JPH0728855U - 液体吐出用ディスペンサー - Google Patents

液体吐出用ディスペンサー

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Publication number
JPH0728855U
JPH0728855U JP6120293U JP6120293U JPH0728855U JP H0728855 U JPH0728855 U JP H0728855U JP 6120293 U JP6120293 U JP 6120293U JP 6120293 U JP6120293 U JP 6120293U JP H0728855 U JPH0728855 U JP H0728855U
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JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
screw
stem
dispenser
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP6120293U
Other languages
English (en)
Inventor
悦也 多田
Original Assignee
河野樹脂工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 河野樹脂工業株式会社 filed Critical 河野樹脂工業株式会社
Priority to JP6120293U priority Critical patent/JPH0728855U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器中の液体を定量取り出すためのディスペ
ンサーについて、シリンダ上端面の作動ステムとシリン
ダとの間隙から汚水の浸入することを防ぐ。 【構成】 ポンプ式のディスペンサーにおいて、押下げ
ヘッド30の下面に突出するステム嵌合部32より大径
の係合筒35を突設しこれに雌ねじを設け、シリンダ4
上端には雄ねじ36をもつ螺筒20を取り付け、この雌
雄のねじにより押下げヘッド30とシリンダ4部とをね
じ結合するようにした。したがって、ステム10と螺筒
20上端面には汚水の溜まる空間はなくなった。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は容器中の液体を定量吐出するための液体ポンプディスペンサーに関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、手動の液体吐出用ポンプとしてのディスペンサーは、容器体内に垂設さ れ容器口部にキャップ状ねじにより取り付けられたシリンダの内部に、ばねに抗 して上下動する作動ステムを挿通し、該作動ステムの上下動に伴ってシリンダ下 部に設けた吸込み弁、吸液パイプを介してシリンダ内に容器内液体を吸い上げ、 またその吸い上げられたシリンダ内の液体を作動ステムに設けた二次側吐出弁を 介して該作動ステム内径孔を通って押下げヘッドのノズルに送り出し吐出する構 造のものが知られている。この形式のディスペンサーはその作動部材がばねによ って常に上方に押し上げられているために荷姿がかさばる欠点があり、さらに店 舗などにおいての展示中に不用意に押下げヘッドに手を触れ内部液体を吐出させ る可能性もあることからシリンダ上部に雌ねじ付きの螺筒を嵌着させ、また作動 ステム上端部を嵌着させるノズル付き押下げヘッド下面から垂下する作動ステム 嵌合筒外面に雄ねじを形成して、上記雌ねじにこの雄ねじを螺合することによっ て作動ステムをネジに抗して押下げ状態を保持させることが行われている(実開 昭63−30707「従来の技術」1〜19行、実開平5−51758の図1な ど)ところである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の構造になるディスペンサーは、包装時あるいは店頭での展示中における 問題点は、シリンダ上部に雌ねじ付きの螺筒を嵌着し、押下げヘッド下部に雄ね じを設けることにより解決されたが、浴室などで体を洗い流す時などに手元にお いたこのようなディスペンサーに汚水がかかり、前記のシリンダ上部に設けた雌 ねじと作動ステムとの間隙、すなわち押下げヘッドの下面に垂下した雄ねじが螺 合挿通する空間に汚水が充満し容器内液体に混入することがあり、あるいは使用 後これらのねじを螺合するときにここに溜まった汚水が溢れ出て容器外面を汚す ことになり、これに対して強い不潔感を覚える人が多い。本考案は、容器上面に 汚水などが溜まる空間あるいは間隙をなくして容器に対する不潔感を一掃しよう とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
シリンダ上部に付設した外向きフランジを、液体容器体口頂面と容器体口頚部 に嵌合する装着筒の上端内向きフランジとで挟持させることにより着脱自在に容 器体中に垂設されるシリンダーに、上端にノズル付き押下げヘッドを嵌着し下方 にその上下動により開閉される二次側吐出弁を有する作動ステムをバネに抗して 挿通し、該シリンダー底部にはボール弁形式の一次側吸込み弁とその下部に吸液 パイプの嵌入孔を設けた往復動式手動ポンプディスペンサーにおいて、その押下 げヘッド下面から垂下する係合筒の内面に形成した雌ねじとシリンダ上端に嵌着 した螺筒の外面に形成した雄ねじとを螺合させる構造とすることによって、作動 ステム外周面とシリンダ上端の雄ねじを形成する螺筒内面とが空隙のない摺動嵌 合にした。
【0005】
【作用】
従来のディスペサーと異なり、シリンダ上端に嵌着した螺筒の外径を雄ねじと し、その内面を作動ステムがスムーズに摺動する程度の隙間のない嵌合としたこ とにより、そのシリンダ上端面に係合する螺筒上方に汚水がたまり、それが容器 内に流入する可能性が皆無となり、使用者に不潔感を与えることがなくなる。ま た、その螺筒の上端に接した内周面をステムとの摺動面としたためにステムの支 承間隔すなわちステム下方摺動面をもつピストンとの間隔が装置の形態上最長と なり安定した上下動が得られる。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例について図面にしたがって説明する。図4に示すものは、従来 公知のディスペンサーの構造で、まずこれを説明すると容器1は口頚部2外面に ねじ3を有する。その容器1内に挿通されたシリンダ4はその上方近くに形成さ れた外向きフランジ5がパッキング6を介して容器の口頂面に嵌合載置され、上 記容器の口頚部2のねじ3に螺合する雌ねじ16を有する挿着筒15の上端の内 向きフランジ17部と前記容器1の口頂面との間で前記外向きフランジ5を挟持 する。外向きフランジ5上方のシリンダ4の突出部7は作動ステム10の摺動を ガイドするスリーブ18を有する螺筒20とその嵌合筒9により嵌合挿着されて いる。
【0007】 前記シリンダ4内には、作動ステム10がコイルばね8に抗して挿通されてい る。この作動ステム10にピストン11が嵌合されおり、シリンダ4内を上下に 摺動する作動ステム10の動きに対してこのピストン11がシリンダ4内面との 摩擦抵抗により動きが遅れ、結果的に該作動ステム10と相対方向に若干摺動し 作動ステム10に開口されたシリンダ4と作動ステム10の内径及びノズル口3 1を連通する通口12を開閉する構造になっている。
【0008】 その作動ステム10の上端部はノズル口31を有する押下げヘッド30の下面 から垂下された作動ステム嵌着筒32に挿入固定され、かつ、この作動ステム嵌 着筒32の外面に形成された雄ねじ33が前記螺筒20の内面に形成された雌ね じ19に着脱自在に螺合される。
【0009】 シリンダ4の下方の吸入弁13部にはスチールボール13aが挿入されている 。押下げヘッド30を押し下げると作動ステム10の動きに遅れてピストン11 が相対的に上昇し、それまで閉じられていた通口12が開口され、シリンダ4内 の液体が該通口12を経てノズル口31から吐出される。
【0010】 逆に、押下げヘッド30に加えていた外圧を除くとコイルばね8の圧力によっ て作動ステム10が押し上げられる。その作動ステム10の上昇の動きに遅れた ピストン11は通口12を閉じて上昇し、したがってシリンダ4内は負圧となり 吸入弁13を開き嵌入孔14に嵌合させた吸液パイプ14aを介して容器1中の 液体をシリンダ内に吸入する。
【0011】 以上の構造になる従来のディスペンサーに対して、本考案ディスペンサーの実 施例の一は図1、図2に示すように、従来方式の押下げヘッド30に垂下した嵌 着筒32とは別により大径の係合筒35を垂下しその内径に雌ねじ36を形成し 、一方のシリンダ4上部に嵌合挿着されている螺筒20にはその上端面に接する 内径部を作動ステム10と摺動嵌合する摺動面21を形成すると共に、その外周 面を雄ねじ22として前記雌ねじ36と螺合する構造としたものである。
【0012】 実施例の二として図3に示すものは、従来方式において形成されていた螺筒2 0内の二重状のスリーブ18を設けずに、前記螺筒20の上方内周の摺動面21 とピストン11によって作動ステム10を支承して、その作動ステム10の上下 動を行なわせる構造したもので、その摺動は良好であった。なお、23は作動ス テム10の上昇限度となる縦リブ状ストッパーである。
【考案の効果】
【0013】 以上の構造になる本考案液体吐出ディスペンサーにおいては、作動ステム10 の外周面と螺筒15との嵌合が液密な摺動嵌合としているために、その間に隙間 はなく外部の汚水など液体が容器内に浸入することはなく清潔性を保つことが可 能となった。
【0014】 作動ステム10の上下動を支える摺動面の一端がピストン11であり、多端が 作動ステム10の外周面と摺動する嵌合面をもつ螺筒15の最上部であり、した がってその間隔は機構上最長であり、スムーズな摺動が得られる。従来製品のス リーブ18が不要となり螺筒20の成形用金型の構造が単純化し成形品の製造単 価、したがってディスペンサーの価額を引き下げる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ディスペンサーの使用時の縦断面図
【図2】本考案ディスペンサーの不使用時の一部断面図
【図3】実施例二の螺筒を示す縦断面図
【図4】従来のディスペンサーの構造を示す縦断面図
【符号の説明】
1 容器 2 口頚部 3 ねじ 4 シリンダ 5 外向きフランジ 6 パッキング 7 突出部 8 コイルばね 9 嵌合筒 10 作動ステム 11 ピストン 12 通口 13 吸入弁 13a スチールボール 14 嵌入孔 14a 吸液パイプ 15 挿着筒 16 雌ねじ 17 内向きフランジ 18 スリーブ 19 雌ねじ 20 螺筒 21 摺動面 22 雄ねじ 23 ストッパー 30 押下げヘッド 31 ノズル口 32 嵌着筒 33 雄ねじ 35 係合筒 36 雌ねじ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ上部に付設した外向きフランジ
    を、液体容器体口頂面と容器体口頚部に嵌合する装着筒
    の上端内向きフランジとで挟持させることにより着脱自
    在に容器体中に垂設されるシリンダーに、上端にノズル
    付き押下げヘッドを嵌着し下方にその上下動により開閉
    される吐出弁を有する作動ステムをバネに抗して挿通
    し、該シリンダー底部にはボール弁形式の吸入弁とその
    下部に吸液パイプの嵌入孔を設けた往復動式手動ポンプ
    ディスペンサーにおいて、押下げヘッド下面から垂下す
    る係合筒内面に形成した雌ねじをシリンダ上端に嵌着し
    た螺筒外面の雄ねじに着脱自在に螺合したことを特徴と
    する液体吐出用ディスペンサー。
  2. 【請求項2】シリンダ上端に嵌着した螺筒外面に雄ねじ
    を形成すると共にその螺筒の上端に接した内周面を作動
    ステムとの摺動面としたことを特徴とする請求項1記載
    の液体吐出用ディスペンサー。
JP6120293U 1993-11-15 1993-11-15 液体吐出用ディスペンサー Pending JPH0728855U (ja)

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JPH0728855U true JPH0728855U (ja) 1995-05-30

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5806467A (en) * 1995-08-23 1998-09-15 Kabushikigaisha Heisei Pet leash
WO2000047079A1 (fr) * 1999-02-12 2000-08-17 Yamada Atomizer Company Limited Dispositif distributeur de parfums
WO2003064285A1 (fr) * 2002-01-31 2003-08-07 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Recipient de revetement a peigne

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0687259B2 (ja) * 1985-04-22 1994-11-02 日本電気株式会社 画像転置方法と装置

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