JP7027964B2 - 点灯装置、照明器具および照明システム - Google Patents

点灯装置、照明器具および照明システム Download PDF

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本発明は、点灯装置、照明器具および照明システムに関する。
特許文献1には、交流電源の交流電圧を全波整流して直流電圧に変換し、スイッチング素子をON/OFF制御することにより降圧された直流電圧を負荷に供給する降圧型コンバータを備える直流電源装置が開示されている。直流電源装置を制御する制御回路の基準電位はスイッチング素子のソース端子側に設定され、フローティングとされている。
特開2012-16136号公報
最近、半導体光源の電源として、スイッチング手段を用いた電源装置が多く用いられている。この種の電源装置として、商用電源などの低周波交流を全波整流回路により全波整流するとともに、半導体光源を点灯させるために降圧を行う降圧チョッパ方式が用いられることがある。降圧チョッパ方式として、スイッチング素子に例えばMOSFETを使用し、ドレインが全波整流を行うための整流素子と接続され、降圧チョッパ用のダイオードのカソードにソースが接続されるハイサイド方式がある。
ハイサイド方式では、MOSFETをオンさせるために、一般にソース電圧よりもゲート電圧を高くしなくてはならない。従って、特許文献1に示されるように、電源装置を制御する制御回路の基準端子を、全波整流後の基準電位に接続することなく、制御回路を基準電位とは別の電位を基準に駆動させるフローティング方式が用いられることがある。このフローティング方式では、制御回路が動作するための起動電流は、例えば全波整流電圧から供給される。
しかしながら、フローティング方式において、例えば半導体光源または外部電源の異常を検出してスイッチング素子が停止時したときに、起動電流が降圧チョッパ回路を介して半導体光源に印加されることが考えられる。この場合、起動電流による光源の発光が人の目に認識される可能性がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、起動電流による光源の発光を抑制できる点灯装置、照明器具および照明システムを得ることを目的とする。
開示に係る点灯装置は、電源から電力の供給を受ける一対の入力端と、一対の出力端と、一対の入力端から電力の供給を受け、光源を点灯させる電力を該一対の出力端に出力するスイッチング電源回路と、を備え、該スイッチング電源回路は、該一対の入力端の正極に接続された第1端子と、第2端子と、該第1端子と該第2端子との間をスイッチングする制御端子と、を有するスイッチング素子と、該第2端子と該一対の出力端の正極との間に接続されたインダクタンス素子と、該スイッチング素子を駆動させる制御装置と、該第2端子と該インダクタンス素子を繋ぐ線路に負極が接続され、該制御装置を動作させる制御電源と、該制御電源に起動電流を供給する起動充電回路と、該インダクタンス素子と該一対の出力端の間で、該一対の出力端の間に接続された抵抗と、を備え、該抵抗の抵抗値は、該スイッチング素子が停止した状態で該起動電流が該制御電源から該インダクタンス素子に流れた場合に、該光源の明るさが人の目が認識できないように設定される。
本発明に係る点灯装置では、起動電流はインダクタンス素子を介して抵抗に流れる。このため、起動電流による光源の発光を抑制できる。
実施の形態1に係る照明器具の回路ブロック図である。 実施の形態1で待機モード中の点灯装置の動作を説明する図である。 実施の形態1の変形例に係る照明システムの回路ブロック図である。 実施の形態2に係る電圧検出回路を示す図である。 実施の形態2で待機モード中の点灯装置の動作を説明する図である。
本発明の実施の形態に係る点灯装置、照明器具および照明システムについて図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る照明器具100の回路ブロック図である。照明器具100はLEDモジュール2と、電源3からの給電を受ける点灯装置1とを備えている。点灯装置1は電源3から電力の供給を受け、LEDモジュール2が有する光源2aを点灯させるLED点灯装置である。電源3は例えば商用電源等の交流電源である。
LEDモジュール2は直列に接続された複数の光源2aを有する。光源2aは例えば、LED等の半導体光源である。光源2aはこれに限らず有機EL(Electro-Luminescence)等でも良い。LEDモジュール2は、光源2aを1つ以上有していれば良い。また、複数の光源2aは並列または直並列に接続されても良い。
点灯装置1は、入力フィルタ回路30、一対の入力端91、スイッチング電源回路50および一対の出力端92を備える。入力フィルタ回路30は、電源3から供給された電力をスイッチング電源回路50に伝送する。入力フィルタ回路30の出力には、一対の入力端91が接続される。一対の入力端91は入力フィルタ回路30を介して電源3から電力の供給を受ける。
一対の入力端91にはスイッチング電源回路50の入力が接続される。スイッチング電源回路50の出力には、一対の出力端92が接続される。スイッチング電源回路50は、一対の入力端91から電力の供給を受け、光源2aを点灯させる電力を一対の出力端92に出力する。
入力フィルタ回路30では、点灯装置1の入力端の一方にヒューズ31の一端が接続される。ヒューズ31は点灯装置1の入力端のうち高電位側であるプラス極に接続される。ヒューズ31の他端には、サージアブソーバ32の一端、コンデンサ33の正極およびブリッジを構成した整流素子34が接続される。サージアブソーバ32は例えばバリスタである。サージアブソーバ32は第1動作電圧を有する。サージアブソーバ32の他端とコンデンサ33の負極は、点灯装置1の入力端の他方、つまり低電位側であるマイナス極に接続される。整流素子34は点灯装置1の入力端と並列に接続される。整流素子34の入力端子間には、サージアブソーバ32とコンデンサ33が並列に接続されている。
整流素子34の高電位側の出力端子にはノーマルチョークコイル35の一端が接続される。ノーマルチョークコイル35の他端には、コンデンサ36の正極、サージアブソーバ37の一端が接続される。サージアブソーバ37は例えばバリスタである。サージアブソーバ37は、第1動作電圧よりも低い第2動作電圧を有する。コンデンサ36の負極およびサージアブソーバ37の他端は整流素子34の低電位側の出力端子に接続される。整流素子34の出力端子間には、サージアブソーバ37とコンデンサ36が並列に接続されている。サージアブソーバ37には、一対の入力端91およびスイッチング電源回路50が並列に接続される。
スイッチング電源回路50には、一例として、図1に示すような降圧チョッパ回路を用いることができる。スイッチング電源回路50は、スイッチング素子51と、降圧チョッパ用のダイオード52と、インダクタンス素子53と、コンデンサ54と、検出抵抗55と、制御装置56と、抵抗57と、ボトム検出抵抗58とを備えている。
スイッチング素子51は、本実施の形態ではMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。スイッチング素子51は、第1端子と、第2端子と、第1端子と第2端子との間をスイッチングする制御端子とを有する。本実施の形態では、第1端子はドレイン、第2端子はソース、制御端子はゲートである。
第1端子は、一対の入力端91の正極に接続される。つまり、第1端子はノーマルチョークコイル35と接続される。第2端子には、ダイオード52のカソードが接続される。ダイオード52のアノードは、一対の入力端91の負極に接続される。スイッチング素子51とダイオード52からなる直列回路は、コンデンサ36と並列に接続されている。スイッチング素子51の制御端子は、制御装置56のOut端子に接続される。
スイッチング素子51の第2端子には、検出抵抗55の一端がさらに接続される。検出抵抗55の他端は、インダクタンス素子53の一端に接続される。インダクタンス素子53の他端は、一対の出力端92の正極に接続される。インダクタンス素子53は、第2端子と一対の出力端92の正極との間に接続されている。インダクタンス素子53と一対の出力端92との間において、コンデンサ54が一対の出力端92と並列に接続される。検出抵抗55、インダクタンス素子5およびコンデンサ54はこの順に接続して直列回路を形成する。この直列回路はダイオード52と並列に接続されている。
検出抵抗55は、LEDモジュール2に流れるLED電流の検出に用いられる。検出抵抗55の一端は制御装置56のSen端子に接続される。検出抵抗55の両端に印加されたLED電流に対応した検出電圧は、制御装置56に入力される。
制御装置56は、スイッチング素子51を駆動させる。制御装置56は検出抵抗55の検出電圧に基づいて、LEDモジュール2に流れる電流が一定電流になるようにスイッチング素子51のオン時間を制御する。このように、スイッチング電源回路50はスイッチング素子51をオンオフする。制御装置56により、スイッチング電源回路50は定電流制御される。
ボトム検出抵抗58は、フローティングされた制御装置56のZT端子と一対の入力端91の負極との間に接続される。一対の入力端91の負極は、整流後の基準電位となる。ボトム検出抵抗58は、スイッチング素子51の第1端子と第2端子との間の電圧を検出する。この電圧は、スイッチング素子51のオフ後、インダクタンス素子53に流れる電流がゼロになったときに、インダクタンス素子53とスイッチング素子51の寄生容量により疑似共振を始める。制御装置56は疑似共振が予め決められた値以下になったときに、スイッチング素子51をオンする。このように制御することで、臨界動作を実現できる。
インダクタンス素子53の中点にはダイオード71のアノードが接続される。ダイオード71のカソードには抵抗72の一端が接続される。抵抗72の他端は、制御装置56の電源端子Vccとコンデンサ73の正極に接続される。コンデンサ73の負極は、スイッチング素子51の第2端子とインダクタンス素子53を繋ぐ線路59に接続される。制御装置56の基準電位となる接地用端子GNDは線路59に接続される。制御装置56の電源端子Vccと接地用端子GNDとの間にはコンデンサ73が接続される。
抵抗72とコンデンサ73は、ダイオード71のカソードと制御装置56の基準電位との間にRCフィルタを構成する。制御装置56の定常時において、インダクタンス素子53の中点からの電力は、ダイオード71で整流され、RCフィルタで平滑され、制御装置56の電源端子Vccに入力される。コンデンサ73は、制御装置56を動作させる制御電源である。スイッチング素子51がスイッチングしているとき、制御電源にはインダクタンス素子53から電力が供給される。
電源端子Vccは、インダクタンス素子53の中点から電力を供給される。このため、電源端子Vccの電圧は、スイッチング電源回路50の出力電圧に比例する。制御装置56は、電源端子Vccの電圧をモニタする。制御装置56は、電源端子Vccの電圧が予め設定された電圧値より大きいときに、異常状態と判断し、スイッチング素子51のスイッチングを停止させる。
このように、点灯装置1は、スイッチング電源回路50の出力電圧である一対の出力端92に印加される電圧が閾値よりも大きいとき、スイッチング素子51を停止させる電圧検出回路80を備える。本実施の形態では、電圧検出回路80は、ダイオード71、抵抗72、コンデンサ73および制御装置56を備える。電圧検出回路80はこれに限らず、一対の出力端92に印加される電圧を検出し、電圧異常時にスイッチング素子51を停止できれば良い。また、電圧検出回路80は、一対の出力端92に印加される電圧に限らず、スイッチング電源回路50に印加される電圧の異常時に、スイッチング素子51を停止させても良い。
異常状態等によりスイッチング素子51が停止した後、スイッチング素子51を起動させる際には、インダクタンス素子53に電流が流れていない。このため、制御電源は、制御電源に対して入力側となるスイッチング素子51の第1端子側に接続された起動充電回路60から電力を得る。スイッチング素子51が停止した状態では、起動充電回路60が制御電源に起動電流を供給する。起動充電回路60は、抵抗61、62、ツェナーダイオード63およびトランジスタ64を備える。
スイッチング素子51の第1端子には、抵抗61の一端と、抵抗62の一端とが接続される。抵抗62の他端には、ツェナーダイオード63のカソードが接続される。ツェナーダイオード63のアノードは制御装置56の基準電位となる線路59に接続される。つまり、制御装置56の基準電位と、スイッチング素子51の第1端子との間に、抵抗62と電圧決定用のツェナーダイオード63がこの順に接続して形成された直列回路が接続される。
抵抗61の他端には、トランジスタ64のコレクタが接続される。トランジスタ64のエミッタは制御装置56の充電端子Chgに接続される。トランジスタ64のベースは抵抗62とツェナーダイオード63の接続点に接続される。つまり、制御装置56の充電端子Chgとスイッチング素子51の第1端子との間に、抵抗61、耐圧を補うトランジスタ64がこの順に接続して形成された直列回路が接続される。制御装置56の内部において、充電端子Chgは電源端子Vccと接続されている。
起動充電回路60は、一対の入力端91の正極から制御電源へ起動電流を供給する。整流素子34からの電流は、一対の入力端91の正極、抵抗61、トランジスタ64、充電端子Chg、電源端子Vccを介して、コンデンサ73、インダクタンス素子53、コンデンサ54に電流が流れる。以上から、起動充電回路60は制御電源であるコンデンサ73を充電する。
また、起動時にコンデンサ73の充電が完了したら、制御装置56は、充電端子Chgと電源端子Vccとの接続を切り離す。これにより、回路効率を向上できる。
スイッチング電源回路50は、インダクタンス素子53と一対の出力端92の間で、一対の出力端92の間に接続された抵抗57を備える。抵抗57は、一対の出力端92およびLEDモジュール2と並列に接続される。スイッチング素子51が停止した状態で、起動充電回路60からの起動電流は制御電源からインダクタンス素子53を介し、抵抗57に流れる。
以上から、起動電流はインダクタンス素子53を通り、コンデンサ54、LEDモジュール2および抵抗57に流れる。抵抗57は、LEDモジュール2の順電圧が、発光レベルが人の目に認識できない値となるように、起動電流をバイパスする。
次に、本実施の形態においてLEDモジュール2の異常を検出してスイッチング素子51が停止したときの点灯装置1の動作について説明する。
スイッチング電源回路50の出力電圧が上昇すると、その電圧値に比例して制御装置56の電源端子Vccの電圧が上昇する。電源端子Vccの電圧が予め定められた値よりも大きくなると、制御装置56はスイッチングを停止させる。これにより、スイッチング素子51がオフとなり、一対の出力端92に電力が供給されない状態となる。
しかしながら、完全に電力が供給されないと、制御装置56はリセットされる。リセットされると、制御装置56はスイッチングを再開することとなる。これを防止するため、スイッチングを停止した状態では、制御装置56は充電端子Chgから起動電流を得て、待機モードとなる。待機モードでは、制御装置56はスイッチングの停止を維持する。
図2は、実施の形態1で待機モード中の点灯装置1の動作を説明する図である。図2は、スイッチング電源回路50のうち、待機モード中に動作する素子を抜粋して示している。待機モードにおいて、充電端子Chgからの起動電流は、制御装置56の基準電位に流れ込む。制御装置56の基準電位は整流後の基準電位である一対の出力端92の負極の電位と異なる。このため、起動電流はインダクタンス素子53と抵抗57を介して整流後の基準電位に流れる。
一方、スイッチングが停止したあとも、起動充電回路60には、抵抗62とツェナーダイオード63を介して、整流後の基準電位に対して電圧が印加され続ける。
このため、図2に示されるように、一対の出力端92は、スイッチングが停止したあとも、制御装置56である定電流源56aと、起動充電回路60である定電圧源56bに接続されることとなる。従って、スイッチングが停止した状態でも、一対の出力端92には抵抗57の抵抗値分の電圧が発生する。
この電圧は、抵抗57の抵抗値で決定される。抵抗57の抵抗値は、スイッチング素子51が停止した状態で、起動電流が制御電源からインダクタンス素子53に流れた場合に、光源2aの明るさが人の目が認識できないように設定される。このように、抵抗57を選定することで、起動電流による発光レベルを人の目が認識できないレベルに低下させることができる。これにより、起動電流により光源2aが人の目に認識できる明るさで点灯し、使用者が起動電流による不要な点灯を認識することを防止できる。
また、本実施の形態では、制御電源の供給回路が電圧検出回路80を兼ねている。従って、小型および低コストの回路により、光源2aの異常を検出できる。
本実施の形態では、抵抗57の抵抗値は、起動電流による光源2aの明るさが人の目が認識できないように設定されるものとした。この変形例として、抵抗57は起動電流による光源2aの発光を抑制できれば良い。
スイッチング電源回路50として図1に示したものに限らず、スイッチング素子51のオンオフにより光源2aを点灯させ、制御電源の負極がスイッチング電源回路50の基準電位に対してフローティングされた別の回路を採用しても良い。
また、起動充電回路60は図1に示したものに限らず、スイッチング素子51が停止した状態で、制御電源に電流を供給する回路であれば良い。例えば、起動充電回路60は、一対の入力端91の正極以外から起動電流を供給しても良い。また、コンデンサ73の充電が完了した後に、充電端子Chgと電源端子Vccとの接続が切り離されなくても良い。
また、本実施の形態では制御電源はコンデンサ73であるものとしたが、これに限らず、制御装置56に動作電力を供給できれば良い。また、電源3は商用電源に限らず、例えば直流電源であっても良い。この場合、整流素子34は設けなくても良い。
図3は、実施の形態1の変形例に係る照明システム101を示す図である。照明システム101は、複数の照明器具100と制御部90を備える。各々の照明器具100は例えば、器具本体と、器具本体に取り付けられたLEDモジュール2を備える。器具本体には点灯装置1が設けられている。制御部90は、外部からの信号等に応じて複数の照明器具100を制御する。このような照明システム101に本実施の形態を適用しても良い。また、照明システム101において、制御部90は設けられなくても良い。
これらの変形は以下の実施の形態に係る点灯装置、照明器具および照明システムについて適宜応用することができる。なお、以下の実施の形態に係る点灯装置、照明器具および照明システムについては実施の形態1との共通点が多いので、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2に係る電圧検出回路280を示す図である。電圧検出回路280は、スイッチング電源回路50に入力される電圧が閾値よりも小さいとき、スイッチング素子51を停止させる。電圧検出回路280は、例えば外部電源である電源3の異常を検出して、スイッチング素子51を停止させる。この場合も、起動電流がインダクタンス素子53を介して光源2aに印加される。
電圧検出回路280は、分圧用の抵抗82、83と、ダイオード81と、分圧した電圧を平滑するコンデンサ84と、リセットIC85と、起動充電回路60内のツェナーダイオード63を短絡できるスイッチング素子86と、を備える。電圧検出回路280は、一対の入力端91に接続される。電圧検出回路280は、降圧チョッパ回路の入力側に接続され、降圧チョッパ回路への入力電圧をモニタする。
ダイオード81のアノードには、一対の入力端91の正極と抵抗62の一端が接続される。ダイオード81のカソードには、抵抗82、83の直列回路の一端が接続される直列回路の他端は一対の入力端91の負極に接続される。抵抗82、83の接続点は、リセットIC85の入力に接続される。リセットIC85の入力と、一対の入力端91の負極との間には、コンデンサ84が接続される。
リセットIC85の出力は、スイッチング素子86のゲートに接続される。スイッチング素子86は例えばMOSFETである。スイッチング素子86のドレインには、ツェナーダイオード63のカソードと抵抗62の他端とが接続される。スイッチング素子86のソースは、ツェナーダイオード63のアノードと接続される。
一対の入力端91への入力電圧が低下した場合、入力電圧に比例して、リセットIC85に入力される電圧も低下する。リセットIC85への入力電圧が予め定められた値よりも小さくなると、リセットIC85はスイッチング素子86をオンする。これにより、ツェナーダイオード63の両端が短絡される。従って、制御装置56の電源端子Vccの電圧が低下し、制御装置56はスイッチングを停止させる。実施の形態1と同様に、スイッチングを停止した状態では、制御装置56は充電端子Chgから起動電流を得て、待機モードとなる。
一方、一対の入力端91への入力電圧が復帰した場合、入力電圧に比例して、リセットIC85に入力される電圧も上昇する。リセットIC85への入力電圧が予め定められた値よりも大きくなったとき、リセットIC85はスイッチング素子86をオフする。これにより、制御装置56の電源端子Vccの電圧が復帰し、制御装置56はスイッチングを再開する。
図5は、実施の形態2で待機モード中の点灯装置1の動作を説明する図である。図5は、スイッチング電源回路50のうち、待機モード中に動作する素子を抜粋して示している。充電端子Chgからの起動電流は、制御装置56の基準電位に流れ込む。制御装置56の基準電位は整流後の基準電位と異なるため、起動電流はインダクタンス素子53と抵抗57を介して整流後の基準電位に流れる。一方、スイッチングが停止したあとも、起動充電回路60には、抵抗62を介して整流後の基準電位に対して電圧が印加され続ける。
このため、一対の出力端92は、スイッチングが停止したあとも、制御装置56である定電流源56aと、起動充電回路60である定電圧源56bに接続されることとなる。従って、スイッチングが停止した状態でも、一対の出力端92には抵抗57の抵抗値分の電圧が発生する。
抵抗57の抵抗値は、スイッチング素子51が停止した状態で、起動電流が制御電源からインダクタンス素子53に流れた場合に、光源2aの明るさが人の目が認識できないように設定される。このように、抵抗57を選定することで、実施の形態1と同様に、起動電流による発光レベルを人の目が認識できないレベルに低下させることができる。
電圧検出回路280は図4に示されるものに限らず、スイッチング電源回路50に入力される電圧が閾値よりも小さいとき、スイッチング素子51を停止させる回路であれば良い。また、電圧検出回路280は、一対の入力端91以外の箇所に接続されても良い。例えば、電圧検出回路280は点灯装置1の入力端に接続されても良い。
なお、各実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いてもよい。
101 照明システム、100 照明器具、1 点灯装置、2 LEDモジュール、2a 光源、3 電源、30 入力フィルタ回路、31 ヒューズ、32 サージアブソーバ、33 コンデンサ、34 整流素子、35 ノーマルチョークコイル、36 コンデンサ、37 サージアブソーバ、50 スイッチング電源回路、51 スイッチング素子、52 ダイオード、53 インダクタンス素子、54 コンデンサ、55 検出抵抗、56 制御装置、56a 定電流源、56b 定電圧源、57 抵抗、58 ボトム検出抵抗、59 線路、60 起動充電回路、61 抵抗、62 抵抗、63 ツェナーダイオード、64 トランジスタ、71 ダイオード、72 抵抗、73 コンデンサ、80、280 電圧検出回路、81 ダイオード、82 抵抗、83 抵抗、84 コンデンサ、85 リセットIC、86 スイッチング素子、90 制御部、91 入力端、92 出力端

Claims (9)

  1. 電源から電力の供給を受ける一対の入力端と、
    一対の出力端と、
    一対の入力端から電力の供給を受け、光源を点灯させる電力を前記一対の出力端に出力するスイッチング電源回路と、
    を備え、
    前記スイッチング電源回路は、
    前記一対の入力端の正極に接続された第1端子と、第2端子と、前記第1端子と前記第2端子との間をスイッチングする制御端子と、を有するスイッチング素子と、
    前記第2端子と前記一対の出力端の正極との間に接続されたインダクタンス素子と、
    前記スイッチング素子を駆動させる制御装置と、
    前記第2端子と前記インダクタンス素子を繋ぐ線路に負極が接続され、前記制御装置を動作させる制御電源と、
    前記制御電源に起動電流を供給する起動充電回路と、
    前記インダクタンス素子と前記一対の出力端の間で、前記一対の出力端の間に接続された抵抗と、
    を備え
    前記抵抗の抵抗値は、前記スイッチング素子が停止した状態で前記起動電流が前記制御電源から前記インダクタンス素子に流れた場合に、前記光源の明るさが人の目が認識できないように設定されることを特徴とする点灯装置。
  2. 前記スイッチング素子が停止した状態で、前記起動電流は前記制御電源から前記インダクタンス素子を介し前記抵抗に流れることを特徴とする請求項1に記載の点灯装置
  3. 前記起動充電回路は、前記一対の入力端の正極から前記起動電流を供給することを特徴とする請求項1または2に記載の点灯装置。
  4. 前記スイッチング電源回路に印加される電圧の異常時に、前記スイッチング素子を停止させる電圧検出回路を備えることを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の点灯装置。
  5. 前記電圧検出回路は、前記一対の出力端に印加される電圧が閾値よりも大きいとき、前記スイッチング素子を停止させることを特徴とする請求項に記載の点灯装置。
  6. 前記電圧検出回路は、前記スイッチング電源回路に入力される電圧が閾値よりも小さいとき、前記スイッチング素子を停止させることを特徴とする請求項またはに記載の点灯装置。
  7. 前記スイッチング素子がスイッチングしているとき、前記制御電源には前記インダクタンス素子から電力が供給されることを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の点灯装置。
  8. 請求項1からの何れか1項に記載の点灯装置と、
    前記光源と、
    を備えることを特徴とする照明器具。
  9. 請求項に記載の照明器具を複数備えることを特徴とする照明システム。
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