JPH0729606Y2 - 可変抵抗器 - Google Patents
可変抵抗器Info
- Publication number
- JPH0729606Y2 JPH0729606Y2 JP1991003820U JP382091U JPH0729606Y2 JP H0729606 Y2 JPH0729606 Y2 JP H0729606Y2 JP 1991003820 U JP1991003820 U JP 1991003820U JP 382091 U JP382091 U JP 382091U JP H0729606 Y2 JPH0729606 Y2 JP H0729606Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting plate
- operating body
- slider
- metal fitting
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Adjustable Resistors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、小型で半固定の可変抵
抗器に係り、特に摺動子を操作体に対して簡単に且つ確
実に取付けることができ且つ中間端子を有する保持金具
と摺動子との電気的な接触状態を良好にできるようにし
た可変抵抗器に関する。
抗器に係り、特に摺動子を操作体に対して簡単に且つ確
実に取付けることができ且つ中間端子を有する保持金具
と摺動子との電気的な接触状態を良好にできるようにし
た可変抵抗器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の電子機器の回路基板には、小型の
半固定可変抵抗器が数多く使用されている。この種の可
変抵抗器は、量産してコストダウンを図る必要がある。
従来の構造では、別個に製作された摺動子や抵抗基板な
らびに端子やカバーなどが、組立てラインのベルト上に
て一個ずつ組立てられているのが一般的である。
半固定可変抵抗器が数多く使用されている。この種の可
変抵抗器は、量産してコストダウンを図る必要がある。
従来の構造では、別個に製作された摺動子や抵抗基板な
らびに端子やカバーなどが、組立てラインのベルト上に
て一個ずつ組立てられているのが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この従来の構造では、
各部材を個別に組立てるので作業性が悪く、多くの人手
が必要になってコストが高くなる。また、多種多量の部
品を使用するので、部品管理も煩雑である。特に、摺動
子は操作体に対しかしめなどによって固定されているの
で、摺動子の取付け作業が煩雑である。さらに各部品を
組立てた際、例えば中間端子が設けられている金属部分
と摺動子との電気的な接触状態を良好なものとしなけれ
ばならないが、多種多量の部品を個別に組立てながらこ
の種の電気的な接触状態を良好に確保するのは技術的に
難しいものとなる。本考案は上記課題を解決するもので
あり、最終組立て工程において組みつける部品数を実質
的に少なくし、部品管理数を減少させるとともに、中間
端子が設けられている金属部分と摺動子とが確実に電気
的接触きるようにした可変抵抗器を提供することを目的
としている。
各部材を個別に組立てるので作業性が悪く、多くの人手
が必要になってコストが高くなる。また、多種多量の部
品を使用するので、部品管理も煩雑である。特に、摺動
子は操作体に対しかしめなどによって固定されているの
で、摺動子の取付け作業が煩雑である。さらに各部品を
組立てた際、例えば中間端子が設けられている金属部分
と摺動子との電気的な接触状態を良好なものとしなけれ
ばならないが、多種多量の部品を個別に組立てながらこ
の種の電気的な接触状態を良好に確保するのは技術的に
難しいものとなる。本考案は上記課題を解決するもので
あり、最終組立て工程において組みつける部品数を実質
的に少なくし、部品管理数を減少させるとともに、中間
端子が設けられている金属部分と摺動子とが確実に電気
的接触きるようにした可変抵抗器を提供することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案による可変抵抗器
は、中間端子が一体に形成された保持金具と、摺動子と
一体に形成された取付板と、軸部を有する操作体と、抵
抗体が備えられたベースとから成り、前記保持金具と取
付板とが密着し、保持金具および取付板が共に前記操作
体の軸部に埋設固定されて、操作体と取付板とで保持金
具を挟持した状態で操作体ならびに取付板が保持金具に
対して回動自在に支持されており、この操作体と保持金
具と取付板とが組合わされたものが前記ベースに設置さ
れて、前記摺動子が抵抗体に接触する状態で、保持金具
がベースに固定されていることを特徴とするものであ
る。
は、中間端子が一体に形成された保持金具と、摺動子と
一体に形成された取付板と、軸部を有する操作体と、抵
抗体が備えられたベースとから成り、前記保持金具と取
付板とが密着し、保持金具および取付板が共に前記操作
体の軸部に埋設固定されて、操作体と取付板とで保持金
具を挟持した状態で操作体ならびに取付板が保持金具に
対して回動自在に支持されており、この操作体と保持金
具と取付板とが組合わされたものが前記ベースに設置さ
れて、前記摺動子が抵抗体に接触する状態で、保持金具
がベースに固定されていることを特徴とするものであ
る。
【0005】
【作用】上記手段では、保持金具と操作体と取付板とが
一体に組みつけられたものをベースに固定している。よ
って、最終組み立て工程では、保持金具と操作体と取付
板とが一体になったものを一つの部品として扱うことが
でき、組み立て工程における管理部品数が減り、組み立
て作業が簡単になる。また、保持金具と取付板を密着さ
せた状態で操作体をアウトサート成型するだけで、保持
金具と取付板と操作体との組立品を簡単に製造できる。
さらに摺動子が形成されている取付板と操作体とで保持
金具を挟み込んでおり摺動子がベースに形成された抵抗
体に接触するようになっているので、この接触反力によ
り、取付板の前記軸部に埋設されていない部分が板材の
自らの弾性力により保持金具に接触する。よって摺動子
が設けられた取付板と中間端子が設けられた保持金具と
が電気的に良好に接触する状態となる。
一体に組みつけられたものをベースに固定している。よ
って、最終組み立て工程では、保持金具と操作体と取付
板とが一体になったものを一つの部品として扱うことが
でき、組み立て工程における管理部品数が減り、組み立
て作業が簡単になる。また、保持金具と取付板を密着さ
せた状態で操作体をアウトサート成型するだけで、保持
金具と取付板と操作体との組立品を簡単に製造できる。
さらに摺動子が形成されている取付板と操作体とで保持
金具を挟み込んでおり摺動子がベースに形成された抵抗
体に接触するようになっているので、この接触反力によ
り、取付板の前記軸部に埋設されていない部分が板材の
自らの弾性力により保持金具に接触する。よって摺動子
が設けられた取付板と中間端子が設けられた保持金具と
が電気的に良好に接触する状態となる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面によって説明す
る。図1は組立て工程の途中における操作体、摺動子な
らびにベースを示す断面図、図2(A)(平面図)、図
2(B)(側面図)、図2(c)(底面図)は組み立て
られた可変抵抗器の外観を示すものである。図中の符号
1は保持金具である。この保持金具1の周囲にはベース
保持部としての3本の爪11a,11b,11cが一体
に成形されており、保持金具1の下側に設置されたベー
ス2がこの各爪11a,11b,11cによって保持さ
れる。また保持金具1には、上記爪11bと11cの間
に延びる中間端子12が一体に成形されており、この中
間端子12は、ベース2の側面から下方向へ折曲げ成形
されている。また保持金具1のほぼ中央には、操作体保
持部となる支持穴14が穿設されている。
る。図1は組立て工程の途中における操作体、摺動子な
らびにベースを示す断面図、図2(A)(平面図)、図
2(B)(側面図)、図2(c)(底面図)は組み立て
られた可変抵抗器の外観を示すものである。図中の符号
1は保持金具である。この保持金具1の周囲にはベース
保持部としての3本の爪11a,11b,11cが一体
に成形されており、保持金具1の下側に設置されたベー
ス2がこの各爪11a,11b,11cによって保持さ
れる。また保持金具1には、上記爪11bと11cの間
に延びる中間端子12が一体に成形されており、この中
間端子12は、ベース2の側面から下方向へ折曲げ成形
されている。また保持金具1のほぼ中央には、操作体保
持部となる支持穴14が穿設されている。
【0007】前記ベース2は絶縁体によって成形されて
いるものであり、図1に示すように、上面には凹部21
が形成され、下面には軸受穴22が穿設されている。ま
た中間の段差部には抵抗体23が形成されている。この
抵抗体23は軸受穴22を中心として円弧状に形成され
ているものである。この抵抗体23はベース2に対して
直接形成してもよいし、あるいは、絶縁基板に印刷成形
し、この絶縁基板をベース2内に埋設して形成してもよ
い。ベース2には2本の端子24aと24bが埋設され
て、各々抵抗体23の両端部に接続されている。また、
この端子24a,24bは折り曲げられてベース2の下
方向へ延びている。
いるものであり、図1に示すように、上面には凹部21
が形成され、下面には軸受穴22が穿設されている。ま
た中間の段差部には抵抗体23が形成されている。この
抵抗体23は軸受穴22を中心として円弧状に形成され
ているものである。この抵抗体23はベース2に対して
直接形成してもよいし、あるいは、絶縁基板に印刷成形
し、この絶縁基板をベース2内に埋設して形成してもよ
い。ベース2には2本の端子24aと24bが埋設され
て、各々抵抗体23の両端部に接続されている。また、
この端子24a,24bは折り曲げられてベース2の下
方向へ延びている。
【0008】保持金具1の上には操作体3が設けられて
いる。この操作体3は樹脂によって成型されているもの
である。この操作体3の上面にはドライバによって操作
するための十字穴31が形成されている。また操作体3
には突起32が設けられている。保持金具1の上面には
一対のストッパ13が切り起こされており、突起32が
このストッパ13に当ることによって操作体3の回転範
囲が規制されている。図1に示すように、操作体3は保
持金具1の下面にまで延びており、その中途部に形成さ
れた軸部33が保持金具1の支持穴14に対して回転可
能に支持されている。また、軸部33の下面には操作用
の溝34が形成されている。この軸部33の下端は前記
ベース2の軸受穴22に対して摺動自在に支持されてい
る。
いる。この操作体3は樹脂によって成型されているもの
である。この操作体3の上面にはドライバによって操作
するための十字穴31が形成されている。また操作体3
には突起32が設けられている。保持金具1の上面には
一対のストッパ13が切り起こされており、突起32が
このストッパ13に当ることによって操作体3の回転範
囲が規制されている。図1に示すように、操作体3は保
持金具1の下面にまで延びており、その中途部に形成さ
れた軸部33が保持金具1の支持穴14に対して回転可
能に支持されている。また、軸部33の下面には操作用
の溝34が形成されている。この軸部33の下端は前記
ベース2の軸受穴22に対して摺動自在に支持されてい
る。
【0009】図1に示すように、保持金具1の下面には
摺動子4が密着して設けられている。この摺動子4には
操作体3への取付部となる取付板41が一体に形成され
ており、この取付板41の穴42が操作体3に噛み込ま
れ、取付板41が操作体3に埋設されて固定されてい
る。また、摺動子4は取付板41との境界部を介して折
り曲げられ、摺動子4は取付板41の下面に折り重ねら
れている。組立てられた状態では、この摺動子4は前記
抵抗体23に摺接している。保持金具1と取付板41は
互いに密着しているので、この摺動子4は取付板41と
保持金具1を介して中間端子12と導通している。組み
立てられた状態では、摺動子4がベース2に設けられた
抵抗体23に接触するため、この接触反力により、取付
板41のうちの前記軸部33に埋設されていない部分が
弾性的に保持金具1に接触する。よって摺動子4と保持
金具の中間端子12との電気的な接続が非常に良好にな
る。この可変抵抗器では、操作体3を回転させると、こ
れと共に摺動子4が回転して抵抗体23上を摺動し、中
間端子12と各端子24a,24bとの間に抵抗値が設
定される。
摺動子4が密着して設けられている。この摺動子4には
操作体3への取付部となる取付板41が一体に形成され
ており、この取付板41の穴42が操作体3に噛み込ま
れ、取付板41が操作体3に埋設されて固定されてい
る。また、摺動子4は取付板41との境界部を介して折
り曲げられ、摺動子4は取付板41の下面に折り重ねら
れている。組立てられた状態では、この摺動子4は前記
抵抗体23に摺接している。保持金具1と取付板41は
互いに密着しているので、この摺動子4は取付板41と
保持金具1を介して中間端子12と導通している。組み
立てられた状態では、摺動子4がベース2に設けられた
抵抗体23に接触するため、この接触反力により、取付
板41のうちの前記軸部33に埋設されていない部分が
弾性的に保持金具1に接触する。よって摺動子4と保持
金具の中間端子12との電気的な接続が非常に良好にな
る。この可変抵抗器では、操作体3を回転させると、こ
れと共に摺動子4が回転して抵抗体23上を摺動し、中
間端子12と各端子24a,24bとの間に抵抗値が設
定される。
【0010】図3ないし図8は本考案による可変抵抗器
の製造工程を順に示す説明図である。図3は摺動子4を
打ち抜いた帯状の金属板Aを示す平面図である。この金
属板Aの片方の側縁部には送り穴a1 が所定のピッチに
て穿設されている。また、他の側縁部には、アーム状の
摺動子4が接続腕a2 によって接続されて複数個が等間
隔にて成形されている。また、摺動子4には円板状の取
付板41が接続されて一体に成形されており、この取付
板41には十字状の穴42が穿設されている。
の製造工程を順に示す説明図である。図3は摺動子4を
打ち抜いた帯状の金属板Aを示す平面図である。この金
属板Aの片方の側縁部には送り穴a1 が所定のピッチに
て穿設されている。また、他の側縁部には、アーム状の
摺動子4が接続腕a2 によって接続されて複数個が等間
隔にて成形されている。また、摺動子4には円板状の取
付板41が接続されて一体に成形されており、この取付
板41には十字状の穴42が穿設されている。
【0011】図4は保持金具1を打ち抜く帯状の金属板
Bを示す平面図である。この金属板Bには、片側の側縁
部に送り穴b1 が所定のピッチにて穿設されている。こ
の送り穴b1 のピッチは、前期金属板Aの送り穴a1 の
ピッチと等しく成形されている。金属板Bの他の側縁部
には、複数個の保持金具1が等間隔にて形成されてい
る。この保持金具1は一対の接続腕b2 と、2本の爪1
1b,11cとによって金属板Bに接続されている。保
持金具1の中央部には円形の支持穴14が穿設されてお
り、この支持穴14の両側部にはストッパ13が切り起
こされている。また、保持金具1の外側部には爪11a
が突設され、内側部には中間端子12が突設されてい
る。上記金属板Aならびに金属板Bは、共にプレス成形
工程を経て、前記各部材が打ち抜き成形される。
Bを示す平面図である。この金属板Bには、片側の側縁
部に送り穴b1 が所定のピッチにて穿設されている。こ
の送り穴b1 のピッチは、前期金属板Aの送り穴a1 の
ピッチと等しく成形されている。金属板Bの他の側縁部
には、複数個の保持金具1が等間隔にて形成されてい
る。この保持金具1は一対の接続腕b2 と、2本の爪1
1b,11cとによって金属板Bに接続されている。保
持金具1の中央部には円形の支持穴14が穿設されてお
り、この支持穴14の両側部にはストッパ13が切り起
こされている。また、保持金具1の外側部には爪11a
が突設され、内側部には中間端子12が突設されてい
る。上記金属板Aならびに金属板Bは、共にプレス成形
工程を経て、前記各部材が打ち抜き成形される。
【0012】図5に示す工程では、上記金属板Aの各取
付板41が、金属板Bの保持金具1の下面に重ね合わさ
れる。このとき、取付板41の穴42が保持金具1の支
持穴14と同軸に位置するように重ね合わされる。そし
て、送り穴a1 ,b1 とによって、各金属板AとBが共
に送り出される。
付板41が、金属板Bの保持金具1の下面に重ね合わさ
れる。このとき、取付板41の穴42が保持金具1の支
持穴14と同軸に位置するように重ね合わされる。そし
て、送り穴a1 ,b1 とによって、各金属板AとBが共
に送り出される。
【0013】次の工程では、重ね合わされた各金属板A
とBに対し樹脂がアウトサートされ、操作体3が成型さ
れる。そして、その直後に摺動子4を支持している接続
腕a2 が切断され、摺動子4が金属板Aから分離される
(図6の状態)。
とBに対し樹脂がアウトサートされ、操作体3が成型さ
れる。そして、その直後に摺動子4を支持している接続
腕a2 が切断され、摺動子4が金属板Aから分離される
(図6の状態)。
【0014】図9(A)(平面図)、図9(B)(側面
図)、図9(C)(底面図)は図6の状態を拡大して示
しているものである。前記アウトサート成型によって、
操作体3の外形が形成され、操作体3の側部の突起32
と上面の十字穴31も同時に成型される。また、樹脂は
保持金具1の下面に重ねられている取付板41の下面に
延びて軸部33と操作溝34とが形成される。また、操
作体3は、保持金具1の支持穴14に対しては回動自在
であり、取付板41の穴42に対しては、回転不能に固
着される。すなわち、操作体3は保持金具1に対して回
転可能であり、この操作体3と共に取付板41も回転す
るようになる。次の工程では、図1に示すように、摺動
子4が折り曲げられ、取付板41の下面に折り重ねられ
る。
図)、図9(C)(底面図)は図6の状態を拡大して示
しているものである。前記アウトサート成型によって、
操作体3の外形が形成され、操作体3の側部の突起32
と上面の十字穴31も同時に成型される。また、樹脂は
保持金具1の下面に重ねられている取付板41の下面に
延びて軸部33と操作溝34とが形成される。また、操
作体3は、保持金具1の支持穴14に対しては回動自在
であり、取付板41の穴42に対しては、回転不能に固
着される。すなわち、操作体3は保持金具1に対して回
転可能であり、この操作体3と共に取付板41も回転す
るようになる。次の工程では、図1に示すように、摺動
子4が折り曲げられ、取付板41の下面に折り重ねられ
る。
【0015】その後、各保持金具1の下面にベース2が
設置される。このとき、操作体3の軸部33は、ベース
2の軸受穴22に対して挿入され、また、摺動子4は抵
抗体23に弾性的に接触する。そして、保持金具1の周
囲に形成されている爪11aを折り曲げて、この爪11
aによってベース2を保持する。また、爪11bと11
cも金属板Bから切断し、この爪11b,11cも折り
曲げてベース2を保持する。この状態を図7に示す。さ
らに、中間端子12を折り曲げて、可変抵抗器が完成さ
れる(図8の状態)。この可変抵抗器は、通常は図8に
示す連続状態にてフープ状に巻き取られる。そして、プ
リント基板に実装する際には、接続腕b2 が切断されて
このフープから可変抵抗器が順次切り出され、基板上に
自動マウントされる。
設置される。このとき、操作体3の軸部33は、ベース
2の軸受穴22に対して挿入され、また、摺動子4は抵
抗体23に弾性的に接触する。そして、保持金具1の周
囲に形成されている爪11aを折り曲げて、この爪11
aによってベース2を保持する。また、爪11bと11
cも金属板Bから切断し、この爪11b,11cも折り
曲げてベース2を保持する。この状態を図7に示す。さ
らに、中間端子12を折り曲げて、可変抵抗器が完成さ
れる(図8の状態)。この可変抵抗器は、通常は図8に
示す連続状態にてフープ状に巻き取られる。そして、プ
リント基板に実装する際には、接続腕b2 が切断されて
このフープから可変抵抗器が順次切り出され、基板上に
自動マウントされる。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、保持金具
と操作体と摺動子を有する取付板とが一体に組み立てら
れたものを一つの部品と同様にして扱い、これをベース
に取り付けることによって可変抵抗器の組み立てが完了
するため、実質的な管理部品数が少なくなる。また、最
終組み立て工程では、保持金具に設けられたベース保持
部によってベースに固定すればよいため、組み立て作業
が簡単である。また、保持金具と取付板とが密着されて
共に操作体の軸部に埋設固定されているため、これらの
組合せ品をアウトサート成型により簡単に製造できる。
さらに、組み立てられた状態では、下から順に抵抗体、
摺動子、保持金具、そして操作体の配置になるため、摺
動子が抵抗体に接触する接触反力により、摺動子と一体
の取付板が保持金具に弾性的に接触する。よって摺動子
と保持金具との電気的な接触状態が良好になる。
と操作体と摺動子を有する取付板とが一体に組み立てら
れたものを一つの部品と同様にして扱い、これをベース
に取り付けることによって可変抵抗器の組み立てが完了
するため、実質的な管理部品数が少なくなる。また、最
終組み立て工程では、保持金具に設けられたベース保持
部によってベースに固定すればよいため、組み立て作業
が簡単である。また、保持金具と取付板とが密着されて
共に操作体の軸部に埋設固定されているため、これらの
組合せ品をアウトサート成型により簡単に製造できる。
さらに、組み立てられた状態では、下から順に抵抗体、
摺動子、保持金具、そして操作体の配置になるため、摺
動子が抵抗体に接触する接触反力により、摺動子と一体
の取付板が保持金具に弾性的に接触する。よって摺動子
と保持金具との電気的な接触状態が良好になる。
【図1】可変抵抗器の製造工程のうち操作体を成型して
保持金具と取付板を一体化させる工程を示す拡大断面
図。
保持金具と取付板を一体化させる工程を示す拡大断面
図。
【図2】(A)図は完成した可変抵抗器を示す平面図、
(B)はその側面図、(C)はその底面図。
(B)はその側面図、(C)はその底面図。
【図3】複数の可変抵抗器を連続して製造する過程の一
工程を示す平面図。
工程を示す平面図。
【図4】複数の可変抵抗器を連続して製造する過程の一
工程を示す平面図。
工程を示す平面図。
【図5】複数の可変抵抗器を連続して製造する過程の一
工程を示す平面図。
工程を示す平面図。
【図6】複数の可変抵抗器を連続して製造する過程の一
工程を示す平面図。
工程を示す平面図。
【図7】複数の可変抵抗器を連続して製造する過程の一
工程を示す平面図。
工程を示す平面図。
【図8】複数の可変抵抗器を連続して製造する過程の一
工程を示す平面図。
工程を示す平面図。
【図9】(A)は操作体を成型した直後の状態を示す拡
大平面図、(B)はその側面図、(C)はその底面図。
大平面図、(B)はその側面図、(C)はその底面図。
1 保持金具 2 ベース 3 操作体 4 摺動子 11a,11b,11c ベースを保持する爪 12 中間端子 14 支持穴 21 凹部 23 抵抗体 33 軸部 41 取付板 42 取付板に形成された穴
Claims (1)
- 【請求項1】 中間端子が一体に形成された保持金具
と、摺動子と一体に形成された取付板と、軸部を有する
操作体と、抵抗体が備えられたベースとから成り、前記
保持金具と取付板とが密着し、保持金具および取付板が
共に前記操作体の軸部に埋設固定されて、操作体と取付
板とで保持金具を挟持した状態で操作体ならびに取付板
が保持金具に対して回動自在に支持されており、この操
作体と保持金具と取付板とが組合わされたものが前記ベ
ースに設置されて、前記摺動子が抵抗体に接触する状態
で、保持金具がベースに固定されていることを特徴とす
る可変抵抗器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991003820U JPH0729606Y2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 可変抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991003820U JPH0729606Y2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 可変抵抗器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04117403U JPH04117403U (ja) | 1992-10-21 |
JPH0729606Y2 true JPH0729606Y2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=31898706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991003820U Expired - Lifetime JPH0729606Y2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 可変抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729606Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5813708B2 (ja) * | 1977-03-07 | 1983-03-15 | 松下電工株式会社 | ドア用電気錠 |
-
1991
- 1991-01-11 JP JP1991003820U patent/JPH0729606Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04117403U (ja) | 1992-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7148430B2 (en) | Electronic component mounting structure onto board | |
JPH0729606Y2 (ja) | 可変抵抗器 | |
JPH0351927Y2 (ja) | ||
US5500634A (en) | Variable resistor | |
US5293525A (en) | Structure for variable electronic component | |
JP4718428B2 (ja) | 回転式電子部品 | |
JPH0241881B2 (ja) | ||
JP4323342B2 (ja) | 回転型電気部品 | |
JP2007214470A (ja) | 可変抵抗器の製造方法 | |
JP2580341Y2 (ja) | 半固定可変抵抗器 | |
JP2602419Y2 (ja) | 半固定可変抵抗器 | |
JPH0347288Y2 (ja) | ||
JPH07245203A (ja) | 回転形可変抵抗器 | |
JPH0326523B2 (ja) | ||
JPH0739201Y2 (ja) | 半固定可変抵抗器 | |
JPH0611571Y2 (ja) | 電子装置のケース構造 | |
JPH0514486Y2 (ja) | ||
JPH02100302A (ja) | 可変抵抗器 | |
JPH0412642Y2 (ja) | ||
JPH0722430U (ja) | ロータリスライドスイッチ | |
JP2003077714A (ja) | 表面実装型可変抵抗器及びスライダ | |
JP4194912B2 (ja) | 回転型電気部品 | |
JPS61202404A (ja) | 抵抗素子の製造方法 | |
JP4671832B2 (ja) | 回転式電子部品の製造方法 | |
JP2510326Y2 (ja) | 表面実装型可変抵抗器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19951219 |