JPH0353198Y2 - - Google Patents

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JPH0353198Y2
JPH0353198Y2 JP19873785U JP19873785U JPH0353198Y2 JP H0353198 Y2 JPH0353198 Y2 JP H0353198Y2 JP 19873785 U JP19873785 U JP 19873785U JP 19873785 U JP19873785 U JP 19873785U JP H0353198 Y2 JPH0353198 Y2 JP H0353198Y2
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cover member
case
bearing hole
shaft portion
rotation shaft
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JP19873785U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、たとえばデジタル時計に配設され
る各種調整用スイツチ等、ケースの外部から操作
可能な配設部品を覆つてケースに配設される覆い
部材の取付構造に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、この種覆い部材の取付構造に関しては
様々な技術が提案されており、たとえばデジタル
表示式の電子時計に適用しているものが実開昭54
−91680号公報、同55−152493号公報等に開示さ
れており、第5図に示す。
すなわち、電子時計1は、箱形形状のケース2
の内部に駆動用の回路部材(図示しない)とこの
回路部材に電気的に接続される時刻等のデジタル
表示用の表示部材(図示しない)とが収納され、
前記ケース2の前面には略矩形形状の開放部を有
する凹部3が形成され、この凹部3に前記回路部
材の複数個の調整用スイツチ4がケース2の外部
から操作可能な状態に一部を露出して配設される
とともに、前記表示部材をケース2の外部から視
認できる表示窓5が形成され、前記凹部3の相対
向する壁面3aにそれぞれ軸受穴部6が穿設さ
れ、また、前記スイツチ4の前方を覆う薄い平板
形状の覆い部材7には両方の側端部7aに回動軸
部8が突設され、この回動軸部8を前記軸受穴部
6に挿入することによつて、前記覆い部材7が前
記回動軸部8を互いに結んで伸びる回動軸線A−
Aを中心に、この回動軸線A−Aと直交する前後
方向へ回動可能に配設され、スイツチ4への外部
干渉による回路部材の誤動作、あるいはスイツチ
4自体の損傷等を防止している。
また、図示しないが覆い部材7を開放状態と閉
塞状態とで保持するための規制部材をケース2に
配設することにより、覆い部材7の回動規制機構
が設けられものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、前記従来例では、覆い部材7をケー
ス2に取り付ける場合、前記覆い部材7の両方の
側端部7aをそれぞれ他の側端部7aに向けて押
圧することにより、覆い部材7を撓ませ、この撓
んだ状態を維持しながら凹部3に前方から挿入し
た後、押圧力を解除するとともに回動軸部8を軸
受穴部6に挿入する取付構造になつている。
しかるに、前記覆い部材7は、外部干渉による
衝撃力を考慮して高い強度を得るために、前記従
来例の覆い部材7に比べてより硬い材料にて板厚
の寸法をより厚い形状に形成することがあり、こ
の場合には非常に大きな押圧力を加えないと撓ま
せることができず、取付作業が行いにくくなり、
又、覆い部材7による覆い面積が少ないとき等に
は、覆い部材7自体も小型化するため、撓ませる
ことができない形状に形成することもあり、この
場合にはケース2に取り付けできないという問題
を有する。
従つて、撓みにくい形状及び材質の覆い部材7
の取付構造にあつては、ケース2とは別体の軸受
部材に断面U字状の軸受部分とケース2に固定す
るための取付脚部とを一体形成し、この軸受部分
の前記軸受部分に覆い部材7の回動軸部8を挿入
し、前記軸受部材の開放部分をケース2の壁面で
塞ぐよう軸受部材の前記取付脚部をケース2にネ
ジ止め固定する取付構造が提案されている。
しかしながら、前記する取付構造では、軸受部
材及びネジ等の部品点数が増加することによつ
て、取付工数を増加するとともに大変煩雑な取付
作業にもなるという問題も有していた。
〔考案の目的〕
この考案は、前記従来例の問題点に着目して考
えられたものであり、ケースに回動可能に取り付
けられる覆い部材において、いかなる厚さ、大き
さ等の形状及び材質の覆い部材であつても、煩雑
な取付作業を必要とせず少ない取付工数でケース
に配設できる覆い部材の取付構造の提供を目的と
するものである。
〔考案の概要〕
この考案は、前記目的を達成するため、ケース
に回動可能に配設される覆い部材において、前記
覆い部材の少なくとも一方の側端部に前記覆い部
材の回動軸線の伸びる方向に沿つて突出形成する
回動軸部と、前記ケースに形成され前記回動軸部
を支承する軸受穴部と、この軸受穴部に連続して
形成され前記回動軸部を前記軸受穴部に案内する
溝部と、前記覆い部材を前方へ弾発付勢して前記
軸受穴部に前記回動軸部を保持するよう前記ケー
スに配設する規制部材とを設けるものである。
〔実施例〕
第1図、第2図a〜eは、この考案の一実施例
を適用した覆い部材の取付構造を示すものであ
り、前記第5図に示す従来例と同一もしくは相当
箇所には同じ符号をつけ、その詳細な説明は省
く。
ケース2は、前面に略矩形形状の開放部を有し
て凹部3が形成され、この凹部3にはスイツチ4
がケース2の外部より操作できるように一部を露
出して配設されるとともに、覆い部材7の回動軸
線A−Aの後方に前記覆い部材7を開放状態及び
閉塞状態とで停止させる規制部材9を収納配設す
るための収納部10が形成され、凹部3の相対向
する壁面3aのそれぞれに形成する軸受穴部6の
一方には、この軸受穴部6に連続して後方に伸び
る溝部11が形成され、この溝部11は少なくと
も覆い部材7の回動軸部8を挿入できる幅、この
実施例では前記穴部6とほぼ同じ幅に形成されて
いる。
また、前記規制部材9は、覆い部材7の回動軸
線A−Aに直交する前後方向に移動するように、
後方に伸びる脚部9aがコイルスプリング12に
挿入される。
また、覆い部材7は、回動軸線A−Aとなる一
辺側の一部に、前記規制部材9に当接する突出形
状の当接部13が形成されている。
すなわち、覆い部材7をケース2に取り付ける
場合には、ケース2の収納部10にスプリングコ
イル12とともに規制部材9を収納した後、覆い
部材7の一方の回動軸部8をケース2の軸受穴部
6に位置合わせし、前記規制部材9を収納部10
の内部にスプリングコイル12の弾発力に抗して
押し込むとともに他方の回動軸部8を溝部11に
挿入する(第2図a参照)。
そして、覆い部材7は、スプリングコイル12
の弾発力によつて規制部材9が前方へ押し出され
ることにより、前記一方の回動軸部8が軸受穴部
6に挿入されるとともに、前記他方の回動軸部8
が前記溝部11に案内されて軸受穴部6の内面に
当接付勢され、開放状態に保持して配設される
(第3図b,c参照)。
開放状態の覆い部材7は、後方へ回動させるこ
とにより、覆い部材7の当接部13にて規制部材
9を収納部10に押し込みながら閉塞状態とな
り、スプリングコイル12の弾発力により保持さ
れる(第2図d,e参照)。
従つて、覆い部材7は、軸受穴部6に連続して
形成される溝部11に回動軸線A−Aを傾向けて
回動軸部8を挿入することにより、従来例の取付
構造のように撓ませたり、あるいはケース2とは
別体の軸受部材を必要とせずにケース2に前方か
ら取り付けられるため、厚さ、大きさ等の形状及
び材質に影響されず、煩雑な取付作業を必要とせ
ずに少ない取付工数で取り付けることができる。
また、規制部材9によつて覆い部材7の開放状
態と閉塞状態とが保持されるとともに、多い部材
7の回動軸部8が常時軸受穴部6に当接付勢され
ているため、回動軸部8の軸受穴部6から軸部1
1への抜け止め用部材を別部材として必要とせず
に覆い部材7をケース2に配設することができ
る。
なお、前記実施例では、両方の軸受穴部6の一
方にのみ溝部11を形成しているが、両方の軸受
穴部6に溝部11を形成することによつて、覆い
部材7をより取り付け易くすることもでき、この
場合に安定した保持状態を得るには覆い部材7の
当接部材13を覆い部材7の幅の略中央部分に形
成するとともに、規制部材9もこの当接部13に
対応させて配設するよう収納部10を形成すれば
よい。
また、回動軸部8は、覆い部材7と別体に突出
形成することもできる。
ところで、前記実施例では、ケース2の略矩形
形状の凹部3に覆い部材7を配設する取付構造で
あるが、凹部3をケース2の角部を含む位置に形
成し、側面の一部を開放部とする場合の取付構造
の実施例を第3図、第4図に示す。
この実施例において、ケース2には側面の一部
を開放部とする凹部3が形成され、前記開放部側
のケース2の前面に一対の支承壁14がその壁面
14aをそれぞれ対向させて立設され、一方の支
承壁14には軸受穴部6と、この軸受穴部6の略
半円形形状部分を残して連続形成され終端が外部
に開口する前記軸受穴部6の直径よりも若干幅広
形状の溝部11aとが形成され、他方の支承壁1
4には回動軸部8aが設けられている。
また、覆い部材7は、相対向する一方の側端部
7aに回動軸部8が形成され、他方の側端部7a
に前記支承壁14に設けた回動軸部8aを挿入す
る穴部6aが形成されている。
すなわち、覆い部材7をケース2に取り付ける
場合には、覆い部材7の軸受穴部6aを支承壁1
4の回動軸部8aに位置合わせするとともに溝部
11aに覆い部材7の回動軸部8を挿入し、前記
回動軸部8を溝部11aに案内して軸受穴部6に
挿入するとともに前記軸受穴部6aに回動軸部8
aを挿入することによつて、覆い部材7は、規制
部材9にて回動軸部8が軸受穴部6に当接付勢さ
れるとともに、この回動軸部8と前記回動軸部8
aとを結んで伸びる回動軸線A−Aを中心に前後
方向へ回動可能に支承保持される。
従つて、このような覆い部材7の取付構造にお
いても、煩雑な取付作業を必要とせず、少ない取
付工数で取り付けることができる。
なお、前記各実施例では、いずれも規制部材9
の後部のスプリングコイル12の弾発力によつ
て、覆い部材7を回動軸線A−Aに直交する方向
に沿つて前方へ付勢しているが、スプリングコイ
ル12に限定されるものではなく、たとえば板バ
ネを収納部10の内部又は背後に配設して規制部
材9の脚部9aの自由端部を前方に弾発する構
造、あるいはケース2の前記回動中心線A−Aの
後方位置に板バネを配設して直接この板バネにて
覆い部材7を弾発する構造としても、前記各実施
例と略同様の作用、効果を得ることができる。
更に、前記各実施例では、この考案の覆い部材
7の取付構造をスイツチ4の前方を覆う場合に適
用しているが、たとえば電池ボツクスにおいてケ
ースに収納配設する電池の外方を覆う場合等にも
適用可能であり、必ずしもスイツチ4に限定しな
い。
〔考案の効果〕
この考案は、ケースに回動可能に配設される覆
い部材において、前記覆い部材の少なくとも一方
の側端部に前記覆い部材の回動軸線の伸びる方向
に沿つて突出形成する回動軸部と、前記ケースに
形成され前記回動軸部を支承する軸受穴部と、こ
の軸受穴部に連続して形成され前記回動軸部を前
記軸受穴部に案内する溝部と、前記覆い部材を前
方へ弾発付勢して前記軸受穴部に前記回動軸部を
保持するよう前記ケースに配設する規制部材とを
設けるものであり、覆い部材の形状、材質に影響
されずに、煩雑な作業を必要とせず、少ない取付
工数で取り付けられる等、極めて実用価値の高い
覆い部材の取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はこの考案の一実施例を適用し
た覆い部材の取付構造を示すものであり、第1図
は要部分解斜視図、第2図a,b,dはいずれも
覆い部材の取付構造の要部断面図、第2図c,e
はそれぞれ第2図b、第2図dの覆い部材の規制
状態を示す要部側面図、第3図、第4図はこの考
案の他の実施例を適用した覆い部材の取付構造を
示す要部分解斜視図、要部断面図、第5図は従来
の覆い部材の取付構造を示す斜視図である。 2……ケース、6,6a……軸受穴部、7……
覆い部材、7a……側端部、8,8a……回動軸
部、11,11a……溝部、A−A……回動軸
線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 覆い部材の一対の側端部にそれぞれ回動軸部ま
    たは軸受穴部をこの覆い部材の回動軸線の伸びる
    方向に沿つて設け、ケースには前記覆い部材の回
    動軸部または軸受穴部に係合する軸受穴部または
    回動軸部を設け、このケースに前記覆い部材を回
    動可能に配設する覆い部材の取付構造において、
    前記覆い部材の少なくとも一方の側端部に前記覆
    い部材の回動軸線の伸びる方向に沿つて突出形成
    する回動軸部と、前記ケースに形成され前記回動
    軸部を支承する軸受穴部と、この軸受穴部に連続
    して形成され前記回動軸部を前記軸受穴部に案内
    する溝部と、前記回動軸線の交叉方向へ弾発可能
    に前記ケースに配設する規制部材と、この規制部
    材に当接して前記規制部材の前方への弾発付勢に
    よつて前記ケースの軸受穴部に前記覆い部材の回
    動軸部を保持するとともに前記覆い部材の開放位
    置を保持するよう前記覆い部材に形成された当接
    部とを有することを特徴とする覆い部材の取付構
    造。
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