JP4556863B2 - 2線式電子スイッチ - Google Patents

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本発明は、交流電源から負荷への電力供給を入切する2線式電子スイッチであって、自ら動作電源を確保する必要がある2線式電子スイッチに関するものである。
従来、交流電源から負荷への電力供給を入切するスイッチとして、配線器具の電子化に伴い、例えばサイリスタやトライアックなどの無接点スイッチング素子を負荷開閉部として交流電源から負荷への給電路に挿入し、電子回路を用いて上記無接点スイッチング素子を電気的に開閉(オンオフ)するタイプのもの(第1の従来スイッチ)が提供されている。第1の従来スイッチは、人が操作部(操作スイッチ)を操作したときに、上記電子回路が無接点スイッチング素子を駆動するので、自己の動作電源(回路電源)を確保する必要がある。そのため、第1の従来スイッチは3線又は4線で配線する構成である。
ところが、省配線の見地から2線の配線が一般的な配線器具にあっては、第1の従来スイッチは、交流電源及び負荷と2線で接続した状態では個別に電源線を引き込むことができないので、自己の動作電源の確保が問題となった。
上記問題を解決するものとして、無接点スイッチング素子を負荷開閉部として利用したスイッチでありながら交流電源及び負荷と直列に接続した状態で、2線での配線を可能とした2線式電子スイッチ(第2の従来スイッチ)が提案されている。なお、第2の従来スイッチとほぼ同様の構成が特許文献1に開示されている。
第2の従来スイッチの動作について図10を用いて説明する。図10は第2の従来スイッチの回路図である。なお、第2の従来スイッチ9では、負荷開閉部としてのトライアック90が交流電源AC及び負荷Lと直列に接続している。まず、制御部91の制御出力端子910からの制御信号がローレベルになると、第3の電源部92がオフ状態になる。このとき、第2の電源部93が第1の電源部94に電力を供給する。この状態では、トライアック90のゲート(駆動信号入力端)には、トライアック90をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流(駆動信号)が流れないので、トライアック90がオフ(開)状態になり、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が遮断される。
一方、制御部91の制御出力端子910からの制御信号がハイレベルになると、第3の電源部92がオン状態になる。これにより、第3の電源部92が第1の電源部94に電力を供給する。このとき、第1の電源部94の充電が完了すると、充電完了検出部920から補助開閉部95に電流が流れて補助開閉部95がオン(閉)状態になる。補助開閉部95がオン状態になると、トライアック90をターンオンさせるのに必要な大きさの電流がトライアック駆動部96に流れ、トライアック駆動部96からトライアック90にゲート電流が流れる。これにより、トライアック90がオン(閉)状態になり、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われる。
特開2001−227804号公報(第2〜5頁及び第7図)
しかしながら、上記第2の従来スイッチ9は、制御部91又は制御部91に接続される機器を駆動するために大きな消費電力を必要とする場合に、第1の電源部94の充電電流が大きくなる。上記制御部91に接続される機器として、ワイヤレス受信機やオンオフ動作を表示するLEDなどがある。また、整流部97の入力端が負荷開閉部(トライアック90)の駆動信号入力端に接続されているので、第1の電源部94の充電電流が負荷電流として負荷開閉部の駆動信号入力端に流れ、負荷開閉部の電気的開閉が切り替わる振幅値に到達することによって、第1の電源部94の充電が完了していないにも関わらず負荷開閉部が誤って閉状態になる(図11参照)。これにより、第1の電源部94の電圧が不十分な電圧となるので、制御部91の動作電源を確保することができず、第2の従来スイッチ9の動作が不能となって、第2の従来スイッチ9が常に閉状態になってしまうという問題があった。
上記問題を解決するために、第3の電源部92のインピーダンスを大きくして第1の電源部94の充電電流を制御すると、充電完了までに時間を要するので電圧位相が進んでしまう。また、充電中では、第3の電源部92のインピーダンスが大きいので、第2の従来スイッチ9に大きな電圧がかかる。このため、充電完了時に負荷開閉部が閉状態になったときに、第2の従来スイッチ9のインピーダンスが急激に低下するので、負荷電圧には、図12に示すような大きな電圧段差が発生するという新たな問題があった。
また、負荷Lに印加される電圧が急激に大きく変動することになるので、負荷Lに印加される電圧歪が大きくなってしまう。これにより、負荷Lが例えば換気扇である場合、モータからうなり音が発生するという問題もあった。また、負荷Lが例えばインバータ照明負荷である場合、この急激な電圧歪により照明負荷に内蔵されているLCフィルタと配線のインダクタンスによって共振電流が発生し、図12に示すように、負荷電流が振動するので、LCフィルタからうなり音が発生するという問題もあった。また、電圧歪による雑音電圧が高くなるという問題もあった。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、制御部の消費電力が大きくなった場合に、負荷開閉部が誤って閉状態になることを低減することができる2線式電子スイッチを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、交流電源及び負荷と2線で接続し、前記交流電源からの交流電力に基づいて自己の動作電源を確保する2線式電子スイッチであって、前記交流電源から前記負荷への給電路に挿入され、両端間の電気的開閉を切り替える負荷開閉部と、前記負荷開閉部の前記両端と入力端が接続し、前記交流電源からの前記交流電力を整流する整流部と、前記整流部によって整流され前記交流電力に基づいた電力で動作し、前記負荷開閉部に駆動信号を出力して前記負荷開閉部の電気的開閉を切り替えて前記交流電源から前記負荷への電力供給を制御する制御部と、前記負荷開閉部と並列に接続し、両端間の電気的開閉を切り替える初期開閉部とを備え、前記制御部は、前記初期開閉部に初期駆動信号を出力して前記初期開閉部を閉状態に切り替えた後、前記負荷開閉部に前記駆動信号を出力して前記負荷開閉部を閉状態に切り替えて前記交流電源から前記負荷への電力供給を行うことを特徴とする。
この構成では、負荷開閉部の両端間に整流部の入力端が接続するので、制御部の消費電流が大きくなった場合に、2線式電子スイッチ内のインピーダンスを確実に小さくし、負荷開閉部が誤って閉状態になることを低減することができる。これにより、2線式電子スイッチの電圧降下を小さくすることができ、負荷開閉部が閉状態になったときに電圧変動を小さくすることができるので、負荷電圧の歪みを小さくすることができるとともに、負荷電流の振動も低減することができる。また、多種多様な負荷と接続して用いることができる。この構成では、初期開閉部を閉状態に切り替えた後、負荷開閉部を閉状態に切り替えることができるので、負荷開閉部の電気的開閉が急激に切り替わることを防止し、負荷電流の振動及び雑音電圧を低減することができる。
請求項2に記載の発明は、交流電源及び負荷と2線で接続し、前記交流電源からの交流電力に基づいて自己の動作電源を確保する2線式電子スイッチであって、前記交流電源から前記負荷への給電路に挿入され、両端間の電気的開閉を切り替える負荷開閉部と、前記負荷開閉部の前記両端と入力端が接続し、前記交流電源からの前記交流電力を整流する整流部と、前記整流部によって整流され前記交流電力に基づいた電力で動作し、前記負荷開閉部に駆動信号を出力して前記負荷開閉部の電気的開閉を切り替えて前記交流電源から前記負荷への電力供給を制御する制御部と、前記整流部の出力端と接続し、両端間の電気的開閉を切り替える初期開閉部とを備え、前記制御部は、前記初期開閉部に初期駆動信号を出力して前記初期開閉部を閉状態に切り替えた後、前記負荷開閉部に前記駆動信号を出力して前記負荷開閉部を閉状態に切り替えて前記交流電源から前記負荷への電力供給を行うことを特徴とする。
この構成では、負荷開閉部の両端間に整流部の入力端が接続するので、制御部の消費電流が大きくなった場合に、2線式電子スイッチ内のインピーダンスを確実に小さくし、負荷開閉部が誤って閉状態になることを低減することができる。これにより、2線式電子スイッチの電圧降下を小さくすることができ、負荷開閉部が閉状態になったときに電圧変動を小さくすることができるので、負荷電圧の歪みを小さくすることができるとともに、負荷電流の振動も低減することができる。また、多種多様な負荷と接続して用いることができる。この構成では、初期開閉部を閉状態に切り替えた後、負荷開閉部を閉状態に切り替えることができるので、負荷開閉部の電気的開閉が急激に切り替わることを防止し、負荷電流の振動及び雑音電圧を低減することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記制御部の動作電源となる第1の電源部を備え、前記第1の電源部は、前記負荷開閉部の両端の前記交流電力に基づいて前記制御部への出力電圧を立ち上げ、前記制御部は、前記交流電力の極性が反転するごとに、前記第1の電源部の前記出力電圧が立ち上がった後に前記初期開閉部に初期駆動信号を出力して当該初期開閉部を閉状態に切り替えて当該初期開閉部に電流が流れるようにした後に、前記負荷開閉部に前記駆動信号を出力して当該負荷開閉部を閉状態に切り替えて当該負荷開閉部に電流が流れるようにして前記交流電源から前記負荷への電力供給を行うことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記制御部が、前記駆動信号を予め決められた時間出力して前記負荷開閉部の電気的開閉の状態を前記予め決められた時間維持することを特徴とする。この構成では、負荷開閉部の電気的開閉の状態を一定時間維持することができるので、負荷電流の振動を低減することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記制御部の動作電源となる第1の電源部と、前記第1の電源部からの電圧を昇圧して前記制御部に出力する昇圧部とを備えることを特徴とする。この構成では、2線式電子スイッチ間の電圧を低くすることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記制御部の動作電源となる第1の電源部と、前記負荷開閉部が開状態になって前記交流電源から前記負荷への電力供給が停止しているときに、前記整流部で整流された電力を前記第1の電源部に供給する第2の電源部とを備えることを特徴とする。この構成では、負荷開閉部が開状態から閉状態に切り替わるときに、突入電流の発生を低減することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記制御部の動作電源となる第1の電源部と、前記制御部からの制御信号に基づいて、前記整流部で整流された電力を前記第1の電源部に供給する第3の電源部と、前記第1の電源部への充電が過剰であるか否かを検出する過電圧検出部とを備え、前記制御部が前記負荷開閉部を閉状態にさせる前記駆動信号を出力しているときに、前記過電圧検出部によって前記第1の電源部への充電が過剰であることが検出された場合、前記制御部が前記制御信号を出力して前記第3の電源部から前記第1の電源部への電力供給を停止することを特徴とする。この構成では、負荷開閉部が開状態のままで故障した場合に第1の電源部の過充電を防止することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記第3の電源部から前記第1の電源部に電力が供給されているときに、前記第1の電源部の充電が完了したか否かを検出し、検出信号を前記制御部に出力する充電完了検出部を備え、前記制御部が前記負荷開閉部を開状態にさせる前記駆動信号を出力しているときに、前記過電圧検出部によって前記第1の電源部への充電が過剰であることが検出された場合、前記充電完了検出部によって前記第1の電源部への充電が完了したことが検出された後に、前記制御部が前記負荷開閉部を閉状態にさせる前記駆動信号を出力して前記交流電源から前記負荷への電力供給を行うことを特徴とする。この構成では、負荷開閉部が開状態になっているときに、第1の電源部への過充電が検出された場合、負荷開閉部を強制的に閉状態にすることができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記制御部の動作電源となる第1の電源部と、前記制御部からの制御信号に基づいて、前記整流部で整流された電力を前記第1の電源部に供給する第3の電源部とを備え、前記交流電源から前記負荷への電力供給を行うときに、前記負荷開閉部が閉状態になった後に前記第3の電源部が閉状態になることを特徴とする。この構成では、交流電源から負荷への電力供給が停止状態から供給状態に切り替わるときに、2線式電子スイッチの電圧が低電圧の状態で第3の電源部を閉状態にすることができるので、第3の電源部での損失を小さくすることができ、第3の電源部として小型のスイッチング素子を用いることができる。
本発明によれば、制御部の消費電力が大きくなった場合に、負荷開閉部が誤って閉状態になることを低減することができる。
基本形態
基本形態について図1,2を用いて説明する。図1は基本形態の2線式電子スイッチの回路図である。図2は基本形態の2線式電子スイッチの動作を示す図である。
まず、基本形態の構成について説明する。基本形態の2線式電子スイッチAは、交流電源ACからの交流電力に基づいて自己の動作電源を確保するものであり、図1に示すように、トライアック1と、整流部2と、制御部3と、コンデンサ(第1の電源部)4と、第2の電源部5と、第3の電源部6と、充電完了検出部7とを備え、交流電源AC及び負荷Lと直列に2線で接続している。なお、交流電源ACは、例えば100Vの商用電源などである。また、負荷Lは、例えば蛍光灯や白熱球を含む照明器具、換気扇などである。
トライアック1は、例えばシリコンなどの半導体によって形成され、ゲート電流(駆動信号)に応じて2つの端子10,11間の電気的開閉を切り替える負荷開閉部である。上記トライアック1は、端子12,13を介して交流電源AC及び負荷Lと直列に接続している。
整流部2は、4つのダイオードからなるダイオードブリッジであり、入力端がトライアック1の端子10,11と接続し、出力端が第2の電源部5、第3の電源部6と接続している。上記整流部2は、交流電源ACからの交流電力を全波整流し、全波整流された電力を第2の電源部5及び第3の電源部6に出力する。
制御部3は、例えば人の操作などによって、トライアック1の電気的開閉を切り替える制御信号(充電完了信号)を制御出力端子30から第3の電源部6に出力するマイクロコンピュータである。上記制御部3は、コンデンサ4からの電力で動作する。また、制御部3は、人が操作するものとして、例えばタクトスイッチなどの操作部(操作スイッチ)(図示せず)を接続して備え、上記操作部が操作されて入力されるオンオフ信号に応じて上記制御信号を第3の電源部6に出力する。上記制御信号は、ハイレベルとローレベルの2値信号であり、制御部3は、第3の電源部6をオン状態にする場合にはハイレベルの制御信号を出力し、第3の電源部6をオフ状態にする場合にはローレベルの制御信号を出力する。また、制御部3は、充電完了検出部7から後述の充電完了信号を受け取ると、トライアック1をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流をトライアック1に一定時間流す。これにより、トライアック1が一定時間オン(閉)状態を維持するので、制御部3は、交流電源ACから負荷Lへの電力供給を制御する。
コンデンサ4は、制御部3の動作電源であり、制御部3、第2の電源部5及び第3の電源部6と接続している第1の電源部である。上記コンデンサ4は、第2の電源部5及び第3の電源部6からの電力を充電し、リップル成分を除去することによって平滑にする。
第2の電源部5は、入力端側から順に、限流用の抵抗50と、ツェナーダイオード51とを備え、入力端で整流部2の出力端と接続し、出力端でコンデンサ4と接続している。上記第2の電源部5は、トライアック1がオフ(開)状態になって交流電源ACから負荷Lへの電力供給が停止しているときに、交流電源ACからの交流電力を、整流部2によって全波整流された電力として受け、ツェナーダイオード51によって大きさが規定された電力に変換し、変換された電力をコンデンサ4に供給する。このとき、2線式電子スイッチA内の負荷電流は、コンデンサ4に流れるものと、ツェナーダイオード51に流れるものに分割されるが、どちらも最終的にはグランドを介して整流部2を流れ、負荷Lを介して交流電源ACに戻る。このときの負荷電流は、負荷Lが誤動作しない程度の大きさである。また、制御部3の消費電流は低く抑えられ、第2の電源部5のインピーダンスは高く維持されている。
第3の電源部6は、PNP型のトランジスタ60を備え、入力端で整流部2の出力端と接続し、出力端でコンデンサ4と接続している。つまり、第3の電源部6は、第2の電源部5と並列に接続している。また、第3の電源部6は、トランジスタ60のベースに接続される抵抗61及びNPN型のトランジスタ62を備えている。さらに、第3の電源部6は、トランジスタ62のベースに接続される抵抗63を備えている。トランジスタ62は、エミッタが接地され、ベースが制御部3の制御出力端子30と接続している。上記トランジスタ62は、トランジスタ60のオン状態、オフ状態を制御する。上記第3の電源部6は、制御部3からの制御信号に基づいて、交流電源ACからの交流電力を、整流部2によって全波整流された電力として受け、上記電力をコンデンサ4に供給する。具体的な手順を説明すると、制御部3からハイレベルの制御信号を受けると、トランジスタ62がオン状態になる。これにより、トランジスタ60がオン状態になる。このとき、2線式電子スイッチAのインピーダンスが低下する。その後、第3の電源部6は、コンデンサ4に電力を供給する。これに対して、制御部3からローレベルの制御信号を受けると、トランジスタ62がオフ状態になり、トランジスタ60もオフ状態になる。これにより、第3の電源部6は、コンデンサ4への電力供給を停止する。
充電完了検出部7は、例えば基準電圧生成部及び比較器(図示せず)などを備え、コンデンサ4と並列に接続している。比較器は、コンデンサ4の両端電圧と基準電圧の比較を行う。上記充電完了検出部7は、第3の電源部6からコンデンサ4に電力が供給されているときに、比較器によってコンデンサ4の両端電圧が基準電圧より高くなったと判断すると、充電完了信号を制御部3に一定期間出力することによって(図2参照)、コンデンサ4の充電が完了したことを検出する。
次に、基本形態の2線式電子スイッチAの動作について説明する。まず、オンオフ信号のオフ信号が制御部3に入力されて交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われない状態(オフ状態)の動作について説明する。制御部3の制御信号がローレベルになると、第3の電源部6のトランジスタ62及びトランジスタ60がオフ状態になる。一方、第2の電源部5がコンデンサ4に電力を供給する。これにより、コンデンサ4が制御部3の動作電源となる。この状態では、トライアック1のゲートには、トライアック1をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流が流れないので、トライアック1がオフ状態になり、交流電源ACから負荷Lに対して、動作するのに十分な電力が供給されない。
続いて、オンオフ信号のオン信号が制御部3に入力されて交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われる状態(オン状態)の動作について説明する。制御部3の制御信号がハイレベルになると、トランジスタ62及びトランジスタ60がオン状態になり、第3の電源部6がコンデンサ4に電力を供給する。これにより、第3の電源部6が制御部3の動作電源となる。一方、充電完了検出部7が、コンデンサ4の充電が完了したことを検出すると、充電完了信号を制御部3に出力する。その後、制御部3が、トライアック1をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流をトライアック1に流し、トライアック1がオン状態になる。トライアック1がオン状態になると、2線式電子スイッチの電圧が1V程度になるので、コンデンサ4による充電が停止し、コンデンサ4が過充電による過電圧になることを防止して適性電圧の範囲に保つことができる。
ここで、トライアック1がオン状態になると、トライアック1に負荷電流が流れるが、ゼロクロス点を迎えたところで自己消弧してオフ状態になる。トライアック1がオフ状態になると、再び整流部2から第3の電源部6を介してコンデンサ4に負荷電流が流れ、2線式電子スイッチAの動作電源を確保する。つまり、交流電源ACからの交流電力の半周期ごとに、動作電源を確保する動作を行う。
以上、基本形態によれば、トライアック1の両端10,11間に整流部2の入力端を接続しているので、制御部3の消費電流が大きくなった場合に、第3の電源部6のインピーダンスを小さくし、コンデンサ4を急速に充電してもトライアック1が誤ってオン状態になることを低減することができ、制御部3への電源電圧を適正な範囲に保つことができる。また、トランジスタ60のインピーダンスを小さくすることによって、充電時の2線式電子スイッチAの電圧降下を小さくすることができ、トライアック1がオン状態になったとしても電圧変動を小さくすることができるので、負荷電圧の歪みを小さくすることができるとともに、負荷電流の振動も低減することができる。さらに、トライアック1の電気的開閉の状態を一定時間維持することができるので、負荷電流の振動を低減することができる。
なお、基本形態の変形例として、制御部がゲート電流を、約0.1〜0.5msec流して、トライアックが上記時間だけオン状態にするようにしてもよい。このような構成にすると、負荷電流が振動して、ゼロクラスしたとしても、トライアックがオン状態を維持するので、図3に示すように、負荷電流の振動を最小限に抑えることができる。また、例えば負荷が換気扇などの場合、うなり音を低減することができる。上記ゲート電流の出力時間は限定されるものではなく、負荷によって適宜設定されるものであり、さらに長時間であってもよいし、短時間であってもよい。
また、基本形態の他の変形例として、第3の電源部がトランジスタに代えて、FETやIGBTなどのスイッチング素子を備えてもよい。このような構成にしても、基本形態と同様の効果を奏する。
さらに、基本形態の他の変形例として、第1の電源部がコンデンサの電圧をさらに安定化する定電圧回路部を備えてもよい。このような構成にしても、基本形態と同様の効果を奏する。
実施形態
本発明の実施形態について図4を用いて説明する。図4は2線式電子スイッチの回路図である。
線式電子スイッチBは、図4に示すように、トライアック1と、整流部2と、制御部3と、コンデンサ4と、第2の電源部5と、第3の電源部6と、充電完了検出部7とを、基本形態の2線式電子スイッチA(図1参照)と同様に備えているが、基本形態の2線式電子スイッチAにはない以下に記載の特徴部分がある。
2線式電子スイッチBは、図4に示すような初期開閉部8を備えている。初期開閉部8は、2つの自己消弧型スイッチのFET80,81を互いに逆接続した直列回路であり、トライアック1と並列に接続し、端子82,83間の電気的開閉を切り替えるものである。
また、2線式電子スイッチBの制御部3は、初期開閉部8に初期駆動信号を出力して初期開閉部8を導通状態に切り替えるように制御する。上記初期開閉部8をオン(閉)状態に切り替えた後、制御部3は、トライアック1にゲート電流を流してトライアック1をオン状態に切り替えて、交流電源ACから負荷Lへの電力供給を行う。
次に、2線式電子スイッチBの動作について説明する。なお、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われない状態(オフ状態)の動作は、基本形態と同様である。続いて、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われる状態(オン状態)の動作について説明する。制御部3の制御信号がハイレベルになると、基本形態と同様に、第3の電源部6がコンデンサ4に電力を供給する。その後、コンデンサ4が充電を完了したときに、充電完了検出部7が充電完了信号を制御部3に出力する。制御部3が、充電完了検出部7から充電完了信号を受け取ると、初期開閉部8のFET80,81を駆動させて、負荷電流をFET80,81に流す。その後、制御部3が、トライアック1をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流をトライアック1に流し、トライアック1がオン状態になる。これにより、FET80,81を流れていた負荷電流がトライアック1に切り替わって流れる。トライアック1がオン状態になった後、制御部3によって、FET80,81をオフ状態にする。
上記より、FET80,81、トライアック1の順にオン状態にすることによって、コンデンサ4による充電が停止し、コンデンサ4の電圧が過充電による過電圧になることを防止して適性電圧の範囲に保つことができる。このような動作を交流電力の半周期ごとに繰り返す。
以上、2線式電子スイッチBによれば、制御部3への供給電圧が高くなり、コンデンサ4への充電電圧が高くなった場合であっても、コンデンサ4の充電が完了したときに、初期開閉部8のFET80,81を緩やかにオン状態にすることができるので、トライアック1が急激にオン状態になることを防止し、負荷電流の振動及び雑音電圧を低減することができる。また、FET80,81のゲートに電圧を印加するだけでよいので、低消費電力化を図ることができる。これにより、コンデンサ4による充電時間が短くすることができ、より早い電圧位相でトライアック1をオン状態にすることができ、電圧変動を小さくして負荷電流の振動も低減することができる。
は2線式電子スイッチの要部回路図である。なお、図5のa,b及びcは図1のa,b及びcでトライアック1、整流部2と接続する。
線式電子スイッチCは、図1,5に示すように、トライアック1と、整流部2と、制御部3と、コンデンサ4と、第2の電源部5と、第3の電源部6と、充電完了検出部7とを、基本形態の2線式電子スイッチAと同様に備えているが、基本形態の2線式電子スイッチAにはない以下に記載の特徴部分がある。
2線式電子スイッチCは、図5に示すような初期開閉部8aを備えている。初期開閉部8aは、自己消弧型スイッチのFET84を備え、整流部2の出力端と接続し、端子85,86間の電気的開閉を切り替える。
また、2線式電子スイッチCの制御部3は、初期開閉部8aに初期駆動信号を出力して初期開閉部8aを導通状態に切り替えるように制御する。上記初期開閉部8aを導通状態に切り替えた後、制御部3は、トライアック1にゲート電流を流してトライアック1をオン状態に切り替えて、交流電源ACから負荷Lへの電力供給を行う。
次に、2線式電子スイッチCの動作について説明する。なお、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われない状態(オフ状態)の動作は、基本形態と同様である。続いて、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われる状態(オン状態)の動作について説明する。制御部3の制御信号がハイレベルになると、基本形態と同様に、第3の電源部6がコンデンサ4に電力を供給する。その後、コンデンサ4の充電が完了したときに、充電完了検出部7が充電完了信号を制御部3に流す。制御部3が、充電完了検出部7から充電完了信号を受け取ると、初期開閉部8aのFET84を駆動させて、負荷電流を整流部2を介してFET84に流す。その後、制御部3は、トライアック1をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流をトライアック1に流し、トライアック1がオン状態になる。これにより、FET84を流れていた負荷電流がトライアック1に切り替わって流れる。トライアック1がオン状態になった後、FET84がオフ状態になる。
上記より、FET84、トライアック1の順にオン状態にすることによって、コンデンサ4による充電が停止し、コンデンサ4の電圧が過充電による過電圧になることを防止して適性電圧の範囲に保つことができる。このような動作を商用電力の半周期ごとに繰り返す。
以上、2線式電子スイッチCによれば、制御部3への供給電圧が高くなり、コンデンサ4への充電電圧も高くなった場合であっても、コンデンサ4の充電が完了したときに、初期開閉部8aのFET84を緩やかにオン状態にすることができるので、トライアック1が急激にオン状態になることを防止し、負荷電流の振動及び雑音電圧を低減することができる。また、FET84のゲートに電圧を印加するだけでよいので、低消費電力化を図ることができる。これにより、コンデンサ4による充電時間が短くすることができ、より早い電圧位相でトライアック1をオン状態にすることができ、電圧変動を小さくして負荷電流の振動も低減することができる。上記に加えて、トライアック1の電圧降下が1V程度であるのに対して整流部2の電圧降下が2V程度であるので、FET84から確実にトライアック1に通電を切り替えることができる。
なお、2線式電子スイッチB,Cの変形例として、負荷電流の振動が発生した場合であっても、FETを約0.1〜0.5msec、オン状態にすると、図6に示すように、負荷電流の振動を最小限に抑えることができる。
また、2線式電子スイッチB,Cの他の変形例として、初期開閉部がFETに代えて、IGBTやダイオードなどを備えてもよい。このような構成にしても、2線式電子スイッチB,Cと同様の効果を奏する。
は2線式電子スイッチの要部回路図である。なお、図7のa,b及びcは図1のa,b及びcでトライアック1、整流部2と接続する。
線式電子スイッチDは、図1,7に示すように、トライアック1と、整流部2と、制御部3と、コンデンサ4と、第2の電源部5と、第3の電源部6と、充電完了検出部7とを、基本形態の2線式電子スイッチAと同様に備えているが、基本形態の2線式電子スイッチAにはない以下に記載の特徴部分がある。
線式電子スイッチDは、図7に示すような昇圧部70を備えている。昇圧部70は、制御部3より昇圧動作開始信号を受けてコンデンサ4の電圧を昇圧して制御部3に印加するものである。
以上、2線式電子スイッチDによれば、コンデンサ4への充電電圧を低くすることができ、充電完了時にトライアック1がオン状態になったときの電圧変動、電圧歪、負荷電流の振動を低減することができる。
は2線式電子スイッチの要部回路図である。なお、図8のa,b及びcは図1のa,b及びcでトライアック1、整流部2と接続する。
線式電子スイッチEは、図1,8に示すように、トライアック1と、整流部2と、制御部3と、コンデンサ4と、第3の電源部6と、充電完了検出部7とを、基本形態の2線式電子スイッチAと同様に備えているが、基本形態の2線式電子スイッチAにはない以下に記載の特徴部分がある。
2の電源部5aは、ダイオード52を備えている。上記第2の電源部5aは、トライアック1がオフ状態になって交流電源ACから負荷Lへの電力供給が停止しているときに、整流部2で全波整流された電力をコンデンサ4に供給する。コンデンサ4は、上記電力によって充電する。なお、第2の電源部5aは、上記以外の点において、基本形態の第2の電源部5と同様である。
以上、2線式電子スイッチEによれば、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が停止しているときにコンデンサ4を充電することができるので、上記電力供給が行われるときに突入電流の発生を防止することができる。
は2線式電子スイッチの要部回路図である。なお、図9のa,b及びcは図1のa,b及びcでトライアック1、整流部2と接続する。
線式電子スイッチFは、図1,9に示すように、トライアック1と、整流部2と、制御部3と、コンデンサ4と、第2の電源部5と、第3の電源部6と、充電完了検出部7とを、基本形態の2線式電子スイッチAと同様に備えているが、基本形態の2線式電子スイッチAにはない以下に記載の特徴部分がある。
2線式電子スイッチFは、図7に示すような過電圧検出部71を備えている。過電圧検出部71は、基準電圧生成部及び比較器(図示せず)を備え、コンデンサ4の充電電圧と基準電圧とを比較器によって比較し、コンデンサ4への充電が過剰であるか否かを検出する。上記過電圧検出部71は、コンデンサ4や制御部3の耐電圧以下であり充電完了検出部7の動作電圧の設定値よりも大きい所定の電圧値を超えた場合に、過電圧信号を制御部3に出力する。
2線式電子スイッチFの制御部3は、トライアック1をオン状態にさせるゲート電流を流しているときに、過電圧検出部71によってコンデンサ4への充電が過剰であることを検出した場合、制御信号を第3の電源部6に出力して第3の電源部6からコンデンサ4への電力供給を停止するように制御する。これに対して、制御部3は、トライアック1をオフ状態にさせているときに、過電圧検出部71から過電圧信号を受け取ると、充電完了検出部7によってコンデンサ4への充電が完了したことが検出された後に、トライアック1をオン状態にさせるゲート電流を流して交流電源ACから負荷Lへの電力供給を行うように切り替える。
また、2線式電子スイッチFは、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が停止状態から供給状態に変わるときに、トライアック1がオン状態になった後に、第3の電源部6がオン状態になるものである。
以上、2線式電子スイッチFによれば、トライアック1がオフ状態のままで故障した場合にコンデンサ4の過充電を防止することができる。また、トライアック1がオフ状態になって交流電源ACから負荷Lへの電力供給が停止しているときに、コンデンサ4への過充電が検出されて過電圧検出部71が過電圧信号を出力した場合、制御部3が過電圧信号を受けて、ゲート電流を流してトライアック1を強制的にオン状態にさせて交流電源ACから負荷Lへの電力供給を停止状態から供給状態へと切り替えることができるので、コンデンサ4への充電を停止することができる。これにより、コンデンサ4の電圧を適正値とし、コンデンサ4や制御部3の保護を高めることができる。
また、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が停止状態から供給状態に切り替わるときに、トライアック1がオン状態になった後に、トランジスタ60をオン状態にすると、2線式電子スイッチFの電圧が1V程度の低電圧となっているので、トランジスタ60をオン状態にさせてもトランジスタ60での損失が小さいので、トランジスタ60の保護を高めることができ、小型のスイッチング素子を用いることができる。
なお、基本形態又は実施形態の変形例として、負荷開閉部がトライアックに代えてサイリスタを備える構成であってもよい。このような構成であっても、基本形態又は実施形態と同様の効果を奏する。
また、基本形態又は実施形態の他の変形例として、トライアックをオン状態にする場合、及びトライアックをオフ状態にする場合に、制御部がパルス状の制御信号を第3の電源部に出力し、第3の電源部が上記制御信号に基づいて第1の電源部に電力を供給する構成であってもよい。このような構成であっても、基本形態又は実施形態と同様の効果を奏する。
線式電子スイッチの回路図である。 線式電子スイッチの動作を示す図である。 線式電子スイッチ変形例の動作を示す図である。 線式電子スイッチの要部回路図である。 線式電子スイッチの要部回路図である。 線式電子スイッチB,C変形例の動作を示す図である。 線式電子スイッチの要部回路図である。 線式電子スイッチの要部回路図である。 線式電子スイッチの要部回路図である。 従来の2線式電子スイッチの回路図である。 同上の2線式電子スイッチのインピーダンスが低い場合の動作を示す図である。 同上の2線式電子スイッチのインピーダンスが高い場合の動作を示す図である。
1 トライアック
10,11 端子
2 整流部
3 制御部
4 コンデンサ
6 第3の電源部
7 充電完了検出部

Claims (9)

  1. 交流電源及び負荷と2線で接続し、前記交流電源からの交流電力に基づいて自己の動作電源を確保する2線式電子スイッチであって、
    前記交流電源から前記負荷への給電路に挿入され、両端間の電気的開閉を切り替える負荷開閉部と、
    前記負荷開閉部の前記両端と入力端が接続し、前記交流電源からの前記交流電力を整流する整流部と、
    前記整流部によって整流され前記交流電力に基づいた電力で動作し、前記負荷開閉部に駆動信号を出力して前記負荷開閉部の電気的開閉を切り替えて前記交流電源から前記負荷への電力供給を制御する制御部と
    前記負荷開閉部と並列に接続し、両端間の電気的開閉を切り替える初期開閉部とを備え
    前記制御部は、前記初期開閉部に初期駆動信号を出力して前記初期開閉部を閉状態に切り替えた後、前記負荷開閉部に前記駆動信号を出力して前記負荷開閉部を閉状態に切り替えて前記交流電源から前記負荷への電力供給を行う
    ことを特徴とする2線式電子スイッチ。
  2. 交流電源及び負荷と2線で接続し、前記交流電源からの交流電力に基づいて自己の動作電源を確保する2線式電子スイッチであって、
    前記交流電源から前記負荷への給電路に挿入され、両端間の電気的開閉を切り替える負荷開閉部と、
    前記負荷開閉部の前記両端と入力端が接続し、前記交流電源からの前記交流電力を整流する整流部と、
    前記整流部によって整流され前記交流電力に基づいた電力で動作し、前記負荷開閉部に駆動信号を出力して前記負荷開閉部の電気的開閉を切り替えて前記交流電源から前記負荷への電力供給を制御する制御部と、
    前記整流部の出力端と接続し、両端間の電気的開閉を切り替える初期開閉部とを備え、
    前記制御部は、前記初期開閉部に初期駆動信号を出力して前記初期開閉部を閉状態に切り替えた後、前記負荷開閉部に前記駆動信号を出力して前記負荷開閉部を閉状態に切り替えて前記交流電源から前記負荷への電力供給を行う
    ことを特徴とする2線式電子スイッチ。
  3. 前記制御部の動作電源となる第1の電源部を備え、
    前記第1の電源部は、前記負荷開閉部の両端の前記交流電力に基づいて前記制御部への出力電圧を立ち上げ、
    前記制御部は、前記交流電力の極性が反転するごとに、前記第1の電源部の前記出力電圧が立ち上がった後に前記初期開閉部に初期駆動信号を出力して当該初期開閉部を閉状態に切り替えて当該初期開閉部に電流が流れるようにした後に、前記負荷開閉部に前記駆動信号を出力して当該負荷開閉部を閉状態に切り替えて当該負荷開閉部に電流が流れるようにして前記交流電源から前記負荷への電力供給を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の2線式電子スイッチ。
  4. 前記制御部が、前記駆動信号を予め決められた時間出力して前記負荷開閉部の電気的開閉の状態を前記予め決められた時間維持することを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の2線式電子スイッチ。
  5. 前記制御部の動作電源となる第1の電源部と、
    前記第1の電源部からの電圧を昇圧して前記制御部に出力する昇圧部と
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の2線式電子スイッチ。
  6. 前記制御部の動作電源となる第1の電源部と、
    前記負荷開閉部が開状態になって前記交流電源から前記負荷への電力供給が停止しているときに、前記整流部で整流された電力を前記第1の電源部に供給する第2の電源部と
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の2線式電子スイッチ。
  7. 前記制御部の動作電源となる第1の電源部と、
    前記制御部からの制御信号に基づいて、前記整流部で整流された電力を前記第1の電源部に供給する第3の電源部と、
    前記第1の電源部への充電が過剰であるか否かを検出する過電圧検出部と
    を備え、
    前記制御部が前記負荷開閉部を閉状態にさせる前記駆動信号を出力しているときに、前記過電圧検出部によって前記第1の電源部への充電が過剰であることが検出された場合、前記制御部が前記制御信号を出力して前記第3の電源部から前記第1の電源部への電力供給を停止する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の2線式電子スイッチ。
  8. 前記第3の電源部から前記第1の電源部に電力が供給されているときに、前記第1の電源部の充電が完了したか否かを検出し、検出信号を前記制御部に出力する充電完了検出部を備え、
    前記制御部が前記負荷開閉部を開状態にさせる前記駆動信号を出力しているときに、前記過電圧検出部によって前記第1の電源部への充電が過剰であることが検出された場合、前記充電完了検出部によって前記第1の電源部への充電が完了したことが検出された後に、前記制御部が前記負荷開閉部を閉状態にさせる前記駆動信号を出力して前記交流電源から前記負荷への電力供給を行う
    ことを特徴とする請求項7記載の2線式電子スイッチ。
  9. 前記制御部の動作電源となる第1の電源部と、
    前記制御部からの制御信号に基づいて、前記整流部で整流された電力を前記第1の電源部に供給する第3の電源部と
    を備え、
    前記交流電源から前記負荷への電力供給を行うときに、前記負荷開閉部が閉状態になった後に前記第3の電源部が閉状態になる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の2線式電子スイッチ。
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