JPH0728863Y2 - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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JPH0728863Y2
JPH0728863Y2 JP9744090U JP9744090U JPH0728863Y2 JP H0728863 Y2 JPH0728863 Y2 JP H0728863Y2 JP 9744090 U JP9744090 U JP 9744090U JP 9744090 U JP9744090 U JP 9744090U JP H0728863 Y2 JPH0728863 Y2 JP H0728863Y2
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JP
Japan
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shaft
locking member
handle shaft
handle
male screw
Prior art date
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Application number
JP9744090U
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JPH0455279U (ja
Inventor
信之 山口
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
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Publication date
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ハンドル軸を取り付ける魚釣用リールに関
する。
〔従来技術〕 従来駆動歯車を有する駆動軸とハンドル軸との間に発生
する嵌合ガタによるガタ付きを防止する手段として、駆
動軸の先端部に割溝を有する雌螺子に、テーパー部を有
する雄螺子を螺合することにより、駆動軸の先端部を拡
開してガタの発生を防止したものが実公昭60−777号公
報で知られている。
又、駆動軸とハンドル軸との間に合成樹脂又はゴム等の
部材を介在してガタ付きを防止したものが実公昭61−33
23号公報や実公平1−17176号で知られている。
〔考案が解決すべき問題点〕
前記前者では、締め付けの繰り返しにより雄螺子テーパ
ー部にキズが発生してテーパー作用が劣り、拡開量が少
なくなって確実にガタ付きを防止できなくなると共に、
雌螺子先端部をテーパー部によりキズ付ける欠点があ
る。
前記後者では、ハンドル軸に回転方向の力が捲取時に強
く加わった場合、軟質材では、持ち堪えきれずにガタの
分回転してしまうと共に、このガタ付きによりネジも緩
み易くなる欠点がある。
本考案の目的は前記欠点に鑑み、簡単な構成で駆動軸と
ハンドル軸との間のガタ付きを防止した魚釣用リールを
提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記問題点を解決するための構成として、リー
ル本体に回転可能に支持した駆動歯車の角形軸孔に回り
止め嵌合するハンドル軸を備えた魚釣用リールにおい
て、前記ハンドル軸の先端部に雄螺子で係止部材を取り
付け、前記ハンドル軸の先端部と係止部材の少なくとも
何れか一方の当接面に傾斜面を形成すると共に、係止部
材を前記雄螺子の締め付けにより係止部材を径方向に移
動可能にして係止部材の外側面を前記角形軸孔の内面に
圧接し、前記ハンドル軸を前記角形軸孔孔内に固定した
ことを要旨とするものである。
〔実施例〕
以下、図示の実施例によって本考案を説明すると、第1
図から第5図は第1実施例で、魚釣用リールをスピニン
グリールで述べると、第1図でリール本体1の両側に蓋
体10、11がビス12、13で取り付けられ、蓋体10、11に第
1図、第4図のように駆動歯車2の駆動軸2aの右側一側
が小径に形成されて軸受14で軸受され、駆動軸2aの左側
一側が小径に形成されて軸受15で軸受されている。
前記駆動軸2aの中心には第2図、第5図のように六角形
の角形軸孔2bが形成されて第1図、第4図のようにハン
ドル軸3と係止部材4が挿入され、ハンドル軸3の螺子
孔3aに螺合された雄螺子5でハンドル軸3がリール本体
1及び駆動歯車2に左右交換自在に取り付けられてい
る。
前記ハンドル軸3の外径部3bは六角形に形成されると共
に、一側の係止部材4との当接面には第1図、第3図、
第4図のように傾斜面3cが形成され、係止部材4の外径
部4aは丸形に形成されている。
前記係止部材4は金属材や硬質合成樹脂等で第3図のよ
うに外径部4aがハンドル軸3の外径部3bより小径に形成
されると共に、内径部4bは雄螺子5のネジ部5a及び軸部
5bより大径に形成され、一側に傾斜面4cが形成されてい
る。
前記雄螺子5の頭部5cは駆動軸2aの角形軸孔2bの内径よ
り小径に形成されている。
前記ハンドル軸3には第1図のようにハンドル16が固定
されている。
前記リール本体1の前部には第2図のように軸受17で中
空回転軸筒6が回転自在に軸受されると共に前側に突出
され、回転軸筒6の外周にスペーサリング18が嵌合され
てその前側にローター7が嵌合されてナット19で固定さ
れ、回転軸筒6の基端に一体的に形成されたピニオン6a
に駆動歯車2が噛合されてローター7はハンドル16の回
転に連動して回転されるように支持されている。
前記回転軸筒6の中心孔には先端にスプール20が取り付
けられたスプール軸21が前後往復動可能に摺動自在に挿
入され、スプール軸21の末端部には第1図、第2図のよ
うに駒体8がビス22で固着されている。
前記スペーサリング18の外周には敏速に遊びなく動作す
る一方向クラツチ装置を構成する逆転防止体9が回転可
能に保持され、逆転防止体9には複数個のローラー23が
載る真円部9aと複数個の逆転防止用の係止部9bが形成さ
れている。
前記係止部9bには逆転防止爪24の爪先が係合可能に臨ま
され、逆転防止爪24はリール本体1に回転可能に支持さ
れて図示しないバネ部材で係合方向に付勢されている。
更に逆転防止爪24はカム部25で係止部9bに係合可能又は
係合不能位置に制御される。
前記ローター7の凹陥部内には正面から見て右肩上がり
の底面を有する複数個の凹部7aが形成され、凹部7a内に
前記ローラー23が挿入されて発条26で正面から見て時計
方向に付勢されていると共に、ローラー23の端面に当接
してローラー23が抜け止めされて一方向クラツチ装置を
構成し、ローター7の逆転時に逆転防止体9が一体的に
回転し、逆転防止爪24が係合してローター7が逆転止め
される。
前記リール本体1内の回転軸筒6のピニオン6aより前側
に連動歯車27が回転軸筒6に回り止め嵌合されている。
更にリール本体1内にはスプール軸21と平行にトラバー
スカム軸28が支承されている。
前記トラバースカム軸28の先端には小歯車29が回り止め
嵌合されて小歯車29は前記連動歯車27に噛合されてい
る。
前記トラバースカム軸28には前記駒体8が嵌合されて駒
体8に設けた係合子30が第1図のようにトラバースカム
溝に係合されている。
前記ハンドル16が回転されると、駆動歯車2が回転され
てピニオン6aを介して回転軸筒6が回転され、ローター
7が回転される。
更に連動歯車27と小歯車29を介してトラバースカム軸28
が連動回転されて駒体8とスプール軸21が前後に往復動
される。
前記駆動軸2aの角形軸孔2bにハンドル軸3と係止部材4
が挿入されてハンドル軸3の螺子孔3aに雄螺子5が螺合
されると、雄螺子5の締め付けでハンドル軸3の傾斜面
3cに係止部材4の傾斜面4cが当接されて係止部材4は傾
斜面のクサビ作用でせり上がって移動され、係止部材4
の外径部4aは駆動軸2aの角形軸孔2bの内面に圧接され
る。
前記のように係止部材4の外径部4aが駆動軸2aの角形軸
孔2bの内面に圧接されると、ハンドル軸3の外径部3bと
駆動軸2aの角形軸孔2bの内面との間にガタがあっても、
係止部材4でハンドル軸3が駆動軸2aにガタなく取り付
けられ、ハンドル軸3に回転方向の力か捲取時に強く加
わった場合でも、捲取及び締め付けの繰り返しの影響を
受けることなく確実にガタ付きが防止される。
第6図は係止部材4の外径部4aが六角形に形成された変
形例である。
第7図はハンドル軸3の端面が垂直にカットされた第2
実施例である。
第2実施例は第1実施例に比較して係止部材4の傾斜面
4cにキズ付く可能性があっても、ハンドル軸3の外径部
3bと駆動軸2aの角形軸孔2bの内面との間にガタがある
と、係止部材4でハンドル軸3が駆動軸2aにガタなく取
り付けられる。
第8図、第9図は第3実施例で、係止部材4の傾斜面に
変えて突出部4dが形成されている。
第10図は雄螺子5の頭部の変形例で、頭部5dには鍔部が
形成されて駆動軸2aの端面に当接可能に形成されてい
る。
前記係止部材4の材質は限定されないが、金属材が望ま
しく、更に係止部材4の外周にゴムや樹脂等の軟質材を
被覆して角形軸孔2bの内面との摩擦抵抗を増大させても
よい。
前記説明では魚釣用リールをスピニングリールで述べた
が、覆面型リール等他の形式のリールに実施してもよ
い。
〔考案の効果〕
本考案は前述のように構成されたから、ハンドル軸に螺
合する雄螺子の締め付けにより係止部材が駆動歯車の角
形軸孔の内面にクサビ作用で押し当てられるので、駆動
歯車の角形軸孔の内面にハンドル軸を捲取り及び締め付
けの繰り返しの影響を受けることなく確実にガタ付きが
防止できる等実用上優れた効果を奏する魚釣用リールを
提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例が示され、 第1図から第5図は魚釣用スピニングリールに実施した
第1実施例で、 第1図は魚釣用スピニングリールの断面正面図、 第2図は魚釣用スピニングリールの断面側面図、 第3図はハンドル軸と係止部材と雄螺子の拡大一部断面
正面図、 第4図は第1図の要部拡大正面図、 第5図は第4図のV−V線断面側面図、 第6図は係止部材の外径部の変形例断面側面図、 第7図は第2実施例要部拡大正面図、 第8図、第9図は第3実施例で、 第8図はハンドル軸と係止部材と雄螺子の拡大一部断面
正面図、 第9図は係止部材の斜視図、 第10図は雄螺子の変形例を示す魚釣用スピニングリール
の断面側面図である。 1……リール本体、2……駆動歯車、2b……角形軸孔、
3……ハンドル軸、4……係止部材、5……雄螺子、3
c、4c……傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール本体に回転可能に支持した駆動歯車
    の角形軸孔に回り止め嵌合するハンドル軸を備えた魚釣
    用リールにおいて、前記ハンドル軸の先端部に雄螺子で
    係止部材を取り付け、前記ハンドル軸の先端部と係止部
    材の少なくとも何れか一方の当接面に傾斜面を形成する
    と共に、係止部材を前記雄螺子の締め付けにより係止部
    材を径方向に移動可能にして係止部材の外側面を前記角
    形軸孔の内面に圧接し、前記ハンドル軸を前記角形軸孔
    孔内に固定したことを特徴とする魚釣用リール。
JP9744090U 1990-09-17 1990-09-17 魚釣用リール Expired - Lifetime JPH0728863Y2 (ja)

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JP9744090U JPH0728863Y2 (ja) 1990-09-17 1990-09-17 魚釣用リール

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JPH0455279U JPH0455279U (ja) 1992-05-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2588660Y2 (ja) * 1993-09-24 1999-01-13 ダイワ精工株式会社 魚釣用リールのハンドル装着機構
JP2587365Y2 (ja) * 1993-10-28 1998-12-16 ダイワ精工株式会社 魚釣用リールのハンドル装着機構

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JPH0455279U (ja) 1992-05-12

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