  3. 【請求項3】操作部は、押圧操作および回動操作が許容
    され;電子化タイマ回路の可変部品は、操作部の押圧操
    作に連動する押し釦スイッチおよび操作部の回動操作に
    連動する切換スイッチを含んでおり;タイマ動作回路要
    素は、マイコンを含んでいる;ことを特徴とする請求項
    1または2記載のタイマ装置。
  4. 【請求項4】上端が開放され内部に中央の回路部品収納
    室を形成し両側に少なくとも下部側が隔壁により回路部
    品収納室と隔離された一対の端子収納室を形成するとと
    もに、端子収納室の底面に電線挿入孔を備えた箱状のボ
    ディおよびボディの開放端に覆合され回路部品収納室に
    ほぼ対向する位置に中空のボス部を備えたカバーからな
    るケースと;ケースの前面に配設され押圧動作および回
    動動作を許容する操作部と;負荷回路用電子スイッチ回
    路およびタイマ制御回路を備え、負荷回路用電子スイッ
    チ回路はボディの開放端に嵌合された第1の配線基板、
    第1の配線基板の下面に実装された半導体スイッチ素
    子、雑音防止回路素子およびサージ吸収素子などを含む
    主としてパワー系回路素子などならびに電線挿入孔に対
    向して第1の配線基板の下面に実装された端子金具を含
    み、タイマ制御回路は第1の配線基板の上方に離間する
    とともに中空のボス部内に配設された第2の配線基板、
    第2の配線基板の上面に配設され操作部の押圧動作に連
    動する押し釦スイッチおよび操作部の回動動作に連動す
    る切換スイッチなどならびに第2の配線基板の下面に配
    設されたマイコンなどを含んで構成された電子化タイマ
    回路と;を具備していることを特徴とするタイマ装置。
  5. 【請求項5】端子金具は、導電板を枠状に曲成してな
    り、端子金具内に収納される自己鎖錠片との間で挿入さ
    れた電線を鎖錠するとともに、自己鎖錠片をその弾力に
    抗して変位させるリリース釦により電線との接続状態を
    強制的に解除できるように構成されていることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれか一記載のタイマ装置。
  6. 【請求項6】ケースは、取付枠への取付部を備えボディ
    とカバーとを一体化する結合具を備えていることを特徴
    とする請求項1ないし5のいずれか一記載のタイマ装
    置。
  7. 【請求項7】ケースは、そのカバーのボス部に表示窓を
    備え;電子化タイマ回路は、第2の配線基板の上面に実
    装されて表示窓に光導関係に配設された表示素子を備え
    ている;ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
    一記載のタイマ装置。
  8. 【請求項8】第2の配線基板の下面に実装された回路部
    品と第1の配線基板の上面との間に絶縁シートが介在さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
    一記載のタイマ装置。
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