JP2001023472A - スイッチおよびこれを用いた電子機器 - Google Patents
スイッチおよびこれを用いた電子機器Info
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- JP2001023472A JP2001023472A JP19277299A JP19277299A JP2001023472A JP 2001023472 A JP2001023472 A JP 2001023472A JP 19277299 A JP19277299 A JP 19277299A JP 19277299 A JP19277299 A JP 19277299A JP 2001023472 A JP2001023472 A JP 2001023472A
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- contact
- movable piece
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H50/00—Details of electromagnetic relays
- H01H50/16—Magnetic circuit arrangements
- H01H50/18—Movable parts of magnetic circuits, e.g. armature
- H01H50/32—Latching movable parts mechanically
- H01H50/326—Latching movable parts mechanically with manual intervention, e.g. for testing, resetting or mode selection
Landscapes
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種電子機器等に使用され、主として電源の
開閉を行うスイッチに関し、余分な力を必要とせず、遠
隔操作および手動操作が可能で、小形化が図れるスイッ
チを提供することを目的とする。 【解決手段】 スイッチケース21内に配されたソレノ
イド22のヨーク26に可動片27の中間部を揺動可能
に支持し、この可動片27の他端にロック機構部を有す
る駆動体32を係合して、ソレノイド22を遠隔操作、
または操作体35を押圧操作して可動片27を揺動動作
させ、駆動体32を駆動させて第一スイッチ接点30の
開閉を行うようにスイッチを構成することによって、遠
隔操作の際にコイルスプリングを撓める等の余分な力を
必要とせず、遠隔操作および手動操作が可能で、小形化
が図れるスイッチが得られる。
開閉を行うスイッチに関し、余分な力を必要とせず、遠
隔操作および手動操作が可能で、小形化が図れるスイッ
チを提供することを目的とする。 【解決手段】 スイッチケース21内に配されたソレノ
イド22のヨーク26に可動片27の中間部を揺動可能
に支持し、この可動片27の他端にロック機構部を有す
る駆動体32を係合して、ソレノイド22を遠隔操作、
または操作体35を押圧操作して可動片27を揺動動作
させ、駆動体32を駆動させて第一スイッチ接点30の
開閉を行うようにスイッチを構成することによって、遠
隔操作の際にコイルスプリングを撓める等の余分な力を
必要とせず、遠隔操作および手動操作が可能で、小形化
が図れるスイッチが得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器等に
使用され、主として遠隔操作によって電源の開閉を行う
スイッチおよびこれを用いた電子機器に関するものであ
る。
使用され、主として遠隔操作によって電源の開閉を行う
スイッチおよびこれを用いた電子機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の、外部からの電気信号による遠
隔操作や手動操作によって開閉動作を行う従来のスイッ
チとしては、実願昭57−829号(実開昭58−10
3450号)のマイクロフィルムに記載されているもの
等が知られている。
隔操作や手動操作によって開閉動作を行う従来のスイッ
チとしては、実願昭57−829号(実開昭58−10
3450号)のマイクロフィルムに記載されているもの
等が知られている。
【0003】この様な従来のスイッチについて、図24
および図25を用いて説明する。
および図25を用いて説明する。
【0004】図24は従来のスイッチの断面図、図25
は同ロック機構部の平面図であり、同図において、1は
絶縁樹脂からなる上面開口のスイッチケースで、内底面
に固定接点2および固定接点3と、この中間に上部に可
動接点5を揺動可能に支持した共通端子4が設けられる
と共に、スイッチケース1内には操作体6が左右方向に
摺動可能にガイドされて収納され、この下面の凹部7に
収納されスプリング8に付勢されたピン9が可動接点5
の上面に圧接することによって、可動接点5を介して共
通端子4と固定接点2が接続状態となっている。
は同ロック機構部の平面図であり、同図において、1は
絶縁樹脂からなる上面開口のスイッチケースで、内底面
に固定接点2および固定接点3と、この中間に上部に可
動接点5を揺動可能に支持した共通端子4が設けられる
と共に、スイッチケース1内には操作体6が左右方向に
摺動可能にガイドされて収納され、この下面の凹部7に
収納されスプリング8に付勢されたピン9が可動接点5
の上面に圧接することによって、可動接点5を介して共
通端子4と固定接点2が接続状態となっている。
【0005】そして、操作体6の右端部に一体に設けら
れ、スイッチケース1の外方に突出した操作部6Aの外
周には、復帰用のコイルスプリング10が装着されると
共に、上面に設けられたハート形のカム溝11には、コ
イルスプリング10によって一端を押圧付勢されたスト
ッパーピン12の他端が係合し、操作体6の左端部には
鉤状の連結用アーム6Bが設けられている。
れ、スイッチケース1の外方に突出した操作部6Aの外
周には、復帰用のコイルスプリング10が装着されると
共に、上面に設けられたハート形のカム溝11には、コ
イルスプリング10によって一端を押圧付勢されたスト
ッパーピン12の他端が係合し、操作体6の左端部には
鉤状の連結用アーム6Bが設けられている。
【0006】また、15は電磁力を発生するソレノイド
で、スイッチケース1内の固定接点3の左方に組込ま
れ、外周にコイル14を巻装したボビンの中央の挿通穴
に挿通された可動鉄心13の右端には、操作体6の連結
用アーム6Bが係合して結合されている。
で、スイッチケース1内の固定接点3の左方に組込ま
れ、外周にコイル14を巻装したボビンの中央の挿通穴
に挿通された可動鉄心13の右端には、操作体6の連結
用アーム6Bが係合して結合されている。
【0007】さらに、ソレノイド15の左方には、これ
に接続され電力を供給するバッテリ16が組込まれ、カ
バー17がスイッチケース1の上面開口部を覆ってスイ
ッチが構成されている。
に接続され電力を供給するバッテリ16が組込まれ、カ
バー17がスイッチケース1の上面開口部を覆ってスイ
ッチが構成されている。
【0008】なお、このバッテリ16は必ずしもスイッ
チケース1内に配する必要はなく、スイッチを使用する
電子機器内の他の場所に配置してもよいものである。
チケース1内に配する必要はなく、スイッチを使用する
電子機器内の他の場所に配置してもよいものである。
【0009】このような、共通端子4と固定接点2が接
続状態となったノンロック状態から、外部からの電気信
号に応じた制御によって、ソレノイド15のコイル14
にバッテリ16から電流を流すと、コイル14の周囲に
磁界が形成されて電磁力が発生し、可動鉄心13が矢印
F1の方向に引張られるため、操作体6も連結用アーム
6Bを介してコイルスプリング10を撓めながら矢印F
1の方向に引張られて摺動する。
続状態となったノンロック状態から、外部からの電気信
号に応じた制御によって、ソレノイド15のコイル14
にバッテリ16から電流を流すと、コイル14の周囲に
磁界が形成されて電磁力が発生し、可動鉄心13が矢印
F1の方向に引張られるため、操作体6も連結用アーム
6Bを介してコイルスプリング10を撓めながら矢印F
1の方向に引張られて摺動する。
【0010】そして、ピン9が可動接点5の共通端子4
で支持されている部分をこえると、可動接点5が揺動し
て一端が固定接点2から離れて他端が固定接点3に接触
して、スイッチの接続状態が切換わり、コイル14への
通電をやめると、図25に示すように、ストッパーピン
12の先端が操作体6上面のカム溝11の係止部11A
に係止することによって、操作体6はロック状態とな
る。
で支持されている部分をこえると、可動接点5が揺動し
て一端が固定接点2から離れて他端が固定接点3に接触
して、スイッチの接続状態が切換わり、コイル14への
通電をやめると、図25に示すように、ストッパーピン
12の先端が操作体6上面のカム溝11の係止部11A
に係止することによって、操作体6はロック状態とな
る。
【0011】また、この状態から再びソレノイド15の
コイル14にバッテリ16から電流を流すと、可動鉄心
13が再度矢印F1の方向に引張られ、ストッパーピン
12の先端は操作体6のカム溝11の係止部11Aから
外れ、コイル14への通電をやめると、コイルスプリン
グ10の弾性力によって操作体6は矢印F1の方向とは
逆方向に摺動復帰して、図24のノンロック状態に戻
り、可動接点5も固定接点3から離れ共通端子4と固定
接点2が接続状態となる。
コイル14にバッテリ16から電流を流すと、可動鉄心
13が再度矢印F1の方向に引張られ、ストッパーピン
12の先端は操作体6のカム溝11の係止部11Aから
外れ、コイル14への通電をやめると、コイルスプリン
グ10の弾性力によって操作体6は矢印F1の方向とは
逆方向に摺動復帰して、図24のノンロック状態に戻
り、可動接点5も固定接点3から離れ共通端子4と固定
接点2が接続状態となる。
【0012】また、このスイッチは、以上のような外部
からの電気信号による遠隔操作の他、手動操作による開
閉動作も可能であり、図24に示すノンロック状態から
操作体6の操作部6Aを矢印F2の方向に押圧操作する
と、連結用アーム6Bを介して可動鉄心13も矢印F1
の方向に押圧されて移動し、ピン9が可動接点5の共通
端子4で支持されている部分をこえた時に、可動接点5
が揺動して固定接点3に接触し、押圧操作をやめると、
ストッパーピン12の先端が操作体6のカム溝11の係
止部11Aに係止して、操作体6はロック状態となる。
からの電気信号による遠隔操作の他、手動操作による開
閉動作も可能であり、図24に示すノンロック状態から
操作体6の操作部6Aを矢印F2の方向に押圧操作する
と、連結用アーム6Bを介して可動鉄心13も矢印F1
の方向に押圧されて移動し、ピン9が可動接点5の共通
端子4で支持されている部分をこえた時に、可動接点5
が揺動して固定接点3に接触し、押圧操作をやめると、
ストッパーピン12の先端が操作体6のカム溝11の係
止部11Aに係止して、操作体6はロック状態となる。
【0013】そして、この状態から再び操作部6Aを矢
印F2の方向に押圧操作すると、ストッパーピン12の
先端はカム溝11の係止部11Aから外れ、この状態で
操作部6Aの押圧操作をやめると、コイルスプリング1
0の弾性力によって操作体6は矢印F2の方向とは逆方
向に摺動復帰して、ノンロック状態に戻るように構成さ
れている。
印F2の方向に押圧操作すると、ストッパーピン12の
先端はカム溝11の係止部11Aから外れ、この状態で
操作部6Aの押圧操作をやめると、コイルスプリング1
0の弾性力によって操作体6は矢印F2の方向とは逆方
向に摺動復帰して、ノンロック状態に戻るように構成さ
れている。
【0014】このように本スイッチは、ソレノイド15
のコイル14に所定の時間だけ電流を流して遠隔操作を
行ったり、あるいは、手動によって操作体6の押圧操作
を行うことによって、操作体6を左右方向に摺動させて
ロック状態とノンロック状態を繰り返し、可動接点5を
介して共通端子4と固定接点2および固定接点3との間
の接続を行うことができるものであった。
のコイル14に所定の時間だけ電流を流して遠隔操作を
行ったり、あるいは、手動によって操作体6の押圧操作
を行うことによって、操作体6を左右方向に摺動させて
ロック状態とノンロック状態を繰り返し、可動接点5を
介して共通端子4と固定接点2および固定接点3との間
の接続を行うことができるものであった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のスイッチにおいては、外部からの電気信号によってス
イッチを遠隔操作する場合、ソレノイド15の可動鉄心
13が連結用アーム6Bを介してコイルスプリング10
を撓めながら操作体6を摺動させる構成であるため、ソ
レノイド15が可動鉄心13を引張る電磁力は、コイル
スプリング10を撓める力以上の大きなものが必要とな
り、この電磁力の大きさはソレノイド15の大きさに依
存するため、ソレノイド15はある程度の大きさのもの
を使用しなければならず、スイッチの小形化を図ること
が困難であるという課題があった。
のスイッチにおいては、外部からの電気信号によってス
イッチを遠隔操作する場合、ソレノイド15の可動鉄心
13が連結用アーム6Bを介してコイルスプリング10
を撓めながら操作体6を摺動させる構成であるため、ソ
レノイド15が可動鉄心13を引張る電磁力は、コイル
スプリング10を撓める力以上の大きなものが必要とな
り、この電磁力の大きさはソレノイド15の大きさに依
存するため、ソレノイド15はある程度の大きさのもの
を使用しなければならず、スイッチの小形化を図ること
が困難であるという課題があった。
【0016】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、スイッチを外部からの電気信号によって
遠隔操作する際に、コイルスプリングを撓める等の余分
な力を必要とせず、遠隔操作および手動操作が可能で、
小形化が図れるスイッチおよびこれを用いた電子機器を
提供することを目的とする。
るものであり、スイッチを外部からの電気信号によって
遠隔操作する際に、コイルスプリングを撓める等の余分
な力を必要とせず、遠隔操作および手動操作が可能で、
小形化が図れるスイッチおよびこれを用いた電子機器を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、スイッチケース内に配されたソレノイドの
ヨークに可動片の中間部を揺動可能に支持し、この可動
片の他端にロック機構部を有する駆動体を係合して、ソ
レノイドを遠隔操作、または操作体を押圧操作して可動
片を揺動動作させ、駆動体を駆動させて第一スイッチ接
点の開閉を行うようにスイッチを構成するものである。
に本発明は、スイッチケース内に配されたソレノイドの
ヨークに可動片の中間部を揺動可能に支持し、この可動
片の他端にロック機構部を有する駆動体を係合して、ソ
レノイドを遠隔操作、または操作体を押圧操作して可動
片を揺動動作させ、駆動体を駆動させて第一スイッチ接
点の開閉を行うようにスイッチを構成するものである。
【0018】これにより、簡単な構造で、遠隔操作の際
にコイルスプリングを撓める等の余分な力を必要とせ
ず、遠隔操作および手動操作が可能で、小形化が図れる
スイッチを得ることができる。
にコイルスプリングを撓める等の余分な力を必要とせ
ず、遠隔操作および手動操作が可能で、小形化が図れる
スイッチを得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、絶縁樹脂製で上面開口のスイッチケースと、この内
底面に配され、外周にコイルが巻装され中央に鉄心が挿
通したボビンおよび磁性材料製のヨークを備えたソレノ
イドと、このソレノイドのヨークに中間部が揺動可能に
支持され一端が上記鉄心と接離する磁性材料製の可動片
と、この可動片の他端に係合して可動片の揺動動作に伴
って駆動され、駆動毎に交互に異なる停止位置を自己保
持するロック機構部を有する駆動体と、この駆動体の動
作によって開閉する自力復帰型の弾性可動接点と固定接
点からなる第一スイッチ接点と、上記スイッチケースか
ら外方に突出する操作部を備え、この操作部の押圧操作
によって上記可動片を揺動動作させる絶縁樹脂製の操作
体と、上記各部材を収納したスイッチケースの上面開口
部を覆うカバーからなるスイッチとしたものであり、ソ
レノイドのヨークに中間部が揺動可能に支持された可動
片によって駆動体を駆動させ、ロック状態とノンロック
状態を繰り返して、第一スイッチ接点の開閉を行うよう
に構成されており、スイッチを外部からの電気信号によ
って遠隔操作する際に、コイルスプリングを撓める等の
余分な力を必要とせず、小形のソレノイドを用いて安定
した遠隔操作ができるため、遠隔操作および手動操作が
可能で、小形化が図れるスイッチを得ることができると
いう作用を有する。
は、絶縁樹脂製で上面開口のスイッチケースと、この内
底面に配され、外周にコイルが巻装され中央に鉄心が挿
通したボビンおよび磁性材料製のヨークを備えたソレノ
イドと、このソレノイドのヨークに中間部が揺動可能に
支持され一端が上記鉄心と接離する磁性材料製の可動片
と、この可動片の他端に係合して可動片の揺動動作に伴
って駆動され、駆動毎に交互に異なる停止位置を自己保
持するロック機構部を有する駆動体と、この駆動体の動
作によって開閉する自力復帰型の弾性可動接点と固定接
点からなる第一スイッチ接点と、上記スイッチケースか
ら外方に突出する操作部を備え、この操作部の押圧操作
によって上記可動片を揺動動作させる絶縁樹脂製の操作
体と、上記各部材を収納したスイッチケースの上面開口
部を覆うカバーからなるスイッチとしたものであり、ソ
レノイドのヨークに中間部が揺動可能に支持された可動
片によって駆動体を駆動させ、ロック状態とノンロック
状態を繰り返して、第一スイッチ接点の開閉を行うよう
に構成されており、スイッチを外部からの電気信号によ
って遠隔操作する際に、コイルスプリングを撓める等の
余分な力を必要とせず、小形のソレノイドを用いて安定
した遠隔操作ができるため、遠隔操作および手動操作が
可能で、小形化が図れるスイッチを得ることができると
いう作用を有する。
【0020】請求項2に記載の発明は、絶縁樹脂製で上
面開口のスイッチケースと、この内底面に配され、外周
にコイルが巻装され中央に鉄心が挿通したボビンおよび
磁性材料製のヨークを備えたソレノイドと、このソレノ
イドのヨークに中間部が揺動可能に支持され一端が上記
鉄心と接離する磁性材料製の可動片と、この可動片の他
端に係合して可動片の揺動動作に伴って駆動され、駆動
毎に交互に異なる停止位置を自己保持するロック機構部
を有する駆動体と、この駆動体の動作によって開閉する
自力復帰型の弾性可動接点と固定接点からなる第一スイ
ッチ接点と、上記各部材を収納したスイッチケースの上
面開口部を覆うカバーからなるスイッチとしたものであ
り、スイッチを外部からの電気信号によって遠隔操作す
る際に、コイルスプリングを撓める等の余分な力を必要
とせず、小形のソレノイドを用いて安定した遠隔操作が
できるため、簡単な構造で、小形化が図れるスイッチを
得ることができるという作用を有する。
面開口のスイッチケースと、この内底面に配され、外周
にコイルが巻装され中央に鉄心が挿通したボビンおよび
磁性材料製のヨークを備えたソレノイドと、このソレノ
イドのヨークに中間部が揺動可能に支持され一端が上記
鉄心と接離する磁性材料製の可動片と、この可動片の他
端に係合して可動片の揺動動作に伴って駆動され、駆動
毎に交互に異なる停止位置を自己保持するロック機構部
を有する駆動体と、この駆動体の動作によって開閉する
自力復帰型の弾性可動接点と固定接点からなる第一スイ
ッチ接点と、上記各部材を収納したスイッチケースの上
面開口部を覆うカバーからなるスイッチとしたものであ
り、スイッチを外部からの電気信号によって遠隔操作す
る際に、コイルスプリングを撓める等の余分な力を必要
とせず、小形のソレノイドを用いて安定した遠隔操作が
できるため、簡単な構造で、小形化が図れるスイッチを
得ることができるという作用を有する。
【0021】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、スイッチケース内に、操作体の押圧操作
によって開閉する、自力復帰型の弾性可動接点と固定接
点からなる第二スイッチ接点を設けたものであり、第二
スイッチ接点は操作体の手動操作時のみ開閉動作し、ソ
レノイドへの電気信号の印加による遠隔操作時には動作
しないため、これを用いて、操作体の手動操作によって
のみ開閉動作させたい電子機器の各機能を切換えたり、
第二スイッチ接点の開閉状態を検出することにより、操
作体のロック状態とノンロック状態を検出したりするこ
とができるスイッチが得られるという作用を有する。
発明において、スイッチケース内に、操作体の押圧操作
によって開閉する、自力復帰型の弾性可動接点と固定接
点からなる第二スイッチ接点を設けたものであり、第二
スイッチ接点は操作体の手動操作時のみ開閉動作し、ソ
レノイドへの電気信号の印加による遠隔操作時には動作
しないため、これを用いて、操作体の手動操作によって
のみ開閉動作させたい電子機器の各機能を切換えたり、
第二スイッチ接点の開閉状態を検出することにより、操
作体のロック状態とノンロック状態を検出したりするこ
とができるスイッチが得られるという作用を有する。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の
発明において、操作体の押圧操作時に、第二スイッチ接
点が動作した後に第一スイッチ接点が動作する構成とし
たものであり、電源の開閉を行う第一スイッチ接点が動
作する前に第二スイッチ接点を動作させ、これを検出す
ることにより、第一スイッチ接点による電源開閉時の消
音を行ったり、停電時あるいは停電復元時に電子機器の
各機能を解除したりすることができるという作用を有す
る。
発明において、操作体の押圧操作時に、第二スイッチ接
点が動作した後に第一スイッチ接点が動作する構成とし
たものであり、電源の開閉を行う第一スイッチ接点が動
作する前に第二スイッチ接点を動作させ、これを検出す
ることにより、第一スイッチ接点による電源開閉時の消
音を行ったり、停電時あるいは停電復元時に電子機器の
各機能を解除したりすることができるという作用を有す
る。
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項1または
3、4のいずれか一つに記載の発明において、可動片の
上方に、やや湾曲した舌片部の一端がヨークに係止され
これを支点として回動可能な速動ばねを配設し、この速
動ばねを介して操作体によって可動片を揺動動作させる
ものであり、操作体を押圧操作した際、その操作速度に
拘わらず速動ばねが反転して可動片が揺動動作するた
め、第一スイッチ接点を操作体の操作速度に直結しな
い、所謂速動で開閉させることができると共に、歯切れ
の良い操作感触を得ることができるという作用を有す
る。
3、4のいずれか一つに記載の発明において、可動片の
上方に、やや湾曲した舌片部の一端がヨークに係止され
これを支点として回動可能な速動ばねを配設し、この速
動ばねを介して操作体によって可動片を揺動動作させる
ものであり、操作体を押圧操作した際、その操作速度に
拘わらず速動ばねが反転して可動片が揺動動作するた
め、第一スイッチ接点を操作体の操作速度に直結しな
い、所謂速動で開閉させることができると共に、歯切れ
の良い操作感触を得ることができるという作用を有す
る。
【0024】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一つに記載の発明において、可動片の中間部に
切込み部を設けると共に、突出部先端が上記切込み部の
幅よりもやや小さな幅となった支持部をヨークに設け、
この支持部に可動片の中間部を揺動可能に支持したもの
であり、ヨークからの可動片の脱落を防止し、ソレノイ
ドに可動片を組立てた状態で保管や搬送ができるため、
スイッチ組立てが容易で安価なスイッチを得ることがで
きるという作用を有する。
いずれか一つに記載の発明において、可動片の中間部に
切込み部を設けると共に、突出部先端が上記切込み部の
幅よりもやや小さな幅となった支持部をヨークに設け、
この支持部に可動片の中間部を揺動可能に支持したもの
であり、ヨークからの可動片の脱落を防止し、ソレノイ
ドに可動片を組立てた状態で保管や搬送ができるため、
スイッチ組立てが容易で安価なスイッチを得ることがで
きるという作用を有する。
【0025】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか一つに記載の発明において、可動片を弾性材料
製の押え板によって、ヨークに揺動可能に支持したもの
であり、押え板によって可動片を所定の位置に確実に保
持できると共に、可動片の揺動時の位置ずれ等も低減で
きるという作用を有する。
いずれか一つに記載の発明において、可動片を弾性材料
製の押え板によって、ヨークに揺動可能に支持したもの
であり、押え板によって可動片を所定の位置に確実に保
持できると共に、可動片の揺動時の位置ずれ等も低減で
きるという作用を有する。
【0026】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか一つに記載の発明において、ソレノイドの鉄心
を、ヨークと一体に形成したものであり、ソレノイドの
構成部品数を減らし組立てが容易になると共に、鉄心と
ヨークの接合部の電磁力の損失を低減できるため、ソレ
ノイドの特性をさらに安定したものとすることができる
という作用を有する。
いずれか一つに記載の発明において、ソレノイドの鉄心
を、ヨークと一体に形成したものであり、ソレノイドの
構成部品数を減らし組立てが容易になると共に、鉄心と
ヨークの接合部の電磁力の損失を低減できるため、ソレ
ノイドの特性をさらに安定したものとすることができる
という作用を有する。
【0027】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
いずれか一つに記載の発明において、他の部材との可動
片の当接箇所に、弾性体を装着したものであり、可動片
の揺動動作時に、可動片が当接するボビンやヨーク等と
の衝撃を弾性体によって和らげて、衝突音を小さくし小
音化を図ったスイッチを得ることができるという作用を
有する。
いずれか一つに記載の発明において、他の部材との可動
片の当接箇所に、弾性体を装着したものであり、可動片
の揺動動作時に、可動片が当接するボビンやヨーク等と
の衝撃を弾性体によって和らげて、衝突音を小さくし小
音化を図ったスイッチを得ることができるという作用を
有する。
【0028】請求項10に記載の発明は、請求項1〜9
のいずれか一つに記載の発明において、第一スイッチ接
点および第二スイッチ接点の、弾性可動接点または固定
接点の少なくとも一方に所定のスリットまたは切込みを
設け、開閉動作時に撓み易い形状としたものであり、弾
性可動接点と固定接点が回転摺動、所謂ワイピングしな
がら開閉動作を行うため、接点同士の接触が安定し、信
頼性に優れたスイッチを得ることができるという作用を
有する。
のいずれか一つに記載の発明において、第一スイッチ接
点および第二スイッチ接点の、弾性可動接点または固定
接点の少なくとも一方に所定のスリットまたは切込みを
設け、開閉動作時に撓み易い形状としたものであり、弾
性可動接点と固定接点が回転摺動、所謂ワイピングしな
がら開閉動作を行うため、接点同士の接触が安定し、信
頼性に優れたスイッチを得ることができるという作用を
有する。
【0029】請求項11に記載の発明は、請求項1〜1
0のいずれか一つに記載のスイッチを用いて電源の開閉
を行うと共に、所定の電流を所定の時間だけ上記スイッ
チのソレノイドに供給する制御回路と、これを操作する
別体のリモートコントロール装置を備えた電子機器とし
たものであり、リモートコントロール装置からの電気信
号による遠隔操作、あるいは手動操作いずれによってで
もスイッチを動作させ、電源の開閉が可能な使い勝手の
よい電子機器を得ることができるという作用を有する。
0のいずれか一つに記載のスイッチを用いて電源の開閉
を行うと共に、所定の電流を所定の時間だけ上記スイッ
チのソレノイドに供給する制御回路と、これを操作する
別体のリモートコントロール装置を備えた電子機器とし
たものであり、リモートコントロール装置からの電気信
号による遠隔操作、あるいは手動操作いずれによってで
もスイッチを動作させ、電源の開閉が可能な使い勝手の
よい電子機器を得ることができるという作用を有する。
【0030】請求項12に記載の発明は、請求項11記
載の発明において、スイッチケース内に第二スイッチ接
点を有するスイッチの前記第二スイッチ接点の開閉を検
出する検出回路を設けたものであり、停電時あるいは停
電復元時に、操作体の押圧操作による第二スイッチ接点
の開閉を検出して、電子機器の電源や各機能の解除や復
元を行うことができるという作用を有する。
載の発明において、スイッチケース内に第二スイッチ接
点を有するスイッチの前記第二スイッチ接点の開閉を検
出する検出回路を設けたものであり、停電時あるいは停
電復元時に、操作体の押圧操作による第二スイッチ接点
の開閉を検出して、電子機器の電源や各機能の解除や復
元を行うことができるという作用を有する。
【0031】請求項13に記載の発明は、請求項11記
載の発明において、制御回路に、所定時間後に開閉を行
うタイマー装置を設けたものであり、リモートコントロ
ール装置やスイッチの操作部を操作することなく、所定
時間後に電子機器の電源や各機能の開閉や切換えを行う
ことができるという作用を有する。
載の発明において、制御回路に、所定時間後に開閉を行
うタイマー装置を設けたものであり、リモートコントロ
ール装置やスイッチの操作部を操作することなく、所定
時間後に電子機器の電源や各機能の開閉や切換えを行う
ことができるという作用を有する。
【0032】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図23を用いて説明する。
〜図23を用いて説明する。
【0033】(実施の形態1)図1は本発明の第一の実
施の形態によるスイッチの断面図、図2は同分解斜視図
であり、同図において、21は絶縁樹脂製の上面開口の
箱型のスイッチケースで、このスイッチケース21の内
底面の中間部には、上方に延出した保持部21Aが形成
され、この上面に係合穴21Bが設けられている。
施の形態によるスイッチの断面図、図2は同分解斜視図
であり、同図において、21は絶縁樹脂製の上面開口の
箱型のスイッチケースで、このスイッチケース21の内
底面の中間部には、上方に延出した保持部21Aが形成
され、この上面に係合穴21Bが設けられている。
【0034】そして、スイッチケース21の内底面の左
方には、ソレノイド22が給電用の端子22Aを内底面
から下方に突出させて固定され、このソレノイド22
は、外周に端子22Aに接続された銅線等のコイル23
が巻装され、中央の挿通穴24Aに円柱状の磁性材料製
の固定鉄心25が挿通されたボビン24と、略L字状の
磁性材料製のヨーク26から構成されている。
方には、ソレノイド22が給電用の端子22Aを内底面
から下方に突出させて固定され、このソレノイド22
は、外周に端子22Aに接続された銅線等のコイル23
が巻装され、中央の挿通穴24Aに円柱状の磁性材料製
の固定鉄心25が挿通されたボビン24と、略L字状の
磁性材料製のヨーク26から構成されている。
【0035】なお、ボビン24に巻装されたコイル23
は、絶縁物によって被覆され、隣接したヨーク26とは
電気的に絶縁状態となっている。
は、絶縁物によって被覆され、隣接したヨーク26とは
電気的に絶縁状態となっている。
【0036】さらに、ヨーク26の上端に設けた凹状の
支持部26Aには、上端部27Aが固定鉄心25と接離
する略L字状の磁性材料製の可動片27が、中間部を揺
動可能に係合支持されている。
支持部26Aには、上端部27Aが固定鉄心25と接離
する略L字状の磁性材料製の可動片27が、中間部を揺
動可能に係合支持されている。
【0037】また、スイッチケース21の内底面の右方
には、接点鋲28Aを備えた自力復帰型の弾性金属薄板
製の第一可動接点28、および接点鋲29Aを備えた第
一固定接点29が所定の間隔で植設されて、第一スイッ
チ接点30が構成されている。
には、接点鋲28Aを備えた自力復帰型の弾性金属薄板
製の第一可動接点28、および接点鋲29Aを備えた第
一固定接点29が所定の間隔で植設されて、第一スイッ
チ接点30が構成されている。
【0038】そして、32は駆動体で、スイッチケース
21内に左右方向に摺動可能に収納され、第一スイッチ
接点30側に設けた突起部32Aが第一可動接点28の
上端部に当接すると共に、これと反対側の側面は第一可
動接点28の弾性力によって可動片27の下端部27B
に押し当てられ、可動片27の上端部27Aを固定鉄心
25の上端から離間させている。
21内に左右方向に摺動可能に収納され、第一スイッチ
接点30側に設けた突起部32Aが第一可動接点28の
上端部に当接すると共に、これと反対側の側面は第一可
動接点28の弾性力によって可動片27の下端部27B
に押し当てられ、可動片27の上端部27Aを固定鉄心
25の上端から離間させている。
【0039】さらに、駆動体32の上面には、従来の技
術の場合と同様のハート形のカム溝32Bや係止部32
Cが設けられ、スイッチケース21の保持部21Aの係
合穴21Bに一端が回動可能に支持された略コの字状の
ストッパーピン33が、薄板ばね34によって下方に押
圧され、他端をカム溝32Bに弾接させてロック機構部
を構成している。
術の場合と同様のハート形のカム溝32Bや係止部32
Cが設けられ、スイッチケース21の保持部21Aの係
合穴21Bに一端が回動可能に支持された略コの字状の
ストッパーピン33が、薄板ばね34によって下方に押
圧され、他端をカム溝32Bに弾接させてロック機構部
を構成している。
【0040】そして、35はスイッチケース21内に左
右方向に摺動可能に収納された絶縁樹脂製の操作体で、
右端部にスイッチケース21から突出する操作部35A
を有すると共に、下面には第一突起35Bが設けられ、
操作部35Aとスイッチケース21の間にはコイルスプ
リング36がやや撓んだ状態で装着されて、操作体35
を右方向に付勢している。
右方向に摺動可能に収納された絶縁樹脂製の操作体で、
右端部にスイッチケース21から突出する操作部35A
を有すると共に、下面には第一突起35Bが設けられ、
操作部35Aとスイッチケース21の間にはコイルスプ
リング36がやや撓んだ状態で装着されて、操作体35
を右方向に付勢している。
【0041】また、37は上記各部材を収納したスイッ
チケース21の上面開口部を覆うカバーで、ヨーク26
からの可動片27の外れ防止や、駆動体32の摺動をガ
イドするためのガイド部37Aが下面に設けられてい
る。
チケース21の上面開口部を覆うカバーで、ヨーク26
からの可動片27の外れ防止や、駆動体32の摺動をガ
イドするためのガイド部37Aが下面に設けられてい
る。
【0042】以上の構成において、外部から電気信号を
送信してスイッチを遠隔操作すると、電子機器内に配置
されたバッテリ(図示せず)等からソレノイド22の端
子22Aに電流が流れ、コイル23の周囲に磁界が形成
されて固定鉄心25に電磁力が発生するため、図3の断
面図に示すように、この電磁力によって可動片27の上
端部27Aが固定鉄心25に引き付けられ、可動片27
はヨーク26の支持部26Aに支持された中間部を支点
として反時計方向に揺動する。
送信してスイッチを遠隔操作すると、電子機器内に配置
されたバッテリ(図示せず)等からソレノイド22の端
子22Aに電流が流れ、コイル23の周囲に磁界が形成
されて固定鉄心25に電磁力が発生するため、図3の断
面図に示すように、この電磁力によって可動片27の上
端部27Aが固定鉄心25に引き付けられ、可動片27
はヨーク26の支持部26Aに支持された中間部を支点
として反時計方向に揺動する。
【0043】そして、可動片27の下端部27Bに左側
面を押圧されて駆動体32が右方向に摺動するため、右
側面の突起部32Aが第一可動接点28の上端を押圧し
て撓ませ、接点鋲28Aが第一固定接点29の接点鋲2
9Aに接触して、第一スイッチ接点30が接続状態とな
る。
面を押圧されて駆動体32が右方向に摺動するため、右
側面の突起部32Aが第一可動接点28の上端を押圧し
て撓ませ、接点鋲28Aが第一固定接点29の接点鋲2
9Aに接触して、第一スイッチ接点30が接続状態とな
る。
【0044】また、同時にストッパーピン33の先端が
駆動体32のカム溝32B内を摺動し、コイル23への
通電をやめると、図4の断面図に示すように、第一可動
接点28の弾性力によって駆動体32が左方向へ少し押
し戻され、ストッパーピン33の先端がカム溝32Bの
係止部32Cに係止することによって、駆動体32がロ
ック状態となる。
駆動体32のカム溝32B内を摺動し、コイル23への
通電をやめると、図4の断面図に示すように、第一可動
接点28の弾性力によって駆動体32が左方向へ少し押
し戻され、ストッパーピン33の先端がカム溝32Bの
係止部32Cに係止することによって、駆動体32がロ
ック状態となる。
【0045】そして、この状態から再びソレノイド22
のコイル23に電流を流すと、可動片27が揺動動作し
て駆動体32が右方向に摺動し、ストッパーピン33の
先端もカム溝32Bの係止部32Cから外れて図3の状
態となり、この後、コイル23への通電をやめると、第
一可動接点28の弾性力によって駆動体32が左方向へ
押し戻され、図1のノンロック状態の位置まで戻って、
第一可動接点28も第一固定接点29から離れ、第一ス
イッチ接点30はオフ状態となる。
のコイル23に電流を流すと、可動片27が揺動動作し
て駆動体32が右方向に摺動し、ストッパーピン33の
先端もカム溝32Bの係止部32Cから外れて図3の状
態となり、この後、コイル23への通電をやめると、第
一可動接点28の弾性力によって駆動体32が左方向へ
押し戻され、図1のノンロック状態の位置まで戻って、
第一可動接点28も第一固定接点29から離れ、第一ス
イッチ接点30はオフ状態となる。
【0046】また、以上の外部からの電気信号による遠
隔操作とは別に、図1のノンロック状態から、操作体3
5の操作部35Aを手動で左方向へ押圧操作すると、図
5の断面図に示すように、操作体35がコイルスプリン
グ36を撓めながら左方向へ摺動し、下面の第一突起3
5Bの先端が可動片27の上端部27Aの上面に当接し
て、可動片27がヨーク26の支持部26Aに支持され
た中間部を支点として反時計方向に揺動動作する。
隔操作とは別に、図1のノンロック状態から、操作体3
5の操作部35Aを手動で左方向へ押圧操作すると、図
5の断面図に示すように、操作体35がコイルスプリン
グ36を撓めながら左方向へ摺動し、下面の第一突起3
5Bの先端が可動片27の上端部27Aの上面に当接し
て、可動片27がヨーク26の支持部26Aに支持され
た中間部を支点として反時計方向に揺動動作する。
【0047】そして、可動片27の下端部27Bに左側
面を押圧された駆動体32が右方向に摺動し、右側面の
突起部32Aが第一可動接点28の上端を押圧して第一
スイッチ接点30が接続状態となり、同時に、ストッパ
ーピン33の先端が駆動体32のカム溝32B内を摺動
し、押圧操作をやめると、操作体35はコイルスプリン
グ36によって右方向へ戻るが、駆動体32はストッパ
ーピン33の先端がカム溝32Bの係止部32Cに係止
された、図4に示した場合と同様のロック状態となる。
面を押圧された駆動体32が右方向に摺動し、右側面の
突起部32Aが第一可動接点28の上端を押圧して第一
スイッチ接点30が接続状態となり、同時に、ストッパ
ーピン33の先端が駆動体32のカム溝32B内を摺動
し、押圧操作をやめると、操作体35はコイルスプリン
グ36によって右方向へ戻るが、駆動体32はストッパ
ーピン33の先端がカム溝32Bの係止部32Cに係止
された、図4に示した場合と同様のロック状態となる。
【0048】また、この状態から再び操作体35の操作
部35Aを左方向へ押圧操作すると、第一突起35Bに
よって可動片27が揺動動作して駆動体32が右方向に
摺動し、ストッパーピン33の先端もカム溝32Bの係
止部32Cから外れ、この後、押圧操作をやめると、操
作体35がコイルスプリング36によって右方向へ戻る
と共に、駆動体32が第一可動接点28の弾性力によっ
て左方向へ押し戻され、図1のノンロック状態となる。
部35Aを左方向へ押圧操作すると、第一突起35Bに
よって可動片27が揺動動作して駆動体32が右方向に
摺動し、ストッパーピン33の先端もカム溝32Bの係
止部32Cから外れ、この後、押圧操作をやめると、操
作体35がコイルスプリング36によって右方向へ戻る
と共に、駆動体32が第一可動接点28の弾性力によっ
て左方向へ押し戻され、図1のノンロック状態となる。
【0049】このように、本実施の形態によれば、ソレ
ノイド22のヨーク26に中間部が揺動可能に支持され
た可動片27によって駆動体32を駆動させて、ロック
状態とノンロック状態を繰り返し、第一スイッチ接点3
0の開閉を行うように構成されており、スイッチを外部
からの電気信号によって遠隔操作する際に、コイルスプ
リングを撓める等の余分な力を必要とせず、小形のソレ
ノイドを用いて安定した遠隔操作ができるため、簡単な
構造で、遠隔操作および手動操作が可能で、小形化が図
れるスイッチを得ることができるものである。
ノイド22のヨーク26に中間部が揺動可能に支持され
た可動片27によって駆動体32を駆動させて、ロック
状態とノンロック状態を繰り返し、第一スイッチ接点3
0の開閉を行うように構成されており、スイッチを外部
からの電気信号によって遠隔操作する際に、コイルスプ
リングを撓める等の余分な力を必要とせず、小形のソレ
ノイドを用いて安定した遠隔操作ができるため、簡単な
構造で、遠隔操作および手動操作が可能で、小形化が図
れるスイッチを得ることができるものである。
【0050】また、図6の斜視図に示すように、第一ス
イッチ接点41の第一可動接点42および第一固定接点
43に、U字状のスリット42B,43Bや切込みを設
けて、先端に接点鋲42A,43Aを備えた接片部42
C,43Cを形成し、接片部42C,43Cを開閉動作
時に撓み易い形状とすることによって、駆動体によって
第一可動接点42の接片部42Cを押圧した第一スイッ
チ接点41の開閉動作を行う際に、接片部42Cや43
Cが撓んで接点鋲42Aと43Aが回転摺動、所謂ワイ
ピングしながら開閉動作を行うため、接点同士の接触が
安定し、信頼性に優れたスイッチを得ることができる。
イッチ接点41の第一可動接点42および第一固定接点
43に、U字状のスリット42B,43Bや切込みを設
けて、先端に接点鋲42A,43Aを備えた接片部42
C,43Cを形成し、接片部42C,43Cを開閉動作
時に撓み易い形状とすることによって、駆動体によって
第一可動接点42の接片部42Cを押圧した第一スイッ
チ接点41の開閉動作を行う際に、接片部42Cや43
Cが撓んで接点鋲42Aと43Aが回転摺動、所謂ワイ
ピングしながら開閉動作を行うため、接点同士の接触が
安定し、信頼性に優れたスイッチを得ることができる。
【0051】さらに、図7の斜視図に示すように、可動
片45の中間部に切込み部45Aを設けると共に、ヨー
ク46の支持部46Aの突出部46B先端を、可動片4
5の切込み部45Aの幅よりもやや小さな幅とし、この
支持部46Aに可動片45の中間部を揺動可能に支持す
ることによって、ヨーク46からの可動片45の脱落を
防止し、ソレノイド22に可動片45を組立てた状態で
保管や搬送ができるため、スイッチ組立てを容易とし安
価なものとすることができる。
片45の中間部に切込み部45Aを設けると共に、ヨー
ク46の支持部46Aの突出部46B先端を、可動片4
5の切込み部45Aの幅よりもやや小さな幅とし、この
支持部46Aに可動片45の中間部を揺動可能に支持す
ることによって、ヨーク46からの可動片45の脱落を
防止し、ソレノイド22に可動片45を組立てた状態で
保管や搬送ができるため、スイッチ組立てを容易とし安
価なものとすることができる。
【0052】そして、図8の断面図に示すように、可動
片47のボビン24等の他の部材との当接箇所に、ゴム
材料やエラストマー、あるいは樹脂等からなる弾性体4
8を装着することによって、可動片47の揺動動作時
に、可動片47が当接するボビン24やヨーク26等と
の衝撃を弾性体48によって和らげて、衝突音を小さく
し消音化を図ったスイッチを得ることができる。
片47のボビン24等の他の部材との当接箇所に、ゴム
材料やエラストマー、あるいは樹脂等からなる弾性体4
8を装着することによって、可動片47の揺動動作時
に、可動片47が当接するボビン24やヨーク26等と
の衝撃を弾性体48によって和らげて、衝突音を小さく
し消音化を図ったスイッチを得ることができる。
【0053】(実施の形態2)図9は本発明の第二の実
施の形態によるスイッチの断面図、図10は同分解斜視
図であり、同図において、スイッチケース49内にソレ
ノイド22や駆動体32、第一スイッチ接点30等が収
納されていることは実施の形態1の場合と同様である
が、手動操作をするための操作体が取除かれ、外部から
の電気信号による遠隔操作によってのみ開閉動作を行う
ように構成されている。
施の形態によるスイッチの断面図、図10は同分解斜視
図であり、同図において、スイッチケース49内にソレ
ノイド22や駆動体32、第一スイッチ接点30等が収
納されていることは実施の形態1の場合と同様である
が、手動操作をするための操作体が取除かれ、外部から
の電気信号による遠隔操作によってのみ開閉動作を行う
ように構成されている。
【0054】すなわち、スイッチケース49の内底面の
左方には、外周にコイル23が巻装され中央に固定鉄心
25が挿通されたボビン24とヨーク26を備えたソレ
ノイド22が、給電用の端子22Aを内底面から下方に
突出させて固定され、ヨーク26の支持部26Aには、
可動片27が中間部を揺動可能に支持されていることは
実施の形態1の場合と同様である。
左方には、外周にコイル23が巻装され中央に固定鉄心
25が挿通されたボビン24とヨーク26を備えたソレ
ノイド22が、給電用の端子22Aを内底面から下方に
突出させて固定され、ヨーク26の支持部26Aには、
可動片27が中間部を揺動可能に支持されていることは
実施の形態1の場合と同様である。
【0055】また、スイッチケース49の内底面の右方
には、接点鋲28Aを備えた自力復帰型の弾性金属薄板
製の第一可動接点28、および接点鋲29Aを備えた第
一固定接点29が所定の間隔で植設されて、第一スイッ
チ接点30が構成されていることや、中央には、上面に
ハート形のカム溝32Bや係止部32Cが設けられた駆
動体32が、左右方向に摺動可能に収納されていること
も実施の形態1の場合と同様である。
には、接点鋲28Aを備えた自力復帰型の弾性金属薄板
製の第一可動接点28、および接点鋲29Aを備えた第
一固定接点29が所定の間隔で植設されて、第一スイッ
チ接点30が構成されていることや、中央には、上面に
ハート形のカム溝32Bや係止部32Cが設けられた駆
動体32が、左右方向に摺動可能に収納されていること
も実施の形態1の場合と同様である。
【0056】そして、上記各部材を収納したスイッチケ
ース49の上面開口部を、カバー50が覆って、スイッ
チが構成されている。
ース49の上面開口部を、カバー50が覆って、スイッ
チが構成されている。
【0057】以上のノンロック状態から、外部から電気
信号を送信してスイッチを遠隔操作すると、ソレノイド
22の端子22Aに電流が流れ、コイル23の周囲に磁
界が形成されて固定鉄心25に電磁力が発生するため、
図11の断面図に示すように、この電磁力によって可動
片27の上端部27Aが固定鉄心25に引き付けられ、
可動片27は中間部を支点として反時計方向に揺動す
る。
信号を送信してスイッチを遠隔操作すると、ソレノイド
22の端子22Aに電流が流れ、コイル23の周囲に磁
界が形成されて固定鉄心25に電磁力が発生するため、
図11の断面図に示すように、この電磁力によって可動
片27の上端部27Aが固定鉄心25に引き付けられ、
可動片27は中間部を支点として反時計方向に揺動す
る。
【0058】そして、可動片27の下端部27Bに左側
面を押圧されて駆動体32が右方向に摺動するため、右
側面の突起部32Aが第一可動接点28の上端を押圧し
て、第一スイッチ接点30が接続状態となり、同時に、
薄板ばね34によって押圧されたストッパーピン33の
先端が駆動体32のカム溝32B内を揺動し、コイル2
3への通電をやめると、図12の断面図に示すように、
第一可動接点28の弾性力によって駆動体32が左方向
へ少し押し戻され、ストッパーピン33の先端がカム溝
32Bの係止部32Cに係止することによって、駆動体
32がロック状態となる。
面を押圧されて駆動体32が右方向に摺動するため、右
側面の突起部32Aが第一可動接点28の上端を押圧し
て、第一スイッチ接点30が接続状態となり、同時に、
薄板ばね34によって押圧されたストッパーピン33の
先端が駆動体32のカム溝32B内を揺動し、コイル2
3への通電をやめると、図12の断面図に示すように、
第一可動接点28の弾性力によって駆動体32が左方向
へ少し押し戻され、ストッパーピン33の先端がカム溝
32Bの係止部32Cに係止することによって、駆動体
32がロック状態となる。
【0059】さらに、この状態から再びソレノイド22
のコイル23に電流を流すと、可動片27が揺動動作し
て駆動体32が右方向に摺動し、ストッパーピン33の
先端もカム溝32Bの係止部32Cから外れて図11の
状態となり、この後、コイル23への通電をやめると、
第一可動接点28の弾性力によって駆動体32が左方向
へ押し戻され、第一可動接点28も第一固定接点29か
ら離れ、図9のノンロック状態の位置まで戻って、第一
スイッチ接点30はオフ状態となる。
のコイル23に電流を流すと、可動片27が揺動動作し
て駆動体32が右方向に摺動し、ストッパーピン33の
先端もカム溝32Bの係止部32Cから外れて図11の
状態となり、この後、コイル23への通電をやめると、
第一可動接点28の弾性力によって駆動体32が左方向
へ押し戻され、第一可動接点28も第一固定接点29か
ら離れ、図9のノンロック状態の位置まで戻って、第一
スイッチ接点30はオフ状態となる。
【0060】このように、本実施の形態によれば、ソレ
ノイド22のヨーク26に中間部が揺動可能に支持され
た可動片27によって駆動体32を駆動させて、ロック
状態とノンロック状態を繰り返し、第一スイッチ接点3
0の開閉を行うように構成されており、スイッチを外部
からの電気信号によって遠隔操作する際に、コイルスプ
リングを撓める等の余分な力を必要とせず、小形のソレ
ノイドを用いて安定した遠隔操作ができるため、簡単な
構造で、小形化が図れるスイッチを得ることができるも
のである。
ノイド22のヨーク26に中間部が揺動可能に支持され
た可動片27によって駆動体32を駆動させて、ロック
状態とノンロック状態を繰り返し、第一スイッチ接点3
0の開閉を行うように構成されており、スイッチを外部
からの電気信号によって遠隔操作する際に、コイルスプ
リングを撓める等の余分な力を必要とせず、小形のソレ
ノイドを用いて安定した遠隔操作ができるため、簡単な
構造で、小形化が図れるスイッチを得ることができるも
のである。
【0061】(実施の形態3)図13は本発明の第三の
実施の形態によるスイッチの断面図であり、同図におい
て、スイッチケース51内にソレノイド22や駆動体3
2、第一スイッチ接点30、操作体52等が収納されて
いることは実施の形態1の場合と同様であるが、ソレノ
イド22の左方には、操作体52の押圧操作によって開
閉する第二スイッチ接点53が設けられている。
実施の形態によるスイッチの断面図であり、同図におい
て、スイッチケース51内にソレノイド22や駆動体3
2、第一スイッチ接点30、操作体52等が収納されて
いることは実施の形態1の場合と同様であるが、ソレノ
イド22の左方には、操作体52の押圧操作によって開
閉する第二スイッチ接点53が設けられている。
【0062】すなわち、スイッチケース51内に左右方
向に摺動可能に収納された絶縁樹脂製の操作体52は、
右端部にスイッチケース51から突出する操作部52A
を有すると共に、下面には第一突起52Bが設けられ、
操作部52Aとスイッチケース51の間にはコイルスプ
リング36がやや撓んだ状態で装着されて、操作体52
を右方向に付勢している。
向に摺動可能に収納された絶縁樹脂製の操作体52は、
右端部にスイッチケース51から突出する操作部52A
を有すると共に、下面には第一突起52Bが設けられ、
操作部52Aとスイッチケース51の間にはコイルスプ
リング36がやや撓んだ状態で装着されて、操作体52
を右方向に付勢している。
【0063】そして、操作体52の左側面には押圧部5
2Cが設けられると共に、その左方には、自力復帰型の
弾性金属薄板製の第二可動接点54、および第二固定接
点55が所定の間隔で植設されて、第二スイッチ接点5
3が構成されている。
2Cが設けられると共に、その左方には、自力復帰型の
弾性金属薄板製の第二可動接点54、および第二固定接
点55が所定の間隔で植設されて、第二スイッチ接点5
3が構成されている。
【0064】以上の構成において、図13のノンロック
状態から、操作体52の操作部52Aを手動で左方向へ
押圧操作すると、図14の断面図に示すように、操作体
52がコイルスプリング36を撓めながら左方向へ摺動
し、下面の第一突起52Bの先端が可動片27の上端部
27Aの上面に当接して、可動片27が中間部を支点と
して反時計方向に揺動動作することは実施の形態1の場
合と同様である。
状態から、操作体52の操作部52Aを手動で左方向へ
押圧操作すると、図14の断面図に示すように、操作体
52がコイルスプリング36を撓めながら左方向へ摺動
し、下面の第一突起52Bの先端が可動片27の上端部
27Aの上面に当接して、可動片27が中間部を支点と
して反時計方向に揺動動作することは実施の形態1の場
合と同様である。
【0065】そして、可動片27の下端部27Bに左側
面を押圧された駆動体32が右方向に摺動し、第一可動
接点28を押圧して第一スイッチ接点30が接続状態と
なり、同時に、ストッパーピン33の先端が駆動体32
のカム溝32B内を摺動することも実施の形態1の場合
と同様であるが、この時、操作体52左側面の押圧部5
2Cが第二可動接点54を押圧して撓ませ、第二固定接
点55に接触させて第二スイッチ接点53も接続状態と
なる。
面を押圧された駆動体32が右方向に摺動し、第一可動
接点28を押圧して第一スイッチ接点30が接続状態と
なり、同時に、ストッパーピン33の先端が駆動体32
のカム溝32B内を摺動することも実施の形態1の場合
と同様であるが、この時、操作体52左側面の押圧部5
2Cが第二可動接点54を押圧して撓ませ、第二固定接
点55に接触させて第二スイッチ接点53も接続状態と
なる。
【0066】この後、押圧操作をやめると、図15の断
面図に示すように、操作体52はコイルスプリング36
によって右方向へ戻り、押圧部52Cが第二可動接点5
4から離れて第二スイッチ接点53はオフ状態となる
が、ストッパーピン33の先端がカム溝32Bの係止部
32Cに係止され、第一スイッチ接点30が接続された
ロック状態となる。
面図に示すように、操作体52はコイルスプリング36
によって右方向へ戻り、押圧部52Cが第二可動接点5
4から離れて第二スイッチ接点53はオフ状態となる
が、ストッパーピン33の先端がカム溝32Bの係止部
32Cに係止され、第一スイッチ接点30が接続された
ロック状態となる。
【0067】また、この状態から再び操作体52の操作
部52Aを左方向へ押圧操作すると、押圧部52Cが第
二可動接点54を押圧して第二スイッチ接点53が接続
されると共に、可動片27が揺動動作して駆動体32が
右方向に摺動し、ストッパーピン33の先端もカム溝3
2Bの係止部32Cから外れる。
部52Aを左方向へ押圧操作すると、押圧部52Cが第
二可動接点54を押圧して第二スイッチ接点53が接続
されると共に、可動片27が揺動動作して駆動体32が
右方向に摺動し、ストッパーピン33の先端もカム溝3
2Bの係止部32Cから外れる。
【0068】そして、この後、押圧操作をやめると、操
作体52がコイルスプリング36によって右方向へ戻る
と共に、駆動体32が第一可動接点28の弾性力によっ
て左方向へ押し戻されて、第一スイッチ接点30がオフ
状態となり、第二スイッチ接点53もオフ状態となった
図13のノンロック状態となる。
作体52がコイルスプリング36によって右方向へ戻る
と共に、駆動体32が第一可動接点28の弾性力によっ
て左方向へ押し戻されて、第一スイッチ接点30がオフ
状態となり、第二スイッチ接点53もオフ状態となった
図13のノンロック状態となる。
【0069】なお、以上のように操作体52を手動操作
するのではなく、外部から電気信号を送信してスイッチ
を遠隔操作した場合には、ソレノイド22によって可動
片27が揺動動作し、駆動体32が摺動してロック状態
とノンロック状態を繰り返して、第一スイッチ接点30
の開閉が行われ、操作体52は摺動しないため、操作体
52の押圧操作によって開閉する第二スイッチ接点53
の開閉動作も行われない。
するのではなく、外部から電気信号を送信してスイッチ
を遠隔操作した場合には、ソレノイド22によって可動
片27が揺動動作し、駆動体32が摺動してロック状態
とノンロック状態を繰り返して、第一スイッチ接点30
の開閉が行われ、操作体52は摺動しないため、操作体
52の押圧操作によって開閉する第二スイッチ接点53
の開閉動作も行われない。
【0070】このように、本実施の形態によれば、第二
スイッチ接点53は操作体52の手動操作時のみ開閉動
作し、ソレノイド22への電気信号の印加による遠隔操
作時には動作しないため、これを用いて、操作体52の
手動操作によってのみ開閉動作させたい電子機器の各機
能を切換えたり、あるいは第二スイッチ接点53の開閉
状態を検出することにより、操作体52のロック状態と
ノンロック状態を検出したりすることが可能なスイッチ
が得られるものである。
スイッチ接点53は操作体52の手動操作時のみ開閉動
作し、ソレノイド22への電気信号の印加による遠隔操
作時には動作しないため、これを用いて、操作体52の
手動操作によってのみ開閉動作させたい電子機器の各機
能を切換えたり、あるいは第二スイッチ接点53の開閉
状態を検出することにより、操作体52のロック状態と
ノンロック状態を検出したりすることが可能なスイッチ
が得られるものである。
【0071】なお、以上の説明では、第二スイッチ接点
53の開閉タイミングについては特に説明しなかった
が、操作体52の押圧操作時に、電源の開閉を行なう第
一スイッチ接点30が動作する前に第二スイッチ接点5
3を動作させ、これを検出することによって、電源開閉
時の消音を行ったり、停電時あるいは停電復元時に電子
機器の各機能を解除したりすることもできる。
53の開閉タイミングについては特に説明しなかった
が、操作体52の押圧操作時に、電源の開閉を行なう第
一スイッチ接点30が動作する前に第二スイッチ接点5
3を動作させ、これを検出することによって、電源開閉
時の消音を行ったり、停電時あるいは停電復元時に電子
機器の各機能を解除したりすることもできる。
【0072】(実施の形態4)図16は本発明の第四の
実施の形態によるスイッチの断面図、図17は同分解斜
視図であり、同図において、スイッチケース21内にソ
レノイド60や駆動体32、第一スイッチ接点30、操
作体61等が収納されていることは実施の形態1の場合
と同様であるが、可動片62の上方には、やや湾曲した
舌片部63Aの一端がヨーク64に係止され、これを支
点として回動可能な弾性金属薄板製の速動ばね63が配
設されている。
実施の形態によるスイッチの断面図、図17は同分解斜
視図であり、同図において、スイッチケース21内にソ
レノイド60や駆動体32、第一スイッチ接点30、操
作体61等が収納されていることは実施の形態1の場合
と同様であるが、可動片62の上方には、やや湾曲した
舌片部63Aの一端がヨーク64に係止され、これを支
点として回動可能な弾性金属薄板製の速動ばね63が配
設されている。
【0073】すなわち、ヨーク64の上端に設けた凹状
の支持部64Aの中央には、上端面に略V字状の溝を有
する凸状の支点部64Bが、可動片62の中間部にはこ
の支点部64Bが挿通する角穴62Aが設けられると共
に、可動片62の上方には速動ばね63が配設され、や
や湾曲した舌片部63A先端の係合部63Bがヨーク6
4の支点部64Bに係合支持されている。
の支持部64Aの中央には、上端面に略V字状の溝を有
する凸状の支点部64Bが、可動片62の中間部にはこ
の支点部64Bが挿通する角穴62Aが設けられると共
に、可動片62の上方には速動ばね63が配設され、や
や湾曲した舌片部63A先端の係合部63Bがヨーク6
4の支点部64Bに係合支持されている。
【0074】そして、右端部にスイッチケース21から
突出する操作部61Aを有する操作体61の下面には、
略三角形の第二突起61Bが設けられ、この第二突起6
1Bが速動ばね63の舌片部63Aを撓めながら、端部
上面の摺動面63Cに弾接すると共に、速動ばね63他
端の先端部63Dは、これら各部材を収納したスイッチ
ケース21の上面開口部を覆うカバー65の下面に設け
られたガイド部65Aに当接している。
突出する操作部61Aを有する操作体61の下面には、
略三角形の第二突起61Bが設けられ、この第二突起6
1Bが速動ばね63の舌片部63Aを撓めながら、端部
上面の摺動面63Cに弾接すると共に、速動ばね63他
端の先端部63Dは、これら各部材を収納したスイッチ
ケース21の上面開口部を覆うカバー65の下面に設け
られたガイド部65Aに当接している。
【0075】以上の構成において、図16のノンロック
状態から、操作体61の操作部61Aを手動で左方向へ
押圧操作すると、操作体61がコイルスプリング36を
撓めながら左方向へ摺動し、第二突起61Bは速動ばね
63の舌片部63Aを撓めながら摺動面63Cを摺動す
る。
状態から、操作体61の操作部61Aを手動で左方向へ
押圧操作すると、操作体61がコイルスプリング36を
撓めながら左方向へ摺動し、第二突起61Bは速動ばね
63の舌片部63Aを撓めながら摺動面63Cを摺動す
る。
【0076】そして、操作体61の第二突起61Bが所
定の位置まで摺動すると、ヨーク64の支点部64Bを
支点として先端部63Dに働いていたモーメントが反転
し、速動ばね63が矢印a方向に揺動するため、図18
の断面図に示すように、これに上端部62Bを押圧され
た可動片62が中間部を支点として反時計方向に揺動動
作する。
定の位置まで摺動すると、ヨーク64の支点部64Bを
支点として先端部63Dに働いていたモーメントが反転
し、速動ばね63が矢印a方向に揺動するため、図18
の断面図に示すように、これに上端部62Bを押圧され
た可動片62が中間部を支点として反時計方向に揺動動
作する。
【0077】なお、この時、可動片62の揺動動作によ
って、駆動体32が右方向に摺動し、第一スイッチ接点
30が接続状態となることや、ストッパーピン33の先
端が駆動体32のカム溝32B内を摺動することは実施
の形態1の場合と同様である。
って、駆動体32が右方向に摺動し、第一スイッチ接点
30が接続状態となることや、ストッパーピン33の先
端が駆動体32のカム溝32B内を摺動することは実施
の形態1の場合と同様である。
【0078】この後、押圧操作をやめると、操作体61
はコイルスプリング36によって右方向へ戻り、第二突
起61Bが速動ばね63の摺動面63C上を所定の位置
まで摺動すると、先端部63Dに働いていたモーメント
が再び反転し、速動ばね63が矢印b方向に揺動する。
はコイルスプリング36によって右方向へ戻り、第二突
起61Bが速動ばね63の摺動面63C上を所定の位置
まで摺動すると、先端部63Dに働いていたモーメント
が再び反転し、速動ばね63が矢印b方向に揺動する。
【0079】そして、この時、操作体61や速動ばね6
3は元の状態に戻るが、駆動体32はロック状態となる
ため、第一スイッチ接点30は接続状態のままであり、
この後、再度操作体61の操作部61Aを押圧操作する
ことによって、駆動体32のロックが解除され、第一ス
イッチ接点30もオフ状態となった図16のノンロック
状態に戻る。
3は元の状態に戻るが、駆動体32はロック状態となる
ため、第一スイッチ接点30は接続状態のままであり、
この後、再度操作体61の操作部61Aを押圧操作する
ことによって、駆動体32のロックが解除され、第一ス
イッチ接点30もオフ状態となった図16のノンロック
状態に戻る。
【0080】このように、本実施の形態によれば、可動
片62の上方に、やや湾曲した舌片部63Aの一端がヨ
ーク64に係止されこれを支点として回動可能な速動ば
ね63を配設し、この速動ばね63を介して操作体61
によって可動片62を揺動動作させることによって、操
作体61を押圧操作した際、その操作速度に拘わらず速
動ばね63が反転して可動片62が揺動動作するため、
第一スイッチ接点30を操作体61の操作速度に直結し
ない、所謂速動で開閉させることができると共に、歯切
れの良い操作感触を得ることができるものである。
片62の上方に、やや湾曲した舌片部63Aの一端がヨ
ーク64に係止されこれを支点として回動可能な速動ば
ね63を配設し、この速動ばね63を介して操作体61
によって可動片62を揺動動作させることによって、操
作体61を押圧操作した際、その操作速度に拘わらず速
動ばね63が反転して可動片62が揺動動作するため、
第一スイッチ接点30を操作体61の操作速度に直結し
ない、所謂速動で開閉させることができると共に、歯切
れの良い操作感触を得ることができるものである。
【0081】(実施の形態5)図19は本発明の第五の
実施の形態によるソレノイドの斜視図であり、同図にお
いて、ソレノイド70が、外周にコイルが巻装され中央
に固定鉄心が挿通されたボビンと、略L字状の磁性材料
製のヨーク71から構成されていることや、ヨーク71
上端に、可動片72が中間部を揺動可能に係合支持され
ていることは実施の形態1の場合と同様であるが、可動
片72は弾性材料製の押え板73によって、ヨーク71
に揺動可能に支持されている。
実施の形態によるソレノイドの斜視図であり、同図にお
いて、ソレノイド70が、外周にコイルが巻装され中央
に固定鉄心が挿通されたボビンと、略L字状の磁性材料
製のヨーク71から構成されていることや、ヨーク71
上端に、可動片72が中間部を揺動可能に係合支持され
ていることは実施の形態1の場合と同様であるが、可動
片72は弾性材料製の押え板73によって、ヨーク71
に揺動可能に支持されている。
【0082】すなわち、弾性金属薄板を曲げ加工して形
成した押え板73はリベット等でヨーク71に固定され
ると共に、折曲部73Aが可動片72をヨーク71に揺
動可能に支持している。
成した押え板73はリベット等でヨーク71に固定され
ると共に、折曲部73Aが可動片72をヨーク71に揺
動可能に支持している。
【0083】なお、本実施の形態によるスイッチのその
他の部材や構成、動作等は実施の形態1の場合と同様で
あるため、説明を省略する。
他の部材や構成、動作等は実施の形態1の場合と同様で
あるため、説明を省略する。
【0084】このように、本実施の形態によれば、可動
片72が弾性材料製の押え板73によって、ヨーク71
に揺動可能に支持されているため、押え板73によって
可動片72を所定の位置に確実に保持できると共に、可
動片72の揺動時の位置ずれ等も低減できるものであ
る。
片72が弾性材料製の押え板73によって、ヨーク71
に揺動可能に支持されているため、押え板73によって
可動片72を所定の位置に確実に保持できると共に、可
動片72の揺動時の位置ずれ等も低減できるものであ
る。
【0085】また、図20の分解斜視図および図21の
斜視図に示すように、ソレノイドの固定鉄心75Aをヨ
ーク75と一体に形成し、これをボビン76の中央の挿
通穴76Aに挿通した後、固定鉄心75Aの上端部75
Bをかしめて固定し、これに可動片77を装着すること
によって、ソレノイドの構成部品数を減らし組立てが容
易になると共に、鉄心とヨークの接合部の電磁力の損失
を低減できるため、ソレノイドの特性をさらに安定した
ものとすることができる。
斜視図に示すように、ソレノイドの固定鉄心75Aをヨ
ーク75と一体に形成し、これをボビン76の中央の挿
通穴76Aに挿通した後、固定鉄心75Aの上端部75
Bをかしめて固定し、これに可動片77を装着すること
によって、ソレノイドの構成部品数を減らし組立てが容
易になると共に、鉄心とヨークの接合部の電磁力の損失
を低減できるため、ソレノイドの特性をさらに安定した
ものとすることができる。
【0086】(実施の形態6)図22は本発明の第六の
実施の形態による電子機器のブロック図であり、同図に
おいて、80は実施の形態1〜5で説明した電源の開閉
を行うスイッチ、81はこのスイッチ80のソレノイド
22に所定の電流を所定の時間だけ供給する制御回路、
82は制御回路81を操作する別体のリモートコントロ
ール装置(以下、リモコンと記載する)、83はこれら
を備えた電子機器である。
実施の形態による電子機器のブロック図であり、同図に
おいて、80は実施の形態1〜5で説明した電源の開閉
を行うスイッチ、81はこのスイッチ80のソレノイド
22に所定の電流を所定の時間だけ供給する制御回路、
82は制御回路81を操作する別体のリモートコントロ
ール装置(以下、リモコンと記載する)、83はこれら
を備えた電子機器である。
【0087】以上の構成において、リモコン82から電
気信号を送信して電子機器83を遠隔操作すると、制御
回路81がこの信号によって、スイッチ80のソレノイ
ド22に電流を供給し、第一スイッチ接点30が開閉動
作して、電子機器83の電源の開閉が行われる。
気信号を送信して電子機器83を遠隔操作すると、制御
回路81がこの信号によって、スイッチ80のソレノイ
ド22に電流を供給し、第一スイッチ接点30が開閉動
作して、電子機器83の電源の開閉が行われる。
【0088】また、電子機器83に装着されたスイッチ
80の操作部35Aを手動で押圧操作した場合には、実
施の形態1で説明したように、操作体35が移動して第
一スイッチ接点30を開閉動作させ、電源の開閉が行わ
れる。
80の操作部35Aを手動で押圧操作した場合には、実
施の形態1で説明したように、操作体35が移動して第
一スイッチ接点30を開閉動作させ、電源の開閉が行わ
れる。
【0089】このように、本実施の形態によれば、リモ
コン82からの電気信号による遠隔操作、あるいは手動
操作いずれによってでも、スイッチ80を動作させ、電
源の開閉が可能な使い勝手のよい電子機器を得ることが
できるものである。
コン82からの電気信号による遠隔操作、あるいは手動
操作いずれによってでも、スイッチ80を動作させ、電
源の開閉が可能な使い勝手のよい電子機器を得ることが
できるものである。
【0090】また、図23に示すように、実施の形態3
で説明した第二スイッチ接点53を設けたスイッチ85
を用いると共に、第二スイッチ接点53の開閉を検出す
る検出回路86を設け、停電時あるいは停電復元時には
スイッチ85を手動操作し、この第二スイッチ接点53
の開閉を検出回路86が検出して、制御回路81に信号
を送信することによって、電子機器の電源や各機能の解
除や復元を行うことができる。
で説明した第二スイッチ接点53を設けたスイッチ85
を用いると共に、第二スイッチ接点53の開閉を検出す
る検出回路86を設け、停電時あるいは停電復元時には
スイッチ85を手動操作し、この第二スイッチ接点53
の開閉を検出回路86が検出して、制御回路81に信号
を送信することによって、電子機器の電源や各機能の解
除や復元を行うことができる。
【0091】さらに、制御回路81に、所定時間後に開
閉を行うタイマー装置87を設けることによって、リモ
コン82やスイッチ80,85の操作部35Aを操作す
ることなく、所定時間後に電子機器83の電源や各機能
の開閉や切換えを行うことができる。
閉を行うタイマー装置87を設けることによって、リモ
コン82やスイッチ80,85の操作部35Aを操作す
ることなく、所定時間後に電子機器83の電源や各機能
の開閉や切換えを行うことができる。
【0092】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡単な構
造で、遠隔操作の際にコイルスプリングを撓める等の余
分な力を必要とせず、遠隔操作および手動操作が可能
で、小形化が図れるスイッチを得ることができるという
有利な効果が得られる。
造で、遠隔操作の際にコイルスプリングを撓める等の余
分な力を必要とせず、遠隔操作および手動操作が可能
で、小形化が図れるスイッチを得ることができるという
有利な効果が得られる。
【図1】本発明の第一の実施の形態によるスイッチの断
面図
面図
【図2】同分解斜視図
【図3】同遠隔操作時の断面図
【図4】同ロック状態の断面図
【図5】同手動操作時の断面図
【図6】同第一スイッチ接点の斜視図
【図7】同ソレノイドの斜視図
【図8】同ソレノイドの断面図
【図9】本発明の第二の実施の形態によるスイッチの断
面図
面図
【図10】同分解斜視図
【図11】同遠隔操作時の断面図
【図12】同ロック状態の断面図
【図13】本発明の第三の実施の形態によるスイッチの
断面図
断面図
【図14】同手動操作時の断面図
【図15】同ロック状態の断面図
【図16】本発明の第四の実施の形態によるスイッチの
断面図
断面図
【図17】同分解斜視図
【図18】同手動操作時の断面図
【図19】本発明の第五の実施の形態によるソレノイド
の斜視図
の斜視図
【図20】同鉄心を一体としたソレノイドの分解斜視図
【図21】同分解斜視図
【図22】本発明の第六の実施の形態による電子機器の
ブロック図
ブロック図
【図23】同検出回路を設けた電子機器のブロック図
【図24】従来のスイッチの断面図
【図25】同ロック機構部の平面図
21,49,51 スイッチケース 21A 保持部 21B 係合穴 22,60,70 ソレノイド 22A 端子 23 コイル 24,76 ボビン 24A,76A 挿通穴 25 固定鉄心 26,46,64,71 ヨーク 26A,46A,64A 支持部 27,45,47,62,72,77 可動片 27A 上端部 27B 下端部 28A,29A,42A,43A 接点鋲 28,42 第一可動接点 29,43 第一固定接点 30,41 第一スイッチ接点 32 駆動体 32A 突起部 32B カム溝 32C 係止部 33 ストッパーピン 34 薄板ばね 35,52,61 操作体 35A,52A,61A 操作部 35B,52B 第一突起 36 コイルスプリング 37,50,65 カバー 37A ガイド部 42B,43B スリット 42C,43C 接片部 45A 切込み部 46B 突出部 48 弾性体 52C 押圧部 53 第二スイッチ接点 54 第二可動接点 55 第二固定接点 61B 第二突起 62A 角穴 62B 上端部 63 速動ばね 63A 舌片部 63B 係合部 63C 摺動面 63D 先端部 64B 支点部 65A ガイド部 73 押え板 73A 折曲部 75 ヨーク 75A 固定鉄心 75B 上端部 80,85 スイッチ 81 制御回路 82 リモコン 83 電子機器 86 検出回路 87 タイマー装置
Claims (13)
- 【請求項1】 絶縁樹脂製で上面開口のスイッチケース
と、この内底面に配され、外周にコイルが巻装され中央
に鉄心が挿通したボビンおよび磁性材料製のヨークを備
えたソレノイドと、このソレノイドのヨークに中間部が
揺動可能に支持され一端が上記鉄心と接離する磁性材料
製の可動片と、この可動片の他端に係合して可動片の揺
動動作に伴って駆動され、駆動毎に交互に異なる停止位
置を自己保持するロック機構部を有する駆動体と、この
駆動体の動作によって開閉する自力復帰型の弾性可動接
点と固定接点からなる第一スイッチ接点と、上記スイッ
チケースから外方に突出する操作部を備え、この操作部
の押圧操作によって上記可動片を揺動動作させる絶縁樹
脂製の操作体と、上記各部材を収納したスイッチケース
の上面開口部を覆うカバーからなるスイッチ。 - 【請求項2】 絶縁樹脂製で上面開口のスイッチケース
と、この内底面に配され、外周にコイルが巻装され中央
に鉄心が挿通したボビンおよび磁性材料製のヨークを備
えたソレノイドと、このソレノイドのヨークに中間部が
揺動可能に支持され一端が上記鉄心と接離する磁性材料
製の可動片と、この可動片の他端に係合して可動片の揺
動動作に伴って駆動され、駆動毎に交互に異なる停止位
置を自己保持するロック機構部を有する駆動体と、この
駆動体の動作によって開閉する自力復帰型の弾性可動接
点と固定接点からなる第一スイッチ接点と、上記各部材
を収納したスイッチケースの上面開口部を覆うカバーか
らなるスイッチ。 - 【請求項3】 スイッチケース内に、操作体の押圧操作
によって開閉する、自力復帰型の弾性可動接点と固定接
点からなる第二スイッチ接点を設けた請求項1記載のス
イッチ。 - 【請求項4】 操作体の押圧操作時に、第二スイッチ接
点が動作した後に第一スイッチ接点が動作する構成とし
た請求項3記載のスイッチ。 - 【請求項5】 可動片の上方に、やや撓んだ状態の舌片
部の一端がヨークに係止されこれを支点として回動可能
な速動ばねを配設し、この速動ばねを介して操作体によ
って可動片を揺動動作させる請求項1または3、4のい
ずれか一つに記載のスイッチ。 - 【請求項6】 可動片の中間部に切込み部を設けると共
に、突出部先端が上記切込み部の幅よりもやや小さな幅
となった支持部をヨークに設け、この支持部に可動片の
中間部を揺動可能に支持した請求項1〜5のいずれか一
つに記載のスイッチ。 - 【請求項7】 可動片を弾性材料製の押え板によって、
ヨークに揺動可能に支持した請求項1〜6のいずれか一
つに記載のスイッチ。 - 【請求項8】 ソレノイドの鉄心を、ヨークと一体に形
成した請求項1〜7のいずれか一つに記載のスイッチ。 - 【請求項9】 他の部材との可動片の当接箇所に、弾性
体を装着した請求項1〜8のいずれか一つに記載のスイ
ッチ。 - 【請求項10】 第一スイッチ接点および第二スイッチ
接点の、弾性可動接点または固定接点の少なくとも一方
に所定のスリットまたは切込みを設け、開閉動作時に撓
み易い形状とした請求項1〜9のいずれか一つに記載の
スイッチ。 - 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか一つに記載
のスイッチを用いて電源の開閉を行うと共に、所定の電
流を所定の時間だけ上記スイッチのソレノイドに供給す
る制御回路と、これを操作する別体のリモートコントロ
ール装置を備えた電子機器。 - 【請求項12】 スイッチケース内に第二スイッチ接点
を有するスイッチの前記第二スイッチ接点の開閉を検出
する検出回路を設けた請求項11記載の電子機器。 - 【請求項13】 制御回路に、所定時間後に開閉を行う
タイマー装置を設けた請求項11記載の電子機器。
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