JP4310682B2 - 高圧放電ランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高圧放電ランプ点灯装置および照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、高圧放電ランプは寿命末期には、破裂などのおそれがあるため高圧放電ランプの寿命を判定して高圧放電ランプへの電力の供給を停止して、高圧放電ランプを消灯させるなどの必要がある。
【0003】
そうして、高圧放電ランプの寿命の判定は、寿命の進行にしたがってそのランプ電圧が上昇することにより判別する、または反対にランプ電圧の低い場合に判別することもありえる。すなわち、高圧放電ランプには、ガラスの微小な歪によってミクロンオーダーの隙間が生じ、この隙間から封入物が長期間にわたって漏洩する現象すなわちスローリークが発生する場合があるためである。スローリークが発生しランプ電圧が低下した状態で放電が持続すると、通常の2倍程度の過電流が流れこのため回路部品が破壊や発火する恐れがあるので、このような異常も早期に検出して電力供給停止などの措置をとる必要がある。
【0004】
このために例えば、特開平6−20781号公報(特許文献1)には、車両用の放電ランプのランプ電圧について上限と下限の閾値を設定し、所定の時間遅れでランプ電圧の測定値が上限の閾値を上回ったり、下限の閾値を下回ったときは、放電ランプがオープン状態であるか、ショート状態であるなどの異常状態として、放電ランプの点灯回路を停止するようにする技術が開示されている。
【0005】
しかしながら、高圧放電ランプのランプ電圧は、点灯開始直後のしばらくの間はランプ電圧の低い状態が継続し、その後定格ランプ電圧まで上昇するという特性を有している。このように、正常なランプであっても点灯時にはランプ電圧が変動するという特性のため、前記特許文献1のように、ランプ電圧が、単に下限の閾値を下回るか否かの判定を行なうだけでは、ランプ電圧の異常状態と正常状態の区別が充分につかず、ランプ電圧が低すぎる異常状態を確実に検出することができないという課題がある。
【0006】
このため、特開平11−26173号公報(特許文献2)には、高圧放電ランプのランプ電圧の検出値を、一定範囲の定格ランプ電圧より低い第1の閾値と比較し、また、第1の閾値より低い第2の閾値と比較する。第2の閾値よりランプ電圧が低いときは高圧放電ランプを速やかに停止する。ランプ電圧が第2の閾値より高く第1の閾値より低いときは、この状態を所定時間継続し、所定期間を経過したときは、高圧放電ランプのランプ電圧を一定に保つように制御する技術が開示されている。
【0007】
さらにまた、特開平9−320781号公報には、前回点灯時のランプ電圧に許容上昇範囲を加味した値以上である、または許容上昇範囲と許容下降範囲とを加味した値に対してそれ以上または以下になるという状態で寿命または異常を判定するように構成している技術が開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−20781号公報
【0009】
【特許文献2】
特開平11−26173号公報
【0010】
【特許文献3】
特開平9−320781号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献2の技術では、高圧放電ランプのランプ電圧が第1の閾値と第2の閾値の間で定格ランプ電圧よりも低い場合でも点灯装置は所定時間の間、点灯を正常に維持するため、点灯装置はランプ電力を一定に維持しようをするためランプ電流値を大きくするように制御する。このような状態が続いた場合は、点灯装置に流れる電流値が大きくなる状態が所定時間続いてしまうため、点灯装置の回路に負担が大きくなり、回路が短寿命になりやすいなどの問題があった。また、第2の閾値よりもランプ電圧が小さい場合は、ランプを消灯してしまう。そうすると正常な高圧放電ランプの始動直後はランプ電圧が非常に低いため、点灯を維持することができなくなってしまう。また、仮に第2の閾値をランプの始動開始時のランプ電圧よりも低く設定すると、リークなどの不具合が生じたときには、第2の閾値よりもランプ電圧が低下するおそれもあるため、所定時間この低いランプ電圧のまま点灯を維持してしまう。すると、点灯装置に多くの電流が流れる事になり、点灯装置が破壊してしまうおそれがあった。
【0012】
また、特許文献3のように前回点灯時のランプ電圧と比較してランプ電圧が許容範囲以下であっても、高圧放電ランプは、点灯直後はランプ電圧が低く、誤動作を招くおそれがある。
【0013】
そこで、本発明は高圧放電ランプの異常や寿命を誤動作なく判別でき、点灯装置への破損などの虞を低減させることのできる点灯装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の高圧放電ランプ点灯装置は、高圧放電ランプを点灯する点灯主回路と;高圧放電ランプを始動させるための始動回路と;高圧放電ランプのランプ電圧を検出するランプ電圧検出手段と;固定の電圧値である閾値を有し、ランプ電圧検出手段の検出されたランプ電圧によって充電スピードが可変するように構成された充電回路に設けられるものであって、ランプ電圧検出手段で検出されたランプ電圧が低いときには充電回路から供給される電流値が大きくなることにより閾値に至るまでの充電スピードが速くなり、ランプ電圧検出手段で検出されたランプ電圧が高いときには充電回路から供給される電流値が小さくなることにより閾値に至るまでの充電スピードが遅くなるように設けられたコンデンサと;ランプ電圧検出手段で検出されたランプ電圧が定格電圧近傍であるときには、前記コンデンサに充電回路からの電流が流れないように設けられた調整部と;前記コンデンサにおける閾値になると点灯主回路から高圧放電ランプへの電力の供給を停止する制御手段と;を具備している。
【0015】
本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り、用語の定義および技術的な意味は次による。
【0016】
高圧放電ランプは、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、高圧ナトリウムランプ、セラミック放電ランプ、高圧キセノンランプなど各種高圧放電ランプを用いることができる。
【0017】
また、点灯主回路は、高圧放電ランプを直流点灯および交流点灯のいずれでもよい。また、限流作用を行う部分は商用周波数で作動するもの、高周波で作動するもの、または直流で作動するものなど、どのような構成であってもよい。そして、点灯主回路として高圧放電ランプを定電力制御することは好ましいことであり、このような場合に点灯主回路にスイッチング手段を含ませて、このスイッチング手段をランプ電流およびランプ電圧の両方に応じて制御することによって、定電力的に制御することができる。スイッチング手段を含む点灯主回路としては、これをたとえばチョッパ回路にて構成し、このチョッパ回路のチョッピングのオンデューティを制御することによって、定電力的に制御することが容易となる。
【0018】
さらに、始動回路は高圧放電ランプを始動できるものであれば、どのような構成でもよく、既知の各種始動回路を採用することができる。
【0019】
また、ランプ電圧検出手段は、ランプ電圧を直接または間接的に検出して検出できればよく、特定の回路構成に限定されない。そして、ランプ電圧検出手段を点灯主回路の正常点灯時の制御のために利用することが許容される。
【0022】
請求項1のように構成することによって、ランプが寿命末期のようにスローリークが発生するなどしてランプ電圧が低下したときには、直ちにランプに供給する電力を停止するなどの制御を行い、ランプ電圧が定格電圧に近づくにつれランプに供給する電力の供給を停止するなどの制御を行うまでの時間を長くする。そうすることによって、ランプ電圧が低いときに過度に供給されるランプ電流によって点灯装置が短寿命になるなどを抑制することができる。
【0023】
さらに、高圧放電ランプの始動時には、ランプ電圧が低い状態であるが、通常の正常なランプであるとランプ電圧は定格ランプ電圧近傍になるまでおよそ2分程度であり、さらにランプ電圧の上昇スピードは、ランプ電圧が低いほど速くなる。このため、ランプ始動時のランプ電圧が低い状態でランプへの電力の供給が停止してしまうというような不具合が解消される。つまり、ランプ始動時のランプ電圧の上昇スピード加味したランプ電圧とタイマ手段の設定時間の関係を得ることが重要である。
【0024】
また、定格ランプ電圧近傍とは、高圧放電ランプが正常に点灯を維持しているランプ電圧の許容範囲を示す。これは高圧放電ランプの種類、高圧放電ランプ単体のばらつきを加味して設定する事を許容する。ランプ電圧がこの定格ランプ電圧近傍である場合は、高圧放電ランプへの電力の供給を維持している。
【0025】
さらにまた、ランプ電圧が定格ランプ電圧近傍よりも高い場合がある。この場合は、高圧放電ランプが寿命であることが多くあるため、高圧放電ランプへの電力の供給を停止する、高圧放電ランプへの電力の供給を低下させるまたは高圧放電ランプが寿命末期である事を表示するなどの制御を行う事も許容する。
【0026】
請求項2の発明の照明装置は、照明器具本体と;照明器具に収納される高圧放電ランプと;請求項1または2記載の高圧放電ランプ点灯装置と;を具備している。
【0027】
器具本体とは、高圧放電ランプの発光を利用するあらゆる装置を意味しており、たとえばダウンライト、投光器、道路・トンネルなど照明器具、街路灯などを含む。
【0028】
本発明によれば、請求項1の効果を奏する照明装置を提供することができる。
【発明の実施の形態】
本発明の点灯装置の実施例を図1ないし図3を参照して説明する。
【0029】
図1は、高圧放電ランプ点灯装置の概略図、図2は、タイマ手段および制御手段を示す回路図である。図1において、第一の直流電源1a、第2の直流電源1bは直列に接続されており、第一の直流電源1aの正端子と第1の直流電源1aと第2の直流電源1bの共通接続点との間に第1のスイッチング素子2aと第一のインダクタ3aと高圧放電ランプLとが直列に接続されている。この第一のインダクタ3aと高圧放電ランプLとの接続点と第2の直流電源1bの負端子との間に第2のスイッチング素子2bと第2のインダクタ3bとが直列に接続されている。第1のスイッチング素子2aと第1のインダクタ3aとの接続点と第2の直流電源1bの負端子との間に第1のダイオード4aが接続され。そして第2のインダクタ3bと第2のスイッチング素子2bとの接続点と第1の直流電源1aの正端子との間に第2のダイオード4bが接続されている。
【0030】
また、第1のインダクタ3aと第2のインダクタ3bの接続点と高圧放電ランプLの間には、トランスTと介して始動回路5が接続される。さらに、高圧放電ランプLとトランスの直列回路の両端には、コンデンサCが並列に接続され、さらにランプ電圧検出手段6が並列に接続されている。そうして、ランプ電圧検出手段6の検出結果は、制御回路7に送られ制御回路7は、第1・第2のスイッチング素子2a・2bのスイッチングを制御しランプ電力を一定に供給するようにフィードバック制御を行う。さらに、ランプ検出手段6の検出結果は、タイマ回路8にも出力される。
【0031】
図2を参照してランプ電圧検出回路6およびタイマ回路8について詳細に説明する。a−b端子に高圧放電ランプLとトランスの直列回路およびコンデンサC1が並列に接続される。そうしてa−b端子管には抵抗R1およびR2が直列接続される。また、抵抗R2には、並列にダイオードD1およびダイオードD2とコンデンサC2の直列回路が並列に接続されている。ダイオードD2とコンデンサC2の接続点には、トランジスタTr1のベースが接続され、トランジスタTr1のコレクタは端子cに接続されてこの端子cは直流電源B1に接続されている。さらに、トランジスタTr1のエミッタは抵抗R3の一端に接続され、抵抗R3の他端はトランジスタTr2のコレクタとベースおよびトランジスタTr3のベースに接続されている。トランジスタTr2のエミッタおよびトランジスタTr3のエミッタは端子bにそれぞれ接続されており、トランジスタTr2とトランジスタTr3とでカレントミラー回路を形成している。そうしてトランジスタTr3のコレクタとエミッタ間にはコンデンサC3が接続されコンデンサC3とトランジスタTr3のコレクタの接続点には抵抗R4の一端が接続され、この抵抗R4の他端には図示しないが直流電源が接続される。さらに、コンデンサC3の電圧が、(図示しない)判別回路などを介して制御回路7に送られる。
【0032】
次に、ランプ電圧検出回路6およびタイマ回路8の動作について説明する。まず、ランプ電圧は、抵抗R1、R2によって分圧され、さらにダイオードD1,D2によって整流された電圧がコンデンサC2に充電される。コンデンサC2の充電電圧に応じた電流値がトランジスタTr2に流れる。そうするとトランジスタTr2、Tr3はカレントミラー回路を構成しているためトランジスタTr3のコレクタ−エミッタ間に流れる電流値は、トランジスタTr2のコレクタ−エミッタ間に流れる電流値と等しくなる。また、抵抗R4に流れる電流値は一定であるため、トランジスタTr3に流れる電流が小さいほどコンデンサC3を充電する電流値は大きくなり、トランジスタTr3に流れる電流が抵抗R4に流れる電流値よりも大きくなる場合は、コンデンサC3へ電流が供給されない。
【0033】
こうして、コンデンサC3に充電される電圧Vc3を図3に示す。図3に示すように、コンデンサC3に現れる電圧Vc3は、ランプ電圧が小さいときはコンデンサC3に流れる電流値が大きくなるためコンデンサC3への充電スピードが速くなり、閾値の電圧値まで達成する時間がt1と早く、ランプ電圧が大きいときは反対にコンデンサC3に流れる電流値が小さくなるためコンデンサC3への充電スピードが遅くなり、閾値の電圧値まで達成する時間がt2のように遅くなる。また、このときランプ電圧が定格電圧近傍であるときには、コンデンサC3に電流が流れないように抵抗R4などを調整されているため、コンデンサC3には充電されずVc3の値は上昇しない。
【0034】
コンデンサC3にかかる電圧Vc3が閾値電圧V1になることによって、判別回路が動作し、制御回路7に伝達されスイッチング素子2a、2bの動作を停止させる事によって高圧放電ランプLへの電力の供給を停止する。
【0035】
このように構成することによって、ランプ電圧の低いときには早く高圧放電ランプへの電力の供給を停止することができるため、ランプ電圧の低下のために電流値が増加することによる点灯装置のダメージを最小限とする事ができる。さらに、始動時のようにランプ電圧が低い場合には、正常な高圧放電ランプは速やかにランプ電圧が上昇し定格ランプ電圧となる。このためランプ電圧が低い状態であっても即座に高圧放電ランプへの電力の供給が停止することがなく、正常な定格ランプ電圧近傍となるときにはタイマ回路の動作が停止することができるため、誤動作を低減できる高圧放電ランプ点灯装置を提供することができる。
【0036】
また、上記実施形態のランプ電圧検出回路6は、半波整流によってランプ電圧を取り出しているが、図4のランプ電圧検出回路60を用いれば、全波整流によってランプ電圧を取り出すこともできる。つまり、まず、ランプ電圧は、抵抗R10、R20によって分圧され、抵抗R20に現れる電圧は、例えば接点bが正側、接点aが負側の極性であれば、ダイオードD10を介してコンデンサC22に充電され、これと逆極性のときはダイオードR20を介してコンデンサC21に充電さる。このとき、コンデンサC23の両端には、コンデンサC21とコンデンサC22に充電されたで電圧が現れる。このようにランプ電圧を全波整流で行えば、例えば高圧放電ランプLが半波放電のような状態でも、検知可能でありより安全性が高まる。
【0037】
本発明の第2の実施形態を図5を参照して説明する。図5は第1の実施形態の点灯装置93を収納した照明装置9を示している。照明装置9は、反射笠91、ソケット92及び点灯装置93などから構成されている。高圧放電ランプLは照明装置のソケット92に装着されて使用される。ソケット92には点灯装置93の二次出力端が接続され高圧放電ランプLに電力の供給を行なっている。照明装置9は天井面90によって支持される。
【0038】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、ランプ電圧の低いときには早く高圧放電ランプへの電力の供給を停止することができるため、ランプ電圧の低下のために電流値が上昇することによる点灯装置のダメージを最小限とする事ができる。さらに、始動時のようにランプ電圧が低い場合には、正常な高圧放電ランプは速やかにランプ電圧が上昇し定格ランプ電圧となる。このためランプ電圧が低い状態であっても即座に高圧放電ランプへの電力の供給が停止することがなく、正常な定格ランプ電圧近傍となるときにはコンデンサへの充電がされないため、誤動作を低減できる高圧放電ランプ点灯装置を提供することができる。
【0039】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果を奏する照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の高圧放電ランプ点灯装置の概略図。
【図2】同じく、ランプ電圧検出回路およびタイマ回路の回路図。
【図3】同じく、タイマ回路の動作をしめす コンデンサC3の充電電圧Vc3のグラフ。
【図4】ランプ電圧検出回路およびタイマ回路の他の実施形態を示す回路図。
【図5】本発明の第2の実施形態の照明装置。
【符号の説明】
1a、1b・・・第1、第2の直流電源 2a、2b・・・第1、第2のスイッチング素子 5・・・始動回路 6・・・ランプ電圧検出回路7・・・制御手段 8・・・タイマ回路 L・・・高圧放電ランプ
Claims (2)
- 高圧放電ランプを点灯する点灯主回路と;
高圧放電ランプを始動させるための始動回路と;
高圧放電ランプのランプ電圧を検出するランプ電圧検出手段と;
固定の電圧値である閾値を有し、ランプ電圧検出手段の検出されたランプ電圧によって充電スピードが可変するように構成された充電回路に設けられるものであって、ランプ電圧検出手段で検出されたランプ電圧が低いときには充電回路から供給される電流値が大きくなることにより閾値に至るまでの充電スピードが速くなり、ランプ電圧検出手段で検出されたランプ電圧が高いときには充電回路から供給される電流値が小さくなることにより閾値に至るまでの充電スピードが遅くなるように設けられたコンデンサと;
ランプ電圧検出手段で検出されたランプ電圧が定格電圧近傍であるときには、前記コンデンサに充電回路からの電流が流れないように設けられた調整部と;
前記コンデンサにおける閾値になると点灯主回路から高圧放電ランプへの電力の供給を停止する制御手段と;
を具備していることを特徴とする高圧放電ランプ点灯装置。 - 照明器具本体と;
照明器具に収納される高圧放電ランプと;
請求項1記載の高圧放電ランプ点灯装置と;
を具備したことを特徴とする照明装置。
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