JPH07240127A - 遅れ停止操作装置 - Google Patents

遅れ停止操作装置

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JPH07240127A
JPH07240127A JP3046094A JP3046094A JPH07240127A JP H07240127 A JPH07240127 A JP H07240127A JP 3046094 A JP3046094 A JP 3046094A JP 3046094 A JP3046094 A JP 3046094A JP H07240127 A JPH07240127 A JP H07240127A
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JP
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control
operating device
sub
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Withdrawn
Application number
JP3046094A
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English (en)
Inventor
Shingo Nozaki
真吾 野崎
Yoshihisa Ishigami
義久 石神
Kousuke Sasaki
工輔 佐々木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】負荷のオン状態のみならず時限動作中か否かも
主操作器と副操作器とのどちらからも識別できるように
し、負荷の消し忘れを防止する。 【構成】主操作器と副操作器とは、それぞれ発光色の異
なる2個の表示素子LE 1A,LE1Bを備える。主操作器
と副操作器とのうちオン制御を選択した方では1個の表
示素子LE1Aを点灯させ、他方では2個の表示素子LE
1A,LE1Bを点灯させる。遅れ停止制御が選択される
と、主操作器と副操作器とではともに両表示素子L
1A,LE1Bが点灯する状態とオフ制御時に点灯する表
示素子LE1Bが点灯する状態とを交互に繰り返す。した
がって、換気扇Fの運転状態がオン制御によるのか遅れ
停止制御によるのかを主操作器と副操作器とのどちらか
らも知ることができ、換気扇Fの消し忘れを防止するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各別に設けた主操作器
と副操作器とによって1つの負荷のオン・オフを操作
し、かつオフ操作時には一定時間の経過後に負荷をオフ
にするようにした遅れ停止操作装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、トイレの換気扇のような負荷
を操作するために、負荷のオンを操作直後に行ない、負
荷のオフを操作から一定時間後に行なうようにした遅れ
停止装置が提案されている。この種の遅れ停止操作装置
では、トイレの室内と室外(洗面所など)との2箇所で
換気扇を操作できるように、主操作器と副操作器とを設
けることが考えられている。
【0003】たとえば、図19に示すように、主操作器
Aとしては、一定時間の時限動作を行なう遅れ回路DL
と、遅れ回路DLによる時限終了後にオフになるスイッ
チ要素Sと、変流器CTA の2次巻線に接続された発光
ダイオードよりなる表示素子KA とを備える3端子T0A
〜T2Aの構成のものが提案されている。すなわち、端子
0Aと端子T1Aとの間には変流器CTA の1次巻線が挿
入され、端子T0Aと端子T2Aとの間には変流器CTA
1次巻線と遅れ回路DLとが直列接続された形で挿入さ
れる。また、遅れ回路DLにはスイッチ要素Sが並列接
続される。図示していないが、遅れ回路DLには操作部
が設けられ、スイッチ要素Sのオフ時に操作部を操作す
るとスイッチ要素Sがオンになり、スイッチ要素Sのオ
ン時に操作部を操作するとスイッチ要素Sが一定時間後
にオフになるように構成されている。したがって、遅れ
回路DLの時限動作中に操作部を操作すれば、再び一定
時間の時限動作を行なってからスイッチ要素Sがオフに
なるのである。
【0004】一方、副操作器Bは、変流器CTB と、変
流器CTB の2次巻線に接続された発光ダイオードより
なる表示素子KB と、2つの切換接点を有した切換スイ
ッチSXとを備え、3端子T0B〜T2Bに構成されてい
る。すなわち、切換スイッチSXの共通接点は変流器C
B の1次巻線の一端に接続され1次巻線の他端が端子
0Bに接続され、切換スイッチSXの各切換接点はそれ
ぞれ端子T1B,T2Bに接続される。
【0005】上述した主操作器Aと副操作器Bとを用い
て換気扇Fを操作する場合には、主操作器Aの端子
1A,T2Aと副操作器Bの端子1B,T2Bとを接続し、換
気扇Fの一端を主操作器Aの端子T0Aに接続し、さらに
換気扇Fの他端と副操作器Bの端子T0Bとを電源線Lp
に接続する。このような接続関係とすれば、副操作器B
の切換スイッチSXによって端子T1Bが選択されている
ときには、上述した操作部の操作によってスイッチ要素
Sを連続的にオンにしたり操作から一定時間後にオフし
たりすることができる。すなわち、換気扇Fを連続的に
オンにしたり操作から一定時間後に停止させたりするこ
とができるのである。また、副操作器Bにおいて切換ス
イッチSXによって端子T2Bを選択すると、主操作器A
の操作にかかわらず換気扇Fは常時オンになる。
【0006】結局、主操作器Aでは副操作器Bのオフを
選択(切換スイッチSXにより端子T1Bを選択)してい
るときには、オフ→オンとオン→遅れ停止との操作を選
択でき、副操作器Bでは主操作器Aの状態にかかわらず
連続オンにするオン状態と、主操作器Aの操作状態に従
うオフ状態とを選択できることになる。また、表示素子
A ,KB は主操作器Aと副操作器Bとに1個ずつ設け
られ、換気扇Fのオン・オフの状態に対応して点灯・消
灯する。すなわち、副操作器Bでオフ(切換スイッチS
Xによって端子T2Bが選択され、主操作器Aで遅れ時間
DLの時限動作が終了した後に表示素子KA ,KB が消
灯し、他の状態では表示素子KA ,KBは点灯するので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の回路構
成では、換気扇Fのオン時に主操作器Aと副操作器Bと
の表示素子KA ,KB がともに点灯するのであり、遅れ
回路DLの時限動作中にも表示素子KA ,KB は点灯し
ているから、主操作器Aと副操作器Bとでは、表示素子
A ,KB の点灯状態によっては遅れ回路DLの時限動
作中か否かを判断することができないものである。ただ
し、主操作器Aでは表示素子KA の点灯時に操作部を操
作すれば一定時間後に換気扇Fが停止するから、主操作
器Aを操作すことのみを覚えておけば換気扇Fの消し忘
れを防止できる。しかしながら、副操作器Bでは遅れ回
路DLの時限動作を操作することができないから、結
局、副操作器Bでは遅れ回路DLが時限動作を行なって
いるのか否かを判断できず、換気扇Fの消し忘れが生じ
るという問題がある。
【0008】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、表示素子を2灯構成として負荷のオン状態の
みならず時限動作中か否かも表示素子で判断できるよう
にし、もって負荷の消し忘れを防止する遅れ停止操作装
置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、負荷
が接続される主操作器と、主操作器とは別に設けられて
制御線を介して主操作器に接続される副操作器とを備え
る遅れ停止操作装置であって、主操作器は、負荷と電源
との間に挿入されるスイッチ要素と、指示入力によりス
イッチ要素をオンにするオン制御と指示入力から一定時
間の経過後にスイッチ要素をオフにする遅れ停止制御と
指示入力によりスイッチ要素をオフにするオフ制御との
制御状態が択一的に選択される操作処理部と、操作処理
部の制御状態を表示する発光色の異なる第1の表示素子
および第2の表示素子を有する主表示部と、操作毎に操
作処理部に第1の指示入力を与える第1の操作スイッチ
と、副操作器の操作により発生した操作信号を第2の指
示入力として操作処理部に与える信号入力部とを備え、
副操作器は、操作毎に操作処理部に第2の指示入力を与
える第2の操作スイッチと、操作処理部の制御状態を表
示する発光色の異なる第3の表示素子および第4の表示
素子を有する副表示部とを備え、主表示部は、オフ制御
時には第1の表示素子のみが点灯し、第1の指示入力に
よるオン制御時には第2の表示素子のみが点灯し、第2
の指示入力によりオン制御に移行したとには両表示素子
が点灯し、遅れ停止制御時には両表示素子が点灯する状
態と第1の表示素子のみが点灯する状態とを交互に繰り
返し、副表示部は、オフ制御時には第3の表示素子のみ
が点灯し、第2の指示入力によるオン制御時には第4の
表示素子のみが点灯し、第1の指示入力によりオン制御
に移行したとには両表示素子が点灯し、遅れ停止制御時
には両表示素子が点灯する状態と第3の表示素子のみが
点灯する状態とを交互に繰り返すことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、操作処理部は、オフ制御時には第1の指示入力の
入力毎にオン制御と遅れ停止制御とを交互に選択すると
ともに第2の指示入力があるとオン制御に移行し、第1
の指示入力によりオン制御が指示されていると第2の指
示入力にかかわらずオン制御を維持し、第1の指示入力
により遅れ停止制御が選択されているときに第2の指示
入力があるとオン制御に移行することを特徴とする。
【0011】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、操作処理部は、オフ制御時には第1の指示入力の
入力毎にオン制御と遅れ停止制御とを交互に選択すると
ともに第2の指示入力があるとオン制御に移行し、第2
の指示入力によりオン制御が指示されていると第1の指
示入力にかかわらずオン制御を維持し、第1の指示入力
により遅れ停止制御が選択されているときに第2の指示
入力があるとオン制御に移行することを特徴とする。
【0012】請求項4の発明では、請求項1ないし請求
項3の発明において、電源を交流電源とするとともに、
スイッチ要素をトライアックとし、操作制御部はオン制
御および遅れ停止制御の際には、電源の電圧波形のゼロ
クロス点から所定位相まではスイッチ要素をオフにして
内部回路に給電し、その後、スイッチ要素をオンにして
負荷に給電することを特徴とする。
【0013】請求項5の発明では、請求項1ないし請求
項4の発明において、主操作器と副操作器との器体は、
埋込型の配線器具用に規格化された大角形3個用の取付
枠に3個まで取り付けることができる単位寸法の配線器
具の2個分の寸法を有し、取付枠に設けた取付孔に係合
可能な取付爪が器体の両側面に突設されて成ることを特
徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、遅れ停止操作における時限時間を可変抵抗器によっ
て設定し、可変抵抗器の操作つまみは器体の前面に露出
することを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1の発明の構成によれば、主操作器と副
操作器とにそれぞれ発光色の異なる2個の表示素子を設
け、主操作器と副操作器とのうちオン制御を選択した方
では1個の表示素子を点灯させ、他方では2個の表示素
子を点灯させることで、主操作器と副操作器とのどちら
でオン制御を選択したかを容易に知ることができる。ま
た、遅れ停止制御が選択されると、主操作器と副操作器
とではともに両表示素子が点灯する状態とオフ制御時に
点灯する表示素子が点灯する状態とを交互に繰り返すの
で、主操作器と副操作器とのどちらからも遅れ停止制御
が選択されていることを知ることができる。しかるに、
負荷の運転状態がオン制御によるのか遅れ停止制御によ
るのかを主操作器と副操作器とのどちらからも知ること
ができ、結果的に負荷の消し忘れを防止することが可能
になる。しかも、主操作器と副操作器とは負荷とは別の
制御線で結線しているから、結線作業が容易になるので
ある。
【0016】請求項2および請求項3の発明は、望まし
い実施態様であって、オン制御の指示が優先的に扱われ
るようになっている。請求項4の発明の構成によれば、
オン制御および遅れ停止制御の際には、電源の電圧波形
のゼロクロス点から所定位相まではスイッチ要素をオフ
にして内部回路に給電し、その後、スイッチ要素をオン
にして負荷に給電するから、電源と負荷とにスイッチ要
素を直列接続し、スイッチ要素をオンにしたときに負荷
に給電するようにしながらも、交流電源の1周期内にス
イッチ要素の両端から内部回路に給電する期間を設定す
ることができ、結果的に単一の電源での給電が可能にな
るのである。
【0017】請求項5の発明の構成によれば、規格化さ
れた配線器具の2個分の寸法を有しているから、大角形
3個用の取付枠に他の単位寸法の配線器具とともに取り
付けることが可能になり、たとえば、主操作器および副
操作器で換気扇を制御し、照明用のスイッチを別に設け
る場合などであれば、換気扇の制御と照明の制御とを行
なう操作器を1つの取付枠に取り付けることが可能にな
る。
【0018】請求項6の発明の構成によれば、遅れ停止
操作における時限時間を設定する可変抵抗器の操作つま
みを器体の前面に露出させているから、現場の条件に応
じて時限時間を変更に設定できるのである。
【0019】
【実施例】
(実施例1)本実施例では、図3に示すように、トイレ
の換気扇Fを主操作器Aと副操作器Bとを用いて操作す
る例について説明する。このシステム構成例では、主操
作器Aをトイレ内に配置し、副操作器Bを化粧室に設け
ている場合を想定しており、トイレおよび化粧室にはそ
れぞれ照明LA,LBも設けられる。照明LA,LBは
位置表示灯PA,PBと切換スイッチSA,SBとを内
蔵したスイッチSWA,SWB と直列接続され、この直
列回路がそれぞれ電源ラインの電圧側L1 と接地側L2
との間に接続されている。位置表示灯PA,PBは対応
する照明LA,LBの消灯時に点灯し、暗がりでのスイ
ッチSWA ,SWB の在り処を示すようになっている。
【0020】主操作器Aと副操作器Bとはそれぞれ図
1、図2に示す構成を有し、専用の2線式の制御線Lc
を介して互いの端子TAA,TBA、TBA,TBBが接続され
る。また、主操作器Aには負荷としての換気扇Fを介し
て電源ラインの接地側L2 が接続される端子TCAと、ト
イレ側のスイッチSWA の送り端子を介して電源ライン
の電圧側L1 に接続される端子TDAとが設けられる。こ
こに、電源側L1 、接地側L2 は逆でもよい。このよう
に、主操作器Aは4端子TAA〜TDAを備え、副操作器B
は2端子TAB,TBBを備える。
【0021】ところで、主操作器Aは、図1に示すよう
に、端子TCA,TDAの間に接続されたスイッチ要素とし
てのトライアックS1 を備え、トライアックS1 のオン
・オフをマイクロコンピュータを主構成とした集積回路
よりなる操作処理部11により制御している。すなわ
ち、操作処理部11からの制御出力によってトランジス
タQ1 がオン・オフされ、このトランジスタQ1 のエミ
ッタ−コレクタ間にフォトカプラPCの発光素子(発光
ダイオード)PEが直列接続されるのであって、フォト
カプラPCの受光素子(フォトトライアック)PRのオ
ン・オフによってトライアックS1 のゲート電流を制御
するようになっている。端子TCA,TDAのとトライアッ
クS1 との間には、サージ吸収素子SSを含むノイズフ
ィルタNDが設けられ、トライアックS1 のスイッチン
グに伴うノイズの発生を抑制している。
【0022】トライアックS1 の両端間には、ダイオー
ドブリッジDBA の交流入力端が接続され、ダイオード
ブリッジDBA の直流出力端間には定電圧回路12が接
続される。この定電圧回路12は、2段階に電圧を低減
するように構成され、たとえば前段で18V、後段で5
Vなどの出力電圧が得られるようになっている。ダイオ
ードブリッジDBA の出力端間にはダイオードブリッジ
DBA の出力電圧を分圧して操作処理部11の端子K0
に入力する電源波形検出回路13も接続される。しかる
に、操作処理部11では、ファンFとともに端子TCA
DA間に接続された商用交流電源ACの電圧波形のゼロ
クロス点を端子K0に入力される電源波形検出回路13
の出力に基づいて検出する。たとえば、端子K0への印
加電圧が0.2V未満になった後に0.2V以上になる
とゼロクロス点とみなすのである。操作処理部11で
は、検出したゼロクロス点に基づいて、トライアックS
1 を位相制御するのであって、ファンFへの給電を行な
う際には、商用交流電源ACの電圧波形の各半サイクル
ごとにトライアックS1 を一定期間だけオフにした後に
トライアックS1 をオンにするようにトランジスタQ1
のオン・オフを制御する。トライアックS1 をオンにす
る期間は、電源波形検出回路13の出力電圧のゼロクロ
ス点から開始されて一定時間(ここでは2ミリ秒)に設
定されている。このように、商用交流電源ACの電圧波
形の半サイクルごとに一定期間だけトライアックS1
オフにして定電圧回路11への給電を可能にすること
で、換気扇Fへの給電を行ないながらも主操作器Aへの
給電を行なうことができるのである。ここに、半サイク
ルごとのトライアックS1 のオフ期間は半サイクルの時
間に比較して小さく設定してあるから、換気扇Fへの給
電電力の大幅な低下はないものである。
【0023】操作処理部11には、トライアックS1
オン・オフを指示する指示入力を得るための手段とし
て、操作スイッチSYの操作に伴って指示入力を操作処
理部11に入力するスイッチ回路14と、副操作器Bか
らの制御信号に応じて指示入力を操作処理部に入力する
信号入力部15とが接続される。信号入力部15では端
子TAA,TBA間が短絡されるとトランジスタQ2 がオン
になって操作処理部11に指示入力を与えるようになっ
ている。
【0024】操作処理部11では、指示入力に対してト
ライアックS1 を上述のように商用交流電源ACの半サ
イクルごとに間欠的にオンにして換気扇Fに給電するオ
ン制御と、指示入力に対して指示入力を受けてから一定
時間の時限後にトライアックS1 をオフにして換気扇F
への給電を停止する遅れ停止制御とを選択することがで
きる。遅れ停止制御における時限時間の終了後に次のゼ
ロクロス点においてオフ制御に移行して換気扇Fへの給
電が停止する。遅れ停止制御における時限時間は、可変
抵抗器VRを備えた時間設定部16で30秒〜5分程度
の時間範囲で調節可能になっている。ここに、時限時間
の計時はクロック発生部18からのクロック信号を計数
することによって行なわれるようになっている。
【0025】さらに、操作処理部11には、発光色の異
なる一対の表示素子LE1A,LE2Aが接続され、後述す
るようにオン制御と遅れ停止制御とオフ制御との各制御
状態に対応した表示を行なうように制御される。ここに
おいて、表示素子LE1A,LE2Aには、赤色発光の表示
素子LE1Aと緑色発光の表示素子LE2Aとを1パッケー
ジに納装したいわゆる2色発光ダイオードを用いてい
る。また、操作処理部11と端子TAA,TBAとの間に
は、電流制限回路17aを出力部に備えた電圧信号発生
部17が設けられ、電圧信号発生部17では端子TAA
BAに接続される制御線Lcの線間電圧を操作処理部1
1のオン制御、遅れ停止制御、オフ制御の各制御状態に
対応して3段階に設定できるようになっている。ここに
おいて、電圧信号発生部17では、操作処理部11の端
子D6〜D8のうちの一つの出力が択一的にLレベルに
設定されることによって、線間電圧が選択されるように
なっている。線間電圧は、端子D6の出力がLレベルに
なったときに最低、端子D8の出力がLレベルになった
ときに最高になるように設定されている。また、電流制
限回路17aは端子TAA,TBAの短絡時に電圧信号発生
部17が過負荷になるのを防止するために設けられてい
る。この操作処理部11は商用交流電源ACからの給電
開始時にリセット回路19によってリセットされ、リセ
ット直後の初期状態では操作処理部11の各入出力はハ
イインピーダンスとなり、オフ制御が選択される。
【0026】ところで、副操作器Bは、図2に示すよう
に、端子TAB,TBBの間に接続された操作スイッチSZ
を備え、操作スイッチSZの操作によって端子TAB,T
BBを短絡できるようになっている。また、端子TAB,T
BB間にはダイオードブリッジDBB の交流入力端が接続
され、ダイオードブリッジDBB の直流出力端間には発
光色の異なる一対の表示素子LE1B,LE2Bを備えた表
示回路21が接続される。表示素子LE1B,LE2Bには
主操作器Aの表示素子LE1A,LE2Aと同様に、2色発
光ダイオードを用いている。ダイオードブリッジDBB
は、主操作器Aの端子TAA,TBAに極性があり制御線L
cについても極性があるのに対して、副操作器Bを無極
性で制御線Lcに接続可能とするために設けられてい
る。
【0027】表示回路21では、ツェナーダイオードZ
1 と2個の抵抗R11,R12との直列回路と、ツェナー
ダイオードZD2 と2個の抵抗R21,R22との直列回路
とが、ダイオードブリッジDBB の直流出力端間に接続
され、各表示素子LE1B,LE2Bにそれぞれエミッタ−
コレクタ間が直列接続されたトランジスタQ11,Q
21を、ツェナーダイオードZD1 ,ZD2 のオン・オフ
に応じてオン・オフさせることにより、表示素子L
1B,LE2Bを点灯・消灯させるようになっている。各
表示素子LE1B,LE2Bと対応する各トランジスタ
11,Q21のコレクタとの間には限流用の抵抗R13,R
23がそれぞれ接続され、表示素子LE1B,LE2Bと抵抗
13,R23とトランジスタQ11,Q21との各直列回路
は、ダイオードブリッジDBB の直流出力端間に接続さ
れる。さらに、トランジスタQ11のベースは、トランジ
スタQ12のコレクタと抵抗R14との接続点に接続され、
トランジスタQ12のエミッタ−コレクタ間と抵抗R14
の直列回路はダイオードブリッジDBB の直流出力端間
に接続されている。トランジスタQ14とトランジスタQ
21とのベースは、それぞれ抵抗R11,R21の一端に接続
される。ここで、各ツェナーダイオードZD1 ,ZD2
のツェナー電圧VZ1,VZ2は、VZ1>VZ2に設定されて
おり、かつ主操作器Aの電圧信号発生部17から発生す
る3段階の電圧をV1 >V2>V3 とするときに、V1
>VZ1>V2 >VZ2>V3 となる関係に設定してある
(ここに、ダイオードブリッジDBB での電圧降下は無
視している)。端子TAB,TBB間の電圧がツェナーダイ
オードZD11のツェナー電圧VZ1以上であれば表示素子
LE1Bが消灯し、端子TAB,TBB間の電圧がツェナーダ
イオードZD21のツェナー電圧VZ2より低いと表示素子
LE2Bが消灯するのであって、他の条件では各発光素子
LE1B,LE2Bは点灯することになる。したがって、端
子TAB,T BB間の電圧に応じて、表示素子LE1B,LE
2Bは表1のような関係で点灯・消灯する。
【0028】
【表1】
【0029】上述のように構成した副操作器Bの端子T
AB,TBBと主操作器Aの端子TAA,TBAとを2線式の制
御線Lcを介して接続し、副操作器Bで操作スイッチS
Zをオンにすれば、制御線Lcの線間の短絡によって線
間電圧が0Vになり、主操作器Bの信号入力部15では
この状態を検出してトランジスタQ2 をオンにし、操作
処理部11に指示入力を与えるのである。また、副操作
器Bの表示回路21では主操作器Aの操作処理部11の
指示で電圧信号発生部17から発生した電圧信号に応じ
て表示素子LE1B,LE2Bの表示状態を制御するのであ
る。
【0030】次に、主操作器Aと副操作器Bとの動作に
ついて説明する。まず、初期状態から主操作器Aで操作
スイッチSYを操作した場合について説明する。操作処
理部11では、初期状態においてトライアックS1 がオ
フであるときに、図4に示す時刻t1 で操作スイッチS
Yを1回操作すると、オン制御状態に移行し、商用交流
電源ACの電圧波形(図4(a))の次のゼロクロス点
を端子K0への入力(図4(b))で検出すると、ゼロ
クロス点から一定期間(ここでは2ミリ秒)はトライア
ックS1 をオフに保ち、フォトカプラPCを介して一定
期間(ここでは1ミリ秒)のトリガ信号をトライアック
1 に与えて(図4(c))トライアックS1 をオンに
する。その後、トライアックS1 は自己保持してオンを
継続し、半サイクルの終了時点でオフになる。トライア
ックS1 のオン期間には換気扇Fへの給電がなされ、オ
フ期間には換気扇Fへの給電は停止するが換気扇Fは慣
性によって回転を継続する。オン制御状態では、トライ
アックS1 がオフになったゼロクロス点を端子K0への
入力電圧の変化によって検出し、再び一定期間の計時を
行なった後にトライアックS1 をオンにするのであっ
て、この処理を繰り返すことによって換気扇Fに給電す
るのである。
【0031】ところで、主操作器Aの表示素子LE1A
LE2Bについては、図4(d)(e)に示すように、オ
フ制御時には、表示素子(赤色)LE1Aが消灯、表示素
子(緑色)LE2Aが点灯になるように制御され、オン制
御時には、逆に表示素子LE 1Aが点灯、表示素子LE2A
が消灯になるように制御される。一方、副操作器Bの表
示素子LE1B,LE2Bについては、操作処理部11の端
子D6〜D8からの出力によって電圧信号発生部17を
制御し、制御線Lcの線間電圧を変化させることによっ
て、点灯・消灯の状態を変化させるようになっている。
しかるに、図4(f)〜(h)に示すように、オフ制御
の際には端子D6〜D8のうちの端子D8の出力のみを
Lレベルにして選択可能な最高値に線間電圧を設定する
と、線間電圧はツェナー電圧VZ1以上に設定され、表1
から明らかなように、表示素子L(赤色)E1Bを消灯、
表示素子(緑色)LE2Bを点灯させることができる。ま
た、オン制御時には端子D7の出力のみがLレベルにな
って、副操作器Bの両表示素子LE1B,LE2Bがともに
点灯する。ここに、赤色と緑色との2つの表示素子LE
1B,LE2Bが1パッケージに納装されているから、2つ
の表示素子E1B,LE2Bの同時点灯によって橙色に発光
することになる。
【0032】一方、オン制御状態において図4の時刻t
2 に操作スイッチSYを再び操作したとすると、操作処
理部11は遅れ停止制御に移行する。遅れ停止制御に移
行すると時刻t3 まで一定時間の時限動作が行なわれ、
時刻t3 において時限動作が終了すると、図4(a)に
示すように、次のゼロクロス点でトライアックS1 がオ
フになりオフ制御状態に復帰するのである。
【0033】図4(d)(e)に示すように、時限動作
中には主操作器Aの表示素子(赤色)LE1Aが点滅、表
示素子(緑色)LE2Aが連続点灯する。表示素子LE1A
の点滅は、点滅が視認できる程度の周期(ここでは1秒
の周期で点灯と消灯とが0.5秒ずつ)で繰り返され
る。したがって、緑色発光と橙色発光とが交互に繰り返
されることになる。また、時限動作中には、端子D8と
端子D7との出力が交互に択一的にLレベルになり、副
操作器Bにおいて表示素子E2Bのみが点灯する状態と、
両表示素子LE1B,LE2Bが点灯する状態とを交互に繰
り返すことになる。両点灯状態は点滅が視認できる程度
の周期(ここでは1秒の周期で0.5秒ずつ点灯状態が
変化する)で交互に繰り返される。したがって、副操作
器Bにおいても主操作器Aと同様に、緑色発光と橙色発
光とが交互に繰り返されるのである。時刻t3 において
時限動作が終了すればオフ制御状態に復帰し、点灯状態
も最初の状態に復帰する。ここにおいて、副操作器Bに
おいて赤色の表示素子LE1Bが単独で点灯しないように
制御されていることによって、副操作器B側では副操作
器Bを操作していないことを知ることができる。
【0034】次に、初期状態から副操作器Bのみで操作
スイッチSZを操作する場合について説明する。ここ
に、本実施例では、副操作器Bは主操作器Aに対してオ
ン制御とオフ制御とのみを指示することができ、遅れ停
止制御は指示できないようにしてある。すなわち、操作
処理部11では操作スイッチSYの操作による指示入力
のみによって遅れ停止制御が可能であり、信号入力部1
5からの指示入力では遅れ停止制御が選択されないよう
にしているのである。しかるに、図5の時刻t1の前で
オフ制御状態であるときには、主操作器Aの表示素子L
1A,LE2Aは、それぞれ図5(d)(e)に示すよう
に、表示素子(赤色)LE1Aが消灯、表示素子(緑色)
LE2Aが点灯することになる。また、副操作器Bの表示
素子LE1B,LE2Bについては、図5(f)〜(h)に
示すように、端子D8のみがLレベルになり、表示素子
(緑色)LE1Bが点灯、表示素子(赤色)LE2Bが消灯
することになる。すなわち、主操作器Aと同じ表示状態
になる。
【0035】時刻t1 で操作スイッチSZをオンにする
と、図5(a)〜(c)に示すように、操作スイッチS
Yを操作したときと同様に次のゼロクロス点からオン制
御状態に移行する。オン制御状態では、主操作器Aの表
示素子LE1A,LE2Aは両方とも点灯して橙色に発光す
る。また、副操作器Bの表示素子LE1B,LE2Bについ
ては図5(f)〜(h)に示すように、端子D6のみが
Lレベルになることによって表示素子E1Bが消灯、表示
素子LE2Bが点灯することになる。
【0036】さらに、時刻t2 において操作スイッチS
Zを再度操作すれば、操作処理部11はオフ制御状態に
移行し、表示素子LE1A,LE2A、LE1B,LE2Bによ
る表示状態は元の状態に復帰する。このように、副操作
器Bで操作したときには、副操作器Bの赤色発光の表示
素子LE2Bを点灯・消灯させることができるのであっ
て、結局、赤色発光か橙色発光かによってオン制御の指
示を与えたのが主操作器Aか副操作器Bかを知ることが
できるのである。すなわち、主操作器Aと副操作器Bと
のうち、赤色発光で表示されているほうからオン制御の
指示を与えたことになる。
【0037】次に、主操作器Aにおいてオン制御状態を
選択した状態で、副操作器Bで操作スイッチSZを操作
する場合について説明する。すなわち、図6に示すよう
に、時刻t1 において主操作器Aの操作スイッチSYで
オン制御を指示し、その後、副操作器Bにおいて時刻t
2 ,t3 ,t4 で操作スイッチSZを操作した場合を示
す。この場合、副操作器Bでは時刻t2 ,t3 ,t
4 で、オン制御、オフ制御、オン制御をそれぞれ指示し
たことになる。この場合、図6(d)〜(h)に示すよ
うに、時刻t1 では上述したように主操作器Aで表示素
子LE1Aが点灯、表示素子LE2bが消灯になり、副操作
器Bで両表示素子LE1B,LE2Bが同時に点灯になって
いる。この状態から時刻t2 において副操作器Bで操作
スイッチSZを1回操作すれば、副操作器Bからオン制
御を指示したことになり、図6(f)〜(h)に示すよ
うに、両表示素子LE1B,LE2Bの点灯状態から赤色の
表示素子LE2Bのみが点灯する状態に移行する。すなわ
ち、副操作器Bでオン制御の操作を行なったことを表示
する。その状態から時刻t3 において副操作器Bの操作
スイッチSZを操作すれば、再び両表示素子LE1B,L
2Bが点灯して橙色に発光する。ここで、副操作器Bを
時刻t3 で操作したときに副操作器Bではオフ制御の指
示を行なったことになるが、主制御器Aでの制御状態が
優先され、換気扇Fはオフにはならないようにしてあ
る。要するに、操作スイッチSZの操作毎に、副操作器
Bでは主操作器Aからオン制御を指示した状態と、副操
作器Bからオン制御を指示した状態とが交互に表示され
るが、換気扇Fは主制御器Aで選択したオン制御の状態
が保たれるのである。したがって、副操作器Bの操作に
よっては主操作器Aでの表示は変化することはない。
【0038】主操作器Aで遅れ停止制御が選択され時限
動作中に副操作器Bの操作スイッチSZが操作された場
合には、図7のように動作する。すなわち、図7の時刻
1において主操作器Aでの時限動作が開始されると、
図4で示した時刻t2 からと同様に動作する。すなわ
ち、図7(c)に示すように、トライアックS1 はオン
制御状態と同様に間欠的にオンになり、商用交流電源A
Cの入力電圧波形および端子K0への入力電圧波形は、
図7(a)(b)のようになる。また、図7(d)
(e)に示すように、主操作器Aにおける表示素子
(赤)LE1Aは点滅、表示素子(赤)LE2Aは連続点灯
になり、操作表示部11の端子D6〜D8の出力は図7
(f)〜(h)に示すようになって、副操作器Bにおけ
る表示素子(緑)LE1Bは連続点灯、表示素子LE2B
点滅になる。要するに、遅れ停止制御状態では、主操作
器Aと副操作器Bとでともに緑色と橙色との交互表示に
なる。ここにおいて、図7の時刻t2 において副操作器
Bの操作スイッチSZを操作したとすると、副操作器B
でオン状態を選択したことになり、副操作器Bにおいて
主操作器Aのオフ時に副操作器Bをオンにした場合と同
様に、主操作器Aでは両表示素子LE1A,LE2Aを連続
点灯、副操作器Bでは表示素子LE1Bを消灯、表示素子
LE2Bを連続点灯にする。すなわち、主操作器Aでは橙
色表示、副操作器Bでは赤色表示になる。また、副操作
器Bでオン状態を選択した後に、主操作器Aでの遅れ停
止制御状態で図7の時刻t3 において再び副操作器Bの
操作スイッチSZを操作すれば、副操作器Bでオフ状態
を選択したことになり、表示素子LE1A,LE2A、LE
1B,LE2Bの表示状態は、図7の時刻t1 〜t2 の状態
と同じになる。さらに、時刻t4 で再び副操作器Bの操
作スイッチSZを操作すれば、副操作器Bでオン状態を
選択したことになって、表示素子LE1A,LE2A、LE
1B,LE2Bの表示状態は、図7の時刻t2 〜t3 の状態
と同じになる。このように、遅れ停止制御状態で副操作
器Bの操作スイッチSZを操作するたびに、表示素子L
1A,LE2A、LE1B,LE2Bの表示状態が遅れ停止制
御と副操作器Bからのオン制御との状態に交互に変化す
る。ただし、主操作器Aで遅れ停止制御を選択している
ことによって、表示が変化しても時限動作は継続される
ことになる。
【0039】主操作器Aでの時限動作が図7の時刻t5
で終了したとすると、その時点での副操作器Bでのオン
・オフの選択状態に応じて時刻t5 の後の操作処理部1
1の動作が決定される。すなわち、図7のように、副操
作器Bでオン状態が選択されているときには、時限動作
が終了したときにオン制御状態になり、換気扇Fは動作
を継続することになる。したがって、主操作器Aでは両
表示素子LE1A,LE 2Aがともに連続点灯、副操作器B
では表示素子LE1Bが消灯、表示素子LE2Bが連続点灯
になる。要するに、主操作器Aでは橙色表示、副操作器
Bでは赤色表示になる。また、時限動作が終了したとき
にオフ状態が選択されていれば、図4の時刻t3 の後と
同様に、主操作器Aでは表示素子LE1Aが消灯、表示素
子LE2Aが連続点灯で緑色表示、副操作器Bでは表示素
子LE1Bが点灯、表示素子LE2Bが消灯で緑色表示にな
る。
【0040】結局、主操作器Aの状態にかかわらず、副
操作器Bの操作スイッチSZを操作すれば、オン状態と
オフ状態とが交互に選択され、副操作器Bでオン状態を
選択すれば主操作器Aの選択にかかわらず操作処理部1
1のオン制御が選択され、副操作器Bでオフ状態を選択
すれば操作処理部11の制御状態は主操作器Aの選択に
従うのである。また、主操作器Aと副操作器Bとの操作
スイッチSY,SZを同時に操作したときにも上記操作
に従うことになる。
【0041】また、主操作器Bでオン制御を選択してい
るときに主操作器Bで遅れ停止制御を選択すれば、副操
作器Bでの選択がオン・オフどちらの状態でも、時限動
作が開始される。また、時限動作の終了時点での制御状
態は、副操作器Bの選択状態に従うことになる。さら
に、主操作器Aで遅れ停止制御が選択され時限動作を行
なっている期間に、主操作器Aの操作スイッチSYが再
度操作されると、オン制御が選択されるようになってい
る。遅れ停止制御での時限動作中に、仮に可変抵抗器V
Rが操作されたときには、図8に示すように動作する。
すなわち、可変抵抗器VRの操作前までの計時(実際に
はクロック数を計数するから計数値)は有効とし、可変
抵抗器VRの操作後に設定された時間が操作前の設定値
を越えていれば、新たに設定された時間の残り時間まで
計時を継続し、操作後に設定された時間が操作前の設定
値以下であればただちにオフ制御に移行する。たとえ
ば、可変抵抗器VRの操作前に5分間に設定されていた
とし、2分経過した時点で可変抵抗器VRを1分に設定
すればオフ制御にただちに移行し、2分経過した時点で
可変抵抗器VRを3分に設定すれば残り1分間だけ計時
を継続するのである。
【0042】以上説明した表示状態をまとめると、表2
のようになる。
【0043】
【表2】
【0044】また、表2に示した関係を発光色で示す
と、表3のようになる。表3より明らかなように、オン
制御ではオンを選択したほうが赤色、他方が橙色にな
り、オフ制御ではともに緑色になり、遅れ停止制御では
主操作器Aおよび副操作器Bがともに橙色と緑色との交
互表示になる。
【0045】
【表3】
【0046】次に、構造について説明する。なお、主操
作器Aと副操作器Bとは回路構成が異なるが他は同形状
に形成されているから、主操作器Aの構造についてのみ
説明する。図9ないし図11に示すように、上述した各
回路はプリント基板よりなる2枚の回路基板31a,3
1bに実装され、両回路基板31a,31bは可撓性を
有するプリント基板によってテープ状に形成された、い
わゆるテープ電線31cを用いて接続される。ここにお
いて、表示素子LE1A,LE1Bを個別に設けた例を示し
ているが、上述したように2色発光ダイオードを用いる
のが望ましい。また、両表示素子LE1A,LE1Bとして
必ずしも同種の素子を用いる必要はなく、一方を発光ダ
イオード、他方をネオンランプなどとしてもよい。回路
基板31a,31bを納装する器体30は、JIS規格
等によって埋込型の配線器具用に大角形3個用として規
格化されている取付枠に3個まで取り付けることができ
る単位寸法の配線器具の2個分の大きさに形成されてい
る(一般に、単位寸法をモジュール寸法と呼び、2個分
であることから2個モジュール寸法と呼ぶ)。この器体
30は、前面(図9の上面)が開口したボディ30a
と、ボディ30の開口部分を覆うカバー30bとを結合
して構成されるのであって、ボディ30aとカバー30
bとは、カバー30bの後面より後方に突出する結合爪
(図示せず)を、ボディ30aの側壁に設けた結合孔
(図示せず)に凹凸係合させることによって、互いに結
合されるようになっている。
【0047】一方の回路基板31bはボディ30aの開
口面の略半分程度の面積を有し、仕切リブ32により分
割されたボディ30aの一方の区画内で固定ねじ33に
より固定される。また、仕切リブ32により分割された
他方の区画内には端子40が収納される。他方の回路基
板31aは、仕切リブ32の前面を覆う形でボディ30
a内に配置され、固定ねじ34によりボディ30aに固
定される。この回路基板30aには、表示素子LE1A
LE1B、可変抵抗器VR、操作スイッチSYなどが実装
される。
【0048】ところで、端子40はいわゆる速結端子で
あって、導電板により略コ形に形成された端子枠41
と、帯状のばね板を曲成して形成され端子枠41の内部
に配設された鎖錠ばね42と、鎖錠ばね42に設けた鎖
錠片42aに当接するように配置された解除釦43とを
備える。すなわち、鎖錠ばね42は、帯板の一端部をJ
字状に曲成して鎖錠片42aを形成し、他端部をS字状
に曲成して接触片42bを形成したものであって、図1
2に示すようにボディ30aの後壁に穿孔された電線挿
入孔44を通してボディ30a内に挿入された電線を、
鎖錠片42aおよび接触片42bと端子枠41との間に
挟持し、このとき鎖錠片42aが電線に食い込むことに
よって電線の抜け止めをなすのである。解除釦43は、
ボディ30aの後壁に形成された解除用孔45を通して
挿入されるマイナスドライバの先端部などで押圧される
ことにより鎖錠片42aを端子枠41から離す向きに撓
ませて、電線を電線挿入孔44から引き抜くことができ
るようにするものである。
【0049】ところで、操作スイッチSYはストローク
の小さい押釦スイッチであるタクトスイッチよりなり、
操作子35はカバー30bの前面側に突出する。また、
可変抵抗器VRの操作つまみ36もカバー30bの前面
側に露出するようになっている。表示素子LE1A,LE
1Bに対応する部位ではカバー30bに透光性材料よりな
る表示窓37が装着され、表示窓37を通して表示素子
LE1A,LE1Bからの光を外部に取り出すことができる
ようにしてある。
【0050】さらに、カバー30bの前面側には操作ハ
ンドル38が設けられる。操作ハンドル38は前面が矩
形状に形成され、図13に示すように、一側縁に突設さ
れた引掛片38aがカバー30bの前面に設けた引掛孔
39aに係合し、また操作ハンドル38の他端縁に突設
された抜止片38bがカバー30bの前面に設けた抜止
孔39bに挿通される。操作ハンドル38には引掛片3
8aの近傍で図示していない薄肉のヒンジ部が形成さ
れ、このヒンジ部により操作ハンドル38における抜止
片38b側が引掛片38a側に対して前後に揺動自在に
なって、押力を操作スイッチSYの操作子35に伝達す
ることができるのである。また、抜止片38bが抜止孔
39bに係止されることによって、抜止片38bを設け
た操作ハンドル38の端部がカバー30bから前方へ脱
落することが防止される。さらに、カバー30bの前面
には抜止孔39bの近傍でストッパ39cが突設され、
このストッパ39cに操作ハンドル38が当接する位置
で操作ハンドル38の後方への押し込み量が規制される
ようになっている。ハンドル38には、表示窓37に対
応する部位で透光窓38cが設けられ、この透光窓38
cを通して表示素子LE1A,LE1Bからの光を外部に取
り出すことができるようにしてある。ここにおいて、可
変抵抗器VRの操作つまみ36は常時は操作ハンドル3
8により覆われて不用意に触れることがないようにして
ある。すなわち、操作つまみ36は一般には施工時に現
場の条件に応じて時限時間を調整する際にのみ用いられ
る。
【0051】カバー30bの両側面には、図14に示す
ように、各一対の取付爪51が突設される。取付爪51
は配線器具用の合成樹脂製の取付枠50に取着するため
に設けられている。取付枠50は、図15ないし図18
に示すように、両側片に3対ずつの取付孔52を備え、
各一対の取付孔52を用いて取り付けられる単位寸法の
配線器具を3個まで取り付けることができるようになっ
ている。この取付枠50の上下両片には、図14に示す
ように、スイッチボックスなどの埋込ボックス53の舌
片53aに螺合するボックスねじ54が挿通される長孔
状の挿通孔55が形成されるとともに、取付枠50の前
面側を覆う化粧プレート56を取り付けるためのプレー
トねじ孔57が形成される。化粧プレート56は、プレ
ートねじ孔57に螺合するプレートねじ58を備えたプ
レート枠56aと、プレート枠56aの周部に設けた係
合孔59に係脱自在に係合する係合爪(図示せず)が後
面に突設されたプレート板56bとからなる。ここにお
いて、取付枠50は単位寸法の配線器具を3個まで取り
付けることができ、器体30は単位寸法の配線器具の2
個分の大きさに形成されているから、取付枠50には単
位寸法の配線器具をあと1個取り付けることができる。
そこで、図3に示した照明LAを点灯・消灯させるため
のスイッチSWA を主操作器Aとともに1つの取付枠5
0に装着すれば、1箇所の施工作業になって施工作業が
容易になり、また照明LAと換気扇Fとを1箇所で操作
できて操作性がよいのである。ここで、スイッチSWA
の操作ハンドル38は主操作器Aと同様のものを用いる
のが望ましい。
【0052】(実施例2)実施例1では、主操作器Aで
オン制御と遅れ停止制御とを選択可能とし、副操作器B
ではオン制御とオフ制御とを選択可能としていたが、本
実施例では、副操作器Bにおいてもオン制御と遅れ停止
制御とを選択できるようにしたものである。すなわち、
主操作器Aと副操作器Bとのいずれにおいても操作スイ
ッチSY,SZを操作すれば、操作毎にオン、遅れ停止
を順次選択することになる。この場合の主操作器Aと副
操作器Bとの操作の優先関係は次のようにしてある。
【0053】まず、初期状態では主操作器Aと副操作器
Bとの選択状態は実施例1と同様にともにオフ制御にな
り、このときにはともに緑色表示になる。次に、主操作
器Aと副操作器Bとの一方でオン制御を選択すると、実
施例1と同様に、選択した側で赤色表示、他方で橙色表
示になる。また、主操作器Aと副操作器Bとの一方でオ
ン制御を選択しているときに、他方でオン制御を選択す
ると、実施例1と同様に、表示のみ変更されて主操作器
Aと副操作器Bとがともに赤色表示になり、制御状態に
は変更は生じない。さらに、主操作器Aと副操作器Bと
の一方でオン制御を選択しているときに、他方で遅れ停
止制御を選択しようとしても無効になり、オン制御を選
択した側でのみ遅れ停止制御に移行する操作が可能にな
る。
【0054】また、主操作器Aと副操作器Bとの一方で
遅れ停止制御を選択すると、どちらで選択したかにかか
わらず、主操作器Aと副操作器Bとの表示は、緑色と橙
色との交互点灯になり、時限時間の終了後にオフ制御に
至る。主操作器Aと副操作器Bとの一方で遅れ停止制御
を選択して時限動作が行なわれている期間には、遅れ停
止制御を選択した側で次の操作をするとオン制御に移行
し、遅れ停止制御を選択したのとは異なる側で操作をす
ると時限動作が解除されてオン制御に移行するのであ
る。ここに、主操作器Aと副操作器Bとで同時に操作が
なされたときにも操作処理部11への入力として受け付
けるようになっている。
【0055】さらに、主操作器Aと副操作器Bとでとも
にオン制御が選択されている状態では、主操作器Aと副
操作器Bとの一方で次の操作があると、互いに他方がオ
ン制御を選択しているから選択は無効になり、この場合
にはオフ制御に移行する。主操作器Aと副操作器Bとの
表示素子LE1A(赤),LE2A(緑)、LE1B(緑),
LE2B(赤)の表示状態をまとめると表4のようにな
る。他の構成、動作については実施例1と同様であるか
ら説明を省略する。
【0056】
【表4】
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明は、主操作器と副操作器
とにそれぞれ発光色の異なる2個の表示素子を設け、主
操作器と副操作器とのうちオン制御を選択した方では1
個の表示素子を点灯させ、他方では2個の表示素子を点
灯させることで、主操作器と副操作器とのどちらでオン
制御を選択したかを容易に知ることができる。また、遅
れ停止制御が選択されると、主操作器と副操作器とでは
ともに両表示素子が点灯する状態とオフ制御時に点灯す
る表示素子が点灯する状態とを交互に繰り返すので、主
操作器と副操作器とのどちらからも遅れ停止制御が選択
されていることを知ることができる。しかるに、負荷の
運転状態がオン制御によるのか遅れ停止制御によるのか
を主操作器と副操作器とのどちらからも知ることがで
き、結果的に負荷の消し忘れを防止することが可能にな
るという効果がある。しかも、主操作器と副操作器とは
負荷とは別の制御線で結線しているから、結線作業が容
易になるという利点がある。
【0058】請求項4の発明は、オン制御および遅れ停
止制御の際には、電源の電圧波形のゼロクロス点から所
定位相まではスイッチ要素をオフにして内部回路に給電
し、その後、スイッチ要素をオンにして負荷に給電する
から、電源と負荷とにスイッチ要素を直列接続し、スイ
ッチ要素をオンにしたときに負荷に給電するようにしな
がらも、交流電源の1周期内にスイッチ要素の両端から
内部回路に給電する期間を設定することができ、結果的
に単一の電源での給電が可能になるという利点がある。
【0059】請求項5の発明は、規格化された配線器具
の2個分の寸法を有しているから、大角形3個用の取付
枠に他の単位寸法の配線器具とともに取り付けることが
可能になり、たとえば、主操作器および副操作器で換気
扇を制御し、照明用のスイッチを別に設ける場合などで
あれば、換気扇の制御と照明の制御とを行なう操作器を
1つの取付枠に取り付けることが可能になるという利点
がある。
【0060】請求項6の発明は、遅れ停止操作における
時限時間を設定する可変抵抗器の操作つまみを器体の前
面に露出させているから、現場の条件に応じて時限時間
を変更に設定できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の主操作器を示す回路図である。
【図2】実施例1の副操作器を示す回路図である。
【図3】実施例1のシステム構成例を示す配線図であ
る。
【図4】実施例1の動作説明図である。
【図5】実施例1の動作説明図である。
【図6】実施例1の動作説明図である。
【図7】実施例1の動作説明図である。
【図8】実施例1の動作説明図である。
【図9】実施例1の縦断面図である。
【図10】実施例1のカバーを外した状態の正面図であ
る。
【図11】実施例1のカバーを外し回路基板を展開した
状態の正面図である。
【図12】実施例1の背面図である。
【図13】実施例1の正面図である。
【図14】実施例1のハンドルとの関係を示す図であ
る。
【図15】実施例1の施工状態の分解斜視図である。
【図16】実施例1の施工状態での正面図である。
【図17】実施例1の施工状態での側面図である。
【図18】実施例1の施工状態での下面図である。
【図19】従来例のシステム構成例を示す配線図であ
る。
【符号の説明】
11 操作処理部 15 信号入力部 30 器体 36 操作つまみ 50 取付枠 A 主操作器 AC 商用交流電源 B 副操作器 Lc 制御線 LE1A 表示素子 LE2A 表示素子 LE1B 表示素子 LE2B 表示素子 S1 トライアック SY 操作スイッチ SZ 操作スイッチ VR 可変抵抗器
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】上述した主操作器Aと副操作器Bとを用い
て換気扇Fを操作する場合には、主操作器Aの端子
1A,T2Aと副操作器Bの端子1B,T2Bとを接続し、換
気扇Fの一端を主操作器Aの端子T0Aに接続し、さらに
換気扇Fの他端と副操作器Bの端子T0Bとを電源線Lp
に接続する。このような接続関係とすれば、副操作器B
の切換スイッチSXによって端子2B が選択されている
ときには、上述した操作部の操作によってスイッチ要素
Sを連続的にオンにしたり操作から一定時間後にオフし
たりすることができる。すなわち、換気扇Fを連続的に
オンにしたり操作から一定時間後に停止させたりするこ
とができるのである。また、副操作器Bにおいて切換ス
イッチSXによって端子1B を選択すると、主操作器A
の操作にかかわらず換気扇Fは常時オンになる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】結局、主操作器Aでは副操作器Bオフを
選択(切換スイッチSXにより端子T1Bを選択)してい
るときには、オフ→オンオン→遅れ停止との
操作を選択でき、副操作器Bでは主操作器Aの状態にか
かわらず連続オンにするオン状態と、主操作器Aの操作
状態に従うオフ状態とを選択できることになる。また、
表示素子KA ,KB は主操作器Aと副操作器Bとに1個
ずつ設けられ、換気扇Fのオン・オフの状態に対応して
点灯・消灯する。すなわち、副操作器Bでオフ(切換ス
イッチSXによって端子T2Bが選択され、主操作器Aで
遅れ時間DLの時限動作が終了した後に表示素子KA
B が消灯し、他の状態では表示素子K A ,KB は点灯
するのである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、負荷
が接続される主操作器と、主操作器とは別に設けられて
制御線を介して主操作器に接続される副操作器とを備え
る遅れ停止操作装置であって、主操作器は、負荷と電源
との間に挿入されるスイッチ要素と、指示入力によりス
イッチ要素をオンにするオン制御と指示入力から一定時
間の経過後にスイッチ要素をオフにする遅れ停止制御
イッチ要素をオフにするオフ制御との制御状態が択一
的に選択される操作処理部と、操作処理部の制御状態を
表示する発光色の異なる第1の表示素子および第2の表
示素子を有する主表示部と、操作毎に操作処理部にオン
制御と遅れ停止制御とを選択させる第1の指示入力を与
える第1の操作スイッチと、副操作器の操作により発生
した操作信号を第2の指示入力として操作処理部に与え
る信号入力部とを備え、副操作器は、操作毎に操作処理
部に第2の指示入力を与える第2の操作スイッチと、操
作処理部の制御状態を表示する発光色の異なる第3の表
示素子および第4の表示素子を有する副表示部とを備
え、主表示部は、オフ制御時には第1の表示素子のみが
点灯し、第1の指示入力によるオン制御時には第2の表
示素子のみが点灯し、第2の指示入力によりオン制御に
移行したとには両表示素子が点灯し、遅れ停止制御時に
は両表示素子が点灯する状態と第1の表示素子のみが点
灯する状態とを交互に繰り返し、副表示部は、オフ制御
時には第3の表示素子のみが点灯し、第2の指示入力に
よるオン制御時には第4の表示素子のみが点灯し、第1
の指示入力によりオン制御に移行したときには両表示素
子が点灯し、遅れ停止制御時には両表示素子が点灯する
状態と第3の表示素子のみが点灯する状態とを交互に繰
り返し、第1の指示入力と第2の指示入力とがともにオ
ン制御を指示したときには主表示部の第1の表示素子を
消灯させ第2の表示素子を点灯させるとともに、副表示
部の第3の表示素子を消灯させ第4の表示素子を点灯さ
せることを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】ところで、主操作器Aの表示素子LE1A
LE2A については、図4(d)(e)に示すように、オ
フ制御時には、表示素子(赤色)LE1Aが消灯、表示素
子(緑色)LE2Aが点灯になるように制御され、オン制
御時には、逆に表示素子LE 1Aが点灯、表示素子LE2A
が消灯になるように制御される。一方、副操作器Bの表
示素子LE1B,LE2Bについては、操作処理部11の端
子D6〜D8からの出力によって電圧信号発生部17を
制御し、制御線Lcの線間電圧を変化させることによっ
て、点灯・消灯の状態を変化させるようになっている。
しかるに、図4(f)〜(h)に示すように、オフ制御
の際には端子D6〜D8のうちの端子D8の出力のみを
Lレベルにして選択可能な最高値に線間電圧を設定する
と、線間電圧はツェナー電圧VZ1以上に設定され、表1
から明らかなように、表示素子L(赤色)E1Bを消灯、
表示素子(緑色)LE2Bを点灯させることができる。ま
た、オン制御時には端子D7の出力のみがLレベルにな
って、副操作器Bの両表示素子LE1B,LE2Bがともに
点灯する。ここに、赤色と緑色との2つの表示素子LE
1B,LE2Bが1パッケージに納装されているから、2つ
の表示素子E1B,LE2Bの同時点灯によって橙色に発光
することになる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷が接続される主操作器と、主操作器
    とは別に設けられて制御線を介して主操作器に接続され
    る副操作器とを備える遅れ停止操作装置であって、主操
    作器は、負荷と電源との間に挿入されるスイッチ要素
    と、指示入力によりスイッチ要素をオンにするオン制御
    と指示入力から一定時間の経過後にスイッチ要素をオフ
    にする遅れ停止制御と指示入力によりスイッチ要素をオ
    フにするオフ制御との制御状態が択一的に選択される操
    作処理部と、操作処理部の制御状態を表示する発光色の
    異なる第1の表示素子および第2の表示素子を有する主
    表示部と、操作毎に操作処理部に第1の指示入力を与え
    る第1の操作スイッチと、副操作器の操作により発生し
    た操作信号を第2の指示入力として操作処理部に与える
    信号入力部とを備え、副操作器は、操作毎に操作処理部
    に第2の指示入力を与える第2の操作スイッチと、操作
    処理部の制御状態を表示する発光色の異なる第3の表示
    素子および第4の表示素子を有する副表示部とを備え、
    主表示部は、オフ制御時には第1の表示素子のみが点灯
    し、第1の指示入力によるオン制御時には第2の表示素
    子のみが点灯し、第2の指示入力によりオン制御に移行
    したとには両表示素子が点灯し、遅れ停止制御時には両
    表示素子が点灯する状態と第1の表示素子のみが点灯す
    る状態とを交互に繰り返し、副表示部は、オフ制御時に
    は第3の表示素子のみが点灯し、第2の指示入力による
    オン制御時には第4の表示素子のみが点灯し、第1の指
    示入力によりオン制御に移行したとには両表示素子が点
    灯し、遅れ停止制御時には両表示素子が点灯する状態と
    第3の表示素子のみが点灯する状態とを交互に繰り返す
    ことを特徴とする遅れ停止操作装置。
  2. 【請求項2】 操作処理部は、オフ制御時には第1の指
    示入力の入力毎にオン制御と遅れ停止制御とを交互に選
    択するとともに第2の指示入力があるとオン制御に移行
    し、第1の指示入力によりオン制御が指示されていると
    第2の指示入力にかかわらずオン制御を維持し、第1の
    指示入力により遅れ停止制御が選択されているときに第
    2の指示入力があるとオン制御に移行することを特徴と
    する請求項1記載の遅れ停止操作装置。
  3. 【請求項3】 操作処理部は、オフ制御時には第1の指
    示入力の入力毎にオン制御と遅れ停止制御とを交互に選
    択するとともに第2の指示入力があるとオン制御に移行
    し、第2の指示入力によりオン制御が指示されていると
    第1の指示入力にかかわらずオン制御を維持し、第1の
    指示入力により遅れ停止制御が選択されているときに第
    2の指示入力があるとオン制御に移行することを特徴と
    する請求項1記載の遅れ停止操作装置。
  4. 【請求項4】 電源を交流電源とするとともに、スイッ
    チ要素をトライアックとし、操作制御部はオン制御およ
    び遅れ停止制御の際には、電源の電圧波形のゼロクロス
    点から所定位相まではスイッチ要素をオフにして内部回
    路に給電し、その後、スイッチ要素をオンにして負荷に
    給電することを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれかに記載の遅れ停止操作装置。
  5. 【請求項5】 主操作器と副操作器との器体は、埋込型
    の配線器具用に規格化された大角形3個用の取付枠に3
    個まで取り付けることができる単位寸法の配線器具の2
    個分の寸法を有し、取付枠に設けた取付孔に係合可能な
    取付爪が器体の両側面に突設されて成ることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項4記載の遅れ停止操作装置。
  6. 【請求項6】 遅れ停止操作における時限時間を可変抵
    抗器によって設定し、可変抵抗器の操作つまみは器体の
    前面に露出することを特徴とする請求項4記載の遅れ停
    止操作装置。
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Cited By (4)

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