JPH0422497Y2 - - Google Patents

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JPH0422497Y2
JPH0422497Y2 JP1985109294U JP10929485U JPH0422497Y2 JP H0422497 Y2 JPH0422497 Y2 JP H0422497Y2 JP 1985109294 U JP1985109294 U JP 1985109294U JP 10929485 U JP10929485 U JP 10929485U JP H0422497 Y2 JPH0422497 Y2 JP H0422497Y2
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lever
switch
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switching
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、電気機器、例えば換気扇の強風、弱
風、停止、あるいは吸気、排気、停止を切換える
ための機械的スイツチに関する。
<従来技術> 換気扇の機械的スイツチは、換気扇のシヤツタ
を機械的に開閉するシヤツタ切換レバーと、フア
ンモータの強風、弱風および停止や、正転、逆
転、および停止を電気的に切換えるモータ切換部
と、これらを同時に操作する操作レバーとを必要
としている。そして、シヤツタを開状態に保持す
る手段や、モータを所望の状態に保持する手段も
必要としている。したがつて、これらの機能部品
数が多くなつている。
<考案が解決しようとする課題> しかしながら、従来のこの種の機械的スイツチ
は、モータ切換部のラチエツトホイールを回動す
る爪や、ラチエツトホイールの逆転防止片等が、
他の部材と別体で形成されていたため、部品点数
が多く、製造費や組立費が高価につく欠点があつ
た。
本考案は、部品点数が少なく製造費や組立費が
安価な機械的スイツチの提供を目的とする。
<課題を解決するための手段> 本考案による課題解決手段は、操作用スイツチ
レバーに、ラチエツトホイールを回転させる爪杆
を一体形成し、またラチエツトホイールの逆転防
止用の突杆をケースに一体的に形成したことであ
る。
<作用> 上記課題解決手段において、爪杆をスイツチレ
バーに一体形成し、突杆をケースに一体形成した
から、組立部品点数が少なくなる。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
[構成] 本考案機械的スイツチは、ケース3と、操作用
スイツチレバー4と、換気扇シヤツタの開閉用の
切換レバー5と、換気扇の強、弱、停止を切換え
るスイツチシヤフト9とを備えている。
前記ケース3は、プラスチツク製のもので、箱
形の本体1に、蓋体2がビス締めされてなる。
前記スイツチレバー4は、プラスチツク製のも
ので、前記ケース3に対し、第一位置(上位置)
4Aと、第二位置(下位置)4Bとの間に、縦方
向へ直線摺動自在に支持され、第一位置4Aでケ
ース3の上端内壁に当接して上方への移動が規制
される。このスイツチレバー4は、コイル状の復
帰バネ13により、第一位置4A(上位置)側に
付勢されている。該バネ13は、第3図の如く、
スイツチレバー4の上端部に形成されたバネ座4
cと、前記ケース3の下端との間に介装されてい
る。
前記切換レバー5は、プラスチツク製のもの
で、前記ケース3に、換気扇シヤツタ閉の第一位
置5A(上位置)と、換気扇シヤツタ開の第二位
置5B(下位置)との間で縦方向へ直線摺動自在
に支持されている。
この切換レバー5の上端は、換気扇のシヤツタ
駆動部のシヤツタ閉方向付勢バネ(図示せず)に
より、常時、上方向へ付勢されている。したがつ
て、この切換レバー5を第二位置(下位置)5B
に保持してシヤツタ開を維持するには、レバー保
持手段が必要となる。このレバー保持手段は、本
実施例では、切換レバー5の中央部に形成された
角孔5bと、該角孔5bに切換レバー5の第二位
置5Bで係合する傾斜係部6aが上端に形成され
たプラスチツク製フツクレバー6と、このフツク
レバー6を角孔5bの係合方向へ押出すよう前記
スイツチシヤフト9に形成されたフツクレバー強
制係合用カム10とから構成される。
前記フツクレバー6は、シヤフト9と切換レバ
ー5との間に介在され、その下端は前記ケース3
の下端支持部1a,2aに支持され、その先端の
L字形の傾斜係部6aが角孔5bから離脱する方
向に弾性を有している。そして、フツクレバー6
は、そのスイツチシヤフト9に対応する位置で、
シヤフト側へ突出する突部6bが形成される。
前記カム10には、一対の120°の扇形の突部1
0aが点対称の位置に配置され、その間の凹部1
0bとともに前記フツクレバー6の突部6bに接
触可能とされている。
前記スイツチレバー4と切換レバー5は、軸方
向がこれらのレバー4,5の摺動方向(上下方
向)と直交する前記スイツチシヤフト9に対し
て、その軸方向(横方向)に並置され、スイツチ
レバー4の第一位置4Aから第二位置4Bへの摺
動時にのみ、切換レバー5を第一位置5Aから第
二位置5Bへ連動させるよう構成される。
すなわち、スイツチレバー4の上端には、切換
レバー5側に突出する連動片4aが形成され、一
方、切換レバー5の下端には、スイツチレバー側
に突出し、第1図の如く、スイツチレバー4の連
動片4aの下側に位置する連動片5aが形成され
ている。
前記スイツチシヤフト9は、プラスチツク製の
もので、その両端が前記ケース3に回転自在に軸
受されている。このスイツチシヤフト9の一端側
取付部9aには、四個の接点片11a,11bを
有する弾性兼導電性の可動接点板11が一体回動
可能に固定されている。
この可動接点板11に対向してケース3には、
同一円周上に60°ピツチで導電性固定端子すなわ
ち強風端子(または吸気端子)12a、共通(ア
ース)端子12b、弱風端子(または排気端子)
12cが配されている。そして、各端子12a,
12b,12cは、換気扇のフアンモータを強風
回転、弱風回転、停止に切換え制御し得るように
電気回路に接続されている。
なお、各端子12a,12b,12cは、吸
気、排気、停止を切換えるよう接続することもで
きる。
前記スイツチシヤフト9の回転駆動は、シヤフ
ト9に形成されたラチエツトホイール8と、この
ホイール8に係脱自在な爪杆7とで行なわれる。
前記爪杆7は、第3図の如く、スイツチレバー
4の上端に一体形成されたもので、その一往復に
より一爪分(60°)だけ回動するよう構成され、
スイツチレバー4の第一位置4Aから第二位置4
Bへの摺動時に前記ラチエツトホイール8に係合
し、かつスイツチレバー4の第二位置4Bから第
一位置4Aへの復帰時にラチエツトホイール8か
ら離脱する方向に弾性を有せしめられている。
また、このラチエツトホイール8の逆転を防止
するための突杆14が、前記ケース3の下部に一
体的に形成されている。この突杆14は、斜め上
方へ突出され、ラチエツトホイール8の正回転を
許しかつ逆転を防止する方向に弾性を有せしめら
れている。
[組立手順] 上記構成のスイツチの組み立ての手順を説明す
る。ケース3の本体1に、スイツチシヤフト9を
挿入し、本体1に一体成形された突杆14に、ラ
チエツトホイール8をかみあわす。次に、スイツ
チレバー4を、ケース3に挿入し、復帰バネ13
をバネ座4cと本体1との間に介在させる。そう
すれば、スイツチレバー4に形成された爪杆7が
ラチエツトホイール8の上方に配される。次に、
フツクレバー6の下端を本体1の支持部1aに挿
入した後、切換レバー5を、その連動片5aがス
イツチレバー4の連動片4aの下側に位置するよ
うに、本体1に挿入し、蓋体2をビス締めして完
成させる。
このように、ケース3と、スイツチレバー4
と、切換レバー5と、可動接点板11およびラチ
エツトホイール8を有するスイツチシヤフト9
と、フツクレバー6と、復帰バネ13とを用意す
れば、簡単にスイツチを組立ることができる。
[動作] 次にスイツチの動作を説明する。第1図〜第4
図、第5図aの換気扇のシヤツター閉かつフアン
モータ停止の状態において、スイツチレバー4を
下方へ引張操作して第二位置4Bにすると、スイ
ツチレバー4の連動片4aが切換レバー5の連動
片5aに上方から当接しているので、切換レバー
5も下方も連動されてシヤツター開の第二位置5
Bとなる。
同時にスイツチレバー4の弾性爪杆7が、ラチ
エツトホイール8に第3図の位置7Aで係合して
から位置7Cに達するので、ラチエツトホイール
8は一爪分だけ回動する。そのためスイツチシヤ
フト9は60°だけ回動する。
このとき、ケース3の突杆14は、位置14A
から位置14Bへ弾性変形して再び位置14Aへ
復帰するので、ラチエツトホイール8の逆転は防
止される。
このスイツチシヤフト9の60°回動により、カ
ム10の120°の扇形突部10aがフツクレバー6
の突起6bを押すので、フツクレバー6は、その
係部6aが角孔5bへ嵌入した位置6Bとなり、
切換レバー5は第二位置5Bに保持される。
また、スイツチシヤフト9の60°回動により、
可動接点板11の接片11a,11bは、第5図
bの如く強風端子12aと共通端子12bを接続
するので、フアンモータは強風回転する。
その後、スイツチレバー4から手を離すと、ス
イツチレバー4は、バネ13の力で第一位置4A
(上位置)に復帰する。このとき、爪杆7は弾性
変形位置7Bを経てから復帰する。
しかしながら、切換レバー5は、その連動片5
aがスイツチレバー4の連動片4aよりも下側に
あり、かつフツクレバー6が切換レバー5の角孔
5bに係合されているので、スイツチレバー4の
復帰に連動せず、シヤツタ開姿勢を保つ。
次に、再びスイツチレバー4を引張ると、スイ
ツチレバー4が、上述と同様に、第二位置4Bに
達する。そのため、上記と同様に、スイツチシヤ
フト9および接片11a,11bは回動して、第
5図cの共通端子12b、弱風端子12cを接続
するので、フアンモータは弱風回転する。
スイツチレバー4から手を離すと、スイツチレ
バー4のみが第一位置4Aに復帰し、切換レバー
5は、第二位置5Bを維持するので、シヤツタ開
姿勢を保つ。
次に、スイツチレバー4を引張ると、スイツチ
レバー4のみが第二位置4Bに達し、スイツチシ
ヤフト9および接片11a,11bは回動して、
第5図aの強風端子12a、弱風端子12cを接
続するので、フアンモータは停止する。
また、カム10は、その凹部10bが突起6b
と対向するので、フツクレバー6の傾斜係部6a
は、その弾性により、切換レバー5の第一位置5
Aへの復帰力を受けて角孔5bから離脱した位置
6Aとなる。
そのため、スイツチレバー4から手を離すと、
これがバネ13により復帰するととも に、切換
レバー5は、換気扇側のバネにより、第一位置5
Aへ復帰しシヤツター閉となる。
<効果> 以上の説明から明らかな通り、本考案による
と、スイツチレバーに爪杆が一体形成された点
と、ケースにラチエツトホイールの逆転防止用の
突杆が一体的に形成された点と、ケースにスイツ
チシヤフトが横向きに支持された点とにより、部
品点数が少なく、製造費や組立費が安価で薄形の
機械的スイツチを提供できる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案機械的スイツチのケースの一部
を除いた正面図、第2図は同じく右側面図、第3
図は同じくスイツチレバー部分で縦断した断面
図、第4図は同じくスイツチシヤフト部分で横断
した断面図、第5図a,b,cは同じく接片と端
子の接続状態を示す右側面図である。 1……本体、1a,2a……支持部、2……蓋
体、3……ケース、4……スイツチレバー、4A
……第一位置(上位置)、4B……第二位置(下
位置)、4c……バネ座部、5……切換レバー、
5A……第一位置、5B……第二位置、4a,5
a……連動片、5b……角孔、6……フツクレバ
ー、6a……傾斜係部、7……弾性爪杆、8……
ラチエツトホイール、9……スイツチシヤフト、
9a……取付部、10……カム、11……可動接
点板、11a,11b……接点片、12a……固
定端子、12b……共通端子、12c……弱風端
子、13……復帰バネ、14……突杆。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケース3と、操作用スイツチレバー4と、換気
    扇シヤツタの開閉用の切換レバー5と、換気扇の
    モータ切換用のスイツチシヤフト9とを備え、 前記スイツチシヤフト9は、軸方向を横方向と
    して前記ケース3に回転自在に軸受され、 該スイツチシヤフト9に、複数の接点片11
    a,11bを有する可動接点板11と、スイツチ
    シヤフト駆動用のラチエツトホイール8とが一体
    回動可能に固定され、 前記ケース3に、前記可動接点板11に対向し
    て複数の固定端子12a,12b,12cが配さ
    れ、 前記ラチエツトホイール8を回転させるための
    爪杆7と、ラチエツトホイール8の逆転を防止す
    るための突杆14とが設けられ、 前記スイツチレバー4は、前記ケース3に対
    し、第一位置4Aと第二位置4Bとの間で縦方向
    へ直線摺動自在に支持されるとともに、復帰バネ
    13により、第一位置4A側に付勢され、 前記切換レバー5は、前記ケース3に、換気扇
    シヤツタ閉の第一位置5Aと、換気扇シヤツタ開
    の第二位置5Bとの間で縦方向へ直線摺動自在に
    支持され、 該切換レバー5をその第二位置5Bに保持する
    保持手段が設けられ、 該保持手段は、前記切換レバー5の中央部に形
    成された孔5bと、該孔5bに切換レバー5の第
    二位置5Bで係合するよう前記ケース3に支持さ
    れたフツクレバー6と、該フツクレバー6を前記
    孔5bの係合方向へ押出すよう、前記スイツチシ
    ヤフト9に形成されたフツクレバー強制係合用の
    カム10とから構成され、 前記スイツチレバー4と切換レバー5は、前記
    スイツチシヤフト9の軸方向に並置され、 前記スイツチレバー4と切換レバー5に、スイ
    ツチレバー4の第一位置4Aから第二位置4Bへ
    の摺動時にのみ、切換レバー5を第一位置5Aか
    ら第二位置5Bへ連動させる連動片4a,5が
    夫々形成され、 前記爪杆7は、前記スイツチレバー4に一体形
    成されるとともに、前記スイツチレバー4の第一
    位置4Aから第二位置4Bへの摺動時に前記ラチ
    エツトホイール8に係合し、かつスイツチレバー
    4の第二位置4Bから第一位置4Aへの復帰時に
    ラチエツトホイール8から離脱する方向に弾性を
    有せしめられ、 前記突杆14は、前記ケース3に一体的に形成
    されるとともに、前記ラチエツトホイール8の正
    回転を許しかつ逆転を防止する方向に弾性を有せ
    しめられた ことを特徴とする機械的スイツチ。
JP1985109294U 1985-07-16 1985-07-16 Expired JPH0422497Y2 (ja)

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JP1985109294U JPH0422497Y2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51104574A (ja) * 1975-03-12 1976-09-16 Fujitsu Ten Ltd Suitsuchi

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