JPS5811705Y2 - シヤンプ−液等の注ぎ蓋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は容器に入っているシャンプー液、洗剤液等を使用
するときは注ぎ口から液を自由に取出すことができるが
、所望時以外では注ぎ口が自動的に閉鎖されるような注
ぎ蓋を提供することを目的とする。

従来、シャンプー液、台所用洗剤液等はひんばんに使用
されるので、容器口をいちいち開閉操作するのが面側な
ため、一般には小孔が穿たれたままのキャップが用いら
れている。

従って他の用水がキャップから侵入したり、また、容器
が則れれば液が流失するなどの欠点があった。

以上の欠点を避けるため、テコ状の注ぎ嘴がついている
もの、注ぎ口を穿ったキャップの内部に注出時の液圧に
よって開く弁を設けたものなどが知られている。

しかしながら、前者は指先の操作が必要であるという不
便があり、後者は容器の不使用時にキャップ表面に注ぎ
口の凹穴が開いているため、凹穴内の付着物が用後ぬぐ
い切れず不潔感が残る。

後者ではさらに、用後、キャップ内部に少量液の残液が
避けられず、酸化等の経時変質をきらう化粧料等の容器
キャップに適しない。

本案は以上の欠点に鑑み、簡素な機構をもちながら、純
自動的に注ぎ口が開閉されるばかりでなく、前記した欠
点がすべてない、実用性の高い注ぎ蓋を提供できたもの
で、以下、図示の実施例について本案を説明する。

叩ち、２はプラスチック瓶などの容器口１に装着できる
裾前で、その上方に梢頭部３が続いている。

梢頭部３の形状は、清潔が保ちやすいよう、図示の半球
状など、凹凸のない形状に設計すべきである。

梢頭部３の内側には小径の小筒穴４と、ワッシャー１５
を介してその下方に続く大径の大筒穴５が設けである。

そして、小筒穴４の頂端はロート状の注ぎ口６を形成し
ている。

８はピストンで、バネ７を介して大筒穴５に嵌挿されて
いる。

ピストン８にはワッシャー１５に密挿したピストン桿１
０が固着されていて、ピストン桿１０には液体通路９が
穿たれている。

液体通路９はピストン８の下方に開いていると同時に、
上端において側孔１３によって小筒穴４に開いている。

また、ピストン桿１０の頭部にはロート状である注ぎ口
６０口壁面１１への着座面１２が形成されているととも
に、ピストン桿１０の頂面は帽頭部３０頂面と連続面に
形成されている。

図示した実施例に釦いて、バネ７にはコイルバネを用い
、小筒穴４と大筒穴５０間に形成される環状の段部１４
に着座してピストン桿１０の案内ともなっているワッシ
ャー１５に、バネ７の上端を係合させであるが、ワッシ
ャー１５にはプラスチック材を用い、同じ材質のバネと
一体に作ることもできる。

筐た、ワッシャー１５によるピストン桿１０の案内も、
ピストン８と大筒穴５の筒壁面との係合関係が適当であ
れば必ずしも必要ではない。

図に訃いて１６はピストン８のもどりをよくするための
通気孔、１７は梱包配送時の密閉蓋で、開梱使用時には
中央部１７′を破って用いるものである。

本案は前記のようにしてなり、図示のように液体を収容
している容器の容器口に装着して用いる。

大筒穴５にはバネＴを介してピストン８が嵌挿されてい
るので、容器を例文してこれを振るとか、軟質容器なら
ばその胴部を押圧すればピストン８が前方に押され、こ
れに固着しているピストン桿１０の頭部が第２図のよう
に注ぎ口６かもとび出し、注ぎ口６が開く。

液は大筒穴５から液体通路９に入り、小筒穴４をへて注
ぎ口６から放出される。

容器を復位させれば、バネ７に押されるピストン８も復
位し、ピストン桿１０の頭部１２に形成されている着座
面１２がロート状の注ぎ口６に着座し注ぎ口が密閉され
る。

バネＩの強さが適当であれば、容器が倒れたときに生じ
る内圧ではピストン８が動作せず、液が流出しない。

また、入浴中や台所における用水が注ぎ口６から侵入す
るおそれもなく、極めて衛生的である。

かくして本案によれば、開蓋その他はとんど何等の操作
をしないで、所望の時に内容液を取出すことができ、用
済時には自動的に注ぎ口が閉じ、容器が倒れても液が流
出せず、用水が侵入するおそれもない。

のみならず、本案によれば、ピストン桿１０の頂面が帽
頭部３０頂面と連続面に形成されているので、用後に液
かたする凹穴もなく、従って帽頭部３表面の付着物をふ
きとれば完全に清潔状態を保つことができる。

さらに、本案によれば、注出時、不使用時にかかわらず
小筒穴４の容積は一定不変であり、しかも、無視しうる
曾で小径、小容積に設計できるので、注出時に小筒穴４
にたまった液も、用後に液体通路９を通じ容器内に吸引
され、完全に空虚化することができ、従って、残留少量
液の経時変化による変質は生じない。

しかもその構造は簡単であるから、日常生活に頻用され
るシャンプー液、洗剤液、特に経時変化をきらう香料入
り化粧料等の振出容器の注ぎ蓋としてその実益が多大で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は開梱前の容器の容器口に装着した本案の注ぎ蓋
の一例の縦断面図、第２図は同じく容器使用中における
縦断面図である。 １は容器口、２は裾部、３は帽頭部、４は小筒穴、５は
大筒穴、６は注ぎ口、Ｔはバネ、８はピストン、９は液
体通路、１０はピストン桿、１１は口壁面、１２は着座
崩、１３は側孔、１４は段部、１５はワッシャー １６
は通気孔、１７は密閉蓋である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 容器口１に装着できる裾前２の上方に続く梢頭部３を有
   し、小径の小筒穴４とワッシャー１５を介してその下方
   に続く大型の大筒穴５を梢頭部３の内側に設け、小筒穴
   ４の頂端はロート状の注ぎ口６を形成し、大筒穴５には
   バネ７を介してピストン８を嵌挿し、下端に釦いてピス
   トン８の下方にかつ上端において小筒穴４に開いている
   液体通路９を穿ったピストン桿１０をワッシャー１５に
   密挿するとともにピストン８に固着し、注ぎ口６の壁面
   １１への着座面１２をピストン桿１０の頭部＠筒に形成
   するとともに、ピストン桿１０の頂面を梢頭部３の頂面
   と連続柄に形成してなるシャンプー液等の注ぎ蓋。