JP5709736B2 - 光源点灯装置及び照明器具 - Google Patents

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Description

この発明は、発光ダイオードを点灯させるLED点灯装置、及びLED点灯装置を用いたLED照明器具に関する。
負荷の発光ダイオード(以下LEDと称する)を着脱した時または誤接続した時に、不要なストレスが点灯装置やLEDに印加されることを防止することに関する技術がある(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に開示された図6において、LEDに電流を供給する装置である照明用電源装置2は、定電流制御機能を備えており、LEDの点灯に適した特性である。しかし、定電流制御機能を有するので、例えばLEDが外された時に、定電流を維持しようとして出力電圧を上昇させてしまう。このため、LEDの再装着時(出力電圧が上昇状態)には定電流制御が安定するまでの間は、過大な電流或いは電圧が印加されてしまう恐れがある。
そのため、特許文献1の従来装置では、LEDに発光体検出部である抵抗を直列接続して、この電流を検知しLEDの接続の有無を判定している。特許文献1は、LEDが接続されて無い場合は、電源装置の出力電圧をLEDに電流を流すための電圧以下に制限し接続された時の過電流を抑制しようとするものである。
次に特許文献2に開示された図7の説明を行う。この装置の於いても、LEDに電流を供給する発光ダイオード点灯装置3は、定電流特性を備えた直流電源部から構成されている。一般的に、もしLEDを逆方向に接続してしまうと定電流直流電源は電流を流そうとして、その出力電圧を不要に上昇させてしまいLEDにストレスを印加してしまう。この対策として、この特許文献2の従来装置では、LEDに直列に接続された電流検出部からの信号により電流を検出・判定し、LEDに電流が流れない場合(逆接続の場合)には、直流電源の出力電圧をLEDの逆耐圧未満の電圧にしておくことでLEDの故障等を防止しようとするものである。
特開2007−234414号公報(図6参照) 特開2006−147252号公報(図7参照)
しかしながら、特許文献1、2のような従来の装置では、LEDの有無(特許文献1)または逆接続(特許文献2)を検知するために、電流検出手段をLEDと直列に接続して、電流検出手段から検知信号生成している。そのため、この電流検出手段を直列挿入することによる損失や、応答の良い電流検出手段を備えることによるコストアップなどの課題があった。
本発明の光源点灯装置では、LEDに直列接続した検出手段でなく、LEDに並列に接続する検出手段を用いて、LEDの有無や逆接続などを検知することを目的とする。
この発明の光源点灯装置は、光源が着脱可能に接続され、前記光源を点灯する光源点灯装置において、交流電圧から変換された直流電圧を入力し、入力した前記直流電圧の大きさを変換する直流電圧変換部であって、大きさ変換後の前記直流電圧を平滑すると共に平滑した平滑電圧を前記光源に印加する平滑コンデンサを有し、制御を受けて動作する直流電圧変換部と、前記光源が接続されると前記光源と電気的に並列接続をなすと共に、前記直流電圧変換部の前記平滑コンデンサが平滑した前記平滑電圧のリップル成分を検出するリップル検出部と、前記リップル検出部が検出した前記平滑電圧の前記リップル成分の検出結果に応じて、前記直流電圧変換部を制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、直流電源の出力端子にLEDが接続された場合にLEDと並列接続となるリップル検出部により、LEDが正常に接続されていることを検知できる。よって、LEDの着脱時などにLEDや点灯装置に不要な電気的ストレスを与えることを防止できる。
実施の形態1のLED点灯装置110を示す回路図。 実施の形態1の出力コンデンサ44のリップルを説明する図。 実施の形態2のLED点灯装置120を示す回路図。 実施の形態3のLED点灯装置130を示す回路図。 実施の形態3のLED点灯装置130の動作の元となるLED特性を示す図。 実施の形態3のLED点灯装置130の動作の元となるLED特性を示す別の図。
実施の形態1.
図1、図2を参照して実施の形態1のLED点灯装置110を説明する。LED点灯装置110の特徴は、定電流電源4のコンデンサ44(出力コンデンサ、平滑コンデンサとも呼ぶ)の電圧(平滑電圧)のリップル成分を検出するリップル検出部101を備えた点である。さらに具体的には、後述のように、出力コンデンサ44からLEDモジュール5に電圧が印加される場合には、平滑電圧のリップル成分が変化する。このリップル成分の変化に基づいて、LEDモジュール5の接続の有無を検出する点が特徴である。リップル検出部101はLEDモジュール5に対して電気的に並列に接続されるので、直列に接続される場合に比べて、直列挿入することによる損失がなく、また応答の良い電流検出手段を備えることが不要等のメリットがある。
後述のようにリップル検出部101は、コンデンサ62と抵抗61との直列接続のCR微分回路である。
(LED点灯装置110の回路構成)
図1は、本実施の形態1を示すLED点灯装置110(光源点灯装置)の回路図である。LED点灯装置110は、LEDモジュール5(光源)が着脱可能に接続されて、LEDモジュール5を点灯する。図1では、LEDモジュール5はLED点灯装置110の接続部103に接続する。LED点灯装置110は、整流回路2、力率改善回路3、定電流電源4(直流電圧変換部)を備える。
(1)整流回路2は、交流電源1から供給される交流電圧を全波整流を行うダイオードブリッジからなる。
(2)力率改善回路3は、コンデンサ31,コイル32、スイッチング素子33、力率制御回路34、ダイオード35、コンデンサ36からなる。
(3)定電流電源4は、LED51に略一定の直流の定電流を供給する直流電源である。
定電流電源4は、出力制御回路46からの制御を受けて動作する。図1では、定電流電源4はバックコンバータと称される構成である。定電流電源4は、トランジスタ41、コイル42、ダイオード43、出力コンデンサ44(平滑コンデンサ)、帰還抵抗45、出力制御回路46(制御部)、抵抗61、コンデンサ62を備えている。出力コンデンサ44は、トランジスタ41のスイッチングによって大きさが変換された後の直流電圧を平滑し、平滑した平滑電圧をLEDモジュール5に印加する。また、上記のように、コンデンサ62と抵抗61とは、リップル検出部101を構成する。
(LEDモジュール5)
LEDモジュール5は、複数の負荷であるLED51の直列接続からなる。あるいは、LEDモジュール5は複数のLED直列接続が並列接続されてもよい。複数のLEDが接続される場合には、この光源は一般的にはLEDモジュールと称される。
(出力コンデンサ44のリップル電圧)
図2は出力コンデンサ44のリップルを説明する図である。図2(1)は、出力コンデンサ44の端子電圧を示す図であり、LEDモジュール5が正常に接続され、所定の電流が流れている状態における端子電圧である。図2(2)は、同じく出力コンデンサ44の端子電圧あるが、負荷のLEDモジュール5が接続されてない、或いは断線している状態の図であり、出力コンデンサ44の「リップル成分」が非常に少なくなっている。
つまり、出力コンデンサ44は、LEDモジュール5が正常に点灯している場合に対して、LEDモジュール5が接続されてない、或いは断線している状態では、図2(2)のように、端子電圧(平滑電圧)の「リップル成分」が非常に少なくなる。この「リップル成分」の違いから、LEDモジュール5が接続されているかどうか、あるいは断線しているかどうかを検出できる。
以上のように構成されたLED点灯装置110において、LEDモジュール5が正常に接続されているとする。
(1)交流電源1から入力した交流電圧は、力率改善回路3のトランジスタ33(スイッチング素子)のスイッチング動作などにより所定の直流電圧に昇圧され、コンデンサ36に発生する。
(2)この直流電圧は、定電流電源4のトランジスタ41(スイッチング素子)のオン・オフスイッチング動作により所定の値に変換され、LED51に所定の略一定の直流電流を供給する。
(3)帰還抵抗45は、LED51に流れる電流を目標値に維持するために、LED51に流れる電流値を出力制御回路46にフィードバックする検知手段である。
この帰還制御によりLEDモジュール5に略一定の電流が流れる。
この帰還制御によりLED51が所定の電流で点灯している時は、定電流電源4の出力コンデンサ44には、その静電容量の大小や、トランジスタ41のスイッチングや、力率改善回路3の出力電圧のリップル成分などに起因するリップル電圧(リップル成分)が現れる。このLED51の正常点灯に伴う出力コンデンサ44のリップル電圧は、LED51に流れる電流のリップルの大きさに相応している。今、出力コンデンサ44として或る容量を選定した時、その電圧のリップル率、つまり、
「図2(1)のリップル電圧(交流成分)/コンデンサ44の平均電圧(直流成分)」
が10%であったとする。この出力コンデンサ44のリップル電圧は、コンデンサ62と抵抗61とで構成される交流結合回路(CR微分回路)の抵抗61の端子に表れる。
(リップル検出部101、出力制御回路46)
LED点灯装置110では、コンデンサ62と抵抗61とで構成されるリップル検出部101は、LEDモジュール5が接続されるとLEDモジュール5と電気的に並列接続をなす共に、定電流電源4の出力コンデンサ44が平滑した平滑電圧のリップル成分を検出する。後述のように、出力制御回路46は、リップル検出部101が検出した平滑電圧のリップル成分の検出結果に応じて、定電流電源4を制御する。
(リップル電圧の検出)
出力制御回路46は、リップル検出部101を介してリップル電圧を検知することで、LEDモジュール5が正常に点灯しているかどうかを検知する。正常点灯と判定すると、出力制御回路46は、定電流電源4に対する定電流制御を継続し、所定の電流でLEDモジュール5の点灯を続ける。
(リップル成分レベルが閾値以下の場合)
ここで、もしLEDモジュール5が外されたりすると、定電流電源4は出力電流が減少するので出力コンデンサ44のリップルは、例えば図2(2)のように減少する。このためリップル検出部101の抵抗61の端子電圧も減少するので、出力制御回路46は、LEDモジュール5に、電流が供給されていないと判定する。LEDモジュール5に電流が供給されていないと判定すると、出力制御回路46は、LEDモジュール5に電流を流そうとする制御を行わない。つまり出力制御回路46は、所定の閾値を有しており、リップル検出部101が検出したリップル成分のレベルが、有している所定の閾値よりも小さいときには、定電流電源4の動作を停止させる。このように、出力制御回路46は、定電流電源4の出力電圧を上昇させてLEDモジュール5に電流を流そうとする定電流動作をせずに済む。
(出力コンデンサ44のリップル電圧の設定値)
定電流電源4の出力コンデンサ44の容量を増加させると、リップルは正常点灯時でも減少する。しかし、このリップル検出部101(微分回路)による検知では、リップルが非常に少ないと、LEDモジュール5の接続時と非接続時とでの抵抗61の端子電圧の差異が小さくなり、検出の高精度化が必要になり、さらに定電流制御の応答が遅くなるなどの不都合もある。また、逆に、このリップルが大きいことは出力コンデンサ44の容量減少の要求に対してマージンがなくなり(容量減少したい場合、さらにリップルが増加してしまう)、さらに負荷のLED電流のリップル成分が多くなることからLEDへのストレスに鑑みてもあまり大きいことも好ましくない。それ故、図2でも述べたリップル率rについて、出力コンデンサ44の平滑電圧の好ましいリップル率rの設定値は以下の通りである。
リップル率r=リップル電圧(交流成分)/平均電圧(直流成分)
とした場合、
5%≦リップル率r≦25%
である。このリップル率rは、LEDモジュール5が接続されて正常点灯しているときにおける出力コンデンサ44の平滑電圧のリップル率である。
以上のように実施の形態1のLED点灯装置110よれば、LEDと並列な検出手段(リップル検出部101)の発生する信号によりLEDモジュール5の接続の有無を検知することができる。よって、定電流電源4(直流電源)の出力コンデンサ44の容量は通常設定するもので十分であり、設計上都合がよい。またLED51に電流が流れない状態だけでなく、例えばLED側が故障して短絡的な電流が流れようとする時はやはりこの出力側のコンデンサの電圧リップル率が変化するので、この量を正常時と比較するように構成しておけば、LEDの装着はずれやLED断線だけでなく、短絡も検知できる。つまり、出力制御回路46は、リップル検出部101によるリップル成分の検出結果に応じて、定電流電源4を制御する。
本実施の形態1のLED点灯装置110によれば、定電流電源4の出力端子にLEDモジュールが接続された場合、このLEDモジュールと並列に接続するリップル検出部101によりLEDが正常に接続されていることを検知したうえで定電流電源4動作させる。よって、LEDの着脱時などにLEDや点灯装置に不要な電気的ストレスを与えることを防止できる。また、LEDの接続有無に加え、リップル検出部101によるリップル成分の検出によって、LEDの逆接続も検知(図2(2)のようになる)することができ、この場合も非接続の場合と同様に、定電流電源4を動作させないようにすることができる。
実施の形態2.
次に図3を参照して実施の形態2のLED点灯装置120を説明する。図3は、LED点灯装置120の回路図である。LED点灯装置120は、実施の形態1のLED点灯装置110に対して、リップル検出部101を備えていない。その代わりに、コイル42と直列に接続するダイオード72と、一端がダイオード35の出力側に接続し、他端がダイオード72の出力側に接続した抵抗71を備える。また、LED点灯装置120では、光源となるLEDモジュール5が、複数のLED51の直列接続に並列接続する接続確認用の抵抗52(接続確認用の電気素子)を備えていることを前提とする。
LEDモジュール5が接続された場合、出力制御回路46は、抵抗71と抵抗52との分圧回路により分圧された電圧を検出するので、この分圧電圧からLEDモジュール5の接続を確認できる。LEDモジュール5が接続されない場合、出力制御回路46は、抵抗52が作用していない電圧を検出するのでLEDモジュール5の非接続を確認できる。
つまり、抵抗52と抵抗71との接続点102は、定電流電源4が動作するまでは、力率改善回路3の出力電圧を抵抗71と「LEDモジュール側の抵抗52」とで分圧した電圧を示す。出力制御回路46は、これをLEDモジュール5の接続有無の検知信号として利用するため入力する。ダイオード72は、定電流電源4の出力コンデンサ44の容量により、応答に大きな時間を要してしまう場合には特に有効である。
以上のように構成されたLED点灯装置120において、LEDモジュール5が正常に接続されているとする。交流電源1から入力した電源は力率改善回路3のトランジスタ33のスイッチング動作などにより所定の直流電圧に昇圧されコンデンサ36に発生する。
(抵抗52による接続検出)
この時、比較的高い抵抗値の抵抗71を介してLEDモジュール5に電圧が印加されると、抵抗52との分圧比に応じた電圧がその接続点102に発生する。例えば、「抵抗71の抵抗値=抵抗52の抵抗値」と設定すれば、接続点102の電圧は力率改善回路3の出力直流電圧の1/2となる。そして、このような電圧値であれば、出力制御回路46は、LEDモジュール5が接続されていると判定し、定電流電源4の動作を開始させてLEDモジュール5を点灯する。もしLEDモジュール5が接続されていない場合は、前述の接続点102の電圧は高い状態なので、出力制御回路46にとって、非接続時と接続時との差異による判定は容易である。このような異なる電圧を信号として入力し、入力した電圧に応じて、出力制御回路46は定電流電源4を作動させる。つまり、出力制御回路46は、LEDモジュール5の接続が検出できたときは定電流電源4を動作させ、接続が検出できないときは定電流電源4を動作させない。
また、点灯中にLEDモジュール5を外してしまった場合には、ダイオード72が存在するので、出力コンデンサ44を充電せずに抵抗71のからの高い電圧は速やかに前述の接続点102に発生するので速い応答が出来る。つまり出力制御回路46はこの接続点102に発生する高い電圧を検出し、速やかに定電流電源4の動作を停止できる。
以上の実施の形態2のLED点灯装置120では、抵抗71とLEDモジュール5側に設けられた抵抗52(LED接続抵抗と称する)との分圧比による電圧を検知するので、LEDの外れを検出できる。またLEDの外れだけでなく、使用中のLED短絡も検出できる。つまり、短絡については、LED点灯装置120は定電流帰還制御であるので、LEDが短絡するとLED電流が流れず出力制御回路46は電流を流そうとするので出力コンデンサ44の電圧が上昇する。出力制御回路46はこの電圧上昇を検出可能であるから、短絡を検出できる。
実施の形態3.
図4〜図6を参照して実施の形態3のLED点灯装置130を説明する。LED点灯装置130の構成は、LED点灯装置110に対して、さらに、マイクロコンピュータ47(下マイコンという)を備えた。実施の形態3では、出力制御回路46とマイコン47とが制御部を構成する。実施の形態3は、LEDモジュール5が接続、点灯中に取り外され、直後に再び接続される場合を想定した実施形態である。点灯中に取り外された場合、出力制御回路46は定電流電源4の動作を停止するが、停止直前の定電流電源4の出力状態(出力制御回路46による定電流電源4への制御状態)をマイコン47が記憶しておく。そして、直後にLEDモジュール5が接続された場合、記憶した制御状態、あるいは記憶した制御状態よりも低い発光出力となるように定電流電源4を制御する実施形態である。
以上の実施の形態1,2では、LEDモジュール5の接続を検知する場合を述べた。実施の形態3では、LEDモジュール5の接続が外されてしまったことを検知した後の動作に関する実施形態である。
図4は、LED点灯装置130の回路図である。図5、図6は、LED点灯装置130の動作のもととなるLEDの特性を示す概念図である。
図5は、LED51の電流―電圧特性である。縦軸は対数でLED電流(mA:ミリアンペア)を示す。横軸はLED51の順方向電圧(V:ボルト)を示す。
図6は、LEDの順方向電圧(V)の温度依存性を示す。縦軸は電圧を示し、横軸は温度℃を示す。
いまLED51に図5の700mAの電流を流す場合を例とする。マイコン47は、LEDモジュール5が外される直前の出力制御回路46の出力状態値(制御状態)を記憶しておく手段である。出力状態値とは、例えば、出力制御回路46が定電流電源4のトランジスタ41を制御する制御信号である。
以上のように構成されたLED点灯装置130において、LEDモジュール5が正常に接続されているとする。交流電源1から入力した電源は力率改善回路3のトランジスタ33のスイッチング動作などにより所定の直流電圧に昇圧されコンデンサ36に発生する。この直流電圧はトランジスタ41のオン・オフスイッチング動作によりLED51に所定の略定電流の直流電流を供給する。出力制御回路46は、帰還抵抗45によって検出される検出値に基づき、定電流電源4に定電流制御(帰還制御)を行う。
比較的大きな出力のLED(たとえば100mA以上の電流を流して点灯させるもの)は、点灯すると自己発熱で自身の温度が上昇してしまう。
例えばLEDに図5の700mA(△印)を流していたとすると、LEDの電圧は図6の概念図で示すように、自己発熱のために図6の△印から破線の矢印方向(温度上昇方向)に移動して、破線の△印の如く低い電圧値になる。これを図5に置き換えてみると、点灯開始時に△印(例えば3.5Vとする)のあった特性図(実線)は、LEDの温度が上昇するために、破線のように電圧値が低下する(例えば3.3Vになる)。もしLEDモジュール5が外された直後に装着され場合に、定電流電源4の点灯開始初期と同じようにLED1個当りに約3.5Vを印加すると、まだLED51が高温状態になっていると、過渡的に過電流が流れてしまう可能性がある。
本実施の形態3は、この過電流を防止する。このため、LEDモジュール5が外される直前の出力制御回路46による定電流電源4への制御状態をマイコン47で記憶しておき、次にLEDを動作させる時に、この記憶した制御状態の電圧より低い電圧をLEDモジュール5に印加する。具体的な動作は次の様である。実施の形態1で述べたように、LEDモジュール5が外されると、リップル検出部101によって所定の閾値よりも小さいレベルのリップル成分が検出されることになる。そうすると出力制御回路46は、この検出に伴い定電流電源4の動作を停止させる。その際、マイコン47は、出力制御回路46が定電流電源4の動作を停止させる直前の定電流電源4に対する出力制御回路46の制御状態を記憶しておく。そして、直後にLEDモジュール5が接続された場合には、リップル検出部101によって所定の閾値以上のリップル成分のレベルが検出されることになる。出力制御回路46は、この検出によってLEDモジュール5が接続されたことを知り、マイコン47が記憶した制御状態から定まる定電流電源4の出力する平滑電圧よりも小さい平滑電圧をLEDモジュール5に印加させる制御を、定電流電源4に実行する。
つまり図5の丸印のごとく、出力制御回路46は、約30mAの低電流での発光となるように定電流電源4を動作させる。次いで、本来の電流値にして定電流的な制御を行う。
このLED点灯装置130によれば、たとえLED51が消灯直後で高温になっていても、図5の破線丸印のような動作点であり、約90mAと、定常時よりも低い安全な電流とすることが出来る。
再開時にこのような安全な電流をLED51に流すためには、点灯中に100mA以上を流す、いわゆるハイパワーLEDでは、「検知して消灯させるときの直前のLEDの順方向電圧」(記憶する制御状態に対応する電圧)の85%〜95%程度の順方向電圧を持つと想定した値に設定して、定電流電源4から出力を供給開始するとよい。このように、出力制御回路46は、記憶した制御状態から定まる定電流電源4による平滑電圧の85%以上95%以下の平滑電圧を定電流電源4に出力させる。
以上に説明した実施の形態3のLED点灯装置130は、LEDモジュール5が取り外される直前の定電流電源4に対する制御状態を記憶し、取り外し直後にLEDモジュール5が接続されると、定電流電源4が記憶した制御状態よりも小さな電流をLEDモジュール5に供給するように動作する。よって、高温状態のLEDに過電流が流れることを防止できる。このようにLEDが着脱された後には、LEDに前回の点灯状態より少ない電流から点灯するように制御することで、給電を確認できるとともに、LEDへの電気的ストレスを軽減できる。
上記の説明ではLEDに電流を供給する定電流電源4(直流電源)としてバックコンバータ回路を使用した場合を説明したが、LEDに対して定電流的な特性を実現できるものであればフライバックコンバータなど他の構成のコンバータでもよいことは勿論である。LEDモジュールは複数のLEDを直列接続した1列の場合について説明したが、複数のLEDモジュールを直流電源に接続するものにも適用できる。また力率改善回路を使用したが、力率改善回路は不要な場合には無くして、例えば図3の実施の形態2の場合では、力率改善回路の出力直流電圧を用いたが交流電源を整流した直流電圧を使用できるように構成したものでもよい。また、このLED点灯装置を1個だけでなく複数個備えた照明器具にも適用できる。
1 交流電源、2 整流回路、3 力率改善回路、4 定電流電源、5 LEDモジュール、43 ダイオード、44 出力コンデンサ、46 出力制御回路、47 マイコン、51 LED、62 コンデンサ、61 抵抗、71 抵抗、101 リップル検出部、102 接続点、110,120,130 LED点灯装置。

Claims (7)

  1. 光源が着脱可能に接続され、前記光源を点灯する光源点灯装置において、
    交流電圧から変換された直流電圧を入力し、入力した前記直流電圧の大きさを変換する直流電圧変換部であって、大きさ変換後の前記直流電圧を平滑すると共に平滑した平滑電圧を前記光源に印加する平滑コンデンサを有し、制御を受けて動作する直流電圧変換部と、
    前記光源が接続されると前記光源と電気的に並列接続をなすと共に、前記直流電圧変換部の前記平滑コンデンサが平滑した前記平滑電圧のリップル成分を検出するリップル検出部と、
    前記リップル検出部が検出した前記平滑電圧の前記リップル成分の検出結果に応じて、前記直流電圧変換部を制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする光源点灯装置。
  2. 前記制御部は、
    前記リップル検出部によって検出された前記リップル成分のレベルが所定の閾値よりも小さいときには、前記直流電圧変換部の動作を停止させることを特徴とする請求項1記載の光源点灯装置。
  3. 前記平滑コンデンサは、
    前記光源が接続されて正常点灯しているときにおける前記平滑電圧のリップル率であって、前記平滑電圧に含まれる交流成分を前記平滑電圧に含まれる直流成分で除した値から求まるリップル率rが、
    5%≦r≦25%
    であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の光源点灯装置。
  4. 前記制御部は、
    前記リップル検出部によって検出された前記リップル成分のレベルが前記所定の閾値よりも小さいことに伴い前記直流電圧変換部の動作を停止させるときには、前記直流電圧変換部の動作を停止させる直前の前記直流電圧変換部に対する制御状態を記憶し、前記制御状態の記憶後に引き続いて前記リップル検出部によって前記所定の閾値以上のリップル成分のレベルが検出されると、記憶された前記制御状態から定まる前記直流電圧変換部の前記平滑電圧よりも小さい前記平滑電圧を前記光源に印加させる制御を、前記直流電圧変換部に実行することを特徴とする請求項2に記載の光源点灯装置。
  5. 前記制御部は、
    記憶した前記制御状態から定まる前記直流電圧変換部の前記平滑電圧よりも小さい前記平滑電圧として、記憶した前記制御状態から定まる前記直流電圧変換部の前記平滑電圧の85%以上95%以下の前記平滑電圧を前記直流電圧変換部に出力させることを特徴とする請求項4記載の光源点灯装置。
  6. 前記リップル検出部は、
    抵抗とコンデンサとからなる微分回路であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光源点灯装置。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の光源点灯装置を備えた照明器具。
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