JPH0334027Y2 - - Google Patents

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JPH0334027Y2
JPH0334027Y2 JP448683U JP448683U JPH0334027Y2 JP H0334027 Y2 JPH0334027 Y2 JP H0334027Y2 JP 448683 U JP448683 U JP 448683U JP 448683 U JP448683 U JP 448683U JP H0334027 Y2 JPH0334027 Y2 JP H0334027Y2
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motor
windings
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movable contact
switch
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は直流電源とモータとの間に設けられ該
モータの通断電の切換えを行うとともに該モータ
の巻線を流れる電流の方向を変えることにより該
モータの正逆回転の切換えを行うようにしたスイ
ツチ装置に関する。
従来より、この種のスイツチ装置としては例え
ば自動車の所謂電動式サンルーフのスイツチ装置
がある。斯かる電動式サンルーフにおいては、サ
ンルーフを閉じる場合に手や首を挟み込む危険が
あるので、そのスイツチ装置は不用意な操作によ
りサンルーフが閉じないように2個の操作部材を
同時に操作した時のみサンルーフが閉じるように
構成されている。即ち、従来のスイツチ装置は第
1図に示すように、一方の操作部材(図示せず)
のプツシユ操作によりON作動するスイツチaと
他方の操作部材(図示せず)のプツシユ操作によ
り切換えられるスイツチb,cとから構成され、
以つて前記双方の操作部材がいずれも操作されな
いときにバツテリーdとモータeとの間がスイツ
チaにより遮断され、前記一方の操作部材のみが
プツシユ操作されてスイツチaがON作動された
ときにモータeの巻線にバツテリーdからの電流
を一方向に流して該モータeを正回転させること
によりサンルーフを開放し、前記双方の操作部材
が同時にプツシユ操作されてスイツチaがON作
動され且つスイツチb,cが切換えられたときに
モータeの巻線にバツテリーdからの電流を他方
向に流して該モータeを逆回転させることにより
サンルーフを閉じるようにしている。
しかしながら、上記従来構成のものでは両操作
部材に対するスイツチの数が異なるため、プツシ
ユ操作時に両操作部材にかかるスイツチの荷重が
アンバランスになり、従つて両操作部材を同時に
プツシユ操作する場合(サンルーフを閉める場
合)に両操作部材に対して異なる操作力を加えな
ければならず、両操作部材を同時にプツシユ操作
しにくいという問題があつた。また、従来よりモ
ータを瞬時に停止させるためには、モータの巻線
に対する電流の供給を遮断すると同時に該巻線を
短絡して該巻線に逆起電力を生じさせ、この逆起
電力により該モータに逆方向の回転駆動力を生じ
させるようにすると良いことが知られているが、
前記従来構成のものではモータeの停止時にモー
タeの巻線が短絡されないため、モータeに制動
力が働かず、従つて手や首を挟み込む危険を感じ
て操作部材のプツシユ操作を止めたとしても、暫
くの間サンルーフが閉まり続け危険であつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、両操作部材に加える操作力を同一にす
ることができ、しかもモータを瞬時に停止させる
ことができるスイツチ装置を提供するにある。
以下本考案に一実施例について第2図乃至第7
図を参照しながら説明する。1は例えば電動式サ
ンルーフのスイツチ装置の本体ケースで、これは
下面が開口する長尺矩形状に形成され、上面部の
左右両側には夫々矩形状の挿通孔2,3が形成さ
れ、一方、下面開口部にはこれを閉塞するように
して絶縁基板4が装着されている。5は第1の操
作部材たる開放及び閉鎖兼用の押釦、6は第2の
操作部材たる閉鎖用の押釦である。これらの押釦
5,6は夫々鍔部5a,6aを有する矩形状に形
成された同一形状のもので、下部に長尺矩形状の
ばね挿通孔5b,6bが形成され、更に下端部に
押圧部5c,6cが突設されている。斯かる押釦
5及び6はその上端部を夫々挿通孔2,3から上
方に突出させた状態で本体ケース1内に上下方向
(第3図中矢印A方向及び反矢印A方向)に往復
移動可能に収納されている。7及び8は押釦5,
6のばね挿通孔5b,6bに挿通された板ばね
で、これらの板ばね7,8はばね挿通孔5b,6
bの側壁により湾曲され且つ両端部が絶縁基板4
の前後両側部に夫々上方に指向して突設された支
持部4a,4aの凹部4b,4b(第5図参照)
に支持されている。そして、これらの板ばね7,
8のばね力により前記押釦5,6は上方たる矢印
A方向に付勢され、常には第3図に示すように鍔
部5a,6aを本体ケース1に圧接させたOFF
位置に保持される。而して、押釦5を板ばね7の
ばね力に抗して下方たる反矢印A方向にプツシユ
操作すると第1及び第2の切換えスイツチ9,1
0が切換えられ、一方、押釦6を板ばね8のばね
力に抗して下方たる反矢印A方向にプツシユ操作
すると第3及び第4の切換スイツチ11,12が
切換えられる。以下これらの切換えスイツチ9〜
12について説明するに、13〜16は夫々基端
部を金属鋲17〜20により絶縁基板4にかしめ
付けた板ばね製同一形状の可動接片、21〜24
は夫々可動接片13〜16の先端部に対応位置し
て金属鋲25〜28によりかしめ付けられた略L
字状の固定接片で、前記押釦5,6が第3図に示
すOFF位置にあるときには可動接片13〜16
が自身のばね力により夫々固定接片21〜24に
圧接している。29〜32は下部に金属鋲33〜
36を有する固定接片で、これらは前記可動接片
13〜16の先端部下方に対応位置して絶縁基板
4にかしめ付けられており、前記押釦5,6が下
方たる反矢印A方向にプツシユ操作された時に前
記可動接片13〜16が押圧部5c,6cにより
反矢印A方向に押圧移動されてこれらの固定接片
29〜32に接触するようにしている。而して、
第6図に示すように固定接片30及び32は金属
鋲34,36により同時にかしめ付けられた導体
37により連結されて直流電源たるバツテリー3
8のプラス極側に接続され、固定接片21,2
2,24及び31は金属鋲25,26,28及び
35により同時にかしめ付けられた導体39によ
り連結されてバツテリー38のマイナス極側に接
続され、可動接片14及び固定接片23は金属鋲
18,27により同時にかしめ付けられた導体4
0により連結され、可動接片16及び固定接片2
9は金属鋲20,33により同時にかしめ付けら
れた導体41により短絡され、可動接片15は金
属鋲19を介してサンルーフ(図示せず)駆動用
のモータ42の巻線の一端部に接続され、可動接
片13は金属鋲17を介してモータ42の巻線の
他端部に接続されている。そして、前記第1の切
換スイツチ9は可動接片13及び固定接片21,
29とから構成され、前記第2の切換スイツチ1
0は可動接片14及び固定接片22,30とから
構成され、前記第3の切換スイツチ11は可動接
片15及び固定接片23,31とから構成され、
前記第4の切換スイツチ12は可動接片16及び
固定接片24,32とから構成されている。
次に上記構成の作用について説明する。押釦
5,6がいずれも操作されない場合には、第7図
に示すようにモータ42の巻線は可動接片13−
固定接片21−固定接片22−可動接片14−固
定接片23−可動接片15へ至る第1の閉回路に
より短絡され、従つて該モータ42は停止した状
態になつている。そして、サンルーフを開放すべ
く、押釦5を板ばね7のばね力に抗して下方たる
反矢印A方向にプツシユ操作すると、第1の切換
スイツチ9の可動接片13及び第2の切換スイツ
チ10の可動接片14が押圧部5cにより反矢印
A方向に押圧移動されて夫々固定接片29及び3
0接触し、以つて第1及び第2の切換スイツチ
9,10が切換えられる。すると、バツテリ−3
8のプラス極−固定接片30−可動接片14−固
定接片23−可動接片15−モータ42の巻線−
可動接片13−固定接片29−可動接片16−固
定接片24−バツテリ−38のマイナス極へ至る
第2の閉回路が形成され、この第2の閉回路によ
りバツテリー38からモータ42の巻線に一方向
に電流が流れて該モータ42が正回転し、以つて
サンルーフが開放される。そして、サンルーフを
所望位置まで開放したところで、押釦5から手を
離すと該押釦5は板ばね7のばね力により上方た
る矢印A方向に付勢されてOFF位置に復帰移動
され、これに伴つて第1の切換スイツチ9の可動
接片13及び第2の切換スイツチ10の可動接片
14が自身のばね力により元位置に復帰して夫々
固定接片21,22に接触し、以つて前記第1の
閉回路が形成されてモータ42の巻線が短絡され
る。すると、モータ42の巻線に逆起電力が生じ
て該巻線に他方向に電流が流れるようになり、こ
れにより該モータ42に逆方向の回転駆動力が生
じ、この回転駆動力が制動力として作用して該モ
ータ42が瞬時に停止され、ひいてはサンルーフ
が瞬時に停止される。
そして、サンルーフを閉鎖すべく、押釦5及び
6を同時に板ばね7及び8のばね力に抗して下方
たる反矢印A方向にプツシユ操作すると、前述し
たように押釦5により第1及び第2の切換スイツ
チ9,10が切換えられ、これと同時に第3の切
換スイツチ11の可動接片15及び第4の切換ス
イツチ12の可動接片16が押圧部6cにより反
矢印A方向に押圧移動されて夫々固定接片31及
び32に接続接触し、以つて第3及び第4の切換
スイツチ11,12が切換えられる。すると、バ
ツテリー38のプラス極−固定接片32−可動接
片16−固定接片29−可動接片13−モータ4
2の巻線−可動接片15−固定接片31−バツテ
リー38のマイナス極へ至る第3の閉回路が形成
され、この第3の閉回路によりバツテリー38か
らモータ42の巻線に他方向に電流が流れて該モ
ータ42が逆回転し、以つてサンルーフが閉鎖さ
れる。そして、サンルーフを所望位置まで閉鎖し
た時或いは手や首を挟み込む危険を感じた時に押
釦5,6から手を離すと、押釦5,6は板ばね
7,8のばね力により上方たる矢印A方向に付勢
されてOFF位置に復帰移動され、これに伴つて
第1乃至第4の切換スイツチ9〜12の可動接片
13〜16が自身のばね力により元位置に復帰し
て夫々固定接片21〜24に接触し、以つて前記
第1の閉回路が形成されてモータ42の巻線が短
絡される。すると、前述したようにモータ42が
瞬時に停止され、ひいてはサンルーフの閉塞移動
が瞬時に停止される。
このように本実施例によれば、押釦5により第
1及び第2のスイツチ9,10を切換え、押釦6
により第3及び第4のスイツチ11,12を切換
えるように構成して、押釦5及び6により切換え
られる切換スイツチの数を共に2個とする構成し
たので、押釦5,6のプツシユ操作時に両押釦
5,6にかかる切換スイツチの荷重(この場合、
押釦5に対しては可動接片13及び14のばね
力、押釦6に対しては可動接片15及び16のば
ね力)が同一になり、従つて従来構造のもののよ
うに両操作部材に対するスイツチの数が異なるが
故に両操作部材にかかるスイツチの荷重がアンバ
ランスになつて両操作部材を同時にプツシユ操作
しにくいといつた欠点は解消され、両押釦5,6
を同時にプツシユ操作する時に両押釦5,6に加
える操作力が同一になつてプツシユ操作がし易く
なる。しかも、押釦5,6のプツシユ操作を解除
してモータ42を停止する時にモータ42の巻線
を短絡する第1の閉回路を形成するように構成し
たので。モータ42の停止時に該モータ42の巻
線に生ずる逆起電力を利用して該モータ42を瞬
時に停止させることができ、サンルーフの正確な
位置調整ができるとともに手や首を挟み込む危険
を感じた時にすばやくサンルーフを停止させるこ
とができる。また、サンルーフを閉じる時には、
両押釦5,6を同時にプツシユ操作しなければ作
動しないように構成したので、不用意な操作によ
りサンルーフが閉まつて手や首が挟まれるといつ
たことは未然に防止され安全である。また、押釦
5及び6を上方たる矢印A方向に付勢する手段と
して短尺方向を湾曲させた板ばね7,8を用いた
ので、比較的短い操作ストロークでも押釦5及び
6を矢印A方向にすばやく付勢移動させることが
できる。
尚、本考案は上記実施例のみに限定されるもの
ではなく、パワーウインドのスイツチ装置等開閉
装置のスイツチ装置全般に適用できる。
本考案は以上の説明から明らかなように、第1
及び第2の操作部材に対して夫々2個宛切換スイ
ツチを設けたので、プツシユ操作時に両操作部材
にかかる切換スイツチの荷重が同一になり、この
結果、両操作部材を同時にプツシユ操作する時に
両操作部材に加える操作力が同一になつてプツシ
ユ操作操作がし易くなり、しかも前記第1及び第
2の操作部材がいずれも操作されないときにモー
タの巻線を短絡して該モータを停止させる第1の
閉回路を形成し、前記第1操作部材のみがプツシ
ユ操作されたときに前記モータの巻線に一方向に
電流を流して該モータを正回転させる第2の閉回
路を形成し、前記第1及び第2の操作部材が同時
にプツシユ操作されたときに前記モータの巻線に
他方向に電流を流して該モータを逆回転させる第
3の閉回路3を形成するように構成したので、両
操作部材のプツシユ操作を解除してモータを停止
する時に該モータの巻線を短絡して該巻線に逆起
電力を生じさせることにより該モータを瞬時に停
止させることができ、また、モータを逆回転させ
るときには第1及び第2の操作部材を同時にプツ
シユ操作しなければ作動されないため、不用意操
作によりモータが逆回転することが防止されると
いう優れた効果を奏するスイツチ装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来構成のものの電気回路図であり、
第2図乃至第7図は本考案の一実施例を示すもの
で、第2図は平面図、第3図は縦断正面図、第4
図は第3図中−線に沿う縦断側面図、第5図
は一部破断して示す要部の分解斜視図、第6図は
底面図、第7図は電気回路図である。 図中、4は絶縁基板、5は開放及び閉鎖兼用の
押釦(第1の操作部材)、6は閉鎖用の押釦(第
2の操作部材)、7及び8は板ばね、9〜11は
夫々第1乃至第4の切換スイツチ、13〜16は
可動接片、21〜24は固定接片、29〜32は
固定接片、38はバツテリー(直流電源)、42
はモータである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直流電源とモータとの間に設けられ該モータの
    通断電の切換えを行うとともに該モータの巻線を
    流れる電流の方向を変えることにより該モータの
    正逆回転の切換えを行うようにしたものにおい
    て、第1の操作部材のプツシユ操作により切換え
    られる第1及び第2の切換スイツチと、第2の操
    作部材のプツシユ操作により切換えられる第3及
    び第4の切換スイツチと、前記第1及び第2の操
    作部材がいずれも操作されないときに形成され前
    記モータの巻線を短絡し該モータを停止させる第
    1の閉回路と、前記第1の操作部材のみがプツシ
    ユ操作されたときに形成され前記モータの巻線に
    一方向に電流が流れるように前記直流電源と前記
    モータの巻線とを接続し該モータを正回転させる
    第2の閉回路と、前記第1及び第2の操作部材が
    同時にプツシユ操作されたときに形成され前記モ
    ータの巻線に他方向に電流が流れるように前記直
    流電源と前記モータの巻線とを接続し該モータを
    逆回転させる第3の閉回路とを具備してなるスイ
    ツチ装置。
JP448683U 1983-01-17 1983-01-17 スイツチ装置 Granted JPS59110928U (ja)

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JP448683U JPS59110928U (ja) 1983-01-17 1983-01-17 スイツチ装置

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JP448683U JPS59110928U (ja) 1983-01-17 1983-01-17 スイツチ装置

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Publication Number Publication Date
JPS59110928U JPS59110928U (ja) 1984-07-26
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JP448683U Granted JPS59110928U (ja) 1983-01-17 1983-01-17 スイツチ装置

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JPH0615375Y2 (ja) * 1987-07-14 1994-04-20 小島プレス工業株式会社 車両用パワ−ウインドスイッチ装置

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JPS59110928U (ja) 1984-07-26

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