JPH08227644A - タイマスイッチ - Google Patents

タイマスイッチ

Info

Publication number
JPH08227644A
JPH08227644A JP525996A JP525996A JPH08227644A JP H08227644 A JPH08227644 A JP H08227644A JP 525996 A JP525996 A JP 525996A JP 525996 A JP525996 A JP 525996A JP H08227644 A JPH08227644 A JP H08227644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timer
timer block
handle
terminal
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP525996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2670034B2 (ja
Inventor
Masaaki Nakamura
正明 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP8005259A priority Critical patent/JP2670034B2/ja
Publication of JPH08227644A publication Critical patent/JPH08227644A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2670034B2 publication Critical patent/JP2670034B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】埋め込み型配線器具と同様に取付枠を用いて造
営面に埋め込み配設でき、しかも組立性に優れ量産化が
容易なタイマスイッチを提供するにある。 【解決手段】タイマスイッチ1は、箱状のボディ2を備
え、このボディ2の両端側に端子板13,14が配設さ
れる端子収納部13A,14Aを、両収納部13a,1
4B間の器体中央にユニット化されたタイマブロック3
を収納するタイマ収納部3Aを夫々設け、タイマブロッ
ク収納部3Aの深さを端子収納部13A,14Aの深さ
よりも深くしてある。ボディ2の上面開口部は、ボディ
カバー4で閉じられ、ディ2とボディカバー4とは、組
み立て枠6,6によって組み付けられることにより器体
を構成するようになっており、器体の大きさは埋め込み
型配線器具の1個用モジュール寸法に対応させている。
組み立枠6,6には埋め込み配設用に用いる取付枠に対
応する取り付けるための係止部を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電路のオン又はオ
フ操作から所望時間経過後、自動的に電路のオフ又はオ
ン動作を行わせるタイマスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のタイマスイッチとしては
大型で、埋め込み型配線器具と同様な取付けが行えない
という問題があった。また機構的にも複雑で組立性にも
劣るという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みて為されたもので、その目的とするところは埋め込
み型配線器具と同様に取付枠を用いて造営面に埋め込み
配設でき、しかも組立性に優れ量産化が容易なタイマス
イッチを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、一面開口のボディとこのボディの開口面
側に被着されるボディカバーとで埋め込み型配線器具の
1個用モジュール寸法で形成された器体と、ボディとボ
ディカバーとを組み付ける組み立て枠と、器体の両端に
設けられた端子収納部と、該端子収納部間で器体の略中
央部に設けられ端子収納部より深いタイマブロック収納
部と、取付枠用の係止部とを備え、端子収納部には送り
端子付端子部が収納され、タイマブロック収納部には予
めユニット化されたタイマブロックが収納されて成るこ
とを特徴とするもので、器体が埋め込み型配線器具の1
個用モジュール寸法で形成され、取付枠用の係止部を備
えているため、埋め込み型配線器具と同様に造営面に埋
め込み配設ができ、しかも一個用モジュール寸法である
ため同じ取付枠に他の配線器具と併設することが可能と
なるもので、その上端子収納部、タイマブロック収納部
に夫々端子部、予めユニット化されたタイマブロックを
ボディ開口面側から落とし込み、ボディカバーとボディ
とを組み立て枠で組み付けるだけで組立ができるため組
立性に優れ、そのため量産化が可能であり、更にタイマ
ブロック収納部を深く形成しているため、タイマブロッ
クが大きくても器体全体の大きさを埋め込み型配線器具
の1個用モジュール寸法で修めることができる。
【0005】尚タイマブロック収納部に収納されるタイ
マブロックの一部が嵌め込まれる開口を器体側面に形成
しているので、器体を大きくすることなく大きなタイマ
ブロックの収納ができる。更に操作によりタイマブロッ
クの駆動源に駆動力を蓄積させるハンドル部をボディカ
バー外に設けてあるので、ハンドル部の操作だけでタイ
マブロックのセットが行える。特に操作によりタイマブ
ロックの駆動源に駆動力を蓄積させるハンドル部として
回転操作を行うハンドルをボディカバー外に設けてある
ので、回転操作量に応じてタイマブロックの駆動力の蓄
積量を設定できる。
【0006】また更にタイマブロックにより開閉駆動さ
れる接点をボディの開口側に配置してあるので、タイマ
ブロックの収納後に接点を組み込むことにより組立がで
きるから、ボディの開口面側からの組み込みで組立がで
き、そのため自動組立化も容易となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照しつつ詳しく説明する。図1乃至図8は、この発
明にかかるタイマスイッチの一実施形態をあらわしてい
る。これらの図にみるように、このタイマスイッチ1
は、上面及び側面に開口部分を有する箱状のボディ2を
備え、このボディ2の両端側には端子板13,14が配
設される端子収納部13A,14Aを、この両収納部1
3A,14A間の器体中央にタイマブロック3を収納す
るタイマ収納部3Aを夫々設け、タイマブロック収納部
3Aの深さを端子収納部13A,14Aの深さよりも深
くしてある。ボディ2の上面開口部は、ボディカバー4
が被着されている。ボディ2とボディカバー4とは、組
み立て枠6,6によって組み付けて器体を構成してお
り、器体の大きさは埋め込み型配線器具の1個用モジュ
ール寸法に対応させている。そして組み立枠6,6には
埋め込み配設用に用いる合成樹脂製の取付枠(図示せ
ず)に取り付けるための係止爪6aや金属製の取付枠
(図示せず)に対応した係止凹部6bを設けてある。
【0008】タイマブロック3は、予めユニット化され
たもので、その側部に張り出し部分3aが形成されてい
て、この張り出し部分3aがボディ2の側面開口部2a
に嵌め込まれ、ボディ2の外に露出するようになってい
る。このタイマブロック3には、図8にみるように、入
出力軸11が設けられている。この入出力軸11は、タ
イマブロック3の外枠に設けられた軸受(図示省略)に
支持されていて、その一端部11aをタイマブロック3
外に突出させている。入出力軸11の一端部11aに
は、軸と直交する方向にピン12が通されている。前記
張り出し部分3aには、90分用の大径ぜんまい8がそ
の中心軸8aを入出力軸11と直交させるようにして収
納されている。ぜんまい8を、このように、その中心軸
8aを入出力軸11と直交させるようにしてタイマブロ
ック3の側部に配置することにより、タイマブロック3
全体を大きくすることなく、長時間設定が可能な大径の
ぜんまい8を収容することができるようになる。しか
も、ボディ2の中央にタイマブロック3、このタイマブ
ロック3の両側に端子部を構成する端子板13,14を
配設し、タイマブロック3の張り出し部3aをボディ2
の側面開口部2aにおいて露出させるようにしているた
め、タイマスイッチ1全体を小型化できるようになり、
たとえば、本実施形態のように、90分タイマで、埋め
込み型配線器具の1個用モジュールのものが実現可能に
なる。ぜんまい8の中心軸8aの一端は、タイマブロッ
ク3の壁面に支持されている。他端にはベベルギヤ9が
設けられており、このベベルギヤ9はタイマブロック3
の入出力軸11の他端部11bに設けられたベベルギヤ
10と噛合している。これによって直交配置の2本の軸
8a,11の動力の伝達がなされる。すなわち、ベベル
ギヤ9,10は、動力伝達機構となっている。このタイ
マブロック3は、入出力軸11方向に長くなっている。
そのため、タイマブロック3内の入出力軸11の長さを
多くとることができ、タイマブロック3の外枠に設けら
れた軸受によって支持される部分、すなわち、入出力軸
11のガイド部分が多くとれるようになるので、入出力
軸11の傾きを抑えることができるようになる。その結
果、タイマ止まり等のトラブルをなくすことができるよ
うになる。入出力軸11は、後述するように、ハンドル
5と連動するようになっている。ハンドル5を正回転
(時計回りの回転)させると、前記タイマブロック3の
機構により、ぜんまい8が巻かれ、ぜんまい8にはハン
ドル5の正回転量に対応して弾性力が蓄えられるように
なっている。図示はしないが、この動力伝達機構には、
ぜんまい8に蓄えられた弾性力を駆動源として入出力軸
11の逆回転を定速でゆっくりとさせる機構が備わって
いる。入出力軸11には、円板状のカム36が設けられ
ている。カム36には、その周縁一部にV字形の切り欠
き36aが形成されているとともに、その中心部を挟む
ようにして、扇形となった2つの切り欠き36bが形成
されている。この切り欠き36b内には、入出力軸11
に挿通されたカムピン37が配置されている。カム36
は、入出力軸11に固定されておらず、カムピン37が
扇形の切り欠き36b内を動かされる間は、入出力軸1
1の動きに従わないが、カムピン37が扇形の切り欠き
36bの両側壁と衝合すると、入出力軸11の動きに従
うようになる。このカム36のほぼ水平位置には、へ字
形となった樹脂製の駆動子18が設けられている。この
駆動子18は、ばねなどの付勢手段(図示省略)によっ
て、常に、カム36側に付勢されていて、カム36の回
転により、軸19を中心として、図8中、矢印A,B方
向に動作するようになっている。駆動子18の一部は、
タイマブロック3の外に顔を覗かせている。この部分に
は、鉤状突起18aが形成されていて、後述する接点機
構の接触ばねの一部と係合するようになっている。駆動
子18の鉤状突起18aの反対側には、山形の突起18
bが形成されている。この山形の突起18bは、カム3
6の回転によって、V字形切り欠き36a内に嵌め込ま
れたり、カム36の周縁上に位置させられたりする。こ
の駆動子18の動作により、後述する接点機構の接点間
の「開(オン)」、「閉(オフ)」が行われるようにな
っている。
【0009】ボディ2の底面の両側には、図6にみるよ
うに、それぞれ電線孔34が2個所ずつ、電線はずし穴
26,27が1個所ずつ設けられている。このようにす
れば、規格化された他のスイッチなどの電気器具と結線
上の互換性を保つことができる。端子板13,14は、
それぞれ略コ字形に折り曲げられている。端子板13,
14の前記略コ字形内には、それぞれ鎖錠ばね20,2
1が2つずつ収容されている。電線孔34からボディ2
内へ通された電線は、端子板13,14と鎖錠ばね2
0,21との間に挿入され、鎖錠ばね20,21の弾性
力によって挟持される。この時、端子板13,14に
は、鎖錠ばね20,21の弾性力がかかるようになり、
端子板13,14は、押し開かれるようになる。端子板
13,14の略コ字形対向辺の一方、すなわち、タイマ
ブロック3より遠い側においては、ボディ2の壁で鎖錠
ばね20,21の弾性力を受けることができるが、他
方、すなわち、タイマブロック3側においては、タイマ
ブロック3があるため、壁を設けることができない。か
といって、タイマブロック3で前記弾性力を受けようと
すれば、タイマブロック3の外枠が薄いため、その力に
負けてしまう。そこで、このタイマスイッチ1では、つ
ぎのようになされている。ボディ2およびボディカバー
4に、鎖錠ばね20,21の弾性力によって端子板1
3,14が押し開かれる方向(図4中、C,D方向)と
向き合う係止面28,31,30,32,29,29が
設けられている。そして、これらの係止面とそれぞれ係
合するように、端子板13,14の前記鎖錠ばねの弾性
力を受ける部分から被係止部13c,14c,13e,
14e,13d,14dが形成されている。すなわち、
端子板13,14の略コ字形対向辺のタイマブロック3
側にあたる先端部の側面側の位置に、一旦、他方の先端
部側に向かってから、さらに、下方に向かうようになっ
た被係止部13c,14cが形成され、略コ字形対向辺
のタイマブロック3側の背面側に、背面側に向かって突
出する被係止部13e,14eが形成されていて、略コ
字形対向辺をつなぐ接続辺に、上方に曲げられた被係止
部13d,14dが形成されている。被係止部13c,
14cは、ボディ2に設けられた係止面28,31に、
被係止部13e,14eは、ボディ2に設けられた係止
面30,32に、被係止部13d,14dは、ボディカ
バー4に設けられた係止面29,29に係合するように
なっている。このようになっていると、係止面によっ
て、被係止部における端子板13,14の押し開かれる
方向への動きが制限されるようになるため、結線状態
で、端子板13,14が押し開かれることがなく、安定
した結線状態を得ることができるのである。
【0010】端子板13,14の略コ字形対向辺のう
ち、タイマブロック側の側面内側には、切り起こし部2
4,25が形成されている。この切り起こし部24,2
5は、鎖錠ばね20,21の垂直辺20a,21aの一
部を挟み込み、これによって、鎖錠ばね20,21を端
子板13,14に仮固定するようになっている。組み立
ての際には、ボディ2に鎖錠ばね20,21を挿入して
から、端子板13,14を挿入するが、前述したよう
に、端子板13,14には、被係止部13c,14cが
形成されているため、被係止部13c,14cが邪魔に
なって、前記のような組み立てができない。一方、端子
板13,14と鎖錠ばね20,21とを同時にボディ2
に挿入するのは、非常に困難なことである。そこで、端
子板13,14に鎖錠ばね20,21を仮固定する切り
起こし部24,25を設けておけば、鎖錠ばね20,2
1を落下させることなく、端子板13,14と鎖錠ばね
20,21とを同時にボディ2に挿入することができ、
組み立て作業が楽になる。切り起こし部24,25は、
被係止部13c,14cが形成された側にのみ設けられ
ているが、被係止部13c,14cが形成されてない側
にも設けてもよい。
【0011】ボディ2内の端子板13,14が配置され
ている部分には、鎖錠ばね20,21の下端20b,2
1bと当接するようにして、解除釦22,23が配置さ
れている。この解除釦22,23を電線はずし穴26,
27を通して細いピンなどで突き上げると、これが鎖錠
ばね20,21の下端20b,21bを押し上げ、端子
板13,14と鎖錠ばね20,21との間に挟持された
電線を外すことができるようになる。
【0012】各端子板13,14には夫々鎖錠ばね2
1,22が各二つ組み合わせられて夫々が端子を構成す
ることになるが、一方を送り配設用端子として用いる。
接点機構は、対向する2つの接点16,17と接触ばね
15からなり、ボディ2の開口面側に配置される。一方
の接点(固定接点)17は、端子板14に支持されてい
る。他方の接点(可動接点)16は、接触ばね15の先
端に支持されている。接触ばね15は、タイマブロック
3をかわすようにして、その上方を構切り、端子板13
の上面にビスあるいはリベット(図示省略)などで固着
されている。固着はスポット溶接のような方法で行って
もよい。接触ばね15の接点支持部には前記駆動子18
の鉤状突起18aが係合されている。そのため、可動接
点16の動きは駆動子18の動きと一致するようにな
る。このようになされていると、オフ時に、駆動子18
が図8に示したように、矢印A方向に動けば、駆動子1
8の鉤状突起18aによって引っ張られて、接触ばね1
5も同方向に動かされるため、固定接点17と可動接点
16とが溶着しても、強制的に引き離すことができる。
前記接触ばね15は、タイマブロック3をうまくさけ、
尚かつ、駆動子18の動きによって、固定接点17,可
動接点16間をうまく開閉させるようにする必要がある
ため、スパン部分が長くなっており、かつ、その一部が
タイマブロック3に形成されたリブ3bおよびボディカ
バー4の一部によってガイドされている。このように、
接触ばね15の長いスパン部分をガイドすることによっ
て、接触ばね15の接点開閉動作を安定させることがで
きる。
【0013】タイマブロック3外に突出した入出力軸1
1の一端部11aには、樹脂製の軸カバー7が被せられ
ている。この軸カバー7には、前記ピン12を嵌め込む
U形凹部7aが形成されている。軸カバー7の端部は、
ボディカバー4の中心に穿たれた孔から外部へ突出して
いる。その突出部にハンドル5が取り付けられている。
突出部とハンドル5とは、係合されていて、ハンドル5
を回転操作すると、その回転力が軸カバー7に伝わり、
軸カバー7はハンドル5に伴って回転する。軸カバー7
のU形凹部7aに、入出力軸11の一端部11aに通さ
れたピン12が嵌め込まれているため、軸カバー7が回
転すると、その回転力がピン12を介して入出力軸11
に伝わり、入出力軸11は軸カバー7の回転に伴って回
転する。すなわち、ハンドル5の回転力は、軸カバー7
およびピン12を介して入出力軸11に伝えられる。こ
のように、入出力軸11の一端部11aにハンドル5と
係合する軸カバー7を被せ、この軸カバー7にU形凹部
7aを設けて、このU形凹部7aに入出力軸11の一端
部11aに通されたピン12を嵌め込むようにすれば、
ハンドル5の回転力を確実に入出力軸11に伝えること
ができるようになるとともに、ハンドル5の回転力が軸
カバー7およびピン12を介して入出力軸11に伝えら
れるので、ハンドル5の回転操作を円滑に行うことがで
きるようになる。
【0014】前記した駆動子18は、接触ばね15に接
触しているため、駆動子18が金属製でできていれば、
接触ばね15に流れる電流が入出力軸11にまで伝わ
り、この入出力軸11までも充電部となる。このような
ものでは、ハンドル操作の際、感電する危険性を伴う。
これに対し、このタイマスイッチ1は、前述したよう
に、駆動子18が絶縁性の高い樹脂でできているため、
接触ばね15(充電部)と入出力軸11との間の絶縁性
が高められている。しかも、入出力軸11の一端部11
aに樹脂製の軸カバー7が被せられ、この軸カバー7に
ハンドル5が取り付けられているため、入出力軸11と
ハンドル5との間の絶縁性が高められている。このよう
に、電気が流れる充電部とハンドル5との間が、樹脂製
の駆動子18および軸カバー7で2重に絶縁されている
ため、ハンドル操作の際の安全性が極めて高いものにな
っている。
【0015】このタイマスイッチ1は、前述したよう
に、ボディ2の中央にタイマブロック3が配置されてい
て、ぜんまい8が配置されたタイマブロック3の張り出
し部3aがボディ2の側面開口部2aにおいて露出する
ようになされていて、これにより、入出力軸11がタイ
マスイッチ1全体を上面からみてタイマスイッチ1の中
心に位置するようになされている。ハンドル5の長さE
(図4に示す)は、ハンドル5がタイマスイッチ1上面
から側方にはみ出さないようにするため、この実施形態
では、図5に示した奥行き長さFより小さくする必要が
ある。仮に、入出力軸11がタイマスイッチ1の中心か
ら外れ、図5において、右側に寄せられているとすれば
(M>Nとなる)、N>E/2とするために、ハンドル
長さEを小さくしなければならなくなる。そのため、ハ
ンドル操作が非常に行いにくくなる。これに対し、入出
力軸11がタイマスイッチ1全体を上面からみてタイマ
スイッチ1の中心に位置するようになっていると、ハン
ドル5の回転中心がタイマスイッチ1の中心に位置する
ので、ハンドル長さEを最大限にとることができ、ハン
ドル操作が容易になる。
【0016】ハンドル5にはタイマ表示の指標5aが刻
印されている。他方、ボディカバー4には、「連続」
と、0から90分までのタイマ表示がなされている。ハ
ンドル5の示す表示が0の状態では、固定接点17と可
動接点16との間が開き、オフ状態になるようになって
いる。ハンドル5を正回転させ、たとえば、60分を示
す状態にすると、固定接点17と可動接点16との間が
閉じ、オン状態になるようになっている。ハンドル5を
逆回転させ、「連続」を示す状態にすれば、固定接点1
7と可動接点16との間が常時閉じ、常オン状態になる
ようになっている。すなわち、ハンドル5の示す表示が
0の状態の接点開閉状態とは異なる接点開閉状態が常時
得られるようになっている。このように、ハンドル5を
正回転または逆回転して、ハンドル5の指標5aをこれ
らの表示に合わせることにより、タイマ時間の設定と
「連続」状態との設定ができるようになっているのであ
る。
【0017】ボディカバー4の内面には、ハンドル5の
示す表示が0の状態におけるピン位置(図3に示すJ位
置)と「連続」状態でのピン位置(図3に示すI位置)
との間に位置する突起42が肉付けされている。この突
起42は、先端が丸くなっていて、ハンドル操作の際に
は、これにピン12が当接するが、小さな力でこれを乗
り越えることができるようになっている。このようにな
っていると、ハンドル5を「0」から「連続」または
「連続」から「0」へ操作する際、僅かな抵抗が得ら
れ、ハンドル操作時の感触を良好にすることができる。
また、ボディカバー4の内面には、ハンドル5の示す表
示が最大(90)の状態におけるピン位置(図3に示す
H位置)の正回転側と「連続」状態でのピン位置(図3
に示すI位置)の逆回転側とに位置する突部41が肉付
けされている。この突部41は、H位置からのこれ以上
のピンの正回転を阻止するとともに、I位置からのこれ
以上の逆回転を阻止するストッバとなっている。このよ
うにすれば、不注意なハンドル操作によるタイマブロッ
ク3内のぜんまい8などの損傷を防ぐことができる。
【0018】この発明にかかるタイマスイッチ1は以上
のような構成になっている。つぎに、ハンドル操作に伴
うカム36および駆動子18の動作と接点16,17の
開閉動作との関係を図9(a),(b),(c)に基づ
いて説明する。図9(a)にみるように、ハンドル5の
示す表示が0の状態では、カム36のV字形切り欠き3
6aに駆動子18の山形突起18bが嵌まり込んでい
て、固定接点17と可動接点16との間は開かれてい
る。すなわち、オフ状態になっている。この状態から、
所望の時間分だけハンドル5を正回転(図では時計方向
の回転)させ、たとえば図9(b)にみるように、ハン
ドル5の指標5aを45分の位置に合わせると、ハンド
ル5の回転に伴って、入出力軸11が回転し、ハンドル
5の正回転量に対応してぜんまい8に弾性力が蓄えられ
る。これとともに、入出力軸に挿通されたカムピン37
が扇形切り欠き36bの正回転側の側壁に衝合され、カ
ム36がハンドル5の回転に伴って正回転する。カム3
6が正回転すると、駆動子18の山形突起18bがカム
36のV字形切り欠き36aから周縁上に位置するよう
になり、接触ばね15が駆動子18に押されて、固定接
点17と可動接点16との間が閉じられ、オン状態にな
る。ぜんまい8に蓄えられた前記弾性力を開放すると、
この弾性力を駆動源として入出力軸11がゆっくりと定
速で逆回転を開始する。これとともに、入出力軸11に
挿通されたカムピン37が扇形切り欠き36bの逆回転
側の側壁に衝合され、カム36がゆっくりと逆回転す
る。その間、カム36の周縁は、駆動子18の山形突起
18bと摺擦しつつ、これを常に押し続ける。つまり、
オン状態でありつづける。45分が経過すると、図9
(a)にみるように、駆動子18の山形突起18bがカ
ム36のV字形切り欠き36aに嵌まり込み、接触ばね
15が鉤状突起18aに引っ張られて、可動接点16が
固定接点17から離れて、オフ状態となる。図9(c)
にみるように、ハンドル5の示す表示が0の状態から、
さらにハンドル5を手動で逆回転させると、ハンドル5
の回転に伴って、カム36が逆回転する。カム36が逆
回転すると、駆動子18の山形突起18bがカム36の
V字形切り欠き36aから周縁上に位置するようにな
り、接触ばね15が駆動子18に押されて、固定接点1
7と可動接点16との間が閉じられ、オン状態になる。
この場合には、ハンドル5の示す表示が0の状態からハ
ンドル5を更に逆回転させているので、ぜんまい8に弾
性力が蓄積されることがなく、従って入出力軸11の回
転がなく、固定接点17と可動接点16との間は、閉じ
た状態を維持し続ける。すなわち、常オン状態が得られ
る。
【0019】この発明にかかるタイマスイッチは、前記
実施形態に限定されない。前記実施形態では、所定時間
後、電路がオフ状態になるような機構となっているが、
タイマブロック3内のカム36の形状を変えることによ
り所定時間後にオン状態となるような機構としてもよ
い。またハンドル5としては波動回転させるハンドルを
用いても良い。
【0020】
【発明の効果】本発明は、一面開口のボディとこのボデ
ィの開口面側に被着されるボディカバーとで埋め込み型
配線器具の1個用モジュール寸法で形成された器体と、
ボディとボディカバーとを組み付ける組み立て枠と、器
体の両端に設けられた端子収納部と、該端子収納部間で
器体の略中央部に設けられ端子収納部より深いタイマブ
ロック収納部と、取付枠用の係止部とを備え、端子収納
部には送り端子付端子部が収納され、タイマブロック収
納部には予めユニット化されたタイマブロックが収納さ
れるので、埋め込み型配線器具と同様に造営面に埋め込
み配設ができ、しかも一個用モジュール寸法であるため
同じ取付枠に他の配線器具と併設することが可能となる
もので、その上器体両端の端子収納部、器体中央部のタ
イマブロック収納部に夫々端子部、予めユニット化され
たタイマブロックをボディ開口面側から落とし込み、ボ
ディカバーとボディとを組み立て枠で組み付けるだけで
組立ができるため組立性に優れ、そのため量産化が可能
であり、更にタイマブロック収納部を深く形成している
ため、タイマブロックが大きくても器体全体の大きさを
埋め込み型配線器具の1個用モジュール寸法で納めるこ
とができるができるという効果がある。
【0021】尚タイマブロック収納部に収納されるタイ
マブロックの一部が嵌め込まれる開口を器体側面に形成
しているので、器体を大きくすることなく大きなタイマ
ブロックの収納ができる。更に操作によりタイマブロッ
クの駆動源に駆動力を蓄積させるハンドル部をボディカ
バー外に設けてあるので、ハンドル部の操作だけでタイ
マブロックのセットが行える。特に操作によりタイマブ
ロックの駆動源に駆動力を蓄積させるハンドル部として
回転操作を行うハンドルをボディカバー外に設けてある
ので、回転操作量に応じてタイマブロックの駆動力の蓄
積量を設定できる。
【0022】また更にタイマブロックにより開閉駆動さ
れる接点をボディの開口側に配置してあるので、タイマ
ブロックの収納後に接点機構を組み込むことにより組立
ができるから、ボディの開口面側からの組み込みで組立
ができ、そのため自動組立化も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイマスイッチの一実施形態をあらわ
す分解斜視図である。
【図2】同上の組み立て後の状態をあらわす斜視図であ
る。
【図3】同上のボディカバーとハンドルをはずした状態
の内部構造をあらわす平面図である。
【図4】同上の内部構造を側面からみてあらわす部分断
面図である。
【図5】同上の内部構造を端面からみてあらわす部分断
面図である。
【図6】同上の底面図である。
【図7】同上のボディカバーの一部分を断面してあらわ
す断面図である。
【図8】同上のタイマブロックの内部構造を簡単にあら
わす斜視図である。
【図9】同上のハンドル操作に伴うカムおよび駆動子の
動作と接点の開閉動作との関係を示し、(a)は0の状
態,(b)は45分の状態,(c)は連続状態の説明図
である。
【符号の説明】
1 タイマスイッチ 2 ボディ 3 タイマブロック 3A タイマブロック収納部 4 ボディカバー 5 ハンドル 7 軸カバー 7a U形凹部(軸カバーの凹部) 8 ぜんまい 11 入出力軸 12 ピン 13,14 端子板 13A,14A 端子収納部 15 接触ばね 16 可動接点 17 固定接点 18 駆動子 26,27 電線はずし穴 33,34 電線孔 41 突部(ストッパ) 42 突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面開口のボディとこのボディの開口面側
    に被着されるボディカバーとで埋め込み型配線器具の1
    個用モジュール寸法で形成された器体と、ボディとボデ
    ィカバーとを組み付ける組み立て枠と、器体の両端に設
    けられた端子収納部と、該端子収納部間で器体の略中央
    部に設けられ端子収納部より深いタイマブロック収納部
    と、取付枠用の係止部とを備え、端子収納部には送り端
    子付端子部が収納され、タイマブロック収納部には予め
    ユニット化されたタイマブロックが収納されて成ること
    を特徴とするタイマスイッチ。
  2. 【請求項2】タイマブロック収納部に収納されるタイマ
    ブロックの一部が嵌め込まれる開口を器体側面に形成し
    て成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のタ
    イマスイッチ。
  3. 【請求項3】操作によりタイマブロックの駆動源に駆動
    力を蓄積させるハンドル部をボディカバー外に設けて成
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記
    載のタイマスイッチ。
  4. 【請求項4】操作によりタイマブロックの駆動源に駆動
    力を蓄積させるハンドル部として回転操作を行うハンド
    ルをボディカバー外に設けて成ることを特徴とする特許
    請求の範囲第3項記載のタイマスイッチ。
  5. 【請求項5】タイマブロックにより開閉駆動される接点
    をボディの開口側に配置して成ることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項又は第2項又は第3項記載のタイマス
    イッチ。
JP8005259A 1996-01-16 1996-01-16 タイマスイッチ Expired - Lifetime JP2670034B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8005259A JP2670034B2 (ja) 1996-01-16 1996-01-16 タイマスイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8005259A JP2670034B2 (ja) 1996-01-16 1996-01-16 タイマスイッチ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61127022A Division JP2520880B2 (ja) 1986-05-31 1986-05-31 タイマスイツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08227644A true JPH08227644A (ja) 1996-09-03
JP2670034B2 JP2670034B2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=11606239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8005259A Expired - Lifetime JP2670034B2 (ja) 1996-01-16 1996-01-16 タイマスイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2670034B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11134991A (ja) * 1997-10-31 1999-05-21 Toshiba Lighting & Technology Corp タイマ装置
JP2001035334A (ja) * 1999-07-27 2001-02-09 Matsushita Electric Works Ltd タイマスイッチ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5538961A (en) * 1978-09-11 1980-03-18 Kobe Steel Ltd Powder high speed steel of superior abrasion resistance and toughness
JPS595530A (ja) * 1982-06-30 1984-01-12 松下電工株式会社 埋込型調光スイツチ
JPS595529A (ja) * 1982-06-30 1984-01-12 松下電工株式会社 埋込配線器具
JPS59226437A (ja) * 1983-06-07 1984-12-19 東芝ライテック株式会社 タイマスイツチ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5538961A (en) * 1978-09-11 1980-03-18 Kobe Steel Ltd Powder high speed steel of superior abrasion resistance and toughness
JPS595530A (ja) * 1982-06-30 1984-01-12 松下電工株式会社 埋込型調光スイツチ
JPS595529A (ja) * 1982-06-30 1984-01-12 松下電工株式会社 埋込配線器具
JPS59226437A (ja) * 1983-06-07 1984-12-19 東芝ライテック株式会社 タイマスイツチ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11134991A (ja) * 1997-10-31 1999-05-21 Toshiba Lighting & Technology Corp タイマ装置
JP2001035334A (ja) * 1999-07-27 2001-02-09 Matsushita Electric Works Ltd タイマスイッチ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2670034B2 (ja) 1997-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2606954B2 (ja) 電池の収納構造
JPH08227644A (ja) タイマスイッチ
KR970076144A (ko) 캠 작동식 타이머
WO1997032361A1 (fr) Dispositif d'extremite
JP2670033B2 (ja) タイマスイッチ
JP2007328974A (ja) 回転型電気部品
JP2520880B2 (ja) タイマスイツチ
JP3699491B2 (ja) トリガースイッチ
JPS62283516A (ja) タイマスイツチ
JP2007103260A (ja) タイムスイッチ
JPS62283515A (ja) タイマスイツチ
JP2004082327A (ja) 電動工具
JPH0518828Y2 (ja)
KR200257851Y1 (ko) 모드 일원화가 가능한 차단기용 개폐 스위치장치
KR19990028176A (ko) 스위치 및 그 스위치를 사용한 스위치장치
JPH0723872Y2 (ja) 電磁継電器
JPH10162709A (ja) タイマスイッチ
JP2559350Y2 (ja) ブラシ装置
JP3707168B2 (ja) タイマスイッチ
JPH1196984A (ja) 電池収納装置
JPS62150623A (ja) タイマブロツク
JP2000240380A (ja) 電動シャッタ装置用の操作スイッチ
JPH0353198Y2 (ja)
JPH0649097Y2 (ja) モータのサーキットブレーカ収納構造
JPH10162708A (ja) タイマスイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970617

EXPY Cancellation because of completion of term