JP2000070776A - ポンプディスペンサー - Google Patents

ポンプディスペンサー

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JP2000070776A
JP2000070776A JP10241518A JP24151898A JP2000070776A JP 2000070776 A JP2000070776 A JP 2000070776A JP 10241518 A JP10241518 A JP 10241518A JP 24151898 A JP24151898 A JP 24151898A JP 2000070776 A JP2000070776 A JP 2000070776A
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Japan
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stem
cylinder
peripheral surface
container
pump dispenser
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JP10241518A
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Norihiro Tsujii
宣博 辻井
Hiroyasu Kato
啓育 加藤
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Lion Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/0005Components or details
    • B05B11/0037Containers
    • B05B11/0039Containers associated with means for compensating the pressure difference between the ambient pressure and the pressure inside the container, e.g. pressure relief means
    • B05B11/0044Containers associated with means for compensating the pressure difference between the ambient pressure and the pressure inside the container, e.g. pressure relief means compensating underpressure by ingress of atmospheric air into the container, i.e. with venting means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1042Components or details
    • B05B11/1059Means for locking a pump or its actuation means in a fixed position
    • B05B11/106Means for locking a pump or its actuation means in a fixed position in a retracted position, e.g. in an end-of-dispensing-stroke position

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンピングストローク中に外気導入を容易に
行えるようにして、肉厚の薄い容器などの弱い復原力の
容器についても減圧を解消可能にしたポンプディスペン
サーを提供する。 【解決手段】 ポンプディスペンサーにおいて、装着部
12の内側に位置する係止部15の筒体15a内周部に
は、環状に内向きに突起部26を突出形成しており、突
起部26の先端26aはステム外周面部16oに接触さ
せていて、外周面部16oに対する接触・離脱によりシ
リンダ14内および空気孔24を介して容器体10内に
空気の非導入・導入するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内にシャンプ
ー、リンス、ホディソープ、入浴剤、ハンドソープ、液
体洗剤あるいは整髪料、化粧料等の液体を収容し、か
つ、その液体をポンプで注出可能なポンプディスペンサ
ー(ポンプ付き容器)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器内の液体を注出するポンプデ
ィスペンサーは、シャンプー、リンス等の液体を収容
し、必要なときにポンプを操作することにより、内容液
体を注出し利用できるものであり、便利なため、家庭用
・業務用を問わずに普及している。また、ポンプディス
ペンサーに関して種々の技術も提案されている(特開平
10−24954号等参照)。
【0003】図8はポンプディスペンサーのポンプ周辺
の説明図である。図8に示すように、容器aの口元a1
に装着筒bが螺着等により固定され、この装着筒b中央
に係合した係止部材cの中央筒状部c1によりポンプd
が装着筒bひいては容器aに固定される。このポンプd
は、下端が容器a内に垂下した状態で前記係止部材cに
より固定されるシリンダeと、該シリンダe内に摺動可
能に嵌合させたピストンfを下端に連携させ、かつ、上
端をシリンダe上方に上下動可能に突出させたステムg
と、ステムg上端に嵌着させたノズル付き押し下げヘッ
ドhと、ステムgを上方に向けて付勢する図示しないス
プリングとを有し、ユーザが前記ヘッドhを押圧・解除
することによりステムgおよびピストンfを上下動させ
て、容器a内の液を吸い上げノズルより噴出(注出)さ
せるようになっている。
【0004】上記構成のポンプディスペンサーにおいて
は、ポンプを作動させて液体を注出すると、容器a内の
液体が減る。このとき、容器aを外気から密閉した状態
のままであると容器a内が減圧して、容器aが変形する
ので、容器a内は、図8に示すように、シリンダe上端
部内周に空気孔iを介して連通する。そして、係止部材
c中央筒部c1の内周面部からは、ステムgを取り巻き
かつ先端がステムgに摺接する薄膜状の減圧弁jが斜め
内向きに形成されている。
【0005】すなわち、減圧弁jは、液体の注出により
シリンダe上端部内圧力つまり容器a内圧が減少すると
ステムg外周面部に対して一部が離れて図8中に矢印で
示すよう外部空気を導入し容器内圧と外圧との平衡を保
つように形成されている。そして、減圧弁jは、ポンピ
ングの途中で働くように設計されている。つまり、液体
が収容されたポンプディスペンサー製品の流通時(ヘッ
ドhが係止部材cに螺着されている状態)および、ヘッ
ドhが上死点にある場合には、他の部分でシールされて
おり、減圧弁jは働かない状態になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、最近では、
環境に対応する点やコストダウンの点などからボトルな
どの容器は肉厚が薄くなる傾向にある。このため、容器
内が減圧状態になったときには、容器自身の復原力が弱
く、特に、ポンピングの1ストロークの短い時間では、
減圧状態が解消できない場合がある。この減圧状態が解
消されないことが繰り返されると容器自身が変形した
(凹みの生じた)ままになってしまい、容器の外観不良
に繋がるという問題点があった。
【0007】本発明は、前記の問題点を解消するためな
されたものであって、ポンピングストローク中に外気導
入を容易に行えるようにして、肉厚の薄い容器などの弱
い復原力の容器についても減圧を解消可能にしたポンプ
ディスペンサーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、次の構成を有する。請求項1の発明は、
容器体の口部に装着部により容器体内に垂下した状態で
取り付けたシリンダと、上端部をシリンダの上方に上下
動可能に突出させかつ下端部に前記シリンダ内周面に摺
動可能なピストンを有しかつ内部に液体の通路を形成し
たステムと、ステム上端部に固定したノズルヘッドとを
有し、ステムの上下動により容器体内収容の液体を液体
通路を介してノズルヘッドから注出するポンプディスペ
ンサーにおいて、シリンダのピストン摺動位置よりも上
方に穿設された空気孔を介して容器体内とシリンダ内と
を連通し、装着部の内側に位置する筒体から環状に内向
きに突出して先端をステム外周面部に接触させる突起部
を設け、該突起部の摺接するステム外周面部の上下方向
中央部分に凹部を形成して、その凹部形成部分では突起
部先端がステム外周面部に接触しないようにし、これに
より、前記空気孔を介して容器体内に外気を導入するよ
うにしたことを特徴とするポンプディスペンサーであ
る。
【0009】請求項1の発明によれば、装着部の内側に
位置する筒体から環状に内向きに突出して先端をステム
外周面部に接触させた突起部を有するポンプディスペン
サーであって、突起部の摺接するステム外周面部の上下
方向中央部分に凹部を形成して、その凹部形成部分では
突起部先端がステム外周面部分に接触しないようにする
ことにより、前記空気孔を介して容器内に外気を導入可
能にする。したがって、前記突起部が凹部形成部分に位
置すると、容器内部と外部との間には突起部の作動とは
関係なく連通する空気流路ができるので、容器体の肉厚
や減圧の程度にかかわりなく空気を導入でき、したがっ
て、容器体内部の減圧を確実に解消できる。また、突起
部は空気の出し入れが必要でないので、従来の減圧弁体
ような微妙な圧力作動性が必要でない。したがって、減
圧弁体のように柔軟性・成形性を考慮する必要がないこ
とから、選択する材料および成形法を簡単化することが
でき、生産性向上に寄与できる。本発明の突起部は薄膜
でなく例えばリブでもよい。このようにリブとすれば、
リブは成形性がよく、また、ステムに密着できるのでス
テムのガタつきの防止もできる。
【0010】なお、請求項2のように、前記凹部をステ
ム中央部の横断面外周の一部に形成するようにすれば、
凹部がステム外周の全周にわたって形成されないで、突
起部はステム外周の凹部の形成されていない部分により
凹部内に嵌まり込むことがなく、突起部がステムの動き
にガタや引っ掛かりを生じることがない。また、凹部が
横断面で見てステム全周に形成されないので強度を保持
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1〜図3は、実施形態にか
かるポンプディスペンサーの吐出完了時(原位置構)、
吐出時、吸い上げ時のそれぞれの詳細説明図、図4〜図
6はポンプディスペンサーの作動説明図、図7はステム
のに形成した凹部の各例の説明図である。
【0012】図1に示すように、ポンプディスペンサー
は、容器体10の上端に先細に形成された口部10aに
装着部12により容器体10内に垂下した状態で取り付
けたシリンダ14と、上端部16uをシリンダ14の上
方に上下動可能に突出させかつ下端部16dに前記シリ
ンダ14内周面14iに摺動可能なピストン18を有し
かつ内部に液体の通路20を形成したステム16と、ス
テム上端部16uに固定したノズルヘッド22とを有
し、ステム16の上下動により容器体10内収容の液体
を液体通路20を介してノズルヘッド22から注出する
ものである。
【0013】前記シリンダ14には、ピストン18摺動
位置よりも上方に空気孔24が穿設されており、この空
気孔24を介して容器体10内とシリンダ14内とを連
通するようになっている。また、装着部12の内側に位
置する係止部15の筒体15a内周部には、環状に内向
きに弾性膜状の突起部26を突出形成しており、突起部
26の先端26aはステム外周面部16oに接触させて
いて、外周面部16oに対する接触・離脱によりシリン
ダ14内および空気孔24を介して容器体10内に空気
の非導入・導入するようになっている。そして、該突起
部26の摺接するステム外周面部16oの上下方向中央
部分に複数のスプライン溝状に凹部28を形成して、そ
の凹部28形成部分では突起部26先端26aがステム
外周面部16oに接触しないようにしている。ステム外
周面部16oの上部分と下部分で凹部28が形成されて
いない箇所は、ノズルヘッド22の上昇端位置と下降端
位置に対応している。これにより、ノズルヘッド22の
押し下げ・復帰により、途中の工程で、凹部28は突起
部26により閉じられない状態になり、そのときに、前
記空気孔24を介して容器体10内に外気を導入するよ
うにしたものである。
【0014】なお、シリンダ14は、上下端を開口した
筒状であって、上部外周より水平方向にフランジ30を
突設し、また、下端部は縮径して嵌合筒部32とする。
この嵌合筒部32の下端外周には、容器体10内に垂下
させたパイプ34上端部を嵌着する。また、嵌合筒部3
2内部には、弁座36aとこの弁座36a上に載置した
球状弁体36bからなる吸い込み弁36を設けている。
シリンダ上部には、外気導入用の前記空気孔(吸気孔)
24を穿設開口している。
【0015】装着部12は、概略筒状体であって内周面
にネジ山状のリブが形成された筒状の本体12aと、上
端に内向き突出するフランジ12bとを備え、容器体1
0の口部10aの外周面に螺合して、口部10a先端に
パッキン37を介してフランジ12b載置してシリンダ
14のフランジ30を挟着することにより、シリンダ1
4を口部10aに固定する。また、シリンダ上端に嵌着
した係止部15によりピストン18の抜け出しを防止し
ている。
【0016】前記係止部材15は、シリンダ14の筒状
壁部上端外周に凹凸係合構造を介して抜け出し不能に嵌
合させた嵌合筒38を頂板40裏面より垂設すると共
に、頂板40中央にステム16を貫通するための前記筒
体15aを貫設し、該筒体15aの外周面中央部から下
部をシリンダ14内面上部に密接嵌合している。前記筒
体15aの内面上部には、螺条42を形成している。こ
の螺条42は、ポンプディスペンサーの移送時などにノ
ズルヘッド22を押し込んだ状態で、ノズルヘッド22
下部筒外周の螺条22aに螺着する等して、係止部材1
5に固定するものであり、この固定により、不意の液体
の噴出を防止するものである。
【0017】前記装着部12、係止部材15、シリンダ
14、ステム16はいずれも適宜のプラスチック素材を
成形して構成することができる。また、ピストン18
は、エラストマーなどの比較的柔軟で弾力性に富む材質
により形成されものであって、概略断面H形状に形成さ
れ、その外周面の円弧状の上下端をシリンダ14の内周
面に摺接可能に嵌合している。
【0018】ステム16は、シリンダ14内と内部通路
20が連通してその中の液体をノズルヘッド22に導入
させるための導管であって、上下端を開口した筒状をな
す。ステム16の下端部16dには、ピストン18が一
定範囲で上下動可能に嵌着する誘導部材19の開口した
上端が挿着される。また、ステム16の中央部から上端
部16uにかけては、上記筒体15aから突出させて上
下動可能に装着しており、該上端部16uにはノズル2
2の筒状下部が外嵌している。そして、前記誘導部材1
9は、上部がステム16内の通路20に連通する筒状部
19aであり、中央部が前記筒状部19a下端を閉じる
概略平板構造になっていて、中央部より下部には、周囲
の壁部19bと中心の棒状軸19cとが下方に向けて突
出形成されている。前記ピストン18の内側部に位置す
る誘導部材19の筒状部19aの側壁には、液体をシリ
ンダ14内からステム内の通路20に流通させる流通孔
44が穿設されている。そして、ピストン18の誘導部
材19に対する上下摺動範囲を制限する上下の係止凸部
16s1,16s2がステム16下端と誘導部材19下
端にそれぞれ形成されている。この下の係止凸部16s
2は、また、ピストン18が該係止凸部16s2に当接
したときに流通孔44を閉じてシリンダ14内とステム
16の通路20内(誘導部材19内を介して流通するも
の)とを仕切るようになっている。そして、ステムシリ
ンダ14内に装填されたスプリング46の弾発力によっ
て上方に向けて付勢されており、常時は図1の状態にな
っている。なお、スプリング46は、上端は誘導部材1
9の下部の壁部19b内側で平板状の中央部の下面に当
接し、下端はシリンダ14内下端部であって、吸い込み
弁36近傍の段部に係止しており、スプリング46の付
勢力は誘導部材19を介してステム16に作用する。
【0019】ポンプディスペンサーにおいては、次に説
明するように、ノズルヘッド22の押し下げ操作によ
り、ステム16、ピストン18および吸い込み弁36か
らなるポンプ機構が作動して、ノズルヘッド22先端の
ノズルより液体を噴出するものである。
【0020】ユーザがノズルヘッド22を下向きに押し
て、ステム16をスプリング46の弾発力に抗して押し
下げると、図2に示すように、ピストン18が上の係止
凸部16s1に当接した状態になるので流通孔44はシ
リンダ14の内周面と連通し、かつ、外部に対して気密
に保ちつつ摺動しながら下降して行く。このとき、吸い
込み弁36は閉じた状態なので、シリンダ14内部の液
体の圧力は上がり、図2中に矢印で示すように、この液
体は流通孔44を通ってステムの通路20内に入る。通
路20内で順次入った液体は既に入ってる液体を押し上
げていくので、ノズルヘッド22の1以上の押し下げ操
作により、液体はノズルヘッド22から噴出する。
【0021】また、ノズルヘッド22への押し下げ力を
解除するとステム16は前記スプリング46の弾発力で
上昇する。このときには、図3に示すように、ピストン
18が下の係止凸部16s2に当接した状態になるので
流通孔44はシリンダ14の内周面とは閉じた状態にな
り、かつ、外部とステム16内の通路20に対して気密
に保ちつつ摺動しながら上昇して行く。これにより、シ
リンダ14内の圧力は下がり、容器体10内よりも下が
ると、吸い込み弁36が開いて、容器体10内から液体
が図3に矢印で示すように流入してくる。
【0022】再び、ノズルヘッド22を押し下げると、
前記図2に示すように、シリンダ14内の液体は流通孔
44を通ってステムの通路20内に入り、液体のノズル
噴出の待機状態になる。この後にノズルヘッド22の押
し下げ操作をすれば、前記したように、再び、液体がノ
ズルより噴出する。
【0023】ここで、実施形態にかかるポンプディスペ
ンサーの作動において、ステム外周面部16aと突起部
26との作動状態を図4〜図6に基づき説明する。な
お、図4〜図6ではステム16内部の構造説明はこの作
動説明では不要のため図示を省略している。このポンプ
ディスペンサーは、装着部12により装着する係止部材
15の内側筒体15a内壁面から環状に突出して先端を
ステム外周面部16oに接触させた突起部26を有する
ものであって、突起部26の摺接するステム外周面部1
6oの上下方向中央部分に凹部28を形成している。ス
テム外周面部16oの上部分と下部分で凹部28が形成
されていな箇所は、ノズルヘッド22の上昇端位置と下
降端位置に対応している。これにより、ノズルヘッド2
2の押し下げ・復帰により、途中の工程で、凹部28は
突起部26により閉じられない状態になり、そのとき
に、前記空気孔24を介して容器体10内に外気を導入
するようにしたものである。
【0024】図4に示すように、ノズルヘッド22を押
し下げない上昇端位置(原位置)においては、突起部2
6は、ステムの外周面部に接触しており、凹部28は形
成されていなので、突起部先端26aはステム16の外
周面部16oに接触しており、容器体10には外気と仕
切られた状態になる。そして、図5に示すように、ノズ
ルヘッド22を押し下げた途中位置においては、凹部2
8に突起部先端26aがかかって、突起部26でステム
外周面部16oが閉じられない状態になり、そのとき
に、該凹部28から前記空気孔24を介して容器体10
内に外気を導入できる。さらに、図6に示すように、ノ
ズルヘッド22を一杯に押し下げた下降端位置において
は、凹部28は形成されておらず、突起部先端26aは
ステム16の外周面部16oに接触しており、容器体1
0には外気と仕切られた状態になる。
【0025】したがって、凹部28形成部分では突起部
先端26aがステム外周面部16oに接触しないように
することにより、前記空気孔24を介して容器体10内
に外気を導入することができる。よって、前記突起部2
6が凹部28形成部分に位置すると、確実に連通する空
気流路ができるので、容器体10の肉厚や減圧の程度に
かかわりなく空気を導入できる。このため、容器体10
内部の減圧を確実に解消できる。
【0026】なお、前記の実施形態では本発明の好適例
を説明したが、本発明はこれに限定されないことはもち
ろんである。前記実施形態では、図1〜図6に示すよう
に、凹部は複数のスプライン溝状にステムの長手方向に
沿って形成しているが、凹部は外気を導入できる形状で
あれば、実施形態以外の形状を適宜に形成できる。すな
わち、凹部はステム長手方向に沿って連続的、部分的を
問わずに形成可能である。また、本発明にかかる凹部の
構造は、図7(a)に断面視して示すように、幅広のス
プライン溝でも、(b)に断面視して示すように幅狭の
スプライン溝でもよく、その他、(c)に示すように、
ネジ溝状に形成してもよい。また、これら溝の条数は単
数、複数の適宜の数形成できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1の発明によ
れば、突起部が凹部形成部分に位置すると、容器内部と
外部との間には突起部の作動とは関係なく連通する空気
流路ができるので、容器体の肉厚や減圧の程度にかかわ
りなく空気を導入でき、したがって、容器体内部の減圧
を確実に解消できる。また、請求項2の発明によれば、
突起部がステムの動きにガタや引っ掛かりを生じること
がない。また、凹部が横断面で見てステム全周に形成さ
れないので強度を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るポンプディスペンサー
の原位置状態の説明図である。
【図2】図1のポンプディスペンサーの押し下げ状態の
説明図である。
【図3】図1のポンプディスペンサーの復帰状態の説明
図である。
【図4】図1のポンプディスペンサーの作動説明図であ
って、原位置状態の説明図である。
【図5】作動説明図であって、エアー流入状態の説明図
である。
【図6】作動説明図であって、下降端状態の説明図であ
る。
【図7】(a)〜(c)は、凹部のそれぞれの説明図で
あって(a)と(b)は図4のVII−VII線に沿う断面
図、(c)は側面図である。
【図8】一般のポンプディスペンサー突起部の説明図で
ある。
【符号の説明】
10 容器体 12 装着部 14 シリンダ 16 ステム 18 ピストン 20 通路 26 突起部 26a 突起部先端 28 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 AB01 BA02 DA01 DB12 FA09 FB01 GA01 GA08 GB01 GB12 GB14 KA05 KB01 LB02 LC01 LC06 LD22 LD26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器体の口部に装着部により容器体内に
    垂下した状態で取り付けたシリンダと、上端部をシリン
    ダの上方に上下動可能に突出させかつ下端部に前記シリ
    ンダ内周面に摺動可能なピストンを有しかつ内部に液体
    の通路を形成したステムと、ステム上端部に固定したノ
    ズルヘッドとを有し、ステムの上下動により容器体内収
    容の液体を液体通路を介してノズルヘッドから注出する
    ポンプディスペンサーにおいて、 シリンダのピストン摺動位置よりも上方に穿設された空
    気孔を介して容器体内とシリンダ内とを連通し、 装着部の内側に位置する筒体から環状に内向きに突出し
    て先端をステム外周面部に接触させる突起部を設け、 該突起部の摺接するステム外周面部の上下方向中央部分
    に凹部を形成して、その凹部形成部分では突起部先端が
    ステム外周面部に接触しないようにし、これにより、前
    記空気孔を介して容器体内に外気を導入するようにした
    ことを特徴とするポンプディスペンサー。
  2. 【請求項2】 前記凹部がステム中央部の横断面外周の
    一部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    のポンプディスペンサー。
JP10241518A 1998-08-27 1998-08-27 ポンプディスペンサー Pending JP2000070776A (ja)

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