JP2000269662A - 開閉蓋の取り付け構造及びそれに使用する支持軸構造並びに開閉蓋構造 - Google Patents

開閉蓋の取り付け構造及びそれに使用する支持軸構造並びに開閉蓋構造

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JP2000269662A
JP2000269662A JP11076623A JP7662399A JP2000269662A JP 2000269662 A JP2000269662 A JP 2000269662A JP 11076623 A JP11076623 A JP 11076623A JP 7662399 A JP7662399 A JP 7662399A JP 2000269662 A JP2000269662 A JP 2000269662A
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Rina Satou
里奈 佐藤
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器の操作面を開閉する開閉蓋のガタ付
きを効果的に防止して操作感を向上させる開閉蓋の取り
付け構造及びそれに使用する支持軸構造並びに開閉蓋構
造を提供する。 【解決手段】 操作面10aを有したフロントケース1
0を備え、このフロントケース10の一端に延在するカ
ムアーム22及び軸アーム23により回転可能に枢支し
て操作面10aを開閉する薄板状の開閉蓋20を設け、
この開閉蓋20のカムアーム22を軸支してフロントケ
ース10に固定するとともに開閉蓋20の開閉動作を付
勢するカム部材12と、フロントケース10と嵌合する
スペーサ14により固定して軸アーム23を軸支する軸
部材13とを備え、開閉蓋20のカムアーム22及び軸
アーム23に突起部を設けてカム部材12と軸部材13
との先端に当接させて両端を支持することでガタ付きを
防止するように設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉蓋の取り付け
構造及びそれに使用する支持軸構造並びに開閉蓋構造に
係り、より詳細には電子機器の操作面を開閉する開閉蓋
の取り付け構造及びそれに使用する支持軸構造並びに開
閉蓋構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器は、種々の機能が付加さ
れて多機能化することにより所定の操作面に種々の操作
ボタンを配置して操作性を向上している。このような種
々の操作ボタンは、未使用時に外部からの押し圧により
押されて所定の機能が動作してしまうという不具合があ
った。そこで、電子機器のケースには、未使用時に操作
ボタンが押されないように開閉蓋を設けており、使用時
に開閉蓋を開いて操作するように形成していた。特に、
例えば、PHS電話機、携帯電話機などの移動体通信端
末では、携帯中に外部から頻繁に押し圧を受けるため、
前述した開閉蓋を設けることで操作ボタンが押されるこ
とを効果的に防止していた。
【0003】ここで、開閉蓋は、電子機器のケースに固
定したカム部材に軸支する開閉蓋の取り付け構造を備え
ている。この従来の開閉蓋の取り付け構造は、カム部材
により開閉蓋が電子機器の操作面を常に閉塞するように
付勢するとともに、開閉蓋を所定位置まで開いた際にカ
ム部材が閉塞方向の付勢を開く方向の付勢に切り替える
ように形成されている。図15は、このようなPHS電
話機に採用した従来の開閉蓋の取り付け構造及びそれに
使用する支持軸構造並びに開閉蓋構造を示す斜視図であ
る。また、図16は、図15に示したL部の内部構造を
示す分解斜視図である。また、図17は、図16に示し
たM部の詳細を示す拡大図である。
【0004】図15に示すように、PHS電話機に採用
した従来の開閉蓋の取り付け構造及びそれに使用する支
持軸構造並びに開閉蓋構造は、PHS電話機の本体を形
成するリアケース40とフロントケース50とを備える
ケース60を設け、フロントケース50に形成した操作
面50a(テンキー面)の一端に回動可能に軸支された
開閉蓋70を備えている。
【0005】ここで、フロントケース50は、図16に
示すように、凹状に形成された内部に回路基板80を収
納できるように形成している。また、フロントケース5
0には、端部から凸状に突出する凸部50fを一体に形
成している。この凸部50fには、平行する両側面に開
口するカム穴50dと軸穴50cとが形成されている。
また、凸部50fは、カム穴50dと軸穴50cとを形
成した両側面と直交する端面に充電穴50eを形成して
いる。また、凸部50fには、カム穴50dと軸穴50
cとを形成した内側を各々仕切るようにリブ50bを一
体に形成している。
【0006】また、回路基板80には、一端の2箇所に
充電端子82が半田付けされている。この充電端子82
は、薄板状に形成されて垂直に屈曲させた押え面82a
及び充電面82bを一体に形成している。そして、充電
端子82は、フロントケース50の凸部50fのリブ5
0b内に配置され、充電面82bを充電穴50eから露
出させるとともに、押え面82aがカム穴50dと軸穴
50cとに平行するように配置される。
【0007】また、このような従来の開閉蓋の取り付け
構造に使用する支持軸構造は、フロントケース50のカ
ム穴50dにカム部材52を装着し、このカム部材52
の一端を押え面82aにより支持している。これと同様
に、フロントケース50の軸穴50cには、軸部材53
が装着されて一端を押え面82aにより支持されてい
る。従って、凸部50fの平行する両側面からは、各々
カム部材52と軸部材53とが突出するように配置され
ている。そして、このカム部材52と軸部材53とに
は、薄板状に形成された開閉蓋70が回動可能に軸支さ
れる。
【0008】この従来の開閉蓋の取り付け構造に使用す
る開閉蓋70の構造は、薄板状に形成された一端の両側
から延在するカムアーム72と軸アーム73とを一体に
形成している。
【0009】ここで、カムアーム72は、略円筒状に形
成されて内側に開口するカム挿入穴72aを形成してカ
ム部材52を挿入するとともに、封止部材76により固
定できるように形成している。また、カム部材52は、
薄板状の板金をL字状に屈曲させた金具部52cと、こ
の金具部52cの所定面から垂直に延在して図16に示
した幅P、Qを備えた略楕円状の本体部52bと、この
本体部52bの中心部に回転軸52aとを備えている。
従って、カム部材52には、カムアーム72を封止部材
76により回転軸52aに軸支して開閉蓋70を回転可
能にする。そして、カムアーム72には、両側から中心
に向って付勢する板バネ74と、リング状のワッシャ7
5とを介在させて開閉蓋70と一体になって回転するよ
うに形成している。また、開閉蓋70は、前述したよう
に、カムアーム72のカム挿入穴72aにカム部材52
の本体部52bを挿入し、板バネ74が本体部52b外
周を回転するように配置している。これにより回転する
開閉蓋70のカムアーム72は、本体部52bの幅Pの
位置で板バネ74により回転動作が付勢される。また、
カム部材52の本体部52bは、摩擦及び磨耗が少ない
ポリアセタール(POM)などの材質により形成されて
いる。
【0010】一方、軸アーム73には、内側に開口する
軸挿入穴73aを形成して略円筒状に形成されている。
この軸挿入穴73aには、カム部材52の本体部52b
と同様に、ポリアセタールなどの材質からなり凸部50
fの側面から突出する軸部材53を挿入している。ここ
で、凸部50fに開閉蓋70を装着する場合、まず、フ
ロントケース50の凸部50fに開閉蓋70を嵌合させ
て、カム挿入穴72aと軸挿入穴73aとをカム穴50
d及び軸穴50cの位置に配置する。そして、フロント
ケース50の内側からカム穴50dにカム部材52を挿
入し、フロントケース50の外側から板バネ74とワッ
シャ75とを組み込んで封止部材76により固定する。
次に、フロントケース50の内側から軸穴50cに軸部
材53を挿入する。そして、フロントケース50に回路
基板80を組み込むことにより、充電端子82の押え面
82aが軸部材53とカム部材52とを凸部50fの両
側面から突出する方向に位置決めする。このように開閉
蓋70は、凸部50fの両側面から突出するカム部材5
2と軸部材53とをカム穴50d及び軸穴50cに挿入
することでフロントケース50に回動可能に軸支され
る。
【0011】従って、開閉蓋70は、カムアーム72側
がカム部材52の回転軸52aに固定され、軸アーム7
3側が図17に示すように軸挿入穴73aに軸部材53
を挿入することで軸支している。この際、軸アーム73
の軸挿入穴73aは、開閉蓋70全体の肉圧を均一に形
成してヒケを防止している。このため、軸部材53は、
軸アーム73の挿入方向に隙間Nを備えた状態で軸支さ
れる。
【0012】このように形成されたPHS電話機に採用
した従来の開閉蓋の取り付け構造及びそれに使用する支
持軸構造並びに開閉蓋構造は、図15に示したように、
開閉蓋70がフロントケース50に軸支されて図15に
示した矢印方向に開閉するように形成されている。従っ
て、PHS電話機のケース60は、未使用時に開閉蓋7
0をフロントケース50方向に回動させて操作面50a
を閉塞することで不必要に操作ボタン(図示せず)が押
されることを防止する。また、使用時には、開閉蓋70
を図15に示した矢印方向に回動させて開き、操作面5
0aに設けられた操作ボタンを押して所定の機能を実行
する。
【0013】この際、開閉蓋70の開閉動作は、図16
に示したように、カム部材52の本体部52bを板バネ
74が付勢した状態で動作する。例えば、カム部材52
は、板バネ74により開閉蓋70が閉塞時に常に閉塞す
る方向に付勢(図16に示した幅Qの両側を付勢)して
いるとともに、開閉蓋70を図15に示したように開い
て所定の位置(幅P両側を付勢する位置)まで回動させ
ると、閉塞方向の付勢が開く方向に切り替えられる。そ
して、カム部材52は、図15に示したように開いた場
合には常に開く方向に開閉蓋70を付勢し、この開閉蓋
70を更に所定の位置まで回動させて閉塞することによ
り開く方向の付勢が閉塞方向の付勢に切り替わる。
【0014】このように、従来の開閉蓋の取り付け構造
及びそれに使用する支持軸構造並びに開閉蓋構造は、開
閉蓋の一側端に板バネを備えて電子機器のケースに固定
したカム部材に装着し、他の一側端をケースに固定した
軸部材に回動自在に軸支することにより開閉蓋の開閉動
作を実現していた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
開閉蓋の取り付け構造及びそれに使用する支持軸構造並
びに開閉蓋構造では、図16に示したように、開閉蓋7
0をフロントケース50に軸支する場合、開閉蓋70の
カムアーム72側はカム部材52に固定されるが、軸ア
ーム73側は図17に示したように隙間Nがあるため、
軸方向にガタ付きが発生する。また、回路基板80に半
田付けされた充電端子82の押え面82aは、実装時の
バラ付き、および曲げ加工時のバラ付きなどにより、カ
ム部材52と軸部材53とを押える位置が安定せず、ガ
タ付きが発生する。また、回路基板80は、フロントケ
ース50に装着する位置がバラ付くため、充電端子82
の位置も安定せず、ガタ付きが発生してしまう。このよ
うに、ガタ付きが発生すると、例えば、PHS電話機、
携帯電話機などの移動体通信端末において振動着信(バ
イブレータによる着信)をした場合、フロントケース5
0と開閉蓋70とが一緒に振動してガタ付き音が鳴って
しまう。このため、回路基板、フロントケース、充電端
子の3つの部品のバラ付きを考慮しなければならないう
という不具合があった。
【0016】また、従来の開閉蓋の取り付け構造及びそ
れに使用する支持軸構造並びに開閉蓋構造では、前述し
たバラ付きを防止するためにクッションなどで押さえる
ことも可能であるが部品点数が多くなる(図16に示し
た充電端子82、板バネ74、ワッシャ75、封止部材
76の5部品に加えて6部品になる。)とともに、フロ
ントケース50に回路基板80を装着するまではカム部
材52と軸部材53とが位置決めされないため、組み立
てライン上で部品が紛失しないように管理しなければな
らなくなり、量産ラインにおける生産効率が低下すると
いう不具合があった。
【0017】さらに、従来の開閉蓋の取り付け構造及び
それに使用する支持軸構造並びに開閉蓋構造では、図1
7に示した軸部材53が外部からの衝撃により、充電端
子82の押さえ面82aに押し圧を加えて変形させてし
まい、前述したガタ付きをより一層増加させてしまう。
また、カム部材52も同様に外部からの衝撃を受ける
と、充電端子82の押さえ面82aを変形させてガタ付
き増加させる。このように開閉蓋70を軸支するカム部
材52と軸部材53とがガタ付くことにより、使用者が
開閉蓋70を開閉する操作感が悪くなるという不具合が
あった。
【0018】本発明はこのような課題を解決し、電子機
器の操作面を開閉する開閉蓋のガタ付きを効果的に防止
して操作感を向上させる開閉蓋の取り付け構造及びそれ
に使用する支持軸構造並びに開閉蓋構造を提供すること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明による開閉蓋の取り付け構造は、所定面に
操作面を有した電子機器のケースと、ケースの一端に平
行に延在したアーム部により回転可能に枢支されて操作
面を開閉する薄板状の開閉蓋と、ケースに固定して平行
に延在するアーム部のいずれか一方を軸支するとともに
開閉蓋を所定の開閉方向に付勢するカム部材と、ケース
に固定してカム部材により軸支されていない一方のアー
ム部を軸支する軸部材と、この軸部材をケースに固定す
るためにケースと軸部材との間に介在させて軸部材を付
勢して固定するスペーサとを設ける。また、本発明によ
る開閉蓋の取り付け構造の他の実施の形態は、所定面に
操作面を有した電子機器のケースと、このケースの一端
に平行に延在したアーム部により回転可能に枢支されて
操作面を開閉する薄板状の開閉蓋と、ケースに固定して
平行に延在するアーム部のいずれか一方を軸支するとと
もに開閉蓋を所定の開閉方向に付勢するカム部材と、ケ
ースに固定してカム部材により軸支されていない一方の
アーム部を軸支する軸部材と、この軸部材を固定するた
めにケースから延在して軸部材をケースの側面に付勢し
て固定する突出リブとを設ける。
【0020】また、本発明による開閉蓋の取り付け構造
に使用する電子機器ケースの一端にケースの操作面を開
閉するように開閉蓋を軸支する支持軸構造は、ケースに
固定されて開閉蓋の一側端を軸支するとともに所定の開
閉方向に付勢するカム部材と、ケースに固定されてカム
部材により軸支していない一方の一側端を軸支する軸部
材と、軸部材をケースに固定するためにケースと軸部材
との間に介在させて軸部材を付勢して固定するスペーサ
とを設ける。また、本発明による開閉蓋の取り付け構造
に使用する支持軸構造の他の実施の形態は、ケースに固
定されて開閉蓋の一側端を軸支するとともに所定の開閉
方向に付勢するカム部材と、ケースに固定されてカム部
材により軸支していない一方の一側端を軸支する軸部材
と、この軸部材を固定するためにケースから延在して軸
部材をケースの側面に付勢して固定する突出リブとを設
ける。
【0021】ここで、ケースには、カム部材と軸部材と
を収納して周囲を固定するリブを一体に形成するととも
に、ケースと軸部材との間に介在させたスペーサを上部
から押さえる突出リブを設けることが好ましい。また、
突出リブは、ケースから延在して平行に配列する複数の
リブ状、または十字状のいずれかの形状により形成する
ことが好ましい。また、スペーサには、ケースに係合リ
ブまたは係合ボスなどの係合突部を形成してこの係合突
部に嵌入する係合凹部を形成するとともに、所定面に突
出する突部を設けることによりケースと軸部材との間に
圧入して軸部材を付勢することで固定するように設ける
ことが好ましい。また、開閉蓋は、カム部材と軸部材と
に軸支された軸方向の両端部にリブまたはボスなどの突
起部を突出させ、この突起部がカム部材と軸部材との先
端に当接することによりガタ付きを防止するように設け
ることが好ましい。また、突起部は、円柱状に突出する
ボス、十字状に突出するリブ、または逆T字状に突出す
るリブのいずれかの形状に形成することが好ましい。ま
た、カム部材は、開閉蓋を軸支してケースの操作面を閉
塞する方向に付勢するとともに、開閉蓋が所定の位置ま
で開くことにより閉塞方向の付勢を開く方向の付勢に切
り替えるように形成することが好ましい。また、ケース
はPHS電話機、携帯電話機、リモコンなどの電子機器
のケースであり、開閉蓋により開閉するケースの操作面
は複数の操作ボタンが配置された操作面であることが好
ましい。
【0022】また、本発明による開閉蓋の取り付け構造
に使用する電子機器のケース両側面に突出した支持軸に
よりケースの一端に軸支されてケースの操作面を開閉す
る開閉蓋構造は、開閉蓋に平行に延在してケースの両側
面に突出した支持軸に軸支されるアーム部を設け、支持
軸を挿入する挿入方向の両端部にリブまたはボスなどの
突起部を突出させ、この突起部がケースの両側面に突出
する支持軸の先端に当接することにより開閉蓋のガタ付
きを防止するように設ける。ここで、突起部は、円柱状
に突出するボス、十字状に突出するリブ、または逆T字
状に突出するリブのいずれかの形状に形成することが好
ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による開閉蓋の取り付け構造及びそれに使用する支持軸
構造並びに開閉蓋構造の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明による開閉蓋の取り付け構造及びそれに
使用する支持軸構造並びに開閉蓋構造をPHS電話機に
採用した実施の形態を示す分解斜視図である。また、図
2は、図1に示したフロントケース10にリアケース4
0を嵌合する状態を示す側面図である。また、図3は、
図2に示した突出リブの形状を示す図であり、図3
(a)は十字状の突出リブ40aを、図3(b)は平行
に複数突出するリブ状の突出リブ40bを各々示してい
る。また、図4は、図1に示したスペーサ14の他の実
施の形態を示す斜視図である。また、図5は、図1に示
したA−A線の断面を示す断面図である。また、図6
は、図1に示した開閉蓋20の内部構造を示す一部切り
欠いた斜視図である。また、図7は、図6に示した矢印
B方向から突起部23bを示す側面図である。また、図
8は、図7に示した突起部23bの他の実施の形態を示
す側面図であり、図8(a)は十字状に形成した突起部
を、図8(a)は逆T字状に形成した突起部を各々示し
ている。また、図9は、図6に示した矢印C方向から突
起部22bを示す側面図である。また、図10は、図9
に示した突起部22bの他の実施の形態を示す側面図で
あり、図10(a)は十字状に形成した突起部を、図1
0(a)は逆T字状に形成した突起部を各々示してい
る。また、図11は、図6に示した開閉蓋20の他の実
施の形態を示す一部切り欠いた斜視図である。また、図
12は、図11に示した矢印E方向から見た軸挿入穴3
3aを示す側面図である。また、図13は、図11に示
した矢印F方向から見たカム挿入穴32aを示す側面図
である。また、図14は、図1に示した開閉蓋20の動
作を示す動作説明図である。
【0024】図1に示すように、本発明による開閉蓋の
取り付け構造及びそれに使用する支持軸構造並びに開閉
蓋構造をPHS電話機に採用した実施の形態は、従来の
開閉蓋の取り付け構造と同様に、PHS電話機などの電
子機器本体を形成するフロントケース10を設け、この
フロントケース10に複数の操作ボタン(図示せず)を
配置した操作面10a(テンキー面)の一端に回動可能
に軸支された開閉蓋20を備えている。ここで、フロン
トケース10には、平行する両側面の端部近傍に開口す
るカム穴10dと軸穴10cとを形成している。また、
フロントケース10には、カム穴10dと軸穴10cと
を形成した内側を各々仕切るようにリブ10bを一体に
形成している。ここで、フロントケース10は、図示さ
れていないが、従来技術のフロントケースと同様に、回
路基板と充電端子とを各々装着できるように形成してい
る。
【0025】また、本発明による開閉蓋の取り付け構造
に使用する支持軸構造は、フロントケース10のリブ1
0b内に収納するカム部材12と軸部材13とを備えて
いる。ここで、カム部材12は、金属、アルミ、または
プラスチック樹脂などの材質により形成された中空で箱
状の本体12bと、摩擦及び磨耗が少ないポリアセター
ル(POM)からなり本体12bの側面中心から突出す
る回転軸12aとを備えている。このカム部材12は、
回転軸12aが本体12b内部に延在して、図16に示
した従来技術の本体部52bのように、略楕円状に形成
している。そして、本体12b内部には、略楕円状の回
転軸12aを付勢する図16に示した従来技術の板バネ
74のようなバネ(図示せず)を収納している。従っ
て、カム部材12は、従来技術のカム部材と同様に、開
閉蓋20を所定の位置で付勢することが可能なカム構造
を備えている。一方、軸部材13は、カム部材12の回
転軸12aと同様に、摩擦及び磨耗が少ないポリアセタ
ール(POM)からなり、円柱状に突出するように形成
されている。尚、フロントケース10に収納するカム部
材12は、このような本体12bの内部に略楕円状に延
在する回転軸12aとバネとを設けたカム構造のみに限
定されるものではない。
【0026】そして、このカム部材12と軸部材13と
は、先端部がフロントケース10のカム穴10dと軸穴
10cとから外側に突出するように装着されている。こ
の際、カム部材12は、フロントケース10の外側から
挿入して内部でリブ10bにより位置決めされて回転軸
12aが突出するように装着される。一方、軸部材13
は、フロントケース10のリブ10b内に挿入してリブ
10bと軸部材13との間にスペーサ14を介在させる
ことにより固定している。このスペーサ14は、両側面
に切り欠いた係合凹部14aを形成している。また、ス
ペーサ14には、係合凹部14aを形成した両側面と直
交する側面に2箇所突出する突部14bを一体に形成し
ている。そして、このように形成されたスペーサ14を
挿入するフロントケース10のリブ10b内には、スペ
ーサ14の係合凹部14aに係合して嵌入するリブ状の
係合突部10eを形成している。従って、スペーサ14
は、突部14bにより軸部材13を外側に付勢した状態
で、フロントケース10の係合突部10eに係合凹部1
4aを嵌入することで案内されて装着する。
【0027】また、このように装着されたスペーサ14
は、図2に示すように、フロントケース10にリアケー
ス40を嵌合する際、リアケース40に突部40aを設
けて押さえるように形成している。この突部40aは、
図3(a)に示すように、リブを延在させて十字状に形
成し、上部からスペーサ14の所定面を効果的に押さえ
られるように形成されている。また、このような突部4
0aは、十字状の形状に限定されるものではなく、例え
ば、図3(b)に示すように、リアケース40から平行
に複数(図3(b)では3箇所)延在するリブを備えた
突部40bのように形成してスペーサ14の所定面を効
果的に押さえることもできる。
【0028】このように、本発明による開閉蓋の取り付
け構造に使用する支持軸構造は、カム部材12をフロン
トケース10のリブ10bにより固定し、軸部材13を
スペーサ14によりフロントケース10のリブ10b内
に固定するとともにリアケース40の突部40aにより
押さえる簡単な構造により軸方向のガタ付きを防止でき
るため、部品点数を削減してコストを低減できるととも
に、製造効率を向上することができる。
【0029】ここで、スペーサ14の両側面に係合凹部
14aを設けた実施の形態を説明したが、これとは別
に、底部に開口する係合凹部を設けたスペーサの他の実
施の形態がある。このスペーサの他の実施の形態は、図
4に示すように、底部に開口する係合凹部15aを形成
している。また、このスペーサ15には、図1に示した
スペーサ14と同様に、所定の側面に2箇所突出する突
部15bを一体に形成している。そして、このように形
成されたスペーサ15を挿入するフロントケース10の
リブ10b内には、スペーサ15の係合凹部15aに嵌
入するボス状の係合突部10fを形成している。これに
より、図1に示した両側面に係合凹部14aを形成した
スペーサ14に比べて、金型構造を簡単にすることがで
き、製造コストを低減することができる。
【0030】再び、図1を参照して、このように形成さ
れた本発明による開閉蓋の取り付け構造に使用する支持
軸構造には、カム部材12と軸部材13とに薄板状に形
成された開閉蓋20が回動可能に軸支される。このカム
部材12と軸部材13とに軸支される本発明による開閉
蓋の取り付け構造に使用する開閉蓋20構造は、薄板状
に形成された所定の端部から平行に延在する2つのカム
アーム22と軸アーム23とを一体に形成している。こ
のカムアーム22と軸アーム23とには、平行に延在す
る内側の面に開口するカム挿入穴22aと軸挿入穴22
bとが各々形成されている。
【0031】ここで、フロントケース10に開閉蓋20
を装着する場合、まず、フロントケース10の外側から
図1に示したカム穴10dにカム部材12を挿入すると
ともに、外側に突出する回転軸12aに開閉蓋20のカ
ム挿入穴22aを挿入して取り付ける。次に、フロント
ケース10の内側から軸穴10cに軸部材13を挿入
し、この軸部材13を収納したリブ10b内にスペーサ
14の係合凹部14aをリブ10bの係合突部10eに
嵌入して装着することで突部14bにより軸部材13を
付勢して固定する。ここで、軸部材13を軸穴10cに
挿入してスペーサ14により固定する際、開閉蓋20の
軸アーム23に形成した軸挿入穴22bに軸部材13を
挿入する。
【0032】このように、フロントケース10に開閉蓋
20を装着すると、図5に示すように、フロントケース
10に固定されて外側に突出するカム部材12及び軸部
材13に各々開閉蓋20のカム挿入穴22aと軸挿入穴
22bとが挿入されて回転可能に軸支される。この際、
本発明による開閉蓋の取り付け構造に使用する開閉蓋構
造は、図5に示したように、カム挿入穴22aと軸挿入
穴22bとに挿入するカム部材12及び軸部材13の先
端に当接する突起部22b、23bを各々形成してい
る。これによりフロントケース10から突出するカム部
材12及び軸部材13の軸の長さと、カム挿入穴22a
及び軸挿入穴22bの穴の深さとが、それぞれ同じ寸法
になるように形成されている。
【0033】従って、本発明による開閉蓋の取り付け構
造に使用する開閉蓋構造は、図17に示した従来技術で
の隙間N、即ち、図5に示した隙間Dに突起部22b、
23bを設け、カム挿入穴22a及び軸挿入穴22bの
穴の深さと、カム部材12及び軸部材13の軸の長さと
の寸法を合わせて位置決めする構造になっている。これ
によりフロントケース10に装着した開閉蓋20は、カ
ム部材12及び軸部材13を確実に位置決めされて支持
軸方向に発生するガタ付きを効果的に防止することがで
きる。
【0034】ここで、本発明による開閉蓋の取り付け構
造に使用する開閉蓋構造は、図6に示すように、突起部
22b、23bをカム挿入穴22a及び軸挿入穴23a
の中心からボス状に突出するように形成している。この
ように、開閉蓋20は、突起部22b、23bをボス状
に形成することにより、図6に示した全体の肉厚tが均
一に形成されてヒケの発生が防止される。
【0035】また、軸挿入穴23aに形成した突起部2
3bは、図7に示すように、形状が円柱状に形成され、
この円柱状の先端面で軸部材13の先端部を位置決めす
るように形成されている(図5参照)。ここで、突起部
23bは、円柱状のボスに形成することに限定されるも
のではなく、図8に示すように、種々の形状に形成する
ことができる。例えば、図8(a)に示すように、十字
状のリブを形成して突出させることも可能である。ま
た、図8(b)に示すように、逆T字状のリブを形成し
て突出させてもよい。
【0036】一方、図6に示したカム挿入穴22aの突
起部22bは、図9に示すように、突起部23bと同様
の円柱状に形成されている。ここで、カム挿入穴22a
は、カム部材12に設けた四角柱形状の回転軸12a
(図1参照)を挿入するため、図9に示すように、四角
形状に開口されている。従って、突起部22bは、この
四角状に開口するカム挿入穴22aの底面中心から円柱
状に突出させている。また、前述した突起部23bと同
様に突起部22bは、図10に示すように種々の形状に
形成することができる。例えば、図10(a)に示すよ
うに、十字状のリブを形成して突出させることも可能で
ある。また、図10(b)に示すように、逆T字状のリ
ブを形成して突出させてもよい。このように、突起部2
2b、23bは、図5に示した隙間Dにリブまたはボス
などを組み合わせて延在させることで、カム部材12及
び軸部材13の先端を位置決めして軸方向のガタ付きの
発生を効果的に防止している。
【0037】ここで、前述したリブまたはボスなどの突
起部によりカム部材12及び軸部材13の先端を位置決
めする開閉蓋20とは別に、カム部材12及び軸部材1
3の先端を所定の面に当接させて位置決めする開閉蓋が
ある。このような所定の面により位置決めする開閉蓋3
0は、図11に示すように、薄板状に形成された所定の
端部から平行に延在する2つのカムアーム32と軸アー
ム33とを一体に形成している。このカムアーム32と
軸アーム33には、各々円柱状で中心にカム挿入穴32
aまたは軸挿入穴23aが設けられて断面が凹状に形成
された円筒部32b、33bと、この円筒部32b、3
3bから延在して開閉蓋30の側面を形成する側壁32
c、33cとが一体に形成されている。
【0038】これにより、カムアーム32と軸アーム3
3は、図12及び図13に示すように、挿入穴32aと
軸挿入穴23aとの底面が図7乃至図10に示したリブ
またはボスなどの突起部ではなく、平坦な面状に形成さ
れるため、カム部材12及び軸部材13の先端を、より
効果的に軸方向に位置決めすることができる。また、開
閉蓋20は、図11に示すように、全体の肉厚tが均一
に形成されるため、ヒケの発生を防止することができ
る。
【0039】このように形成された本発明による開閉蓋
の取り付け構造及びそれに使用する支持軸構造並びに開
閉蓋構造をPHS電話機に採用した実施の形態では、図
14に示すように、開閉蓋20を開閉する場合、所定の
回動位置でカム部材12により付勢されながら回動す
る。詳しく説明すると、カム部材12は、開閉蓋20の
回動位置が図14に示した位置Gと位置H(20°〜3
0°)との間に位置する場合、開閉蓋20に閉塞する閉
じ力hg1を加える。この閉じ力hg1は、開閉蓋20
の回動位置を位置Hと位置I(30°〜40°)との間
に回動させると、開閉蓋20を開く方向、即ち、位置J
(145°〜155°)の方向に付勢する開放力ij2
に切り替わる。
【0040】従って、開閉蓋20を閉塞した状態(位置
G)から開いて使用する場合、まず、開閉蓋20に開放
力P1を加えて位置Hと位置Iとの間まで開いて回動さ
せる。これにより開閉蓋20は、カム部材12の閉じ力
hg1が開放力ij2に切り替わり付勢されて位置Jに
回動して保持される。開閉蓋20が位置Jまで開くと、
操作面10aに配置された所定の操作ボタン(図示せ
ず)を押して所定の機能を実行する。
【0041】ここで、カム部材12は、位置Jで開閉蓋
20に開放力P3を加えることにより、位置K(180
°)まで回動するように形成されている。そして、カム
部材12は、開閉蓋20に加えた開放力P3を解除する
と、位置Kから位置Jに復帰する。従って、位置Jと位
置Kとの間では、復帰力kj3が加えられている。これ
は、通話中に開閉蓋20の所定の部位に衝撃(開放力P
3)が加えられてカム部材12と開閉蓋20との接続部
が破壊するこを防止する役割をしている。
【0042】また、所定の機能を実行した後、開閉蓋2
0を前述した操作ボタンが押されないように閉塞する。
この際、開閉蓋20は、位置Jで閉じ力P2を加えて位
置Hと位置Iとの間まで回動させて閉じる。これにより
開閉蓋20は、開放力ij2が閉じ力hg1に切り替わ
り位置Gまで回動して閉塞することで、外力により不必
要に押されることが防止される。
【0043】以上、本発明による開閉蓋の取り付け構造
及びそれに使用する支持軸構造並びに開閉蓋構造の実施
の形態を詳細に説明したが、本発明は前述の実施の形態
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で変更可能である。例えば、本発明による開閉蓋の取り
付け構造及びそれに使用する支持軸構造並びに開閉蓋構
造をPHS電話機に採用した実施の形態を説明したが、
これに限定されるものではなく、携帯電話機、リモコン
などの電子機器にも適用することができる。また、軸部
材をスペーサにより固定する実施の形態を説明したが、
これに限定されるものではなく、例えば、リアケースか
ら延在する突部(図3に示した40a、40b)を長く
延在させ、この突部をリアケースとフロントケースとが
嵌合する際にスペーサ(図1及び図2に示した14、1
5)の装着位置に挿入させることでスペーサを使用せず
に軸部材を固定することも可能である。
【0044】
【発明の効果】このように、本発明による開閉蓋の取り
付け構造及びそれに使用する支持軸構造並びに開閉蓋構
造によれば、電子機器のケース内にカム部材と軸部材と
が確実に固定されて開閉蓋に設けた突起部がカム部材と
軸部材との先端に当接して軸方向に位置決めするため、
ケースに装着した開閉蓋のガタ付きを防止するととも
に、携帯電話機の振動着信時に開閉蓋が振動してガタ付
き音が鳴ることを防止できる。また、本発明による開閉
蓋の取り付け構造及びそれに使用する支持軸構造並びに
開閉蓋構造によれば、カム部材をケースのリブにより固
定して軸部材をスペーサによりケースのリブ内に固定す
るとともにケースの突部により上部から押さえる簡単な
構造(従来技術の5部品に対して3部品)により軸方向
のガタ付きを防止するため、従来技術のように回路基板
を装着しなくても固定可能になり、スペーサのバラ付き
のみを考慮すれば効果的に位置決めでき、部品点数を削
減してコストを低減することができるとともに、製造工
程を簡略化して製造効率を向上することができる。さら
に、本発明による開閉蓋の取り付け構造及びそれに使用
する支持軸構造並びに開閉蓋構造によれば、前述したよ
うに、カム部材と軸部材とを軸方向に位置決めしてガタ
付きを防止することにより、開閉蓋の開閉動作が円滑に
行われて操作感が向上して使用時の不快感がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による開閉蓋の取り付け構造及びそれに
使用する支持軸構造並びに開閉蓋構造をPHS電話機に
採用した実施の形態を示す分解斜視図。
【図2】図1に示したフロントケースにリアケースを嵌
合する状態を示す側面図。
【図3】図2に示した突出リブの形状を示す図。
【図4】図1に示したスペーサの他の実施の形態を示す
斜視図。
【図5】図1に示したA−A線の断面を示す断面図。
【図6】図1に示した開閉蓋の内部構造を示す一部切り
欠いた斜視図。
【図7】図6に示した矢印B方向から突起部を示す側面
図。
【図8】図7に示した突起部の他の実施の形態を示す側
面図。
【図9】図6に示した矢印C方向から突起部を示す側面
図。
【図10】図9に示した突起部の他の実施の形態を示す
側面図。
【図11】図6に示した開閉蓋の他の実施の形態を示す
一部切り欠いた斜視図。
【図12】図11に示した矢印E方向から見た軸挿入穴
を示す側面図。
【図13】図11に示した矢印F方向から見たカム挿入
穴を示す側面図。
【図14】図1に示した開閉蓋の動作を示す動作説明
図。
【図15】PHS電話機に採用した従来の開閉蓋の取り
付け構造及びそれに使用する支持軸構造並びに開閉蓋構
造を示す斜視図。
【図16】図15に示したL部の内部構造を示す分解斜
視図。
【図17】図16に示したM部の詳細を示す拡大図。
【符号の説明】
10 フロントケース 10a 操作面 10b リブ 10c 軸穴 10d カム穴 10e 係合突部 12 カム部材 12a 回転軸 12b 本体 13 軸部材 14 スペーサ 14a 係合凹部 14b 突部 20 開閉蓋 22 カムアーム 22a カム挿入穴 22b 突起部 23 軸アーム 23a 軸挿入穴 23b 突起部
フロントページの続き Fターム(参考) 4E360 AA02 AB04 AB14 AB42 BA03 BA06 BB02 BB03 BB13 BB14 BB17 BC03 BC06 BC07 BD06 BD07 EA14 EA16 EC11 EC15 ED04 ED13 ED23 ED28 FA07 GA02 GA07 GA08 GA53 GB26 GB33 GC08 5K016 AA01 AA04 BA06 DA10 EA04 HA06

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定面に操作面を有した電子機器のケー
    スと、 前記ケースの一端に平行に延在したアーム部により回転
    可能に枢支されて前記操作面を開閉する薄板状の開閉蓋
    と、 前記ケースに固定して平行に延在する前記アーム部のい
    ずれか一方を軸支するとともに前記開閉蓋を所定の開閉
    方向に付勢するカム部材と、 前記ケースに固定して前記カム部材により軸支されてい
    ない一方の前記アーム部を軸支する軸部材と、 前記軸部材を前記ケースに固定するために前記ケースと
    前記軸部材との間に介在させて前記軸部材を付勢して固
    定するスペーサとを設けたことを特徴とする開閉蓋の取
    り付け構造。
  2. 【請求項2】 所定面に操作面を有した電子機器のケー
    スと、 前記ケースの一端に平行に延在したアーム部により回転
    可能に枢支されて前記操作面を開閉する薄板状の開閉蓋
    と、 前記ケースに固定して平行に延在する前記アーム部のい
    ずれか一方を軸支するとともに前記開閉蓋を所定の開閉
    方向に付勢するカム部材と、 前記ケースに固定して前記カム部材により軸支されてい
    ない一方の前記アーム部を軸支する軸部材と、 前記軸部材を固定するために前記ケースから延在して前
    記軸部材を前記ケースの側面に付勢して固定する突出リ
    ブとを設けたことを特徴とする開閉蓋の取り付け構造。
  3. 【請求項3】 請求項1及び請求項2のいずれかに記載
    の開閉蓋の取り付け構造において、 前記ケースには、前記カム部材と軸部材とを収納して周
    囲を固定するリブを一体に形成していることを特徴とす
    る開閉蓋の取り付け構造。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の開閉蓋の取り付け構造
    において、 前記ケースには、前記ケースと軸部材との間に介在させ
    た前記スペーサを上部から押さえる突出リブを設けてい
    ることを特徴とする開閉蓋の取り付け構造。
  5. 【請求項5】 請求項2及び請求項4のいずれかに記載
    の開閉蓋の取り付け構造において、 前記突出リブは、前記ケースから延在して平行に配列す
    る複数のリブ状、または十字状のいずれかの形状により
    形成されているこを特徴とする開閉蓋の取り付け構造。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の開閉蓋の取り付け構造
    において、 前記スペーサには、前記ケースに係合リブまたは係合ボ
    スなどの係合突部を形成し、この係合突部に嵌入する係
    合凹部を形成していることを特徴とする開閉蓋の取り付
    け構造。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の開閉蓋の取り付け構造
    において、 前記スペーサは、所定面に突出する突部を設けることに
    より、前記ケースと前記軸部材との間に圧入して前記軸
    部材を付勢することで固定するように設けたことを特徴
    とする開閉蓋の取り付け構造。
  8. 【請求項8】 請求項1及び請求項2のいずれかに記載
    の開閉蓋の取り付け構造において、 前記開閉蓋は、前記カム部材と前記軸部材とに軸支され
    た軸方向の両端部にリブまたはボスなどの突起部を突出
    させ、この突起部が前記カム部材と軸部材との先端に当
    接することによりガタ付きを防止するように設けたこと
    を特徴とする開閉蓋の取り付け構造。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の開閉蓋の取り付け構造
    において、 前記突起部は、円柱状に突出するボス、十字状に突出す
    るリブ、または逆T字状に突出するリブのいずれかの形
    状に形成されていることを特徴とする開閉蓋の取り付け
    構造。
  10. 【請求項10】 請求項1及び請求項2のいずれかに記
    載の開閉蓋の取り付け構造において、 前記カム部材は、前記開閉蓋を軸支して前記ケースの操
    作面を閉塞する方向に付勢するとともに、前記開閉蓋が
    所定の位置まで開くことにより前記閉塞方向の付勢を開
    く方向の付勢に切り替えるように形成されていることを
    特徴とする開閉蓋の取り付け構造。
  11. 【請求項11】 請求項1及び請求項2のいずれかに記
    載の開閉蓋の取り付け構造において、 前記ケースはPHS電話機、携帯電話機、リモコンなど
    の電子機器のケースであり、前記開閉蓋により開閉する
    前記ケースの操作面は複数の操作ボタンが配置された操
    作面であることを特徴とする開閉蓋の取り付け構造。
  12. 【請求項12】 電子機器ケースの一端に前記ケースの
    操作面を開閉するように開閉蓋を軸支する支持軸構造に
    おいて、 前記ケースに固定されて前記開閉蓋の一側端を軸支する
    とともに所定の開閉方向に付勢するカム部材と、 前記ケースに固定されて前記カム部材により軸支してい
    ない一方の一側端を軸支する軸部材と、 前記軸部材を前記ケースに固定するために前記ケースと
    前記軸部材との間に介在させて前記軸部材を付勢して固
    定するスペーサとを設けたことを特徴とする支持軸構
    造。
  13. 【請求項13】 電子機器ケースの一端に前記ケースの
    操作面を開閉するように開閉蓋を軸支する支持軸構造に
    おいて、 前記ケースに固定されて前記開閉蓋の一側端を軸支する
    とともに所定の開閉方向に付勢するカム部材と、 前記ケースに固定されて前記カム部材により軸支してい
    ない一方の一側端を軸支する軸部材と、 前記軸部材を固定するために前記ケースから延在して前
    記軸部材を前記ケースの側面に付勢して固定する突出リ
    ブとを設けたことを特徴とする支持軸構造。
  14. 【請求項14】 請求項12及び請求項13のいずれか
    に記載の支持軸構造において、 前記ケースには、前記カム部材と軸部材とを収納して周
    囲を固定するリブを一体に形成していることを特徴とす
    る支持軸構造。
  15. 【請求項15】 請求項12に記載の支持軸構造におい
    て、 前記ケースには、前記ケースと軸部材との間に介在させ
    た前記スペーサを上部から押さえる突出リブを設けてい
    ることを特徴とする支持軸構造。
  16. 【請求項16】 請求項13及び請求項15のいずれか
    に記載の支持軸構造において、 前記突出リブは、前記ケースから延在して平行に配列す
    る複数のリブ状、または十字状のいずれかの形状により
    形成されているこを特徴とする支持軸構造。
  17. 【請求項17】 請求項12に記載の支持軸構造におい
    て、 前記スペーサには、前記ケースに係合リブまたは係合ボ
    スなどの係合突部を形成し、この係合突部に嵌入する係
    合凹部を形成していることを特徴とする支持軸構造。
  18. 【請求項18】 請求項12に記載の支持軸構造におい
    て、 前記スペーサは、所定面に突出する突部を設けることに
    より、前記ケースと前記軸部材との間に圧入して前記軸
    部材を付勢することで固定するように設けたことを特徴
    とする支持軸構造。
  19. 【請求項19】 請求項12及び請求項13のいずれか
    に記載の支持軸構造において、 前記カム部材は、前記開閉蓋を軸支して前記ケースの操
    作面を閉塞する方向に付勢するとともに、前記開閉蓋が
    所定の位置まで開くことにより前記閉塞方向の付勢を開
    く方向の付勢に切り替えるように形成されていることを
    特徴とする支持軸構造。
  20. 【請求項20】 電子機器のケース両側面に突出した支
    持軸により前記ケースの一端に軸支されて前記ケースの
    操作面を開閉する開閉蓋構造において、 前記開閉蓋に平行に延在して前記ケースの両側面に突出
    した前記支持軸に軸支されるアーム部を設け、前記支持
    軸を挿入する挿入方向の両端部にリブまたはボスなどの
    突起部を突出させ、この突起部が前記ケースの両側面に
    突出する前記支持軸の先端に当接することにより前記開
    閉蓋のガタ付きを防止するように設けたことを特徴とす
    る開閉蓋構造。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の開閉蓋構造におい
    て、 前記突起部は、円柱状に突出するボス、十字状に突出す
    るリブ、または逆T字状に突出するリブのいずれかの形
    状に形成されていることを特徴とする開閉蓋構造。
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