JP2018060731A - Led点灯装置及びled照明装置 - Google Patents

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祐哉 山崎
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Abstract

【課題】DC/DCコンバータ及び出力過電圧保護の機能を有さない制御ICを用いるLED点灯装置において、簡素かつ低コストな付加構成で出力過電圧保護動作を実現する。【解決手段】LED点灯装置(1)は、LEDを接続可能な出力端子(T3、T4)と、出力端子に直流出力を印加するDC/DCコンバータ(30)と、DC/DCコンバータの動作電流を検出する電流検出回路(35)と、DC/DCコンバータを駆動し、電流検出回路によって検出される動作電流が過電流閾値に達する場合にDC/DCコンバータの駆動を停止させる出力過電流保護機能を有する制御IC(40)と、DC/DCコンバータの出力電圧が所定値を超えた場合にDC/DCコンバータの出力を短絡する出力短絡回路(50)とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、LED点灯装置及びそれを用いたLED照明装置に関する。
特許文献1は、バック型のDC/DCコンバータを有するLED照明装置を開示する。トランスの2次巻線に発生する電圧及び基準電圧生成回路によって生成された基準電圧が比較回路に入力され、比較回路において生成された比較結果信号が電流制御回路に入力される。電流制御回路は、スイッチング素子に直列接続された検出抵抗に発生する電圧に基づいてスイッチング素子をPWM駆動するとともに、比較結果信号に応じてPWM動作の状態を制御する。例えば、出力過電圧時にトランスの2次巻線に発生する電圧が増加すると、この増加を示す比較結果信号が生成され、電流制御回路がスイッチング素子のPWM駆動を停止させる。
特開2014−120454号公報
しかし、上記構成によると、当初から出力過電圧保護の機能を有さない電流制御回路に対して、スイッチング素子の通常の駆動のための構成に加えて、比較結果信号を受け付けてそれを処理する追加の構成が必要となる。すなわち、DC/DCコンバータの2次側において出力過電圧を検出する構成だけでなく、DC/DCコンバータの1次側の電流制御回路において2次側からの検出結果を処理する構成が必要となり、全体の回路構成が複雑化する。特に、電流制御回路に既存の制御ICが用いられる場合に、その制御ICが、上記検出結果を処理する構成、すなわち、出力過電圧保護のための端子及び機能を有さない場合には、上記回路構成がさらに複雑化するか、あるいは現実的な出力過電圧保護の構成が設計可能でない場合もある。
そこで、本発明は、DC/DCコンバータ及びその出力過電圧保護のための機能を有さない制御ICを用いるLED点灯装置及びLED照明装置において、簡素かつ低コストな付加構成で出力過電圧保護動作を実現することを課題とする。
本開示の、LEDを接続可能な出力端子を有するLED点灯装置は、出力端子に直流出力を印加するDC/DCコンバータと、DC/DCコンバータの動作電流を検出する電流検出回路と、DC/DCコンバータを駆動し、電流検出回路によって検出される動作電流が過電流閾値に達する場合にDC/DCコンバータの駆動を停止させる出力過電流保護機能を有する制御ICと、DC/DCコンバータの出力電圧が所定値を超えた場合にDC/DCコンバータの出力を短絡する出力短絡回路とを備える。
上記LED点灯装置によると、出力端子が開放された無負荷時に、出力短絡回路によってDC/DCコンバータの出力が短絡され、制御ICの出力過電流保護機能によってDC/DCコンバータの駆動が停止される。すなわち、出力端子間に出力短絡回路を付加するだけで、制御ICに対して追加の構成を付加することなく既存の出力過電流保護機能を利用することによって出力過電圧保護の動作を実現することができる。このように、DC/DCコンバータ及びその出力過電圧保護のための機能を有さない制御ICを用いるLED点灯装置において、簡素かつ低コストな付加構成で出力過電圧保護動作が実現される。
ここで、DC/DCコンバータは、スイッチング素子、インダクタ、ダイオード及び出力端子に並列接続されたコンデンサを有し、スイッチング素子のオン期間に入力電圧がスイッチング素子、インダクタ及び出力端子の直列回路に印加され、スイッチング素子のオフ期間にインダクタ、ダイオード及び出力端子の直列回路が形成されるように構成され、動作電流はスイッチング素子に流れるスイッチング電流であり、電流検出回路はスイッチング電流を検出する電流検出抵抗であり、制御ICがスイッチング素子をPWM駆動するように構成され、出力過電流保護機能は、スイッチング素子のオン時からブランキング期間経過後の時点においてスイッチング電流が過電流閾値に達している場合にPWM駆動を停止する機能である。このように、本開示の構成は、バック型のDC/DCコンバータ及び上記仕様の制御ICに対して回路構成を複雑化することなく適用可能である。
また、制御ICは、スイッチング素子のオン動作に対して動作電流が連続して複数回にわたって過電流閾値に達した場合にPWM駆動を停止するように構成されることが好ましい。これにより、ノイズ等に起因して保護動作が誤作動することが防止される。
一形態では、出力短絡回路は、出力端子間の電圧を検出する電圧検出回路及び出力端子間に接続されたスイッチ素子を含み、電圧検出回路による検出電圧がスイッチ素子の制御端子に入力され、検出電圧が動作閾値を超えるとスイッチ素子がオンするように構成される。これにより、簡素な出力短絡回路が実現される。
他の形態では、出力短絡回路は、出力端子間の電圧を検出する電圧検出回路及び出力端子間に接続されたサイリスタを含み、電圧検出回路による検出電圧がサイリスタのゲートに入力され、検出電圧が動作閾値を超えるとサイリスタがオンするように構成される。これにより、無負荷時等の出力過電圧時に、サイリスタの保持電流が流れる比較的長い期間にわたってDC/DCコンバータの出力が短絡されるので、制御ICの出力過電流保護機能がより確実に実行される。
他の形態では、出力短絡回路は、出力端子間の電圧を検出する電圧検出回路、出力端子間に接続されたスイッチ素子、及びシュミットトリガ回路を含み、電圧検出回路による検出電圧がシュミットトリガ回路に入力され、シュミットトリガ回路の出力がスイッチ素子の制御端子に入力され、検出電圧がオン閾値を超えるとスイッチ素子がオンし、検出電圧がオン閾値未満のオフ閾値を下回るとスイッチ素子がオフするように構成される。これにより、無負荷時等の出力過電圧時に、スイッチ素子の動作にヒステリシスが与えられて比較的長い期間にわたってDC/DCコンバータの出力が短絡されるので、制御ICの出力過電流保護機能がより確実に実行される。
本開示のLED照明装置は、上記いずれかのLED点灯装置及びLEDを備える。これにより、簡素かつ低コストな付加構成で出力過電圧保護動作が実現されたLED照明装置が提供される。
第1の実施形態によるLED点灯装置及びLED照明装置の回路図である。 本開示で使用する制御ICを説明するブロック図である。 本開示で使用する制御ICにおける正常点灯時の動作を説明する図である。 本開示で使用する制御ICにおける無負荷時の動作を説明する図である。 第2の実施形態によるLED点灯装置及びLED照明装置の回路図である。 第3の実施形態によるLED点灯装置及びLED照明装置の回路図である。
<第1の実施形態>
図1に、本発明の第1の実施形態によるLED点灯装置1及びLED照明装置3の回路図を示す。LED照明装置3はLED点灯装置1及びLED2を含む。LED点灯装置1は、交流電源ACから入力端子T1及びT2を介して交流電圧の供給を受け、出力端子T3及びT4を介して直流出力をLED2に供給する。LED2は、LEDアレイからなるLEDモジュールである。なお、以降の説明において、正常点灯とは、正常なLED2がLED点灯装置1に正しく接続された状態での点灯をいい、無負荷とは、LED2がLED点灯装置1に正しく接続されていない状態又はLED2が断線している状態をいうものとする。
LED点灯装置1は、フィルタ整流回路10、力率改善回路20(以下、「PFC20」という)、DC/DCコンバータ30、電流検出回路35、制御IC40及び出力短絡回路50を含む。電流検出回路35は、DC/DCコンバータ30の一部を形成するものとして図示される。
フィルタ整流回路10は、ノイズフィルタ、電流ヒューズ、ダイオードブリッジ等を含み、交流電源ACから供給される交流電圧を全波整流する。なお、入力電源が直流電源の場合には、ダイオードブリッジは不要となる。
PFC20は昇圧チョッパ回路からなり、フィルタ整流回路10からの全波整流出力を昇圧及び平滑する。なお、LED点灯装置1又はLED照明装置3が低ワット出力の場合等、力率を改善する必要がない場合には、PFC20の代わりに平滑コンデンサのみが接続されて、いわゆるコンデンサインプット型の回路が構成されてもよい。いずれの場合であっても、フィルタ整流回路10及びPFC20の後段のDC/DCコンバータ30には平滑電圧が入力される。
DC/DCコンバータ30は、スイッチング素子31、インダクタ32(チョークコイル)、ダイオード33及びコンデンサ34を備え、バック型の降圧チョッパ回路を構成する。スイッチング素子31はMOSFETからなり(以下、「FET31」という)。電流検出回路35は、低抵抗素子からなる電流検出抵抗である(以下、「電流検出抵抗35」という)。電流検出抵抗35はFET31のソースとグランドGの間に接続され、電流検出抵抗35には、FET31のスイッチング電流に比例した電圧VLが発生する。この電圧VLは制御IC40に入力される。
FET31は、制御IC40によってPWM駆動される。FET31のオン期間において、PFC20の平滑出力→LED2→インダクタ32→FET31→電流検出抵抗35→グランドGに電流が流れる。また、PFC20の平滑出力→コンデンサ34→インダクタ32→FET31→電流検出抵抗35→グランドGにも若干の電流が流れる。FET31のオフ期間において、インダクタ32に蓄えられたエネルギーによって、インダクタ32→ダイオード33→LED2→インダクタ32に電流が流れる。また、インダクタ32→ダイオード33→コンデンサ34→インダクタ32にも若干の電流が流れる。なお、以降の説明において、DC/DCコンバータ30の出力電圧(すなわち、コンデンサ34の電圧及び出力端子T3−T4間の電圧)を単に「出力電圧」という。
制御IC40は、FET31のPWM駆動におけるオンタイミング及びオフタイミングを決定する。制御IC40は、少なくとも、端子P1、端子P2、端子P3及び端子P4を有する。制御IC40には、DC/DCコンバータ30の入力電圧又はインダクタ32の補助巻線(不図示)の電圧をもとに制御電源が適宜供給されるものとする。また、制御IC40は、不図示の他の端子及び各端子に接続される周辺回路を適宜有するものとする。
端子P1は所定の電圧源41に接続される、電圧源41は制御IC40の内部レギュレータ出力の分圧回路である。端子P2は、FET31のゲートにゲート抵抗(不図示)を介して接続される。端子P3−端子P4間には電流検出抵抗35が並列接続され、端子P4はグランドGに接続される。したがって、端子P3には、スイッチング電流に応じて電流検出抵抗35に発生する電圧VLが入力される。
図2、図3及び図4を用いて、制御IC40のPWM動作及び出力過電流保護機能について説明する。図2は、制御IC40の端子P1〜P4に関連する内部構成を示すブロック図である。制御IC40は、その内部に、コンパレータ42及び43、基準電圧源44、抵抗45及び46、ロジック部47並びにゲートドライバ48を含む。
コンパレータ42及び43の反転入力端子(−)は端子P3に接続され、コンパレータ42及び43の出力端子はロジック部47に接続される。コンパレータ42の非反転入力端子(+)は基準電圧源44を分圧する抵抗45及び46の分圧点に接続され、コンパレータ43の非反転入力端子(+)は基準電圧源44に接続される。抵抗45及び46の分圧点の電圧をV1、基準電源44の電圧をV2とする。電圧V1及びV2は端子P1の入力電圧(電圧源41)によって変更可能であり、電圧V2は本開示における過電流閾値に対応する電圧である。ロジック部47は、コンパレータ42及び43の出力に応じてゲートドライバ48の出力状態(すなわち、ゲート信号)を決定する。ゲートドライバ48は、端子P2に接続され、FET31を駆動する。なお、コンパレータ42及び43並びにロジック部47の動作論理は、上記と逆であってもよい。すなわち、コンパレータ42及び43の非反転入力端子(+)が端子P3に接続され、コンパレータ42及び43の反転入力端子(−)にそれぞれ電圧V1及びV2が入力され、これに対応してロジック部47の動作論理が適宜設定されてもよい。
図3は、正常点灯時における制御IC40の動作を示す。上段は端子P2のゲート信号を示し、下段はスイッチング電流に対応する端子P3の電圧VLを示す。なお、図は模式図であり、各波形の図示は誇張又は省略されている。
時刻t0において、ロジック部47がゲートドライバ48を介してFET31をオンする。期間t0〜t1はブランキング期間であり、このブランキング期間においては、ロジック部47はコンパレータ42及び43の出力に応答しない。これは、FET31がオンした瞬間におけるスパイクノイズ等に起因して起こり得るコンパレータ42及び43の出力反転をPWM動作に反映させないためである。時刻t0の後(又はスパイクノイズの期間の後)に、PFC20の平滑出力→LED2→インダクタ32→FET31→電流検出抵抗35→グランドGに電流が流れ、この時のスイッチング電流に応じて端子P3の電圧VLが上昇していく。
時刻t2において、端子P3の電圧VLが電圧V1に達してコンパレータ42の出力がハイレベルからローレベルに反転すると、ロジック部47はゲートドライバ48を介してFET31をオフする。
時刻t2から所定のオフ期間(例えば、固定のオフ期間)の経過後の時刻t3において、ロジック部47は、ゲートドライバ48を介してFET31を再びオンする。このようにして、正常点灯時においては、上記の期間t0〜t3の動作が反復され、コンパレータ43の出力が反転することはない。
図4は、出力過電流時(例えば、LED2が短絡故障した場合)における制御IC40の動作を示す。上段は端子P2のゲート信号を示し、下段はスイッチング電流に対応する端子P3の電圧VLを示す。なお、図は模式図であり、各波形の図示は誇張又は省略されている。
時刻t0において、ロジック部47がゲートドライバ48を介してFET31をオンする。期間t0〜t1のブランキング期間内において、PFC20の平滑出力→短絡状態のLED2→インダクタ32→FET31→電流検出抵抗35→グランドGに短絡電流が流れ、この時のスイッチング電流に応じて端子P3の電圧VLが急峻に上昇する。
ブランキング期間終了時の時刻t1において、端子P3の電圧VLがすでに電圧V2に達しているため、コンパレータ43の出力がローレベルとなっており、ロジック部47はゲートドライバ48を介してFET31をオフする。その後、ロジック部47は、所定のオフ期間(例えば、固定のオフ期間)の経過後の時刻t3において、ゲートドライバ48を介してFET31をオンする。そして、この期間t0〜t3の動作が反復される。なお、オフ期間が固定長の場合、図3のオフ期間t2〜t3と図4のオフ期間t1〜t3とは同じ長さである。
ここで、FET31のオン動作に対して、コンパレータ43が所定回数にわたって反転した時点t4(スイッチング電流が連続して所定回数にわたって過電流閾値に達した時点)の後は、ロジック部47はゲート信号をローレベルに維持する。すなわち、ロジック部47は、時刻t4においてFET31のPWM駆動を停止し、出力過電流保護を実行する。上記所定回数は、複数回であることが好ましく、例えば、図示するように4回であればよい。このように、連続する複数回の出力過電流状態の検出によって出力過電流保護の作動が決定されるので、ノイズ等に起因して保護動作が誤作動することが防止される。出力過電流保護の実行(ゲート信号のオフ状態)は、例えば、制御IC40に制御電源が再投入されるまで維持される。
出力短絡回路50は、分圧抵抗51〜53、コンデンサ54及びスイッチ素子55(以下、「FET55」という)を含む。なお、分圧抵抗51〜53及びコンデンサ54をまとめて電圧検出回路50vという。電圧検出回路50vは出力端子T3−T4に並列に接続される。FET55のドレイン及びソースは、それぞれ出力端子T3側の配線及び出力端子T4側の配線に接続される。FET55のゲートは分圧抵抗51〜53の分圧点に接続され、分圧点の検出電圧がFET55の動作閾値を超えるとFET55がオンする。すなわち、出力電圧が所定値を超えると、DC/DCコンバータ30の出力がFET55によって短絡される。この所定値は、例えば、LED2の順方向電圧Vfよりも若干高い電圧であればよい。
ここで、仮に出力短絡回路50がなかったとした場合の無負荷時の動作について説明する。無負荷時においては、端子P3の電圧VLが実質的に発生しないため、制御IC40は、FET31をオンした後(t0)にFET31をオフする契機を得ることができない。これにより、PFC20の出力がコンデンサ34に並列接続された状態となり、出力電圧がPFC20の平滑出力電圧(例えば、400V程度)まで上昇することになる。したがって、出力電圧が印加されるコンデンサ34には、平滑出力電圧に応じた高耐圧部品を用いる必要が生じ、回路が大型化及び高コスト化してしまう。また、上記のように出力端子T3−T4間に高電圧が発生した状態が継続することは、安全上好ましくない。
一方、出力短絡回路50が接続されている場合、出力電圧が上昇して所定値を超えると、無負荷時にはDC/DCコンバータ30の出力がFET55によって短絡される。これにより、図4に示す出力過電流状態(LED2が短絡故障した場合)と同様の状態が得られる。すなわち、無負荷時においても、制御IC40の出力過電流保護の機能が利用されてPWM駆動が停止され、出力電圧はその後ゼロとなる。
以上のように、本発明のLED点灯装置1は、出力端子T3−T4に直流出力を印加するDC/DCコンバータ30と、DC/DCコンバータ30の動作電流を検出する電流検出回路35と、DC/DCコンバータ30を駆動し、電流検出回路35によって検出される動作電流が過電流閾値に達する場合にDC/DCコンバータ30の駆動を停止させる出力過電流保護機能を有する制御IC40と、DC/DCコンバータ30の出力電圧が所定値を超えた場合にDC/DCコンバータ30の出力を短絡する出力短絡回路50を備える。これにより、出力端子T3−T4が開放された無負荷時に、出力短絡回路50によってDC/DCコンバータ30の出力が短絡され、制御IC40の出力過電流保護の機能によってDC/DCコンバータ30の駆動が停止される。
すなわち、出力端子T3−T4間に出力短絡回路50を付加するだけで、制御IC40に対して追加の構成を付加することなく、既存の出力過電流保護機能を利用することによって出力過電圧保護の動作を実現することができる。このように、DC/DCコンバータ及び出力過電圧保護のための機能を有さない制御IC40を用いるLED点灯装置1及びLED照明装置3において、簡素かつ低コストな付加構成で出力過電圧保護動作が実現される。
そして、本実施形態では、DC/DCコンバータ30はバック型の降圧チョッパ回路であり、上記の動作電流はFET31に流れるスイッチング電流であり、電流検出回路35はスイッチング電流を検出する電流検出抵抗35である。そして、制御IC40において、出力過電流保護機能は、FET31のオン時からブランキング期間経過後の時点においてスイッチング電流が過電流閾値に達している場合にPWM駆動を停止する機能である。このように、本開示の構成は、バック型のDC/DCコンバータ30及び上記仕様の制御IC40に対して回路構成を複雑化することなく適用可能である。
特に、本実施形態では、出力短絡回路50は、出力端子T3−T4間の電圧を検出する電圧検出回路50v及びFET55を含み、電圧検出回路50vによる検出電圧がFET55のゲートに入力され、検出電圧が動作閾値を超えるとFET55がオンするように構成されるので、簡素な出力短絡回路50が実現される。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態では、出力短絡回路50においてFET55がDC/DCコンバータ30の出力を短絡する構成を示したが、本実施形態では、出力短絡回路50においてサイリスタがDC/DCコンバータ30の出力を短絡する構成を示す。
図5に、本実施形態のLED点灯装置1及びLED照明装置3の回路図を示す。本実施形態において、第1の実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。本実施形態では、出力短絡回路50は、電圧検出回路50v及びサイリスタ56を含む。
サイリスタ56のアノード及びカソードがそれぞれ出力端子T3側の配線及び出力端子T4側の配線に接続され、サイリスタ56のゲートは分圧抵抗51〜53の分圧点に接続さる。分圧点の検出電圧がサイリスタ56の動作閾値を超えるとサイリスタ56がオンし、その後、保持電流が継続する期間にわたってサイリスタ56のオン状態が維持される。すなわち、出力電圧が動作閾値を超えると、サイリスタ56のオン継続期間にわたってDC/DCコンバータ30の出力が短絡される。
以上のように、本実施形態のLED点灯装置1では、出力短絡回路50は、出力端子T3−T4間の電圧を検出する電圧検出回路50v及びサイリスタ56を含み、電圧検出回路50vによる検出電圧がサイリスタ56のゲート端子に入力され、検出電圧が動作閾値を超えるとサイリスタ56がオンするように構成される。これにより、無負荷時等の出力過電圧時に、サイリスタ56の保持電流が継続する比較的長い期間にわたってDC/DCコンバータ30の出力が短絡され、制御IC40の出力過電流保護機能がより確実に実行される。
<第3の実施形態>
上記第1の実施形態では、出力短絡回路50において出力電圧とFET55の動作とが直接連動する構成を示したが、本実施形態では、出力電圧とFET55の動作との間にヒステリシスがある構成を示す。
図6に、本実施形態のLED点灯装置1の回路図を示す。本実施形態において、第1の実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。本実施形態では、出力短絡回路50は、電圧検出回路50v、FET55、トランジスタ57及び58並びに抵抗59〜62を含む。
トランジスタ57及び58並びに抵抗59及び60は、シュミットトリガ回路55sを構成する。トランジスタ57のベースは、分圧抵抗51〜53の分圧点に接続される。トランジスタ57のコレクタ及びトランジスタ58のベースはともに抵抗59を介して出力端子T3側の配線に接続され、トランジスタ57のエミッタ及びトランジスタ58のエミッタはともに抵抗60を介して出力端子T4側の配線に接続される。トランジスタ58のコレクタはFET55のゲートに接続され、抵抗61を介して出力端子T3に接続され、抵抗62を介して出力端子T4に接続される。
電圧検出回路50vの検出電圧がシュミットトリガ回路55sのオン閾値を超える前は、トランジスタ57がオフ、トランジスタ58がオン、FET55がオフとなる。そして、電圧検出回路50vの検出電圧がシュミットトリガ回路55sのオン閾値を超えると、トランジスタ57がオンし、トランジスタ58がオフし、FET55がオンする。その後、検出電圧がオン閾値から所定量低下してオフ閾値を下回ると、トランジスタ57がオフし、トランジスタ58がオンし、FET55がオフする。
以上のように、本実施形態のLED点灯装置1では、出力短絡回路50は、出力端子間の電圧を検出する電圧検出回路50v、出力端子T3−T4間に接続されたFET55、及びシュミットトリガ回路55sを含み、電圧検出回路50vによる検出電圧がシュミットトリガ回路55sに入力され、シュミットトリガ回路55sの出力がFET55のゲートに入力される。そして、検出電圧がオン閾値を超えるとFET55がオンし、検出電圧がオン閾値未満のオフ閾値を下回るとFET55がオフするように構成される。これにより、無負荷時等の出力過電圧時に、FET55の動作にヒステリシスが与えられて比較的長い期間にわたってDC/DCコンバータ30の出力が短絡され、制御IC40の出力過電流保護機能がより確実に実行される。
<変形例>
以上に本発明の好適な実施形態を示したが、本発明は、例えば以下に示すように種々の態様に変形可能である。
(1)回路素子に関する変形
上記第1から第3の実施形態では、スイッチング素子(FET31)及びスイッチ素子(FET55)をFETとして示したが、これらの素子はIGBT、バイポーラトランジスタであってもよい。なお、本開示において「制御端子」とは、FETのゲート、IGBTのベース及びバイポーラトランジスタのベースの総称である。
(2)制御IC40に関する変形
上記第1から第3の実施形態では、特定の仕様の制御IC40を用いる構成を示したが、例示の制御IC40と実質的に同様のPWM動作及び出力過電流保護機能を実現する制御ICであれば、他の仕様の制御ICが用いられてもよい。
(3)電流検出回路35に関する変形
上記第1から第3の実施形態では、検出すべき動作電流はFET31に流れるスイッチング電流であり、電流検出回路が電流検出抵抗35である構成を示した。一方、検出すべき動作電流がインダクタ32に流れるインダクタ電流であり、電流検出回路がインダクタ32の補助巻線及びその補助巻線に発生する電圧を分圧する分圧回路(必要に応じて整流素子)を含む構成であってもよい。この場合、補助巻線電圧の分圧値が制御ICに入力され、制御ICはインダクタ電流に基づいて保護機能(例えば、出力過電流保護機能)を実行する。この構成では、無負荷時に出力短絡回路50によってDC/DCコンバータ30の出力が短絡されると、インダクタ電流が急峻に増加する。そして、制御ICは、インダクタ電流(補助巻線による検出電圧)が過電流閾値に達している場合にPWM駆動を停止する。これにより、出力過電圧保護が実行される。
(4)コンデンサ34に関する変形
上記第1から第3の実施形態では、DC/DCコンバータ30の入力側に大容量の平滑コンデンサ(PFC20の出力段の平滑コンデンサ又はコンデンサインプット型の場合の平滑コンデンサ)が接続され、DC/DCコンバータ30の出力側に小容量のコンデンサ34が接続される構成を前提とした。一方、PFC20が接続されずかつDC/DCコンバータ30の入力側に小容量のコンデンサが接続され、DC/DCコンバータ30の出力側に大容量のコンデンサが接続される構成(PFCを有さない力率改善型コンバータ)にも本発明は適用可能である。
1 LED点灯装置
2 LED
3 LED照明装置
30 DC/DCコンバータ
31 FET(スイッチング素子)
32 インダクタ
33 ダイオード
34 コンデンサ
35 電流検出抵抗(電流検出回路)
40 制御IC
50 出力短絡回路
50v 電圧検出回路
55 FET(スイッチ素子)
55s シュミットトリガ回路
56 サイリスタ
制御IC40は、FET31のPWM駆動におけるオンタイミング及びオフタイミングを決定する。制御IC40は、少なくとも、端子P1(基準電圧端子)、端子P2(ゲート端子)、端子P3(電流検出端子)及び端子P4(電流検出グラウンド端子)を有する。制御IC40には、DC/DCコンバータ30の入力電圧又はインダクタ32の補助巻線(不図示)の電圧をもとに制御電源が適宜供給されるものとする。また、制御IC40は、不図示の他の端子及び各端子に接続される周辺回路を適宜有するものとする。

Claims (7)

  1. LEDを接続可能な出力端子を有するLED点灯装置であって、
    前記出力端子に直流出力を印加するDC/DCコンバータと、
    前記DC/DCコンバータの動作電流を検出する電流検出回路と、
    前記DC/DCコンバータを駆動し、前記電流検出回路によって検出される動作電流が過電流閾値に達する場合に前記DC/DCコンバータの駆動を停止させる出力過電流保護機能を有する制御ICと、
    前記DC/DCコンバータの出力電圧が所定値を超えた場合に前記DC/DCコンバータの出力を短絡する出力短絡回路と
    を備えたLED点灯装置。
  2. 前記DC/DCコンバータが、スイッチング素子、インダクタ、ダイオード及び前記出力端子に並列接続されたコンデンサを有し、前記スイッチング素子のオン期間に入力電圧が前記スイッチング素子、前記インダクタ及び前記出力端子の直列回路に印加され、前記スイッチング素子のオフ期間に前記インダクタ、前記ダイオード及び前記出力端子の直列回路が形成されるように構成され、
    前記動作電流が、前記スイッチング素子に流れるスイッチング電流であり、前記電流検出回路が、前記スイッチング電流を検出する電流検出抵抗であり、
    前記制御ICが前記スイッチング素子をPWM駆動するように構成され、前記出力過電流保護機能が、前記スイッチング素子のオン時からブランキング期間経過後の時点において前記スイッチング電流が前記過電流閾値に達している場合に前記PWM駆動を停止する機能である、請求項1に記載のLED点灯装置。
  3. 前記制御ICが、前記動作電流が複数回にわたって前記過電流閾値に達した場合に前記PWM駆動を停止するように構成された、請求項1又は2に記載のLED点灯装置。
  4. 前記出力短絡回路が、前記出力端子間の電圧を検出する電圧検出回路及び前記出力端子間に接続されたスイッチ素子を含み、前記電圧検出回路による検出電圧が前記スイッチ素子の制御端子に入力され、前記検出電圧が動作閾値を超えると前記スイッチ素子がオンするように構成された、請求項1から3のいずれか一項に記載のLED点灯装置。
  5. 前記出力短絡回路が、前記出力端子間の電圧を検出する電圧検出回路及び前記出力端子間に接続されたサイリスタを含み、前記電圧検出回路による検出電圧が前記サイリスタのゲートに入力され、前記検出電圧が動作閾値を超えると前記サイリスタがオンするように構成された、請求項1から3のいずれか一項に記載のLED点灯装置。
  6. 前記出力短絡回路が、前記出力端子間の電圧を検出する電圧検出回路、前記出力端子間に接続されたスイッチ素子、及びシュミットトリガ回路を含み、前記電圧検出回路による検出電圧がシュミットトリガ回路に入力され、該シュミットトリガ回路の出力が前記スイッチ素子の制御端子に入力され、前記検出電圧がオン閾値を超えると前記スイッチ素子がオンし、前記検出電圧が前記オン閾値未満のオフ閾値を下回ると前記スイッチ素子がオフするように構成された、請求項1から3のいずれか一項に記載のLED点灯装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のLED点灯装置と、前記LEDとを備えたLED照明装置。

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