JPH0642464Y2 - 魚釣用両軸受型リール - Google Patents

魚釣用両軸受型リール

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JPH0642464Y2
JPH0642464Y2 JP1985183198U JP18319885U JPH0642464Y2 JP H0642464 Y2 JPH0642464 Y2 JP H0642464Y2 JP 1985183198 U JP1985183198 U JP 1985183198U JP 18319885 U JP18319885 U JP 18319885U JP H0642464 Y2 JPH0642464 Y2 JP H0642464Y2
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JP
Japan
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bearing
spool shaft
reel
cap
spool
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Application number
JP1985183198U
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JPS6289981U (ja
Inventor
和雄 平野
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 本考案は魚釣用両軸受型リールのスプール軸の支承調節
機構の改良に関するもので、スプール軸の軸方向の押圧
量を節度をもって微調整できると共に調整キャップの弛
み止めを確実に行うことを目的とするものである。
従来の技術 両軸受型リールにおけるスプール軸の軸方向のガタ、押
圧量を調節する手段として、リール側板に突出した雄螺
子筒内に軸受を設け、雄螺子筒に螺合するキャップを圧
縮コイルスプリングで弾発して弛み止めとする方式(特
公昭45-36136号公報参照)や、Oリングを介在する方式
(実公昭56-45415号公報図面参照)が知られているが、
何れもスプール軸の軸受と押圧部材とが別部材で行われ
ているため、押圧部材が軸受とは別に螺合されているこ
とにより、スプール軸芯に対して偏心し易く、スプール
軸端部を軸方向に均等かつ高精度に押圧できず、そのた
めに押圧部材やスプール軸端部が片寄り摩耗したり、こ
の押圧部材の偏心押圧作用でスプールがキャステイング
時に高速回転すると異常音を発生したりすると共にその
分解組立も面倒であり、その上前者は軸方向に作用する
圧縮力を螺合部に作用させて弛み止めしているので、キ
ャップの回転方向の抵抗力がコイルスプリングの圧縮力
に比し小さく弛み易いと共にコイルスプリングを強くす
ると組立が困難になり、またキャップを回転して調整す
るとき節度及び鳴音がないため微調整が困難で操作し辛
い欠陥がある。また後者はOリングがキャップ内周面と
変形して接触しその摩擦力で弛み止めを行っているの
で、表面粗度、寸法精度により摩擦力にバラツキが生じ
たり接触面に潤滑させる必要があると共に塩分が附着し
たり、接触面が乾いたりするとOリングが変形して使用
不可能になったり、更にはキャップを回動するのが重く
なる等の欠陥がある。
考案の構成 本考案はこれらの欠陥を改善するようにしたもので、ス
プールを固着したスプール軸の一端部をリール側板にス
プール軸方向に進退自在に螺合した軸受筒自体で直接押
圧かつ軸受支持せしめ、該軸受筒の外端に固定されたキ
ャップの周側部とリール側板に突設した筒状部とを重合
状態に配置し、前記重合部の内側に配置された方に先端
折曲突部を有する欠円環状バネを係止すると共に重合部
の外側に配置された方の内周面に前記欠円環状バネの先
端折曲突出部が係合する凹凸歯を設けたことを要旨とす
るものである。
本考案の実施例を図面について説明すると、スプール1
を固着したスプール軸2の一端部は皿状リール側板3の
内側に固着されたフレーム4に軸受を介して支承される
と共に他端部は他方のリール側板5に進退自在に螺合さ
れたキャップ6を有する軸受筒7自体で直接押圧自在に
かつ軸受支持され、前記キャップ6の周側部内周面には
凹凸歯8が設けられている。
またリール側板5の外側には前記凹凸歯8より小径でか
つ対向して切欠部9と透孔10を設けた筒状部11がキャッ
プ6の周側部と重合状態に一体に突設され、軸受筒7の
基部に嵌装した欠円環状バネ12の基端13が切欠部9に係
止すると共に先端折曲突出部14が透孔10を貫通して前記
凹凸歯8に係合している。
前記実施例はキャップ6の周側部が外側に、リール側板
5の筒状部11が内側に重合状態に配置された場合を例示
したが、第4図にはリール側板5の筒状部11を外側に配
置してその内周面に凹凸歯8を形成すると共にキャップ
6の周側部を内側に配置して欠円環状バネ12の基端13が
係止する切欠部9と先端折曲突出部14が貫通する透孔10
を設けた実施例である。
本考案実施例は上記のように構成されているから、キャ
ップ6を回動して軸受筒7を螺合進退してスプール軸2
の軸方向の押圧量を微調整するものであり、この場合キ
ャップ6は欠円環状バネ12の先端折曲突出部14が凹凸歯
8に係合して節度をもって発音しながら回動する。
考案の効果 本考案はリール側板に進退自在に螺合した軸受筒自体で
直接スプール軸端を押圧すると共に軸受支持しているの
で、軸受筒のスプール軸押圧部はスプール軸端に対して
偏心することなくスプール軸端を高精度で均一に押圧し
てスプール軸及び押圧部の片寄り摩耗や不均一な押圧作
用による釣糸放出時の高速回転するスプールの異常音発
生を確実に防止すると共にスプール軸支持部の構成の簡
易化を図りその分解組立を容易にすることができる。
また本願考案は軸受筒の外端に固定されたキャップとリ
ール側板に突設した筒状部間に設けた折曲突出部を有す
る欠円環状バネと凹凸歯の係合作用によりキャップはス
プール軸の回転方向に抵抗力が作用し、釣糸の捲取り又
は繰出しによって回転するスプール軸の弛み止めを確実
に行うことができると共にキャップは節度をもって発音
しながら回動するためスプール軸の軸方向の押圧量の微
調整も円滑容易で操作し易く、従ってキャップが弛んだ
り、従来のOリングを使用したときのように油切れや塩
水の附着、作動不良を来すこともなく、スプール軸の支
承調整が容易にできる優れた特徴と実用性を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一部切欠平面図、第2図は第1図I〜
I線断面図、第3図は同要部の分解斜面図、第4図は別
実施例の縦断正面図である。 2……スプール軸、5……リール側板、6……キャッ
プ、7……軸受筒、8……凹凸歯、9……切欠部、10…
…透孔、11……筒状部、12……欠円環状バネ、14……先
端折曲突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプールを固着したスプール軸の一端部を
    リール側板にスプール軸方向に進退自在に螺合した軸受
    筒自体で直接押圧かつ軸受支持せしめ、該軸受筒の外端
    に固定されたキャップの周側部とリール側板に突設した
    筒状部とを重合状態に配置し、前記重合部の内側に配置
    された方に先端折曲突部を有する欠円環状バネを係止す
    ると共に重合部の外側に配置された方の内周面に前記欠
    円環状バネの先端折曲突出部が係合する凹凸歯を設けた
    魚釣用両軸受型リール。
JP1985183198U 1985-11-28 1985-11-28 魚釣用両軸受型リール Expired - Lifetime JPH0642464Y2 (ja)

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JPS6289981U JPS6289981U (ja) 1987-06-09
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JPS565888U (ja) * 1979-06-26 1981-01-19
JPS5652975U (ja) * 1979-09-29 1981-05-09
JPS5942169U (ja) * 1982-09-10 1984-03-19 ダイワ精工株式会社 スピニングリ−ルのドラグ制動装置

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