JP2813966B2 - プッシュタイプディスペンサー - Google Patents

プッシュタイプディスペンサー

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JP2813966B2
JP2813966B2 JP6337556A JP33755694A JP2813966B2 JP 2813966 B2 JP2813966 B2 JP 2813966B2 JP 6337556 A JP6337556 A JP 6337556A JP 33755694 A JP33755694 A JP 33755694A JP 2813966 B2 JP2813966 B2 JP 2813966B2
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chaplit
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ノズルヘッドの押し
込みに連動したピストンの往復動によって、液体をシリ
ンダ内に吸い上げ加圧して流出させるプッシュタイプデ
ィスペンサーに関する。
【0002】
【従来の技術】ノズルヘッドの押し込みによって液体を
吸い上げ、加圧してノズルから流出させるプッシュタイ
プディスペンサーが、シャンプー、リンス等の容器に装
着されるディスペンサーとして、よく知られている。
【0003】図4に示すように、従来のプッシュタイプ
ディスペンサー110 は、ボトルキャップ124 によって容
器118 の口部に着脱自在に装着され、ノズルヘッド111
の押し込みに連動したシリンダ112 内でのピストン114
の摺動(往復動)によって、容器から液体を吸い上げ加
圧してノズル111aから流出させるように構成されてい
る。なお、リターンばね120 がシリンダ112 に内蔵され
てノズルヘッド111 をその初期位置に押し上げており、
リターンばねの偏倚力に抗してノズルヘッドは押し込ま
れる。
【0004】ここで、チャプリット122 と称する、たと
えば、めねじ付部材がシリンダ上端に固定され、ノズル
ヘッド111 を押し込み、ノズルヘッドのおねじ132 をチ
ャプリット122 のめねじ134 に螺合させた状態でのディ
スペンサー110 の搬送、展示を可能としている。このよ
うに、ノズルヘッド111 を押し込み位置に固定すれば、
ノズルヘッドの押し込み、および、それに起因する液体
の流出が不可能となり、搬送、展示時での予期しない液
体の流出(液漏れ)が確実に阻止できる。また、ディス
ペンサー110 の背が低くなり、搬送、展示時に必要なス
ペースが小さくなる利点もある。
【0005】使用のために、ノズルヘッド111、チャプリ
ット122 の螺合を解けば、リターンばね120 よって、ノ
ズルヘッドはピストン114 を伴って押し込み位置から押
し上げられて初期位置に復帰する。そして、初期位置の
ノズルヘッド111 を押し込み、ピストン114 を往復動さ
せると、液体が加圧されて流出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】容器の液体が加圧され
て流出すると、容器内の液面が低下し、外気を補給しな
いと、容器内が負圧化されて、以後の液体の流出が困難
となる。そのため、ディスペンサー110 においては、た
とえば、換気孔(負圧防止孔)130 が、シリンダ112 の
側壁に穿設されている。
【0007】この構成では、シリンダ112 に対するピス
トン114 の摺動時における、ピストン周面の隙間と換気
孔130 とを介した外気の通気により、容器118 の内部の
負圧化が防止される。
【0008】ところで、たとえば、チャプリット122 の
めねじ134 へのノズルヘッドのおねじ132 の螺合を許す
ように、チャプリットに凹部136 が形成されている。チ
ャプリットの凹部136 は、通常、貫通孔122aに連続して
設けられ、凹部の底部が、一体的なシール片123 により
ピストン114 に対して閉じられている。
【0009】この凹部136 は、チャプリット122 の上面
より下に位置するため、水滴、埃等が凹部内に溜りやす
い。特に、シャンプー、リンス等の容器に装着されたデ
ィスぺンサーは、水、湯のかかりやすい浴室、洗面所で
使用されるため、ディスペンサーにかかった水、湯が凹
部、つまりはピストンの周面で滞留されやすい。
【0010】しかしながら、上記のように、ピストン11
4 の周囲に換気用の隙間が生じるため、凹部136 に滞留
した水、湯が、ピストンの往復動のもとでピストン周囲
の隙間を介してシリンダの内部、つまりは容器の内部に
流入される。シリンダ内、容器内における水、湯の流入
(混入)は、容器内の液体を薄めて液体の効力を低下さ
せるため、品質が維持されず、液体を最後まで使い切る
ことが困難になる。
【0011】また、凹部136 に溜った埃等が容器内に混
入すると、液体を汚染して品質を低下させたり、弁座へ
の弁の密着を妨げて液体の流出を困難とする虞れがあ
る。
【0012】更に、他種の洗剤等の異質の液体が凹部13
6 から貫通孔122aを介して容器内に流れ込むと、容器内
のシャンプー、リンス等の液体に化学変化を生じさせ
て、容器に本来収容されていた液体の品質を著しく低下
させて安全性を損なう虞れすらある。
【0013】この発明は、容器内への水等の混入を防止
するプッシュタイプディスペンサーの提供を目的として
いる。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明では、ピストンの摺動および周面での通気
の保障可能な最小限度の径に、チャプリットの貫通孔を
形成している。そして、固定されたシリンダ上端の径よ
り大径のリング状凹部をチャプリットの上面に設け、リ
ング状凹部内の外周面にめねじを形成するとともに、リ
ング状凹部の底面に、少なくとも単数の貫通した水抜き
孔を穿設している。
【0015】
【作用】この構成では、チャプリットのめねじの形成さ
れる凹部が、大径のリング状凹部として貫通孔から隔離
して形成されているため、水、湯がリング状凹部に流入
しても、ピストンの周面での水等の滞留は生じない。そ
して、チャプリットの貫通孔が、ピストンの摺動および
周面での通気の保障可能な最小限度の径に形成されてい
るため、容器内への水、湯等の混入が確実に防止でき
る。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
【0017】図1に示すように、この発明に係るプッシ
ュタイプディスペンサー10は、押し込み可能なノズルヘ
ッド11と、シリンダ12と、ノズルヘッドに連動してシリ
ンダ内を往復動するピストン14とを具備している。そし
て、ディスペンサー10は、容器18に着脱可能に装着さ
れ、ノズルヘッド11の押し込みに連動したピストン14の
往復動のもとで、容器内のシャンプー、リンス等の液体
をシリンダ12に吸い上げ加圧して流出させるように構成
されている。
【0018】ノズルヘッド11は、流出路の規定された略
水平のノズル(嘴)11a と垂直のステム11b とを一体に
備え、ノズルの流出路の端(流出口)から、液体が流出
される。そして、たとえば、ステム11b への上端の嵌着
によって、ピストン14がノズルヘッド11に一体的に連
結、固定されている。
【0019】なお、たとえば、二次弁19が、ノズルヘッ
ドのステム11b の内部で、ピストン14の上端に密着可能
に配設され、二次弁の開閉のもとでピストンからの液体
の流れを制御するように構成されている。
【0020】ピストン14は、たとえば、シリンダ12の内
面に摺接するスカート状シール片14b を下端に一体的に
有する中空形状に成形され、圧縮コイルばね等からなる
リターンばね20の偏倚力に抗して押し込み可能に、シリ
ンダの内部に配設されている。そして、ピストン14の挿
通、摺動可能な貫通孔22a を中央に有するチャプリット
22が、シリンダ12の上端に嵌着されて、ピストンがシリ
ンダに対して摺動自在かつ離脱不能に取り付けられてい
る。
【0021】また、内面にめねじ24a を有するボトルキ
ャップ24が、シリンダ12のフランジ12a とチャプリット
22との間で、離脱不能かつ回動自在に設けられている。
そして、容器18の口部からのシリンダ12の挿入、およ
び、容器の口部のおねじ(図示しない)に対するめねじ
24a の螺合のもとで、ボトルキャップ24、つまりはディ
スペンサー10が、容器に着脱自在に装着される。
【0022】なお、ピストン14の下方でシリンダ12の内
部に、一次弁25が配置され、一次弁の開閉により、シリ
ンダ内での液体の流れが制御されている。
【0023】このような構成のディスペンサー10では、
前回のストロークでのシリンダ12の負圧化によって、容
器18の液体が、シリンダ下端のサクションチューブ26、
一次弁25を介して、シリンダ内に予め吸い上げられてい
る。
【0024】そして、ノズルヘッド11をリターンばね
(圧縮コイルばね)20の偏倚力に抗して再び押し込む
と、ピストン14がシリンダ12に摺接しながら押込まれて
(下降して)、シリンダ内の液体は加圧され、加圧液
は、ピストンの内部を介し、二次弁19を経て、ノズルヘ
ッドのノズル11a の先端(流出口)から流出される(図
2参照)。
【0025】そして、ノズルヘッド11への押力を除く
と、ノズルヘッドは、リターンばね20の偏倚力のもと
で、ピストン14と共に押し上げられて図1に示す初期位
置に戻される。このノズルヘッド11、つまりはピストン
14の押し上げにより、シリンダ12が負圧化されて、液体
が容器18から対応量だけシリンダに吸い上げられる。
【0026】図1に示すように、このようなディスペン
サー10においては、たとえば、容器18の内部に連通する
換気孔30が、シリンダ12の側壁に穿設されている。この
ような構成では、ノズルヘッド11の押し込みによって、
ピストン14とチャプリット貫通孔22a の周面との間の隙
間、および、換気孔30が連通されるため、容器18の内部
がこの隙間と換気孔とを介在して外気に連通される。
【0027】従って、ピストン14、チャプリット貫通孔
22a の周面間の隙間、換気孔30を経て、外気が容器18の
内部に流入して、容器の内部の負圧化が防止され、それ
によって、液体の円滑な流出が確保される。
【0028】ところで、図1に示すように、このような
ディスペンサー10においては、雌雄一対のねじ、つまり
は一対のおねじ32、めねじ34が、ノズルヘッド11、チャ
プリット22にそれぞれ設けられ、おねじ、めねじの螺合
のもとで、ノズルヘッドを押し込み位置に固定して、デ
ィスペンサーが搬送、展示される(図2参照)。通常、
おねじがノズルヘッド11に、めねじ34がチャプリット22
にそれぞれ設けられる。
【0029】そのため、ノズルヘッド11、ピストン14の
押し込み、およびそれに起因する液体の流出が不可能と
なり、搬送、展示時での予期しない液体の流出(液漏
れ)が阻止される。また、ディスペンサー10の背が低く
なり、搬送、展示時に必要なスペースが小さくなる。
【0030】ここで、この発明においては、チャプリッ
トの貫通孔22a を、ピストン14の摺動および周面での通
気の保障可能な最小限度の径にするとともに、図1、図
3(A) に示すように、チャプリット22の上面に、貫通孔
と不連続のリング状凹部36を設け、めねじ34をこのリン
グ状凹部内の外周面に形成している。なお、おねじ32
は、たとえば、ノズルヘッド11の下端外周面に形成され
ている。
【0031】たとえば、ピストン14の摺動を保障可能な
程度に、チャプリットの貫通孔22aの径を設定すれば、
ピストンの周面と貫通孔との間に通気可能な隙間が必然
的に生じる。つまり、ピストン14の円滑な摺動の確保で
きる最小限度の径を、チャプリットの貫通孔22a の径と
することで、ピストンの周面での通気が容易に確保でき
る。
【0032】また、図1を見るとわかるように、リング
状凹部36は、たとえば、固定されたシリンダ12の上端の
径より大径に形成されている。つまり、ステム11b とリ
ング状凹部36との間の溝37にシリンダ12の上端を下方か
ら嵌着可能に、チャプリット22は形成されている(図3
(B) 参照)。
【0033】そして、図1、図3(B) に示すように、チ
ャプリットのリング状凹部36の底面に、水抜き孔38が貫
通して穿設されている。水抜き孔38は、たとえば、円弧
状の長孔として、等間隔離反した4ヶ所に設けられてい
る。
【0034】このような構成では、めねじ34のためのチ
ャプリット22の凹部が、シリンダ14の上端より大径のリ
ング状凹部36として貫通孔22a から隔離して設けられて
いるため、ディスペンサー10にかかった水、湯がリング
状凹部に入り込んでも、その水等はピストン14に接触し
て滞留しない。
【0035】ここで、リング状凹部36はシリンダ12の上
端より大径に形成されているため、図1を見るとわかる
ように、リング状凹部底面の水抜き孔38は、ボトルキャ
ップ24の上方で外部に連通されている。つまり、リング
状凹部36に入り込んだ水、湯が水抜き孔38を経て流出し
ても、容器18に入り込むことなく、外部に確実に排出さ
れる。
【0036】そのため、ディスペンサー10にかかった
水、湯がリング状凹部36に入り込んでも、その水等はリ
ング状凹部内に滞留することなく外部に排出される。ま
た、埃等がチャプリットのリング状凹部36に入り込んで
も、水抜き孔38から水、湯と共に外部に排出されるた
め、リング状凹部内での埃等の滞留が、水等と同様に確
実に防止される。
【0037】なお、この発明においては、チャプリット
の貫通孔22a が、ピストン14の摺動および周面での通気
の保障可能な最小限度の径に形成されている。つまり、
リング状凹部36をチャプリットの貫通孔22a から隔離し
て設けることによる、ピストン14の回りでの水等の滞留
防止に加えて、ピストン周面からの水、湯の流れ込みが
十分に抑制されるため、この点からも、容器18の内部へ
の水等の混入が十分に防止される。
【0038】従って、この発明のプッシュタイプディス
ペンサー10によれば、シャンプー、リンス等の容器18の
内部の液体が水、湯の混入により薄められることがない
ため、水等の混入に起因する液体の効力の低下は生じな
い。無論、洗剤等の化学変化を伴う液体の流入も防止さ
れ、安全性を損なう化学変化が未然に防止される。ま
た、埃等の混入によって液体を汚染させたり、埃等が付
着して弁の開閉を妨げることもない。
【0039】そして、チャプリットのリング状凹部36を
ピストン14から隔離して設け、貫通孔22a の径をピスト
ン14の摺動および周面での通気の保障可能な最小限度に
形成すれば足りるため、ピストンの周面に密着されるシ
ール片等が、チャプリットから省略できる。従って、チ
ャプリット22の構成が簡素化できる。
【0040】ここで、貫通孔22a の上端開口40をリング
状凹部36の開口端36a より上方に位置させ、貫通孔とリ
ング状凹部との間の上面22b を外方に傾斜した斜面とし
て形成するとよい。このような構成では、チャプリット
の貫通孔22a の上端開口付近にかかった水、湯や、ピス
トン14の周面に付着して貫通孔の上端開口により剥離さ
れた水等が、上面(斜面)22b に沿って外方に流れ、リ
ング状凹部の水抜き孔38を経て外部に排出される。
【0041】つまり、この構成によれば、ピストン14に
接触する位置での水等の滞留が斜面からなる上面22b に
より阻止されているため、容器18の内部への水等の混入
が一層確実に防止される。
【0042】ここで、実施例においては、図3(B) に示
すように、チャプリット22のリング状凹部底面の水抜き
孔38を等間隔離反した4ヶ所の長孔として例示してい
る。しかし、水、湯等を流出可能とする形状で1ヶ所以
上に設けられれば足りるため、チャプリットの水抜き孔
38の数、形状、配列は図示の構成に限定されない。
【0043】また、チャプリットの貫通孔22a 、リング
状凹部36間の上面22b は、直線状の斜面として例示され
ているが、貫通孔の上端開口周辺の水、湯を外方、つま
りはリング状凹部36に流出させれば足りるため、直線状
の斜面に限定されず、たとえば、略円弧状の斜面として
もよい。
【0044】更に、実施例においては、チャプリットの
貫通孔22a の全長が、ピストン14の摺動および通気の可
能な最小限度の径として例示されている。しかし、ピス
トン14に沿った水、湯の流入等を確実に防止すれば足り
るため、チャプリットの貫通孔22a の全長に限定され
ず、たとえば、上端開口での水等の滞留を阻止するよう
に、上端部の所定長の径のみを、ピストン14の摺動およ
び通気の可能な最小限度の径として形成してもよい。
【0045】しかしながら、チャプリットの貫通孔22a
の全長を、ピストン14の摺動および通気の可能な最小限
度の径とすれば、チャプリット22、つまりはシリンダ12
に対するピストンのガタつき等が確実に防止できる。
【0046】なお、実施例においては、シャンプー、リ
ンス等を内容物とする容器に装着されるディスペンサー
として例示しているが、容器の内容物はこれに限定され
ず、たとえば、ハンドソープ等の他の液体を内容物とす
る容器に装着されるディスペンサーにも、この発明が応
用できることはいうまでもない。
【0047】上述した実施例は、この発明を説明するた
めのものであり、この発明を何等限定するものでなく、
この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るプッシュ
タイプディスペンサーによれば、ねじの形成により必然
的に生じるチャプリットの凹部を、大径のリング状凹部
として貫通孔から隔離して設けているため、ピストン周
面に接触した状態での水、湯の滞留が防止できる。
【0049】そして、リング状凹部の底面に水抜き孔を
設けているため、リング状凹部内に水、湯が滞留しな
い。つまり、水等の滞留によって、ノズルヘッドのおね
じ、チャプリットのめねじ間の螺合が妨害されることも
ないため、ねじの利用性が確実に向上される。
【0050】また、チャプリットの貫通孔の径を、ピス
トンの摺動および周面での通気の保障可能な最小限度の
径としているため、ピストン周面に付着した水等が、ノ
ズルヘッドの押し込みに伴うピストンの摺動のもとでピ
ストン周面から剥離される。従って、この点からも、容
器内への水等の混入が十分に防止される。
【0051】更に、ピストンの周面に密着させるシール
片等が、チャプリットから省略できるため、チャプリッ
トの構成が簡素化される。
【0052】そして、貫通孔の上端開口をリング状凹部
の開口端より高く設定して、貫通孔、リング状凹部間の
上面を外方に傾斜した斜面として形成すれば、貫通孔の
上端開口付近の水、湯が斜面に沿って外方に流れるた
め、ピストンに接触する位置での水等の滞留が確実に阻
止されて、容器の内部への水、湯の混入が一層確実に防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】初期位置における、この発明に係るプッシュタ
イプディスペンサーの概略縦断面図である。
【図2】ノズルヘッドの押し込み位置でのプッシュタイ
プディスペンサーの概略縦断面図である。
【図3】チャプリットの上面、下面から見た各斜視図で
ある。
【図4】初期位置における、従来のプッシュタイプディ
スペンサーの概略縦断面図である。
【符号の説明】
10 プッシュタイプディスペンサー 11 ノズルヘッド 12 シリンダ 14 ピストン 18 容器 20 リターンばね 22 チャプリット 22a 貫通孔 22b 上面(斜面) 32 おねじ 34 めねじ 36 リング状凹部 36a リング状凹部の開口端 38 水抜き孔 40 貫通孔の上端開口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リターンばねに抗したノズルヘッドの押
    し込みによるピストンの往復動によって、液体をシリン
    ダ内に吸い上げ加圧してノズルヘッドの流出口から流出
    でき、シリンダ上端に固定したチャプリットのめねじに
    対するノズルヘッドのおねじの螺合により、ノズルヘッ
    ドがその押し込み位置に固定されるプッシュタイプディ
    スペンサーにおいて、 ピストンの挿通されるチャプリットの貫通孔の少なくと
    も上端部を、ピストンの摺動および周面での通気の保障
    可能な最小限度の径とし、 固定されたシリンダ上端の径より大径のリング状凹部を
    チャプリットの上面に設け、リング状凹部内の外周面に
    めねじを形成するとともに、リング状凹部の底面に、少
    なくとも単数の貫通した水抜き孔を穿設したことを特徴
    とするプッシュタイプディスペンサー。
  2. 【請求項2】 リターンばねに抗したノズルヘッドの押
    し込みによるピストンの往復動によって、液体をシリン
    ダ内に吸い上げ加圧してノズルヘッドの流出口から流出
    でき、シリンダ上端に固定したチャプリットのめねじに
    対するノズルヘッドのおねじの螺合により、ノズルヘッ
    ドがその押し込み位置に固定されるプッシュタイプディ
    スペンサーにおいて、 ピストンの挿通されるチャプリットの貫通孔の少なくと
    も上端部を、ピストンの摺動および周面での通気の保障
    可能な最小限度の径とし、 固定されたシリンダ上端の径より大径のリング状凹部を
    チャプリットの上面に設け、リング状凹部内の外周面に
    めねじを形成し、 貫通孔の上端開口をリング状凹部の開口端より高く設定
    して、貫通孔、リング状凹部間の上面を外方に傾斜した
    斜面として形成するとともに、リング状凹部の底面に、
    少なくとも単数の貫通した水抜き孔を穿設したことを特
    徴とするプッシュタイプディスペンサー。
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