JPH07288925A - 入力保護回路 - Google Patents

入力保護回路

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JPH07288925A
JPH07288925A JP10054894A JP10054894A JPH07288925A JP H07288925 A JPH07288925 A JP H07288925A JP 10054894 A JP10054894 A JP 10054894A JP 10054894 A JP10054894 A JP 10054894A JP H07288925 A JPH07288925 A JP H07288925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collector
bipolar transistor
voltage
pad
npn bipolar
Prior art date
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Pending
Application number
JP10054894A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukari Izumi
ゆかり 泉
Hiroshi Numata
博 沼田
Shozo Mitarai
省三 御手洗
Kunitaka Iwasaki
晋貴 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH07288925A publication Critical patent/JPH07288925A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源の投入または非投入に拘らず入/出力端
子を高インピーダンスに維持し、且つ静電気等による破
壊から内部回路を保護する。 【構成】 NPNバイポーラトランジスタ14のコレク
タ15がパッド11に接続されており、エミッタ16が
接地されており、ベース17が抵抗素子18を介して接
地されている。パッド11が所定値以下の電圧では、コ
レクタ接合等が逆方向バイアスされ、コレクタ接合等か
ら成るダイオードは導通しない。所定値を超える電圧で
は、コレクタ15からベース17へ逆方向電流が流れ、
エミッタ接合が順方向バイアスされ、NPNバイポーラ
トランジスタ14が導通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、半導体集積回路装
置等の入/出力端子と内部回路との間に設けられている
入力保護回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置等の入/出力端子に
は内部回路の耐圧を超える過大な電圧が静電気等によっ
て印加される場合があり、この過大な電圧がそのまま内
部回路に印加されると、内部回路が破壊される。そこ
で、入/出力端子と内部回路との間に入力保護回路を設
け、過大な電圧が入/出力端子に印加されると、入/出
力端子から入力保護回路へ電流を流して、内部回路には
過大な電圧が印加されない様にしている。
【0003】図6は、半導体集積回路装置における入力
保護回路の一従来例を示している。この一従来例では、
入/出力端子としてのパッド11と内部回路12との間
にダイオード13の例えばP型領域側が接続されてお
り、N型領域側に電源電圧VCCが印加されている。
【0004】このため、電源電圧VCC以下の電圧がパッ
ド11に印加されても、ダイオード13が導通しなくて
パッド11は高インピーダンスを維持しているが、電源
電圧VCCを超える電圧がパッド11に印加されると、ダ
イオード13が導通してパッド11は低インピーダンス
になる。従って、電源電圧VCCを超える電圧が内部回路
12に印加されることがなくて、内部回路12が保護さ
れる。つまり、ダイオード13は正の保護ダイオードに
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示した
一従来例では、電源電圧VCC以下の電圧であっても、電
源の非投入状態つまり図6においてVCC=0の状態でパ
ッド11に印加されると、ダイオード13が導通して、
パッド11が低インピーダンスになる。
【0006】一方、例えば、パッド11が半導体集積回
路装置間のバスライン(図示せず)に接続されている
と、その半導体集積回路装置の非通信時に他の半導体集
積回路装置の通信を妨害しないために、電源の非投入状
態であっても、パッド11を高インピーダンスに維持す
る必要がある。従って、図6に示した一従来例は、この
様な半導体集積回路装置には適用することができなかっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の入力保護回路
は、NPNバイポーラトランジスタ14のコレクタ15
が入/出力端子11に接続されており、前記NPNバイ
ポーラトランジスタ14のエミッタ16が接地されてお
り、前記NPNバイポーラトランジスタ14のベース1
7が抵抗素子18を介して接地されていることを特徴と
している。
【0008】請求項2の入力保護回路は、前記コレクタ
15と内部回路12との間に抵抗素子27が接続されて
いることを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1の入力保護回路では、所定値以下の電
圧が入/出力端子11に印加されても、コレクタ接合等
が逆方向バイアスされるので、コレクタ接合等から成っ
ているダイオードが導通せず、電源の投入または非投入
に拘らず入/出力端子11を高インピーダンスに維持す
ることができる。
【0010】一方、所定値を超える電圧が入/出力端子
11に印加されると、コレクタ15からベース17へ逆
方向電流が流れ、ベース17に接続されている抵抗素子
18に電流が流れるので、ベース17がエミッタ16に
対して高電位になる。この結果、エミッタ接合が順方向
バイアスされ、NPNバイポーラトランジスタ14が導
通し、コレクタ15からエミッタ16へ電流が流れるの
で、静電気等による破壊から内部回路12を保護するこ
とができる。
【0011】また、コレクタ15及びベース17から成
る負の保護ダイオードとベース17に接続されている抵
抗素子18とを介して入/出力端子11が接地されてい
ると見ることができるので、別個の負の保護ダイオード
の接続を省略することによって入/出力端子11の寄生
容量を低減させることも可能である。
【0012】請求項2の入力保護回路では、NPNバイ
ポーラトランジスタ14のコレクタ15と内部回路12
との間に接続されている抵抗素子27を流れる電流によ
る電位降下分IRと内部回路12の耐圧との和を、NP
Nバイポーラトランジスタ14の最大定格電圧VCER
上にすれば、内部回路12にその耐圧を超える電圧が印
加されることがない。従って、NPNバイポーラトラン
ジスタ14の最大定格電圧VCER と内部回路12の耐圧
との差を、抵抗素子27によって吸収することができ
る。
【0013】
【実施例】以下、半導体集積回路装置の入力保護回路に
適用した本願の発明の第1及び第2実施例を、図1〜5
を参照しながら説明する。なお、図6に示した一従来例
と対応する構成部分には、同一の符号を付してある。
【0014】図1、2が、第1実施例を示している。こ
の第1実施例では、図1に示す様に、入/出力端子とし
てのパッド11と内部回路12との間に、NPNバイポ
ーラトランジスタ14のコレクタ15が接続されてい
る。このNPNバイポーラトランジスタ14のエミッタ
16は接地されており、ベース17は抵抗素子18を介
して接地されている。
【0015】図2が、NPNバイポーラトランジスタ1
4の構造を示している。P型の半導体基板21の表面に
+ 型の埋込み拡散層22が選択的に形成されており、
N型のエピタキシャル層23が半導体基板21上に形成
されている。P型の拡散層24がエピタキシャル層23
の表面に選択的に形成されており、更にN型の拡散層2
5が拡散層24の表面に選択的に形成されている。ま
た、拡散層24を取り囲むP型の拡散層26がエピタキ
シャル層23に形成されている。
【0016】拡散層25がエミッタ16になっており、
拡散層24のうちで拡散層25下の部分がベース17に
なっている。また、エピタキシャル層23のうちで拡散
層25の下方の部分がコレクタ15になっており、埋込
み拡散層22が埋込みコレクタになっている。拡散層2
6は素子分離用である。
【0017】この様な第1実施例では、コレクタ15で
あるエピタキシャル層23及び埋込みコレクタである埋
込み拡散層22に、パッド11を介して所定値以下の電
圧が印加されても、拡散層24との間のコレクタ接合の
みならず、半導体基板21及び拡散層26との間の何れ
の接合も、逆方向バイアスされる。従って、これらの接
合から成っているダイオードが導通しないので、電源の
投入または非投入に拘らずパッド11は高インピーダン
スを維持する。
【0018】一方、所定値を超える電圧がパッド11に
印加されると、コレクタ15であるエピタキシャル層2
3から、ベース17である拡散層24へ逆方向電流ICB
が流れ、この拡散層24に接続されている抵抗素子18
に電流が流れるので、エミッタ16である拡散層25に
対して拡散層24が高電位になる。この結果、エミッタ
接合が順方向バイアスされ、NPNバイポーラトランジ
スタ14が導通し、コレクタ15からエミッタ16へ電
流が流れるので、静電気等による破壊から内部回路12
を保護することができる。
【0019】また、この第1実施例では、図2からも明
らかな様に、エピタキシャル層23及び拡散層24から
成る負の保護ダイオードと拡散層24に接続されている
抵抗素子18とを介してパッド11が接地されていると
見ることができるので、別個の負の保護ダイオードの接
続を省略することによってパッド11の寄生容量を低減
させることも可能である。
【0020】ところで、NPNバイポーラトランジスタ
14の最大定格電圧はベース抵抗に反比例するので、図
3に示す様に、VCEO <VCER <VCES である。従っ
て、図4に示す第2実施例の様に、NPNバイポーラト
ランジスタ14のコレクタ15と内部回路12との間に
抵抗素子27を接続し、この抵抗素子27を流れる電流
による電位降下分V=IRと内部回路12の耐圧との和
をVCER 以上にすれば、内部回路12にその耐圧を超え
る電圧が印加されることがない。従って、VCERと内部
回路12の耐圧との差を、抵抗素子27によって吸収す
ることができる。
【0021】図5は、この第2実施例における抵抗素子
27を示している。この抵抗素子27はN型の拡散層3
1中のP型の拡散層32で形成されており、抵抗素子2
7を他の半導体素子から電気的に分離するために、拡散
層31に電源電圧VCCが印加されている。
【0022】しかし、拡散層31に電源電圧VCCを印加
しているだけでは、電源の非投入状態でパッド11に電
圧が印加されると、拡散層31、32から成るダイオー
ドが導通し、パッド11が低インピーダンスになるの
で、図6に示した一従来例と同様の課題が発生する。
【0023】そこで、この第2実施例における抵抗素子
27では、図5に示す様に、拡散層31、32同士を短
絡させている。この様な構造では、拡散層31、32同
士が常に等電位であるので、拡散層31、32から成る
ダイオードが導通することはない。
【0024】
【発明の効果】請求項1の入力保護回路では、電源の投
入または非投入に拘らず入/出力端子を高インピーダン
スに維持することができるので、この入/出力端子をバ
スライン等に接続することが可能であり、しかも、静電
気等による破壊から内部回路を保護することができるの
で、信頼性が高い。
【0025】また、別個の負の保護ダイオードの接続を
省略することによって入/出力端子の寄生容量を低減さ
せることも可能であるので、内部回路を高周波で動作さ
せることが可能である。
【0026】請求項2の入力保護回路では、NPNバイ
ポーラトランジスタの最大定格電圧と内部回路の耐圧と
の差を抵抗素子によって吸収することができるので、静
電気等による破壊から内部回路を容易に保護することが
できて、信頼性を容易に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の第1実施例の回路図である。
【図2】第1実施例におけるNPNバイポーラトランジ
スタの側断面図である。
【図3】NPNバイポーラトランジスタのベース抵抗と
最大定格電圧との関係を示す回路図である。
【図4】本願の発明の第2実施例の回路図である。
【図5】第2実施例における抵抗素子の側断面図であ
る。
【図6】本願の発明の一従来例の回路図である。
【符号の説明】
11 パッド 12 内部回路 14 NPNバイポーラトランジスタ 15 コレクタ 16 エミッタ 17 ベース 18 抵抗素子 27 抵抗素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 晋貴 鹿児島県国分市野口北5−1 ソニー国分 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NPNバイポーラトランジスタのコレク
    タが入/出力端子に接続されており、 前記NPNバイポーラトランジスタのエミッタが接地さ
    れており、 前記NPNバイポーラトランジスタのベースが抵抗素子
    を介して接地されていることを特徴とする入力保護回
    路。
  2. 【請求項2】 前記コレクタと内部回路との間に抵抗素
    子が接続されていることを特徴とする請求項1の入力保
    護回路。
JP10054894A 1994-04-14 1994-04-14 入力保護回路 Pending JPH07288925A (ja)

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JP10054894A JPH07288925A (ja) 1994-04-14 1994-04-14 入力保護回路

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JP (1) JPH07288925A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6496506B1 (en) 1998-10-02 2002-12-17 Fujitsu Limited Address fault monitoring device and ATM switching device
JP2007103420A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Mitsumi Electric Co Ltd 半導体装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6496506B1 (en) 1998-10-02 2002-12-17 Fujitsu Limited Address fault monitoring device and ATM switching device
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