JP5328997B2 - 電源装置及び照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、負荷に対して所要の電圧を出力する電圧変換部を備える電源装置及び該電源装置を備える照明装置に関する。
近年、LED(発光ダイオード)を光源とする照明装置が様々な用途向けに開発されており、白熱電球や蛍光灯等の従来の光源を用いた照明装置に対する置換えが行われつつある。LEDは、一般的に所定の電流を流すことにより所要の明るさを得ることができることから、LEDを光源とする照明装置では、LEDを駆動するのに定電流回路を備えた電源装置が用いられている。
例えば、直流電源からの入力電圧を昇圧回路で昇圧し、平滑コンデンサで平滑することにより、入力電圧を所要の直流電圧に変換する電源装置を備え、複数のLEDを直列に接続したLEDユニット(光源)に当該電源装置からの電圧を供給する車両用リアコンビネーションランプ装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2003−187614号公報
しかしながら、従来の照明装置では、LEDユニットにリップルの少ない電圧を出力するために、電源装置は、比較的大きな値のキャパシタンスを有する平滑コンデンサを具備している。何らかの理由でLEDユニットを照明装置から取り外した場合、電源装置は、LEDユニットに流れていた出力電流がゼロになるため、出力電流を増加させようとして出力電圧を上昇させる。そして、出力電圧が所定の上限値に達した時点で電源装置は動作を停止する。平滑コンデンサに蓄えられた電荷は、自己放電のみで放電するので、平滑コンデンサの電圧は、長時間高い電圧(過電圧)を維持することになる。この状態で、LEDユニットを再び取り付けた場合には、平滑コンデンサに蓄えられた電荷がLEDユニットを介して急激に流れ、LEDユニットに過電流が流れるという問題がある。また、同等の明るさを有し、LEDの直列数が少ないLEDユニットに交換した場合には、LEDの個数が減った分だけLEDユニットに過電圧が印加されるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、負荷(光源)が外された場合でも出力電圧が過電圧となることを防止することができる電源装置及び該電源装置を備える照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電源装置は、出力端子間に並列に接続された平滑コンデンサ及び第1の抵抗と、前記出力端子間に負荷が接続されているか否かを判定する判定部と、前記第1の抵抗に直列に接続された第2の抵抗と、前記判定部で前記負荷が接続されていないと判定した場合、前記第1の抵抗及び第2の抵抗で入力側電圧を分圧して前記出力端子間の電圧を所定値以下に制御する出力電圧制御部と、前記入力側電圧を所要の電圧に変換して前記負荷に出力する電圧変換部と、該電圧変換部を駆動する駆動部とを備え、該駆動部を動作させるための電圧を前記第2の抵抗を介して前記入力側電圧から供給するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る照明装置は、前述の発明に係る電源装置と、着脱可能な光源とを備え、該光源に対して前記電源装置から所要の電圧を出力するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、光源が外された場合でも出力電圧が過電圧となることを防止することができる照明装置を提供することができる。
本発明によれば、負荷が外された負荷接続端の電圧を第1の抵抗を介して所定値以下にすることにより、負荷が外された場合でも出力電圧が過電圧となることを防止することができる。
実施の形態1の照明装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1の電源装置の光源の取り外し時の動作の一例を示すタイムチャートである。 実施の形態1の電源装置の光源の取り付け時の動作の一例を示すタイムチャートである。 実施の形態2の照明装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態3の照明装置の構成の一例を示すブロック図である。
(実施の形態1)
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は実施の形態1の照明装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、照明装置は、電源装置100、光源2などを備える。
光源2は、例えば、直列接続された複数のLEDを備え、直列接続された複数のLEDに対して並列に接続された抵抗(不図示)を有する。光源2は着脱が可能であり、電源装置100から取り外すことができる。なお、光源2は、複数のLEDが直列接続された一群のLEDを1つ備えるものでもよく、あるいは一群のLEDを複数並列に接続した構成でよい。光源2は、例えば、40W型の蛍光灯の代替となる直管形のLED光源である。なお、光源2の形状は、直管形に限定されるものではない。
各LEDは、所定の順方向電流Ifが流れた場合、所定の順方向電圧Vfを生ずる。光源2のLEDの直列数をNとすると、光源の各LEDの順方向電圧の合計値VFは、VF=N×Vfとなる。例えば、Vf=3.5V程度とし、N=20とすると、VFは70V程度となる。なお、LEDの数、順方向電圧Vfは一例であって、これに限定されるものではない。
電源装置100は、交流電源1からの交流電圧を整流する整流回路10、整流後の電圧を昇圧して後述の電圧変換部30の入力側電圧Vinを生成する昇圧回路11、入力側電圧Vinを降圧して光源2に供給するための所要の電圧Voutを出力する電圧変換部30、光源2が接続されているか否かを判定する判定部としての電圧電流検出部17、光源2に対して並列に接続される第1の抵抗50、第2の抵抗40、光源2が接続されていないと判定された場合に、第1の抵抗50の電圧Voutを所定値以下(例えば、45V以下)に制御する出力電圧制御部20などを備える。電源装置100の出力端子(接続端子)間には、光源2を着脱可能に取り付けることができる。以下、電源装置100の構成の詳細について説明する。
電圧変換部30は、FET31、インダクタ32、平滑用コンデンサとしてのキャパシタ33、ダイオード34などを備える。
FET31のドレインは、昇圧回路11の出力端(入力電圧側)に接続され、昇圧回路11で昇圧された電圧が入力側電圧Vinとして電圧変換部30(FET31のドレイン)へ供給される。FET31のゲートには、後述の制御IC21の出力端を接続してある。FET31のソースには、インダクタ32の入力端(一端側)及びダイオード34のカソードを接続してある。ダイオード34のアノードは、基準レベルに接続してある。なお、ダイオード34に代えてFETを設けることもできる。また、基準レベルは、整流回路10の出力端のマイナス側の電位レベルである。
インダクタ32の出力端(他端側)は、光源2の接続端子の一端(出力端子の一端)に接続してある。インダクタ32の出力端と基準レベルとの間(出力端子間)には、光源2に対して並列に接続されるキャパシタ33を設けてある。第1の抵抗50も、インダクタ32の出力端と基準レベルとの間に接続され、光源2に対して並列に接続される。
電圧変換部30は、制御IC21が出力するゲート信号に応じてFET31をオン/オフ動作させる。なお、オン/オフ動作の周波数は制御ICにより所定の値に固定される。また、1周期に対するFET31のオン時間の割合であるデューティ比は、制御IC21により制御される。
FET31がオンの時、昇圧回路11からの入力側電圧Vinにより、インダクタ32の入力側から出力側に電流が流れ、光源2に対して電圧Voutを供給する。この時に、インダクタ32には、エネルギーが蓄えられる。
FET31がオフになると、インダクタ32は流れていた電流を維持すべく起電力を発生させ、ダイオード34を通じてインダクタ32の入力側から出力側に電流を流し、光源2に対して電圧Voutを供給する。これにより、光源2には所要の順方向電流が流れ光源2は点灯する。
FET31がオン/オフ動作を行う場合、インダクタ32には、入力側電圧Vinを降圧する電圧(降圧電圧Vd)が生じ、電源装置100は、所要の出力電圧Voutを出力する。昇圧回路11からの入力側電圧Vinは、例えば、400Vであり、光源2が点灯している状態で光源2の両端の電圧Voutは、例えば、70Vである。
電圧電流検出部17は、光源2に対して直列に接続される電流検出用の抵抗16の両端電圧を検出することにより、光源2に流れる電流を検出する。また、電圧電流検出部17は、抵抗50の両端電圧を検出する。
光源2が電源装置100から取り外された場合、光源2に流れる電流がゼロになるため、電圧変換部30は、電流を増加させようとして電圧Voutを上昇させる。電圧電流検出部17は、電圧Voutが所定の上限値Vm以上になった時点で光源2が接続されていないと判定する。なお、光源2に流れる電流が所定の下限値Im以下になった時点で光源2が接続されていないと判定することもできる。
電圧電流検出部17は、光源2が取り外されたと判定した場合、判定信号を後述のマイコン22へ出力する。
出力電圧制御部20は、駆動部としての制御IC21、マイコン22などを備える。
昇圧回路11の出力側には、DC/DCコンバータ12を設けてあり、DC/DCコンバータ12の出力端には、ダイオード13のアノードを接続してある。ダイオード13のカソードは、制御IC21の電源用端子に接続してある。DC/DCコンバータ12は、所定電圧Vs(例えば、15V)を出力する。
昇圧回路11の出力端(電圧変換部30の入力側、すなわち、FET31のドレイン)には、第2の抵抗40の一端を接続してあり、抵抗40の他端は、制御IC21の電源用端子に接続してある。また、制御IC21の電源用端子と接地端子との間(動作電圧端子間)にはキャパシタ15を接続してある。キャパシタ15の両端には、すなわち、制御IC21の動作電圧端子間には、抵抗60とトランジスタ14の直列回路を接続してある。すなわち、抵抗40とインダクタ32との間に抵抗60とトランジスタ14の直列回路を接続してある。なお、抵抗60は省略することもできる。この場合には、抵抗40とインダクタ32との間にコレクタ及びエミッタを接続したトランジスタ14を備えることになる。トランジスタ14のベースは、マイコン22の第1の出力端を接続してある。また、制御IC21の入力端には、マイコン22の第2の出力端を接続してある。制御IC21の接地端子は、FET31のソース、インダクタ32の入力端などが接続されている。なお、トランジスタ14は、フォトカプラの出力のフォトトランジスタでもよい。
マイコン22は、FET31のオン/オフ動作を停止させるためのFETオフ信号を制御IC21へ出力する。
また、マイコン22は、キャパシタ15の両端の電圧Vc(すなわち、制御IC21の動作電圧Vc)をゼロにすべく、トランジスタ14をオンにするためのVcショート信号をトランジスタ14のベースへ出力する。
次に、本実施の形態の電源装置100の動作について説明する。図2は実施の形態1の電源装置100の光源2の取り外し時の動作の一例を示すタイムチャートである。図2のタイムチャートは、光源2を接続して点灯している状態から、時刻t1において光源2を電源装置100から取り外した状態へ遷移する場合を示す。なお、図2のタイムチャートは実際の電圧波形を忠実に描いたものではなく、簡略化して模式的に示したものである。
まず、光源2の点灯状態においては、マイコン22は、FETオフ信号及びVcショート信号を出力しない。このため、トランジスタ14はオフとなり、制御IC21には、動作電圧Vcが印加され、制御IC21は、FET31をオン/オフ動作させることができる。
図2に示すように、FET31がオンの期間では、FET31のソース・ドレイン間の電圧をゼロとみなすと、FET31のソース、インダクタ32の入力端の電圧Vgは入力側電圧Vinと等しくなり、400Vとなる。
このとき、光源2の両端の電圧Voutは、各LEDの順方向電圧の合計値VFである70Vとなり、電圧変換部30は、入力側電圧Vin(400V)を光源2への出力電圧Vout(70V)に降圧する。入力側電圧Vin(400V)と出力電圧Vout(70V)との差の電圧(電圧降下)は、インダクタ32の両端の電圧である。すなわち、インダクタ32の両端電圧Vdは、330V(400V−70V)となる。
制御IC21の接地端子の電圧Vgが400Vであり、動作電圧Vcが15Vであるので、第2の抵抗40の両端の電圧Vaは、−15V(400V−415V)となる。
FET31がオフの期間では、インダクタ32には、電流を維持すべく逆起電力が発生し、ダイオード34を通じて電流を流すので、ダイオード34のアノード・カソード間の電圧をゼロとみなすと、FET31のソース、インダクタ32の入力端の電圧Vgは基準レベルとなり、0Vとなる。
このとき、光源2の両端の電圧Voutは、各LEDの順方向電圧の合計値VFである70Vであるので、インダクタ32の両端電圧Vdは、−70Vとなる。
制御IC21の接地端子の電圧Vgが0Vであり、動作電圧Vcが15Vであるので、第2の抵抗40の両端の電圧Vaは、385V(400V−15V)となる。
上述のように、光源2が接続された通常使用時では、電圧変換部30は、入力側電圧Vinを光源2の出力電圧Vout(=VF)に降圧し、入力側電圧Vinとの出力電圧Voutとの差の電圧が所要の電圧降下としてインダクタ32で生成される。すなわち、インダクタ32の両端電圧Vdが所要の電圧降下となる。
時刻t1で光源2が取り外されたとすると、マイコン22は、電圧電流検出部17からの判定信号(光源2が接続されていないとの判定結果)に基づいて、FETオフ信号を制御IC21へ出力し、Vcショート信号をトランジスタ14へ出力する。これにより、制御IC21の動作電圧Vcはゼロとなり、FET31のオンオフ動作は停止する。
抵抗60を具備しない場合、FET31のオン/オフ動作が停止すると、インダクタ32には定常的な電流しか流れなくなり(電圧変換部30の駆動が停止し)、インダクタ32の両端電圧Vdはインダクタ32の直流抵抗が非常に小さいため、ほぼゼロになる。また、キャパシタ15の両端は、トランジスタ14により短絡するので、動作電圧Vcはゼロとなる。このため、第2の抵抗40と第1の抵抗50との直列回路が入力側電圧Vinと基準レベルとの間に接続された状態となるとともに、抵抗40及び抵抗50で入力側電圧Vinを分圧した電圧が抵抗50の両端に生ずる。
一方、抵抗60を具備する場合、FET31のオン/オフ動作が停止すると、インダクタ32には定常的な電流しか流れなくなり(電圧変換部30の駆動が停止し)、インダクタ32の両端電圧Vdはインダクタ32の直流抵抗が非常に小さいため、ほぼゼロになる。また、キャパシタ15の両端は、抵抗60を介してトランジスタ14により短絡するので、動作電圧Vcは制御IC21が動作する電圧よりも低くなる。例えば、抵抗40が3.6MΩであり、抵抗50が0.3MΩであり、抵抗60が0.1MΩであり、制御IC21の起動電圧が20VでVinが400Vとすると、FET31がオフ時には、動作電圧Vcは10Vになる。
トランジスタ14と直列に抵抗60を接続することにより、光源2が再接続されたときの起動時間を短縮することができる。抵抗60により動作電圧Vcは、トランジスタ14のコレクタ・エミッタ間が短絡状態でも0Vにならず、抵抗40、抵抗50と分圧された電圧が抵抗60に印加される。この状態での動作電圧Vc(例えば、10V)を制御IC21の起動電圧以下になるように設定することで光源2の再接続時に動作電圧Vcが、例えば、0Vからではなく10Vから起動電圧まで充電されればよく、充電時間を短縮して制御IC21の駆動に要する時間を短縮することができる。光源2が再接続された時に制御IC21の動作電圧Vcが起動電圧まで充電される時間は、抵抗60がない場合と比較して約1/2に短縮することができる。
抵抗40の抵抗値を3.7MΩ、抵抗50の抵抗値を0.3MΩとし、入力側電圧Vinを400Vとすると、抵抗50の両端の電圧Vout(=Vg)は、Vout=400V×0.3MΩ/(0.3MΩ+3.7MΩ)の式から、30Vとなり、抵抗40の両端の電圧Vaは370Vとなる。すなわち、抵抗40、50の抵抗値を適宜設定することにより、抵抗50の両端の電圧Voutを所定値(例えば、45V)以下にすることができる。なお、電圧Voutを出力端子間に接続される光源2の順方向電圧VF以下になるように抵抗40、50の値を設定してもよい。
上述のように、電圧電流検出部17で光源2が接続されているか否か(光源2が取り外されたか否か)を判定し、光源2が接続されていない(光源2が取り外された)と判定された場合、出力電圧制御部20は、第1の抵抗50の電圧Voutを所定値以下に制御する。光源2が外された電源装置100の出力端子間の出力電圧を、抵抗50を介して所定値以下にすることにより、光源2が外された場合でも出力電圧が過電圧となることを防止することができる。
また、抵抗40は、キャパシタ15、電圧変換部30のインダクタ32を介して抵抗50に直列に接続してある。別言すれば、電圧変換部30を介して第1の抵抗50と直列に第2の抵抗40が接続されている。光源2が接続されていない場合には、キャパシタ15の両端はトランジスタ14により短絡されており、またインダクタ32には電流が流れないのでインダクタ32の両端電圧Vdはゼロであるから、抵抗40、50が直列に接続された状態と同等の状態となる。すなわち、出力電圧制御部20は、光源2が接続されていないと判定された場合、電圧変換部30(インダクタ32)による電圧降下の生成を停止させ、入力側電圧Vinを抵抗40、50で分圧させて、抵抗50の電圧を所定値以下に制御する。
これにより、抵抗50に並列に接続されたキャパシタ33に印加される電圧を所定値以下、具体的には45V以下とすることができ、この状態でVFが70Vの光源2を接続したとしても、接続時に光源2に流れる過電流の発生を防止できる。
比較例として、例えば、入力側電圧を2つの抵抗の直列回路で分圧して、光源が接続されていない場合の電源装置の出力端子間の電圧の過電圧を抑制する構成では、負荷が接続された通常使用時において、入力側電圧と分圧した電圧の電圧差が一方の抵抗に常時印加されるので当該一方の抵抗での電力消費が大きくなる。
本実施の形態では、入力側電圧Vinを分圧するための抵抗40を、電圧降下を生成する電圧変換部30(インダクタ32)を介して抵抗50に接続してあるので、光源2が接続された状態で電圧変換部30より光源2に対して所要の電圧Vout(=VF)を出力する場合に、抵抗40に印加される電圧を当該電圧降下に相当する分だけ減少させることができ、光源2が接続された通常使用時の電力消費を抑制することができる。具体的には、FET31がオンの時、入力側電圧Vin(400V)はインダクタ32と光源2と並列に接続された抵抗50で分圧され、図2に示すように、FET31がオンの期間では、抵抗40の両端電圧Vaは−15Vとなる。すなわち、FET31がオンの時にインダクタ32が抵抗40と抵抗50の間に接続されているため、抵抗40の電圧を減少させることができ、抵抗40での電力消費を低減することができる。従って、FET31のデューティ比(オン時間の割合)が大きいほど抵抗40での消費電力を低減することができる。
また、出力電圧制御部20は、電圧電流検出部17で光源2が接続されていないと判定した場合、制御IC21の動作を停止してFET31のオン/オフ動作を停止させる。FET31のオン/オフ動作を停止させることにより、インダクタ32での電圧降下の生成(入力側電圧の降圧)を停止する。これにより、光源2が接続されていないときの電源装置100の出力端子間の電圧を、入力側電圧Vinを抵抗40、50で分圧した所定値以下の電圧にすることができる。
図3は実施の形態1の電源装置の光源の取り付け時の動作の一例を示すタイムチャートである。図3のタイムチャートは、光源2が外されている状態から、時刻t2において光源2を電源装置100に取り付けた状態へ遷移する場合を示す。なお、図3のタイムチャートは実際の電圧波形を忠実に描いたものではなく、簡略化して模式的に示したものである。
光源2が取り外された状態においては、マイコン22は、FETオフ信号及びVcショート信号を出力する。このため、トランジスタ14はオンとなり、制御IC21には、動作電圧Vcはゼロとなり、制御IC21は、FET31のオン/オフ動作を停止させている。
時刻t2において、光源2が電源装置100に取り付けられた場合、電圧電流検出部17は、光源2が接続されたと判定し、判定結果をマイコン22へ出力する。
光源2が電源装置100に接続されたことの判定は、例えば、次のようにすることができる。光源2が取り外された状態では、上述のように抵抗50(抵抗値は、例えば、0.3MΩ)の両端の電圧Voutは30Vである。光源2には、複数のLEDの直列回路の両端に抵抗(抵抗値は、例えば、0.3MΩ)を接続してある。光源2が接続された場合、抵抗50と並列に光源2側の抵抗が接続され、抵抗値は小さくなるので(例えば、0.15MΩ)、抵抗50の両端電圧Voutは、30Vから15Vに低下する。したがって、抵抗50の両端電圧Voutが、閾値(例えば、20Vなど)以下になった場合、光源2が接続されたと判定することができる。
光源2が接続された場合、マイコン22は、FETオフ信号及びVcショート信号の出力を解除する。時刻t2の時点では、制御IC21の接地端子の電圧Vgは30Vであるので、ダイオード13のアノードには電圧Vs(15V)が印加され、カソードには電圧Vg(30V)が印加された状態となり、ダイオード13は逆バイアスとなり、ダイオード13には電流が流れない。このため、時刻t2では、制御ICの電源用端子には、抵抗40を介して入力側電圧Vinが印加される。すなわち、制御IC21の動作電圧Vcは、抵抗40を通じてキャパシタ15に充電される充電電圧と等しくなり、電圧ゼロから所定の時定数で上昇する。
図3に示すように、時刻t3で動作電圧Vcが起動電圧(制御IC21が動作開始することができる電圧)になった場合、制御IC21は、FET31のオン/オフ動作を開始する。
FET31がオン/オフ動作を開始すると、ダイオード13の逆バイアスが解除され、ダイオード13を通じてDC/DCコンバータ12から電圧Vsがキャパシタ15に印加され、キャパシタ15の両端電圧(動作電圧)Vcは15Vとなる。
上述のように、出力電圧制御部30は、FET31を駆動する駆動部としての制御IC21を有する。制御IC21を動作させるための電圧を、抵抗40を介して入力側電圧Vinから供給する。抵抗40を、制御IC21を動作させるための起動抵抗(制御IC21を動作させるための起動電圧を供給するための抵抗)と電源装置100の出力電圧を制限するための抵抗として兼用させることにより、起動抵抗とは別に電圧変換部30の出力電圧を制限するための抵抗(抵抗50と直列に接続して分圧回路を構成するための抵抗)を備える必要がなくなる。光源2が接続されていない状態での電源装置100の出力電圧を制限するための抵抗は、高耐圧特性が要求されるため、抵抗のサイズが大きく、また比較的高コストである。入力側電圧Vinから制御IC21に電圧を供給する起動抵抗には高耐圧の抵抗を利用しており、起動抵抗と抵抗40を兼用することにより、高耐圧特性の抵抗の数を減らすことができ、電源装置10の各部品を実装する基板のサイズの低減、あるいはコスト低減を実現することができる。
(実施の形態2)
図4は実施の形態2の照明装置の構成の一例を示すブロック図である。実施の形態2では、電源装置110は、実施の形態1の電源装置100の構成に、さらにインダクタ34、キャパシタ35を備える。なお、実施の形態1と同様の箇所は同一符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、電圧変換部30は、FET31と出力端子の一端との間に直列接続した複数のインダクタ32、34と、出力端子間に並列に接続されたキャパシタ35、及びインダクタ32、34同士の接続端と出力端子の他端との間に並列に接続されたキャパシタ33とを有する。
すなわち、FET31のソースには、インダクタ32の入力端を接続し、インダクタ32の出力端には、インダクタ34の入力端を接続し、インダクタ34の出力端は、光源2の接続端子の一端に接続してある。インダクタ32の出力端と基準レベルとの間には、キャパシタ33を接続してあり、インダクタ34の出力端と基準レベルとの間には、キャパシタ35を接続してある。キャパシタ33、35は、光源2に対して並列に接続されている。
実施の形態1では、インダクタ32のインダクタンスを、例えば、2mHとし、キャパシタ33のキャパシタンスを47μFとすることにより、電源装置100の出力電流のリップル(例えば、電流の平均値に対する電流のピーク・ピーク値の割合)を1.3以下にすることができる。
実施の形態2では、インダクタ32、34のインダクタンスをそれぞれ、例えば、2mH、220μHとし、キャパシタ33、35のキャパシタンスをそれぞれ1μF、1μFとすることにより、キャパシタ33、35の放電時間を実施の形態1の場合の10%程度にまで短縮し、リップルをさらに改善することができる。このように、インダクタと当該インダクタの出力側のキャパシタとの組み合わせを複数段設けることにより、所要の電圧降下を維持しつつキャパシタのキャパシタンスを小さくすることができ、キャパシタの放電時間を短くして光源へ供給する出力電流のリップルを改善することができる。
(実施の形態3)
図5は実施の形態3の照明装置の構成の一例を示すブロック図である。実施の形態3では、電源装置120は、制御IC21を動作させるための電圧を生成する電圧生成部としてのDC/DCコンバータ12と、DC/DCコンバータ12と制御IC21との間の電路に介装されたスイッチ素子としてのスイッチ回路70を備える。また、マイコン22は、駆動IC21へ出力するFETオフ信号に代えて、スイッチ回路70へ電圧遮断信号を出力する。
図5に示すように、スイッチ回路70は、DC/DCコンバータ12の出力端にドレインを接続し、ダイオード13のアノードにソースを接続したスイッチ素子としてのFET71、FET71のドレイン・ゲート間に接続された抵抗72、FET71のゲートと基準レベル間に接続したトランジスタ73、トランジスタ74のベースに接続した抵抗74を備える。マイコン22からの電圧遮断信号は、抵抗74を介してトランジスタ73のベースへ出力される。なお、FET71に代えて、バイポーラトランジスタ等の他のスイッチ素子を用いることもできる。
マイコン22は、光源2が取り外された状態においては、実施の形態1、2のFETオフ信号に代えて、電圧遮断信号をトランジスタ73(スイッチ回路70)へ出力する。これにより、トランジスタ73はオンとなり、FET71がオフとなるので、DC/DCコンバータ12から制御IC21へ供給される電圧が遮断される。制御IC21は、動作電圧が低下した場合、FET31への駆動を安全に停止させ、FET31のオン/オフ動作は停止する。なお、光源2が取り外された状態においては、トランジスタ14のオンとなっている。
制御IC21にマイコンからの信号を取得する制御端子が備わっていない場合でも、マイコン22から直接信号を受けることなく、制御IC21の動作を停止させることができる。なお、実施の形態1と同様の箇所は同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態1〜3では、上述のとおり、制御IC21の起動抵抗と電源装置100の光源2未装着時の出力電圧を制限するための抵抗とを兼用するので、電源装置100内の部品を実装する基板面積を削減することができ、また部品コストを低減することができる。また、出力電圧制限用の2つの抵抗のうち、一方の抵抗を電圧変換部30の前段(入力側)に設け、降圧回路を構成するインダクタを介して他方の抵抗に接続してあるので、抵抗での電力消費を抑制することができる。
また、上述の実施の形態1〜3では、FET31を駆動するためのトランス(変圧器)を使用しないので、電源装置を安価な構成、かつ小型化することが可能となる。
上述の実施の形態1〜3は、光源2に対して正側の電路にFET31を介装する、いわゆるハイサイドドライブ方式の構成であるが、ドライブ方式はハイサイドドライブに限定されるものではなく、光源2に対して負側の電路にFETを介装するローサイドドライブ方式であってもよい。
上述の実施の形態1〜3において、光源2を調光させてもよい。光源2を調光させる場合には、制御IC21からFET31のゲートへ出力する駆動信号を制御して、例えば、FET31のオン時間のデューティ比を変更して光源2に流れる電流を調整すればよい。インダクタ32の動作状態には、インダクタ32に流れる電流に常に直流成分が含まれる連続モード、インダクタ32に流れる電流に休止期間が存在する不連続モード、そして、連続モードと不連続モードとの境界にある臨界モードの3通り存在する。インダクタ32を含むダイオード、FETなどで電源装置全体の損失を少なくするには、インダクタ32が臨界モードで動作するようにするのが好ましい。しかし、FET31のオン/オフ動作の動作周波数が可変タイプである場合に、臨界モードで調光した場合(例えば、光源2に流れる電流を少なくした場合)には、FET31のオン/オフ動作の動作周波数が高くなり、FET31、ダイオード、FETなどのスイッチング損失が大きくなる。このため、FET31のオン/オフ動作の動作周波数は固定タイプが好ましい。
上述の実施の形態では、LEDを光源として用いる例を説明したが、LEDに限定されず、電流値によって光度が決定されるような電流駆動方式の光源であれば、EL(Electro-Luminescence)等の他の光源に対しても適用することができる。
2 光源(負荷)
12 DC/DCコンバータ(電圧生成部)
17 電圧電流検出部(判定部)
20 出力電圧制御部
21 制御IC(駆動部)
22 マイコン
30 電圧変換部
31 FET
32、34 インダクタ
33、35 キャパシタ
34 ダイオード
40 抵抗(第2の抵抗)
50 抵抗(第1の抵抗)
71 FET

Claims (2)

  1. 出力端子間に並列に接続された平滑コンデンサ及び第1の抵抗と、
    前記出力端子間に負荷が接続されているか否かを判定する判定部と、
    前記第1の抵抗に直列に接続された第2の抵抗と、
    前記判定部で前記負荷が接続されていないと判定した場合、前記第1の抵抗及び第2の抵抗で入力側電圧を分圧して前記出力端子間の電圧を所定値以下に制御する出力電圧制御部と、
    前記入力側電圧を所要の電圧に変換して前記負荷に出力する電圧変換部と、
    該電圧変換部を駆動する駆動部と
    を備え、
    該駆動部を動作させるための電圧を前記第2の抵抗を介して前記入力側電圧から供給するように構成してあることを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置と、着脱可能な光源とを備え、該光源に対して前記電源装置から所要の電圧を出力するように構成してあることを特徴とする照明装置。
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