JPH04117403U - 可変抵抗器 - Google Patents

可変抵抗器

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JPH04117403U
JPH04117403U JP382091U JP382091U JPH04117403U JP H04117403 U JPH04117403 U JP H04117403U JP 382091 U JP382091 U JP 382091U JP 382091 U JP382091 U JP 382091U JP H04117403 U JPH04117403 U JP H04117403U
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隆佑 白水
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アルプス電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変抵抗器の組み立てを容易にするととも
に、摺動子と金属部との電気的接触を良好にする。 【構成】 摺動子4と一体の取付板41と操作体3とで
保持金具1を挟み、取付板41を操作体3の軸部に埋設
固定する。凹部内に抵抗体23が形成されたベース2に
保持金具1を設置し、摺動子4が抵抗体23に接触する
状態で、保持金具1に設けられた保持爪11aを折曲げ
て、ベース2と保持金具とを固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小型で半固定の可変抵抗器に係り、特に摺動子を操作体に対して簡 単に且つ確実に取付けることができ且つ中間端子を有する保持金具と摺動子との 電気的な接触状態を良好にできるようにした可変抵抗器に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の電子機器の回路基板には、小型の半固定可変抵抗器が数多く使用されて いる。この種の可変抵抗器は、量産してコストダウンを図る必要がある。従来の 構造では、別個に製作された摺動子や抵抗基板ならびに端子やカバーなどが、組 立てラインのベルト上にて一個ずつ組立てられているのが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この従来の構造では、各部材を個別に組立てるので作業性が悪く、多くの人手 が必要になってコストが高くなる。また、多種多量の部品を使用するので、部品 管理も煩雑である。特に、摺動子は操作体に対しかしめなどによって固定されて いるので、摺動子の取付け作業が煩雑である。さらに各部品を組立てた際、例え ば中間端子が設けられている金属部分と摺動子との電気的な接触状態を良好なも のとしなければならないが、多種多量の部品を個別に組立てながらこの種の電気 的な接触状態を良好に確保するのは技術的に難しいものとなる。 本考案は上記課題を解決するものであり、最終組立て工程において組みつける 部品数を実質的に少なくし、部品管理数を減少させるとともに、中間端子が設け られている金属部分と摺動子とが確実に電気的接触きるようにした可変抵抗器を 提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案による可変抵抗器は、中間端子とベース保持部とが一体に形成された保 持金具と、摺動子と一体に形成された取付板と、軸部を有する操作体と、抵抗体 が備えられたベースとから成り、前記保持金具と取付板とが密着して、操作体の 軸部が前記保持金具に挿通され且つ前記取付板の一部が前記操作体の軸部に埋設 固定されて、操作体と取付板とで保持金具を挟持した状態で操作体ならびに取付 板が保持金具に対して回動自在に支持されており、この操作体と保持金具と取付 板とが組合わされたものが前記ベースに設置されて、前記摺動子が抵抗体に接触 する状態で、前記ベース保持部によって保持金具がベースに固定されていること を特徴とするものである。
【0005】
【作用】
上記手段では、保持金具と操作体と取付板とが一体に組みつけられたものをベ ースに取り付け、ケース保持部により保持金具をベースに固定している。よって 、最終組み立て工程では、保持金具と操作体と取付板とが一体になったものを一 つの部品として扱っている。よって組み立て工程における管理部品数が減り、組 み立て作業が簡単になる。さらに摺動子が形成されている取付板と操作体とで保 持金具を挟み込んでおり摺動子がベースに形成された抵抗体に接触するようにな っているので、この接触反力により、取付板の前記軸部に埋設されていない部分 が板材の自らの弾性力により保持金具に接触する。よって摺動子が設けられた取 付板と中間端子が設けられた保持金具とが電気的に良好に接触する状態となる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面によって説明する。 図1は組立て工程の途中における操作体、摺動子ならびにベースを示す断面図 、図2(A)(平面図)、図2(B)(側面図)、図2(c)(底面図)は組み 立てられた可変抵抗器の外観を示すものである。 図中の符号1は保持金具である。この保持金具1の周囲にはベース保持部とし ての3本の爪11a,11b,11cが一体に成形されており、保持金具1の下 側に設置されたベース2がこの各爪11a,11b,11cによって保持される 。また保持金具1には、上記爪11bと11cの間に延びる中間端子12が一体 に成形されており、この中間端子12は、ベース2の側面から下方向へ折曲げ成 形されている。また保持金具1のほぼ中央には、操作体保持部となる支持穴14 が穿設されている。
【0007】 前記ベース2は絶縁体によって成形されているものであり、図1に示すように 、上面には凹部21が形成され、下面には軸受穴22が穿設されている。また中 間の段差部には抵抗体23が形成されている。この抵抗体23は軸受穴22を中 心として円弧状に形成されているものである。この抵抗体23はベース2に対し て直接形成してもよいし、あるいは、絶縁基板に印刷成形し、この絶縁基板をベ ース2内に埋設して形成してもよい。ベース2には2本の端子24aと24bが 埋設されて、各々抵抗体23の両端部に接続されている。また、この端子24a ,24bは折り曲げられてベース2の下方向へ延びている。
【0008】 保持金具1の上には操作体3が設けられている。この操作体3は樹脂によって 成型されているものである。この操作体3の上面にはドライバによって操作する ための十字穴31が形成されている。また操作体3には突起32が設けられてい る。保持金具1の上面には一対のストッパ13が切り起こされており、突起32 がこのストッパ13に当ることによって操作体3の回転範囲が規制されている。 図1に示すように、操作体3は保持金具1の下面にまで延びており、その中途部 に形成された軸部33が保持金具1の支持穴14に対して回転可能に支持されて いる。また、軸部33の下面には操作用の溝34が形成されている。この軸部3 3の下端は前記ベース2の軸受穴22に対して摺動自在に支持されている。
【0009】 図1に示すように、保持金具1の下面には摺動子4が密着して設けられている 。この摺動子4には操作体3への取付部となる取付板41が一体に形成されてお り、この取付板41の穴42が操作体3に噛み込まれ、取付板41が操作体3に 埋設されて固定されている。また、摺動子4は取付板41との境界部を介して折 り曲げられ、摺動子4は取付板41の下面に折り重ねられている。組立てられた 状態では、この摺動子4は前記抵抗体23に摺接している。保持金具1と取付板 41は互いに密着しているので、この摺動子4は取付板41と保持金具1を介し て中間端子12と導通している。組み立てられた状態では、摺動子4がベース2 に設けられた抵抗体23に接触するため、この接触反力により、取付板41のう ちの前記軸部33に埋設されていない部分が弾性的に保持金具1に接触する。よ って摺動子4と保持金具の中間端子12との電気的な接続が非常に良好になる。 この可変抵抗器では、操作体3を回転させると、これと共に摺動子4が回転し て抵抗体23上を摺動し、中間端子12と各端子24a,24bとの間に抵抗値 が設定される。
【0010】 図3ないし図8は本考案による可変抵抗器の製造工程を順に示す説明図である 。 図3は摺動子4を打ち抜いた帯状の金属板Aを示す平面図である。この金属板 Aの片方の側縁部には送り穴a1 が所定のピッチにて穿設されている。また、他 の側縁部には、アーム状の摺動子4が接続腕a2 によって接続されて複数個が等 間隔にて成形されている。また、摺動子4には円板状の取付板41が接続されて 一体に成形されており、この取付板41には十字状の穴42が穿設されている。
【0011】 図4は保持金具1を打ち抜く帯状の金属板Bを示す平面図である。この金属板 Bには、片側の側縁部に送り穴b1 が所定のピッチにて穿設されている。この送 り穴b1 のピッチは、前期金属板Aの送り穴a1 のピッチと等しく成形されてい る。金属板Bの他の側縁部には、複数個の保持金具1が等間隔にて形成されてい る。この保持金具1は一対の接続腕b2 と、2本の爪11b,11cとによって 金属板Bに接続されている。保持金具1の中央部には円形の支持穴14が穿設さ れており、この支持穴14の両側部にはストッパ13が切り起こされている。ま た、保持金具1の外側部には爪11aが突設され、内側部には中間端子12が突 設されている。 上記金属板Aならびに金属板Bは、共にプレス成形工程を経て、前記各部材が 打ち抜き成形される。
【0012】 図5に示す工程では、上記金属板Aの各取付板41が、金属板Bの保持金具1 の下面に重ね合わされる。このとき、取付板41の穴42が保持金具1の支持穴 14と同軸に位置するように重ね合わされる。そして、送り穴a1 ,b1 とによ って、各金属板AとBが共に送り出される。
【0013】 次の工程では、重ね合わされた各金属板AとBに対し樹脂がアウトサートされ 、操作体3が成型される。そして、その直後に摺動子4を支持している接続腕a 2 が切断され、摺動子4が金属板Aから分離される(図6の状態)。
【0014】 図9(A)(平面図)、図9(B)(側面図)、図9(C)(底面図)は図6 の状態を拡大して示しているものである。前記アウトサート成型によって、操作 体3の外形が形成され、操作体3の側部の突起32と上面の十字穴31も同時に 成型される。また、樹脂は保持金具1の下面に重ねられている取付板41の下面 に延びて軸部33と操作溝34とが形成される。また、操作体3は、保持金具1 の支持穴14に対しては回動自在であり、取付板41の穴42に対しては、回転 不能に固着される。すなわち、操作体3は保持金具1に対して回転可能であり、 この操作体3と共に取付板41も回転するようになる。 次の工程では、図1に示すように、摺動子4が折り曲げられ、取付板41の下 面に折り重ねられる。
【0015】 その後、各保持金具1の下面にベース2が設置される。このとき、操作体3の 軸部33は、ベース2の軸受穴22に対して挿入され、また、摺動子4は抵抗体 23に弾性的に接触する。そして、保持金具1の周囲に形成されている爪11a を折り曲げて、この爪11aによってベース2を保持する。また、爪11bと1 1cも金属板Bから切断し、この爪11b,11cも折り曲げてベース2を保持 する。この状態を図7に示す。さらに、中間端子12を折り曲げて、可変抵抗器 が完成される(図8の状態)。 この可変抵抗器は、通常は図8に示す連続状態にてフープ状に巻き取られる。 そして、プリント基板に実装する際には、接続腕b2 が切断されてこのフープか ら可変抵抗器が順次切り出され、基板上に自動マウントされる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、保持金具と操作体と摺動子とが一体に組み立て られたものを一つの部品と同様にして扱い、これをベースに取り付けることによ って可変抵抗器の組み立てが完了するため、実質的な管理部品数が少なくなる。 また、最終組み立て工程では、保持金具に設けられたベース保持部によってベー スに固定すればよいため、組み立て作業が簡単である。 また、組み立てられた状態では、下から順に抵抗体、摺動子、保持金具、そし て操作体の配置になるため、摺動子が抵抗体に接触する接触反力により、摺動子 と一体の取付板が保持金具に弾性的に接触する。よって摺動子と保持金具との電 気的な接触状態が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】可変抵抗器の製造工程のうち操作体を成型して
保持金具と取付板を一体化させる工程を示す拡大断面
図。
【図2】(A)図は完成した可変抵抗器を示す平面図、
(B)はその側面図、(C)はその底面図。
【図3】複数の可変抵抗器を連続して製造する過程の一
工程を示す平面図。
【図4】複数の可変抵抗器を連続して製造する過程の一
工程を示す平面図。
【図5】複数の可変抵抗器を連続して製造する過程の一
工程を示す平面図。
【図6】複数の可変抵抗器を連続して製造する過程の一
工程を示す平面図。
【図7】複数の可変抵抗器を連続して製造する過程の一
工程を示す平面図。
【図8】複数の可変抵抗器を連続して製造する過程の一
工程を示す平面図。
【図9】(A)は操作体を成型した直後の状態を示す拡
大平面図、(B)はその側面図、(C)はその底面図。
【符号の説明】
1 保持金具 2 ベース 3 操作体 4 摺動子 11a,11b,11c ベースを保持する爪 12 中間端子 14 支持穴 21 凹部 23 抵抗体 33 軸部 41 取付板 42 取付板に形成された穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間端子とベース保持部とが一体に形成
    された保持金具と、摺動子と一体に形成された取付板
    と、軸部を有する操作体と、抵抗体が備えられたベース
    とから成り、前記保持金具と取付板とが密着して、操作
    体の軸部が前記保持金具に挿通され且つ前記取付板の一
    部が前記操作体の軸部に埋設固定されて、操作体と取付
    板とで保持金具を挟持した状態で操作体ならびに取付板
    が保持金具に対して回動自在に支持されており、この操
    作体と保持金具と取付板とが組合わされたものが前記ベ
    ースに設置されて、前記摺動子が抵抗体に接触する状態
    で、前記ベース保持部によって保持金具がベースに固定
    されていることを特徴とする可変抵抗器。
JP1991003820U 1991-01-11 1991-01-11 可変抵抗器 Expired - Lifetime JPH0729606Y2 (ja)

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JPH0729606Y2 JPH0729606Y2 (ja) 1995-07-05

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53109799A (en) * 1977-03-07 1978-09-25 Matsushita Electric Works Ltd Electric door lock

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53109799A (en) * 1977-03-07 1978-09-25 Matsushita Electric Works Ltd Electric door lock

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