JPS645899Y2 - - Google Patents

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JPS645899Y2
JPS645899Y2 JP1981187238U JP18723881U JPS645899Y2 JP S645899 Y2 JPS645899 Y2 JP S645899Y2 JP 1981187238 U JP1981187238 U JP 1981187238U JP 18723881 U JP18723881 U JP 18723881U JP S645899 Y2 JPS645899 Y2 JP S645899Y2
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JP
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conductivity type
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ohmic contact
layer
semiconductor substrate
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JP1981187238U
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【考案の詳細な説明】 本考案は半導体集積回路の入力端子と内部回路
との間に接続された静電破壊防止素子に関する。
従来、半導体集積回路を静電破壊から防止する
為に第1図及び第2図に示す如き手段がなされて
いる。第1図は半導体基体に抵抗体を形成した例
である。1はP導電型半導体基板、2はN導電型
のエピタキシヤル層であつて、P導電型拡散層3
によつて形成された分離領域、4はP導電型拡散
層からなる抵抗体であり、5は絶縁膜、11は配
線導体である。入力端子INと半導体集積回路の
内部回路Aとの間に抵抗体4が直列に接続され、
抵抗体4とN導電型半導体層2との間にPN接合
を形成し、接合容量を形成している。従来は斯る
静電破壊防止素子によつて入力端子INから入力
されるサージパルスを吸収する方法がなされてい
る。また、第2図は半導体集積回路Aの入力段に
ダイオードDが接続され静電気等によるサージパ
ルス等を吸収する方法がなされている。
しかし、第1図による抵抗体4はトランジスタ
のベース拡散領域に相当し、その抵抗は100〜200
Ω/口の値と有し、入力端子INと半導体集積回
路の内部回路A間に直列に大きな抵抗が挿入され
ることになり、入力電圧の損失が大きくなる欠点
がある。また、PN接合J1の耐圧以上の電圧が印
加された場合、抵抗自体が破壊する欠点がある。
この欠点は第2図のダイオードDの場合も同様で
ある。
本考案は入力端子INと内部回路Aとの間に直
列接続される抵抗体を低抵抗値に設定できる静電
破壊防止素子を提供することを目的とする。
そして、静電破壊防止素子に正逆何れのサージ
パルスが入力端子に印加されたとしても耐圧破壊
を生じない静電破壊防止素子を提供することを目
的とする。
更に、抵抗体に流れる電流が電流集中を生じな
いようにオーミツク接触の面積を広くし、以つ
て、静電破壊防止素子の耐圧を高めることを目的
とする。
以下、本考案の静電破壊防止素子について第3
図、及び第4図に基づき説明する。
第3図は本考案の静電破壊防止素子の平面図で
あり、第4図は第3図の静電破壊防止素子のY−
Y方向から見た断面図である。尚、大一部分には
同一符号が付与されている。
第3図及び第4図に於て、1はP導電型半導体
基板である。6はP導電型半導体基板1に形成さ
れたN導電型エピタキシヤル層がP導電型拡散層
3によつて分離されたN導電型半導体層であつて
N導電型半導体層6のP導電型拡散層7が形成さ
れ、P−導電型拡散層7にN導電型拡散層8が形
成されたトランジスタ構造を有している。5は絶
縁膜であり、N導電型拡散層6の一部に開口部1
6とP導電型拡散層7とN導電型拡散層8との接
合部の両端部に夫々開口部9,13が設けられて
いる開口部9,13,16にはオーミツク接触1
0,14,17が形成され、11,15は配線導
体であり、一方の配線導体11の端部にボンデイ
ングパツト12が形成され、他の配線導体11は
内部回路Aに接続される。
入力信号なボンデイングパツド12に供給され
静電破壊防止素子に印加される。オーミツク接触
10,14はP導電型拡散層7とN導電型拡散層
8が短絡された状態であり、オーミツク接触1
0,14間のP導電型拡散層7とN導電型拡散層
8に抵抗体が形成され、オーミツク接触14は内
部回路Aに接続されている。オーミツク接触17
から延びる配線導体15は実装時に電源電圧Vcc
が供給される。さて、抵抗体を形成するP導電型
拡散層7及びN導電型拡散層8は、夫々トランジ
スタのベース及びエミツタ拡散層と共通の拡散層
である。通常、ベース拡散層は100〜200Ω/口の
抵抗を有し、エミツタ拡散層は約2.5Ω/口の抵
抗を有しており、実施例の如く、ベース及びエミ
ツタ拡散層を抵抗体として用いると、容易に10Ω
程度の低抵抗体を形成することができる。また、
抵抗体の両端に形成されるオーミツク接触10,
14は通常のトランジスタの電極のオーミツク接
触より広い面積、約2倍以上の面積とするのが最
良であるが、通常のオーミツク接触より広い接触
面積を有すれば電流集中を防止することが可能で
あり、抵抗体の耐圧も電流集中に反比例して向上
する。
次に、静電破壊防止素子の入力端子INから印
加される正負のサージパルスの吸収について説明
する。今、正のサージパルスが入力端子INに印
加されると、N導電型拡散層8とP導電型拡散層
7との接合J2は逆バイアスとなり、P導電型拡散
層7とN導電型半導体層6との接合J3は順バイア
スとなる。従つて、ダイオードとして動作しサー
ジパルスは吸収される。一方、負のサージパルス
が入力端子INに入力されると、接合J2は順バイ
アス、接合J3は逆バイアスとなる。また、N導電
型半導体層6はコレクタ、P導電型拡散層7はベ
ース、N導電型拡散層はエミツタとするとベース
とエミツタが短絡された状態であり、エミツタか
らベースに電子の注入が生じトランジスタとして
作動しサージパルスが吸収される。
本考案の静電破壊防止素子の抵抗体は、トラン
ジスタのベースとエミツタが短絡された状態であ
つて、このベース・エミツタ拡散層を抵抗体とし
て用いると共に、N導電型半導体層6とP導電型
拡散層7との接合J3に接合容量が存在し、接合J3
は比較的広い接合面積を有することになり、大き
なサージパルスをこの接合J3の接合容量によつて
吸収することが可能である。第5図はその等価回
路図であり、20は抵抗体、21は接合容量であ
る。
殊に、抵抗体がP導電型拡散層7とN導電型拡
散層8によつて形成されており、抵抗値の調整が
容易であるので、入力電圧の静電破壊防止素子に
よる電圧損失を低減することが可能であり、正負
何れのサージパルスに対しても半導体集積回路の
内部回路を保護することが可能であり、また、容
易に破壊しない静電破壊防止素子を提供できる。
上述のように本考案の静電破壊防止素子は、通
常のバイポーラプロセスで容易に形成できる形状
を有し、しかも、主にエミツタ拡散流域を抵抗体
とする小さな抵抗値が形成されるので抵抗素子に
よる電圧損失が少なく、電源電圧が1.5V以下で
あつて、入力信号の振幅の小さいものに対し極め
て有効であり、且つ大きなサージ電圧を吸収する
ことが可能であり、極めて優れた静電破壊防止機
能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の静電破壊防止素子の断面図、第
2図はダイオードによる保護回路、第3図は本考
案の静電破壊防止素子の平面図、第4図は第3図
のY−Y方向の断面図、第5図は本考案の静電破
壊防止素子の等価回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1導電型の半導体基板に第2導電型の半導体
    層が形成された半導体基体に於いて、第2導電型
    の該半導体層に形成された第1導電型の第1拡散
    層と第1導電型の該半導体基板とによつて分離さ
    れた第2導電型の半導体層と、第2導電型の該半
    導体層に形成された第1導電型の第2拡散層と、
    第1導電型の該第2拡散層に形成された第2導電
    型の第3拡散層とを有し、前記分離された第2導
    電型の半導体層に電源電圧が供給される第1のオ
    ーミツク接触部、並びに第1導電型の該第2拡散
    層と第2導電型の該第3拡散層との接合部の両端
    部に形成される第2と第3のオーミツク接触部
    と、該第1乃至第3のオーミツク接触部を除き該
    半導体基体を覆う絶縁膜と、該第1乃至第3のオ
    ーミツク接触部に接続され該絶縁膜上に延在する
    配線導体とを含み、該第2のオーミツク接触部に
    配線導体を被着されて入力信号が印加されるボン
    デングパツトに配線がなされ、該第3のオーミツ
    ク接触部に配線導体を形成して内部回路に接続さ
    れ、第2導電型の該第3拡散層の両端に形成され
    る前記第2と第3のオーミツク接触部間を低抵抗
    体とすると共に、該低抵抗体を信号経路に混入す
    るサージパルス等の過大入力を吸収する素子とし
    て用いることを特徴とする静電破壊防止素子。
JP18723881U 1981-12-16 1981-12-16 静電破壊防止素子 Granted JPS5892742U (ja)

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JP18723881U JPS5892742U (ja) 1981-12-16 1981-12-16 静電破壊防止素子

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Publication Number Publication Date
JPS5892742U JPS5892742U (ja) 1983-06-23
JPS645899Y2 true JPS645899Y2 (ja) 1989-02-14

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ID=29989873

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50103292A (ja) * 1974-01-11 1975-08-15
JPS50110583A (ja) * 1974-02-08 1975-08-30
JPS5138227A (ja) * 1974-09-30 1976-03-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Chuzoigatayobatsukuatsupuzai
JPS5457981A (en) * 1977-10-18 1979-05-10 Nec Corp Semiconductor device
JPS5764960A (en) * 1980-10-08 1982-04-20 Nec Corp Semiconductor device

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JPS5892742U (ja) 1983-06-23

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