JP2019102838A - 無線端末および制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を無線で操作するシステムを簡易に構成できるようにする無線端末及び制御システムを提供する。【解決手段】制御システム1において、無線端末21、22において、作業者が操作可能なボタン201、202と、作業者Pがボタン201、202を操作することによりロボット側の非常停止スイッチ52を無線で操作するための操作信号を送信する送信部211、212とを設ける。無線端末21、22は、ロボットR側の非常停止スイッチ52に作用して非常停止スイッチ52を操作することで、ロボットを非常停止させる。【選択図】図10

Description

本発明は、装置側の手操作入力機器を無線で操作するための無線端末、およびこれを備えた制御システムに関する。
無線操作端末として、国際公開第2016/181734号パンフレットには、非常停止ボタン(210)とスタッカクレーン(30)の動作制御を行う制御装置(100)との間で無線通信を行う第一通信部(221)を備えた非常停止端末(200)が提案されている(段落[0010]および図1参照)。同パンフレットによれば、通信部(221)と制御装置(100)は通常運転時には常時通信状態にあり、非常停止ボタン(210)が押されると、第一通信部(221)とスタッカクレーン(30)の制御装置(100)との間の無線通信の状態が変更され、制御装置(100)によりスタッカクレーン(30)の動力回路が遮断されて、スタッカクレーン(30)が停止すると記載されている(段落[0010]、[0016]、[0068]〜[0070]、[0073]、[0121]〜[0123]および図2、図3参照)。
また、特表2016−502248号公報には、固定型非常停止ボタンと可搬型非常停止ボタンを備え、固定型非常停止ボタンが電気回路に直接作用する有線タイプであり、可搬型非常停止ボタンが、同じ電気回路を制御するワイヤレス受信機と交信するワイヤレス送信器を有する点が記載されている(段落[0015]〜[0017]参照)。
上記各公報に示すものでは、非常停止端末や可搬型非常停止ボタンがいずれも操作時に装置の動力回路/電気回路を無線により直接遮断/制御するように構成されているため、装置の回路にそのような遮断/制御回路を予め別途組み込んでおく必要があり、システム的にも複雑なものになる。このようなシステムの複雑化は故障率を上げることになって、安全システムを構築する際の弊害となる。さらに、無線により遮断/制御回路を直接制御する場合、通信の双方向性はもちろんのこと、2重化等によってシステムがさらに複雑なものになる。
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、装置を無線で操作するシステムを簡易に構成できるようにすることにある。また、本発明の課題は、装置を無線で非常停止させる安全支援システムを簡易に構成できるようにすることにある。
本発明は、装置側の手操作入力機器を無線で操作するための無線端末であって、操作者が操作可能な操作部と、操作者が操作部を操作することにより手操作入力機器を無線で操作するための操作信号を送信する送信部とを備えている。
本発明によれば、操作者が無線端末の操作部を操作すると、無線端末の送信部から送信された操作信号により装置側の手操作入力機器が無線で操作される。この場合、無線端末は、装置の動力回路や電気回路を直接制御するのではなく、装置側に設けられている手操作入力機器に作用して手操作入力機器を操作することで、手操作入力機器を介して装置を間接的に制御している。手操作入力機器としてたとえば非常停止スイッチや停止スイッチ等は、通常、装置に外付けされているものであり、本発明によれば、このような手操作入力機器を操作することで、装置を無線で操作するシステムを簡易に構成できるようになるとともに、システムの安全性を支援できるようになる。
本発明において、手操作入力機器は非常停止スイッチでもよい。
本発明において、無線端末の操作部はボタンでもよい。
本発明において、無線端末は、操作部が操作された状態でロックするロック機構を有していてもよい。
本発明において、無線端末は、操作者の体に装着するための装着部を有していてもよい。
本発明に係る制御システムは、装置側に設けられる手操作入力機器と、手操作入力機器を無線で操作するための無線端末とを備えている。無線端末は、操作者が操作可能な操作部と、操作者が操作部を操作することにより手操作入力機器を無線で操作するための操作信号を送信する送信部とを有している。手操作入力機器は、無線端末の送信部からの操作信号を受けて当該手操作入力機器を作動させる作動部を内蔵している。
本発明によれば、操作者が無線端末の操作部を操作すると、無線端末の送信部から送信された操作信号により装置側の手操作入力機器が無線で操作され、手操作入力機器内の作動部により当該手操作入力機器が作動する。この場合、無線端末は、装置の動力回路や電気回路を直接制御するのではなく、装置に設けられている手操作入力機器に作用して手操作入力機器を操作することで、手操作入力機器を介して装置を間接的に制御している。手操作入力機器としてたとえば非常停止スイッチや停止スイッチ等は、通常、装置に外付けされているものであり、本発明によれば、このような手操作入力機器を操作することで、装置を無線で操作するシステムを簡易に構成できるようになるとともに、システムの安全性を支援できるようになる。
本発明において、手操作入力機器の復帰は、当該手操作入力機器を操作者が手動で操作することにより行われるようになっている。
本発明において、手操作入力機器は非常停止スイッチであって、当該制御システムは非常停止スイッチを備えた安全支援システムである。
以上のように本発明によれば、操作者が無線端末の操作部を操作すると、無線端末の送信部から送信された操作信号により装置側の手操作入力機器が無線で操作されて装置が間接的に制御されるようにしたので、装置を無線で操作するシステムを簡易に構成できるようになる。
本発明の第1の実施例による無線端末を含む制御システムの一例を示す全体斜視図である。 前記制御システム(図1)の平面図である。 前記制御システム(図1)の側面図である。 前記無線端末(図1)の全体斜視図である。 前記無線端末(図1)の平面図である。 図5のVI-VI線矢視図である。 図5のVII-VII線矢視図である。 図5のVIII-VIII線断面図である。 図5のIX-IX線断面図である。 前記制御システム(図1)の概略ブロック構成図である。 本発明の第2の実施例による無線端末の全体斜視図である。 前記無線端末(図11)の平面図である。 前記無線端末(図11)の側面図であって、図6に相当している。 前記無線端末(図11)の正面図であって、図7に相当している。 前記無線端末(図11)の端末本体が装着部に対して着脱可能になっていることを説明するための全体斜視図である。 前記無線端末(図11)の端末本体が装着部に対して着脱可能になっていることを説明するための平面図である。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
<第1の実施例>
図1ないし図10は、本発明の一実施例による制御システムを説明するための図である。図1ないし図3は制御システム全体を示し、図4ないし図9は本発明の第1の実施例による無線端末を示し、図10は制御システムのブロック構成を示している。なお、図8および図9は、図示の便宜上、ハッチングを省略して示している。
図1ないし図3に示すように、この制御システム1は、ロボットRを備えている。ロボットRの近くには作業者(操作者)Pが位置しており、ロボットRは、作業者Pと協調して作業を行う協調ロボットである。
ロボットRは、稼動時には、たとえばサブテーブルT’上のワークWをロボットアームRaの先端のハンドによりピックアップし、それを作業テーブルTの上に載置されたトレイt内の所定の位置に順次入れていくといった作業を行う。一方、作業者Pは、ロボットRの稼動時には、たとえばワークWをサブテーブルT’上の空いた位置に順次配置していくといった作業を行う。
作業テーブルT上には、たとえばプログラマブル表示器50が配置されている。プログラマブル表示器50は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等のディスプレイを有し、ロボットRの制御プログラムを格納している。テーブルTの側面たとえば左右の各側面および背面には、それぞれセーフティレーザスキャナ51が配置されている。各レーザスキャナ51は、作業者Pやその他の人の接近を検知するためのものである。テーブルTの前面には、ロボットRを緊急停止させるための非常停止スイッチ(手操作入力機器)52が配置されている。テーブルTの近傍には、グラフィカルライト53が設置されている。グラフィカルライト53は、ロボットアームRaの先端のハンドが次に移動してくる場所に光を照射することで、作業者PにロボットR側の予告情報を知らせるためのものである。また、サブテーブルT’上には、ワークWに付されたワーク情報である2次元コードを読み取るための2次元コードスキャナ54が配置されている。
作業者Pの一方の腕の手首には、携帯型(ウェアラブル)無線端末2が装着されている。無線端末2は、図4ないし図7に示すように、作業者Pがもう一方の指や手で操作可能なたとえば押しボタン式のボタン(操作部)20と、ボタン20を支持するベース21と、ベース21から左右側方に延び、作業者Pの手首の周りに巻回される左右一対のバンド(装着部)25とを備えている。
無線端末2のバンド25は、腕時計のバンドと同様に、一方のバンド25に複数の小穴25aが貫通形成されるとともに、他方のバンド25には、これらの小穴25aに挿入される、腕時計バンドのつく棒に相当する棒状部材(図示せず)が設けられている。なお、面ファスナやその他の係脱手段により双方のバンド25を係脱自在に構成するようにしてもよい。
ベース21には、ベース21の上面から上方(図5紙面手前側方向)に向かって立ち上がるとともに、ボタン20の外周面の一部に沿って配設されたガード部22が設けられている。ガード部22は、各バンド25の配設方向である左右方向(図5左右方向)を挟んで上下にそれぞれ配置されており、それぞれボタン20の外周面との間に隙間を隔てつつ当該外周面に沿う平面視円弧状の部位である。
各ガード部22の最上面22aの上下方向高さ位置は、ボタン20の中央の最上面20aの高さ位置と同程度の高さ位置に配置されている(図6ないし図9参照)。なお、図6ないし図9では、各ガード部22の最上面22aの上下方向高さ位置が、ボタン20の中央の最上面20aの高さ位置よりも若干低い位置に配置された例が示されている。このように、各ガード部22の最上面22aの上下方向高さ位置をボタン20の中央の最上面20aの高さ位置と同程度の高さ位置に配置したのは、作業者Pが無線端子2を手首に装着した状態で、作業者Pが無線端子2をたとえばテーブル等にぶつけた場合でも、ガード部22があることで、ボタン20が奥まで押し込まれないようにするためであり、誤動作防止のためである。
無線端末2の内部には、図8および図9に示すように、たとえば無線モジュール23が組み込まれている。無線モジュール23には、CPUを含む制御回路の他、ボタン20の押し込み操作により非常停止スイッチ52を操作するための操作(停止)信号を送信/受信する送信/受信部、および各種表示を行う表示部が搭載されている(詳細は後述)。
また、無線端子2の内部には、ボタン20を押し込み状態でロックするためのばね24(図8参照)等を含むロック機構やラッチ機構が設けられている。なお、押し込み状態でロックされたボタン20の元の位置への復帰は、作業者Pがボタン20をたとえば手前側に引っ張ることにより行われるようになっている。
次に、制御システム1の概略ブロック構成を図10に示す。
同図に示すように、制御システム1は、各種プログラミングやデータ入力、出力表示等を行うパソコン(PC)100およびこれに接続されたプログラマブルコントローラ(PLC)101と、PLC101に接続されたプログラマブル表示器(PDD)50とを備えている。PLC101/PDD50には、ロボット制御プログラムが格納されている。また、PLC101およびPDD50には、レーザスキャナ(LS)51、2次元コードスキャナ54、非常停止スイッチ52、アクチュエータやモータを含むロボット駆動部102、グラフィカルライト53、および非常停止ランプ/ブザー103が接続されている。非常停止スイッチ52は、無線端末2からの信号を受信する受信部10と、非常停止スイッチ52を作動させるアクチュエータ(作動部)11と、これらが接続された制御回路12とを備えている。アクチュエータ11は、たとえば電磁ソレノイド等により駆動されるようになっている。
一方、無線端末2は、この例では、複数の無線端末2、2…から構成されている(図10では2つの無線端末2、2のみ図示)。無線端末2(携帯型無線端末1)は、ボタン20と、送信部21と、受信部22と、表示部23と、これらが接続された制御回路24とを備えている。同様に、無線端末2(携帯型無線端末2)は、ボタン20と、送信部21と、受信部22と、表示部23と、これらが接続された制御回路24とを備えている。無線端末2、2は、たとえばいずれもロボットRの近くで作業する作業者P、Pによりそれぞれ所持されるか、あるいは、無線端末2は、たとえばロボットRの近くで作業する作業者Pにより所持され、無線端末2は、たとえばロボットRから離れた位置で作業者Pを監督する監督者により所持される。
送信部21、21は、ボタン20、20が押し込まれた際に、非常停止スイッチ52を無線で操作するための操作(停止)信号を送信するためのものであり、それぞれ非常停止スイッチ52の受信部10に対して無線で通信可能に設けられている。受信部22(または22)は、別の無線端末2(または2)の送信部21(または21)から送信された停止信号を受信するためのものである。すなわち、無線端末2、2の各送信部21、21および各受信部22、22は、無線で相互に通信可能に設けられている。表示部23、23は、ボタン20、20を押した際の照光(たとえば点灯)表示や、他者が先にボタンを押し込んだ際の照光(たとえば点滅)表示、電波強度のレベルの表示、バッテリー切れの際や無線通信不可時のアラーム表示等を行うためのものである。なお、本実施例で用いられる無線の種類としては、たとえば、Wi-Fi(登録商標)通信、BLUETOOTH(登録商標)通信、ZIGBEE(登録商標)通信、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信、WiMAX(登録商標)通信、赤外線通信等がある。
次に、本実施例の作用効果について説明する。
ロボットRの稼動時には、ロボットRは、PLC101/PDD50に格納されたロボット制御プログラムにしたがって運転される。作業者Pは、所定の手順にしたがってワークWをサブテーブルT’上に載せる等の作業を行って、ロボットRと協調作業を行う。
ロボットRの稼動中に作業者Pが無線端末2(2または2)のボタン20(20または20)を押し込み操作すると、無線端末2(2または2)の送信部(21または21)から操作(停止)信号が送信される。無線端末2(2または2)から送信された操作信号は、ロボットR側の非常停止スイッチ52の受信部10により受信される。すると、非常停止スイッチ52のアクチュエータ11が駆動され、非常停止スイッチ52の押しボタンが押し込まれて接点が開く。これにより、ロボットRが非常停止する。
このような本実施例によれば、無線端末2(2または2)は、ロボットRの動力回路や電気回路を直接遮断するのではなく、ロボットRに設けられている非常停止スイッチ52に作用して非常停止スイッチ52を操作することで、非常停止スイッチ52を介してロボットRを間接的に非常停止させている。非常停止スイッチは、一般に、ロボットに外付けされているものであり、本実施例によれば、このような非常停止スイッチを操作することで、ロボットを無線で操作するシステムを簡易に構成できるようになる。このように、非常停止スイッチを備えた安全システムにおいて、非常停止スイッチを無線で操作できる無線端末を備えたことにより、当該安全システムの安全性を支援できる安全支援システムを簡易に構築できる。
また、本実施例によれば、無線端末2(2または2)によるボタン操作は、作業者Pが非常停止スイッチ52を直接操作した場合と同様の効果が得られるので、作業者Pが非常停止スイッチ52から離れた場所にいた場合でも、ロボットRを非常停止させることが可能になる。
さらに、本実施例によれば、無線端末2(2、2)を操作した場合だけ非常停止スイッチ52と通信できればよく、無線端末2(2、2)は非常停止スイッチ52と常時通信しておく必要がない(また通信の双方向性を担保する必要もない)ので、消費電力を低減できるとともに、コストを低減できる。
なお、作業者Pが無線端末2(2または2)のボタン20(20または20)を押し込み操作した際には、ボタン20(20または20)はロック機構/ラッチ機構により押し込み状態でロックされるとともに、たとえばボタン20(20または20)が点灯することで、ボタン20(20または20)が押し込まれていることを作業者Pに知らせる。
次に、非常停止状態から通常の運転状態に復帰するには、作業者Pが無線端末2(2または2)において押し込み操作したボタン20(20または20)をたとえば引っ張って元の位置に戻すとともに、同様に非常停止スイッチ52の押しボタンをたとえば引っ張って元の位置に戻すようにすればよい。
また、作業者Pが無線端末2(または2)のボタン20(または20)を押し込み操作した際、無線端末2(または2)の送信部21(または21)から送信された信号は、無線端末2(または2)の受信部22(または22)でも受信されて、たとえばボタン20(または20)が点滅する。これにより、いずれかの無線端末が操作されたことが他の無線端末の所持者(たとえば、一人または複数の他の作業者や監督者等)にも知らされるようになっている。
<第2の実施例>
図11ないし図16は、本発明の第2の実施例による無線端末を示しており、これらの図において、前記第1の実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
この第2の実施例においては、無線端末2においてバンド25が取り外し可能になっている点が前記第1の実施例と異なっている。図11ないし図14は、無線端末2にバンド25が取り付けられた状態を示し、図15および図16は、無線端末2からバンド25が取り外された状態を示している。
図15および図16に示すように、無線端末2の端末本体2Aは、ボタン20と、これを支持するベース21とから構成されている。ベース21の左右側面には、各側面に沿って延びる溝21aがそれぞれ形成されている。一方、バンド25は、端末本体2Aが着脱可能に係合しかつ端末本体2Aを収容可能なケース部26を有している。ケース部26は、底板部26aと、その左右側部から上方に立ち上がる一対の側板部26bとから構成されており、各バンド25は、ケース部26の各側板部26bから左右両側方に延びている。各側板部26bの内側面には、各内側面に沿って延びるとともにベース21の各溝21aに係合可能な凸条部26bがそれぞれ形成されている。
端末本体2Aにバンド25を取り付ける際には、図15および図16に示すように、ケース部26の前後端側からケース部26に端末本体2Aのベース21を挿入させつつスライドさせることにより(図示矢印参照)、端末本体2Aをケース部26に取り付ける。このとき、端末本体2のベース21の各溝21aには、ケース部26の各側板部26bの各凸条部26bが係合している(図11ないし図14参照)。なお、端末本体2Aのケース部26への取付けは、作業者Pがバンド25を手首に装着した状態で行うようにしてもよい。また、端末本体2Aをケース部26から取り外す際には、端末本体2Aを図示矢印方向とは逆方向に動かすことにより可能である。
この場合には、無線端末2の端末本体2Aがバンド25のケース部26に対して着脱可能に設けられるので、仕様や種類の異なる無線端末の端末本体の外形形状を無線端末2の端末本体2Aの外形形状に揃えることで、バンド25の共用化が可能である。また、無線端末2の端末本体2Aの着脱が容易になることで、無線端末2の携帯が特定の作業者に限定されることなく、その自由度が増す。さらには、ケース部26から取り外された端末本体2Aを作業者Pの立ち位置の近傍に位置するテーブルや防護柵等にたとえば一時的に取り付けることも可能になり、作業上のフレキシビリティを向上できる。その際、端末本体2Aのベース21にマグネットが取り付けられていると、ケース部26から取り外された端末本体2Aの作業スペースへの着脱が容易になって、作業上のフレキシビリティを一層向上できる。たとえば、作業者が交代する場合や大勢の作業者がいる場合の他、作業者が腕を欠損していてバンドを装着できない場合やボタン操作ができない場合等において、端末本体2Aがバンド25から取り外せて使用できることは、無線端末2の利便性を向上できる。なお、端末本体2Aのベース21にマグネットが取り付けられている場合、端末本体2Aのケース部26への取付けについて、このマグネットによる磁力を利用するようにしてもよい。
ロボット稼動中に作業者が無線端末2の端末本体2Aのボタン20を押し込み操作した際の作動は、前記第1の実施例の場合と同様である。すなわち、無線端末2から操作(停止)信号が送信されてロボット側の非常停止スイッチ52(図1参照)で受信され、これにより、非常停止スイッチ52の押しボタンが押し込まれて接点が開き、ロボットRが非常停止する。
〔第1の変形例〕
前記実施例では、協調ロボットを例にとって説明したが、本発明は、協調ロボット以外の産業用ロボットにも適用可能である。また、ロボットとしては、垂直多関節ロボットに限定されるものではなく、スカラロボットやパラレルリンクロボット等のその他のロボットでもよく、無人搬送車(AGV:automated guided vehicle)でもよい。さらに、本発明の適用は、FA(ファクトリーオートメーション)の分野に限らず、たとえばパワーショベル等の特殊車両を含む産業車両や工事車両の分野でもよい。
〔第2の変形例〕
前記実施例では、手操作入力機器として、非常停止スイッチ52を例にとって説明したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、一旦停止等のその他の停止スイッチでもよい。また、速度切り替えによる速度制御等を行うセレクタスイッチやレバースイッチ、カムスイッチ、フットスイッチ等の離散値を扱うスイッチに限らず、ボリュームのような連続値を扱うポテンショメータ(可変抵抗、可変容量等)等でもよい。したがって、無線端末2(2、2)の送信部21、21から送信される信号は、停止信号に限らず、その他の操作信号全般を含む。
〔第3の変形例〕
前記実施例では、無線端末2として、作業者Pが手首に装着することができるリストウォッチ(またはリストバンド)タイプのものを例にとって説明したが、作業者Pが身に付ける場所としては、手首に限らず、指(つまり指輪タイプ)でもよく、手の平に装着するタイプでもよい。また、手首のスナップ動作で動作するように加速度センサが内蔵されたものでもよい。さらに、無線端末2としては、これら携帯型(ウエアラブルタイプ)のものに限らない。作業者Pの体に装着するためのバンド25等の装着部がないものでもよい(前記第2の実施例の無線端末本体2A参照)。この場合、無線端末2は、たとえば、作業服のポケット等に収納されたり、また工事現場等に設置される円錐状のロードコーンの先端部等に取り付けられたりして用いられる。あるいは、無線端末2は、ペンダント型の操作端末でもよい。
〔第4の変形例〕
前記実施例では、無線端末2が2つの無線端末2、2から構成された例を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。無線端末2は、3つ以上の無線端末から構成されていてもよく、あるいは単一の無線端末から構成されていてもよい。また、パソコンやタブレット、スマートフォン等と連携させるようにしてもよい。これにより、各種設定や各種表示が容易になる。
〔第5の変形例〕
前記実施例において、無線端末2(2または2)にRFID(Radio Frequency Identifier)タグを取り付けるようにしてもよい。この場合、作業者Pが立ち入り制限区域内に侵入した際にアラームが鳴る等の設定が可能になる。
〔第6の変形例〕
前記実施例において、無線端末2(2または2)に生体認証機能(たとえば心電図計測や静脈パターン読取り等の機能)を付加するようにしてもよい。この場合、当該無線端末2(2または2)を本人以外は操作不可といった設定が可能になる。
〔第7の変形例〕
前記実施例では、無線端末2の操作部の好ましい例として、バンド25に対して直交する方向に押し込まれるボタン20を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。ボタン20については種々の変形例が考えられる。
〔第8の変形例〕
前記実施例では、単一のロボットRを制御する例を示したが、本発明は複数のロボットを制御対象としてもよい。
〔第9の変形例〕
前記実施例では、図10において、PC100、PLC101およびPDD50を用いて、本発明による制御システムの中枢部を構成した例を示したが、本発明による制御システムの構成はこれに限定されない。これらのいずれかを省略してもよい。
〔その他の変形例〕
上述した実施例および各変形例はあらゆる点で本発明の単なる例示としてのみみなされるべきものであって、限定的なものではない。本発明が関連する分野の当業者は、本明細書中に明示の記載はなくても、上述の教示内容を考慮するとき、本発明の精神および本質的な特徴部分から外れることなく、本発明の原理を採用する種々の変形例やその他の実施例を構築し得る。
〔他の適用例〕
前記実施例および前記各変形例では、本発明が適用される分野として、製造業や建設、土木の分野を例にとって説明したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、本発明は、飲食業界や食品業界、医療、流通の分野にも同様に適用できる。これらの分野においても、協調ロボットやその他のロボットが用いられることがあるからである。
本発明は、装置側の手操作入力機器を無線で操作するための無線端末およびこれを備えた制御システムに有用である。
1: 制御システム

2、2、2: 無線端末
20、20、20: ボタン(操作部)
21、21: 送信部
25: バンド(装着部)

52: 非常停止スイッチ(手操作入力機器)
11: アクチュエータ(作動部)

R: ロボット(装置)
P: 作業者(操作者)
国際公開第2016/181734号パンフレットト(段落[0010]、[0016]、[0068]〜[0070]、[0073]、[0121]〜[0123]および図1、図2、図3参照) 特表2016−502248号公報(段落[0015]〜[0017]参照参照)

Claims (8)

  1. 装置側の手操作入力機器を無線で操作するための無線端末であって、
    操作者が操作可能な操作部と、
    操作者が前記操作部を操作することにより前記手操作入力機器を無線で操作するための操作信号を送信する送信部と
    を備えた無線端末。
  2. 請求項1において、
    前記手操作入力機器が非常停止スイッチである、
    ことを特徴とする無線端末。
  3. 請求項1において、
    前記操作部がボタンである、
    ことを特徴とする無線端末。
  4. 請求項1において、
    前記操作部が操作された状態でロックするロック機構をさらに備えた、
    ことを特徴とする無線端末。
  5. 請求項1において、
    前記無線端末が、操作者の体に装着するための装着部をさらに有している、
    ことを特徴とする無線端末。
  6. 制御システムであって、
    装置側に設けられる手操作入力機器と、
    前記手操作入力機器を無線で操作するための無線端末とを備え、
    前記無線端末が、操作者が操作可能な操作部と、操作者が前記操作部を操作することにより前記手操作入力機器を無線で操作するための操作信号を送信する送信部とを有しており、
    前記手操作入力機器が、前記無線端末の前記送信部からの操作信号を受けて当該手操作入力機器を作動させる作動部を内蔵している、
    ことを特徴とする制御システム。
  7. 請求項6において、
    前記手操作入力機器の復帰が当該手操作入力機器を操作者が手動で操作することにより行われている、
    ことを特徴とする制御システム。
  8. 請求項6において、
    前記手操作入力機器が非常停止スイッチであって、当該制御システムが前記非常停止スイッチを備えた安全支援システムである、
    ことを特徴とする制御システム。
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