JPH07284787A - 槽体の接合構造 - Google Patents

槽体の接合構造

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JPH07284787A
JPH07284787A JP7910694A JP7910694A JPH07284787A JP H07284787 A JPH07284787 A JP H07284787A JP 7910694 A JP7910694 A JP 7910694A JP 7910694 A JP7910694 A JP 7910694A JP H07284787 A JPH07284787 A JP H07284787A
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JP
Japan
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tank body
partition plate
tank
flange
adhesive
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Pending
Application number
JP7910694A
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English (en)
Inventor
Masaya Hirakawa
昌也 平川
Yukio Tsukada
行夫 塚田
Mitsuo Kaname
光男 要
Atsushi Hibino
淳 日比野
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 個々の槽体を接合して一つの槽体を形成する
場合の、槽体外部への漏水や槽間の槽体内部の漏水の防
止を図った槽体の接合部の構造を提供する。 【構成】 個々の槽体12a、12bを各々に設けたフ
ランジ9a、9bで接合して一つの槽体とする場合に、
各フランジ9a、9bの相対向する面に接着剤又は充填
剤が塗布可能な突起13及び凹み11を周回して形成し
た槽体の接合部の構造、前記突起13及び凹み11をフ
ランジ9a、9bから隔壁板の取付部10a、10bま
で連続させた槽体の接合部の構造、並びに槽体の隔壁板
接合面に接着剤又は充填剤が溜ることの出来る凹みを形
成した槽体の接合部の構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浄化槽、パネルタンク
等のフランジを有する成形品の槽体のフランジ接合部及
び隔壁板接合部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種のFRP成形品からな
る浄化槽等の槽体は、図4(a)に示すように、各々別
々に成形した上部槽体1a及び下部槽体1bのフランジ
2aと2bとを重ね合わせ、また隔壁板取付用のコルゲ
ートフランジ部3aと3bとを重ね合わせ、フランジ接
続部分の断面図である図4(b)に示すようにフランジ
2a、2bの何れかの面に接着剤又は充填剤4を塗布
し、コルゲートフランジ部分の断面図である図4(c)
に示すように、コルゲートフランジ部3a、3bの何れ
かの面にも接着剤又は充填剤4を塗布して接合する構
造、更に二次加工により穴あけ加工したボルト穴5a、
5bに、ボルト5cやリベット等の締結具を挿通して締
結接合する構造が一般的に採られている。また、図5
(a)及びその隔壁板接合部の断面図である図5(b)
に示すように、槽体の隔壁板接合部は、槽体1a、1b
の隔壁板接合面8に接着剤又は充填剤4を塗布した後、
隔壁板6を槽体の隔壁板接合部7a、7bに挿入し、接
合する構造が一般に採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
槽体のフランジの接合構造において、槽体の平滑なフラ
ンジへ接着剤又は充填剤を塗布し、個々の槽体を接合し
た場合には、接合面の滑りが生じ易く、接合位置にずれ
が発生し、接着剤又は充填剤が摩擦されることにより、
接着剤又は充填剤の膜厚が確保出来ず、槽体内部へ水、
油等の液体を注入して内圧を加えると、フランジの接合
部から槽体外部への漏水やコルゲートフランジ部から隔
壁板で仕切られた槽間の槽体内部の漏水が発生するとい
う課題を抱えている。一方、槽体と隔壁板との接合部に
おいて、槽体の平滑な隔壁板接合面へ接着剤又は充填剤
を塗布し、隔壁板を挿入、接合することは、隔壁板挿入
時に槽体の隔壁板接合面に塗布した接着剤又は充填剤が
摩擦されて、隔壁板の接合不良となることから、隔壁板
で仕切られた槽間の槽体内部の漏水という問題がある。
本発明は、従来の構造が有する上記した問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、槽体内
外部の漏水防止が図れる槽体の接合部の構造を提供しよ
うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、個々の槽体を
各々に設けたフランジで接合して一つの槽体とする場合
に、各フランジの相対向する面に接着剤又は充填剤が塗
布可能な突起及び/又は凹みを周回して形成した槽体の
接合部の構造、前記突起及び/又は凹みをフランジから
隔壁板取付部まで連続させた槽体の接合部の構造、並び
に槽体の隔壁板接合面に接着剤又は充填剤が溜ることの
出来る凹みを形成した槽体の接合構造に関するものであ
る。
【0005】本発明において、個々の槽体のフランジに
おける接合は接着剤だけでも足りる場合もあるが、更に
ボルト、リベット等の締結具を使用して機械的に締結す
ることにより、より確実に接合出来る。また、接着剤又
は充填剤は主に漏水防止を目的とするものであり、接着
剤及び充填剤のどちらを用いるかは槽体の使用目的によ
り適宜決定する。フランジ及び隔壁板取付部(例えばコ
ルゲートフランジ部)の突起又は凹みの形状は、接着剤
又は充填剤が塗布出来ればよいので、どのような形状、
員数でも採用出来る。突起又は凹みの形成方法及び槽体
の成形方法について制限はない。一方、槽体の隔壁板接
合面においても、凹みの形成方法、槽体の成形方法につ
いての制限はなく、またどのような形状、員数でも採用
出来る。
【0006】槽体のフランジの接合構造において最も単
純な構成は、例えば一対の上下槽体を各々に設けたフラ
ンジで接合して一つの槽体とする場合、該フランジにお
ける接着剤又は充填剤を塗布する箇所に、一方の槽体
(上部槽体とする)には突起、他方の槽体(下部槽体と
する)には前記突起に対向して凹みを設けるものである
が、これを一方の槽体の片方に突起及び他の片方に凹み
を設け、その突起及び凹みに対向して他方の槽体に凹み
及び突起を設けるようにしてもよい。このように凹み部
に突起部を対向させれば、個々の槽体を接合するときの
位置決め作業性が従来技術より改善され、接着剤等の位
置ずれによる摩擦が発生せず、槽体内外部の漏水がより
確実に防止出来る。位置決め作業性を考慮しなければ、
両槽体共にフランジ及びコルゲートフランジ部を凹み形
状とし、又は一方の槽体だけのフランジ及びコルゲート
フランジ部を凹み形状にしてもよい。この場合でも槽体
内外部の漏水が防止出来る。
【0007】なお、各請求項の発明はそれぞれ別個に独
立するものであるが、三者の構成を併せて用いることに
より、槽体内外部の漏水防止効果が一層確実になる。ま
た、本発明は、槽体として浄化槽の外槽に限らず、フラ
ンジを有し、そのフランジを接合するもの及び隔壁板を
挿入、接合するものすべてについて適用出来るものであ
る。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を図1から図3を用いて
説明する。図1(a)の槽体の斜視図、図1(b)のフ
ランジの断面図に示すように、FRPの上部槽体12a
のフランジ9aに幅10mm、高さ1mmの突起13、FR
Pの下部槽体12bのフランジ9bの前記突起13に対
向する位置に幅14mm、深さ1.5mmの凹み11を周回
して設け、その突起13及び凹み11を図1(c)及び
図2(a)に示すように、両槽体のコルゲートフランジ部
10a、10bまで連続して形成した。加えて、図2
(b)の断面図にも示すように、隔壁板接合面8に接着
剤が溜ることの出来る幅8mm、深さ1mm程度の凹み14
を形成した。
【0009】次に、図3(d)に示すように、両槽体の隔
壁板接合面8に形成した凹み14、接合面8及び隔壁板
6のL字状に形成した接合端部に接着剤4を塗布し、隔
壁板6を槽体の隔壁板接合部7a、7bに挿入、接合し
た後、図3(b)及び(c)に示すように、両槽体のフラン
ジ9a、9b、コルゲートフランジ部10a、10bの
突起13及び凹み11にも接着剤4を塗布してから、突
起13を凹み11に嵌合させて上部槽体12aを下部槽
体12bに重ね、更に、フランジの9a、9b及びコル
ゲートフランジ部10a、10bに設けたボルト穴にボ
ルト5cを挿通し、螺合して、両槽体を締結した。
【0010】かくして、槽体12a、12bのフランジ
9a、9bの対向する面に設けた突起13及び凹み11
により両槽体接合時の位置ずれ防止が図られ、接着剤4
の摩擦を生ずることなく、槽体外部への漏水が防止され
る。また、該突起13及び凹み11を、フランジ9a、
9bからコルゲートフランジ部10a、10bに連続さ
せることによって、両槽体接合時の位置ずれ防止が図ら
れ、接着剤4の摩擦を発生することなく、槽体外部への
漏水防止のほか、コルゲートフランジ部10a、10b
より隔壁板6で仕切られた槽間の槽体内部の漏水をも防
止出来る。更に、槽体の隔壁板接合面8に接着剤4が溜
ることが出来る凹み14を形成することにより、槽体へ
の隔壁板挿入時の接着剤4の摩擦が軽減され、槽体12
a及び12bの隔壁板接合面8と隔壁板6との間に接着
剤4が絶えず充填されるので、隔壁板6で仕切られた槽
間の槽体内部の漏水をより確実に防止出来る。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、槽体のフランジに設け
た突起及び/又は凹みにより槽体外部への漏水の防止が
図れる。前記突起及び/又は凹みを隔壁板取付部まで連
続して形成すれば、隔壁板で仕切られた槽間の槽体内部
の漏水防止も図れる。また、突起と凹みとを対向して設
ければ、フランジ接合時の位置ずれがなくなり、接着剤
又は充填剤の摩擦を生じさせないので、一層確実に漏水
防止が図れる。一方、槽体の隔壁板接合面に接着剤又は
充填剤が溜ることの出来る凹みを形成したので、隔壁板
で仕切られた槽間の槽体内部の漏水防止が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例になる槽体の接合構造を示し、
(a)は上下槽体の斜視図、(b)は(a)に示した槽
体のフランジの断面図及び(c)は(a)に示した槽体
のコルゲートフランジ部の断面図である。
【図2】本発明の実施例になる槽体の接合構造の部分図
を示し、(a)は槽体の部分拡大斜視図及び(b)は
(a)に示した槽体の隔壁板接合部の断面図である。
【図3】図1に示す上下槽体を接合した状態を示す図で
あり、(a)は槽体の斜視図、(b)は(a)に示した
槽体のフランジの断面図、(c)は(a)に示した槽体
のコルゲートフランジ部の断面図及び(d)は(a)に
示した槽体の隔壁板接合部の断面図である。
【図4】従来の槽体の接合構造を示し、(a)は槽体の
斜視図、(b)は(a)に示した槽体のフランジの断面
図及び(c)は(a)に示した槽体のコルゲートフラン
ジ部の断面図である。
【図5】従来の槽体の接合構造を示し、(a)は槽体へ
隔壁板を挿入、接合した状態を示す斜視図、及び(b)
は接合部の断面図である。
【符号の説明】
1a…上部槽体、1b…下部槽体、2a、2b…フラン
ジ部、3a、3b…コルゲートフランジ部、4…接着剤
(又は充填剤)、5a、5b…ボルト穴、5c…ボル
ト、6…隔壁板、7a、7b…隔壁板接合部、8…隔壁
板接合面、9a、9b…フランジ、10a、10b…コ
ルゲートフランジ部、11…凹み、12a…上部槽体、
12b…下部槽体、13…突起、14…凹み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日比野 淳 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々の槽体を各々に設けたフランジで接
    合して一つの槽体とする場合に、各フランジの相対向す
    る面に接着剤又は充填剤が塗布可能な突起及び/又は凹
    みを周回して形成した槽体の接合構造。
  2. 【請求項2】 突起及び/又は凹みがフランジから隔壁
    板取付部まで連続する請求項1記載の槽体の接合構造。
  3. 【請求項3】 槽体の隔壁板接合面に接着剤又は充填剤
    が溜ることの出来る凹みを形成した槽体の接合構造。
JP7910694A 1994-04-19 1994-04-19 槽体の接合構造 Pending JPH07284787A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006255608A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Fuji Clean Kogyo Kk 水処理装置
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JP2014065017A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Daiei Sangyo Kk 浄化槽
JP2019198843A (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 フジクリーン工業株式会社 排水処理装置

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