JPH0418377Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0418377Y2 JPH0418377Y2 JP14528286U JP14528286U JPH0418377Y2 JP H0418377 Y2 JPH0418377 Y2 JP H0418377Y2 JP 14528286 U JP14528286 U JP 14528286U JP 14528286 U JP14528286 U JP 14528286U JP H0418377 Y2 JPH0418377 Y2 JP H0418377Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- spool shaft
- spool
- circumferential surface
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 1
- 239000007779 soft material Substances 0.000 description 1
- 230000007306 turnover Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は魚釣用両軸受型リールのスプール軸の
端部を圧接保持する機構に関するものである。
端部を圧接保持する機構に関するものである。
従来の技術
魚釣用両軸受型リールにおけるスプール軸は、
クラツチ機構により自由回転状態にして釣糸を放
出する場合に、その軸端にキヤツプで圧接抵抗を
与えるように形成されており、従来はこのキヤツ
プの弛み止めを防止するために実開昭49−9787号
公報や実開昭58−21269号公報に見られるように
コイルスプリングやＯリングを使用しているのが
現状である。
クラツチ機構により自由回転状態にして釣糸を放
出する場合に、その軸端にキヤツプで圧接抵抗を
与えるように形成されており、従来はこのキヤツ
プの弛み止めを防止するために実開昭49−9787号
公報や実開昭58−21269号公報に見られるように
コイルスプリングやＯリングを使用しているのが
現状である。
しかしながらこのような方式では圧接抵抗の調
整時におけるキヤツプの回動に節度がないため微
調整が適確にできないばかりか、コイルスプリン
グの場合には軸方向に力が作用するのでキヤツプ
の回転方向の抵抗が少なく弛み止めが確実に行わ
れず、またＯリングの場合にはこれがキヤツプの
内周面に接触してめくれてしまつて回転抵抗を不
安定とする上、油切れや海水、砂等が附着すると
円滑な回転操作ができなくなると共に何れの場合
もキヤツプの外にコイルスプリングやＯリング等
の部品を要し組立及び構成も煩雑になる等の欠陥
がある。
整時におけるキヤツプの回動に節度がないため微
調整が適確にできないばかりか、コイルスプリン
グの場合には軸方向に力が作用するのでキヤツプ
の回転方向の抵抗が少なく弛み止めが確実に行わ
れず、またＯリングの場合にはこれがキヤツプの
内周面に接触してめくれてしまつて回転抵抗を不
安定とする上、油切れや海水、砂等が附着すると
円滑な回転操作ができなくなると共に何れの場合
もキヤツプの外にコイルスプリングやＯリング等
の部品を要し組立及び構成も煩雑になる等の欠陥
がある。
考案が解決しようとする問題点
本考案はこれらの現状に鑑み、キヤツプのリー
ル側板に対する係合機構を改善してスプール軸の
圧接力を調整するためのキヤツプの回動調整に節
度を附与して微調整を容易にすると共にキヤツプ
の弛緩を確実に防止し、また構成の簡易化を図る
ようにしたものである。
ル側板に対する係合機構を改善してスプール軸の
圧接力を調整するためのキヤツプの回動調整に節
度を附与して微調整を容易にすると共にキヤツプ
の弛緩を確実に防止し、また構成の簡易化を図る
ようにしたものである。
問題点を解決するための手段
本考案は前記目的を達成するために、スプール
を固着すると共に回転自在に支承されたスプール
軸の端部をリール側板に形成した円筒部内に位置
せしめ、前記円筒部の内周面に螺着する雄螺子突
出部を内部に設けかつ弾性変形材料からなるキヤ
ツプを前記スプール軸の軸端に当接せしめると共
に該キヤツプの内周面と前記円筒部の外周面に
夫々互いに係合してキヤツプの回動に節度を附与
する凹凸を形成したことを要旨とするものであ
る。
を固着すると共に回転自在に支承されたスプール
軸の端部をリール側板に形成した円筒部内に位置
せしめ、前記円筒部の内周面に螺着する雄螺子突
出部を内部に設けかつ弾性変形材料からなるキヤ
ツプを前記スプール軸の軸端に当接せしめると共
に該キヤツプの内周面と前記円筒部の外周面に
夫々互いに係合してキヤツプの回動に節度を附与
する凹凸を形成したことを要旨とするものであ
る。
本考案の実施例を図面について説明すると、ス
プール１を固着しかつ回転自在に支承されたスプ
ール軸２には公知のようにハンドル軸３の駆動歯
車４と噛合するピニオン５がクラツチ機構により
係脱自在に設けられると共にスプール軸２の一端
はリール側板６から外方に向け一体又は別体に突
設された金属又は合成樹脂からなる円筒部７内に
嵌挿して突出している。
プール１を固着しかつ回転自在に支承されたスプ
ール軸２には公知のようにハンドル軸３の駆動歯
車４と噛合するピニオン５がクラツチ機構により
係脱自在に設けられると共にスプール軸２の一端
はリール側板６から外方に向け一体又は別体に突
設された金属又は合成樹脂からなる円筒部７内に
嵌挿して突出している。
前記円筒部７の内周面には螺子溝８が、外周面
には軸方向に凹凸条９が夫々設けられ、前記螺子
溝８にはキヤツプ１０に設けられかつ軸受１１を
有する雄螺子突出部１２が螺着されると共に凹凸
条９にはキヤツプ１０の内周面に設けられた突部
１３が係合し、更にキヤツプ１０の内底面は座金
１４を介してスプール軸２の端部に当接してい
る。
には軸方向に凹凸条９が夫々設けられ、前記螺子
溝８にはキヤツプ１０に設けられかつ軸受１１を
有する雄螺子突出部１２が螺着されると共に凹凸
条９にはキヤツプ１０の内周面に設けられた突部
１３が係合し、更にキヤツプ１０の内底面は座金
１４を介してスプール軸２の端部に当接してい
る。
しかして前記キヤツプ１０は合成樹脂、ゴム、
薄肉金属のプレス加工等の弾性変形材料で形成さ
れ突部１３の凹凸条９に対する弾発係合作用によ
りキヤツプ１０の回動に節度を附与するように構
成されている。
薄肉金属のプレス加工等の弾性変形材料で形成さ
れ突部１３の凹凸条９に対する弾発係合作用によ
りキヤツプ１０の回動に節度を附与するように構
成されている。
前記実施例は雄螺子突出部１２をキヤツプ１０
と別体に形成しているが、キヤツプ１０と同材料
で一体に形成しても差し支えなく、また、突部１
３は第４図のように軸方向に突条に形成すること
もでき、更に第５図に示す実施例は、円筒部７に
突部１３をキヤツプ１０に凹凸条９を夫々形成し
て係合するようにすると共にスプール軸２の軸受
１１を円筒部７に設け座金１４とキヤツプ１０内
底面との間にゴム等の軟質材１５を設けたものが
示されている。
と別体に形成しているが、キヤツプ１０と同材料
で一体に形成しても差し支えなく、また、突部１
３は第４図のように軸方向に突条に形成すること
もでき、更に第５図に示す実施例は、円筒部７に
突部１３をキヤツプ１０に凹凸条９を夫々形成し
て係合するようにすると共にスプール軸２の軸受
１１を円筒部７に設け座金１４とキヤツプ１０内
底面との間にゴム等の軟質材１５を設けたものが
示されている。
作 用
本考案は上記のように構成されているので、ス
プール軸２の圧接度を調整するときにはキヤツプ
１０を回動すると、凹凸条９に係合する突部１３
が回動に節度を附与すると共に非回動時にはその
弛緩を防止するものである。
プール軸２の圧接度を調整するときにはキヤツプ
１０を回動すると、凹凸条９に係合する突部１３
が回動に節度を附与すると共に非回動時にはその
弛緩を防止するものである。
考案の効果
本考案はスプール軸端に当接しかつリール側板
の円筒部に螺合せる雄螺子突出部を設けたキヤツ
プを特に弾性変形材料で形成すると共に前記円筒
部の外周面とキヤツプの内周面に夫々凹凸部を設
けて互いに係合してキヤツプ回動に節度を附与す
るように形成したので、スプール軸端の圧接力を
調節する場合においてはキヤツプの節度のある回
動により圧接力の微調整が確実かつ迅速容易に行
えると共にキヤツプの非回動時にはその弛緩も確
実に防止することができ、しかも従来のコイルス
プリングやＯリング等のようなキヤツプ外の部品
も不要であるため組立及び構成も簡易となつて極
めて経済的である優れた特徴と実用性を有する。
の円筒部に螺合せる雄螺子突出部を設けたキヤツ
プを特に弾性変形材料で形成すると共に前記円筒
部の外周面とキヤツプの内周面に夫々凹凸部を設
けて互いに係合してキヤツプ回動に節度を附与す
るように形成したので、スプール軸端の圧接力を
調節する場合においてはキヤツプの節度のある回
動により圧接力の微調整が確実かつ迅速容易に行
えると共にキヤツプの非回動時にはその弛緩も確
実に防止することができ、しかも従来のコイルス
プリングやＯリング等のようなキヤツプ外の部品
も不要であるため組立及び構成も簡易となつて極
めて経済的である優れた特徴と実用性を有する。
第１図は本考案の一部切欠平面図、第２図は同
要部の縦断正面図、第３図は第２図Ａ〜Ａ線断面
図、第４図及び第５図は夫々別実施例の要部の縦
断正面である。 ２……スプール軸、６……リール側板、７……
円筒部、９……凹凸条、１０……キヤツプ、１２
……雄螺子突出部、１３……突部。
要部の縦断正面図、第３図は第２図Ａ〜Ａ線断面
図、第４図及び第５図は夫々別実施例の要部の縦
断正面である。 ２……スプール軸、６……リール側板、７……
円筒部、９……凹凸条、１０……キヤツプ、１２
……雄螺子突出部、１３……突部。
Claims (1)
- スプールを固着すると共に回転自在に支承され
たスプール軸の端部をリール側板に形成した円筒
部内に位置せしめ、前記円筒部の内周面に螺着す
る雄螺子突出部を内部に設けかつ弾性変形材料か
らなるキヤツプを前記スプール軸の軸端に当接せ
しめると共に該キヤツプの内周面と前記円筒部の
外周面に夫々互いに係合してキヤツプの回動に節
度を附与する凹凸を形成した魚釣用両軸受型リー
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14528286U JPH0418377Y2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14528286U JPH0418377Y2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6350574U JPS6350574U (ja) | 1988-04-05 |
| JPH0418377Y2 true JPH0418377Y2 (ja) | 1992-04-23 |
Family
ID=31056678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14528286U Expired JPH0418377Y2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0418377Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6488098B2 (ja) * | 2014-10-10 | 2019-03-20 | 株式会社シマノ | 両軸受リール |
| JP6748562B2 (ja) * | 2016-11-22 | 2020-09-02 | グローブライド株式会社 | 魚釣用リール |
-
1986
- 1986-09-22 JP JP14528286U patent/JPH0418377Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6350574U (ja) | 1988-04-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0418377Y2 (ja) | ||
| US5544832A (en) | Brake device for use in a fishing reel | |
| US4369930A (en) | Fishing reel | |
| JP6748562B2 (ja) | 魚釣用リール | |
| US5443219A (en) | Reversal preventive device for fishing reel | |
| JPH0510612Y2 (ja) | ||
| US20020023980A1 (en) | Spinning reel for fishing | |
| JP3005588U (ja) | 魚釣用リ−ルの制動装置 | |
| JPH11113464A (ja) | 魚釣用リールの制動装置 | |
| US3997130A (en) | Fishing reels | |
| JPH0638047Y2 (ja) | 魚釣用リールの制動装置 | |
| JPS6011797Y2 (ja) | スピニングリ−ルのドラグ調節装置 | |
| JPH0119675Y2 (ja) | ||
| JPH062550Y2 (ja) | 魚釣用スピニングリール | |
| KR870001649Y1 (ko) | 낚시용 스피닝 리일 | |
| JPS5933257Y2 (ja) | 音響発生装置付魚釣用リ−ル | |
| JP3005455U (ja) | 魚釣用リ−ル | |
| JP2000106801A (ja) | 魚釣用リール | |
| JPH0130056Y2 (ja) | ||
| JPH0238634Y2 (ja) | ||
| JP3006902U (ja) | 魚釣用リ−ルの逆転防止装置 | |
| JPH0325579Y2 (ja) | ||
| JPH0718566U (ja) | 魚釣用リ−ルのハンドル装着機構 | |
| JPS5917172Y2 (ja) | 両軸受型魚釣用リ−ル | |
| JPH0642464Y2 (ja) | 魚釣用両軸受型リール |