JPH07295132A - ハロゲン化銀写真感光材料および画像形成方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料および画像形成方法

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JPH07295132A
JPH07295132A JP8880694A JP8880694A JPH07295132A JP H07295132 A JPH07295132 A JP H07295132A JP 8880694 A JP8880694 A JP 8880694A JP 8880694 A JP8880694 A JP 8880694A JP H07295132 A JPH07295132 A JP H07295132A
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light
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emulsion layer
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Yoshitaka Goto
良孝 後藤
Takeo Arai
健夫 荒井
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キレが良く、かつ高精細印刷における小点再
現性の優れた感光材料および小点再現性に優れ、かつ網
点の太りの少ないスキャナー感光材料の提供、さらには
その画像形成方法の提供。 【構成】 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン
化銀乳剤層を有し、かつ該乳剤層を含む側の少なくとも
1層の親水性コロイド層に該乳剤層の極大感光波長に対
し±50nm以内に極大吸収波長を有する染料を含有するこ
とを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷製版用のハロゲン化
銀写真感光材料に関し、特に単一波長のレーザー光で露
光するスキャナー用の感光材料およびその画像形成方法
に関するものであって、さらに詳しくは高コントラスト
な画像が得られる印刷製版用ハロゲン化銀写真感光材料
およびその画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】写真製版工程には連続調の原稿を網点画
像に変換する工程が含まれる。この工程には、超硬調の
画像を再現する方法として伝染現像による技術が用いら
れてきた。
【0003】伝染現像に用いられるリス型ハロゲン化銀
写真感光材料としては、例えば平均粒子径が約0.2μm以
下のもので、粒子分布が狭く形も整った塩化銀含有率が
少なくとも50モル%以上の塩臭化銀乳剤が一般に用いら
れている。
【0004】このようなリス型ハロゲン化銀写真感光材
料は亜硫酸イオン濃度が低いアルカリ性ハイドロキノン
現像液いわゆるリス型伝染現像液で処理することにより
高コントラストで高解像力の画像を得ることができる。
【0005】しかしながらこれらのリス型現像液は、空
気酸化を受け易い欠点を有し、保恒性が極めて悪いため
に連続で現像処理した際には品質を一定に保つことが難
しい。
【0006】そのため、このような現像液を使用しない
で迅速に、かつ高コントラストの画像を得る方法とし
て、例えば特開昭56-106244号に記載のようにヒドラジ
ン誘導体を含有したハロゲン化銀写真感光材料(以下感
光材料ともいう)をアルカリ性現像液で処理する方法が
開示されている。該方法によれば、現像液の保恒性がよ
く、迅速処理が可能で超硬調な画像を容易に得ることが
できる。しかし、この方法ではヒドラジン誘導体の硬調
性を十分に発揮させるためにpHが11.2以上を有する現
像液で処理しなければならなかった。
【0007】pHが11.2以上の強アルカリ性現像液で
は、現像液が空気に触れると現像主薬の酸化が著しくな
る。前述したリス現像液よりも安定ではあるが、現像主
薬の酸化によってしばしば超硬調な画像が得られない場
合が少なくない。
【0008】このような欠点を補うため特開昭63-29751
号、特開平1-179939号、同1-179940号、米国特許4,975,
354号にはpHが11.2未満の比較的低pHの現像液でも硬
調化できるヒドラジン誘導体及び造核促進剤を含むハロ
ゲン化銀写真感光材料が開示されている。
【0009】近年、電子製版システムにおける文字と画
像の統合の進歩に伴い、スキャナーに出力したフィルム
を最終フィルムとして刷版工程に送るケースが増えてい
る。この場合、スキャナーフィルムにも、従来の返しフ
ィルム並の硬調な網点(キレ)が要求されている。
【0010】一方、従来より細かい網点によって画像を
形成する高精細出力や、一定の大きさの微小な網点をラ
ンダムに発生させ点の数で画像の濃淡を決定するFMス
クリーニングと呼ばれる画像形成方法が実用化され市場
に普及しつつある。
【0011】従来の技術に比べてこうした小さな網点に
よって画像を形成する上記の方式では、露光量に対して
網%(網点の占める領域の率)の変化率が大きい、ある
いは特に50%付近のいわゆる中点領域で網%が理想の網
%よりも大きく太ってしまう(リニアリティ)という問
題がある。
【0012】こうした背景から、スキャナーフィルムに
もテトラゾリウム塩や上述したヒドラジン誘導体を添加
した超硬調化技術を盛り込んだ感材が開発されてきてい
る。このような感材は、網点のキレについては要求され
る品質にある程度応えられるものの、FMスクリーニン
グ等の新スクリーニング方式に充分対応できるものとは
いえなかった。
【0013】例えば、上記高精細出力においてはある限
界の網%以下では網点が全くつかなくなり、画像の領域
を狭めていた。(この問題については、従来のラピッド
アクセスタイプの感光材料では見かけの小点再現性は超
硬調感光材料よりも良好ながら、実際には網点の濃度が
のっておらず網点として働かないのでやはり不充分であ
った。)このために小点がしっかりつくように露光量を
増すと今度は中点付近の網%が太る、あるいは大点が潰
れるといった問題が発生する。
【0014】また、感光材料の硬調性ゆえに少しでも露
光量が不足すると急激に画像濃度が低下してしまうた
め、最高濃度を与える値よりもさらに多い光量で露光す
る必要があり、このことも中点付近の網%が太る原因に
つながり、リニアリティの劣化を招いていた。また網%
の光量依存性については超硬調タイプにしたからといっ
て、顕著に改良されるわけではない。
【0015】こうした問題に対して、ヨーロッパ特許57
4078号には、ヒドラジン誘導体を含有する感光材料の乳
剤層と支持体との間にポリマーを含有した非導電性親水
性コロイド層を設けることによりリニアリティを改良す
ることが開示されている。
【0016】しかし、この方法によっても、網点の光量
依存性、また高精細出力における小点の再現性を向上さ
せるものではなかった。
【0017】また、特願平5-207976号には、ヒドラジン
誘導体を含有する感光材料の乳剤層と支持体との間、ま
たは乳剤層と最外層との間に親水性コロイド層を設ける
ことでプレッシャーカブリと黒ポツが改良されることが
報告されている。しかしながら、網点の光量依存性や小
点再現性についての効果は報告されていない。
【0018】特開昭63-104046号においては、明室用感
材におけるセーフライト性を向上するという目的で、上
記ヒドラジン誘導体を添加する超硬調化技術に染料を添
加することが開示されている。 明室用感光材料は単一の波長で露光するものではなく、
実際に感光する波長領域の内、セーフライトとして使用
している光源の波長域をより大きくカットすることで露
光光源とセーフライト光源への感色性のバランスを変え
るために染料を入れるものであり、写真性能の向上をも
たらすものではなかった。
【0019】さらに、撮影用の感光材料に特定の短波長
の光をカットする染料を添加することで、目伸ばし特性
を向上することが知られている。しかし、これもブロー
ドな露光波長領域の一部をカットすることで写真性能の
向上を図るものである。単一波長で露光する感光材料に
おいてその波長に吸収を持たない染料を添加しても画質
上の変化はなく、写真性能を向上させるに十分に満足す
べきものではない。
【0020】この様に、網点の光量依存性、また高精細
出力における小点の再現性を向上させる等写真性能の向
上が強く望まれていた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、キレ
が良く、かつ高精細印刷における小点再現性に優れた感
光材料を提供することである。
【0022】第2の目的は、小点再現性に優れ、かつ網
点の太りの少ないスキャナー感光材料を提供することで
ある。
【0023】第3の目的は、キレが良く、かつ高精細印
刷における小点再現性に優れ、かつ網点の太りの少ない
スキャナー感光材料を用いてFMスクリーニング方式に
より画像を形成する画像形成方法を提供することであ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成された。
【0025】.支持体上に少なくとも1層の感光性ハ
ロゲン化銀乳剤層を有し、かつ該乳剤層を含む側の少な
くとも1層の親水性コロイド層に該乳剤層の極大感光波
長に対し±50nm以内に極大吸収波長を有する染料を含有
することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
【0026】.前記親水性コロイド層にヒドラジン誘
導体または増核促進剤から選択される少なくとも1種を
含有することを特徴とする前記記載のハロゲン化銀写
真感光材料。
【0027】.前記感光性ハロゲン化銀乳剤層に該乳
剤層の極大感光波長に対し±50nm以内に極大吸収波長を
有する染料を含有することを特徴とする前記または
記載のハロゲン化銀写真感光材料。
【0028】.感光性ハロゲン化銀乳剤層と支持体と
の間に少なくとも1層の親水性コロイド層を設けたこと
を特徴とする前記乃至記載のハロゲン化銀写真感光
材料。 .前記乃至記載のハロゲン化銀写真感光材料をF
Mスクリーニング方式により画像形成することを特徴と
する画像形成方法。
【0029】以下に、本発明について詳細に説明する。
【0030】本発明において感光性ハロゲン化銀乳剤層
(以下、単に乳剤層ともいう)を含む側の親水性コロイ
ド層中に含有される染料は、親水性の染料であっても非
親水性の染料を固体分散させたものであってもよい。染
料を含有する層は、好ましくは感光性ハロゲン化銀乳剤
層および該乳剤層に隣接する層である。
【0031】これらの層に染料が添加されている場合、
その他の親水性コロイド層中に染料が存在しても良い。
また、セーフライト性向上等の目的で、乳剤層の極大感
光波長に対して±50nm以上離れた波長に極大吸収波長を
有する染料を含有してもよい。
【0032】本発明に用いられる乳剤層の極大感光波長
に対し±50nm以内に極大吸収波長を有する染料の添加量
は、好ましくは極大吸収波長での吸光度にして0.001〜
0.3であり、特に好ましくは0.005〜0.15である。
【0033】本発明は、特に単一波長のレーザー光で露
光されるスキャナーフィルムにおいてその効果を著しく
発揮するものであり、光源としてはアルゴンレーザー、
ヘリウムネオンレーザー、赤色半導体レーザー、赤外半
導体レーザー、ヘリウムカドミウムレーザー、赤色LE
D、その他青色〜赤色の各種レーザー等が挙げられる。
【0034】本発明の染料としては、乳剤層の極大感光
波長に対して±50nm以内に極大吸収波長を有するもので
あれば良く、該染料の吸収波長域が光源として使用され
る上記レーザー光の波長域に含まれている場合において
は、さらに好ましい結果を与える。
【0035】「乳剤層の極大感光波長に対して±50nm以
内に極大吸収波長を有する染料」において、極大感光波
長とは、本発明の感光材料にスペクトル光を当てた際に
最大感度を与える波長により定義される波長であり、ま
た、極大吸収波長とは添加する染料の分光吸収の値が最
大となる波長であり、バインダーに分散されてフィルム
になった状態での吸収波長で定義されるものである。ま
た±50nm以内に極大吸収波長を有さない場合、本発明に
見られる小点再現性向上の効果が殆ど見られない。
【0036】以下に、上記本発明の染料について詳細に
述べる。
【0037】本発明の染料の内、アルゴンレーザー用感
光材料として分光感光感度のλmaxを488nm付近に有する
場合に最適な染料の具体例を示すが、本発明はこれらに
限定されるものではない。
【0038】
【化1】
【0039】
【化2】
【0040】
【化3】
【0041】
【化4】
【0042】
【化5】
【0043】
【化6】
【0044】
【化7】
【0045】また、本発明の染料の内、ヘリウムネオン
レーザー用感光材料として分光感光感度のλmaxを633nm
付近に有する場合に最適な染料の具体例を示すが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
【0046】
【化8】
【0047】
【化9】
【0048】
【化10】
【0049】
【化11】
【0050】
【化12】
【0051】さらに、本発明の染料の内、赤色レーザー
ダイオード用感光材料として分光感光感度のλmaxを670
nm付近に有する場合に最適な染料の具体例を示すが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
【0052】
【化13】
【0053】本発明の染料の内、赤外半導体レーザー用
感光材料として分光感光感度のλmaxを780nm付近に有す
る場合に最適な染料の具体例を示すが、本発明はこれら
に限定されるものではない。
【0054】
【化14】
【0055】
【化15】
【0056】また、本発明においては乳剤層と支持体の
間に少なくとも1層の親水性コロイド層を設けることに
より、小点再現性に優れ、かつ網点の太りが少ない等の
特に好ましい効果が得られる。乳剤層と支持体の間に設
ける親水性コロイド層のバインダーとしては特にゼラチ
ンが好ましいがゼラチンの誘導体やその他の親水性高分
子であっても良い。バインダー量として好ましくは0.1
〜3.0g/m2であり、特に好ましくは0.2〜2.0g/m2
ある。
【0057】前記親水性コロイド層には塗布性向上のた
めの界面活性剤、拡散性や非拡散性の染料、硬膜剤、ポ
リマーラテックス、水溶性高分子、現像促進剤、現像抑
制剤、写真性有用基を放出するプレカーサー、コロイダ
ルシリカ等の固体微粒子、現像主薬等の写真感光材料に
一般的に用いられる種々の化合物等を含有してもよい。
【0058】また、本発明に用いられる支持体の表面に
は親水性コロイド層との接着性を向上するために下引き
層を設けるのが普通であるが、この層にも導電性化合
物、染料等の種々の添加物を含有してもよい。
【0059】本発明の感光材料はFMスクリーニング方
式による画像形成方法において特に優れた効果を発揮す
る。
【0060】FMスクリーニング方式とは微小な網点を
ランダム状に発生させ、従来の様に網点の大きさではな
く、点の数で濃淡を示す方法である。この原理は、R.L.
Hallows,Jr.R.J.Klench(1962)等に紹介されているが近
年に至って実用化され市場に普及しつつあり、ライノタ
イプヘル社のダイヤモンドスクリーン、アグファゲバル
ト社のクリスタルラスターまたFMスクリーニングに近
似したスクリーニング方法としては、サイテックス社の
フルトーンスクリーン等のソフトが発表されている。
【0061】この方法によれば従来のスクリーン方式で
みられたロゼッタパターンがなくなり、長さ1インチ当
たりの点の数が従来よりも少ない時でも従来と同等以上
の画質を得ることができる。しかしながら、この方式で
は網%で50%付近の点が露光量に対して面積変化率が極
めて大きくなるという問題がある。特に解像度を上げて
点を小さくしていくと、この現像は益々増幅されていく
ため事実上安定した画像形成が不可能であり画質向上の
障害となっていた。
【0062】本発明の感光材料は小点つきがよく、大点
がつぶれにくく、かつ網点面積の露光量依存性が小さい
ため高解像度のFMスクリーンの画像を安定して得るこ
とができるため、FMスクリーニング方式には極めて適
した感光材料である。
【0063】本発明の感光材料とFMスクリーニング方
式の組合わせにより、従来にない優れた画像形成方法を
提供することができる。
【0064】本発明においてヒドラジン誘導体は、支持
体に対しハロゲン化銀乳剤層を含有する側に存在する任
意の親水性コロイド層の少なくとも1層中に含有されれ
ばよく、異なる2つ以上の層に含有されていてもよい。
特に好ましくは、ハロゲン化銀乳剤層及び/又は該ハロ
ゲン化銀乳剤層に隣接する親水性コロイド層のうちの少
なくとも1層に含有されればよい。
【0065】本発明に用いられるヒドラジン誘導体とし
ては下記一般式〔H〕で表される化合物が好ましい。
【0066】
【化16】
【0067】一般式〔H〕について以下詳しく説明す
る。
【0068】式中、Aで表される脂肪族基は好ましくは
炭素数1〜30のものであり、特に炭素数1〜20の直鎖、
分岐又は環状のアルキル基である。例えばメチル基、エ
チル基、t-ブチル基、オクチル基、シクロヘキシル基、
ベンジル基等が挙げられ、これらはさらに適当な置換基
(例えばアリール基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、アルキルチオ基、アリールチオ基、スルホキシ基、
スルホンアミド基、アシルアミノ基、ウレイド基等)で
置換されてもよい。
【0069】一般式〔H〕においてAで表される芳香族
基は、単環又は縮合環のアリール基が好ましく、例えば
ベンゼン環又はナフタレン環等が挙げられる。
【0070】一般式〔H〕においてAで表されるヘテロ
環基としては、単環又は縮合環の少なくとも窒素、硫
黄、酸素から選ばれる一つのヘテロ原子を含むヘテロ環
が好ましく、例えばピロリジン環、イミダゾール環、テ
トラヒドロフラン環、モルホリン環、ピリジン環、ピリ
ミジン環、キノリン環、チアゾール環、ベンゾチアゾー
ル環、チオフェン環、フラン環等が挙げられる。
【0071】Aとして特に好ましいものは、アリール基
及びヘテロ環基である。
【0072】Aのアリール基及びヘテロ環基は、置換基
を持っていてもよい。代表的な置換基としてはアルキル
基(好ましくは炭素数1〜20のもの)、アラルキル基
(好ましくはアルキル部分の炭素数が1〜3の単環又は
縮合環のもの)、アルコキシ基(好ましくはアルキル部
分の炭素数が1〜20のもの)、置換アミノ基(好ましく
は炭素数1〜20のアルキル基又はアルキリデン基で置換
されたアミノ基)、アシルアミノ基(好ましくは炭素数
1〜40のもの)、スルホンアミド基(好ましくは炭素数
1〜40のもの)、ウレイド基(好ましくは炭素数1〜40
のもの)、ヒドラジノカルボニルアミノ基(好ましくは
炭素数1〜40のもの)、ヒドロキシル基、ホスホアミド
基(好ましくは炭素数1〜40のもの)等がある。
【0073】又、Aは耐拡散基又はハロゲン化銀吸着促
進基を少なくとも一つ含むことが好ましい。耐拡散基と
してはカプラーなどの不動性写真用添加剤にて常用され
るバラスト基が好ましく、バラスト基としては炭素数8
以上の写真性に対して比較的不活性である、例えばアル
キル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、
置換フェニル基、置換フェノキシ基、アルキルフェノキ
シ基等が挙げられる。
【0074】ハロゲン化銀吸着促進基としては、チオ尿
素、チオウレタン基、メルカプト基、チオエーテル基、
チオン基、複素環基、チオアミド複素環基、メルカプト
複素環基、或いは特開昭64-90439号に記載の吸着基等が
挙げられる。
【0075】Bは具体的にはアシル基(例えばホルミ
ル、アセチル、プロピオニル、トリフルオロアセチル、
メトキシアセチル、フェノキシアセチル、メチルチオア
セチル、クロロアセチル、ベンゾイル、2-ヒドロキシメ
チルベンゾイル、4-クロロベンゾイル等)、アルキルス
ルホニル基(例えばメタンスルホニル、2-クロロエタン
スルホニル等)、アリールスルホニル基(例えばベンゼ
ンスルホニル等)、アルキルスルフィニル基(例えばメ
タンスルフィニル等)、アリールスルフィニル基(ベン
ゼンスルフィニル等)、カルバモイル基(例えばメチル
カルバモイル、フェニルカルバモイル等)、アルコキシ
カルボニル基(例えばメトキシカルボニル、メトキシエ
トキシカルボニル等)、アリールオキシカルボニル基
(例えばフェノキシカルボニル等)、スルファモイル基
(例えばジメチルスルファモイル等)、スルフィナモイ
ル基(例えばメチルスルフィナモイル等)、アルコキシ
スルホニル基(例えばメトキシスルホニル等)、チオア
シル基(例えばメチルチオカルボニル等)、チオカルバ
モイル基(例えばメチルチオカルバモイル等)、オキザ
リル基、又はヘテロ環基(例えばピリジン環、ピリジニ
ウム環等)を表す。
【0076】一般式〔H〕のBはA2及びそれらが結合
する窒素原子とともに
【0077】
【化17】
【0078】を形成してもよい。
【0079】R9はアルキル基、アリール基又はヘテロ
環基を表し、R10は水素原子、アルキル基、アリール基
又はヘテロ環基を表す。
【0080】Bとしては、アシル基又はオキザリル基が
特に好ましい。
【0081】A1,A2は、ともに水素原子、又は一方が
水素原子で他方はアシル基(アセチル、トリフルオロア
セチル、ベンゾイル等)、スルホニル基(メタンスルホ
ニル、トルエンスルホニル等)、又はオキザリル基(エ
トキザリル等)を表す。
【0082】本発明で用いるヒドラジン化合物のうち特
に好ましいものは下記一般式〔Ha〕で表される化合物
である。
【0083】
【化18】
【0084】式中、R4はアリール基又はヘテロ環基を
表し、R5
【0085】
【化19】
【0086】を表す。
【0087】R6,R7はそれぞれ水素原子、アルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロ
環基、アミノ基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アル
ケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ
基、又はヘテロ環オキシ基を表し、R6とR7でN原子と
ともに環を形成してもよい。R8は水素原子、アルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、又はヘ
テロ環基を表す。A1及びA2は一般式〔H〕のA1及び
2とそれぞれ同義の基を表す。
【0088】一般式〔Ha〕について更に詳しく説明す
る。
【0089】R4で表されるアリール基としては、単環
又は縮合環のものが好ましく、例えばベンゼン環又はナ
フタレン環等が挙げられる。
【0090】R4で表されるヘテロ環基としては、単環
又は縮合環の少なくとも窒素、硫黄、酸素から選ばれる
一つのヘテロ原子を含む5又は6員の不飽和ヘテロ環が
好ましく、例えばピリジン環、キノリン環、ピリミジン
環、チオフェン環、フラン環、チアゾール環又はベンゾ
チアゾール環等が挙げられる。
【0091】R4として好ましいものは、置換又は無置
換のアリール基である。この置換基としては一般式
〔H〕のAの置換基と同義のものが挙げられるが、pH1
1.2以下の現像液で硬調化する場合はスルホアミド基を
少なくとも一つ有することが好ましい。
【0092】A1及びA2は、一般式〔H〕のA1及びA2
と同義の基を表すが、ともに水素原子であることが最も
好ましい。
【0093】R5
【0094】
【化20】
【0095】を表し、ここでR6及びR7は、それぞれ水
素原子、アルキル基(メチル、エチル、ベンジル等)、
アルケニル基(アリル、ブテニル等)、アルキニル基
(プロパルギル、ブチニル等)、アリール基(フェニ
ル、ナフチル等)、ヘテロ環基(2,2,6,6-テトラメチル
ピペリジニル、N-ベンジルピペリジニル、キノリジニ
ル、N,N-ジエチルピラゾリジニル、N-ベンジルピロリジ
ニル、ピリジル等)、アミノ基(アミノ、メチルアミ
ノ、ジメチルアミノ、ジベンジルアミノ等)、ヒドロキ
シル基、アルコキシ基(メトキシ、エトキシ等)、アル
ケニルオキシ基(アリルオキシ等)、アルキニルオキシ
基(プロパルギルオキシ等)、アリールオキシ基(フェ
ノキシ等)、又はヘテロ環オキシ基(ピリジルオキシ
等)を表し、R6とR7で窒素原子とともに環(ピペリジ
ン、モルホリン等)を形成してもよい。R8は水素原
子、アルキル基(メチル、エチル、メトキシエチル、ヒ
ドロキシエチル等)、アルケニル基(アリル、ブテニル
等)、アルキニル基(プロパルギル、ブチニル等)、ア
リール基(フェニル、ナフチル等)、ヘテロ環基(2,2,
6,6-テトラメチルピペリジニル、N-メチルピペリジニ
ル、ピリジル等)を表す。
【0096】一般式〔H〕及び〔Ha〕で示される化合
物の具体例を以下に示す。但し、本発明はこれらに限定
されるものではない。
【0097】
【化21】
【0098】
【化22】
【0099】
【化23】
【0100】
【化24】
【0101】
【化25】
【0102】
【化26】
【0103】
【化27】
【0104】
【化28】
【0105】本発明に用いられる一般式〔H〕で表され
る化合物の合成法は、特開昭62-180361号、同62-178246
号、同63-234245号、同63-234246号、同64-90439号、特
開平2-37号、同2-841号、同2-947号、同2-120736号、同
2-230233号、同3-125134号、米国特許4,686,167号、同
4,988,604号、同4,994,365号、ヨーロッパ特許253,665
号、同333,435号等に記載されている方法を参考にする
ことができる。
【0106】本発明の一般式〔H〕で表される化合物の
使用量は、ハロゲン化銀1モル当たり5×10-7〜5×10
-1モルであることが好ましく、特に5×10-6〜5×10-2
モルの範囲とすることが好ましい。
【0107】本発明において、一般式〔H〕で表される
化合物を写真感光材料中に含有させるときには、ハロゲ
ン化銀乳剤層及び/又は該ハロゲン化銀乳剤層に隣接す
る親水性コロイド層のうちの少なくとも1層に含有され
ればよい。
【0108】次に本発明に用いられる造核促進剤として
は下記一般式〔Na〕又は〔Nb〕に示すものが挙げら
れる。
【0109】
【化29】
【0110】一般式〔Na〕において、R1、R2、R3
は水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アルケニル
基、置換アルケニル基、アルキニル基、アリール基、置
換アリール基を表す。R1、R2、R3で環を形成するこ
とができる。特に好ましくは脂肪族の3級アミン化合物
である。これらの化合物は分子中に耐拡散性基又はハロ
ゲン化銀吸着基を有するものが好ましい。耐拡散性を有
するためには分子量100以上の化合物が好ましく、さら
に好ましくは分子量300以上である。又、好ましい吸着
基としては複素環、メルカプト基、チオエーテル基、チ
オン基、チオウレア基などが挙げられる。
【0111】具体的化合物としては以下に示すものが挙
げられる。
【0112】
【化30】
【0113】
【化31】
【0114】
【化32】
【0115】
【化33】
【0116】一般式〔Nb〕において、Arは置換又は
無置換のアリール基、複素芳香環を表す。Rは置換され
ていてもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、アリール基を表す。これらの化合物は分子内に耐拡
散性基又はハロゲン化銀吸着基を有するものが好まし
い。好ましい耐拡散基を持たせるためには分子量120以
上が好ましく、特に好ましくは300以上である。
【0117】具体的化合物としては以下に示すものが挙
げられる。
【0118】
【化34】
【0119】
【化35】
【0120】本発明の感光材料は、支持体上に少なくと
も1層の導電性層を設けることが好ましい。導電性層を
形成する代表的な方法としては、水溶性導電性ポリマ
ー、疎水性ポリマー、硬化剤を用いて形成する方法と金
属酸化物を用いて形成する方法がある。これらの方法に
ついては例えば特開平3-265842号第5頁右下欄1行目〜
第15頁左上欄6行目記載の方法を用いることができる。
【0121】本発明に使用されるハロゲン化銀乳剤(以
下ハロゲン化銀乳剤乃至単に乳剤などと称する。)に
は、ハロゲン化銀として例えば臭化銀、沃臭化銀、沃塩
化銀、塩臭化銀、及び塩化銀等の通常のハロゲン化銀乳
剤に使用される任意のものを用いることができるが、好
ましくは、塩臭化銀、臭化銀又は4モル%以下の沃化銀
を含む沃臭化銀又は塩沃臭化銀である。
【0122】また(粒径の標準偏差)/(粒径の平均値)
×100で表される変動係数15%以下である単分散粒子が
好ましい。
【0123】本発明に使用されるハロゲン化銀乳剤には
当業界公知の各種技術、添加剤等を用いることができ
る。例えば、本発明で用いるハロゲン化銀乳剤及びバッ
キング層には、各種の化学増感剤、色調剤、硬膜剤、界
面活性剤、増粘剤、可塑剤、スベリ剤、現像抑制剤、紫
外線吸収剤、イラジェーション防止剤染料、重金属、マ
ット剤等を各種の方法で更に含有させることができる。
又、本発明に使用されるハロゲン化銀乳剤及びバッキン
グ層中にはポリマーラテックスを含有させることができ
る。
【0124】これらの添加剤は、より詳しくは、リサー
チディスクロージャ第176巻Item/7643(1978年12月)お
よび同187巻Item/8716(1979年11月)に記載されてお
り、その該当個所を下記にまとめて示した。
【0125】 添加剤種類 RD/7643 RD/8716 1.化学増感剤 23頁 648頁右欄 2.感度上昇剤 同上 3.分光増感剤 23〜24頁 648頁右欄〜 強色増感剤 649頁右欄 4.増白剤 24頁 5.かぶり防止剤および安定剤 24〜25頁 649頁右欄 6.光吸収剤、フイルター染料 25〜26頁 649頁右欄〜 紫外線吸収剤 650頁左欄 7.ステイン防止剤 25頁右欄 650頁左〜右欄 8.色素画像安定剤 25頁 9.硬膜剤 26頁 651頁左欄 10.バインダー 26頁 同上 11.可塑剤、潤滑剤 27頁 650頁右欄 12.塗布助剤、表面活性剤 26〜27頁 同上 13.スタチック防止剤 27頁 同上 本発明の感光材料に用いることができる支持体として
は、酢酸セルロース、硝酸セルロース、ポリエチレンテ
レフタレートのようなポリエステル、ポリエチレンのよ
うなポリオレフィン、ポリスチレン、バライタ紙、ポリ
オレフィンを塗布した紙、ガラス、金属等を挙げること
ができる。これらの支持体は必要に応じて下地加工が施
される。
【0126】本発明の感光材料は露光後種々の方法、例
えば通常用いられる方法により現像処理することができ
る。
【0127】本発明において用いることのできる現像主
薬としては、ジヒドロキシベンゼン類(例えばハイドロ
キノン、クロルハイドロキノン、ブロムハイドロキノ
ン、2,3-ジクロロハイドロキノン、メチルハイドロキノ
ン、イソプロピルハイドロキノン、2,5-ジメチルハイド
ロキノン等)、3-ピラゾリドン類(例えば1-フェニル-3
-ピラゾリドン、1-フェニル-4-メチル-3-ピラゾリド
ン、1-フェニル-4,4-ジメチル-3-ピラゾリドン、1-フェ
ニル-4-エチル-3-ピラゾリドン、1-フェニル-5-メチル-
3-ピラゾリドン等)、アミノフェノール類(例えばo-ア
ミノフェノール、p-アミノフェノール、N-メチル-o-ア
ミノフェノール、N-メチル-p-アミノフェノール、2,4-
ジアミノフェノール等)、ピロガロール、アスコルビン
酸、1-アリール-3-ピラゾリン類(例えば1-(p-ヒドロキ
シフェニル)-3-アミノピラゾリン、1-(p-メチルアミノ
フェニル)-3-アミノピラゾリン、1-(p-アミノフェニル)
-3-アミノピラゾリン、1-(p-アミノ-N-メチルフェニル)
-3-アミノピラゾリン等)等を、単独もしくは組み合わ
せて使用することができるが、3-ピラゾリドン類とジヒ
ドロキシベンゼン類との組合せ、又はアミノフェノール
類とジヒドロキシベンゼン類との組合せで使用すること
が好ましい。現像主薬は、通常0.01〜1.4モル/リット
ルの量で用いられるのが好ましい。
【0128】本発明においては、銀スラッジ防止剤とし
て特公昭62-4702号、特開平3-51844号、同4-26838号、
同4-362942号、同1-319031号等、更に好ましくは次の一
般式〔Pa〕又は〔Pb〕で表される化合物等を用いる
ことができる。
【0129】
【化36】
【0130】式中、R11、R12は水素原子、アルキル
基、アリール基、アラルキル基、ヒドロキシ基、メルカ
プト基、カルボキシ基、スルホ基、ホスホノ基、アミノ
基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、アルコキシカ
ルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイ
ル基、スルファモイル基、アルコキシ基等を表す。また
11、R12が連結して環構造を形成しても良い。
【0131】又一般式〔Pb〕のM1、M2は水素原子、
Na、K、NH4を表し、X1は水素原子又はハロゲン原子を
表す。
【0132】以下に一般式〔Pa〕及び〔Pb〕で示さ
れる化合物の代表例を示す。
【0133】
【化37】
【0134】
【化38】
【0135】
【化39】
【0136】本発明において保恒剤として用いる亜硫酸
塩、メタ重亜硫酸塩としては、亜硫酸ナトリウム、亜硫
酸カリウム、亜硫酸アンモニウム、メタ重亜硫酸ナトリ
ウム等がある。亜硫酸塩は0.25モル/リットル以上が好
ましい。特に好ましくは0.4モル/リットル以上であ
る。
【0137】本発明に用いる現像液には、その他必要に
よりアルカリ剤(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等)、pH緩衝剤(例えば炭酸塩、燐酸塩、硼酸塩、硼
酸、酢酸、枸櫞酸、アルカノールアミン等)、溶解助剤
(例えばポリエチレングリコール類、それらのエステ
ル、アルカノールアミン等)、増感剤(例えばポリオキ
シエチレン類を含む非イオン界面活性剤、四級アンモニ
ウム化合物等)、界面活性剤、消泡剤、カブリ防止剤
(例えば臭化カリウム、臭化ナトリウムの如きハロゲン
化物、ニトロベンズインダゾール、ニトロベンズイミダ
ゾール、ベンゾトリアゾール、ベンゾチアゾール、テト
ラゾール類、チアゾール類等)、キレート化剤(例えば
エチレンジアミン四酢酸又はそのアルカリ金属塩、ニト
リロ三酢酸塩、ポリ燐酸塩等)、現像促進剤(例えば米
国特許2,304,025号、特公昭47-45541号に記載の化合物
等)、硬膜剤(例えばグルタルアルデヒド又は、その重
亜硫酸塩付加物等)、あるいは消泡剤等を添加すること
ができる。本発明に用いる現像液のpHは9.5〜12.0に調
整されることが好ましい。
【0138】本発明の化合物は現像処理の特殊な形式と
して、現像主薬を感光材料中、例えば乳剤層中に含み、
感光材料をアルカリ水溶液中で処理して現像を行わせる
アクチベータ処理液に用いてもよい。この様な現像処理
は、チオシアン酸塩による銀塩安定化処理と組み合わせ
て、感光材料の迅速処理の方法の一つとして利用される
ことが多く、その様な処理液に適用も可能である。この
様な迅速処理の場合、本発明の効果が特に大きい。
【0139】本発明に用いる定着液としては一般に用い
られる組成のものを用いることができる。定着液は一般
に定着剤とその他から成る水溶液であり、pHは通常3.8
〜5.8である。定着剤としては、チオ硫酸ナトリウム、
チオ硫酸カリウム、チオ硫酸アンモニウム等のチオ硫酸
塩、チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム、
チオシアン酸アンモニウム等のチオシアン酸塩の他、可
溶性安定銀錯塩を生成し得る有機硫黄化合物で定着剤と
して知られているものを用いることができる。
【0140】上記定着液には、硬膜剤として作用する水
溶性アルミニウム塩、例えば塩化アルミニウム、硫酸ア
ルミニウム、カリ明礬などを加えることができる。
【0141】又、定着液には、所望により、保恒剤(例
えば亜硫酸塩、重亜硫酸塩)、pH緩衡剤(例えば酢
酸)、pH調整剤(例えば硫酸)、硬水軟化能のあるキ
レート剤等の化合物を含むことができる。
【0142】本発明に用いる現像液は、固定成分の混合
物でも、グリコールやアミンを含む有機性水溶液でも、
粘度の高い半練り状態の粘稠液体でもよい。又、使用時
に希釈して用いてもよいし、あるいはそのまま用いても
よい。
【0143】本発明における現像処理に際しては、現像
温度を20〜30℃の通常の温度範囲に設定することもでき
るし、30〜40℃の高温処理の範囲に設定することもでき
る。
【0144】本発明は現像時間短縮の要望から自動現像
機を用いて処理する時にフィルム先端が自動現像機に挿
入され、乾燥ゾーンから出て来るまでの全処理時間(Dr
y toDry)が20〜120秒であることが好ましい。ここでい
う全処理時間とは、感光材料を処理するのに必要な全工
程時間を含み、具体的には処理に必要な、例えば現像、
定着、漂白、水洗、安定化処理、乾燥等の工程の時間を
全て含んだ時間、つまりDry to Dryの時間である。全処
理時間が20秒未満では減感、軟調化等で満足な写真性能
が得られない。更に好ましくは全処理時間(Dry to Dr
y)が30〜120秒である。
【0145】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0146】実施例1 (本発明のハロゲン化銀乳剤Aの調製)同時混合法を用
いて塩化銀70モル%、沃化銀0.2モル%、残りは臭化銀
からなる塩沃臭化銀乳剤を調製した。同時混合時にK3
RhBr6を銀1モル当たり8.1×10-8モル添加した。得ら
れた乳剤は平均粒径0.20μmの立方体、単分散粒子(変
動係数9%)の乳剤であった。ついで乳剤を特開平2-28
0139号に記載の変性ゼラチン(ゼラチン中のアミノ基を
フェニルカルバミルで置換したもので例えば特開平2-28
0139号の例示G-8)で脱塩した。脱塩後のEAgは50℃
で190mvであった。
【0147】得られた乳剤をpH5.58、EAg123mvに調
整してから温度60℃にして塩化金酸を銀1モル当たり2.
2×10-5モル添加し2分間撹拌後、S8を銀1モル当たり
2.9×10-6モル添加し、さらに78分間の化学熟成を行っ
た。熟成終了時に銀1モル当たり4-ヒドロキシ-6-メチ
ル−1,3,3a,7-テトラザインデンを7.5×10-3モル、1-フ
ェニル-5-メルカプトテトラゾールを3.5×10-4モル及び
ゼラチンを28.4g添加して、ハロゲン化銀乳剤Aとし
た。
【0148】(本発明のハロゲン化銀写真感光材料の調
製)特開平3-92175号の実施例1に記載の帯電防止加工
を行った厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルムの一方の下塗り層上に、上記で調製したハロゲン化
銀乳剤Aを含有した下記の処方1のハロゲン化銀乳剤を
銀量が3.3g/m2、ゼラチン量が2.6g/m2になるよう塗
布した。さらにその上層に保護層として下記処方2の塗
布液をゼラチン量が1g/m2になるよう塗布した。又反
対側の下塗り層上には下記処方3のバッキング層をゼラ
チン量が2.7g/m2になるよう塗布し、さらにその上層
に下記の処方4の保護層をゼラチンが1g/m2になるよ
う塗布し、表1に示す6種の試料(No.I−1〜6)を
作成した。
【0149】処方1(ハロゲン化銀乳剤層組成)
【0150】
【化40】
【0151】
【化41】
【0152】 ハロゲン化銀乳剤A 3.3g/m2 S-1(ソディウム-イソ-アミル-n-デシルスルホサクシネート) 0.64mg/m2 2-メルカプト-6-ヒドロキシプリン 1.7g/m2 EDTA 50mg/m2 処方2(乳剤保護層組成) S-1 12mg/m2 マット剤:平均粒径3.5μmの単分散シリカ 22mg/m2 1,3-ビニルスルホニル-2-プロパノール 40mg/m2
【0153】
【化42】
【0154】 高分子硬膜剤 10mg/m2 処方3(バッキング層組成) サポニン 133mg/m2 S-1 6mg/m2 コロイドシリカ 100mg/m2
【0155】
【化43】
【0156】 処方4(バッキング保護層組成) マット剤:平均粒径5.0μmの単分散ポリメチルメタクリレート 50mg/m2 ソディウム-ジ-(2-エチルヘキシル)-スルホサクシネート 10mg/m2 得られた試料(No.I−1〜6)をArレーザー(488nm)を
搭載したスキャナーDC-381T(ライノタイプ-ヘル社製)を
用いて、400線/インチの線数で5%の小点、50%の中
点、ベタを出力する様設定し、光量を変化させながら露
光した。得られた露光済み試料を下記組成の現像液およ
び定着液を用いて迅速処理用自動現像機(GR−26S
R,コニカ(株)製)にて下記条件で処理した。尚、露光
量はベタ部の濃度が5.0を与える露光量とした。
【0157】(現像処理条件) (工程) (温度) (時間) 現像 35℃ 30秒 定着 33℃ 20秒 水洗 常温 20秒 乾燥 40℃ 40秒 (現像液処方) 亜硫酸ナトリウム 55g/リットル 炭酸カリウム 40g/リットル ハイドロキノン 24g/リットル 4-メチル-4-ヒドロキシメチル-1-フェニル -3-ヒドラゾリドン(ジメゾンS) 0.9g/リットル 臭化カリウム 5g/リットル 5-メチル-ベンゾトリアゾール 0.13g/リットル ほう酸 2.2g/リットル ジエチレングリコール 40g/リットル 例示P−1 60mg/リットル 水と水酸化カリウムを加えて1リットル/pH10.5にす
る。
【0158】 (定着液処方) チオ硫酸アンモニウム(72.5%W/V水溶液) 240ml 亜硫酸ナトリウム 17g 酢酸ナトリウム・3水塩 6.5g 硼酸 6.0g クエン酸ナトリウム・2水塩 2.0g 純水(イオン交換水) 17ml 硫酸(50%W/Vの水溶液) 4.7g 硫酸アルミニウム(Al2O3換算含量が8.1%W/Vの水溶液) 26.5g 定着液の使用時に水500ml中に上記組成を順に溶かし、
1リットルに仕上げて用いた。この定着液のpHは酢酸
で4.8に調整した。
【0159】得られた現像済み試料についてX−Rite36
1Tで網%を測定した。また、中点の代用として30μmの
大きさの網点について露光量を変化させベタ濃度が5.0
を与える露光量での網%とその露光量からの±25%の露
光量を変化させた時に網%がどれだけ変化するかを測定
した。
【0160】また、ベタ濃度が5.0を与える光量で現像
済み試料を原稿としてコニカ(株)製密着反転フィルムR
CLを用いて明室プリンター(大日本スクリーン P-62
7FM)で反転させ下記の組成の現像液および定着液を用
いて、自動現像機(GR-27,コニカ(株)製)にて下記条件
で処理した。
【0161】同様にX−Rite361Tで網%を測定した。
【0162】(現像処理条件) (工程) (温度) (時間) 現像 28℃ 30秒 定着 28℃ 20秒 水洗 25℃ 20秒 乾燥 40℃ 30秒 (現像液処方) (組成A) 純粋(イオン交換水) 150ml エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 2g ジエチレングリコール 50g 亜硫酸カリウム(55%W/Vの水溶液) 100ml 炭酸カリウム 50g ハイドロキノン 15g 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 30mg 水酸化カリウム、使用液のpHを10.4にする量 臭化カリウム 4.5g (組成B) 純粋(イオン交換水) 3ml エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 25mg ジエチレングリコール 50g 酢酸(90%水溶液) 0.3ml 1-フェニル-3-ピラゾリドン 700mg 現像液の使用時に水500ml中に上記(組成A)、(組成
B)の順に溶かし、1リットルに仕上げて用いた。
【0163】 (定着液処方) (組成A) チオ硫酸アンモニウム(72.5%W/V水溶液) 240ml 亜硫酸ナトリウム 17g 酢酸ナトリウム・3水塩 6.5g 硼酸 6.0g クエン酸ナトリウム・2水塩 2.0g 酢酸(90%水溶液) 13.6ml (組成B) 純粋(イオン交換水) 17ml 硫酸(50%W/Vの水溶液) 4.7g 硫酸アルミニウム(Al2O3換算含量が8.1%W/Vの水溶液) 26.5g 定着液の使用時に水500ml中に上記(組成A)、(組成
B)の順に溶かし、1リットルに仕上げて用いた。この
定着液のpHは約4.3であった。
【0164】〔小点網%の評価方法、評価基準〕ベタ濃
度が5.0を与える露光量における小点(目標5%)のでき
上がりの網%。5%に近い程よい。
【0165】〔中点網%の評価方法、評価基準〕べた濃
度が5.0を与える露光量における中点(目標50%)のでき
上がりの網%。50%に近い程よい。
【0166】〔露光量依存性の評価方法、評価基準〕理
論的に50%となるべき網点(中点)が実際に50%の網点を
与える露光量を求め、そこから露光量をそれぞれ±25%
ずつ変化させて網点(中点)を出力させた時の各網%の値
Da、Dbとし、Da−Dbを適性光量付近での網%の露光
量依存性として評価した。
【0167】〔明室反転網%の評価方法、評価基準〕明
室反転によって得られた網点において、原稿の小点に対
応するネガ像の網%。95%に近い程よい。
【0168】〔点質の評価方法、評価基準〕表中の点質
の評価は100倍のルーぺを使用して評価した。最高ラン
クを5とし、点質に応じて4,3,2,1とランクを下
げて評価した。ランク3未満は実用上好ましくないレベ
ルである。露光波長をArレーザー光(波長488nm)に合
わせて行った結果を表1に示す。
【0169】
【表1】
【0170】表1から明らかな様に本発明の感光材料
は、小点網%、中点網%、明室反転網%がいづれも適正
値を示し、又、露光量の依存性も少なく、点質も良好で
あることがわかる。
【0171】その結果、キレが良く、かつ高精細印刷に
おける小点再現性の良い良好な写真性能を得ることがで
きる。
【0172】実施例2 実施例1で使用した増感色素と染料を各々以下のものに
変えて試料(No.II−1〜II−6)を作製し、ヘリウム
ネオンレーザー光(波長633nm)を搭載したスキャナーS
G-747(大日本スクリーン製造社製)を用いて700線/イン
チの線数で露光した以外は実施例1と同様にして実験お
よびその評価を行った。結果を表2に示す。
【0173】使用した増感色素と染料
【0174】
【化44】
【0175】
【表2】
【0176】表2から明らかな様に、増感色素と染料を
上記の様に変え、さらに露光波長をヘリウムネオンレー
ザー光に変換しても本発明の感光材料は、実施例1同
様、小点網%、中点網%、明室反転網%のいづれも良好
な値を示し、又露光量依存性も少なく、その上点質も実
用上好ましいことがわかる。その結果、キレが良く、か
つ高精細印刷における小点再現性の良い良好な写真性能
を得ることができる。
【0177】実施例3 実施例2と同様の増感色素と染料を用いて試料(No.III
−1〜III−6)を作製し、LD光(波長670nm)を搭載
したイメージセッターHurkulesを用いて305線/インチ
(2540dpi)の線数で露光した以外は実施例2と同様の実
験およびその評価を行った。
【0178】結果を表3に示す。
【0179】
【表3】
【0180】表3から明らかな様に、露光波長をLD光
に変換しても本発明の感光材料は、小点網%、中点網
%、明室反転網%のいづれも良好な値を示し、又露光量
依存性も少なく、その上点質も実用上好ましいことがわ
かる。その結果、キレが良く、かつ高精細印刷における
小点再現性の良い良好な写真性能を得ることができる。
【0181】実施例4 実施例1で使用した増感色素と染料を各々以下のものに
変えて試料(No.IV−1〜IV−6)を作製し、IR光
(波長780nm)を搭載したレコーダーMT-R1120(大日本ス
クリーン製造社製)を用いて、露光した以外は実施例1
と同様に実験およびその評価を行った。結果を表4に示
す。
【0182】使用した増感色素と染料
【0183】
【化45】
【0184】
【表4】
【0185】表4から明らかな様に、増感色素と染料を
上記の様に変え、さらに露光波長をIR光に変換しても
本発明の感光材料は、小点網%、中点網%、明室反転網
%のいづれも良好な値を示し、又露光量依存性も少な
く、その上点質も実用上好ましいことがわかる。その結
果、キレが良く、かつ高精細印刷における小点再現性の
良い良好な写真性能を得ることができる。
【0186】実施例5 実施例1〜4で使用された試料No.I−3,II−3,III
−3,IV−3の各試料において、乳剤層と支持体との間
に、界面活性剤とゼラチン(各々0.5g/m2、1.0g/
m2、2.0g/m2)を共に塗布した試料を各々試料No.I−
3(〜),II−3(〜),III−3(〜
),IV−3(〜)とする。
【0187】各試料と各実施例で使用した光源を用いて
同様の実験を行い、その結果を表5に示す。
【0188】
【表5】
【0189】表5から明らかな様に、支持体と乳剤層と
の間に親水性コロイド層を設けることにより小点網%の
再現性が5%に近づき、中点網%の再現性が50%に近づ
くなど好ましい結果を示していることがわかる。
【0190】実施例6 実施例2で用いた試料(No.II−1〜II−6)および実
施例5で用いた試料No.II−3(〜)を用いてFM
スクリーニングの実写を行った。露光はアグファゲバル
ト社のイメージセッターSelect Set5000を用いて解像度
3600dpi(Dot Perinch)で出力を行った。マッキントッ
シュのコンピューターを用いて、テストパターンにより
50%の網点を出力し、露光量を変化させて50%の網点を
与える光量±25%での網%の変化をみた。結果を表6に
示す。
【0191】
【表6】
【0192】表6から明らかなように、本発明の感光材
料はFMスクリーニング方式において露光量依存性の小
さい安定な画像形成方法を提供することができる。
【0193】
【発明の効果】本発明により、キレが良く、かつ高精細
印刷における小点再現性の優れた感光材料および小点再
現性に優れ、かつ網点の太りの少ないスキャナー感光材
料の提供、さらにはその画像形成方法を提供することが
できた。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 1/00 Z 5/00 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロ
    ゲン化銀乳剤層を有し、かつ該乳剤層を含む側の少なく
    とも1層の親水性コロイド層に該乳剤層の極大感光波長
    に対し±50nm以内に極大吸収波長を有する染料を含有す
    ることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
  2. 【請求項2】 前記親水性コロイド層にヒドラジン誘導
    体または増核促進剤から選択される少なくとも1種を含
    有することを特徴とする請求項1記載のハロゲン化銀写
    真感光材料。
  3. 【請求項3】 前記感光性ハロゲン化銀乳剤層に該乳剤
    層の極大感光波長に対し±50nm以内に極大吸収波長を有
    する染料を含有することを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のハロゲン化銀写真感光材料。
  4. 【請求項4】 感光性ハロゲン化銀乳剤層と支持体との
    間に少なくとも1層の親水性コロイド層を設けたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3記載のハロゲン化銀写
    真感光材料。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4記載のハロゲン化
    銀写真感光材料をFMスクリーニング方式により画像形
    成することを特徴とする画像形成方法。
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