JPH0760754B2 - 白熱灯点灯装置 - Google Patents

白熱灯点灯装置

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JPH0760754B2
JPH0760754B2 JP2158035A JP15803590A JPH0760754B2 JP H0760754 B2 JPH0760754 B2 JP H0760754B2 JP 2158035 A JP2158035 A JP 2158035A JP 15803590 A JP15803590 A JP 15803590A JP H0760754 B2 JPH0760754 B2 JP H0760754B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、商用電源から電圧変換(降圧,周波数な
ど)、又はオンオフ制御を行う点灯装置を介して、ミニ
ハロゲン電球を含む白熱灯を点灯させるための白熱灯点
灯装置に関するものである。
[従来の技術] 目的、用途に応じて適正な照明設計を行うためには、配
光設計が容易な光源を使用することが望ましく、最も配
光設計の自由度が大きいのは、点光源である。
その点光源に近い光源として、最近、低電圧ミニハロゲ
ン電球が広く使用されるようになってきた。このランプ
を点灯させるためには、通常、商用電源電圧を降圧して
ランプの定格電圧にするための点灯装置が必要となる。
その点灯装置の例を第7図に示す。この従来例は、商用
電源を点灯装置によって高周波低電圧に変換し、低電圧
ミニハロゲン電球を点灯させるものである。
以下、第7図の説明を行う。商用電源ACを整流器Reにて
全波整流を行い、自励式ハーフブリッジ構成のインバー
タの電源を作っている。インバータの発振を開始させる
ため、抵抗R3を介してコンデンサC4に充電し、トリガ素
子Q3(例えば、SBSなど)のブレークオーバ電圧に達す
ると、トリガ素子Q3がオンし、発振用トランジスタQ2
オンさせる。この時、コンデンサC3に充電された電荷
は、降圧トランスT1の1次側及び電流トランスT2の1次
側を介してトランジスタQ2に電流が流れる。
トランジスタQ2がオンし始めて上記電流が上昇する過程
においては、トランジスタQ2のベースに接続された電流
トランスT2の2次巻線には、トランジスタQ2を順バイア
スする方向に電流が流れる。やがて、電流トランスT2
1次側の電流は、ほぼランプ(低電圧ミニハロゲン電
球)Lの等価抵抗に相当する電流に制限される。この
時、電流トランスT2の2次側は無バイアス状態となって
いる。トランジスタQ2は無バイアスのため、蓄積時間経
過後にオフに向かう。従って、トランジスタQ2に流れる
電流は減少し始める。トランジスタQ2のコレクタ電流が
減少すると、電流トランスT2によってトランジスタQ2
逆バイアス、トランジスタQ1は順バイアス方向に電圧が
発生し、やがてトランジスタQ2がオフし、他方のトラン
ジスタQ1がオンする。以下、この動作を繰り返し、発振
を持続する。
尚、本インバータの電源は上述のように脈流を電源とし
ているため、商用周波数の半サイクル毎に抵抗R3、コン
デンサC4、トリガ素子Q3などからなる起動回路が動作
し、再点弧させている。また、第7図に示すダイオード
D3は、トランジスタQ2がオンオフを繰り返している時に
は、コンデンサC4への充電を防止し、商用半サイクルの
谷点において電源がなくなり、発振が停止した場合、ト
ランジスタQ2がオフしているため、コンデンサC4が再充
電されて起動されるものである。
このように、高周波低電圧にて点灯させる方式以外にも
単にトランスを介して商用電源を降圧し点灯させる方式
のものも知られている。
一方、ランプについては、以下のような特徴を有してい
る。白熱灯の場合は、周知のようにタングステンなどの
高融点金属を用いてフィラメントを構成し、それに電流
を通じることにより熱して発光させるものである。
このような白熱灯を配光制御容易な点光源に近付けよう
とすると、フィラメント長を短くし、フィラメントを被
うバルブ(ガラス)も小さくする必要がある。従って、
更にバルブ表面温度が高くなる。例えば、低電圧ミニハ
ロゲン電球12V50Wのバルブ表面温度は、約420℃程度と
なる。また、低電圧ミニハロゲン電球Lは第8図に示す
ように、全体を小型化しているため、熱容量も小さくな
っており、点灯直後の温度上昇の応答も早くなってい
る。小型化しない場合でも、バルブ表面の温度は高温に
なる。
また、原理上フィラメントの消耗が大きいため、その寿
命も1000〜5000時間と蛍光灯(5000〜10000時間)など
と比較すると短い。従って、ランプ交換の頻度も高くな
る。
[発明が解決しようとする課題] 白熱灯を点灯させる点灯装置において、白熱灯が断線し
た場合にはこの白熱灯を取り外して新しい白熱灯と交換
する必要がある。ところで蛍光灯のようなランプは表面
温度が低く、交換作業に際して点灯中でも手を触れるこ
とができるが、白熱灯のようなランプは表面温度が約42
0℃にも達するものがある。しかも白熱灯は、フィラメ
ント断線のため不点となっている場合には、電源が通電
状態となってもその電源の通電、遮断の状態はランプの
交換場所からは判断できない。
従って電源の通電状態においては新品の白熱灯のランプ
に交換して装着すると、ランプ自体の熱容量が少ないた
めに、そのランプの表面温度は非常に速く上昇すること
になり、不注意にランプに手を触れると火傷する危険性
がある。また、照明器具の場合、比較的高所に取り付け
る場合が多いため、単に火傷だけでなく高所からの落下
等人命に拘る事故に発展する可能性がある。
本発明は、上述の点に鑑みて提供したものであって、白
熱灯の再装着時において白熱灯の表面温度を人体に火傷
を及ぼすに至らない程度まで制限して白熱灯のランプ交
換を安全に行うことができる白熱灯点灯装置を提供する
ことを目的としたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、電源と、点灯状態では高温になる白熱灯から
なる負荷と、電源と負荷との間に設けられ負荷を点灯制
御する点灯装置とを備えた白熱灯点灯装置において、白
熱灯の再装着時に再装着を検出する検出手段と、この検
出手段の出力により白熱灯の表面温度が再装着時に人体
に火傷を及ぼすに至らない温度となるように制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする白熱灯点灯装置であ
り、またこのような白熱灯点灯装置において、前記検出
手段の出力を受けた場合に白熱灯を消灯維持させ、電源
を再投入した場合に白熱灯を通常の点灯状態に移行させ
るようにしたものであり、さらにまた前記白熱灯は、ミ
ニハロゲン電球とするものである。
[作用] 而して、検出手段により、電源が印加された状態での白
熱灯装着時における電圧又は電流等の変化を検出し、こ
の検出した信号を制御手段にて受けて、負荷の点灯を制
限し、通電中にランプ交換を行った際に、白熱灯が高温
にならないように保護動作を行うようにしている。
[実施例1] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。本発
明は、点灯装置に電源が入った状態で点灯装置にランプ
を装着した時の電圧や電流の変化を検出し、通電中にラ
ンプを交換しても再点灯しないように、又は実質火傷を
生じない程度の点灯状態となるように構成することによ
って、ランプ交換時の安全性を確保するものである。
第1図に実施例1の具体回路図を示す。本実施例ではト
ランスを介して商用電源を降圧して点灯させる方式を基
本としている。まず、第1図の回路構成について説明す
る。商用電源ACの一端にリレーRyの接点rを介して整流
器Re1の交流端子の一端に接続し、該整流器Re1の交流端
子の他端に降圧トランスTの1次巻線の一端を接続し、
該降圧トランスTの1次巻線の他端を商用電源ACに帰還
している。降圧トランスTの2次側には低電圧ミニハロ
ゲン電球等の白熱灯であるランプLが接続してある。上
記整流器Re1の直流端子の両端にはトランジスタQ1、抵
抗R2とR3の直列回路及び抵抗R1が並列に接続されてい
る。この抵抗R2とR3の接続点にはツエナーダイオードZD
1のカソードが接続され、該ツエナーダイオードZD1のア
ノードはフリップフロップ回路IC1のセット端子に接続
されると共に、抵抗R4を介して整流器Re1のマイナス端
子に接続されている。
フリップフロップ回路IC1の出力端子は、トランジスタQ
2のベースに接続され、トランジスタQ2のコレクタは抵
抗R5とリレーRyの制御巻線の直列回路を介して直流電源
Vccのプラス端子に接続され、該トランジスタQ2のエミ
ッタは、直流電源Vccのマイナス端子に接続されてい
る。また商用電源ACの両端には、抵抗R6とR7の直列回路
が並列に接続され、該抵抗R7の両端は整流器Re2の交流
端子に接続されている。この整流器Re2の直流端子の両
端には、抵抗R8とコンデンサC1の直列回路が接続され、
コンデンサC1の両端にはツエナーダイオードZD2、イン
バータゲートG1、フォトカップラーPT1の発光ダイオー
ド、フォトカップラーPT2の発光ダイオード、抵抗R9
直列回路が接続されている。上記フォトカップラーPT1
のフォトトランジスタのコレクタは、抵抗R10を介して
上記トランジスタQ1のベースに、また、フォトトランジ
スタのエミッタはトランジスタQ1のコレクタも接続され
ている。フォトカップラーPT2のフォトトランジスタの
コレクタは直流電源Vccのプラス端子に、また、エミッ
タはフリップフロップ回路IC1のリセット端子に夫々接
続され、また、抵抗R11を介して直流電源Vccのマイナス
端子に接続されている。
次に、回路動作について第1図及び第2図により説明す
る。ここで、検出に用いるラッシュ電流とは、白熱灯な
どが消灯時の冷えている状態で、フィラメントのインピ
ーダンスが小さいために、電源を入れた時、流れる急峻
な電流をいう。その後、フィラメントが熱せられると、
インピーダンスが増大して、定格のランプ電流が流れて
安定する。尚、第2図の(a)〜(j)は第1図のa〜
j点の波形を示している。
ランプL装着状態で、電源スイッチSWをオフからオ
ンした場合。
リレーRyの接点rは常閉接点であるため、電源スイッチ
SWが時刻t1でオンすると、ランプLは第2図(c)に示
すように点灯し、また、抵抗R7の両端に電圧が印加する
と共に、第2図(d)に示すように、コンデンサC1の両
端に抵抗R9とコンデンサC1の時定数からなる充電電圧Vc
1が発生する。この電圧Vc1がツエナーダイオードZD2
ツエナー電圧VZD2を越えるまで、インバータゲートG1
出力がHレベルとなり、フォトカップラーPT1,PT2がオ
ンする。フォトカップラーPT1がオンすることで、トラ
ンジスタQ1がオンして、ランプLが冷えた状態での電源
投入時に流れる第2図(g)に示すラッシュ電流が、ト
ランジスタQ1を介して流れて抵抗R1の両端に電圧が発生
しないために、リレーRyの接点rが第2図(j)に示す
ようにオンを維持し続ける。
また、フォトカップラーPT2のオンにより、第2図
(f)に示すようにリセット信号が出力されて、フリッ
プフロップ回路IC1をリセットして、トランジスタQ2
オフとして、検出禁止期間としている。
その後、第2図(d)(e)に示すように、電圧Vc1
ツエナー電圧VZD2を越えると、インバータゲートG1の出
力はLレベルとなり、フォトカップラーPT1,PT2はオフ
し、トランジスタQ1もオフする。
ランプLが寿命で断線後、電源を切らずにランプL
を交換した場合。
電源が印加された状態なので、フォトカップラーPT1,P
T2はオフしていて、トランジスタQ1はオフとなってい
る。この時(第2図の時刻t2)、ソケットから寿命で切
れているランプLを抜いて、時刻t3で新しいランプLを
装着すると、新しいランプLのフィラメントは冷えてい
てインピーダンスが小さくなっているので、第2図
(g)に示すように、一瞬ラッシュ電流が流れようとす
る。このラッシュ電流により、抵抗R1の両端に電圧が発
生し、この電圧を分圧抵抗R2,R3とツエナーダイオード
ZD2で検出して、第2図(h)に示す信号をフリップフ
ロップ回路IC1のセット端子に入力する。このセット信
号によりフリップフロップ回路IC1の出力端を第2図
(i)に示すようにHレベルとして、トランジスタQ2
オンさせて、リレーRyを励磁して、接点rを第2図
(j)に示すように開成する。この接点rの開成により
第2図(g)に示すように入力電流を遮断して、ランプ
Lの点灯を防止する。
ランプLが装着され、電源スイッチSWはオンで、ラ
ンプL不点状態から電源スイッチSWをオフし、その後オ
ンした場合。
電源スイッチSWをオン状態から時刻t5で第2図(a)に
示すようにオフにすることで、電圧Vc1が第2図(d)
に示すように下がり、更に、時刻t6で電源スイッチSWを
オフからオンにして、電圧Vc1が立ち上がり、フォトカ
ップラーPT1,PT2がオンする。フォトカップラーPT2
オンすることで、第2図(f)に示すリセット信号がフ
リップフロップ回路IC1のリセット端子に入力されて、
出力端子が第2図(i)に示すようにHレベルからLレ
ベルになる。このLレベルの信号によりトランジスタQ2
がオフして、リレーRyは無励磁となり、接点rが第2図
(j)に示すようにオンし、第2図(c)に示すよう
に、ランプLが再点灯する。この時、電圧Vc1がVZD2
越えるまでは、フォトカップラーPT1がオンしているの
で、トランジスタQ1がオンし、ラッシュ電流は検出せ
ず、点灯を維持する。
尚、抵抗R1,R2,R3、ツエナーダイオードZD1等で検出
手段を構成し、また、フリップフロップ回路IC1、リレ
ーRy等で制御手段を構成している。
尚、この実施例では、商用電源入力部の電流を検出し、
ランプLの装着の判別を行っているが、これに限らず、
例えば、ランプ電流の検出を行うようにしてもよい。ま
た、電流検出にはカレントトランスなどを用いて検出す
るようにしてもよい。
[実施例2] 第3図に実施例2を示す。基本回路である自励式ハーフ
ブリッジ方式のインバータ部分については、従来例と同
一であるので、説明を省略し、ラッシュ電流検出回路2
と発振停止回路3について説明する。
ラッシュ電流検出回路2は、整流器Reの直流端子の両端
に抵抗R4とR5の直列回路を接続し、該抵抗R4の両端にコ
ンデンサC5を接続している。プログラマブル・ユニジャ
ンクション・トランジスタからなるトリガ素子Q4のアノ
ードは、インバータの発振用トランジスタQ2のエミッタ
と抵抗R2の接続点に接続され、また、カソードは抵抗R6
の一端に接続されている。トリガ素子Q4のゲートは、抵
抗R4とR5の接続点に接続されている。
発振停止回路3は、抵抗R8とサイリスタQ5の直列回路を
整流器Reの直流端子に接続すると共に、サイリスタQ5
ゲート・カソード間に抵抗R7とコンデンサC6の並列回路
を接続し、ゲートを抵抗R6の他端に接続している。ま
た、サイリスタQ5のアノードは、ダイオードD3を介して
トランジスタQ2のベースと、ダイオードD4を介して抵抗
R3とコンデンサC4の接続点に接続されている。
次に、回路動作を第3図及び第4図により説明する。
尚、第4図(a)〜(f)は第3図のa〜f点における
波形を示している。
ランプL装着状態で、電源スイッチSWをオフからオ
ンにした場合。
電源オンによりインバータは起動が掛かり、発振を始め
る。この時、第4図(d)に示すように、ラッシュ電流
検出回路2の基準電圧Vrefは、コンデンサC5を介して抵
抗R5に電圧が発生するため、高い電圧が印加され、コン
デンサC5が充電されると共に徐々に下がっていく。その
結果、ランプLが冷えた状態での電源投入時に発生する
ラッシュ電流での抵抗R2での検出電圧VR2がトリガ素子Q
4で検出されずに済み、第4図(f)に示すようにサイ
リスタQ5はオフしたままで、インバータは正常に発振を
して第4図(b)に示すようにランプLが点灯する。
ランプLが寿命で断線後、電源を切らずにランプL
を交換した場合。
電源がオンした状態であるので、基準電圧Vrefは一定の
ままで維持し続ける。そこへ第4図(b)に示すよう
に、新しいランプLを装着すると、ラッシュ電流が流れ
て、同図(d)に示すように検出電圧VR2が高くなり、V
R2>Vrefにおいて、トリガ素子Q4がオンして(第4図
(e))、サイリスタQ5のゲートに信号が与えられる。
この信号によりサイリスタQ5がオンすると(第4図
(f))、ダイオードD3を介して発振用トランジスタQ2
のベース・エミッタ間が短絡され、発振が停止すると同
時にダイオードD4を介してコンデンサC4の両端が短絡さ
れて、起動パルスが発生しなくなる。また、サイリスタ
Q5には、オンすると抵抗R8から十分な保持電流が供給さ
れてオンが維持されて発振の停止も維持される。従っ
て、ランプLは消灯している(第4図(e))。
ランプLが装着され、電源スイッチSWはオンで、ラ
ンプL不点状態から電源スイッチSWをオフし、その後オ
ンした場合。
電源スイッチSWをオン状態から第4図(a)に示すよう
にオフにすると、サイリスタQ5の保持電流がなくなり、
サイリスタQ5はオフしてしまう(第4図(f))。次
に、電源スイッチSWをオフからオンすると、起動パルス
がトランジスタQ2のベースに印加されて、発振が開始し
ランプLは点灯する(第4図(c))。この時、第4図
(c)に示すように基準電圧Vrefは上記と同様に動作
して、ラッシュ電流を検出せずに正常点灯を維持する。
以上のように本実施例においては、電源が入ったままで
のランプL脱着では、ラッシュ電流を検出して再点灯を
防止し、ランプL交換時の安全性を確保すると共に、電
源のオンで確実に点灯するようにしたものである。
[実施例3] 実施例3を第5図に示す。本実施例は、ランプの有無に
より商用電源を整流した後の脈流電圧が変化する点に着
目し、脈流電圧のリップルの大小により、ランプの有無
を判別すると共に、電源が入った状態で、ランプが装着
された場合を検出して発振を停止させるものである。
基本回路である自励式ハーフブリッジ方式のインバータ
部分については、従来例と同一であるので説明を省略
し、検出期間設定回路7、脈流電圧谷点検出回路4、リ
セット検出回路5、発振停止信号出力回路6について説
明する。
まず、検出期間設定回路7は以下のように構成されてい
る。すなわち、整流器Reの直流端子の両端に抵抗R4,R5
の直列回路を接続し、抵抗R5の両端を整流器Re2の交流
端子に接続している。整流器Re2の直流端子の両端に
は、抵抗R6とコンデンサC5の直列回路が接続され、コン
デンサC5の両端にはトランジスタQ5のコレクタとエミッ
タが接続してある。また、コンデンサC5と抵抗R6の接続
点は、ツエナーダイオードZD1と抵抗R10を介してトラン
ジスタQ4のベースが接続され、該トランジスタQ4のエミ
ッタは抵抗R11を介してコンデンサC5の他端に接続され
ている。
また、脈流電圧谷点検出回路4は以下のように構成され
ている。すなわち、整流器Re2のプラス端子に、ツエナ
ーダイオードZD2、抵抗R7、インバータゲートG1、フォ
トカップラーPT1の発光ダイオードを介して、トランジ
スタQ5のベースに接続されている。フォトカップラーPT
1のフォトトランジスタのエミッタは、トランジスタQ4
のコレクタに接続され、コレクタは直流電源Vccに接続
されている。
次に、リセット検出回路5について説明する。上記イン
バータゲートG1の出力端に抵抗R12とコンデンサC7を介
して整流器Re2のマイナス端子に接続している。この抵
抗R12とコンデンサC7の接続点は、ツエナーダイオードZ
D3と抵抗R13を介してトランジスタQ6のベースに接続さ
れ、トランジスタQ6のエミッタは、抵抗R14を介してコ
ンデンサC7の他端に接続してある。
発振停止信号出力回路6は、トランジスタQ6のエミッタ
とフリップフロップ回路IC1のリセット端子が接続さ
れ、トランジスタQ4のエミッタがフリップフロップ回路
IC1のセット端子に接続されている。フリップフロップ
回路IC1の出力端子は、抵抗R15とフォトカップラーPT2
の発光ダイオードを介して整流器Re2のマイナス端子に
接続されている。
次に、回路動作について第6図を用いて説明する。尚、
第6図の(a)〜(j)は、第5図のa〜j点の波形を
示している。
ランプL装着状態で電源スイッチSWをオフからオン
した場合。
電源スイッチSWオンにより、インバータは起動が掛か
り、発振を始め、ランプLは点灯する(第6図
(c))。この時、電源電圧整流後の電圧波形は第6図
(d)に示すように、谷点を有する脈流電圧になる。こ
の谷点の有無を谷点検出回路4で検出し(第6図
(e))、上記フォトカップラーPT1をオンオフさせ
る。この時、同時にトランジスタQ5をオンオフすること
で、コンデンサC5が充放電を繰り返すために(第6図
(f))、コンデンサC5の電圧Vc5とツエナーダイオー
ドZD1のツエナー電圧VZD1との関係が、Vc5<VZD1とな
り、トランジスタQ4がオンせず(第6図(g))、その
ため、発振停止信号出力回路6のフリップフロップ回路
IC1のセット端子に信号が入力されず発振が継続され、
ランプLは点灯を維持する(第6図(c))。
ランプLが寿命で断線後、電源を切らずにランプL
を交換した場合。
ランプLが寿命でランプLを抜いて無負荷になると(第
6図(b))、負荷電流が少なくなり、コンデンサC1
C2が平滑の役目をして、整流後の電圧波形が第6図
(d)に示すように、リップル分の少ない谷点のない平
滑波形となる。谷点検出回路4で、整流器Re2の直流端
子波形と、ツエナーダイオードZD2との比較によって、
谷点が検出されないと、トランジスタQ5がオフしたまま
で、コンデンサC5が抵抗R6との時定数で充電され(第6
図(f))、その充電電圧Vc5が、Vc5>VZD1となってい
る期間、トランジスタQ4がオンし続けている(第6図
(g))。
この時、新しいランプLをソケットに装着すると、発振
が開始して脈流電圧に谷点が生じて(第6図(d))、
谷点検出信号が得られる(第6図(e))。そして、脈
流電圧谷点検出回路4を介してフォトカップラーPT1
フォトトランジスタがオンする。その結果、フリップフ
ロップ回路IC1のセット端子に信号が入力され、該フリ
ップフロップ回路IC1の出力端子がHレベルとなり、フ
ォトカップラーPT2のフォトトランジスタがオンする
(第6図(h))。このオン動作により発振用トランジ
スタQ2のベースを短絡して、発振を停止させる。従っ
て、第6図(c)に示すように、ランプLは消灯したま
まである。
ランプLが装着され、電源スイッチSWはオンで、ラ
ンプL不点状態から電源スイッチSWをオフし、その後オ
ンした場合。
電源スイッチSWをオン状態から第6図(a)に示すよう
にオフにすると、コンデンサC5の電圧Vc5は急速に下が
り(第6図(f))、Vc5<VZD1となって、トランジス
タQ4がオフする(第6図(g))と同時に、谷点検出回
路4からの信号で(第6図(e)、コンデンサC7が充電
される(第6図(i))。この時の充電時間は、電源オ
フ時間で、谷点検出時間よりも長いために、Vc7>VZD3
になると、ツエナーダイオードZD3がオンして、トラン
ジスタQ6がオンし、フリップフロップ回路IC1のリセッ
ト端子に第6図(j)に示すリセット信号が入力され
る。従って、フリップフロップ回路IC1の出力信号がH
レベルからLレベルに切り替わり、フォトカップラーPT
2がオフする。その後に、電源スイッチSWをオフからオ
ンにすると、発振が開始して、ランプLが点灯する。
尚、以上の実施例においては、自励式ハーフブリッジ方
式で説明したが、インバータ方式に限定されるものでは
なく、プッシュプル方式、一石式などでも構わない。ま
た、ランプの再装着時には、各実施例ではランプを点灯
させずに消灯させていたが、ランプ再装着にランプを完
全に消灯させるのではなく、再装着の検出信号にてラン
プを調光し、ランプが熱くならない程度に点灯させるよ
うにしても良い。
[発明の効果] 本発明は上述のように、電源と、点灯状態では高温にな
る白熱灯からなる負荷と、電源と負荷との間に設けられ
負荷を点灯制御する点灯装置とを備えた白熱灯点灯装置
において、白熱灯の再装着時に再装着を検出する検出手
段と、この検出手段の出力により白熱灯の表面温度が再
装着時に人体に火傷を及ぼすに至らない温度となるよう
に制御する制御手段とを備えたものであるから、検出手
段により、電源が印加された状態での白熱灯装着時にお
ける電圧又は電流等の変化を検出し、この検出した信号
を制御手段にて受けて、負荷の点灯を制限し、通電中に
ランプ交換を行った際に、白熱灯が高温にならないよう
に保護動作を行うようにしているものであり、そのた
め、ランプ交換時に火傷や、それに基づく災害、例え
ば、高所でのランプ装着時における落下等の防止をする
ことができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の具体回路図、第2図は同上
の動作波形図、第3図は同上の実施例2の具体回路図、
第4図は同上の動作波形図、第5図は同上の実施例3の
具体回路図、第6図は同上の動作波形図、第7図は従来
例の具体回路図、第8図(a)(b)は低電圧ミニハロ
ゲン電球の正面図及び側面図である。 Lはランプ、ACは商用電源である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 由紀夫 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−6782(JP,A) 特開 平4−48590(JP,A) 特開 平4−48589(JP,A) 実開 平2−29199(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源と、点灯状態では高温になる白熱灯か
    らなる負荷と、電源と負荷との間に設けられ負荷を点灯
    制御する点灯装置とを備えた白熱灯点灯装置において、
    白熱灯の再装着時に再装着を検出する検出手段と、この
    検出手段の出力により白熱灯の表面温度が再装着時に人
    体に火傷を及ぼすに至らない程度の温度となるように制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とする白熱灯点灯
    装置。
  2. 【請求項2】前記検出手段の出力を受けた場合に白熱灯
    を消灯維持させ、電源を再投入した場合に白熱灯を通常
    の点灯状態に移行させるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の白熱灯点灯装置。
  3. 【請求項3】前記白熱灯は、ミニハロゲン電球であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の白熱灯点灯装置。
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