JP2524477Y2 - 魚釣用リールの逆転防止装置 - Google Patents
魚釣用リールの逆転防止装置Info
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- JP2524477Y2 JP2524477Y2 JP1990044979U JP4497990U JP2524477Y2 JP 2524477 Y2 JP2524477 Y2 JP 2524477Y2 JP 1990044979 U JP1990044979 U JP 1990044979U JP 4497990 U JP4497990 U JP 4497990U JP 2524477 Y2 JP2524477 Y2 JP 2524477Y2
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- Japan
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- reverse rotation
- rotor
- locking claw
- spool
- reverse
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; CARE OF BIRDS, FISHES, INSECTS; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/01—Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
- A01K89/0106—Ratchet-type drives
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Animal Husbandry (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ローラー式一方向クラッチを組み込んだ
魚釣用リールの逆転防止装置に関する。
魚釣用リールの逆転防止装置に関する。
従来爪車の逆転を爪車に係止する逆転止めの係止爪で
防止していたが、爪車の爪数が少ないので、逆転遊度の
角度が大きく、敏速に逆転を係止出来ない欠点があり、
スピニングリールではローターと一体回転するピニオン
を有する回転軸筒の外周に逆転防止爪車を固着したロー
ラー式一方向ベアリングを回り止め嵌合し、爪車に係止
爪を係合する方向に付勢すると共に、係止爪を爪車に係
脱自在とし、逆転方向に遊びが少なく、瞬間的な逆転防
止を可能にしたものが実開昭64-38963号公報で知られて
おり、ラチェット歯の爪車に、係止爪がバネで付勢され
て当接され、一方向クラッチが解除された巻取り方向の
回転時、爪車が連動回転しないようになっている。
防止していたが、爪車の爪数が少ないので、逆転遊度の
角度が大きく、敏速に逆転を係止出来ない欠点があり、
スピニングリールではローターと一体回転するピニオン
を有する回転軸筒の外周に逆転防止爪車を固着したロー
ラー式一方向ベアリングを回り止め嵌合し、爪車に係止
爪を係合する方向に付勢すると共に、係止爪を爪車に係
脱自在とし、逆転方向に遊びが少なく、瞬間的な逆転防
止を可能にしたものが実開昭64-38963号公報で知られて
おり、ラチェット歯の爪車に、係止爪がバネで付勢され
て当接され、一方向クラッチが解除された巻取り方向の
回転時、爪車が連動回転しないようになっている。
前記公報の機構では、ローラー式一方向クラッチ自体
に解除方向においても回転抵抗があること、及び、スピ
ニングリールのローター又は両軸受型リールのスプール
の回転速度の影響により、ローター又はスプールの巻取
り方向の回転に爪車が連動回転してしまい、係止爪が爪
車の係合位置から外れて逆転方向に遊びが生じてしま
い、瞬間的に逆転を防止できない欠点がある。
に解除方向においても回転抵抗があること、及び、スピ
ニングリールのローター又は両軸受型リールのスプール
の回転速度の影響により、ローター又はスプールの巻取
り方向の回転に爪車が連動回転してしまい、係止爪が爪
車の係合位置から外れて逆転方向に遊びが生じてしま
い、瞬間的に逆転を防止できない欠点がある。
本考案の目的は前記欠点に鑑み、ロータやスプール等
の巻取方向の回転時、逆転防止爪車が連動回転して係止
爪が逆転防止爪車の係合位置から離脱することを防止し
てローター又はスプールの逆転防止が瞬時に確実に実行
されるようにした魚釣用リールの逆転防止装置を提供す
ることである。
の巻取方向の回転時、逆転防止爪車が連動回転して係止
爪が逆転防止爪車の係合位置から離脱することを防止し
てローター又はスプールの逆転防止が瞬時に確実に実行
されるようにした魚釣用リールの逆転防止装置を提供す
ることである。
本考案は前記問題点を解決するための構成として、ハ
ンドル操作により連動回転するロータやスプールに複数
個のローラーから成るころがり式一方向クラッチを介し
て前記ロータやスプールの釣糸繰り出し時に逆転防止用
の係止部を有する逆転防止体を一体回転させ、該逆転防
止体にリール本体に回転可能に支持した逆転止めの係止
爪を係脱自在とした魚釣用リールの逆転防止装置におい
て、前記ロータやスプールの巻取方向の回転時、前記係
止爪を前記逆転防止体の係止部から離脱することを阻止
する阻止手段を係止爪と該係止爪に対応する部材に設け
て前記逆転防止体の係止部がロータやスプールと連動回
転することを防止したことを要旨とするものである。
ンドル操作により連動回転するロータやスプールに複数
個のローラーから成るころがり式一方向クラッチを介し
て前記ロータやスプールの釣糸繰り出し時に逆転防止用
の係止部を有する逆転防止体を一体回転させ、該逆転防
止体にリール本体に回転可能に支持した逆転止めの係止
爪を係脱自在とした魚釣用リールの逆転防止装置におい
て、前記ロータやスプールの巻取方向の回転時、前記係
止爪を前記逆転防止体の係止部から離脱することを阻止
する阻止手段を係止爪と該係止爪に対応する部材に設け
て前記逆転防止体の係止部がロータやスプールと連動回
転することを防止したことを要旨とするものである。
以下、図示の実施例によって本考案を説明すると、魚
釣用リールを魚釣用スピニングリールで述べれば、第１
図から第５図は第１実施例で、魚釣用スピニングリール
はリール本体１の前側に突出した回転軸筒２の外周にリ
ング10が嵌合され、その前側にローター３が回り止め嵌
合されてナット11で固定され、ローター３はハンドル12
の回転に連動して回転されるように支持されている。
釣用リールを魚釣用スピニングリールで述べれば、第１
図から第５図は第１実施例で、魚釣用スピニングリール
はリール本体１の前側に突出した回転軸筒２の外周にリ
ング10が嵌合され、その前側にローター３が回り止め嵌
合されてナット11で固定され、ローター３はハンドル12
の回転に連動して回転されるように支持されている。
前記回転軸筒２内に嵌合されて突出されたスプール軸
13の先端部にスプール14が支持され、スプール14はハン
ドル12の回転に連動して前後に往復動される。
13の先端部にスプール14が支持され、スプール14はハン
ドル12の回転に連動して前後に往復動される。
前記リング10の外周には逆転防止体４が回転可能に保
持され、逆転防止体４には複数個のローラー15が載る真
円部4aと複数個の逆転防止用の係止部を構成する逆転防
止爪車4bが形成されている。
持され、逆転防止体４には複数個のローラー15が載る真
円部4aと複数個の逆転防止用の係止部を構成する逆転防
止爪車4bが形成されている。
爪車4bには第２図のように逆転止めの係止爪５の爪先
5aが係合可能に臨まされ、係止爪５はリール本体１に回
転可能に支持されてバネ部材16で係合方向に付勢されて
いる。
5aが係合可能に臨まされ、係止爪５はリール本体１に回
転可能に支持されてバネ部材16で係合方向に付勢されて
いる。
又、爪車4bには切欠部4cが形成され、係止爪５に切欠
部4cに嵌まり係合される段部からなる係合部5bが形成さ
れて切欠部4cと係合部5bとバネ部材16で係止爪５を爪車
4bから離脱することを阻止する阻止手段が構成されてい
る。
部4cに嵌まり係合される段部からなる係合部5bが形成さ
れて切欠部4cと係合部5bとバネ部材16で係止爪５を爪車
4bから離脱することを阻止する阻止手段が構成されてい
る。
更に係止爪５はカム部６に形成されたカム6aで爪車4b
に係合可能又は係合不能位置に制御され、カム部６のバ
ネ掛け部6bとリール本体１の間にトーションバネ17が設
けられている。
に係合可能又は係合不能位置に制御され、カム部６のバ
ネ掛け部6bとリール本体１の間にトーションバネ17が設
けられている。
カム部６は操作杆18の先端に固定されてリール本体１
の後方に突出した操作杆18にはツマミ19が固定されてい
る。
の後方に突出した操作杆18にはツマミ19が固定されてい
る。
第２図、第５図ではツマミ19がON方向に倒されて爪車
4bの切欠部4cに係止爪５の係合部5bが係合されている。
4bの切欠部4cに係止爪５の係合部5bが係合されている。
ローター３の凹陥部内には突出リング3aが形成され、
第３図のように右肩上がりの底面3bを有する複数個の凹
部3cが形成されて凹部3c内に前記ローラー15が挿入され
て発条７で第３図の反時計方向に付勢されている。
第３図のように右肩上がりの底面3bを有する複数個の凹
部3cが形成されて凹部3c内に前記ローラー15が挿入され
て発条７で第３図の反時計方向に付勢されている。
発条７は第４図のようにローラー15の外周を押圧する
押圧部7aと、ローラー15の端面に当接して抜け止めする
抜け止め部7bと、止め部7cとで形成され、止め部7cは突
出リング3aに形成された溝3dに嵌められてビス20で固定
されている。
押圧部7aと、ローラー15の端面に当接して抜け止めする
抜け止め部7bと、止め部7cとで形成され、止め部7cは突
出リング3aに形成された溝3dに嵌められてビス20で固定
されている。
逆転防止装置の複数個のローラーから成るころがり式
一方向クラッチは前記逆転防止体４と凹部3cとローラー
15と発条７とで構成されている。
一方向クラッチは前記逆転防止体４と凹部3cとローラー
15と発条７とで構成されている。
前記魚釣用スピニングリールの逆転防止装置の動作
は、図示しない釣糸がスプール14に巻回される方向にハ
ンドル12が回転されると、第２図でローター３が時計方
向に、第３図で回転軸筒２及びローター３が反時計方向
に回転される。
は、図示しない釣糸がスプール14に巻回される方向にハ
ンドル12が回転されると、第２図でローター３が時計方
向に、第３図で回転軸筒２及びローター３が反時計方向
に回転される。
この時ローラー15は凹部3c内で回転されてローター３
と逆転防止体４は連結されない。
と逆転防止体４は連結されない。
従って第２図で係止爪５の爪先5aが爪車4bに係合され
た逆転防止体４は回転されない。
た逆転防止体４は回転されない。
更にローラー式一方向クラッチ自体の解除方向におい
て回転抵抗があること、及び、ローターの回転速度の影
響により、ローター３の巻取り方向の回転に爪車4bが連
動回転しようとしても、爪車4bの切欠部4cに係止爪５の
係合部5bが嵌まり係合される係止爪５を爪車4bから離脱
することを阻止する阻止手段で逆転防止体４は確実に回
転されない。
て回転抵抗があること、及び、ローターの回転速度の影
響により、ローター３の巻取り方向の回転に爪車4bが連
動回転しようとしても、爪車4bの切欠部4cに係止爪５の
係合部5bが嵌まり係合される係止爪５を爪車4bから離脱
することを阻止する阻止手段で逆転防止体４は確実に回
転されない。
次に獲物の引きでスプール14に巻回された図示しない
釣糸が繰り出されると、ローター３が第２図の反時計方
向に、第３図で時計方向に逆回転される。
釣糸が繰り出されると、ローター３が第２図の反時計方
向に、第３図で時計方向に逆回転される。
この時第３図でローター３が時計方向に逆回転される
と、ローラー15は凹部3cと逆転防止体４の真円部4aの間
に挟まれてローター３と逆転防止体４は一体的に結合さ
れ、ローター３の逆回転が逆転防止体４に伝達されて逆
転防止体４は逆回転方向に回されようとする。
と、ローラー15は凹部3cと逆転防止体４の真円部4aの間
に挟まれてローター３と逆転防止体４は一体的に結合さ
れ、ローター３の逆回転が逆転防止体４に伝達されて逆
転防止体４は逆回転方向に回されようとする。
しかし、逆転防止体４は爪車4bが第２図のように係止
爪５の爪先5aで係止されているので回転されない。
爪５の爪先5aで係止されているので回転されない。
ツマミ19がOFF方向に倒されてカム部６のカム6aで係
止爪５が２点鎖線のようにバネ部材16に抗して反時計方
向に回動されていると、ローター３は逆回転が可能とな
る。
止爪５が２点鎖線のようにバネ部材16に抗して反時計方
向に回動されていると、ローター３は逆回転が可能とな
る。
前記のように魚釣用スピニングリールの逆転防止装置
が構成されると、ローラー式一方向クラッチ自体の解除
方向において回転抵抗があること、及び、ローターの回
転速度の影響により、ローターの巻取り方向の回転に爪
車4bが連動回転しようとしても、爪車4bには切欠部4cが
形成され、係止爪５に切欠部4cに嵌まり係合される段部
からなる係合部5bが形成されて切欠部4cと係合部5bとバ
ネ部材16で係止爪５を爪車4bから離脱することを阻止す
る阻止手段が構成されているので、逆転防止体４及び爪
車4bは回転されないから、ローター３及び逆転防止体４
の逆転が瞬間的に防止される。
が構成されると、ローラー式一方向クラッチ自体の解除
方向において回転抵抗があること、及び、ローターの回
転速度の影響により、ローターの巻取り方向の回転に爪
車4bが連動回転しようとしても、爪車4bには切欠部4cが
形成され、係止爪５に切欠部4cに嵌まり係合される段部
からなる係合部5bが形成されて切欠部4cと係合部5bとバ
ネ部材16で係止爪５を爪車4bから離脱することを阻止す
る阻止手段が構成されているので、逆転防止体４及び爪
車4bは回転されないから、ローター３及び逆転防止体４
の逆転が瞬間的に防止される。
第６図から第10図は係止爪５を操作するカム部６が変
形された第２実施例で、第１実施例のバネ部材16は設け
られていない。
形された第２実施例で、第１実施例のバネ部材16は設け
られていない。
又、逆転防止体４の爪車4bには切欠部がなく、係止爪
５の爪先5aには段部からなる係合部はない。
５の爪先5aには段部からなる係合部はない。
第２実施例ではカム部６が操作杆18に固定された固定
部８に回動可能に嵌合されてカム部６に螺合されたビス
21が固定部８の溝8aに嵌められて抜け止めされている。
部８に回動可能に嵌合されてカム部６に螺合されたビス
21が固定部８の溝8aに嵌められて抜け止めされている。
カム部６にはピン6cが形成されて係止爪５に形成され
た長孔5cに挿入されている。
た長孔5cに挿入されている。
ピン6cはツマミ19がON位置にある時垂直位置より幾分
右側にある。
右側にある。
固定部８の先端外周には突起部8bが設けられてカム部
６の円弧状凹部6dに嵌められ、凹部6dと突起部8bの間に
発条22が嵌められている。
６の円弧状凹部6dに嵌められ、凹部6dと突起部8bの間に
発条22が嵌められている。
固定部８にはトーショカバネ17のバネ掛け部8cが設け
られている。
られている。
第２実施例の動作は、前記第１実施例と同様に、図示
しない釣糸がスプール14に巻回される方向にハンドル12
が回転されると、第６図から第９図でローター３が時計
方向に回転される。
しない釣糸がスプール14に巻回される方向にハンドル12
が回転されると、第６図から第９図でローター３が時計
方向に回転される。
この時ローラー15は第１実施例と同様に凹部3c内で回
転されてローター３と逆転防止体４は連結されない。
転されてローター３と逆転防止体４は連結されない。
又、係止爪５の長孔5cに挿入されたピン6cは垂直位置
より幾分右側にあり、係止爪５の爪先5aが爪車4bに押し
当てられているから逆転防止体４は回転されない。
より幾分右側にあり、係止爪５の爪先5aが爪車4bに押し
当てられているから逆転防止体４は回転されない。
更にローラー式一方向クラッチ自体の解除方向におい
て回転抵抗があること、及び、ローターの回転速度の影
響により、ローター３の巻取り方向の回転に爪車4bが連
動回転しようとしても、前記と同様に係止爪５の長孔5c
に挿入されたピン6cは垂直位置より幾分右側にあるから
カム部６と係止爪５は回動されず、この係止爪５を爪車
4bから離脱することを阻止する阻止手段で逆転防止体４
は確実に回転されない。
て回転抵抗があること、及び、ローターの回転速度の影
響により、ローター３の巻取り方向の回転に爪車4bが連
動回転しようとしても、前記と同様に係止爪５の長孔5c
に挿入されたピン6cは垂直位置より幾分右側にあるから
カム部６と係止爪５は回動されず、この係止爪５を爪車
4bから離脱することを阻止する阻止手段で逆転防止体４
は確実に回転されない。
次に獲物の引きでスプール14に巻回された図示しない
釣糸が繰り出されると、ローター３が第６図で反時計方
向に逆回転される。
釣糸が繰り出されると、ローター３が第６図で反時計方
向に逆回転される。
この時ローター３が逆回転されると、ローラー15は凹
部3cと逆転防止体４の真円部4aの間に挟まれてローター
３と逆転防止体４は一体的に結合され、ローター３の逆
回転が逆転防止体４に伝達されて逆転防止体４は逆回転
方向に回されようとする。
部3cと逆転防止体４の真円部4aの間に挟まれてローター
３と逆転防止体４は一体的に結合され、ローター３の逆
回転が逆転防止体４に伝達されて逆転防止体４は逆回転
方向に回されようとする。
しかし、逆転防止体４は爪車4bが第６図から第９図の
ように係止爪５の爪先5aで係止されているので回転され
ない。
ように係止爪５の爪先5aで係止されているので回転され
ない。
カム部６で係止爪５が第10図のように反時計方向に回
動されていると、ローター３は逆回転が可能となる。
動されていると、ローター３は逆回転が可能となる。
前記固定部８の突起部8bとカム部６の円弧状凹部6dの
間に嵌められた発条22は、第10図のOFF状態からON状態
に切り換えられる時に、爪車4b突出部分に係止爪５の爪
先5aが載った時発条22が一旦圧縮されてON切り換えを可
能にするために設けられている。
間に嵌められた発条22は、第10図のOFF状態からON状態
に切り換えられる時に、爪車4b突出部分に係止爪５の爪
先5aが載った時発条22が一旦圧縮されてON切り換えを可
能にするために設けられている。
前記第２実施例の爪車4bと係止爪５に第１実施例と同
様に切欠部4cと係合部5bを設けてもよい。第11図は第２
実施例の変形例で、カム部６のピンに代えて溝6eが設け
られ、この溝6eに係止爪５に設けられたピン5dが嵌めら
れている。
様に切欠部4cと係合部5bを設けてもよい。第11図は第２
実施例の変形例で、カム部６のピンに代えて溝6eが設け
られ、この溝6eに係止爪５に設けられたピン5dが嵌めら
れている。
第12図から第14図は第３実施例で、第１図の逆転防止
体４と凹部3cとローラー15と発条７とで構成されたロー
ラー式一方向クラッチに対して、第３実施例では回転軸
筒２の外周にリング23が回り止め嵌合され、その外周に
ローラー式一方向クラッチ９の複数個のローラー24が嵌
合され、ローラー式一方向クラッチ９の外周に爪車4bと
切欠部4cを有する逆転防止体４が嵌合固定されている。
体４と凹部3cとローラー15と発条７とで構成されたロー
ラー式一方向クラッチに対して、第３実施例では回転軸
筒２の外周にリング23が回り止め嵌合され、その外周に
ローラー式一方向クラッチ９の複数個のローラー24が嵌
合され、ローラー式一方向クラッチ９の外周に爪車4bと
切欠部4cを有する逆転防止体４が嵌合固定されている。
ローラー式一方向クラッチ９は第13図、第14図のよう
に外周リング9aと外周リング9aの内周に形成された凹部
9bと傾斜面9cと複数個のローラー24とスペーサ25とバネ
26とで構成されている。
に外周リング9aと外周リング9aの内周に形成された凹部
9bと傾斜面9cと複数個のローラー24とスペーサ25とバネ
26とで構成されている。
各ローラー24はスペーサ25で等間隔に保持されると共
に、バネ26でローラー24が傾斜面9c方向に付勢されてい
る。
に、バネ26でローラー24が傾斜面9c方向に付勢されてい
る。
ローラー式一方向クラッチ９は中間軸筒２が時計方向
に回転されると、ローラー24が時計方向に押されて外周
リング9aの凹部9b位置にあるので、中空軸筒２は回転に
支障を来さずに回転される。
に回転されると、ローラー24が時計方向に押されて外周
リング9aの凹部9b位置にあるので、中空軸筒２は回転に
支障を来さずに回転される。
次に中空軸筒２が反時計方向に回転されると、ローラ
ー24が反時計方向に押されて外周リング9aの傾斜面9cに
圧接されるから、中空軸筒２の逆回転が外周リング9aを
介して逆転防止体４に伝達される。
ー24が反時計方向に押されて外周リング9aの傾斜面9cに
圧接されるから、中空軸筒２の逆回転が外周リング9aを
介して逆転防止体４に伝達される。
爪車4bと係止爪５の係脱構造は第１実施例と同一であ
る。
る。
前記説明では魚釣用リールを魚釣用スピニングリール
で述べたが、両軸受型リール等他の形式のリールに実施
してもよい。
で述べたが、両軸受型リール等他の形式のリールに実施
してもよい。
前記説明において、「ローターの回転速度の影響によ
り、ローター３ての巻取り方向の回転に爪車4bが連動回
転しようとしても、」は両軸受型リール等他の形式のリ
ールの場合は「スプール14の回転速度の影響により、ス
プール14又はスプールと連動回転する駆動部材の巻取り
方向の回転に爪車4bが連動回転しようとしても、」と読
み換えるものとする。
り、ローター３ての巻取り方向の回転に爪車4bが連動回
転しようとしても、」は両軸受型リール等他の形式のリ
ールの場合は「スプール14の回転速度の影響により、ス
プール14又はスプールと連動回転する駆動部材の巻取り
方向の回転に爪車4bが連動回転しようとしても、」と読
み換えるものとする。
本考案は前述のように構成されたから、釣糸の巻取り
方向の回転時、ローラーから成るころがり式−方向クラ
ッチ自体の解除方向において回転抵抗があること、及
び、ローターやスプールの回転速度の影響により、釣糸
の巻取り方向の回転に逆転防止体が連動回転しようとし
ても、係止爪を逆転防止体の係止部から離脱することを
阻止する阻止手段で逆転防止体が連動回転されず、次の
獲物の引きでスプールに巻回された釣糸が繰り出される
時、係止爪が逆転防止体の係止部と係合されて遊びが生
じることを確実に防止できるので、ローターやスプール
の逆転防止が瞬時に確実に実行されて瞬間的に逆転を防
止出来る等実用上優れた効果を奏する魚釣用リールの逆
転防止装置を提供することが出来る。
方向の回転時、ローラーから成るころがり式−方向クラ
ッチ自体の解除方向において回転抵抗があること、及
び、ローターやスプールの回転速度の影響により、釣糸
の巻取り方向の回転に逆転防止体が連動回転しようとし
ても、係止爪を逆転防止体の係止部から離脱することを
阻止する阻止手段で逆転防止体が連動回転されず、次の
獲物の引きでスプールに巻回された釣糸が繰り出される
時、係止爪が逆転防止体の係止部と係合されて遊びが生
じることを確実に防止できるので、ローターやスプール
の逆転防止が瞬時に確実に実行されて瞬間的に逆転を防
止出来る等実用上優れた効果を奏する魚釣用リールの逆
転防止装置を提供することが出来る。
図面は本考案の実施例が示され、 第１図から第５図は第１実施例で、 第１図は魚釣用スピニングリールの一部断面側面図、 第２図は爪車に係止爪がON状態で第１図のII−II線断面
正面図、 第３図は第１図のIII−III線断面背面図、 第４図はローラー式一方向クラッチのローラーと発条の
斜視図、 第５図は第２図の要部拡大断面正面図、 第６図から第10図は第２実施例で、 第６図は爪車に係止爪がON状態で第１図のII−II線と同
じ断面正面図、 第７図はカム部の断面側面図、 第８図、第９図は第６図の夫々要部拡大断面正面図、 第10図は爪車に係止爪がOFF状態の要部断面正面図、 第11図は第２実施例のカム部の変形例要部断面正面図、 第12図から第14図は第３実施例で、 第12図は魚釣用スピニングリールの一部断面側面図、 第13図は第12図のXIII−XIII線断面正面図、 第14図は第13図の拡大断面側面図である。 ４……逆転防止体、4b……逆転防止体の係止部、５……
逆転止めの係止爪、4c、5b、5c、5d、６、6c、6e、16、
…係止爪を係止部から離脱することを阻止する阻止手段
の構成部品、3a、3b、3c、４、７、９、15、24…ローラ
ー式一方向クラッチ又は構成部品、12……ハンドル。
正面図、 第３図は第１図のIII−III線断面背面図、 第４図はローラー式一方向クラッチのローラーと発条の
斜視図、 第５図は第２図の要部拡大断面正面図、 第６図から第10図は第２実施例で、 第６図は爪車に係止爪がON状態で第１図のII−II線と同
じ断面正面図、 第７図はカム部の断面側面図、 第８図、第９図は第６図の夫々要部拡大断面正面図、 第10図は爪車に係止爪がOFF状態の要部断面正面図、 第11図は第２実施例のカム部の変形例要部断面正面図、 第12図から第14図は第３実施例で、 第12図は魚釣用スピニングリールの一部断面側面図、 第13図は第12図のXIII−XIII線断面正面図、 第14図は第13図の拡大断面側面図である。 ４……逆転防止体、4b……逆転防止体の係止部、５……
逆転止めの係止爪、4c、5b、5c、5d、６、6c、6e、16、
…係止爪を係止部から離脱することを阻止する阻止手段
の構成部品、3a、3b、3c、４、７、９、15、24…ローラ
ー式一方向クラッチ又は構成部品、12……ハンドル。
Claims (1)
- 【請求項１】ハンドル操作により連動回転するロータや
スプールに複数個のローラーから成るころがり式一方向
クラッチを介して前記ロータやスプールの釣糸繰り出し
時に逆転防止用の係止部を有する逆転防止体を一体回転
させ、該逆転防止体にリール本体に回転可能に支持した
逆転止めの係止爪を係脱自在とした魚釣用リールの逆転
防止装置において、前記ロータやスプールの巻取方向の
回転時、前記係止爪を前記逆転防止体の係止部から離脱
することを阻止する阻止手段を係止爪と該係止爪に対応
する部材に設けて前記逆転防止体の係止部がロータやス
プールと連動回転することを防止したことを特徴とする
魚釣用リールの逆転防止装置。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990044979U JP2524477Y2 (ja) | 1990-04-26 | 1990-04-26 | 魚釣用リールの逆転防止装置 |
| EP93119996A EP0600523B1 (en) | 1990-02-02 | 1991-01-31 | Reverse rotation preventing mechanism in spinning reel for fishing |
| EP91101294A EP0440231B1 (en) | 1990-02-02 | 1991-01-31 | Reverse rotation prevention mechanism in spinning reel for fishing |
| DE69126445T DE69126445T2 (de) | 1990-02-02 | 1991-01-31 | Rücklaufsperre für Angelrollen |
| DE69103032T DE69103032T2 (de) | 1990-02-02 | 1991-01-31 | Rücklaufsperre für Angelrollen. |
| KR2019910003255U KR960001751Y1 (ko) | 1990-04-26 | 1991-03-11 | 낚시용리일의 역전방지장치 |
| US08/039,682 US5374001A (en) | 1990-02-02 | 1993-01-21 | Reverse rotation preventing mechanism in spinning reel for fishing |
| US08/311,122 US5570851A (en) | 1990-02-02 | 1994-09-23 | Reverse rotation preventing mechanism in spinning reel for fishing |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990044979U JP2524477Y2 (ja) | 1990-04-26 | 1990-04-26 | 魚釣用リールの逆転防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH043564U JPH043564U (ja) | 1992-01-13 |
| JP2524477Y2 true JP2524477Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=12706589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990044979U Expired - Lifetime JP2524477Y2 (ja) | 1990-02-02 | 1990-04-26 | 魚釣用リールの逆転防止装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2524477Y2 (ja) |
| KR (1) | KR960001751Y1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004073007A (ja) * | 2002-08-09 | 2004-03-11 | Ever Green International:Kk | 魚釣り用リール |
-
1990
- 1990-04-26 JP JP1990044979U patent/JP2524477Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-03-11 KR KR2019910003255U patent/KR960001751Y1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004073007A (ja) * | 2002-08-09 | 2004-03-11 | Ever Green International:Kk | 魚釣り用リール |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR960001751Y1 (ko) | 1996-02-24 |
| KR910017595U (ko) | 1991-11-28 |
| JPH043564U (ja) | 1992-01-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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