JP2004031093A - 熱線センサ付自動スイッチ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】熱線センサ付自動スイッチ1は、明るさセンサ部12の検出した明るさが点灯開始照度より暗い状態で人感センサ部11が人を検知すると照明負荷Lを一定時間点灯させる制御信号を出力する制御回路部10と、商用電源AC及び照明負荷Lの直列回路が両端子間に接続された半導体開閉部16と、制御信号に応じて半導体開閉部16のオン/オフを制御する半導体制御部15と、接続する照明負荷Lを白熱灯又は蛍光灯点灯装置の何れかに設定する負荷設定部18とを備え、制御回路部10は、負荷設定部18の設定が白熱灯の場合は半導体開閉部16の導通角を制御して白熱灯を調光点灯させ、蛍光灯点灯装置の場合は半導体開閉部16を導通させて蛍光灯点灯装置へ一定電力を供給する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱線センサ付自動スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、検知領域における人の存否を検出する人感センサ部と、人感センサ部が検出信号を発生すると照明負荷を点灯させる制御信号を出力する制御回路部と、接続端子を介して商用電源及び照明負荷の直列回路が接続され制御回路部の制御信号に応じて照明負荷への電源供給をオン/オフする開閉素子とを備え、人感センサ部が人を検出すると、別途に設けられた照明負荷を点灯させる熱線センサ付自動スイッチが提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、照明負荷として白熱灯が接続され白熱灯を調光点灯させる場合には開閉素子としてトライアックを備え、トライアックにより位相制御を行って白熱灯を調光点灯させる熱線センサ付スイッチが用いられているが、照明負荷として蛍光灯点灯装置が接続されて蛍光灯の点灯/消灯を制御する場合は負荷容量が白熱灯に比べて大きいために(白熱灯点灯形の場合は約2A、蛍光灯点灯形の場合は約3A)、トライアックの発熱が大きくなるという問題があった。そこで、従来は白熱灯用と蛍光灯用とで開閉素子に別々のもの(白熱灯用はトライアック、蛍光灯用はリレー)を使用しており、白熱灯用の熱線センサ付自動スイッチと、蛍光灯用の熱線センサ付自動スイッチとを別々に用意していた。そのため、熱線センサ付自動スイッチの品種が多くなり、各品種毎に設計作業を行う必要があるから、設計コストや製造コストが上昇する要因となっていた。
【0004】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、白熱灯と蛍光灯の両方を点灯可能な熱線センサ付自動スイッチを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、検知領域における人の存否を検出する人感センサ部と、周囲の明るさを検出する明るさセンサ部と、明るさセンサ部の検出した明るさが所定の点灯開始照度より暗い状態で、少なくとも人感センサ部が検出信号を発生すると照明負荷を所定の動作保持時間点灯させる制御信号を出力する制御回路部と、接続端子を介して商用電源及び照明負荷の直列回路が接続され制御信号に応じて照明負荷への電源供給をオン/オフする半導体開閉素子とを備え、半導体開閉素子は白熱灯又は蛍光灯点灯装置の内の何れでも点灯可能な負荷容量を有し、照明負荷として白熱灯と蛍光灯点灯装置の内の何れかが選択的に用いられ、制御回路部は、白熱灯が接続された場合には半導体開閉素子の導通角を制御して白熱灯を調光点灯させるとともに、蛍光灯点灯装置が接続された場合には半導体開閉素子を導通させて蛍光灯点灯装置へ電力供給することを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、スイッチ本体の内部に半導体開閉素子に熱的に結合された放熱部材を収納し、スイッチ本体に放熱部材の一部を露出させる開口部を形成したことを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、接続する照明負荷を白熱灯又は蛍光灯点灯装置の何れかに設定する負荷設定部をスイッチ本体に設け、負荷設定部の設定に応じて制御回路部が照明負荷の種類に応じた制御動作を行うことを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明では、請求項1の発明において、半導体開閉素子と並列にリレー接点を接続し、制御回路部は、白熱灯の調光点灯時にリレー接点を開極させると共に半導体開閉素子をオン/オフさせ、白熱灯の定格点灯時及び蛍光灯の点灯時にリレー接点を閉極させることを特徴とする。
【0009】
請求項5の発明では、請求項1乃至請求項4の何れかの発明において、スイッチ本体と別体に形成された操作スイッチ本体を備え、スイッチ本体と操作スイッチ本体の内、少なくとも操作スイッチ本体に、動作保持時間及び点灯開始照度の設定部と、接続する照明負荷を白熱灯又は蛍光灯点灯装置の何れかに設定する負荷設定部と、制御回路部の動作モードを、各センサ部の出力に基づいて照明負荷の点灯状態を自動的に制御する自動モード、各センサ部の出力と無関係に照明負荷を強制的に消灯又は点灯させる切モード又は連続入モードの何れかに切り替える動作モード切替部とを設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項6の発明では、請求項5の発明において、スイッチ本体と操作スイッチ本体の両方に、動作保持時間及び点灯開始照度の設定部、負荷設定部、及び動作モード切替部をそれぞれ設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項7の発明では、請求項1乃至請求項6の何れかの発明において、上記蛍光灯点灯装置は、外部から入力される調光信号に応じて蛍光灯を調光点灯させる機能を有しており、照明負荷として蛍光灯点灯装置が接続された場合に、上記制御回路部が蛍光灯点灯装置に調光信号を出力することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
(実施形態1)
本実施形態の熱線センサ付自動スイッチのブロック図を図1に、このスイッチを用いた照明システムの概略構成図を図3に示す。
【0014】
熱線センサ付自動スイッチ1は、商用電源ACを一対の電源線L1,L1を介して接続するための一対の電源端子T1,T1と、一対の負荷出力線L2,L2を介して照明負荷Lを接続するための一対の負荷端子T2,T2と、本実施形態の熱線センサ付自動スイッチ1を親器として1乃至複数台(本実施形態では例えば2台)の子器2,2を接続するための一対の子器端子T3,T3とを備えている。電源端子T1,T1の一方と負荷端子T2,T2の一方とは電気的に接続され、トライアックのような半導体開閉部16(半導体開閉素子)が電源端子T1,T1の他方と負荷端子T2,T2の他方との間に挿入されており、半導体開閉部16のオン/オフによって照明負荷がオン/オフされるようになっている。また、子器端子T3,T3間には後述する子器ライン信号検出回路13が接続されている。尚、熱線センサ付自動スイッチ1の内部電源は、商用電源ACを定電圧回路17により整流、平滑することで供給されている。
【0015】
ここで、マイクロコンピュータよりなる制御回路部10には、焦電型赤外線センサからなり人体から放射される熱線を検出することによって検知領域における人の存否を検出する人感センサ部11と、例えばCdSからなり周囲の明るさを検出する明るさセンサ部12と、子器端子T3,T3を介して子器2,2から入力される検知出力の有無を検出する子器ライン信号検出回路13とが接続されており、人感センサ部11、明るさセンサ部12及び子器ライン信号検出回路13の出力に基づいて半導体制御部15に制御信号を出力し、半導体開閉部16をオン/オフさせることで、照明負荷Lを制御している。尚、半導体制御部15は商用電源ACのゼロクロスを検出する機能を有しており、制御回路部10から入力される制御信号に基づいて半導体開閉部16の導通角を制御することによって、負荷に供給する電力を制御することができる。
【0016】
子器2は、図2に示すように親器である熱線センサ付自動スイッチ1から供給された電圧を安定化して内部電源を生成する電圧供給部2aと、焦電型赤外線センサからなり検知エリア内の人の存否を検出する人感センサ部2bと、人感センサ部2bが検知エリア内の人を検知したときに信号線L3,L3の線間電圧を変化させる検知電圧出力部2cとを備え、人感センサ部2bが検知領域において人を検知したときに、検知電圧出力部2cが信号線L3,L3の線間電圧を変化させることによって、親器である熱線センサ付自動スイッチ1に人の検知を報知できるようにしてある。すなわち、子器2での人の検知の有無に対応して信号線L3,L3の線間電圧が2段階に変化するのであって、この電圧変化による2値信号が熱線センサ付自動スイッチ1の子器ライン信号検出回路13に入力されるのである。一方、子器ライン信号検出回路13は、子器2に供給する電圧を出力する供給電圧出力部13aと、信号線L3,L3間の線間電圧を基準電圧と比較し、基準電圧との大小関係によって子器2での人の検知の有無を判定する検知信号判定部13bとを備え、検知信号判定部13bの判定結果を制御回路部10に入力するのである。したがって、親器である熱線センサ付自動スイッチ1に子器2を接続すれば、親器(熱線センサ付自動スイッチ1)及び子器2に設けた人感センサ部11,2bで人体から放射される熱線を検知することによって、照明負荷Lをオンオフさせることができるのである。尚、子器2の外観形状は親器である熱線センサ付自動スイッチ1とほぼ同じである。
【0017】
また制御回路部10には、人感センサ部11により人から放射される熱線が検知された時などに点灯する発光ダイオードのような動作表示灯14も接続され、さらに照明負荷の種類を白熱灯又は蛍光灯から選択するための負荷設定部18と、人感センサ部11による検知出力に応じて照明負荷を点灯させる際の周囲照度の規定値となる点灯開始照度を設定する明るさ設定部19と、人感センサ部11によって人が検知されなくなってから照明負荷を消灯させるまでの動作保持時間(照明負荷の点灯を保持する時間)を設定するための動作保持時間設定部20と、動作モードをセンサの出力に基づいて照明負荷の状態を自動的に制御する「自動」モード、センサの出力に関係なく照明負荷を強制的に点灯/消灯させる「連続入」又は「切」モードに切り替えるための動作モード切替部21と、人感センサ部11の検知出力に関わりなく照明負荷Lを強制的に点灯させるお出迎え時間(1日のうちで照明負荷Lを点灯させる所望の時間帯であるお出迎え時間帯)を設定するためのお出迎え時間設定部22と、商用電源ACと照明負荷Lとの間に挿入されたいわゆる片切りの壁スイッチの操作部の瞬時連続操作(電源オフ操作から2秒以内にオン操作を行うような操作)の入力を有効にするか無効にするかを切り替えるための1−2操作機能有無設定部23とが接続されている。
【0018】
なお、お出迎え時間帯以外では、周囲が点灯開始照度よりも明るいときに瞬時連続操作が行われても瞬時連続操作は無効として扱われ、周囲が点灯開始照度よりも暗いときに瞬時連続操作が行われると、照明負荷Lを点灯させ、点灯開始後15時間が経過すると自動的に操作前の状態に戻るようになっている。また、お出迎え時間帯では、周囲照度に関係なく瞬時連続操作が行われると、照明負荷Lを点灯させ、点灯開始から2時間経過後に周囲が点灯開始照度よりも明るければ自動的に操作前の状態に戻るようになっている。また、連続入モード若しくは切モードが選択されている場合には、瞬時連続操作は無効として扱われるようになっている。
【0019】
ところで、上述の明るさ設定部19としては制御回路部10に可変抵抗器を接続してあり、図9(b)に示すように可変抵抗器の操作部に被せた摘み19bを回転させることで、点灯開始照度(規定値)を5〔lx〕〜200〔lx〕の範囲で調節できるようになっている。また、動作保持時間設定部20及び動作モード切替部21としては、制御回路部10に可変抵抗器およびスイッチを接続してあり、可変抵抗器の操作部に被せた摘み20bを回転させることで動作保持時間を10秒〜30分の範囲で段階的(例えば10秒、30秒、1分、2分、3分、15分、30分)に調節することができ、この場合は自動モードが選択される。さらに摘み20bを一方向に最後まで回転させることで照明負荷Lを常時オンさせる連続入モードを選択でき、反対方向に最後まで回転させることで照明負荷Lを常時オフさせる切モードを選択できるようになっている。従って、連続入モードを選択すれば照明負荷Lを連続点灯させることができ、施工後の配線確認作業が容易になる。また、切モードを選択すれば照明負荷Lの管球を交換する際の安全を確保することができる。
【0020】
また、上述の負荷設定部18としては制御回路部10にスライドスイッチを接続してあり、負荷端子T2,T2に接続された照明負荷Lの種類(白熱灯又は蛍光灯)に応じてスライドスイッチの操作摘み18aを切り替えることで、制御回路部10による制御動作を切り替えることができる(図9(a)参照)。
【0021】
ここで、負荷設定部18により照明負荷Lの種類が蛍光灯に切り替えられ、照明負荷Lとして蛍光灯点灯装置が接続されている場合の熱線センサ付自動スイッチ1の動作を図4(a)(b)を参照して説明する。図4(a)は人感センサ部11による人体検知の有無を、(b)は照明負荷Lの状態(0%のときは消灯、100%のときは定格点灯)をそれぞれ示している。
【0022】
先ずお出迎え時間帯が設定されている場合について説明する。周囲が点灯開始照度よりも暗くなって(周囲照度が「暗」の状態)、お出迎え時間帯が開始されると、制御回路部10は、人感センサ部11の出力に関係なく、導通角が最大となるような制御信号を半導体制御部15に出力して、半導体制御部15により半導体開閉部16をオンさせ、蛍光灯点灯装置に電力を供給して蛍光灯を点灯させる。その後、お出迎え時間帯が終了すると、制御回路部10は半導体開閉部16をオフさせる制御信号を半導体制御部15に出力して、半導体開閉部16をオフさせ、蛍光灯を消灯させる。
【0023】
一方、お出迎え時間帯が設定されていない場合やお出迎え時間帯以外の時間帯では、周囲が点灯開始照度よりも暗い状態で人感センサ部11により人体が検知されると、制御回路部10は、導通角が最大となるような制御信号を半導体制御部15に出力して、半導体制御部15により半導体開閉部16をオンさせ、蛍光灯点灯装置に電力を供給して蛍光灯を点灯させる。そして、人体検知時から所定の動作保持時間が経過すると、制御回路部10は半導体開閉部16をオフさせる制御信号を半導体制御部15に出力して、半導体開閉部16をオフさせ、蛍光灯を消灯させる。尚、図示は省略するが、動作保持時間中に人感センサ部11が人の動きを検出したときには動作保持時間が延長され、最後に人を検知してから動作保持時間が経過した後に照明負荷Lを消灯させるようになっている。また、周囲が点灯開始照度よりも明るい状態では人感センサ部11により人体が検知されても照明負荷Lは点灯しない(つまり、制御回路部10が半導体制御部15の動作を禁止する)。
【0024】
次に、負荷設定部18により照明負荷Lの種類が白熱灯に切り替えられ、照明負荷Lとして白熱灯が接続されている場合の熱線センサ付自動スイッチ1の動作を図5(a)(b)を参照して説明する。図5(a)は人感センサ部11による人体検知の有無を、(b)は照明負荷Lの状態(0%のときは消灯、10%,30%のときは定格点灯時の10%,30%の光出力となるように調光点灯され、100%のときは定格点灯される)をそれぞれ示している。
【0025】
先ず、お出迎え時間帯が設定されている場合について説明する。周囲が点灯開始照度よりも暗くなって(周囲照度が「暗」の状態)、お出迎え時間帯が開始されると、制御回路部10は、人感センサ部11の出力に関係なく、所定の導通角でオンするような制御信号を半導体制御部15に出力して、半導体開閉部16の導通角を制御し、照明負荷Lを例えば10%で調光点灯する。そして、人感センサ部11により人が検知されると、制御回路部10は、半導体制御部15を用いて半導体開閉部16の導通角を変化させ、照明負荷Lを定格点灯させる。その後、動作保持時間が終了すると、制御回路部10は、半導体制御部15を用いて半導体開閉部16の導通角を変化させ、照明負荷Lの光出力を10%に低下させ、お出迎え時間が終了すると照明負荷Lを消灯させていた。
【0026】
また、お出迎え時間帯が設定されていない場合やお出迎え時間帯以外の時間帯では、周囲が点灯開始照度よりも暗い状態で人感センサ部11により人体が検知されると、制御回路部10は、半導体制御部15を用いて半導体開閉部16の導通角を大きくして、照明負荷Lを定格点灯させる。そして、動作保持時間の途中(動作保持時間が終了する約6秒前の時点)で、制御回路部10は、半導体制御部15を用いて半導体開閉部16の導通角を変化させ、照明負荷Lの光出力を例えば30%に低下させることによって消灯が近づいた予告を行う(以下、予告減光という)。その後、動作保持時間が終了すると、制御回路部10は、半導体制御部15により半導体開閉部16をオフさせて、照明負荷Lを点灯させる。尚、図示は省略するが、動作保持時間中に人感センサ部11が人の動きを検出したときには動作保持時間が延長されるようになっている。また、周囲が点灯開始照度よりも明るい状態(周囲照度が「明」の状態)では人感センサ部11により人体が検知されても照明負荷は点灯しない。なお、予告減光中に人感センサ部11により人が検知されたときには、再び定格点灯状態に移行するようになっている。
【0027】
ところで、上述したお出迎え時間帯の開始時間は、明るさセンサ部12の検出した周囲の明るさが、点灯開始照度設定部8で設定された点灯開始照度よりも暗くなる時間で決定される。またお出迎え時間帯の終了時間は、お出迎え時間設定部22の設定をもとに制御回路部10が所定の演算を行って求めるようになっている。ここに、お出迎え時間設定部22により設定されるお出迎え設定時間をTs(Tsは8時間〜18時間を連続可変できる)、明るさセンサ部12による検出照度と点灯開始照度との明/暗判定から計時された昼時間をTday、昼時間Tdayから図6に示すグラフを用いて算出される補正値をTaとすると、お出迎え時間TはT=Ts−Taの演算式により求められ、その演算結果が0以下の場合にはお出迎え機能は切りとなって上述のお出迎え時間以外の動作が行われる。
【0028】
ここにおいて、昼時間Tdayと補正値Taとの関係は図6に示すグラフのような関係にあり、例えば、夏において5時〜19時の間の周囲照度が点灯開始照度よりも明るかったとすると昼時間Tdayは14時間となり、補正値Taは図6のグラフから分かるように7時間となるから、図9(a)に示すようにお出迎え時間設定部22の摘み22bを「切」、「夜まで」、「深夜まで」、「朝まで」という表記のうち「深夜まで」と表記されている位置まで回転させてお出迎え設定時間Tsが12時間であったとすれば、お出迎え時間Tは、T=Ts−Ta=12−7=5(時間)となる。したがって、19時に周囲照度が点灯開始照度よりも暗くなってから5時間後の24時にお出迎え時間(お出迎え時間帯)が終了することになる。
【0029】
また、冬において7時〜17時の間の周囲照度が点灯開始照度よりも明るかったとすると昼時間Tdayは10時間となり、補正値Taは図6のグラフから分かるように5時間となるから、お出迎え時間設定部22の摘み22bを「切」、「夜まで」、「深夜まで」、「朝まで」という表記のうち「深夜まで」と表記されている位置まで回転させてお出迎え設定時間Tsが12時間であったとすれば、お出迎え時間Tは、T=Ts−Ta=12−5=7(時間)となる。したがって、17時に周囲が点灯開始照度よりも暗くなってから7時間後の24時にお出迎え時間(お出迎え時間帯)が終了することになる。要するに、お出迎え時間設定部22によるお出迎え設定時間Tsを同じ値にしておけば季節に関わらず同じ位の時刻にお出迎え時間帯を終了させることが可能になる。尚、上述の動作表示灯14は、人感センサ部11の検知出力に同期して点灯し、照明負荷Lの連続点灯時には連続点灯し、電源投入後約40秒間は点滅するように制御回路部10によって制御されるようになっている。
【0030】
次に、この熱線センサ付自動スイッチ1の機構的構成について説明すると、このスイッチ1は、例えば天井に取付可能な構造を有しており、図7及び図8に示すように、ボディ30、カバー40、端子カバー45、プレート50、1対の挟み金具60、回転体70、支持部材80、制御系プリント基板91及び電源系基板92などから構成されている。
【0031】
ボディ30は、窓孔32が中央に形成され1対の保持溝33が両側にそれぞれ形成されている円状のフランジ部31と、フランジ部31の上面中央に一体成形された筒部34とで構成される。筒部34の上縁には4個の係合突片35が上向きに突設され、各係合突片35にはそれぞれ組立孔36が開口している。尚、フランジ部31には、後述する挟み金具60の引締めねじ63をそれぞれ露出させるだるま孔状の2個の操作孔38が各対の保持溝33の間に形成されている。
【0032】
挟み金具60は、1対の保持溝33にそれぞれ係合する1対の係合突片62が下端に形成され、一方に開口する縦長箱状の支柱61と、支柱61の上壁及び底壁に上下端がそれぞれ挿通されて支柱61に回動自在に保持される引締めねじ63と、この引締めねじに螺合する挟み片64とで構成される。この挟み片64は、引締めねじ63を回すことで、支柱61の上部側壁に設けた切欠部65から出て支柱61の開口面に沿って下降するようになっている。従って、各挟み金具60の挟み片64を切欠部65内に待避させた状態で、1対の係合突片62をフランジ部31の1対の保持溝33にそれぞれ係合させて、各挟み金具60をボディ30に着脱可能に取り付け、次いで各挟み金具60及び筒部34を図略の天井のボードに形成された取付孔に挿通した後、フランジ部31の操作孔38から露出する引締めねじ63を回すことで挟み片64を下降させれば、上記取付孔の周部近傍のボード上下面にそれぞれ挟み片64の先端部下面及びフランジ部31の上面が当接(圧接)して、ボディ30が天井に取り付けられることになる。尚、フランジ部31には、天井内に配置された埋込ボックスに螺合するボックスねじや、天井にスイッチ本体を直付けする際に用いるタッピンねじを挿通するための2個の取付孔39が両側にそれぞれ形成されている。
【0033】
プレート50は、窓孔32に対応する丸孔51を中央部に有し、フランジ部31に係合して保持され、化粧カバーとして機能するものである。
【0034】
回転体70は、軸部72が両端に突設されている半球状の回転枠71と、回転枠71の前面側(図7では下側)に結合して窓部となる半球状のレンズ(例えばフレネルレンズよりなる多焦点レンズ)73と、人感センサ部11、明るさセンサ部12及び動作表示灯14が下面に実装され回転枠71及びレンズ73の内部に収納される検出系プリント基板74と、回転枠71及びレンズ73の結合部分に取り付けられるリング状の保持枠75とで構成される。つまり、回転体70において人感センサ部11の受光面の前面側にはレンズ73が取り付けられており、レンズ73を通して人感センサ部11に熱線が入射するようになっている。レンズ73は赤外線が透過しやすいように高密度ポリエチレン樹脂を用いて構成されている。また明るさセンサ部12によって周囲照度が検出でき、しかも動作表示灯14の点灯が外部から視認可能となるように、レンズ73は乳白色に形成されている。また、レンズ73は多数のレンズの集合体であり、方向に応じて人感センサ部11の集光量に変化を持たせることで、熱線を放射する熱源(人体)の微小移動を熱線量の変化として検出することができるようになっている。したがって、人が存在する間は人感センサ部11から絶えず出力を得ることが可能になっている。
【0035】
支持部材80は、押え金具81と、押え金具81にばね82を介して取り付けられる支持棒83と、2個のねじ84とで構成され、回転体70をボディ30に回動自在に固定するためのものである。すなわち、回転枠71の各軸部72を窓孔32の周部に形成された下端側から上方に伸びるガイド溝37に挿入し、次いで2個のねじ84を用いて、ばね82を介して支持棒83が取り付けられた押え金具81をボディ30にねじ止めすれば、回転体70の上部が支持棒83により弾性的に押接され、回転体70がボディ30に回動自在に取り付けられることになる。
【0036】
制御系プリント基板91は、リード線97を介して検出系プリント基板74と電気的に接続されている一方、電源系基板92とも電気的に接続されている。
【0037】
電源系基板92は、基板93と、基板93に実装されて上述した端子T1〜T3に対応する3対のコ字状の端子板94と、これら3対の端子板94内にそれぞれ保持される3対の錠ばね95と、各対の錠ばね95間に介在する釦96とで構成されている。電源系基板92には半導体開閉部16を構成するトライアックTRCが実装されており、このトライアックTRCには放熱板98が熱的に結合されている。尚、トライアックTRCと放熱板98とは電気的に絶縁されている。ここにおいて、各対の端子板94と錠ばね95とで上述した電源端子T1,T1、負荷端子T2,T2、子器端子T3,T3が構成されている。
【0038】
一方、カバー40は、筒部34の開口部を閉塞可能な箱状に形成され、その側壁部には各係合突片35の組立孔36とそれぞれ係合する係合突起41が形成されており、係合突起41と組立孔36とを係合させることによって、ボディ30とカバー40とが結合される。またカバー40上面の一側には、各錠ばね95に対応する部位に電線挿入孔42が形成されており、各対の電線挿入孔42間近傍には治具挿入孔43が形成されている。またカバー40上面の他側には、放熱板98の上片98aに突設した4個の突部98bとそれぞれ嵌合して、突部98bの上面を露出させる4個の窓孔44が貫設されている。
【0039】
従って、レンズ73を窓孔32から露出させる形で回動自在にボディ30に取り付けられた回転体70の上側に制御系プリント基板91及び電源系基板92が位置するようにして、各係合突起41を対応する係合突片35の組立孔36と係合させれば、筒部34の開口部がカバー40によって閉塞されて、ボディ30及びカバー40によって制御系プリント基板91及び電源系基板92が収納されるとともに、放熱板98の突部98bが窓孔44から外側に露出される。また、電線を電線挿入孔42に挿入すれば、これに対応する端子板94とこれに弾性接触する錠ばね95との間にその電線が弾性挟持され、かつ錠ばね95の端縁が電線に食い込むことによって外部電線が抜け止めされる。さらに、治具挿入孔43にマイナスドライバの先端部等を挿入すれば、釦96が錠ばね95を押接して鎖錠状態を解除し電線の引抜きが可能になる。なお、カバー40には、各電線挿入孔42を覆うようにして端子カバー45が着脱自在に取り付けられるようになっている。このように、組立状態において半導体開閉素子たるトライアックTRCに熱的に結合された放熱板98(放熱部材)の一部をスイッチ本体に設けた開口部としての窓孔44から露出させているので、放熱効果を高めて負荷容量を大きくでき、蛍光灯を点灯できる従来品と同等の負荷容量(約3A)とすることができ、したがって1台の熱線センサ付自動スイッチ1で白熱灯を調光点灯させるとともに、蛍光灯点灯装置を点灯させることができる。
【0040】
尚、上述した負荷設定部18、明るさ設定部19、動作保持時間設定部20、お出迎え時間設定部22、及び1−2操作機能有無設定部23の操作部18a,19a,20a,22a,23aは図8に示すように、フランジ部31の下面に露出するようになっており、これらの操作部18a,19a,20a,22a,23aはフランジ部31の下面側に取り付けられるプレート50によって覆われている。尚、動作保持時間設定部20の操作部20aで、動作モード切替部21の操作部を兼用している。
【0041】
また、図9(a)(b)に示すように、フランジ部31の下面には操作部18a,22a,23aの配設された部位に銘板85が、操作部19a,20aの配設された部位に銘板86がそれぞれ貼り付けられており、銘板85には操作部22aに被せた摘み22bの周りに「切」、「夜まで」、「深夜まで」、「朝まで」という表記が記されている。また銘板86には操作部19aに被せた摘み19bの周りに「暗め」「お出迎えでおすすめ」「明るめ」という表記が記され、操作部20aに被せた摘み20bの周りに「切」「10秒」「30秒」「1分」「3分」「15分」「30分」「連続入」という表記が記されている。
【0042】
以上説明したように、本実施形態の熱線センサ付自動スイッチ1では、半導体開閉部16として白熱灯又は蛍光灯点灯装置の内の何れでも点灯可能な負荷容量を有するものを用い、負荷設定部18を用いて接続される照明負荷Lの種類を設定しており、制御回路部10は、照明負荷Lの種類に応じて半導体開閉部16の制御を切り替えているので、1台のスイッチで蛍光灯と白熱灯の両方に対応して、蛍光灯と白熱灯の両方を点灯させることができ、スイッチの品種を減らして、設計コストなどを削減できる。
【0043】
また、本実施形態の熱線センサ付自動スイッチ1は、スイッチ本体に負荷設定部18、明るさ設定部19、動作保持時間設定部20、及び動作モード切替部21をそれぞれ設けているので、スイッチ本体で各種の設定作業を行うことができる。
【0044】
また、本実施形態の熱線センサ付自動スイッチ1は、照明負荷Lの状態を照明負荷Lから離れた場所で切り替えるために電源端子T1,T1と照明負荷Lとの間に、連続入モード、切モード、動作保持時間などの各種設定を行う専用操作ユニット(図示せず)を接続可能となっており、熱線センサ付自動スイッチ1から離れた場所でも連続入モード、切モード、動作保持時間などの各種設定を行うことができるようになっている。
【0045】
(実施形態2)
本実施形態の熱線センサ付自動スイッチのブロック図を図10に、要部を示す詳細なブロック図を図11に夫々示す。
【0046】
本実施形態では、上述した実施形態1の熱線センサ付自動スイッチにおいて、半導体開閉部16と並列にラッチングリレーからなるリレー開閉部25を接続し、制御回路部10から入力される制御信号に応じてリレー制御部24がリレー開閉部25をオン/オフさせている。そして、制御回路部10では、白熱灯の調光点灯時にリレー開閉部をオフ(開極)させるとともに、半導体開閉部16をオン/オフさせ、さらに白熱灯の定格点灯時及び蛍光灯点灯時にリレー開閉部25をオン(閉極)させている。尚、リレー制御部24およびリレー開閉部25以外の構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略し、本実施形態の特徴となる部分のみを説明する。
【0047】
ここで、本実施形態の動作を図12〜図14に基づいて説明する。尚、以下の説明ではお出迎え時間帯が設定されている場合について説明する。
【0048】
先ず、負荷設定部18により照明負荷Lの種類が白熱灯に切り替えられている場合の動作を図12を参照して説明する。図12の(a)は制御回路部10のSET1信号、(b)はSET2信号、(c)はRESET信号、(d)は半導体開閉部16のオン/オフ状態、(e)はリレー開閉部25のオン/オフ状態をそれぞれ示している。
【0049】
時刻t1において周囲が点灯開始照度よりも暗くなると、お出迎え時間帯が開始されて、制御回路部10が半導体制御部15にSET1信号を出力し、半導体制御部15が、商用電源ACのゼロクロスを検出して、半導体開閉部16を所定の導通角でオン/オフさせ、白熱灯を例えば10%の光出力(お出迎え点灯状態)で調光点灯させる。そして、時刻t2において人感センサ部11により人体が検知されると、制御回路部10は、リレー制御部24にSET2信号を出力して、リレー制御部24によりリレー開閉部25をオン状態にセットし、白熱灯を定格点灯させた後、SET1信号の出力を停止して半導体開閉部16をオフさせる。その後、人体検知時から所定の動作保持時間が経過する直前の時刻t3において、制御回路部10は半導体制御部15にSET1信号を出力して、半導体制御部15により半導体開閉部16を所定の導通角でオン/オフさせた後、リレー制御部24にRESET信号を出力して、リレー制御部24によりリレー開閉部25をオフ状態にセットし(時刻t4)、白熱灯を10%の光出力で調光点灯させる。
【0050】
次に、負荷設定部18により照明負荷Lの種類が蛍光灯に切り替えられている場合の動作を図13及び図14を参照して説明する。尚、図13は蛍光灯を消灯状態から点灯状態に切り替える場合の動作を示し、(a)はSET1信号を、(b)はSET2信号を、(c)は半導体制御部の動作状態を、(d)は半導体開閉部のオン/オフ状態を、(e)はリレー開閉部のオン/オフ状態をそれぞれ示している。また、図14は蛍光灯を点灯状態から消灯状態に切り替える場合の動作を示し、(a)はSET1信号を、(b)はRESET信号を、(c)は半導体制御部の動作状態を、(d)は半導体開閉部のオン/オフ状態を、(e)はリレー開閉部のオン/オフ状態をそれぞれ示している。
【0051】
先ず、蛍光灯を消灯状態から点灯状態に切り替える動作を図13に基づいて説明する。時刻t11において周囲が点灯開始照度よりも暗くなると、お出迎え時間帯が開始され、制御回路部10が半導体制御部15及びリレー制御部24にSET1信号、SET2信号をそれぞれ出力する。この時、半導体制御部15では、SET1信号が入力されてからゼロクロスを初めて検出した後に半導体開閉部16を所定の導通角でオンさせて、蛍光灯を定格点灯させる(時刻t12)。また、リレー制御部24はオンディレー機能を有しており、SET2信号が入力されてから一定時間が経過した時刻t13において、リレー開閉部25をオンさせる。このように、制御回路部10は、半導体開閉部16を所定の導通角でオン/オフさせた後、リレー開閉部25をオンさせているので、蛍光灯点灯装置に突入電流が流れ込むのを防止できる。また、リレー開閉部25がオンした後の時刻t14において、SET1信号の出力を停止して、半導体開閉部16をオフさせており、リレー開閉部25を介して電力供給しているので、半導体開閉部16を介して電力供給する場合に比べて発熱を小さくできる。
【0052】
次に、蛍光灯を点灯状態から消灯状態に切り替える動作を図14に基づいて説明する。時刻t15において周囲が点灯開始照度よりも明るくなると、お出迎え時間帯が終了し、制御回路部10は、半導体制御部15及びリレー制御部24にSET1信号、RESET信号をそれぞれ出力する。この時、半導体制御部15では、SET1信号が入力されると即座に半導体開閉部16をオンさせ、半導体開閉部16を所定の導通角でオン/オフさせる。また、リレー制御部24はオフディレー機能を有しており、RESET信号が入力されてから一定時間が経過した時刻t16において、リレー開閉部25をオフさせる。このように、制御回路部10は、半導体開閉部16をオンさせた後、リレー開閉部25をオフさせており、リレー開閉部25がオフした後の時刻t17において、SET1信号の出力を停止して、半導体開閉部16をオフさせる。すなわち、蛍光灯の消灯時には、先ず半導体開閉部16をオンさせてから、リレー開閉部25をオフさせた後、半導体開閉部16をオフさせているので、消灯時に発生するノイズを小さくできる。
【0053】
以上説明したように本実施形態では、半導体開閉部16と並列にリレー開閉部25を接続しており、白熱灯の定格点灯時および蛍光灯の点灯時にはリレー開閉部25を閉極して、半導体開閉部16をオフさせており、位相制御を行わない場合にはリレー開閉部25を介して照明負荷Lに電力供給することで、半導体開閉部16の発熱を抑えることができ、負荷容量を大きくできる。
【0054】
(実施形態3)
本実施形態の熱線センサ付自動スイッチのブロック図を図15に、システム構成図を図16に夫々示す。
【0055】
上述した実施形態1の熱線センサ付自動スイッチ1では、明るさ設定部19の操作部19aと、動作保持時間設定部20及び動作モード切替部21の操作部20aとをスイッチ本体のみに設けているのに対して、本実施形態では、親器である熱線センサ付自動スイッチ1に信号線L4,L4を介して接続され、例えば壁面のような造営面に設置される壁操作スイッチ3(操作スイッチ本体)にも、手動で照明負荷Lを入/切するための入/切スイッチSW1と、動作保持時間を設定するためのタイマ設定スイッチSW2と、点灯開始照度を設定するための明るさ設定スイッチSW3とを設けており、壁操作スイッチ3と熱線センサ付自動スイッチ1のスイッチ本体の両方で設定作業を行えるようにしている。尚、壁操作スイッチ3以外の構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0056】
壁操作スイッチ3の内部電源は、親器である熱線センサ付自動スイッチ1の供給電圧出力部27aから供給された電圧を安定化することによって供給されており、上述のスイッチSW1〜SW3の設定操作に応じて、設定信号出力部3cが信号線L4,L4の線間電圧を変化させている。このように、壁操作スイッチ3では、各スイッチSW1〜SW3の設定操作に応じて信号線L4,L4間の線間電圧を変化させており、この変化による信号が熱線センサ付自動スイッチ1の設定信号判定部27bに入力されるのである。而して、設定信号判定部27bでは、信号線L4,L4間の線間電圧の変化やその回数を検出することで、各スイッチSW1〜SW3による設定内容を判定し、その判定結果を制御回路部10に出力しているので、スイッチ本体と離れた場所に設置された壁操作スイッチ3により各種の設定を行うことができる。尚、本実施形態ではスイッチSW1〜SW3の操作によって、照明負荷Lを手動で入切したり、動作保持時間や点灯開始照度の設定を行うことができるが、照明負荷を切り替えるためのスイッチを設けても良く、離れた場所から各種の設定を行うことができる。
【0057】
また、壁操作スイッチ3は、信号線L4,L4間の線間電圧から熱線センサ付自動スイッチ1の動作モード(自動モード、連続入モード、又は切モードの何れか)を判定する供給電圧判定部3aと、動作モードを点灯表示するための3個の発光ダイオードLD1〜LD3を有し、供給電圧判定部3aの判定結果をもとにLED駆動部3bが何れかの発光ダイオードLD1〜LD3を点灯させることで、熱線センサ付自動スイッチ1の現在の動作モードを発光表示している。尚、本実施形態では信号線L4,L4間の線間電圧を変化させることで、各スイッチSW1〜SW3による設定信号を壁操作スイッチ3から熱線センサ付自動スイッチ1に出力しているが、壁操作スイッチ3と熱線センサ付自動スイッチ1との間の信号伝送方式を、線間電圧を変化させる伝送方式に限定する趣旨のものではなく、適宜の方法で信号伝送を行うようにすれば良い。
【0058】
次に壁操作スイッチ3の機構的構成について図17を参照して説明する。壁操作スイッチ3の器体は直方体状であって、ともに合成樹脂成形品である前面開口したボディ101と、ボディ101の前面側に結合される後面開口したカバー102とにより形成されている。この器体は、埋込型の配線器具の施工時に用いる大角形連用配線器具の1連用の取付枠(JIS C8375参照)に最大3個まで取り付けることができる1個モジュール寸法の配線器具の略3倍の大きさであって、取付枠に1個だけ取着可能な寸法に形成されている。つまり、器体の短手方向の寸法は取付枠の窓孔の短手方向の寸法に略等しく、且つ、長手方向の寸法は取付枠の窓孔の長手方向の寸法に略等しく設定してあり、この器体の寸法は、「3個モジュール寸法」と呼ばれている。
【0059】
カバー102の前面には、取付枠の窓孔内に挿入されるボス部103が形成され、ボス部103の両側に設けた段部104,104には、金属製の取付枠に設けた爪が嵌合する嵌合孔105が2個ずつ開口している。また、各段部104の側縁からは、合成樹脂製の取付枠に設けた取付孔に係合可能な取付爪106が2対ずつ形成してあり、これら嵌合孔105又は取付爪106の何れかを用いて金属製の取付枠又は合成樹脂製の取付枠の何れにも取付可能となっている。
【0060】
ボディ101とカバー102とからなる器体の内部には、上述した3個のスイッチSW1〜SW3と、設定状態を表示するための3個の発光ダイオードLD1〜LD3とが実装されたプリント基板107が収納される。またボディ101の内部は隔壁によって仕切られ、複数の端子収納室101aが形成されており、各端子収納室にはプリント基板107の裏面に実装された端子板(図示せず)と、端子板との間で電線を保持する一対の錠ばね108と、端子板と一対の錠ばね108との間の電線接続状態を同時に解除する解除釦109とで構成される速結端子が納装されている。
【0061】
また、ボス部103の前面には、ボス部103の前面よりも一段低くなった凹所103aが形成されており、この凹所103aの底面には各スイッチSW1〜SW3の操作部110を露出させる3個の丸孔111と、発光ダイオードLD1〜LD3の発光面を露出させる3個の角孔112が形成されている。
【0062】
また、ボス部103には、凹所103aを覆う矩形板状の扉113が開閉自在に取り付けられる。扉113は合成樹脂製であって、発光ダイオードLD1〜LD3の発光面に対向する部位に透光部114a〜114cが形成されており、各透光部114a〜114cの側方には「自動」「連続入」「切」という表示が記されている(図16(b)参照)。そして、扉113に設けた軸113aを、凹所103aの端面に設けた軸受孔103bに軸支させることによって、扉113がカバー102に対して回動自在に取り付けられるのである。
【0063】
而して、扉113を開けると各スイッチSW1〜SW3の操作部110が露出するので、操作部110を操作して設定作業を行うことができ、また設定時以外は扉113を閉じておくことで、操作部110が誤って操作されるのを防止できる。また、扉113を閉じた状態でも、発光ダイオードLD1〜LD3の発光を透光部114a〜113cを通して外部から視認することができるので、現在の設定状態を容易に確認することができる。
【0064】
このように、熱線センサ付自動スイッチ1のスイッチ本体とは別体に形成された壁操作スイッチ3(操作スイッチ本体)に、動作保持時間及び点灯開始照度の設定部19,20や負荷設定部18や動作モード切替部21が設けられているので、壁操作スイッチ3により遠隔から設定作業を行える。さらに、スイッチ本体の設置場所は、人感センサ部11の検知領域によって決められてしまうが、壁操作スイッチ3は所望の場所に設置して使用できるため、設定作業を所望の場所から行える。
【0065】
尚、本実施形態では実施形態1の熱線センサ付自動スイッチ1において壁操作スイッチ3を設けているが、実施形態2の熱線センサ付自動スイッチ1において壁操作スイッチ3を設けても良い。また、壁操作スイッチ3とスイッチ本体の両方に、動作保持時間及び点灯開始照度の設定部19,20や負荷設定部18や動作モード切替部21を設けているが、壁操作スイッチ3のみに動作保持時間及び点灯開始照度の設定部19,20や負荷設定部18や動作モード切替部21を設けるようにしても良く、スイッチ本体の設定部や切替部をなくすことでスイッチ本体の小型化やコストダウンが図れる。
【0066】
(実施形態4)
本実施形態の熱線センサ付自動スイッチのブロック図を図18に、システム構成図を図19に夫々示す。
【0067】
本実施形態では、実施形態1の熱線センサ付自動スイッチ1において、調光機能を有する蛍光灯点灯装置に調光信号端子T4,T4を介して、例えば0〜10Vの電圧信号又はデューティ比信号からなる調光信号を出力する調光信号制御部28を設けている。尚、調光信号制御部28以外の構成は実施形態1と同様であるので同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。また、図中の29は上述した半導体制御部15と半導体開閉部16とで構成される負荷開閉部である。
【0068】
ここで、照明負荷Lとして調光機能を有する蛍光灯点灯装置が接続され、お出迎え時間帯が設定されている場合の動作を図20に基づいて説明する。尚、図20の(a)は周囲照度を、(b)は人感センサ部11の検知信号を、(c)は調光信号制御部28の出力を、(d)は照明負荷Lの状態(0%のときは消灯、10%のときは定格点灯時の10%の光出力となるように調光点灯され、100%のときは定格点灯される)をそれぞれ示している。
【0069】
時刻t20〜t21では、明るさセンサ部12の検出した周囲の明るさが点灯開始照度よりも明るいため(周囲照度が「明」の状態)、人感センサ部11が人を検知しても、制御回路部10から半導体制御部15には制御信号が出力されず、照明負荷Lは点灯しない。
【0070】
一方、時刻t21において、明るさセンサ部12の検出した周囲の明るさが点灯開始照度よりも暗くなって(周囲照度が「暗」の状態)、お出迎え時間帯が開始されると、制御回路部10は、人感センサ部11の出力に関係なく、負荷開閉部29を構成する半導体制御部15に制御信号を出力して、半導体開閉部16をオン/オフさせて、蛍光灯点灯装置に電力供給を開始すると共に、調光信号制御部28から10%の調光信号を出力させており、この調光信号を受けて蛍光灯点灯装置4では蛍光灯を10%の光出力で調光点灯させる。そして、お出迎え時間帯において人感センサ部11により人が検知されると、制御回路部10は、動作保持時間が経過するまでの間、調光信号制御部28から100%の調光信号を出力させて、蛍光灯点灯装置4により蛍光灯を定格点灯させる。そして、動作保持時間が終了すると、制御回路部10は、調光信号制御部28から10%の調光信号させて、蛍光灯点灯装置4により蛍光灯の光出力を10%に低下させ、お出迎え時間帯が終了すると、負荷開閉部29により蛍光灯点灯装置4への電力供給をオフして、蛍光灯点灯装置4を消灯させる。尚、照明負荷Lとして調光機能を持たない蛍光灯点灯装置や白熱灯が接続された場合の動作は実施形態1と同様であるので、その説明は省略する。
【0071】
このように本実施形態では、制御回路部10が調光信号制御部28により蛍光灯点灯装置に調光信号を出力させているので、蛍光灯点灯装置に調光信号を出力することで、蛍光灯を調光制御することができる。また、制御回路部10はお出迎え時間帯に人感センサ部11による検知の有無に関係なく蛍光灯を調光点灯させ、人感センサ部11が人を検知すると、所定の動作保持時間の間だけ蛍光灯を定格点灯させており、お出迎え時間帯に蛍光灯を定格点灯させる場合に比べて電力消費を低減できる。
【0072】
尚、上述した各実施形態では熱線センサ付自動スイッチ1として屋内の天井に取り付けられる構造を有するものを例に説明を行ったが、熱線センサ付自動スイッチ1の構造を上記のものに限定する趣旨のものではなく、屋内の壁に取り付けて使用する壁取付形のものや、軒下に取り付けられる軒下取付形のものや、勝手口、外玄関、ポーチなどの壁に取り付けて使用する屋側取付形のものでも良い。
【0073】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、検知領域における人の存否を検出する人感センサ部と、周囲の明るさを検出する明るさセンサ部と、明るさセンサ部の検出した明るさが所定の点灯開始照度より暗い状態で、少なくとも人感センサ部が検出信号を発生すると照明負荷を所定の動作保持時間点灯させる制御信号を出力する制御回路部と、接続端子を介して商用電源及び照明負荷の直列回路が接続され制御信号に応じて照明負荷への電源供給をオン/オフする半導体開閉素子とを備え、半導体開閉素子は白熱灯又は蛍光灯点灯装置の内の何れでも点灯可能な負荷容量を有し、照明負荷として白熱灯と蛍光灯点灯装置の内の何れかが選択的に用いられ、制御回路部は、白熱灯が接続された場合には半導体開閉素子の導通角を制御して白熱灯を調光点灯させるとともに、蛍光灯点灯装置が接続された場合には半導体開閉素子を導通させて蛍光灯点灯装置へ電力供給することを特徴とし、1台の熱線センサ付自動スイッチで白熱灯と蛍光灯の両方を点灯させることができ、さらに白熱灯を点灯させる場合には半導体開閉素子の導通角を制御することで、白熱灯を調光点灯させることができる。
【0074】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、スイッチ本体の内部に半導体開閉素子に熱的に結合された放熱部材を収納し、スイッチ本体に放熱部材の一部を露出させる開口部を形成したことを特徴とし、放熱部材の一部をスイッチ本体の開口部から露出させることで、放熱効果を高めることができ、負荷容量を蛍光灯を点灯可能な従来品と同程度に大きくできる。
【0075】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、接続する照明負荷を白熱灯又は蛍光灯点灯装置の何れかに設定する負荷設定部をスイッチ本体に設け、負荷設定部の設定に応じて制御回路部が照明負荷の種類に応じた制御動作を行うことを特徴とし、負荷設定部の設定に応じて、制御回路部が照明負荷の種類に応じた制御動作を行っているので、白熱灯又は蛍光灯点灯装置の何れにも対応できる。
【0076】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、半導体開閉素子と並列にリレー接点を接続し、制御回路部は、白熱灯の調光点灯時にリレー接点を開極させると共に半導体開閉素子をオン/オフさせ、白熱灯の定格点灯時及び蛍光灯の点灯時にリレー接点を閉極させることを特徴とし、白熱灯の定格点灯時及び蛍光灯の点灯時にはリレー接点を介して電力供給することで、半導体開閉素子の発熱を抑えることができ、負荷容量を大きくできるという効果がある。
【0077】
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかの発明において、スイッチ本体と別体に形成された操作スイッチ本体を備え、スイッチ本体と操作スイッチ本体の内、少なくとも操作スイッチ本体に、動作保持時間及び点灯開始照度の設定部と、接続する照明負荷を白熱灯又は蛍光灯点灯装置の何れかに設定する負荷設定部と、制御回路部の動作モードを、各センサ部の出力に基づいて照明負荷の点灯状態を自動的に制御する自動モード、各センサ部の出力と無関係に照明負荷を強制的に消灯又は点灯させる切モード又は連続入モードの何れかに切り替える動作モード切替部とを設けたことを特徴とし、操作スイッチ本体に動作保持時間及び点灯開始照度の設定部や負荷設定部や動作モード切替部が設けられているので、操作スイッチ本体により遠隔から設定作業を行えるという効果がある。さらに、スイッチ本体の設置場所は、人感センサ部の検知領域によって決められてしまうが、操作スイッチ本体は所望の場所に設置して使用できるため、設定作業を所望の場所から行えるという効果がある。また更に、操作スイッチ本体に動作保持時間及び点灯開始照度の設定部や負荷設定部や動作モード切替部を設けているので、これらの設定部や切替部をスイッチ本体に設ける必要が無く、スイッチ本体の設定部や切替部を省略することでスイッチ本体の小型化やコストダウンが図れるという効果もある。
【0078】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、スイッチ本体と操作スイッチ本体の両方に、動作保持時間及び点灯開始照度の設定部、負荷設定部、及び動作モード切替部をそれぞれ設けたことを特徴とし、スイッチ本体と操作スイッチ本体の両方で設定作業を行うことができる。
【0079】
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6の何れかの発明において、上記蛍光灯点灯装置は、外部から入力される調光信号に応じて蛍光灯を調光点灯させる機能を有しており、照明負荷として蛍光灯点灯装置が接続された場合に、上記制御回路部が蛍光灯点灯装置に調光信号を出力することを特徴とし、蛍光灯点灯装置に調光信号を出力することで、蛍光灯を調光制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の熱線センサ付自動スイッチのブロック図である。
【図2】同上の熱線センサ付自動スイッチと子器との接続部分を示す要部のブロック図である。
【図3】同上を用いるシステム構成図である。
【図4】(a)(b)は同上に蛍光灯を接続した場合の動作説明図である。
【図5】(a)(b)は同上に白熱灯を接続した場合の動作説明図である。
【図6】同上の昼時間と補正値との関係を示す図である。
【図7】同上の分解斜視図である。
【図8】同上を示し、化粧カバーを外した状態の下面図である。
【図9】(a)(b)は同上の要部拡大図である。
【図10】実施形態2の熱線センサ付自動スイッチのブロック図である。
【図11】同上の要部を示す詳細なブロック図である。
【図12】(a)〜(e)は同上の動作説明図である。
【図13】(a)〜(e)は同上の別の動作を説明する動作説明図である。
【図14】(a)〜(e)は同上のまた別の動作を説明する動作説明図である。
【図15】実施形態3の熱線センサ付自動スイッチのブロック図である。
【図16】(a)は同上のシステム構成図、(b)は壁操作スイッチの一部省略せる正面図である。
【図17】同上に用いる壁操作スイッチの分解斜視図である。
【図18】実施形態4の熱線センサ付自動スイッチのブロック図である。
【図19】同上のシステム構成図である。
【図20】(a)〜(d)は同上の動作説明図である。
【符号の説明】
1 熱線センサ付自動スイッチ
10 制御回路部
11 人感センサ部
12 明るさセンサ部
15 半導体制御部
16 半導体開閉部
18 負荷設定部
AC 商用電源
L 照明負荷
Claims (7)
- 検知領域における人の存否を検出する人感センサ部と、周囲の明るさを検出する明るさセンサ部と、明るさセンサ部の検出した明るさが所定の点灯開始照度より暗い状態で、少なくとも人感センサ部が検出信号を発生すると照明負荷を所定の動作保持時間点灯させる制御信号を出力する制御回路部と、接続端子を介して商用電源及び照明負荷の直列回路が接続され前記制御信号に応じて照明負荷への電源供給をオン/オフする半導体開閉素子とを備え、半導体開閉素子は白熱灯又は蛍光灯点灯装置の内の何れでも点灯可能な負荷容量を有し、照明負荷として白熱灯と蛍光灯点灯装置の内の何れかが選択的に用いられ、制御回路部は、白熱灯が接続された場合には半導体開閉素子の導通角を制御して白熱灯を調光点灯させるとともに、蛍光灯点灯装置が接続された場合には半導体開閉素子を導通させて蛍光灯点灯装置へ電力供給することを特徴とする熱線センサ付自動スイッチ。
- スイッチ本体の内部に前記半導体開閉素子に熱的に結合された放熱部材を収納し、スイッチ本体に放熱部材の一部を露出させる開口部を形成したことを特徴とする請求項1記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 接続する照明負荷を白熱灯又は蛍光灯点灯装置の何れかに設定する負荷設定部をスイッチ本体に設け、負荷設定部の設定に応じて制御回路部が照明負荷の種類に応じた制御動作を行うことを特徴とする請求項1記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 前記半導体開閉素子と並列にリレー接点を接続し、前記制御回路部は、白熱灯の調光点灯時にリレー接点を開極させると共に半導体開閉素子をオン/オフさせ、白熱灯の定格点灯時及び蛍光灯の点灯時にリレー接点を閉極させることを特徴とする請求項1記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- スイッチ本体と別体に形成された操作スイッチ本体を備え、スイッチ本体と操作スイッチ本体の内、少なくとも操作スイッチ本体に、前記動作保持時間及び前記点灯開始照度の設定部と、接続する照明負荷を白熱灯又は蛍光灯点灯装置の何れかに設定する負荷設定部と、制御回路部の動作モードを、各センサ部の出力に基づいて照明負荷の点灯状態を自動的に制御する自動モード、各センサ部の出力と無関係に照明負荷を強制的に消灯又は点灯させる切モード又は連続入モードの何れかに切り替える動作モード切替部とを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- スイッチ本体と操作スイッチ本体の両方に、前記動作保持時間及び前記点灯開始照度の設定部、前記負荷設定部、及び前記動作モード切替部をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項5記載の熱線センサ付自動スイッチ。
- 上記蛍光灯点灯装置は、外部から入力される調光信号に応じて蛍光灯を調光点灯させる機能を有しており、照明負荷として蛍光灯点灯装置が接続された場合に、上記制御回路部が蛍光灯点灯装置に調光信号を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の熱線センサ付自動スイッチ。
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