JP2003016873A - スイッチ装置 - Google Patents
スイッチ装置Info
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- JP2003016873A JP2003016873A JP2001199931A JP2001199931A JP2003016873A JP 2003016873 A JP2003016873 A JP 2003016873A JP 2001199931 A JP2001199931 A JP 2001199931A JP 2001199931 A JP2001199931 A JP 2001199931A JP 2003016873 A JP2003016873 A JP 2003016873A
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Abstract
ルの回動角度を小さくしつつ、確実に動作させる。 【解決手段】 スイッチ本体11に、可動接点44を設けた
可動片41を回動自在に備える。揺動するハンドル12に設
けたスプリング収納部56に、コイルスプリングSを収納
する。コイルスプリングSの先端部に、コの字状に屈曲
したスプリング受金61を接続する。スプリング受金61の
両側一対の腕部63の先端部に設けたガイド部64を、可動
片41の長手方向の中間部に設けたガイド当接部46に当接
する。スプリング受金61のスプリング嵌合部65に、コイ
ルスプリングSを嵌合する。
Description
を備えたスイッチ装置に関する。
0号公報に記載されたスイッチ装置が知られている。こ
のようなスイッチ装置は、スイッチ本体と、このスイッ
チ本体の正面側に揺動自在に支持されたハンドルとを備
えている。そして、スイッチ本体には、配線が電気的及
び機械的に接続される接続端子が収納されるとともに、
この接続端子には、固定接点が設けられている。さら
に、スイッチ本体には、背面側の端部を支点として回動
する可動片が配置され、この可動片の回動に伴い、可動
片に設けた可動接点が固定接点に接離され、接点が開閉
される。また、ハンドルの背面側には、背面を開口した
スプリング収納部が設けられ、このスプリング収納部
に、コイルスプリングが収納されている。そして、この
コイルスプリングの背面側の端部が、直接あるいは背面
側の端部に取り付けたはとめ部を介して、可動片の正面
側の端部に係合しており、ハンドルを揺動操作すること
により、コイルスプリングが全体的に撓みながら可動片
の正面側の端部を前後に押動し、操作時には適度な操作
感を生成するとともに、操作後は可動片を押圧して位置
を保持するようになっている。
正面に面積の大きいスイッチカバーを取り付け、外観や
操作性を向上する構成が知られている。そして、このよ
うな構成では、ハンドルの回動角は小さく設定すること
が求められている。
ーを取り付ける構成では、可動片の回動角などが小さく
なり、各部の移動量、例えば可動片とコイルスプリング
の軸芯との接続部分がなす角度をθとした場合のsin
θが小さくなるため、円滑な動作を確保するためには、
各部品の工作精度などを高める必要があり、製造コスト
が上昇する問題を有している。一方、上記のsinθを
大きくするために、可動片の寸法を大きくする構成が考
えられるが、スイッチ装置が大型化する問題を有してい
る。
ので、大型化や製造コストの上昇を回避しつつ、安定し
た操作が可能なスイッチ装置を提供することを目的とす
る。
装置は、スイッチ本体と;スイッチ本体の正面側に揺動
可能に支持されたハンドルと;このハンドルの背面側に
設けられたスプリング収納部と;このスプリング収納部
に正面背面方向に伸縮可能に収納されたスプリングと;
このスプリングの背面側の端部に取り付けられる基部、
基部から背面側に突設された腕部、及び腕部の先端部に
位置するガイド部を設けたスプリング受金と;正面背面
方向を長手方向としてスイッチ本体内に収納され、背面
側の端部がスイッチ本体に回動可能に支持されるととも
に、長手方向の中間部にガイド部に当接するガイド当接
部を設けた可動片と;少なくとも一部がガイド当接部よ
り正面側に位置して可動片に設けられた可動接点と;ス
イッチ本体内に設けられ、可動接点が接離される本体側
接点と;を具備したものである。
ることにより、スプリング及びスプリング受金を介して
可動片が押動され、接点が接離される。可動片は、長手
方向の中間部に設けたガイド当接部が、スプリング受金
の腕部の先端部に設けたガイド部に当接して押動される
ため、ハンドルの動作を可動片に効率良く確実に伝える
ことが可能になり、ハンドルの可動角度を小さく設定す
ることが可能になる。また、可動接点は、少なくとも一
部がガイド当接部より正面側に位置して可動片に設けた
ため、ハンドルの回動角に対して接点の移動量が大きく
確保され、接点の開閉が確実になる。
記載のスイッチ装置において、スプリング受金は、基部
の縁部から背面側に突設された一対の腕部を備えた略コ
の字状をなすものである。
度が小さく設定された場合にも、ハンドルの動作を可動
片に確実に伝え、少なくとも一部がガイド当接部より正
面側に位置して可動片に設けられた可動接点を本体側接
点に接離させ、接点を確実に開閉する構成が容易に実現
される。
または2記載のスイッチ装置において、スプリングは、
コイルスプリングであり、スプリング受金の基部には、
コイルスプリングの背面側の端部に嵌合するスプリング
嵌合部が設けられたものである。
がスプリング受金に効率良く伝えられ、ハンドルの動作
が可動片に効率良く伝わり、接点の開閉が確実になり安
定する。また、部品の仮固定が可能になり、組立作業が
容易になる。
ないし3いずれか一記載のスイッチ装置において、外側
からハンドルを挿入可能にスイッチ本体に設けられた開
口部と;ハンドル及びスイッチ本体の一方に設けられた
係合受部と;ハンドル及びスイッチ本体の他方に設けら
れ係合受部に係合する弾性的に変形可能な係合部と;を
具備したものである。
口部に外側からハンドルを挿入することにより、係合部
と係合受部とが係合し、ハンドルが揺動可能に支持され
る。ハンドルがスイッチ本体に支持されるため、回動角
度の規定が容易に正確になる。また、ハンドルをスイッ
チ本体の開口部の内側から組み付ける構成に比べて、開
口部の内側の開口を小さく設定することが可能になり、
開口部の内側の部品が開口部の周辺部分で安定して保持
される。一方、開口部の外側の開口を大きく設定するこ
とが可能になり、ハンドルの操作性が容易に良好にな
る。
記載のスイッチ装置において、スイッチ本体は、正面側
にケース開口部を設けたケース体と、ケース開口部を覆
うカバーとを備え、開口部は、ケース開口部に連通して
カバーに設けられたものである。
外側からハンドルを挿入することにより、係合部と係合
受部とが係合し、ハンドルがカバーに揺動可能に支持さ
れる。ハンドルがカバーに支持されるため、回動角度の
規定が容易に正確になる。また、ハンドルをカバーの開
口部の内側から組み付ける構成に比べて、開口部の内側
の開口を小さく設定することが可能になり、開口部の内
側の部品が開口部の周辺部分で安定して保持される。一
方、開口部の外側の開口を大きく設定することが可能に
なり、ハンドルの操作性が容易に良好になる。
実施の形態を図面を参照して説明する。
態を示す断面図、図2は同上スイッチ装置の背面図、図
3は同上スイッチ装置のハンドル及びカバーを示す分解
状態の断面図、図4は同上スイッチ装置の一部を示す側
面図、図5は同上スイッチ装置の一部を示す分解斜視
図、図6は同上スイッチ装置の一部を拡大した断面図、
図7は同上スイッチ装置のスプリング受金を示す平面図
である。
で、このスイッチ装置10は、いわゆるタンブラスイッチ
(接点部反転構造スイッチ)であり、図示しない金属製の
枠状のサポートに取り付けられ、このサポートを、造営
材としての壁板に開口形成した開口部に、押え金具ある
いは配線ボックスなどを用いて取り付け、さらに、室内
側を取付プレート及びスイッチカバーで覆って、配線装
置である片切スイッチが構成されている。
本体11と、このスイッチ本体11の正面側としての上側に
揺動自在に支持された操作体であるハンドル12とを備え
ている。なお、以下、正面側を上側(図1に示す矢印X
方向)、背面側を下側、これら正面背面方向に直交する
スイッチ本体11の長手方向を前側(図1及び図2に示す
矢印Y方向)及び後側、スイッチ本体11の幅方向を一側
方向(図2に示す矢印Z方向)及び他側方向として説明す
る。そして、スイッチ本体11は、上側をケース開口部14
aとして開口した白色の合成樹脂製の略箱状のケース体1
4と、このケース体14の上側を覆う図1及び図3に示す
白色の合成樹脂製のカバー15とを備え、これらケース体
14とカバー15とがステンレスなどの金属製の前後一対の
止金具16をかしめて固定され、内部に金具収納部17が形
成されている。
線挿入口21と、2個のリリース孔22とが形成されてい
る。そして、電線挿入口21の内側には、それぞれ板ばね
を屈曲した鎖状金具24が配置されているとともに、リリ
ース孔22の内側には、それぞれ合成樹脂にて形成された
リリース体(リリースボタン)25が上下に進退可能に配
置されている。また、後側に位置する2個の鎖状金具24
には、共通端子26が組み合わされて接続され、前側に位
置する2個の鎖状金具24には、それぞれ負荷端子である
端子としての第1の端子27が接続されている。そこで、
後側に位置する電線挿入口21に挿入された電線は、鎖状
金具24と共通端子26との間に挟持され鎖状接続されると
ともに電気的に接続される。また、前側に位置する電線
挿入口21に挿入された電線は、鎖状金具24と第1の端子
27との間に挟持され鎖状接続されるとともに電気的に接
続される。また、リリース孔22にマイナスドライバなど
の治具を挿入してリリース体25を押動し、鎖状金具24を
変形させることにより、鎖状接続を解除して接続した電
線を取り外しできる。
の略中央部に延設されるとともに、上側に向かって拡開
する略V字状に屈曲されて、可動片軸受部31が形成され
ている。また、第1の端子27は、可動片軸受部31の上方
に延設され、かつ、上方に向かって若干傾斜した第1の
固定接点受部27bが形成されている。そして、この第1
の固定接点受部27bに、本体側接点としての固定接点33
が取り付けられている。
ある可動片41が配置されている。そして、この可動片41
は、図1、図4、及び図5に示すように、導電性を有す
る金属板からなる平板状の可動片本体42と、この可動片
本体42の長手方向の中間部にかしめなどして突出して取
り付けられた円板状の可動接点44とを備えている。そし
て、可動片本体42は、水平な端縁部である下端部に、基
端部45が形成されているとともに、長手方向の中間部
に、基端部45に向かって幅寸法が大きくなる両側一対の
ガイド当接部46が形成されている。また、基端部45は、
片面あるいは両面のつぶし加工により、中央部分よりも
薄く形成されている。さらに、可動接点44は、少なくと
も一部がガイド当接部46同士を結ぶ線よりも上側に位置
するように配置されている。
部31の谷部に基端部45を当接し、この基端部45を支点と
して回動可能に支持され、この可動片本体42の回動によ
り、可動接点44が固定接点33に当接してスイッチが閉じ
られ、第1の端子27と共通端子26とが電気的に接続さ
れ、あるいは、可動接点44と固定接点33とが離間して、
スイッチが開かれるようになっている。
及び図3に示すように、下面をケース開口部14aに連通
するように開口した略箱状をなし、さらに、上面には、
下面の開口よりも前後方向及び幅方向に寸法の小さい開
口部49が形成されている。また、この開口部49は、前後
方向について、下側すなわち金具収納部17の内側に向か
う側よりも、上側すなわち外側に向かう側の方が、階段
状などに拡開して、幅寸法が大きく形成され、外側に向
かうハンドル規制部49aと、内側に向かう部品押さえ部4
9bとが形成されている。さらに、開口部49は、長手方向
の中央部に位置し、幅方向の両側の縁部について、上側
に向かって幅寸法の小さくなる三角状の係合部50が形成
されている。
一体に形成されたハンドル本体51を備え、このハンドル
本体51は、中央に位置する軸部52と、この軸部52の前後
に位置する一対の操作部53と、これら操作部53と軸部52
とを連結する連結部54とを備えている。また操作部53に
は、それぞれ金属製のハンドル受55が取り付けられてい
る。
軸方向とし、上面を閉じ、下面を開口した円柱状のスプ
リング収納部56が開口形成されている。そして、このス
プリング収納部56は、スプリング本体収納部56aと、こ
のスプリング本体収納部56aの下側に拡径して連結する
受金収納部56bとを備えている。また、スプリング本体
収納部56aの上端部には、位置決め突部56cが設けられて
いる。
部である舌片状の爪部58が形成されている。そして、こ
の爪部58は、下端部が軸部52に一体に形成されていると
ともに、軸部52から若干離間する方向に傾斜した状態
で、上側に突設されている。さらに、この爪部58は、上
側に向かって前後方向の寸法が小さくなる弾性変形可能
な三角板状をなし、先端部すなわち上端部は、係合受部
59となっている。そして、これら爪部58の部分の幅寸法
は、カバー15の開口部49の幅寸法よりも大きく形成され
ている。
口部49に上側から圧入すると、両側の爪部58が弾性的に
変形しながら、開口部49の縁部を通過し、通過後に爪部
58が復帰変形した状態で、係合受部59が係合部50に係合
して抜け止めされ、この係合部分を両側方向を軸方向と
する回転軸として、ハンドル12がカバー15に揺動可能に
支持される。さらに、ハンドル12をカバー15に取り付け
た状態で、カバー15のハンドル規制部49aにより、カバ
ー15の揺動範囲すなわち回動する角度が規制されてい
る。
てスプリング本体収納部56aに、スプリングとしてのコ
イルスプリングSが収納されている。そして、このコイ
ルスプリングSは、弾性的に変形可能な金属線を巻回し
たスプリングで、軸方向に弾性的に伸縮するとともに、
軸方向から傾斜する方向にも弾性的に変形可能な弾性体
を構成している。そして、このコイルスプリングSは、
接点部の反転機構を構成し、また、接点部の接触力を発
生させている。また、スプリング収納部56の内径は、コ
イルスプリングSの外径と同等か若干小さく形成され、
コイルスプリングSをスプリング収納部56に挿入するこ
とにより、コイルスプリングSがハンドル12に仮固着さ
れるようになっている。なお、このスプリング収納部56
の内部には、コイルスプリングSを仮固着するためのリ
ブなどを設けることもできる。
は、スプリング受金61が装着され、スプリング収納部56
の受金収納部56bに一部が収納されガイドされている。
このスプリング受金61は、図1、図4ないし図7に示す
ように、1枚の金属板を折曲などして略コの字状に形成
され、略矩形板状の基部62と、この基部62の両側部から
折曲された両側一対の腕部63とを備えている。そして、
各腕部63は、下側となる先端側に向かって直線状にある
いは角部を介して幅寸法が小さくなり、先端部には、三
角状あるいはU字状などの溝状の切欠部であるガイド部
64が形成されている。なお、図1には、各腕部63が先端
側に向かって角部を介して幅寸法が小さくなる構成を示
し、図4及び図5には、各腕部63が先端側に向かって直
線状に幅寸法が小さくなる構成を示している。そして、
これら両側のガイド部64に、可動片41の両側のガイド当
接部46が当接あるいは係合して押し下げられ、また、こ
の状態で、両側のガイド部64間に可動接点44が位置する
ようになっている。さらに、基部62には、上側に向か
い、例えばバーリング加工により、上側に円筒状に突出
する仮固着用のスプリング嵌合部(スプリングガイド)65
が形成されている。そして、このスプリング嵌合部65の
外径は、コイルスプリングSの内径よりも若干大きく、
コイルスプリングSの下端部が嵌合し、保持されるよう
になっている。
程は、まず、ハンドル12にハンドル受55を取り付け、次
いで、このハンドル12をカバー15の開口部49に上側から
押し込み、所定範囲で回動可能に軸支する。次いで、こ
のようにハンドル12を取り付けたカバー15を裏返し、コ
イルスプリングSをスプリング本体収納部56aに押し込
んで仮固着する。さらに、このコイルスプリングSの先
端部に、スプリング嵌合部65を押し込んで嵌合し、スプ
リング受金61を仮固着する。
ース体25、共通端子26、負荷端子である第1の端子27を
組み込み、さらに、可動片41を組み込む。
64を、可動片41のガイド当接部46に当接させつつ、カバ
ー15をケース体14に組合せ、一対の止金具16で固定し
て、スイッチ装置10の組み立てが完成する。
サポートに取り付け、配線ボックスなどを用いて壁面に
取り付け、さらに、室内側を取付プレート及びスイッチ
カバーで覆って、片切スイッチが構成される。
ドル12の操作部53を押動し、ハンドル12を揺動させるこ
とにより、コイルスプリングS及びスプリング受金61を
介して可動片41を押動して回動させ、固定接点33に可動
接点44を接離させ、回路を開閉するようになっている。
よれば、トグルスイッチの開閉機構部について、ハンド
ル12と可動片41とをコイルスプリングSで接続し、この
コイルスプリングSにより、可動片41に接触圧力と可動
片41の位置保持のための荷重を発生する構成であって、
可動片41とコイルスプリングSとを接続するスプリング
受金61を備え、このスプリング受金61は、略コの字状に
成形し、コの字の開口側に可動片41と接続する溝状のガ
イド部64を設け、可動片41の可動接点44をまたぐ構造と
したため、可動片41の長手方向とスプリング受金61すな
わちハンドル12の軸方向とのなす角をθとした場合のs
inθを大きく確保でき、可動片41の可動接点44の移動
距離を大きく確保できる。また、このスプリング受金61
は、少なくとも一部をハンドル12のスプリング収納部56
の受金収納部56bに収納する構成としたため、ハンドル1
2の動作をスプリング受金61に確実に伝え、このスプリ
ング受金61を介して、ハンドル12の動作を可動片41に遊
びなく効率良く確実に伝えることができる。
実に可動片41に伝えることができるとともに、ハンドル
12の小さな動きで可動片41の可動接点44を大きく動か
し、いわゆる接点ギャップ及び接点フォローを大きく確
保できるため、可動角度の小さい大形のスイッチカバー
(いわゆるワイドスイッチ)などでも、確実に動作する
スイッチを提供できる。例えば、従来スイッチは9°〜
10°の回転角であったが、4°の回転角で確実に動作
させることができる。そして、必要以上に加工精度を高
める必要がなく、製造コストを低減できるとともに、可
動片41などの大型化の必要もなく、スイッチ装置10の大
型化も回避できる。
61は、コの字の開口の逆側にコイルスプリングSに接続
する接続部であるスプリング嵌合部65を設けたため、コ
イルスプリングSとスプリング受金61とを仮固着でき、
組み立て作業を容易にできる。さらに、ハンドル12のス
プリング収納部56にコイルスプリングSを嵌め込んで、
ハンドル12とコイルスプリングSとを仮固着でき、組み
立て作業を容易にできる。すなわち、カバー15のケース
体14への組み込み時には、ハンドル12、コイルスプリン
グS、及びスプリング受金61を仮固着機構により一体化
でき、組立作業を容易にして、製造コストを低減でき
る。
グ嵌合部65によりコイルスプリングSと遊びなく連結さ
れ、ガイド部64により可動片41に遊びなく連結されるこ
とにより、はとめなどを用いる構成に比べても、力を効
率良く安定して伝えることができる。そこで、可動片41
の動きに対してハンドル12の反転角を小さく設定でき、
ハンドル12の動き(反転角度)に対し、いわゆる接点ギャ
ップや接点フォローを大きく確保することができる。
したため、樹脂製の部材に比べ、接点の開閉による反転
動作を繰り返しても、摩耗しにくく、長期にわたり初期
特性を維持し、一定の性能を確保できる。
弾性変形可能な材料で形成し、バネ性を有する爪部(支
点部)58を設け、可動片41などの内部の部品であるスイ
ッチメカなどを押さえるカバー15の露出する側である上
面より押し込み、スイッチメカと連結されるとともに、
カバー15に設けた段差である係合受部59に係合して抜け
止め可能として、ハンドル12をカバー15の上面から装着
できるハンドル構造とした。この点、従来のように、カ
バーの下側からハンドルを組み付ける構成では、組立後
はスプリングなどのバネ荷重によりハンドルをカバーに
押し付けて安定した組み立て状態が保たれるものの、組
立の過程でハンドルを可動片に接合する前においては、
ハンドルを支える構成がなく、ハンドルがカバーから分
解しやすい傾向を有していた。また、カバーに対してハ
ンドルを下方から挿入するために、ハンドルの投影面の
最大長さ以上のカバー下面の開口面積が必要になり、ス
イッチ内部への異物の混入や、スイッチ内部の部品の固
定に対する制約が生じている。これに対して本実施の形
態によれば、ハンドル12の動作範囲を、カバー15とハン
ドル12のみで規制できるため、スイッチメカのばらつき
によるハンドル12の回動角度のずれを抑制できるととも
に、仮組み立てが可能であり、組立工程を簡略化して、
製造コストを低減できる。また、カバー15の開口部49
は、ハンドル12が挿入される上面側のみ大きくすればよ
く、下面側の開口は小さく設定できる。そこで、このカ
バー15の開口部49の下面側に大きく部品押さえ部49bを
設定でき、端子などの部品をカバー15で安定して固定で
きる。また、部品を押さえる別部材も不要になり、製造
コストの低減が可能になる。さらに、開口部49からの異
物の混入も抑制できる。また、ハンドル12の支点となる
係合受部59は、ハンドル本体51と一体に舌片状に形成し
た爪部58に設け、この爪部58の弾性を利用して係合する
ことにより、構造を簡略化し、製造コストを低減でき
る。さらに、ケース体14やカバー15より大きいハンドル
12を備え、操作性を向上することも可能になる。また、
開口部49の下部の開口寸法を、ハンドル12の投影面積よ
りも小さく形成しておくことにより、ハンドル12をカバ
ー15に押し込む際には、ハンドル12の下側に向かう挿入
位置を規制でき、ハンドル12に対する下側のスイッチ機
構からの荷重を抑制しつつ回転自在に支持でき、ハンド
ル12の動作を円滑にできるとともに、機械的強度を向上
できる。
は、ハンドル本体51とは別体の部品で構成し、取り付け
ることもできる。
ボックスなどに取り付けて使用する埋込スイッチの他、
壁や造営材などに直接に木ねじなどを用いて取り付ける
露出スイッチに適用することもできる。
り切りをおこなう片切スイッチの他、可動接点を挟んで
相対向する一対の固定端子を備え、導通の切り替えを行
う3路スイッチに適用することもできる。
ハンドルを操作することにより、スプリング及びスプリ
ング受金を介して可動片を押動し、接点を接離できる。
可動片は、長手方向の中間部に設けたガイド当接部が、
スプリング受金の腕部の先端部に設けたガイド部に当接
して押動されるため、ハンドルの動作を可動片に効率良
く確実に伝えることができ、ハンドルの可動角度を小さ
く設定できる。また、可動接点は、少なくとも一部がガ
イド当接部より正面側に位置して可動片に設けたため、
ハンドルの回動角に対して接点の移動量を大きく確保で
き、接点の開閉を確実にできる。
求項1記載の効果に加え、スプリング受金は、基部の縁
部から背面側に突設された一対の腕部を備えた略コの字
状をなすため、ハンドルの可動角度が小さく設定された
場合にも、ハンドルの動作を可動片に確実に伝え、少な
くとも一部がガイド当接部より正面側に位置して可動片
に設けられた可動接点を本体側接点に接離させ、接点を
確実に開閉する構成を容易に実現できる。
求項1または2記載の効果に加え、スプリングは、コイ
ルスプリングであり、スプリング受金の基部には、コイ
ルスプリングの背面側の端部に嵌合するスプリング嵌合
部が設けられたため、スプリングの動作をスプリング受
金に効率良く伝え、ハンドルの動作を可動片に効率良く
伝えて、接点の開閉を確実に安定させることができる。
また、部品を仮固定でき、組立作業を容易にできる。
求項1ないし3いずれか一記載の効果に加え、スイッチ
本体の開口部に外側からハンドルを挿入することによ
り、係合部と係合受部とが係合し、ハンドルを揺動可能
に支持できる。ハンドルがスイッチ本体に支持されるた
め、回動角度の規定を容易に正確にできる。また、ハン
ドルをスイッチ本体の開口部の内側から組み付ける構成
に比べて、開口部の内側の開口を小さく設定でき、開口
部の内側の部品を開口部の周辺部分で安定して保持でき
る。一方、開口部の外側の開口を大きく設定でき、ハン
ドルの操作性を容易に良好にできる。
求項4記載の効果に加え、カバーの開口部に外側からハ
ンドルを挿入することにより、係合部と係合受部とが係
合し、ハンドルをカバーに揺動可能に支持できる。ハン
ドルがカバーに支持されるため、回動角度の規定を容易
に正確にできる。また、ハンドルをカバーの開口部の内
側から組み付ける構成に比べて、開口部の内側の開口を
小さく設定でき、開口部の内側の部品を開口部の周辺部
分で安定して保持できる。一方、開口部の外側の開口を
大きく設定でき、ハンドルの操作性を容易に良好にでき
る。
面図である。
分解状態の断面図である。
る。
る。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 スイッチ本体と;スイッチ本体の正面側
に揺動可能に支持されたハンドルと;このハンドルの背
面側に設けられたスプリング収納部と;このスプリング
収納部に正面背面方向に伸縮可能に収納されたスプリン
グと;このスプリングの背面側の端部に取り付けられる
基部、基部から背面側に突設された腕部、及び腕部の先
端部に位置するガイド部を設けたスプリング受金と;正
面背面方向を長手方向としてスイッチ本体内に収納さ
れ、背面側の端部がスイッチ本体に回動可能に支持され
るとともに、長手方向の中間部にガイド部に当接するガ
イド当接部を設けた可動片と;少なくとも一部がガイド
当接部より正面側に位置して可動片に設けられた可動接
点と;スイッチ本体内に設けられ、可動接点が接離され
る本体側接点と;を具備したことを特徴とするスイッチ
装置。 - 【請求項2】 スプリング受金は、基部の縁部から背面
側に突設された一対の腕部を備えた略コの字状をなすこ
とを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。 - 【請求項3】 スプリングは、コイルスプリングであ
り、 スプリング受金の基部には、コイルスプリングの背面側
の端部に嵌合するスプリング嵌合部が設けられたことを
特徴とする請求項1または2記載のスイッチ装置。 - 【請求項4】 外側からハンドルを挿入可能にスイッチ
本体に設けられた開口部と;ハンドル及びスイッチ本体
の一方に設けられた係合受部と;ハンドル及びスイッチ
本体の他方に設けられ係合受部に係合する弾性的に変形
可能な係合部と;を具備したことを特徴とする請求項1
ないし3いずれか一記載のスイッチ装置。 - 【請求項5】 スイッチ本体は、正面側にケース開口部
を設けたケース体と、ケース開口部を覆うカバーとを備
え、 開口部は、ケース開口部に連通してカバーに設けられた
ことを特徴とする請求項4記載のスイッチ装置。
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