JP2520880B2 - タイマスイツチ - Google Patents

タイマスイツチ

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JP2520880B2
JP2520880B2 JP61127022A JP12702286A JP2520880B2 JP 2520880 B2 JP2520880 B2 JP 2520880B2 JP 61127022 A JP61127022 A JP 61127022A JP 12702286 A JP12702286 A JP 12702286A JP 2520880 B2 JP2520880 B2 JP 2520880B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、電路のオンまたはオフ操作から所望時間
経過後、自動的に電路のオフまたはオン動作を行わせる
タイマスイッチに関する。
〔背景技術〕
浴室、トイレなどの換気扇に消し忘れ防止用としてタ
イマスイッチが取り付けられていると、出室時にスイッ
チ操作しておけば、適当時間後に、自動的に電路を遮断
することができるので、重宝であり、省エネルギーのた
めにも効果的である。また、これを電気機器に予め組込
んでおけば、定時間経過後に通電されるように制御する
ことができるので、作業の自動化が計れて便利である。
従来のタイマスイッチは、箱状のボディ内に、タイマ
ブロックおよび複数の端子板が配設されているととも
に、これらの端子板に電気的に接続されている接点機構
を有し、ボディの上面開口部がボディカバーで閉じられ
ていて、このボディカバー外に前記タイマーブロックの
入出力軸と連動するハンドルが設けられており、前記タ
イマブロックには前記ハンドルの正回転量に対応して弾
性力を蓄えるぜんまいと、前記蓄えられた弾性力を駆動
源として前記入出力軸を定速度でゆっくり逆回転させる
動力伝達機構と、前記定速度の動きによって設定時間後
に前記設定機構の接点間を開閉させるための動作を行う
駆動子とが設けられているものであった。
ところが、従来のタイマスイッチは、接点機構等の電
気が流される充電部とハンドルとの間の絶縁性が悪く、
ハンドル操作の際、感電する危険があった。
〔発明の目的〕
以上の事情に鑑み、この発明は、接点機構等の電気が
流される充電部とハンドルとの間の絶縁性が高く、安全
性の高いタイマスイッチを提供することを目的とする。
〔発明の開示〕
この発明は、上記目的を達成するため、箱状のボディ
内に、タイマブロックおよび複数の端子板が配設されて
いるとともに、これらの端子板に電気的に接続されてい
る接点機構を有し、ボディの上面開口部がボディカバー
で閉じられていて、このボディカバー外に前記タイマー
ブロックの入出力軸と連動するハンドルが設けられてお
り、前記タイマブロックには前記ハンドルの正回転量に
対応して弾性力を蓄えるぜんまいと、前記蓄えられた弾
性力を駆動源として前記入出力軸を定速度でゆっくり逆
回転させる動力伝達機構と、前記定速度の動きによって
設定時間後に前記設定機構の接点間を開閉させるために
前記入出力軸側に付勢された前記入出力軸側に有するカ
ムに当接し前記カムの回転により前記入出力軸側から離
れる方向に作動させられる駆動子とが設けられているタ
イマスイッチであって、前記駆動子が樹脂で形成されて
おり、前記接点機構の可動接点の支持部に係合する係合
部を有するとともに、前記タイマブロックの入出力軸一
端部に前記ハンドルと係合する樹脂製の軸カバーが被せ
られ、このカバー軸を介して前記ハンドルの動きが入出
力軸に伝えられるようになっていることを特徴とするタ
イマスイッチをその要旨とする。
以下にこれを、その一実施例をあらわす図面を参照し
つつ詳しく説明する。
第1図ないし第8図は、この発明にかかるタイマスイ
ッチの一実施例をあらわしている。これらの図にみるよ
うに、このタイマスイッチ1は、正面と上面に開口部分
を有する箱状のボディ2を備え、このボディ2の中央に
タイマブロック3、このタイマブロック3の両側に端子
板13,14が配設されている。ボディ2の上面開口部は、
ボディカバー4で閉じられている。ボディ2とボディカ
バー4とは、組み立て枠6,6によって組み付けられるよ
うになっている。
タイマブロック3は、その側部に張り出し部分3aが形
成されていて、この張り出し部分3aがボディの正面開口
部2aに嵌め込まれ、ボディ外に露出するようになってい
る。このタイマブロック3には、第8図にみるように、
入出力軸11が設けられている。この入出力軸11は、タイ
マブロックの外枠に設けられた軸受(図示省略)に支持
されていて、その一端部11aをタイマブロック3外に突
出させている。入出力軸の一端部11aには、軸と直交す
る方向にピン12が通されている。前記張り出し部分3aに
は、90分用の大径ぜんまい8がその中心軸8aを入出力軸
11と直交させるようにして収納されている。ぜんまい8
を、このように、その中心軸8aを入出力軸11と直交させ
るようにしてタイマブロックの側部に配置することによ
り、タイマブロック全体を大きくすることなく、長時間
設定が可能な大径のぜんまいを収容することができるよ
うになる。しかも、ボディ2の中央にタイマブロック
3、このタイマブロック3の両側に端子板13,14を配設
し、タイマブロック3の張り出し部3aをボディ2の正面
開口部2aにおいて露出させるようにしているため、タイ
マスイッチ1全体を小型化できるようになり、たとえ
ば、この実施例のように、90分タイマで、1個用モジュ
ールのものが実現可能になる。ぜんまいの中心軸8aの一
端は、タイマブロック3の壁面に支持されている。他端
にはベベルギヤ9が設けられており、このベベルギヤ9
はタイマブロックの入出力軸11の他端部11bに設けられ
たベベルギヤ10と噛合している。これによって直交配置
の2本の軸8a,11の動力の伝達がなされる。すなわち、
ベベルギヤ9,10は、動力伝達機構となっている。このタ
イマブロック3は、入出力軸11方向に長くなっている。
そのため、タイマブロック3内の入出力軸11の長さを多
くとることができ、タイマブロックの外枠に設けられた
軸受によって支持される部分、すなわち、入出力軸のガ
イド部分が多くとれるようになるので、入出力軸の傾き
を抑えることができるようになる。その結果、タイマ止
まり等のトラブルをなくすことができるようになる。入
出力軸11は、後述するように、ハンドル5と連動するよ
うになっている。ハンドルを正回転(時計回りの回転)
させると、前記タイマブロックの機構により、ぜんまい
8が巻かれ、ぜんまい8にはハンドルの正回転量に対応
して弾性力が蓄えられるようになっている。図示はしな
いが、この動力伝達機構には、ぜんまい8に蓄えられた
弾性力を駆動源として入出力軸11の逆回転を定速でゆっ
くりとさせる機構が備わっている。入出力軸11には、円
板状のカム36が設けられている。カム36には、その周縁
一部にV字形の切り欠き36aが形成されているととも
に、その中心部を挟むようにして、扇形となった2つの
切り欠き36bが形成されている。この切り欠き36b内に
は、入出力軸に挿通されたカムピン37が配置されてい
る。カム36は、入出力軸11に固定されておらず、カムピ
ン37が扇形の切り欠き36b内を動かされる間は、入出力
軸11の動きに従わないが、カムピン37が扇形の切り欠き
36bの両側壁と衝合すると、入出力軸11の動きに従うよ
うになる。このカム36のほぼ水平位置には、へ字状とな
った樹脂製の駆動子18が設けられている。この駆動子18
は、ばねなどの付勢手段(図示省略)によって、常に、
カム36側に付勢されていて、カム36の回転により、軸19
を中心として、第8図中、矢印A,B方向に動作するよう
になっている。駆動子18の一部は、タイマブロック3の
外に顔を覗かせている。この部分には、鉤状突起18aが
形成されていて、後述する接点機構の接触ばねの一部と
係合するようになっている。駆動子の鉤状突起18aの反
対側には、山形の突起18bが形成されている。この山形
の突起18bは、カム36の回転によって、V字形切り欠き3
6a内に嵌め込まれたり、カム36の周縁上に位置させられ
たりする。この駆動子18の動作により、後述する接点機
構の接点間の「開(オン)」,「閉(オフ)」が行われ
るようになっている。
ボディ2の底面の両側には、第6図にみるように、そ
れぞれ電線孔33,34が2個所ずつ、電線はずし穴26,27が
1個所ずつ設けられている。このようにすれば、規格化
された他のスイッチなどの電気器具と結線上の互換性を
保つことができる。
端子板13,14は、それぞれ略コ字形に折り曲げられて
いる。端子板13,14の前記略コ字形内には、それぞれ鎖
錠ばね20,21が2つずつ収容されている。電線孔33,34か
らボディ2内へ通された電線は、端子板13,14と鎖錠ば
ね20,21との間に挿入され、鎖錠ばね20,21の弾性力によ
って挟持される。この時、端子板13,14には、鎖錠ばね2
0,21の弾性力がかかるようになり、端子板13,14は、押
し開かれるようになる。端子板の略コ字形対向辺の一
方、すなわち、タイマブロック2より遠い側において
は、ボディ2の壁で鎖錠ばね20,21の弾性力を受けるこ
とができるが、他方、すなわち、タイマブロック3側に
おいては、タイマブロック3があるため、壁を設けるこ
とができない。かといって、タイマブロック3で前記弾
性力を受けようとすれば、タイマブロック3の外枠が薄
いため、その力に負けてしまう。そこで、このタイマス
イッチ1では、つぎのようになされている。ボディ2お
よびボディカバー4に、鎖錠ばね20,21の弾性力によっ
て端子板13,14が押し開かれる方向(第4図中、C,D方
向)と向き合う係止面28,31,30,32,29,29が設けられて
いる。そして、これらの係止面とそれぞれ係合するよう
に、端子板13,14の前記鎖錠ばねの弾性力を受ける部分
から被係止部13c,14c,13e,14e,13d,14dが形成されてい
る。すなわち、端子板13,14の略コ字形対向辺のタイマ
ブロック3側にあたる先端部の正面側の位置に、一旦、
他方の先端部側に向かってから、さらに、下方に向かう
ようになった被係止部13c,14cが形成され、略コ字形対
向辺のタイマブロック3側の背面側に、背面側に向かっ
て突出する被係止部13e,14eが形成されていて、略コ字
形対向辺をつなぐ接続辺に、上方に曲げられた被係止部
13d,14dが形成されている。被係止部13c,14cは、ボディ
2に設けられた係止面28,31に、被係止部13e,14eは、ボ
ディ2に設けられた係止面30,32に、被係止部13d,14d
は、ボディカバー4に設けられた係止面29,29に係合す
るようになっている。このようになっていると、係止面
によって、被係止部における端子板の押し開かれる方向
への動きが制限されるようになるため、結線状態で、端
子板13,14が押し開かれることがなく、安定した結線状
態を得ることができるのである。
端子板13,14の略コ字形対向辺のうち、タイマブロッ
ク側の正面内側には、切り起こし部24,25が形成されて
いる。この切り起こし部24,25は、鎖錠ばね20,21の垂直
辺20a,21aの一部を挟み込み、これによって、鎖錠ばね
を端子板に仮固定するようになっている。組み立ての際
には、ボディに鎖錠ばねを挿入してから、端子板を挿入
するが、前述したように、端子板には、被係止部13c,14
cが形成されているため、被係止部13c,14cが邪魔になっ
て前記のような組み立てができない。一方、端子板と鎖
錠ばねとを同時にボディに挿入するのは、非常に困難な
ことである。そこで、端子板13,14に鎖錠ばね20,21を仮
固定する切り起こし部24,25を設けておけば、鎖錠ばね
を落下させることなく、端子板を鎖錠ばねとを同時にボ
ディに挿入することができ、組み立て作業が楽になる。
切り起こし部24,25は、被係止部13c,14cが形成された側
にのみ設けられているが、被係止部13c,14cが形成され
てない側にも設けてもよい。
ボディ2内の端子板13,14が配置されている部分に
は、鎖錠ばねの下端20b,21bと当接するようにして、解
除釦22,23が配置されている。この解除釦22,23を電線は
ずし穴26,27を通して細いピンなどで突き上げると、こ
れが鎖錠ばねの下端20b,21bを押し上げ、端子板と鎖錠
ばねとの間に挟持された電線を外すことができるように
なる。
接点機構は、対向する2つの接点16,17と接触ばね15
からなる。一方の接点(固定接点)17は、端子板14に支
持されている。他方の接点(可動接点)16は、接触ばね
15の先端に支持されている。接触ばね15は、タイマブロ
ック3をかわすようにして、その上方を横切り、端子板
13の上面にビスあるいはリベット(図示省略)などで固
着されている。固着はスポット溶接のような方法で行っ
てもよい。接触ばね15の接点支持部には前記駆動子18の
鉤状突起18aが係合されている。そのため、可動接点16
の動きは駆動子18の動きと一致するようになる。このよ
うになされていると、オフ時に、駆動子18が第8図に示
したように、矢印A方向に動けば、駆動子の鉤状突起18
aによって引っ張られて、接触ばね15も同方向に動かさ
れるため、固定接点16と可動接点17とが溶着しても、強
制的に引き離すことができる。前記接触ばね15は、タイ
マブロック3をうまくさけ、尚かつ、駆動子18の動きに
よって、固定接点17,可動接点16間をうまく開閉させる
ようにする必要があるため、スパン部分が長くなってお
り、かつ、その一部がタイマブロック3に形成されたリ
ブ3bおよびボディカバー4の一部によってガイドされて
いる。このように、接触ばねの長いスパン部分をガイド
することによって、接触ばねの接点開閉動作を安定させ
ることができる。
タイマブロック3外に突出した入出力軸11の一端部11
aには、樹脂製の軸カバー7が被せられている。この軸
カバー7には、前記ピン12を嵌め込むU形凹部7aが形成
されている。軸カバーの端部は、ボディカバーの中心に
穿たれた孔から外部へ突出している。その突出部にハン
ドル5が取り突けられている。突出部とハンドル5と
は、係合されていて、ハンドルを回転操作すると、その
回転力が軸カバー7に伝わり、軸カバー7はハンドル5
に伴って回転する。軸カバーのU形凹部7aに、入出力軸
の一端部11aが通されたピン12が嵌め込まれているた
め、軸カバー7が回転すると、その回転力がピン12を介
して入出力軸11に伝わり、入出力軸11は軸カバー7の回
転に伴って回転する。すなわち、ハンドルの回転力は、
軸カバー7およびピン12を介して入出力軸11に伝えられ
る。このように、入出力軸の一端部11aにハンドル5と
係合する軸カバー7を被せ、この軸カバー7のU形凹部
7aを設けて、このU形凹部に入出力軸の一端部11aに通
されたピン12を嵌め込むようにすれば、ハンドル5の回
転力を確実に入出力軸に伝えることができるようになる
とともに、ハンドル5の回転力が軸カバー7およびピン
12を介して入出力軸11に伝えられるので、ハンドル5の
回転操作を円滑に行うことができるようになる。
前記した駆動子18は、接触ばね15に接触しているた
め、駆動子が金属製でできていれば、接触ばねに流れる
電流が入出力軸にまで伝わり、この入出力軸までも充電
部となる。このようなものでは、ハンドル操作の際、感
電する危険性を伴う。これに対し、このタイマスイッチ
1は、前述したように、駆動子18が絶縁性の高い樹脂で
できているため、接触ばね(充電部)と入出力軸との間
の絶縁性が高められている。しかも、入出力軸の一端部
11aに樹脂製の軸カバー7が被せられ、この軸カバーに
ハンドル5が取り付けられているため、入出力軸11とハ
ンドル5との間の絶縁性が高められている。このよう
に、電気が流れる充電部とハンドルとの間が、樹脂製の
駆動子18および軸カバー7で2重に絶縁されているた
め、ハンドル操作の際の安全性が極めて高いものになっ
ている。
このタイマスイッチ1は、前述したように、ボディ2
の中央にタイマブロック3が配置されていて、ぜんまい
8が配置されたタイマブロックの張り出し部3aがボディ
の正面開口部2aにおいて露出するようになされていて、
これにより、入出力軸11がタイマスイッチ1全体を上面
からみてタイマスイッチの中心に位置するようになされ
ている。ハンドル5の長さE(第4図に示す)は、ハン
ドルがタイマスイッチ上面から側方にはみ出さないよう
にするため、この実施例では、第5図に示した奥行き長
さFより小さくする必要がある。仮に、入出力軸がタイ
マスイッチの中心から外れ、第5図において、右側に寄
せられているとすれば(M<Nとなる)、N>E/2とす
るために、ハンドル長さEを小さくしなければならなく
なる。そのため、ハンドル操作が非常に行いにくくな
る。これに対し、入出力軸11がタイマスイッチ1全体を
上面からみてタイマスイッチの中心に位置するようにな
っていると、ハンドルの回転中心がタイマスイッチの中
心に位置するので、ハンドル長さEを最大限にとること
ができ、ハンドル操作が容易になる。
ハンドル5にはタイマ表示の指標5aが刻印されてい
る。他方、ボディカバー4には、「連続」と、0から90
分までのタイマ表示がなされている。ハンドルの示す表
示が0の状態では、固定接点17と可動接点16との間が開
き、オフ状態になるようになっている。ハンドル5を正
回転させ、たとえば、60分を示す状態にすると、固定接
点17と可動接点16との間が閉じ、オン状態になるように
なっている。ハンドル5を逆回転させ、「連続」を示す
状態にすれば、固定接点17と可動接点16との間が常時閉
じ、常オン状態になるようになっている。すなわち、ハ
ンドルの示す表示が0の状態の接点開閉状態とは異なる
接点開閉状態が常時得られるようになっている。このよ
うに、ハンドル5を正回転または逆回転して、ハンドル
の指標をこれらの表示に合わせることにより、タイマ時
間の設定と「連続」状態との設定ができるようになって
いるのである。
ボディカバー4の内面には、ハンドルの示す表示が0
の状態におけるピン位置(第3図に示すJ位置)と「連
続」状態でのピン位置(第3図に示すI位置)との間に
位置する突起42が肉付けされている。この突起42は、先
端が丸くなっていて、ハンドル操作の際には、これにピ
ン12が当接するが、小さな力でこれを乗り越えることが
できるようになっている。このようになっていると、ハ
ンドル5を「0」から「連続」または「連続」から
「0」へ操作する際、僅かな抵抗が得られ、ハンドル操
作時の感触を良好にすることができる。また、ボディカ
バー4の内面には、ハンドルの示す表示が最大(90)の
状態におけるピン位置(第3図に示すH位置)の正回転
側と「連続」状態でのピン位置(第3図に示すI位置)
の逆回転側とに位置する突部41が肉付けされている。こ
の突部41は、H位置からのこれ以上のピンの正回転を阻
止するとともに、I位置からのこれ以上の逆回転を阻止
するストッパとなっている。このようにすれば、不注意
なハンドル操作によるタイマブロック内のぜんまいなど
の損傷を防ぐことができる。
この発明にかかるタイマスイッチ1は以上のような構
成になっている。
つぎに、ハンドル操作に伴うカム36および駆動子18の
動作と接点16,17の開閉動作との関係を第9図(a),
(b),(c)に基づいて説明する。
第9図(a)にみるように、ハンドル5の示す表示が
0の状態では、カム36のV字形切り欠き36aに駆動子18
の山形突起18bが嵌まり込んでいて、固定接点17と可動
接点16との間は開かれている。すなわち、オフ状態にな
っている。この状態から、所望の時間分だけハンドル5
を正回転(図では時計方向の回転)させ、たとえば第9
図(b)にみるように、ハンドルの指標5aを45分の位置
に合わせると、ハンドルの回転に伴って、入出力軸11が
回転し、ハンドル5の正回転量に対応してぜんまい8に
弾性力が蓄えられる。これとともに、入出力軸に挿通さ
れたカムピン37が扇形切り欠き36bの正回転側の側壁に
衝合され、カム36がハンドル5の回転に伴って正回転す
る。カム36が正回転すると、駆動子18の山形突起18bが
カム36のV字形切り欠き36aから周縁上に位置するよう
になり、接触ばね15が駆動子18に押されて、固定接点17
と可動接点16との間が閉じられ、オン状態になる。ぜん
まい8に蓄えられた前記弾性力を開放すると、この弾性
力を駆動源として入出力軸11がゆっくりと定速で逆回転
を開始する。これとともに、入出力軸に挿通されたカム
ピン37が扇形切り欠き36bの逆回転側の側壁に衝合さ
れ、カム36がゆっくりと逆回転する。その間、カム36の
周縁は、駆動子の山形突起18bと摺擦しつつ、これを常
に押し続ける。つまり、オン状態でありつづける。45分
が経過すると、第9図(a)にみるように、駆動子の山
形突起18bがカムのV字形切り欠き36aに嵌まり込み、接
触ばね15が鉤状突起18aに引っ張られて、可動接点16が
固定接点17から離れて、オフ状態となる。第9図(c)
にみるように、ハンドル5の示す表示が0の状態から、
さらにハンドルを手動で逆回転させると、ハンドルの回
転に伴って、カム36が逆回転する。カム36が逆回転する
と、駆動子18の山形突起18bがカム36のV字形切り欠き3
6aから周縁上に位置するようになり、接触ばね15が駆動
子18に押されて、固定接点17と可動接点16との間が閉じ
られ、オン状態になる。この場合には、ハンドルの示す
表示が0の状態からハンドル5をさらに逆回転させてい
るので、ぜんまい8に弾性力が蓄積されることがなく、
したがって、入出力軸11の回転がなく、固定接点17と可
動接点16との間は、閉じた状態を維持しつづける。すな
わち、常オン状態が得られる。
この発明にかかるタイマスイッチは、前記実施例に限
定されない。前記実施例では、所定時間後、電路がオフ
状態になるような機構となっているが、タイマブロック
内のカムの形状を変えることにより所定時間後にオン状
態となるような機構としてもよい。
〔発明の効果〕
この発明にかかるタイマスイッチは、以上に説明した
ように駆動子が樹脂で形成されており、接点機構の可動
接点の支持部に係合する係合部を有するとともに、前記
タイマブロックの入出力軸一端部に前記ハンドルと係合
する樹脂製の軸カバーが被せられ、このカバー軸を介し
て前記ハンドルの動きが入出力軸に伝えられるようにな
っていることを特徴とするため、充電部とハンドルとの
絶縁性が高く、したがって、ハンドル操作の際、感電の
可能性が少なくなり、安全性が高いものになっている。
また、固定接点と可動接点とが溶着しても入出力軸側に
付勢された駆動子により可動接点を強制的に固定接点か
ら引き離すことができ、動作不良も低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかるタイマスイッチの一実施例を
あらわす分解斜視図、第2図は前記実施例の組み立て後
の状態をあらわす斜視図、第3図は前記実施例における
ボディカバーとハンドルをはずした状態の内部構造をあ
らわす平面図、第4図は前記実施例の内部構造を正面か
らみてあらわす部分断面図、第5図は前記実施例の内部
構造を側面からみてあらわす部分断面図、第6図は前記
実施例の底面図、第7図は前記実施例のボディカバーの
一部分を断面してあらわす断面図、第8図は前記実施例
のタイマブロックの内部構造を簡単にあらわす斜視図、
第9図(a),(b),(c)は前記実施例のハンドル
操作に伴うカムおよび駆動子の動作と接点の開閉動作と
の関係を示す説明図である。 1……タイマスイッチ、2……ボディ、3……タイマブ
ロック、4……ボディカバー、5……ハンドル、7……
軸カバー、7a……U形凹部(軸カバーの凹部)、8……
ぜんまい、11……入出力軸、12……ピン、13,14……端
子板、15……接触ばね、16……可動接点、17……固定接
点、18……駆動子、26,27……電線はずし穴、33,34……
電線孔、41……突部(ストッパ)、42……突起

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱状のボディ内に、タイマブロックおよび
    複数の端子板が配設されているとともに、これらの端子
    板に電気的に接続されている接点機構を有し、ボディの
    上面開口部がボディカバーで閉じられていて、このボデ
    ィカバー外に前記タイマーブロックの入出力軸と連動す
    るハンドルが設けられており、前記タイマブロックには
    前記ハンドルの正回転量に対応して弾性力を蓄えるぜん
    まいと、前記蓄えられた弾性力を駆動源として前記入出
    力軸を定速度でゆっくり逆回転させる動力伝達機構と、
    前記定速度の動きによって設定時間後に前記設定機構の
    接点間を開閉させるために前記入出力軸側に付勢され前
    記入出力軸側に有するカムに当接し前記カムの回転によ
    り前記入出力軸側から離れる方向に作動させられる駆動
    子とが設けられているタイマスイッチであって、前記駆
    動子が樹脂で形成されており、前記接点機構の可動接点
    の支持部に係合する係合部を有するとともに、前記タイ
    マブロックの入出力軸一端部に前記ハンドルと係合する
    樹脂製の軸カバーが被せられ、このカバー軸を介して前
    記ハンドルの動きが入出力軸に伝えられるようになって
    いることを特徴とするタイマスイッチ。
  2. 【請求項2】入出力軸の一端部に、軸と直交する方向に
    ピンが通され、このピンが軸カバーに形成された凹部に
    嵌め込まれることにより、軸カバーの動きが入出力軸に
    伝えられるようになっている特許請求の範囲第1項記載
    のタイマスイッチ。
  3. 【請求項3】ボディカバーには、ハンドルの示す表示が
    0の状態からさらにハンドルを逆回転させた位置におい
    て、前記0の状態のときの接点開閉状態と異なる接点開
    閉状態が得られるようにタイマ表示がなされており、前
    記異なる接点開閉状態の常時得られる状態におけるピン
    位置とハンドル0表示状態におけるピン位置との間に位
    置して、この間をピンが乗り越え可能になった突起が設
    けられているとともに、前記異なる接点開閉状態の常時
    得られる状態におけるピン位置からのこれ以上の逆回転
    を阻止するストッパおよびハンドルの示す表示が最大の
    状態におけるピン位置からのこれ以上の正回転を阻止す
    るストッパが設けられている特許請求の範囲第2項記載
    のタイマスイッチ。
  4. 【請求項4】ボディの中央にタイマブロック、このタイ
    マブロックの両側に端子板が配設されているとともに、
    ボディ底面の両側にそれぞれ電線孔が2個所ずつ、電線
    はずし孔が1個所ずつ設けられている特許請求の範囲第
    1項ないし第3項のいずれかに記載のタイマスイッチ。
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JPS58165833U (ja) * 1982-04-28 1983-11-04 株式会社田村電機製作所 モ−タタイマの設定軸回転規制構造
JPS60157128A (ja) * 1984-11-28 1985-08-17 中川電化産業株式会社 タイマ−

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